JPH04138477A - 帯電装置 - Google Patents

帯電装置

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JPH04138477A
JPH04138477A JP26083590A JP26083590A JPH04138477A JP H04138477 A JPH04138477 A JP H04138477A JP 26083590 A JP26083590 A JP 26083590A JP 26083590 A JP26083590 A JP 26083590A JP H04138477 A JPH04138477 A JP H04138477A
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JP
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charging
roller
resistance value
voltage
photosensitive drum
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JP26083590A
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Hideyuki Yano
秀幸 矢野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、帯電装置に関する。
更に詳しくは、電圧を印加した帯電部材(帯電電極)を
被帯電体面に接触させて被帯電体面を帯電処理(除電処
理も含む)する接触帯電方式(直接帯電方式)の帯電装
置に関する。
(従来の技#) 例えば、電子写真装置(レーザービームプリンタ・複写
機・画像表示装置等)、静電記録装置などの画像形成装
置や、静電吸着搬送装置などにおいて、感光体・誘電体
等の像担持体、静電吸着用の誘電体ベルトなどの被帯電
体面を帯電処理する手段機器としてはコロナ帯電器を利
用するのが従来−射的であった。
コロナ帯電器は細いワイヤ電極に高電圧を印加してシー
ルド電極との間でコロナ放電を発生させ、放電開口から
出るコロナ放電に被帯電体面を曝することにより被帯電
体面に帯電する非接触型の帯電装置である。
コロナ帯電器は感光体等の被帯電体面を所定の極性・電
位に均一に帯電処理する手段として有効である。しかし
、高価な高圧トランス(例えば6〜8KV)を必要とす
る、高圧に対する絶縁対処構成が犬掻りになる、電力効
率が悪い、コロナ放電により好ましくないオゾン等のコ
ロナ放電生成ガス(以下、オゾンと称す)が比較的多く
発生する、その対処構成が犬掻りになるなどの問題点を
有している。
このようなコロナ放電器に対して、前記したように、電
圧を印加した帯電部材を被帯電体に接触させて被帯電体
面の帯電を行なう接触帯電方式の帯電装置があり、これ
は電源の低圧化が図れる、オゾンの発生量が少ない、低
コスト化できる等の利点を有することから近年は、例え
ば画像画像装置において感光体・誘電体等の像担持体面
を帯電処理するための、コロナ帯電器に代わる帯電手段
機器として注目され、実用化されてきた。
第8図にこの接触帯電方式の帯電装置の具体例としてロ
ーラ型の帯電部材(以下、帯電ローラと記す)を用いた
もの概略構成を示した。
2は被帯電体であり、例えば、矢示の方向に所定のプロ
セススピード(周速度)をもって回転駆動される、電子
写真装置のOPCドラム(有機光導電性感光ドラム、以
下、感光ドラムと記す)である。2bはアルミニウム等
のドラム基体、2aはその外周面に形成した。pc層を
示す。
1はこの被帯電体としての感光トラム2に対して略並行
させて押圧接触させた帯電部材としての帯電ローラであ
る。該帯電ローラ1は導電性のローラ芯金18と、その
外側に金型成形法等で同心一体に形成した導電ゴム製の
導電性弾性ローラ部1bとからなり、−射的には感光ド
ラム2の回転に従動回転するように配設されるが、積極
的に回転駆動させてもよいし、非回転のローラとしても
よい。
3は帯電ローラ1に対する電圧印加電源であり、この電
源から帯電ローラ2に対して、導電性のローラ芯金1a
を介して所定の極性・電位の直流電圧(オフセット電圧
)、或いは該直流電圧と振動電圧(交番電圧・脈流電圧
;時間とともに電圧値が周期的に変化する電圧・電界)
との重畳電圧が印加されることで、被帯電体としての感
光ドラム2面が所定の極性・電位に接触帯電方式で帯電
処理される。
帯電のメカニズムは帯電部材としての帯電ローラ1と被
帯電体としての感光ドラム2との接触部N近傍の微小ギ
ャップ間で空気の絶縁破壊が生じ、これによって帯電ロ
ーラ1から感光ドラム2への電荷の移動が起こることで
帯電が実行されるものと考えられる。
な右、帯電部材としての帯電ローラ1に対する電圧印加
は、直流電圧と直流電圧を印加したときの被帯電体の帯
電開始電圧の2倍以上のピーク値開電圧を有する振動電
圧との重畳電圧を印加する方式(特開昭63−1496
69号公報等)が、直流電圧のみを印加して帯電を実行
する場合において発生をみやすい微視的な帯電不良等を
防止して被帯電体面の均一な帯電処理が可能であり有利
である。
帯電部材1は上記例のローラ型以外にもブレード型、バ
ッド型、ロッド型、ベルト型、シート型等の任意の形状
・形態のものとすることができる。
(発明が解決しようとする問題点) 接触帯電方式の帯電装置は、その抵抗層を均一材料で構
成する場合は帯電部材から被帯電体面に帯電に必要な電
流を十分に流して良好な帯電を実行させるために、帯電
部材材料の体積抵抗値は可及的に小さいものであること
が望ましい。
抵抗値が高すぎる場合には帯電に必要な電流が流れず、
帯電不良を引き起こしてしまう。しかし帯電部材の被帯
電体と接触している部分にツブ部)の表面抵抗値が低す
ぎると、被帯電体2の面にピンホール部2c(第8・9
図)等の耐電圧性の低い欠陥部が生じたり、存在したり
して、その欠陥部2cが帯電部材1に対応したとき該欠
陥部2cに帯電電流Iが集中してしまい帯電部材1の印
加電圧が降下して該帯電部材1が接触している被帯電体
面部分Nの該欠陥部2C以外の面部分には帯電電流が流
れず、帯電不良を起こすことになり、被帯電体2が前述
例の電子写真装置の感光ドラムであればその帯電不良部
分が出力画像上に黒筋部(反転現像の場合)又は白筋部
(正規現像)の場合となってあられれる結果となる。
又上記の欠陥部2Cに電流Iが集中することでその欠陥
部が更に拡大化したり、帯電部材1が樹脂やゴム等の場
合にはその電流集中部分にこげや発火を生じさせる現象
をまねくこともある。
そこで帯電部材1は抵抗層を構成する材料の抵抗を十分
に低いものにすることは避けである程度の抵抗をもたせ
ることで被帯電体2の欠陥部2cに対応しても該欠陥部
2cに電流Iが集中する現象が生じないように対処して
いる。
具体的に帯電部材1の材料の体積抵抗値の制御範囲は、
被帯電体2の欠陥部2Cへの電流集中を防止し得る体積
抵抗値の下限値と、帯電電流量低下による帯電不良を生
じさせない上限値とに挟まれた範囲内に収まるように抵
抗値制御している。
例えば、電子写真装置においてプロセススピード50 
mm/secで回転駆動される直径30mmのopc感
光ドラム2を暗部電位−600vに均一に帯電させるた
めには直径12n+mの導電ゴム製の帯電ローラ1にオ
フセット電圧−600v、ピーク間電圧約1150V以
上の正弦波電圧を印加する必要があり、このとき良好な
画像を出力するためには第10図に示すような測定方法
で測定して、帯電部材としての帯電ローラ1はその電気
抵抗値は105〜106Ωの範囲内に収まっていなけれ
ばならない。この抵抗値範囲以下であると、被帯電体と
しての感光ドラム2面にピンホール2Cが生じたり存在
していると前述の電流集中現像をみやすくなり、また上
記の抵抗値範囲以上であると帯電電流量の低下による帯
電不良を生じさせやすくなる。
上記の抵抗値範囲はもともと1桁程度の範囲であり、加
えて帯電部材1の抵抗値は環境による変動、製造時のロ
ッド差などによっである程度、例えば101程度振れる
ことが予想され、従って帯電部材lの抵抗値の制御ラチ
チュードは実際上極めて狭く、製造上高度な技術、工程
管理を要し、歩留りが低くて、コスト高を招来していた
ここで第10図の帯電部材抵抗値測定方法を説明する。
帯電部材1は帯電ローラを例示して右り、帯電ローラ1
の外周面に測定電極として幅10mmの導電性金属テー
プ50を巻き付け、このテープ50とローラ芯金1aと
の間に電源51からIKVのDC電圧を印加する。この
とき流れる電流値を測定し計算したものを帯電部材1の
抵抗値とした。
方、帯電部材1から被帯電体2の欠陥部2Cへの電流集
中を制御するのは、帯電部材lの表面の面に沿う抵抗値
であるので、これを表面抵抗とし、この表面抵抗の測定
方法を第11図に示す。
第11図の測定の方法において帯電部材1は帯電ローラ
を例示しており、帯電ローラ1の外周面に前記の測定法
と同じく導電性金属テープの測定電極50を巻き付ける
と共に、この測定電極50から帯電ローラlの内部を通
してローラ芯金1aに流れる電流を測定しないように同
じく導電性金属テープの補助電極52・52を巻き付け
て設けである。そして補助電極52・52とローラ芯金
1aとの間に電源51からIKVのDC電圧を印加し補
助電極52から測定電極50へ流れる電流を測定する。
この方法で測定した電流は帯電部材1としての帯電ロー
ラの表面を伝わって流れたものであるため、この測定値
に基づき計算したものを帯電部材の表面抵抗値として定
義する。
この方法で測定を行なった結果、均一の材料による抵抗
層をもった帯電ローラにおいては105Ω以下の表面抵
抗でどンホールによるリーク、発火現象が顕著になるこ
とが明らかになった。
而して帯電部材の抵抗値制御のラチチュードが狭く、そ
のため帯電部材の製造が困難化してコスト高等を招来す
る前述のような問題は、例示のローラ型の帯電部材に限
らず、ブレード型・ロッド型・パッド型等の他の形状・
形態の帯電部材にも共通した問題である。
本発明は接触帯電方式の帯電装置についての上述のよう
な問題点を解決することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、 電圧を印加した帯電部材を被帯電体面に当接させて被帯
電体面を帯電処理する接触帯電方式の帯電装置において
、 前記帯電部材の少なくとも被帯電体に接する表面部の導
電性が、該表面部の面に沿う方向に関しては105Ω以
上の抵抗値を有し、肉厚方向に関しては被帯電体面の帯
電に必要な電流を流し得る任意の抵抗値を有する、異方
導電性である ことを特徴とする帯電装置 である。
(作 用) 即ち、帯電部材の少なくとも被帯電体に接する表面部に
ついて、その面方向の導電性(抵抗値)の大小が被帯電
体面のピンホール部等の欠陥部への電流集中現象に関与
し、肉厚方向の導電性(抵抗値)の大小が帯電部材から
被帯電体への帯電電流量に関与する。
そこで本発明は帯電部材についてその少なくとも被帯電
体に接する表面部の抵抗性を該表面部の面方向と肉厚方
向との両方向で異方化し、面方向については105Ω以
上の抵抗値とすることで被帯電体面のどンホール部等の
欠陥部への電流集中現象が押えられ、電流集中による葭
述のようなトラブルの発生が防止される。
ここで上記抵抗値10’Ωは帯電部材が被帯電体面のピ
ンホール等の欠陥部に対応しても電流が帯電部材の面に
沿って流れて欠陥部へ集中することを実際上防止し得る
下限値としての値である。
また肉厚方向の抵抗値は、上記のように帯電部材の面方
向の抵抗値を105Ω以上としたことで帯電部材の面に
沿う電流の流れが防止されて被帯電体面の欠陥部への電
流集中現象の発生が押えられるので、下限値制限はなく
なり、被帯電体面の帯電に必要な電流を専ら流し得る任
意の抵抗値に設定することができる。
従って、従来の帯電部材の使用可能な抵抗値ラチチュー
ドが前述のように一桁程度の掻く狭いものであったのに
対して、本発明では帯電部材の面方向に関しては実際上
105Ωを下限とし、上限の制限はなくなり、肉厚方向
に関しては実際上帯電不良を起さない電流を流し得る最
大の抵抗値を上限とし、下限の制限はなくなり、全体の
抵抗値制御のラチチュードが大きく広がる。
このことから、製造がしやすくなり、高歩留りで低コス
トに帯電部材を得ることができ、従来の問題を解消でき
る。
〜/− (実 施 例) 〈実施例1〉 第2図は本発明に従う帯電装置な像担持体の次帯電手段
として用いた画像形成装置の一例の概略構成を示してい
る。
(1)画像形成装置の概略構成 本例の画像形成装置は転写式電子写真プロセス利用のレ
ーザービームプリンタである。
2は被帯電体としての回転ドラム型の電子写真感光体(
感光ドラム)である。本例のものは直径30mmのOP
C感光体であり、矢示の時計方向にプロセススど−ド5
0 mm/seeで回転駆動される。
1は帯電部材としての帯電ローラであり、感光ドラム2
に対して略並行させて所定の押圧力をもって圧接させて
あり、感光ドラム2の回転に伴ない従動回転する。この
帯電ローラ2の構成は後記(2)項で詳述する。
3は帯電ローラ1に対する電圧印加電源である。本実施
例では オフセット電圧 DC−600V 振 動 電 圧 ピーク値開電圧1800V周波数30
0Hzの正弦波 (AC電圧) の重畳電圧を印加した。これにより回転感光ドラム2面
は一600vの表面電位に接触帯電方式で均一に帯電処
理される。
その感光ドラム2の帯電処理面に対してレーザービーム
スキャナ4から出力される、目的画像情報の時系列電気
デジタル画素信号に対応して変調されたレーザー光5で
走査露光(ネガ露光)がなされることで、該感光ドラム
2面に目的画像情報の静電潜像が形成され、その潜像が
磁性−成分ネガトナーを用いた現像器6により反転現像
されてポジトナー像として可視化される。
次いで感光ドラム2面の該トナー像は不図示の給紙部か
らレジストローラ対10を経由して感光ドラム2と転写
ローラ7との圧接ニップ部(転写部)に適切なタイミン
グをもって給送された転写紙11上に順次に転写されて
いく。
トナー像転写を受けた転写紙11は感光ドラム2面から
分離されて定着器8へ導入されて画像定着処理を受け、
画像形成物として出力(プリントアウト)される。
トナー像転写後の感光ドラム2面はクリーニング器9に
より転写残りトナー等の付着残存汚染物の除去を受けて
清浄面化され、繰り返して作像に供される。
(2)帯電ローラ1の構成 帯電ローラ1は第1図(A)の層構成模型図に示したよ
うに、導電性のローラ芯金1a(直径6mm)と、その
外側に金型成型法等で同心一体に形成した導電性弾性ロ
ーラ部ib(肉厚3mm)と、更にその外周面に巻き付
けて一体化した異方導電性シート層1c(厚さ50μm
)からなる。
帯電部材としての帯電ローラ1は被帯電体としての感光
ドラム2面に対して所定のニップ部Nを形成させて接触
回転させるために適当の弾性を有すること、帯電ローラ
1に対する印加電圧として本例のように振動電圧を含む
電圧を印加する場合に生じやすい帯電音と呼ばれる異音
(帯電ローラ1と感光ドラム2との間での生じる、印加
振動電圧に対応する機械的振動現象)を防ぐために硬度
は適当に低いこと、が望ましい。
そこで本実施例の帯電ローラ1はその導電性弾性ローラ
部1bを、シリコンゴムに導電性カーボンを分散して体
積抵抗値を103Ωcm程度とし、硬さをJIS−A製
品硬度で20度程度とした、導電性弾性シリコンゴムロ
ーラ部としである。
この導電性弾性シリコンゴムローラ部1bの外周に巻き
付けて一体化した異方導電性シート層1cは、本実施例
のものは第1図(B)の肉質模型図のように、アクリル
樹脂バインダー1dに導電性フィラーとしての金属粒子
1eを実質的にシート肉厚方向に配向させて分散させて
、シートの面方向には高い抵抗値を示し、肉厚方向には
低い抵抗値を示す、異方導電性を有するものである。
本実施例は厚さ50μmの該異方導電性シート1cを前
記導電性弾性シリコンゴムローラ部1bの外周面に巻き
付けて一体化することで、表面部の導電性が、ローラの
面方向に関しては108Ω(前述第11図の測定方向に
よる)、肉厚方向に関しては104Ω(前述第10図の
測定法による)の異方導電性を示す帯電ローラ1を構成
し、これを用いている。
而して、上記のように表面部の導電性を異方化した帯電
ローラ1を帯電部材として用いた第2図のレーザープリ
ンタは、帯電ローラlの表面部が面方向には108Ωと
高い表面抵抗値を持っているので、感光ドラム2面にど
ンホール部等の耐圧性の低い欠陥部2cが存在していて
帯電ローラ1に対応しても、その欠陥部に帯電電流が集
中して帯電ローラ1の印加電圧が降下し帯電ローラ1が
接触している感光ドラム面部分Nの該欠陥部2c以外の
面部分には帯電電流が流れず、帯電不良を起こすことが
防止され、該帯電不良による出力画像上における黒筋部
の発生は十分に防止された。
また帯電ローラ1の表面部が肉厚方向には104Ωと低
い抵抗値であるから帯電電流が帯電ローラ1側から感光
トラム2の表面へ容易に十分に供給されて、帯電電流供
給不足による帯電不良は発生しない。
即ち、感光ドラム2面に十分な帯電電流を流しながら、
かつ感光ドラム2面のピンホール部等の欠陥部2cへの
帯電電流の集中的流れ込みを防いで、均一な帯電を安定
に実行させることが可能となフた。
前述したように、従来の異方導電性を持たない材料で帯
電ローラを構成した場合、体積抵抗値が105Ωcm以
下の時には感光ドラム面を帯電させ得るが、感光ドラム
面上のピンホールに対する帯電電流の集中現象による画
像上の発生を防止し得ない。一方、逆に体積抵抗値が1
06Ωcm以上の時には帯電不良を起こして使用できな
かフた。
しかし、本発明に従って少なくとも表面部に異方導電性
を有する材料を用いた場合には、表面抵抗値か10′Ω
以してあれば、ピンホールによる黒筋は発生しないため
、厚み方向の体積抵抗値は105Ωcm以−ドであれば
全て使用できることになる。この結果、従来101′〜
106Ωcmと一部しかなかったラチチュードが、表面
抵抗値105ΩC1l+以上の異方導電性を持つ材質を
用いることによって厚み方向の体積抵抗値で105ΩC
m以下と広くなったことがわかる。このことから、好ま
しくは表面抵抗値106Ω以上、厚み方向の体積抵抗値
で104Ωcm以下の性質を持つ異方導電性材料が帯電
ローラの表層には最適であると考えられる。
異方導電性を持つ材料1cとしては、−1−記実施例で
使用したものの他にも、ポリプロピレン、高密度ポリエ
チレン、シリコーン樹脂等のバインダー1dに導電性フ
ィラー1eとしてカーボン、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化
チタン、アルミニウム等を配向させて分散したものがあ
る。これらによって構成される異方導電性材料は、バイ
ンダー1dの抵抗値、導電性フィラーisの抵抗値、配
向状況によってその表面抵抗値、体積抵抗値をコントロ
ールすることかできる。
基本的にはバインター1dが表面抵抗値を決定する要因
であり、抵抗値の低い材料を用いた場合には、必然的に
表面抵抗は低くなり、これに金属フィラー等の導電性フ
ィラー1eを配合して分散させることによって厚み方向
の抵抗値を更に下げることができる。この時、フィラー
18の種類を変えることによってこの厚み方向の抵抗値
も制御することができる。
導電性弾性ローラ部1b自体を上記のようにそのローラ
部の面方向には105Ω以上の表面抵抗を有し、肉厚方
向には感光ドラム面に必要な電流を流し得る任意の抵抗
値を有する異方導電性の材料をもフて構成することもで
きる。
(3)異方導電性シート層1cの他の機能第1図(A)
・(B)の帯電ローラ1のようにゴム製の導電性弾性ロ
ーラ部1bの外周に異方導電性シート層1cを巻き付け
て一体化した構成としたものは、その異方導電性シート
層1cが導電性弾性ローラ1bからしみ出す低分子量成
分で被帯電体としての感光ドラム2面が汚染されるのを
防止する作用もする。
即ち、導電性弾性ローラ部1bはその硬度を下げるため
にオイル又は可塑剤がかなり多量に配合されていて、そ
のオイルや可塑剤の一部がローラ表面にしみ出てくるこ
とで感光ドラム2面に付着する。またウレタンゴム、シ
リコンゴムのようにオイルを含まずに硬度を低下させら
れるゴムにおいても、ゴム内の低分子量のオリゴマー(
ウレタンゴムではイソシアネート結合、シリコンゴムで
はシロキサン結合を持つが、ゴム自体と架橋していない
成分)、架橋剤、可塑剤等の一部表面にしみ出してくる
ことで感光ドラム2面に付着する。
導電性弾性ローラ部1bからしみ出すオイル、可塑剤等
の低分子量成分で感光ドラム2面が汚染されると、感光
体表面が低抵抗化して画像流れ現象を生じさせたり、感
光体とトナーの離形性が悪化することによって感光体上
にトナー融着現象を生じさせたり、帯電ローラと感光体
との接着等の問題を引き起こす。
本実施例の帯電ローラ1は導電性弾性ローラ部1bの外
周に巻き付けて具備させたアクリル樹脂をバインダーと
する異方導電性シート層ICがバリヤー層となって、通
常の使用条件下では、導電性弾性ローラ部1bの低分子
量成分がバリヤー層としての異方導電性シート層ICを
通してローラ外面へしみ出て感光ドラム2面に付着する
こと、その付着による弊害の発生、が防止される。
〈実施例2〉 本実施例における帯電ローラ1は第3図に層構成模型図
を示したように、導電性弾性ローラ部1bの外周にナイ
ロンバリヤー層1fを形成してから異方導電性シート層
ICを形成したものである。ローラ芯金1a、導電性弾
性ローラ部1b、異方導電性シート層ICは前記実施例
1の帯電ローラ1と同じである。
実施例1の帯電ローラ1も、通常の使用条件下では、最
外層の異方導電性シート層ICが導電性弾性ローラ部1
bからローラ外面への低分子量成分のしみ出し、感光ド
ラム2面への付着を防止するバイヤーの働きをすること
は航速した通りであるが、しかしこの帯電ローラ1も該
帯電ローラを高温下で感光体2と長期間加圧接触させて
おくと、加圧圧接力に加え高温によりゴムの硬度・粘度
が更に低下することによってバリヤー層としての異方導
電性シート層1cを更に通しての、導電性弾性ローラ部
1bからローラ外面へのオイル・可塑剤・架橋剤等のし
みたしが無視できないレベルにまで悪化する。このよう
な現象は導電性弾性ローラ部1bの硬度を製品硬度でJ
IS−A35度以下にまで低下させた場合に顕著になる
そこで本実施例ではそのような低分子量成分の更なるし
み出し現象を上述のように導電性弾性ローラ部1bの外
周にバリヤー層1fを形成してから異方導電性シート層
ICを形成することで解決したものである。
バリヤー層1fに要求される物理的・電気的な特性は、
バリヤー層1fの目がミクロ的にみても十分小さく他の
物質を通過させない、ある程度の柔軟度がありローラが
変形してもひび割れしない、また、抵抗値が高すぎて帯
電電流を阻害しないこと、等があげられる。
具体的に第3図のものは導電性弾性ローラ部1bの外周
面にバリヤー層1fとして、膜厚10μmのナイロン樹
脂層をコーティングして形成し、そのバリヤー層1fの
外周面にアクリル樹脂に金属粒子を配向させて異方導電
性をもたせたシートを巻き付けることによって異方導電
性シート層ICを形成したものである。このようにして
もローラからのしみだし物質によって感光体を汚染する
ことなしに、かつ、安定した帯電がおこなえるようにな
った。
この例ではバリヤー層1fとしてナイロン樹脂を用いた
が、他に、アイオノマー樹脂、軟質の塩化ビニール、ポ
リプロピレン等、伸びが大きく、膜を形成できるような
ものであればよい。
バリヤー層1fは上記第3図のように導電性弾性ローラ
部1bと異方導電性シート層ICとの間に設けず、第4
図例のように導電性弾性ローラ部1bの外周面に異方導
電性シート層1cを形成し、その異方導電性シート層1
cの外周面にバリヤー層1fを形成具備させる構成とす
ることもできる。
この場合は、バリヤー層1fは抵抗値が低すぎると異方
導電性シート層1cの効果がなくなってしまい、最外層
であるバリヤー層1fの表面を伝わって感光体2上に存
在するどンホールに帯電電流が集中的に流れ込んでしま
い、帯電不良を起こしてしまう。このため、この形態の
帯電ローラではバリヤー層1fを体積抵抗値108Ωc
o+のナイロン樹脂で構成し、膜厚10μmとした。こ
れによって帯電電流がバリヤー層1fを通じてピンホー
ル2Cに流れ込むことを防止しながら帯電不良を起こす
事なく良好な画像を得ることができた。
〈実施例3〉 本実施例は帯電部材をブレード形態としたもの(以下、
帯電ブレードIAと記す)である。
帯電ブレードIAは第5図(A)の層構成模型図に示し
たように、シリコンゴムに導電性カーボンを分散して体
積抵抗値を10Ω3cm程度に導電化調整した導電性弾
性ブレード部1gと、このブレート部の被帯電体として
の感光ドラム2面に対向する側の面に張り付けた異方導
電性シート層1cと、更にその異方導電性シート層1c
の面に塗布形成した表面コート剤層1hと、導電性弾性
ブレード部1gの基部側を該フレード部1gと電気的に
導通させて取付は支持させた導電性支持部材11とから
なる。
而して該帯電ブレードIAをその先端側を感光ドラム2
に対してドラム回転方向にカウンタの方向に向けて、且
つ導電性支持部材11を不図示の不動部材に対して感光
ドラムの接触方向と13度の角度をもって不動に取付け
ることでブレードIAをその弾性に抗してたわませプレ
ードIAの先端部の異方導電性シート層IC側の面をI
IIII+のニップ幅NをもってブレードIAのたわみ
反力にて圧接させである。
異方導電性シート層ICは第5図(B)に肉厚方向の拡
大断面模型図を示したように前記実施例1の帯電ローラ
1の四層1cと同様にバインダー1dとしてのアクリル
樹脂中に導電性フィラー18としての金属粒子を実質的
にシート肉厚方向に配向させて分散させて、シートの面
方向には高い抵抗値を示し、肉厚方向には低い抵抗値を
示す、異方導電性を有する厚さ50mmのものである。
表面コート剤層1hは4弗化エチレン樹脂(テフロン)
を分散したものであり、帯電ブレードIAと感光トラム
2との慴動性を向上させるために設けたものである。
本実施例の帯電プレートIAは少なくとも感光ドラム2
と接触する表面部の導電性が、肉厚方向に関しては第6
図の測定方法にて10’Ω程度の抵抗値で、面方向に関
しては108Ω程度の表面抵抗値である、異方導電性を
示すものである。
ここで帯電ブレードIAについての肉厚方向に関する第
6図の抵抗値測定方法は、帯電ブレードIAを絶縁性基
板53の面に対して傾き15度にしてブレード先端部を
ニップ幅N = 1 mmで加圧接触させた状態になし
、その接触部の基板53面には測定電極として幅10I
IIIIlの導電性金属性テープ50を貼り付けてあり
、このテープ5゜と、帯電ブレードIAの導電性支持部
材11との間に電源51からIKVのDC電圧を印加し
、流れる電流量を測定して抵抗値に換算する。
帯電ブレードIAの面方向に関する第7図の抵抗値測定
方法は補助電極52を付加し、この補助電極52と帯電
ブレードの導電性支持部材11とを等電位にし、補助電
極52から測定電極50へ流れる電流量から換算した抵
抗値を表面抵抗値とした。
而して帯電ブレードIAに対して電源3から導電性支持
部材11を介して、実施例1の帯電ローラ1に対すると
同様に一600VのDC電圧と、ピーク値開電圧180
0V・周波数300Hzの正弦波(AC電圧)との重畳
電圧を印加することによフて感光ドラム1面が一600
Vに均一に接触帯電方式にて帯電処理された。
この帯電ブレードIAの場合も実施例1の帯電ローラ1
と同様に、感光ドラム2に接する表面部の面方向につい
ての抵抗値が10Ω8と高く、又肉厚方向についての抵
抗値は104Ωと低い抵抗値であるので、感光ドラム2
面には肉厚方向の低い抵抗値にて十分な帯電電流を流し
ながら、かつ感光ドラム2面のどンホール部等の欠陥部
(2C)への帯電電流の集中的流れ込み現象は面方向の
高い抵抗値にて防いで、均一な帯電を安定に実行させる
ことが可能となった。
帯電部材としての帯電ブレードIAは、帯電ローラ1に
比べてその構造が簡単なため、安いコストで製造するこ
とができる。
また、従来の帯電ブレートの製造方法では、ブレードの
抵抗かの制御が困難なため歩留まりが悪く、そのメリッ
トである構造の筒中さによる製造コストの安さが完全に
は牛かされないといった問題があったが、本実施例の帯
電ブレートIAでは、ブレードの抵抗値制御のラチチュ
ードか非常に広いため、製造時の歩留まりを大幅に1旬
」二させることができる。
(発明の効果) 以上のように本発明に依れば、接触帯電方式の帯電装置
について帯電部材の抵抗値制御のラチチュードを広くす
ることがI■能となり、そのため従来よりも帯電部材の
製造がやりやすくなり、高歩留まりで低コストに帯電部
材を得ることができ、接触帯電方式の帯電装置の利用性
を大いに向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本発明に従う帯電ローラの層構成模型図
、同図(B)は異方導電性シート層部分の肉厚方向の拡
大断面模型図。 第2図は本発明に従う帯電装置な像担持体の一次帯電手
段として用いた画像形成装置の一例の概略構成図。 第3図・第4図は夫々帯電ローラの他の層構成を示す模
型図。 第5図(A)は本発明に従う帯電ブレードの層構成模型
図、同図(B)は異方導電性シート層部分の肉厚方向の
拡大断面模型図。 第6図・第7図は夫々帯電ブレードの肉厚方向及び面方
向に関する抵抗値測定方法を示す斜視図。 第8図は帯電ローラを用いた接触帯電方式の帯電装置の
構成説明図。 第9図はどンホール部に対する帯電電流の集中を説明す
る斜視図。 第10図・第11図は夫々帯電ローラの肉厚方向及び面
方向に関する抵抗値測定方法を示す斜視図。 Aは帯電部材としての帯電ローラ又は 帯電ブレート、 Cは異方導電性シート層、 2は被帯電体としての感光ドラム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電圧を印加した帯電部材を被帯電体面に当接させ
    て被帯電体面を帯電処理する接触帯電方式の帯電装置に
    おいて、 前記帯電部材の少なくとも被帯電体に接する表面部の導
    電性が、該表面部の面に沿う方向に関しては10^5Ω
    以上の抵抗値を有し、肉厚方向に関しては被帯電体面の
    帯電に必要な電流を流し得る任意の抵抗値を有する、異
    方導電性である ことを特徴とする帯電装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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