JPH0413942B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0413942B2 JPH0413942B2 JP58088858A JP8885883A JPH0413942B2 JP H0413942 B2 JPH0413942 B2 JP H0413942B2 JP 58088858 A JP58088858 A JP 58088858A JP 8885883 A JP8885883 A JP 8885883A JP H0413942 B2 JPH0413942 B2 JP H0413942B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- insulating layer
- wire ring
- conductors
- bent portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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- 239000010410 layer Substances 0.000 claims description 24
- 239000011229 interlayer Substances 0.000 claims description 10
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- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 3
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 3
- 239000002390 adhesive tape Substances 0.000 description 8
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
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- 230000006698 induction Effects 0.000 description 2
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- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K3/00—Details of windings
- H02K3/32—Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation
- H02K3/38—Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation around winding heads, equalising connectors, or connections thereto
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は回転電気線輪(以下、線輪と称する)
に係り、特に隣接する薄肉の導体で構成され、か
つ屈曲部を有している線輪に関するものである。
に係り、特に隣接する薄肉の導体で構成され、か
つ屈曲部を有している線輪に関するものである。
第1図、第2図および第4図には誘導電動機等
の線輪の従来例が示されている。同図に示されて
いるように線輪1は、薄肉の導体2aが隣接して
巻回され、かつ層間絶縁層3を介して積層された
線輪導体2、この線輪導体2の外周に設けられた
対地絶縁層4等から構成されている。そしてこの
ように構成された線輪1は鉄心5に挿入され、挿
木6で鉄心5に固定された後に樹脂でこれら鉄心
5および線輪1が一体に注入・硬化される。
の線輪の従来例が示されている。同図に示されて
いるように線輪1は、薄肉の導体2aが隣接して
巻回され、かつ層間絶縁層3を介して積層された
線輪導体2、この線輪導体2の外周に設けられた
対地絶縁層4等から構成されている。そしてこの
ように構成された線輪1は鉄心5に挿入され、挿
木6で鉄心5に固定された後に樹脂でこれら鉄心
5および線輪1が一体に注入・硬化される。
そして線輪1は導体2aとしてガラス繊維巻付
電線、エナメル焼付電線等の絶縁された導体2a
や絶縁されない導体2aが使用され、これらいず
れかの導体2aを1本持または数本持で複数回巻
回し、次いで亀甲形に成形された上に対地絶縁層
4が施される。そして高電圧の誘導電動機の線輪
1ではその層間に加わる高圧が高くなるので、導
体1の巻回毎に絶縁テープを巻回して層間絶縁層
3を設けた上に対地絶縁層4が施される。
電線、エナメル焼付電線等の絶縁された導体2a
や絶縁されない導体2aが使用され、これらいず
れかの導体2aを1本持または数本持で複数回巻
回し、次いで亀甲形に成形された上に対地絶縁層
4が施される。そして高電圧の誘導電動機の線輪
1ではその層間に加わる高圧が高くなるので、導
体1の巻回毎に絶縁テープを巻回して層間絶縁層
3を設けた上に対地絶縁層4が施される。
ところで線輪導体2を構成する導体2aの厚み
が小さいすなわち薄肉の導体2aを複数回巻回
し、巻回後に亀甲形に成形すると、鉄心出口部の
線輪屈曲部Aおよび線輪頭部の屈曲部B(第2図
参照)では、内側に位置する導体2aは曲げRに
沿つて曲げられ、外側に位置する導体2aは内側
の導体2aに面を接し乍ら共に曲げられるが、こ
れら導体2aには導体2aの厚み方向に面取りR
(例えば導体2a厚み1.4mmの場合には面取りR0.6
mm)が施されているため、隣接する導体2a間の
接触面は球面状態に近く、点接触となつて導体2
a間にずれを生じる(第4図参照)。この導体2
a間のずれは層間絶縁層3および対地絶縁層4を
施すことにより締付けられ、さらに助長されて大
きくなるが、このようなずれが生じたままの線輪
1を鉄心5に挿入し、挿木6で固定すると導体2
a間にかじりが発生し、層間絶縁層3および対地
絶縁層4を損傷し、重大事故を惹起する。
が小さいすなわち薄肉の導体2aを複数回巻回
し、巻回後に亀甲形に成形すると、鉄心出口部の
線輪屈曲部Aおよび線輪頭部の屈曲部B(第2図
参照)では、内側に位置する導体2aは曲げRに
沿つて曲げられ、外側に位置する導体2aは内側
の導体2aに面を接し乍ら共に曲げられるが、こ
れら導体2aには導体2aの厚み方向に面取りR
(例えば導体2a厚み1.4mmの場合には面取りR0.6
mm)が施されているため、隣接する導体2a間の
接触面は球面状態に近く、点接触となつて導体2
a間にずれを生じる(第4図参照)。この導体2
a間のずれは層間絶縁層3および対地絶縁層4を
施すことにより締付けられ、さらに助長されて大
きくなるが、このようなずれが生じたままの線輪
1を鉄心5に挿入し、挿木6で固定すると導体2
a間にかじりが発生し、層間絶縁層3および対地
絶縁層4を損傷し、重大事故を惹起する。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、
屈曲部における線輪導体のずれ防止を可能とした
回転電気線輪を提供することを目的とするもので
ある。
屈曲部における線輪導体のずれ防止を可能とした
回転電気線輪を提供することを目的とするもので
ある。
すなわち本発明は線輪導体の屈曲部の形成時
に、屈曲部に位置する隣接した導体部分で、かつ
対地絶縁層および層間絶縁層の内側に、この各層
の両導体に夫々跨るように粘着性の絶縁体を接着
したことを特徴とするものである。
に、屈曲部に位置する隣接した導体部分で、かつ
対地絶縁層および層間絶縁層の内側に、この各層
の両導体に夫々跨るように粘着性の絶縁体を接着
したことを特徴とするものである。
以下、図示した実施例に基づいて本発明を説明
する。第3図および第5図には本発明の一実施例
が示されている。なお従来と同じ部品には同じ符
号を付したので説明を省略する。本実施例では線
輪導体2の屈曲部A,B(第2図参照)の形成時
に、屈曲部A,Bに位置する隣接した導体2a間
に、この導体2a間に跨る粘着性の絶縁体7を設
けた。そしてこの絶縁体7に例えば粘着テープ7
aを使用した。このようにすることにより隣接す
る導体2a間が固着されて屈曲させてもずれを生
じないようになり、屈曲部A,Bにおける線輪導
体2のずれ防止を可能とした回転電気線輪を得る
ことができる。
する。第3図および第5図には本発明の一実施例
が示されている。なお従来と同じ部品には同じ符
号を付したので説明を省略する。本実施例では線
輪導体2の屈曲部A,B(第2図参照)の形成時
に、屈曲部A,Bに位置する隣接した導体2a間
に、この導体2a間に跨る粘着性の絶縁体7を設
けた。そしてこの絶縁体7に例えば粘着テープ7
aを使用した。このようにすることにより隣接す
る導体2a間が固着されて屈曲させてもずれを生
じないようになり、屈曲部A,Bにおける線輪導
体2のずれ防止を可能とした回転電気線輪を得る
ことができる。
すなわち導体2aを複数回巻回したら亀甲形に
成形するが、この亀甲形に成形する場合に予め屈
曲部A,Bに位置する隣接した導体2a間を、こ
の導体2a間に跨る粘着テープ7aで貼布する。
この粘着テープ7aの貼布幅は隣接した導体2a
間の幅Wと同等で、貼布長lは導体2aの屈曲す
る範囲の長さ以上にわたるようにする。このよう
にして粘着テープ7aを貼布した後に線輪導体2
を屈曲させて亀甲形に成形し、次いで層間絶縁層
3、対地絶縁層4等の絶縁を施したので、線輪導
体2を屈曲させても屈曲部A,Bの隣接する導体
2a間は粘着テープ7aで固着着されるようにな
つて、従来のようにずれの発生することがなくな
る。従つて層間絶縁層3および対地絶縁層4を施
す場合の締付けによるずれの発生を防止すること
ができる。
成形するが、この亀甲形に成形する場合に予め屈
曲部A,Bに位置する隣接した導体2a間を、こ
の導体2a間に跨る粘着テープ7aで貼布する。
この粘着テープ7aの貼布幅は隣接した導体2a
間の幅Wと同等で、貼布長lは導体2aの屈曲す
る範囲の長さ以上にわたるようにする。このよう
にして粘着テープ7aを貼布した後に線輪導体2
を屈曲させて亀甲形に成形し、次いで層間絶縁層
3、対地絶縁層4等の絶縁を施したので、線輪導
体2を屈曲させても屈曲部A,Bの隣接する導体
2a間は粘着テープ7aで固着着されるようにな
つて、従来のようにずれの発生することがなくな
る。従つて層間絶縁層3および対地絶縁層4を施
す場合の締付けによるずれの発生を防止すること
ができる。
第6図には本発明の他の実施例が示されてい
る。本実施例では粘着テープ7aの貼布幅を屈曲
部の隣接する導体間の幅以上とした。すなわち粘
着テープ7aを隣接する導体2a間の厚み方向に
まで達するように貼布した。このようにすること
により前述の場合よりも粘着テープ7aの貼布面
積が大きくなつて、導体2a間のより大きな貼布
力を得ることができる。
る。本実施例では粘着テープ7aの貼布幅を屈曲
部の隣接する導体間の幅以上とした。すなわち粘
着テープ7aを隣接する導体2a間の厚み方向に
まで達するように貼布した。このようにすること
により前述の場合よりも粘着テープ7aの貼布面
積が大きくなつて、導体2a間のより大きな貼布
力を得ることができる。
上述のように本発明は導体を屈曲させても隣接
する導体間にずれが生じないようにしたので、隣
接する導体間にずれが生じないようになり、屈曲
部における線輪導体のずれ防止を可能とした回転
電気線輪を得ることができる。
する導体間にずれが生じないようにしたので、隣
接する導体間にずれが生じないようになり、屈曲
部における線輪導体のずれ防止を可能とした回転
電気線輪を得ることができる。
第1図は従来の回転電気線輪の縦断側面図、第
2図は従来の回転電気線輪の平面図、第3図は本
発明の回転電気線輪の一実施例の屈曲部の状態を
示す斜視図、第4図は従来の回転電気線輪の屈曲
部における状態を示す断面図、第5図は第3図の
P−P線に沿う断面図、第6図は本発明の回転電
気線輪の他の実施例の隣接する導体囲りの断面図
である。 2……線輪導体、2a……導体、3……層間絶
縁層、4……対地絶縁層、7……絶縁体、7a…
…粘着テープ、A,B……屈曲部。
2図は従来の回転電気線輪の平面図、第3図は本
発明の回転電気線輪の一実施例の屈曲部の状態を
示す斜視図、第4図は従来の回転電気線輪の屈曲
部における状態を示す断面図、第5図は第3図の
P−P線に沿う断面図、第6図は本発明の回転電
気線輪の他の実施例の隣接する導体囲りの断面図
である。 2……線輪導体、2a……導体、3……層間絶
縁層、4……対地絶縁層、7……絶縁体、7a…
…粘着テープ、A,B……屈曲部。
Claims (1)
- 1 薄肉の導体が隣接して巻回され、かつ層間絶
縁層を介して積層された線輪導体と、この線輪導
体の外周に設けられた対地絶縁層とを備え、前記
線輪導体にはその一部に屈曲部が設けられている
回転電気線輪において、前記線輪導体の前記屈曲
部の形成時に、前記屈曲部に位置する隣接した導
体部分で、かつ前記対地絶縁層および層間絶縁層
の内側に、この各層の両導体に夫々跨るように粘
着性の絶縁体を接着したことを特徴とする回転電
気線輪。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8885883A JPS59216435A (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | 回転電気線輪 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8885883A JPS59216435A (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | 回転電気線輪 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59216435A JPS59216435A (ja) | 1984-12-06 |
JPH0413942B2 true JPH0413942B2 (ja) | 1992-03-11 |
Family
ID=13954684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8885883A Granted JPS59216435A (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | 回転電気線輪 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59216435A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5717113A (en) * | 1980-07-07 | 1982-01-28 | Toshiba Corp | Insulated coil |
-
1983
- 1983-05-19 JP JP8885883A patent/JPS59216435A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5717113A (en) * | 1980-07-07 | 1982-01-28 | Toshiba Corp | Insulated coil |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59216435A (ja) | 1984-12-06 |
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