JPH04141576A - 装飾品およびその製造方法 - Google Patents

装飾品およびその製造方法

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JPH04141576A
JPH04141576A JP2413954A JP41395490A JPH04141576A JP H04141576 A JPH04141576 A JP H04141576A JP 2413954 A JP2413954 A JP 2413954A JP 41395490 A JP41395490 A JP 41395490A JP H04141576 A JPH04141576 A JP H04141576A
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Koichi Naoi
孝一 直井
Toshinori Masaki
正木 利則
Hiroshi Tagawa
田川 宏
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[0001]
【産業上の利用分野】
本発明は、仏具等の装飾品およびその製造方法であり特
に高温において色調が美しく変化する装飾品およびその
製造方法に関するものである。 [0002]
【従来の技術】
従来技術による装飾品は、メッキ手法により金等をメッ
キし装飾性をもたぜていたものが多く、高温において色
調が美しく変化する装飾品は、従来なかった。 [0003]
【発明が解決しようとする課題】
これらのメッキした従来の装飾品においては、800℃
以上の高温になると拡散、酸化などを起こし外観を損ね
るものが多く、耐熱性がない。ましてや800℃以上の
高温において色調が美しく変化するものはなく、装飾品
としての応用範囲が限られるものであった。 [0004] 本発明は上述した従来の欠点を無くし、高温で美しく種
々の色調に変化し、これまでにない耐熱性を有する商品
価値の高い変化に富む装飾品を提供することを目的とし
ている。 [0005]
【課題を解決するための手段】
本発明は反応ガスが封入された透明な耐熱ガラス容器の
内部に、耐熱性ガラスセラミック等の耐熱性基材からな
る基体が配設されており、該基体の表面には、乾式メッ
キ法により形成された周期率表4a族元素の窒化物、炭
化物、炭窒化物、炭窒酸化物の少なくとも1つよりなる
中間層と、周期率表4a族元素の金属、金、金合金の少
なくとも1つよりなる上層とを有しているものである。 [0006] また、周期率表4a族元素の金属、金、金合金の少なく
とも1つよりなる上層が、耐熱性基材からなる基体の素
地および/または周期率表4a族元素の窒化物、炭化物
、炭窒化物、炭窒酸化物の少なくとも1つよりなる中間
層をベースとする部分被覆であってもよい。 [0007] さらに、耐熱性基材からなる基体が、あみだ様、観音様
、位牌等の仏具とすることもできる。 [0008] そして、前記装飾品の製造方法としては、耐熱性ガラス
、セラミック等の耐熱性基材からなる基体上に、乾式メ
ッキ法により、周期率表4a族元素の窒化物、炭化物、
炭窒化物、炭窒酸化物の少なくとも1つよりなる中間層
を全面または部分的に形成し、前記中間層上に周期率表
4a族元素の金属、金、金合金の少なくとも1つよりな
る上層を全面または部分的に形成した後、透明な耐熱ガ
ラス容器に前記基体を入れ、反応ガスを空気と置換し封
止する製造方法がある。 [0009]
【実施例】
以下本発明の実施例を図面により詳細に説明する。図1
は本発明の実施例を示す装飾品の斜視図、図2は図1の
要部断面図、図3は他の実施例を示す装飾品の斜視図、
図4は図3の基体の要部断面図である。 [0010] 実施例1 [0011] アルミナセラッミクをあみだ様や観音様の仏像として形
成した基体1に、釉層を塗布し焼付けすることにより表
面に光沢を与える。釉層を塗布する理由はセラミック表
面の鏡面性を増し、成膜および加熱後の外観を装飾品と
して良くするためであるので表面が鏡面であれば必要な
い。基体1は耐熱温度が1500℃以上のものであれば
、アルミナ以外のセラミックや石英ガラス、ホウケイ酸
ガラス等の耐熱ガラス基材でも良く材質には限定されな
い。 [0012] これらの加工した基体1を洗浄後、乾式メッキ法である
イオンブレーティングを用いて、イオンブレーティング
装置の真空槽内にセットし、排気後アルゴンガスを導入
して内圧lX1O−4Paとし、基体1に負電位50V
の加速電圧をかけてアノード電流4OAでアルゴンガス
をイオン化し、基体1の表面にボンバードクリーニング
を施した。 [0013] 次に真空槽内に窒素ガスを導入し、アルゴンガスとの混
合ガスを反応ガスとして内圧を7X10−1Paに保持
し、適当な加速電圧で発生する電子ビームを蒸発源の金
属チタンに照射し、発生するチタン蒸気と窒素ガスをプ
ラズマ中でイオン化し、周期率表4a族元素の窒化物で
ある窒化チタンの中間層2を厚さ2μm形成させ、さら
に、窒素ガス導入を中止し、窒化チタンの中間層2上に
周期率表4a族元素の金属であるチタンの上層3を0.
5μmの厚さで形成する。 [0014] この窒化チタンの中間層2とチタンの上層3が形成され
た基体1を真空槽から取り出し、石英ガラスなどの透明
の耐熱ガラス容器5の中に入れ、耐熱ガラス容器5の内
圧が1〜1O−2Pa程度の圧力になるよう、反応ガス
である窒素ガス4で空気を置換するとともに耐熱ガラス
容器5を溶着させ封止する。この時、耐熱ガラス容器5
の内圧を上げすぎると熱膨張により、破損することがあ
るので注意が必要である。 [0015] このようにして得られた装飾品について1100℃2時
間の条件で加熱試5験を゛行ったところ、銀白色である
チタンの上層3が変化し、美しい金色の装飾品が得られ
た。この変化は上層3のチタンが窒化して金色の窒イ:
′チタンとなったがらである。窒化は高温にすることに
より、封止した窒素ガス4が表面から作用し、さらに中
間層2の窒化チタンが内部から拡散しスムーズに進むの
で美しい金色に低い温度で短時間に変化させることがで
きる。 [0016] 実施例2 [0017] 実施例1と同様な手段を用いて、加工したジルコニアの
基体1をイオンブレーティング装置の真空槽内に入れ、
排気後所要のボンバードクリーニングをした後アルゴン
、窒素、メタンの混合ガスをイオン化し、同様に蒸発源
の金属ジルコニウムからイオン化したジルコニウムと反
応させて、周期率表4a族元素の炭窒化物である炭窒化
ジルコニウムの中間層2を厚さ2μm形成させ、さらに
、その上に金−ニッケルの金合金の上層3を厚さ0.5
μm形成した。その後、実施例1と同様な方法でこの基
体1を耐熱ガラス容器5の中に入れ反応ガスであるエチ
レンガス6で空気を置換するとともに耐熱ガラス容器5
を溶着させ封止した。 [0018] このようにして得られた装飾品について同様な加熱試、
験を行ったところ、金色から深みのあるブロンズ色の美
しい装飾品が得られた。この変化は、高温で中間層2の
炭窒化ジルコニウムと反応ガスであるエチレンガス6の
炭素が反応し、黒色となり、さらに上層4の金合金がま
だらに拡散することにより、美しいいふし調のブロンズ
色となるからである。 [0019] 実施例3 [0020] 実施例1と実施例2とをさらに展開させて、位牌の形に
加工したアルミナの基体1に図3および図4のように、
マスキング、エツチング等の手段を用いて、部分的に、
金色である窒化ハフニウムの中間層2および銀白色であ
るハフニウムの上層3を文字、模様などのデザインに形
成し、同様に基体1を耐熱ガラス容器5に入れ、反応ガ
スであるエチレンガス6で空気を置換するとともに耐熱
ガラス容器5を溶着させ封止した。 [0021] このようにして得られた装飾品について同様に加熱状、
験を行ったところ、反応ガスによって中間層2および上
層3の色調が変化し、白色の基体1、茶色の中間層2、
金色の上層3との文字、模様などがデザインされた3色
カラーの装飾品となった。 [0022] これらの装飾品は高温で反応ガスによって酸化、窒化、
炭化、還元等の反応がおこり被膜の組成が変わり、色調
が耐熱ガラス容器5内で変化するので、用途としては、
特にこれらの装飾品を仏具として棺桶の中に入れ、棺桶
とともに焼くことにより、お骨といっしょに美しく色調
が変化した装飾品が残るといった゛ような使い方があげ
られる。また、耐火レンガ等の装飾用としても応用範囲
が広く、商品価値の高いものである。 [0023] なお、反応ガスとしては窒素、エチレンの他にも水素、
酸素、アンモニア、炭化水素系のガスなどでも良く、中
間層2についても、周期率表4a族元素の窒化物、炭化
物、炭窒化物、炭窒酸化物のあらゆる色調の被膜が応用
できる。上層3についても、同様に周期率表4a族元素
の金属、金なども可能である。 [0024] これらの反応ガス、中間層2、上層3との組み合わせに
より、周期率表4a族元素の窒化物、炭化物、炭窒化物
、炭窒酸化物の出し得る色調、たとえば金色、ピンク色
、青色、黒色、茶色、グレー色、ブロンズ色等への色調
変化も可能であり、マスキング、エツチングなどの手法
を用いることによって2色以上の装飾品が得られ、実施
例の記載に限定されるものではない。 [0025] 形成方法としては、イオンブレーティング法に代えてア
ーク式蒸着法やスパッタリング法などのPVD法やCV
D法の適用など種々応用できることはいうまでもない。 [0026]
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、耐熱
ガラス容器内の空気を反応ガスで置換することにより容
器内の耐熱性基材からなる基体上の中間層および上層が
高温で美しい種々の色調に変化し、これまでにない耐熱
性と変化に富む商品価値の高い装飾品を提供することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す装飾品の斜視図である。
【図2】 本発明の実施例を示す装飾品の要部断面図である。
【図3】 本発明の他の実施例を示す装飾品の斜視図である。
【図4】 本発明の他の実施例を示す基体の要部断面図である。
【符号の説明】
1 基体 中間層 上層 窒素ガス 耐熱ガラス容器 エチレンガス
【書類名】
【図1】
【図2】 図面
【図3】
【図4】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反応ガスが封入された透明な耐熱ガラス容
    器の内部に、耐熱性ガラス、セラミック等の耐熱性基材
    からなる基体が配設されており、該基体の表面には、乾
    式メッキ法により形成された周期率表4a族元素の窒化
    物、炭化物、炭窒化物、炭窒酸化物の少なくとも1つよ
    りなる中間層と、周期率表4a族元素の金属、金、金合
    金の少なくとも1つよりなる上層とを有していることを
    特徴とする装飾品。
  2. 【請求項2】周期率表4a族元素の金属、金、金合金の
    少なくとも1つよりなる上層が、耐熱性基材からなる基
    体の素地および/または周期率表4a族元素の窒化物、
    炭化物、炭窒化物、炭窒酸化物の少なくとも1つよりな
    る中間層をベースとする部分被覆であることを特徴とす
    る請求項1記載の装飾品。
  3. 【請求項3】耐熱性基材からなる基体が、あみだ様、観
    音様、位牌等の仏具であることを特徴とする請求項1記
    載の装飾品。
  4. 【請求項4】耐熱性ガラス、セラミック等の耐熱性基材
    からなる基体上に、乾式メッキ法により、周期率表4a
    族元素の窒化物、炭化物、炭窒化物、炭窒酸化物の少な
    くとも1つよりなる中間層を全面または部分的に形成し
    、前記中間層上に周期率表4a族元素の金属、金、金合
    金の少なくとも1つよりなる上層を全面または部分的に
    形成した後、透明な耐熱ガラス容器に前記基体を入れ、
    反応ガスを空気と置換し封止することを特徴とする装飾
    品の製造方法。
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