JPH04137424U - 可動式配線用ダクト - Google Patents

可動式配線用ダクト

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Publication number
JPH04137424U
JPH04137424U JP5303791U JP5303791U JPH04137424U JP H04137424 U JPH04137424 U JP H04137424U JP 5303791 U JP5303791 U JP 5303791U JP 5303791 U JP5303791 U JP 5303791U JP H04137424 U JPH04137424 U JP H04137424U
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JP
Japan
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duct
ducts
side plates
bottom plate
movable wiring
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Pending
Application number
JP5303791U
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English (en)
Inventor
寿 岸本
Original Assignee
住友重機械工業株式会社
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Priority to JP5303791U priority Critical patent/JPH04137424U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上下のダクトのレベル差が変わってもダクト
を改造することなく容易に上下のダクトを接続すること
ができる可動式配線用ダクトを提供する。 【構成】 底板と両側板とで断面U字形に形成したダク
トを隣接して設け、その一方のダクトの両側板の内側間
寸法を他方のダクトの両側板の外側間寸法より大きく形
成し、かつ、前記両ダクトの隣接する底板の端部同士を
回動自在に枢支すると共に、前記両ダクトの側板の枢支
側上方に穴を形成し、該穴に係合片を挿入して両側板を
固定するようにしている。 【効果】 上下に配設されたダクトのレベル差が変わっ
たとしても、可動式配線用ダクトの底板の回動角度を変
えれば容易に上下のダクトを接続することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、電線等を保護するための配線用ダクトに関し、特に上下に距離を おいて配設されたダクト間を接続するのに好適な可動式配線用ダクトに関する。
【0002】
【従来技術】
従来、配線用ダクトとしては断面の形状がU字形に形成された金属製のものが 多く、一般に、金属板を折り曲げて製作したものが多く用いられている。 そして、配線区間の距離が長い場合には複数本のダクトを連結して用い、また 、上下にレベル差がある場合にはレベル調整用のダクトを介して接続している。
【0003】 ここで、レベル調整用のダクトについて図8〜図10を参照して説明する。 20は低い位置に配設されたダクト、21は該ダクト20よりレベル差Lだけ 高い位置に配設されたダクトである。22,23はレベル調整用のダクトで、ダ クト22は底板が内側に折り曲げられ、上り勾配に配設されたダクトに接続する ためのもの、また、ダクト23は底板が外側に折り曲げられ、下り勾配に配設さ れたダクトに接続するためのものである。 24は前記レベル調整用のダクト22,23を接続するためのダクトである。 25は夫々のダクト20〜24を連結するための接続板で、ダクト20〜24に 対してボルト又はピン等の嵌合部材で取付けられている。 26は別のレベル調整用のダクトで、これ1本でダクト20とダクト21との 間を接続することが可能であり、底板が内側と外側に折り曲げられ、ダクト21 とダクト20のレベル差Lだけ底板に段差がついている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来は、配設されたダクト20とダクト21とにレベル差Lがある場合、予め 底板を角度θ1 だけ折り曲げて製作されたレベル調整用のダクト22,23,2 6によって接続されていた。 ところが、ダクト20,21を現地(クレ−ンの電気品室内、工場内等)に配 設する際、設計通りの高低差に取付かない場合があり、このような場合、前記レ ベル差Lが変わってくる。レベル差Lが変わってくると、ダクト22,23,2 6の底板の曲げ角度θ1 を変えなければ上下のダクト20,21とうまく接続で きなくなる。
【0005】 そこで従来では、新しいダクトと取り替えるか、又は現地でダクトの底板の曲 げ角度θ1 を変える改造をして取付けていた為、製作費が嵩むと共に取付作業に 多くの時間がかかるという問題を有していた。 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、前記レベル差Lが変わってもダクトを改造すること なく容易に上下のダクトを接続することができる可動式配線用ダクトを提供しよ うとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における可動式配線用ダクトは、底板と両 側板とで断面U字形に形成したダクトを隣接して設け、その一方のダクトの両側 板の内側間寸法を他方のダクトの両側板の外側間寸法より大きく形成し、かつ、 前記両ダクトの隣接する底板の端部同士を回動自在に枢支すると共に、前記両ダ クトの側板の枢支側上方に穴を形成し、該穴に嵌合部材を挿入して両側板を固定 するようにしたものである。
【0007】
【作用】
上下にレベル差のあるダクトが夫々配設されている場合、そのレベル差に合う ように可動式配線用ダクトの底板の回動角度を変えて上下のダクトに接続する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。 図1は本考案の可動式配線用ダクトの正面図で、上り勾配のダクトに接続する のに好適なダクトの図である。図2は図1の平面図、図3は下り勾配のダクトに 接続するのに好適なダクトの正面図である。図4は図1のA部拡大図、図5は図 2のB部拡大図である。 1は上り勾配のダクトに接続するのに好適な可動式配線用ダクトで、底板と両 側板とで断面U字形に形成されたダクト1aとダクト1bから成り、夫々のダク ト1a,1bを回動自在に枢支して構成されている。
【0009】 前記ダクト1aは、底板3と底板3の両側部に立設された側板4とから成り、 金属製の薄板をU字形に折り曲げて形成されている。前記ダクト1bは前記ダク ト1aと同様に金属製の薄板を折り曲げて形成されているが、両側板7,7の内 側間寸法がダクト1aの両側板4,4の外側間寸法より大きくなるように底板6 の幅を広くして形成されている。8はダクト1aとダクト1bを回動自在に接続 するための蝶番で、夫々のダクト1a,1bの隣接する底板の端部に固設されて いる。なお、枢支部材として本実施例では蝶番8を使用したが、これに限らずピ ンヒンジ機構等、回動できる機構であればどのようなものでも良い。
【0010】 9はダクト1bの側板7に穿設された穴で、蝶番8側の端部上方に形成されて いる。10はダクト1aの側板4に穿設された円弧状の長穴で、蝶番8側の端部 上方に形成され、前記円弧の中芯が蝶番8の回動中芯位置で、半径が前記穴9と 蝶番8の回動中芯の芯間距離と同寸法になっている。 可動式配線用ダクト1は、上り勾配のダクトに接続するためのものであるから 、底板3と底板6との回動角θ2 を90°〜180°以内で使用する。従って、 側板4,7の蝶番側の切口角θ3 (実施例では90°になっている)はダクト1 を現地に設置した際に側板4,7が互いに重なる角度に設定されている。
【0011】 11は下り勾配のダクトに接続するのに好適な可動式配線用ダクトで、構成的 には前記上り勾配のダクトに接続する可動式配線用ダクト1とほぼ同形に形成さ れている。以下、上り勾配のダクトとの相違点についてのみ説明する。 可動式配線用ダクト11は、底板13と底板16との回動角θ2 を180°〜 270°以内で使用するため、側板14,17の蝶番側の切口角θ3 (実施例で は120°になっている)はダクト11を現地に設置した際に側板14,17が 互いに重なる角度に設定されている。
【0012】 2はダクト同士を接続するために形成された穴で、ダクト1a,11bの側板 の蝶番8が取付けられた反対側の上下2ケ所に穿設されている。また、5はダク ト1b,11aの側板に形成された長穴で、蝶番8が取付けられた反対側の上下 2ケ所に穿設されている。そして、この長穴はダクト1とダクト11間の寸法が 少し変わった際に、ダクト間隔を調整できるようになっている。 なお、ダクト1a,1b,11a,11b内に電線を配線する作業の際、底板 3,6,13,16及び側板4,14の端面の角部12,15で電線が損傷しな いようにするために、図4,図5に示すように、底板3,6,13,16の蝶番 側の角部12をテ−パ又は曲面に削り落すと共に、側板4,14の蝶番側の角部 15もテ−パ又は曲面に削り落すと良い。
【0013】 次に、図6,図7を参照して本考案の可動式配線用ダクトの設置方法について 説明する。 低い位置に設置されたダクト20に上り勾配接続用の可動式配線用ダクト1を 接続板25を介して接続すると共に、高い位置に設置されたダクト21に下り勾 配接続用の可動式配線用ダクト11を接続板25を介して接続する。 夫々の可動式配線用ダクト1,11の遊端を互いに対向するように底板6,1 6を蝶番8の所で回動させて向い合わせる。次に、ボルト等の嵌合部材を穴9, 長穴10に挿入して側板4,7及び側板14,17を互いに固定する。その後、 可動式配線用ダクト1,11間に接続用のダクト24を挿入して接続板25で接 続する。
【0014】 もし、ダクト20とダクト21とのレベル差が変わった場合でも、底板3,1 3と底板6,16の回動角θ2 を変えれば容易に対応できる。 なお、前記の実施例では、可動式配線用ダクト1,11の回動角θ2 を固定す るのに一方のダクトに長穴10を穿設したが、長穴10を穿設せずに、固定する 際に穴9側からドリルで側板4,14に穴加工するようにしても良い。また、ダ クト1b,11aの側板7,14に長穴5を穿設したが、これらの長穴5を普通 の丸穴にして接続用のダクト24側の穴を長穴にしても良い。
【0015】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、ダクトを上下にレベル差を持って設置する際、 ダクトの底板の回動角を自由に変えることにより、上下のダクト間を迅速かつ容 易に接続することができる。 また、底板の回動角が自由に変えることができるので、従来の如く、レベル差 に合ったダクトを個別に製作する必要がないのでダクトの標準化が図れ設計費及 び製作コストの削減も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の可動式配線用ダクトの正面図で、上
り勾配のダクトに接続するのに好適なダクトの図であ
る。
【図2】図1の平面図である。
【図3】下り勾配のダクトに接続するのに好適な可動式
配線用ダクトの正面図である。
【図4】図1のA部拡大図である。
【図5】図2のB部拡大図である。
【図6】可動式配線用ダクトを上下のダクトに接続した
際の平面図である。
【図7】図6の正面図である。
【図8】従来のレベル調整用ダクトの正面図である。
【図9】図8の側面図である。
【図10】従来の他のレベル調整用ダクトの正面図であ
る。
【符号の説明】
1,11 可動式配線用ダクト、1a,1b,11a,
11b ダクト 3,6,13,16 底板、4,7,14,17 側
板、9 穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板と両側板とで断面U字形に形成した
    ダクトを隣接して設け、その一方のダクトの両側板の内
    側間寸法を他方のダクトの両側板の外側間寸法より大き
    く形成し、かつ、前記両ダクトの隣接する底板の端部同
    士を回動自在に枢支すると共に、前記両ダクトの側板の
    枢支側上方に穴を形成し、該穴に嵌合部材を挿入して両
    側板を固定するようにしたことを特徴とする可動式配線
    用ダクト。
JP5303791U 1991-06-12 1991-06-12 可動式配線用ダクト Pending JPH04137424U (ja)

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JP5303791U JPH04137424U (ja) 1991-06-12 1991-06-12 可動式配線用ダクト

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ID=31929034

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JP (1) JPH04137424U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09303850A (ja) * 1996-05-13 1997-11-28 Burest Kogyo Kenkyusho Co Ltd ダクト継ぎ金具
JP2004305000A (ja) * 2004-07-12 2004-10-28 Burest Kogyo Kenkyusho Co Ltd ケーブルダクトの施工方法及びケーブルダクト装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09303850A (ja) * 1996-05-13 1997-11-28 Burest Kogyo Kenkyusho Co Ltd ダクト継ぎ金具
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