JPH11220829A - ケーブル用支持金物 - Google Patents

ケーブル用支持金物

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JPH11220829A
JPH11220829A JP10034177A JP3417798A JPH11220829A JP H11220829 A JPH11220829 A JP H11220829A JP 10034177 A JP10034177 A JP 10034177A JP 3417798 A JP3417798 A JP 3417798A JP H11220829 A JPH11220829 A JP H11220829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
support arm
fixing
support
cable tray
Prior art date
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Pending
Application number
JP10034177A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kawahara
一雄 河原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Electric Works Ltd
Original Assignee
Asahi Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Electric Works Ltd filed Critical Asahi Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持アームに対するケーブル受皿の組立作業
が簡単で、熟練を要さずに能率よく、組立作業を終了で
きるケーブル用支持金物を得るにある。 【解決手段】 洞道内固定アングルAの固定壁aに固定
される取付ブラケット1A,1Bと、これらの取付ブラ
ケット1A,1Bに片持的に溶接される水平方向のボッ
クス状断面の支持アーム2と、この支持アーム2上に位
置されてケーブル7を支持するケーブル受皿6とを備え
るケーブル用支持金物において、前記支持アーム2の長
さ方向に位置を異にして支持アーム2の上面に形成され
る複数の位置決め凹所8と、これらの位置決め凹所8に
対応して前記ケーブル受皿6の底面側に突出した状態で
ケーブル受皿6に一体成形されたビード突起10と、こ
れらのビード突起10中に頭部13aを位置された状態
で前記位置決め凹所8に貫通される固定ボルト13とを
備えるケーブル用支持金物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洞道内においてケー
ブル、水道管、ガス管等を支持するケーブル用支持金物
に関するものである。
【0002】
【背景技術】周知のように、共同溝等の洞道内において
は、ケーブル、水道管、ガス管等のケーブル類(以下、
ケーブルと略称する。)が敷設されるが、これらのケー
ブルのためには、従来では、図4から図6に示すような
ケーブル用支持金物が用いられている。
【0003】即ち、図4の符号”A”は洞道内に設けら
れる鉛直方向の固定アングルであり、壁面から突出され
る固定壁aの固定穴Bにはケーブル用支持金物の取付ブ
ラケットCがボルト・ナットDによって固定される。こ
のケーブル用支持金物は水平方向に延長される剛性のあ
るボックス状断面支持アームEを備えるもので、この支
持アームEの基部の係合溝Fには前記固定壁aの両側に
沿わされる一対の取付ブラケットCの中間部が位置さ
れ、同取付ブラケットCの取付穴c及び前記固定穴Bを
利用してボルト・ナットDにより取付ブラケットCが固
定される。
【0004】そして、前記支持アームEの上面には複数
本のケーブルIを受けるケーブル受皿Hが位置される
が、このケーブル受皿Hは支持アームEの側面に沿った
状態とされる折曲げ片eにより支持アームEに固定され
る。即ち、前記ケーブル受皿Hには支持アームEの幅方
向に対向する2対の折曲げ片eが曲げ成形され、これら
の折曲げ片eは支持アームEを貫通するボルト・ナット
Gで支持アームEに固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな支持アームEに対するケーブル受皿Hの固定構造で
は、支持アームEに形成する貫通孔に折曲げ片eの位置
合わせを行った後、これらの貫通孔及び折曲げ片eに長
いボルト・ナットGをそれぞれ通して、同ボルト・ナッ
トGを締め付ける組立作業が要求されるから、この組立
作業は能率のよくない、熟練を要する作業となり、同組
立作業のやっかいさから製品原価が割高なものとなって
いる。
【0006】本発明の目的は、以上に述べたような従来
のケーブル用支持金物の問題に鑑み、支持アームに対す
るケーブル受皿の組立作業が簡単で、熟練を要さずに能
率よく、組立作業を終了できるケーブル用支持金物を得
るにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、洞道内固定アングルの固定壁に固定され
る取付ブラケットと、これらの取付ブラケットに片持的
に溶接される水平方向のボックス状断面の支持アーム
と、この支持アーム上に位置されてケーブルを支持する
ケーブル受皿とを備えるケーブル用支持金物において、
前記支持アームの長さ方向に位置を異にして支持アーム
の上面に形成される複数の位置決め凹所と、これらの位
置決め凹所に対応して前記ケーブル受皿の底面側に突出
した状態でケーブル受皿に一体成形されたビード突起
と、これらのビード突起中に頭部を位置された状態で前
記位置決め凹所に貫通される固定ボルトとを備えるケー
ブル用支持金物を提案するものである。
【0008】後述する本発明の好ましい実施例の説明に
おいては、1)前記各位置決め凹所に対応して支持アーム
の下面に形成されるナット受凹所を備え、これらのナッ
ト受凹所に貫通される前記固定ボルトの先端部にねじ込
まれる固定用ナットが同ナット受凹所に着座される構
造、2)前記取付ブラケットとは反対側の支持アームの先
端部には、前記ケーブル受皿の対応端面を受ける切起し
突起が突出成形され、同切起し突起に対するケーブル受
皿の衝合により前記位置決め凹所に対応ビード突起が一
致される構造が説明される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1から図3について本発
明の実施例の詳細を説明する。図1は本発明によるケー
ブル用支持金物の全体を示し、洞道内に設けられる鉛直
方向の固定アングルAの固定壁aには、ケーブル用支持
金物の一対の取付ブラケット1A,1Bがボルト・ナッ
トによって固定される。即ち、このケーブル用支持金物
は水平方向に延長される剛性のあるボックス状断面支持
アーム2を備えるもので、この支持アーム2の基部の係
合溝3には前記固定壁aが挿入され、同固定壁aの両側
には同係合溝3内に位置された一対の取付ブラケット1
A,1Bが位置され、これらの取付ブラケット1A,1
Bの取付穴4及び前記固定壁aの固定穴Bを利用してボ
ルト・ナット5により取付ブラケット1A,1Bが固定
壁aに固定される。
【0010】また、前記支持アーム2の表面にはスカー
ト部2aをもった状態として金属板からプレス成形され
るケーブル受皿6が位置され、このケーブル受皿6の表
面に複数本のケーブル7が支持されるが、このケーブル
受皿6の取付のため、支持アーム2の上面には長さ方向
に位置を異にされた一対の位置決め凹所8が成形され、
これらの位置決め凹所8に対応した支持アーム2の下面
にナット受凹所9が一体成形される。そして、前記ケー
ブル受皿6の表面には対応した位置決め凹所8に落ち込
める一対のビード突起10が一体成形されるから、対応
する位置決め凹所8にビード突起10を一致させると、
自然に位置決め凹所8にビード突起10が落ち込み、位
置決め凹所8及びナット受凹所9の底壁に形成する貫通
孔11にビード突起10の固定孔12が完全に一致す
る。
【0011】前記ケーブル受皿6は2本の固定ボルト1
3及び固定用ナット14を用いて支持アーム2に固定さ
れることになる。つまり、これらの固定ボルト13はビ
ード突起10の固定孔12に挿入され、位置決め凹所8
及びナット受凹所9の貫通孔11に貫通状態におかれ
て、これらの固定ボルト13の先端部に固定用ナット1
4がそれぞれねじ込まれる。この場合、各固定ボルト1
3の頭部13aは同頭部13aよりも大径とされるビー
ド突起10の内部に落ち込むから、ケーブル受皿6の表
面に同頭部13aが突出することはない。また、対応固
定ボルト13の先端部に対する固定用ナット14の締め
付け状態では、これらの固定用ナット14はナット受凹
所9の内部に沈み込むので、支持アーム2の下面への固
定用ナット14の突出を防止できる。
【0012】さらに、前記取付ブラケット1A,1Bと
は反対側の支持アーム2の先端部には側面方向に突出さ
れた一対の切起し突起15が一体成形され、これらの切
起し突起15とケーブル受皿6の前面との衝合により、
組立作業時の支持アーム2に対するケーブル受皿6の関
係位置を決定できる。つまり、支持アーム2の先端部の
切起し突起15にケーブル受皿6の前面を衝合させる
と、対応する位置決め凹所8にケーブル受皿6のビード
突起10がそれぞれ略一致した状態となるから、ケーブ
ル受皿6を下降させて、対応位置決め凹所8にビード突
起10を完全に嵌め込むだけで、支持アーム2に対する
ケーブル受皿6の関係位置が決定される。
【0013】図示実施例によるケーブル用支持金物は、
以上のような構造であるから、支持アーム2に形成する
位置決め凹所8にケーブル受皿6のビード突起10を嵌
めるだけの簡単な作業により、支持アーム2に対してケ
ーブル受皿6を位置決めできるから、固定ボルト13及
び固定用ナット14を用いて、迅速かつ簡単に支持アー
ム2にケーブル受皿6を固定できる。勿論、支持アーム
2に対するビード突起10の組立状態においては、固定
ボルト13の頭部13aがビード突起10の内部に、固
定用ナット14がナット受凹所9の内部に位置されるた
め、ケーブル7の敷設の際に、固定ボルト13の頭部1
3aや固定用ナット14が作業のじゃまになるのを阻止
できる。
【0014】この組立作業の際、支持アーム2の先端部
の切起し突起15にケーブル受皿6の前面を衝合させる
と、対応する位置決め凹所8にケーブル受皿6のビード
突起10がそれぞれ略一致した状態となるから、ケーブ
ル受皿6を下降させて、対応位置決め凹所8にビード突
起10を完全に嵌め込むだけの作業で、能率よく、ケー
ブル用支持金物を組み立てることができるのは、前にも
指摘した通りである。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、支持アームの上面に位置決め凹所を、ケーブ
ル受皿の表面にビード突起を形成することにより、未熟
練者であっても、簡単かつ迅速に組み立てることがきる
ケーブル用支持金物を得ることができると共に、ビード
突起の内部に固定ボルトの頭部が沈み込むので、ケーブ
ル受皿の表面に異物の突出がない構造を得ることができ
る。そして、切起し突起を取付ブラケットの先端部に形
成すれば、支持アームに対するケーブル受皿の位置決め
作業がより簡単になるため、組立作業の簡単化により製
品原価の削減に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるケーブル用支持金物の全体斜視図
である。
【図2】同ケーブル用支持金物の要部拡大斜視図であ
る。
【図3】図2の3−3線に沿う拡大断面図である。
【図4】従来のケーブル用支持金物の一部切欠き全体斜
視図である。
【図5】同ケーブル用支持金物の要部拡大斜視図であ
る。
【図6】図4の要部拡大図である。
【符号の説明】
A 固定アングル B 固定穴 a 固定壁 1A,1B 取付ブラケット 2 支持アーム 3 係合溝 4 取付穴 6 ケーブル受皿 7 ケーブル 8 位置決め凹所 9 ナット受凹所 10 ビード突起 13 固定ボルト 14 固定用ナット 15 切起し突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洞道内固定アングルの固定壁に固定され
    る取付ブラケットと、これらの取付ブラケットに片持的
    に溶接される水平方向のボックス状断面の支持アーム
    と、この支持アーム上に位置されてケーブルを支持する
    ケーブル受皿とを備えるケーブル用支持金物において、
    前記支持アームの長さ方向に位置を異にして支持アーム
    の上面に形成される複数の位置決め凹所と、これらの位
    置決め凹所に対応して前記ケーブル受皿の底面側に突出
    した状態でケーブル受皿に一体成形されたビード突起
    と、これらのビード突起中に頭部を位置された状態で前
    記位置決め凹所に貫通される固定ボルトとを備えること
    を特徴とするケーブル用支持金物。
  2. 【請求項2】 前記各位置決め凹所に対応して支持アー
    ムの下面に形成されるナット受凹所を備え、これらのナ
    ット受凹所に貫通される前記固定ボルトの先端部にねじ
    込まれる固定用ナットが同ナット受凹所に着座されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のケーブル用支持金物。
  3. 【請求項3】 前記取付ブラケットとは反対側の支持ア
    ームの先端部には、前記ケーブル受皿の対応端面を受け
    る切起し突起が突出成形され、同切起し突起に対するケ
    ーブル受皿の衝合により前記位置決め凹所に対応ビード
    突起が一致されることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載のケーブル用支持金物。
JP10034177A 1998-01-30 1998-01-30 ケーブル用支持金物 Pending JPH11220829A (ja)

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JP (1) JPH11220829A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108643945A (zh) * 2018-05-14 2018-10-12 陈玉玲 一种可调节高度的煤矿巷道用支护装置
CN111064156A (zh) * 2020-02-12 2020-04-24 李庆磊 一种地下隧道线缆防护装置

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CN108643945A (zh) * 2018-05-14 2018-10-12 陈玉玲 一种可调节高度的煤矿巷道用支护装置
CN111064156A (zh) * 2020-02-12 2020-04-24 李庆磊 一种地下隧道线缆防护装置
CN111064156B (zh) * 2020-02-12 2020-11-24 浙江三宝知识产权服务有限公司 一种地下隧道线缆防护装置

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