JPH0937431A - ケーブルトレイの吊設構造 - Google Patents

ケーブルトレイの吊設構造

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JPH0937431A
JPH0937431A JP7178817A JP17881795A JPH0937431A JP H0937431 A JPH0937431 A JP H0937431A JP 7178817 A JP7178817 A JP 7178817A JP 17881795 A JP17881795 A JP 17881795A JP H0937431 A JPH0937431 A JP H0937431A
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JP
Japan
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cable tray
opening
slit
suspension structure
support plate
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Application number
JP7178817A
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English (en)
Inventor
Junji Tanno
淳史 丹野
Shigeaki Usuha
茂昭 薄刃
Kosaku Itai
公作 板井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH0937431A publication Critical patent/JPH0937431A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、簡易に、かつ、低コストでケー
ブルトレイを吊設できるケーブルトレイの吊設構造を得
ることを目的とする。 【解決手段】 支持板10は、ケーブルの配線経路に沿
って対をなして天井から吊下されている。対をなす支持
板10,10のそれぞれには、上向きのL字状の係止片
12が相対するように設けられている。ケーブルトレイ
13の側板13aには、四角形のスリット14が穿設さ
れている。このケーブルトレイ13は、相対するスリッ
ト14,14の上縁端がそれぞれ対をなす支持板10,
10の係止片12,12に当接して係止されている。そ
して、ケーブルトレイ13は対をなす支持板10,10
に両側から支持されて、ケーブルの配線経路に沿って延
設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ケーブルトレイ
の吊設構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、工場等では、例えば据え付けら
れた多数の機器が互いにケーブルで接続されている。そ
して、これらのケーブルは、床に配線すると通行に障害
が生じてしまうので、中空に設置されたケーブルトレイ
内に一括して収納して配線するようにしている。この場
合、ケーブルトレイは天井から所定間隔で吊り下げられ
たダクターチャンネルや山形鋼材等上に連ねて載せら
れ、連結治具により互いに連結されている。
【0003】図22は従来のケーブルトレイの吊置状態
を示す斜視図、図23は従来のケーブルトレイの連結治
具を示す斜視図である。図において、1はケーブルトレ
イであり、このケーブルトレイ1は相対して平行に設け
られた側板1aと底板1bとを連結して断面コの字状に
構成され、側板1aの両端部には、図示していないが貫
通孔が2個づつ穿設されている。2は4つの孔2aが穿
設された継ぎ金具、3はボルト、4はフランジナットで
ある。5は天井から吊下された吊ボルト、6は吊ボルト
5の下端に装着されたダクターチャンネル、7は吊ボル
ト5の下端に取り付けられてダクターチャンネル6を固
定する固定金具、8はケーブルトレイ1の振れを防止す
る振れ止め金具である。
【0004】つぎに、上記従来のケーブルトレイの設置
手順について説明する。まず、ケーブルの配線経路に沿
って、一対の吊ボルト5,5を所定間隔毎に天井から吊
り下げる。この時、各吊ボルト5は例えば天井に打ち込
まれたアンカー(図示せず)に固定されている。つい
で、各吊ボルト5の下端に固定金具7を取り付ける。そ
して、ダクターチャンネル6を吊ボルト5に固定金具7
で固定して、各一対の吊ボルト5,5の下端にそれぞれ
ダクターチャンネル6を装着する。ついで、ケーブルト
レイ1をダクターチャンネル6上に連ねて載せる。そこ
で、隣接するケーブルトレイ1,1の端面の面位置を合
わせ、隣接するケーブルトレイ1,1にまたがるように
継ぎ金具2を外側から宛てがう。そして、ケーブルトレ
イ1の内側からボルト3をケーブルトレイ1の側板1a
にあけられた貫通孔および継ぎ金具2の孔2aに挿入
し、継ぎ金具2の外側からボルト3にフランジナット4
を螺着し、フランジナット4を締め付けて隣接するケー
ブルトレイ1,1同士を連結する。同様にして、ダクタ
ーチャンネル6上に連ねて載せられたケーブルトレイ1
を順次連結する。最後に、振れ止め金具8によりケーブ
ルラック1の側板1aをダクターチャンネル6に固定し
て、ケーブルトレイ1がケーブルの配線経路に沿って延
設される。そして、多数本のケーブルは、このように中
空に連ねて設置されたケーブルトレイ1内に一括して収
納されて配線されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のケーブルトレイ
の吊設構造は以上のように、ケーブルの配線経路に沿っ
て吊ボルト5を対をなして天井から吊下し、各対をなす
吊ボルト5の下端にダクターチャンネル6を固定金具7
で固定し、ケーブルトレイ1をダクターチャンネル6上
に連ねて載せ、隣接するケーブルトレイ1,1を継ぎ金
具2、ボルト3およびフランジナット4で連結し、さら
にケーブルトレイ1を振れ止め金具8でダクターチャン
ネル6に固定している。そこで、多数の構成部品が必要
となるとともに、高所での部品間のボルトやネジの締着
作業が増え、低コスト化が図れないとともに、作業性が
低下してしまうという課題があった。
【0006】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、構成の簡素化を図り、高所での
ボルトやネジの締着作業を低減して、ケーブルトレイを
簡易に、かつ、低コストで吊設できるケーブルトレイの
吊設構造を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係るケーブルトレイの吊設構造は、ケーブルの配線経路
に沿って対をなして天井から吊下された複数の支持板
と、各対をなす支持板のそれぞれに相対して設けられた
係止部と、相対して平行に設けられた一対の側板と一対
の側板間を連結する底板とからなるケーブルトレイと、
一対の側板のそれぞれに設けられて係止部に係止される
被係止部とを備えたものである。
【0008】また、この発明の第2の発明に係るケーブ
ルトレイの吊設構造は、上記第1の発明において、係止
部が支持板から内方に突設された上向きのL字状の係止
片で構成され、被係止部がケーブルトレイの側板に穿設
された係止片を挿入可能なスリットで構成されているも
のである。
【0009】また、この発明の第3の発明に係るケーブ
ルトレイの吊設構造は、上記第2の発明において、スリ
ットがケーブルトレイの側板と底板とに連なって穿設さ
れ、該スリットの底板への食い込み量が係止片の突出量
より大きく形成されているものである。
【0010】また、この発明の第4の発明に係るケーブ
ルトレイの吊設構造は、上記第1の発明において、被係
止部がケーブルトレイの側板から外方に突設された下向
きのL字状の係止片で構成され、係止部が支持板に穿設
された係止片を挿入可能なスリットで構成されているも
のである。
【0011】また、この発明の第5の発明に係るケーブ
ルトレイの吊設構造は、上記第1の発明において、係止
部が支持板から内方に突設された小径の軸部と該軸部の
先端に設けられた大径の鍔部とからなる突起体で構成さ
れ、被係止部がケーブルトレイの側板に穿設された鍔部
を挿入可能な大径開口と該大径開口から上方に延設され
た軸部を挿入可能な長穴とからなる開口部で構成されて
いるものである。
【0012】また、この発明の第6の発明に係るケーブ
ルトレイの吊設構造は、上記第5の発明において、開口
部がケーブルトレイの側板と底板とに連なって穿設さ
れ、該開口部の底板への食い込み量が突起体の突出量よ
り大きく形成されているものである。
【0013】また、この発明の第7の発明に係るケーブ
ルトレイの吊設構造は、上記第1の発明において、被係
止部がケーブルトレイの側板から外方に突設された小径
の軸部と該軸部の先端に設けられた大径の鍔部とからな
る突起体で構成され、係止部が支持板に穿設された鍔部
を挿入可能な大径開口と該大径開口から下方に延設され
た軸部を挿入可能な長穴とからなる開口部で構成されて
いるものである。
【0014】また、この発明の第8の発明に係るケーブ
ルトレイの吊設構造は、上記第1の発明において、係止
部が支持板の端部を内方に折り返して形成された折り返
し片で構成され、被係止部がケーブルトレイの側板と底
板とに連なって穿設され、かつ、該底板への食い込み量
が折り返し片の突出量より大きく形成されて係止片を挿
入可能なスリットで構成されているものである。
【0015】また、この発明の第9の発明に係るケーブ
ルトレイの吊設構造は、上記第1の発明において、被係
止部がケーブルトレイの側板から外方に突設された小径
の軸部と該軸部の先端に設けられた大径の鍔部とからな
る突起体で構成され、係止部が支持板の側端面に設けら
れた開口、該支持板の内方でかつ該開口より下方に設け
られた受部および該開口と受部とを連通する連通部から
なるスリットで構成されているものである。
【0016】また、この発明の第10の発明に係るケー
ブルトレイの吊設構造は、上記第1の発明において、被
係止部がケーブルトレイの側板から外方に突設された小
径の軸部と該軸部の先端に設けられた大径の鍔部とから
なる突起体で構成され、係止部が支持板から内方に突設
された上向きのL字状の支持片と、該支持片の上端面に
設けられた開口、該支持片の内方でかつ該開口より下方
に設けられた受部および該開口と受部とを連通する連通
部からなるスリットとで構成されているものである。
【0017】
【作用】この発明の第1の発明においては、天井から吊
下された支持板に設けられた係止部にケーブルトレイの
側板に設けられた被係止部が係止される。そこで、ケー
ブルトレイは、ボルト等の締着部材を用いることなく対
をなす支持板に両側から係止されて取り付けられて、ケ
ーブルの配線経路に沿って延設される。
【0018】また、この発明の第2の発明においては、
ケーブルトレイをスリット内に係止片を挿入した状態で
下げていくと、スリットの上縁部が係止片に当接してそ
れ以上の下降が阻止され、スリットが係止片に係止され
る。この時、ケーブルトレイの前後方向への移動も、ス
リットの前縁部および後縁部が係止片に当接して阻止さ
れる。
【0019】また、この発明の第3の発明においては、
スリットと係止片との位置を合わせてケーブルトレイを
下げていくと、スリットの底板の部位を通して係止片が
スリット内に入り込む。ケーブルトレイをさらにさげる
と、ついにはスリットの上縁部が係止片に当接してそれ
以上の下降が阻止され、スリットが係止片に係止され
る。
【0020】また、この発明の第4の発明においては、
ケーブルトレイを係止片をスリット内に挿入した状態で
下げていくと、係止片がスリットの上縁部に当接してそ
れ以上の下降が阻止され、係止片がスリットに係止され
る。この時、ケーブルトレイの前後方向への移動も、係
止片がスリットの前縁部および後縁部に当接して阻止さ
れる。
【0021】また、この発明の第5の発明においては、
ケーブルトレイを大径開口内に突起体を挿入した状態で
下げていくと、長穴の内端部が突起体の軸部に当接して
それ以上の下降が阻止され、開口部が突起体に係止され
る。この時、ケーブルトレイの前後方向への移動も、長
穴の内側端が突起体の軸部に当接して阻止される。
【0022】また、この発明の第6の発明においては、
開口部と突起体との位置を合わせてケーブルトレイを下
げていくと、開口部の底板の部位を通して突起体が側板
の部位の開口部内に入り込む。ケーブルトレイをさらに
さげると、長穴内に軸部が入り、ついには長穴の内端部
が軸部に当接してそれ以上の下降が阻止され、開口部が
突起体に係止される。
【0023】また、この発明の第7の発明においては、
ケーブルトレイを突起体を大径開口内に挿入した状態で
下げていくと、突起体の軸部が長穴内に入り、ついには
長穴の内端部に当接してそれ以上の下降が阻止され、突
起体が開口部に係止される。この時、ケーブルトレイの
前後方向への移動も、突起体の軸部が長穴の側端に当接
して阻止される。
【0024】また、この発明の第8の発明においては、
スリットと折り返し片との位置を合わせてケーブルトレ
イを下げていくと、スリットの底板の部位を通して折り
返し片が側板の部位の開口部内に入り込む。ケーブルト
レイをさらにさげると、スリットの上縁部が折り返し片
に当接してそれ以上の下降が阻止され、スリットが折り
返し片に係止される。
【0025】また、この発明の第9の発明においては、
突起体の軸部を支持板に設けられたスリットの開口に位
置合わせし、ケーブルトレイをスリット形状に沿って移
動させる。すると、軸部が開口から連通部を通って受部
に到達し、軸部が受部に係止される。
【0026】また、この発明の第10の発明において
は、突起体の軸部を支持片に設けられたスリットの開口
に位置合わせし、ケーブルトレイをスリット形状に沿っ
て下降させる。すると、軸部が開口から連通部を通って
受部に到達し、軸部が受部に係止される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係るケ
ーブルトレイの吊設構造に用いられる支持板を示す図で
あり、図1の(a)はその側面図、図1の(b)はその
斜視図を示している。図2はこの発明の実施の形態1に
係るケーブルトレイの吊設構造に用いられるケーブルト
レイの端部周りを示す斜視図、図3はこの発明の実施の
形態1に係るケーブルトレイの吊設状態を示す斜視図、
図4はこの発明の実施の形態1に係るケーブルトレイの
吊設状態を示す断面図である。
【0028】図において、10は支持板であり、この支
持板10は帯板の一端側をL字状に折り曲げて構成さ
れ、その短辺に取付穴11が設けられている。12は支
持板10の長辺に所定間隔毎に複数設けられた係止部と
しての係止片であり、この係止片12は矩形片が支持板
10から内方にほぼ直角に切り起こされ、その後上向き
にほぼ直角に折り曲げられて上向きのL字状に形成され
ている。13は相対して平行に設けられた側板13aと
底板13bとを連結して断面コの字状に構成されたケー
ブルトレイであり、このケーブルトレイ13は、その側
板13aの両端部に貫通孔13cが2個づつ穿設されて
いる。14はケーブルトレイ13の側板13aに穿設さ
れた被係止部としての四角形のスリット、15は天井、
16はアンカー、17はボルトである。ここで、係止片
12の幅L1はスリット14の幅L2より小さくなってお
り、係止片12がスリット14内に挿入可能になってい
る。
【0029】つぎに、この実施の形態1によるケーブル
トレイ13の吊設手順について説明する。まず、ケーブ
ルの配線経路に沿って、支持板10を対をなしてを所定
間隔毎に天井15から吊り下げる。この時、各支持板1
0はボルト17を取付穴11に通し、該ボルト17を天
井15に打ち込まれたアンカー16に螺着して取り付け
られている。そして、対をなす支持板10,10は、係
止片12が相対して位置するように吊下され、係止片1
2は上向きとなっている。ついで、対をなす支持板1
0,10の一方の支持板10の下端側を若干外側に傾け
て、支持板10,10間を広げる。そして、ケーブルト
レイ13を対をなす支持板10,10間に位置させ、他
方の側板13aに設けられたスリット14内に他方の支
持板10に設けられた係止片12を挿入する。さらに、
一方の支持板10を戻しながら、一方の側板13aに設
けられたスリット14内に一方の支持板10に設けられ
た係止片12を挿入する。その後、ケーブルトレイ13
を下降させると、スリット14の上縁部が係止片12に
当接し、ケーブルトレイ13のそれ以上の下降が阻止さ
れる。この時、スリット14の前縁部および後縁部が係
止片12に当接してケーブルトレイ13の前後(ケーブ
ルトレイ13の延設方向)の移動が阻止される。すなわ
ち、スリット14と係止片12とのクリアランス(L2
−L1)分の移動に規制される。さらに、ケーブルトレ
イ13の側板13aが係止片12と支持板10との隙間
に嵌装されて、ケーブルトレイ13の左右(ケーブルト
レイ13の延設方向と直交する方向)の移動が阻止され
る。そこで、ボルト17をアンカー16に締着して、支
持板10を天井15に固定する。
【0030】ついで、隣接するケーブルトレイ13,1
3の端面の面位置を合わせ、隣接するケーブルトレイ1
3,13にまたがるように継ぎ金具2を外側から宛てが
う。そして、ケーブルトレイ13の内側からボルト3を
ケーブルトレイ13の側板13aにあけられた貫通孔1
3cおよび継ぎ金具2の孔2aに挿入し、継ぎ金具2の
外側からボルト3にフランジナット4を螺着し、フラン
ジナット4を締め付けて隣接するケーブルトレイ13,
13同士を連結する。同様にして、隣接するケーブルト
レイ13を順次連結して、ケーブルトレイ13がケーブ
ルの配線経路に沿って延設される。そして、多数本のケ
ーブルは、このように中空に連ねて設置されたケーブル
トレイ13内に一括して収納されて配線されている。
【0031】このように、上記実施の形態1では、支持
板10にL字状の係止片12を上向きに設け、ケーブル
トレイ13の側板13aにスリット14を設け、支持板
10を対をなしてケーブルの配線経路に沿って天井15
から吊下し、さらにスリット14を係止片12に係止さ
せてケーブルトレイ13を支持板10に取り付けてい
る。そこで、従来のケーブルトレイ1の吊設構造に比べ
て、ダクターチャンネル6、固定金具7および振り止め
金具8が不要となり、構成部品を削減できる。また、ケ
ーブルトレイ13は、スリット14内に係止片12を挿
入させた後下げることにより、前後方向および下方向の
移動が規制されて支持板10に取り付けられ、煩雑な高
所でのボルトやネジの締着作業が低減できる。したがっ
て、この実施の形態1によれば、作業性が向上され、ケ
ーブルトレイ13を簡易に吊設できるとともに、コスト
の低減を図ることができるという効果がある。
【0032】なお、上記実施の形態1では、係止片12
は、矩形片が支持板10から内方にほぼ直角に切り起こ
され、その後上向きにほぼ直角に折り曲げられて上向き
のL字状に形成されているものとしているが、係止片1
2は支持板10から切り起こして形成せず、L字状の矩
形片を支持板10に溶接して形成してもよい。
【0033】実施の形態2.上記実施の形態1では、矩
形片が支持板10から内方にほぼ直角に切り起こされ、
その後上向きにほぼ直角に折り曲げられて上向きのL字
状の係止片12が支持板10に設けられ、四角形のスリ
ット14がケーブルトレイ13の側板13aに穿設され
ているものとしているが、この実施の形態2では、図5
および図6に示すように、矩形片がケーブルトレイ13
の側板13aから外方にほぼ直角に切り起こされ、その
後下向きにほぼ直角に折り曲げられて下向きのL字状の
係止片12がケーブルトレイ13の側板13aに設けら
れ、四角形のスリット14が支持板10に穿設されてい
るものとしている。この場合、ケーブルトレイ13は、
係止片12をスリット14内に挿入させた後下げること
により、係止片12がスリット14の下縁部に当接して
下降が阻止され、係止片12がスリット14の前縁部お
よび後縁部に当接して前後の移動が阻止されて、図7に
示すように、支持板10に取り付けられる。なお、この
実施の形態2では、係止片12が被係止部を構成し、ス
リット14が係止部を構成している。そこで、この実施
の形態2においても、上記実施の形態1と同様の効果が
得られる。
【0034】実施の形態3.図8はこの発明の実施の形
態3に係るケーブルトレイの吊設構造に用いられる支持
板を示す図であり、図8の(a)はその側面図、図8の
(b)はその斜視図を示している。図9はこの発明の実
施の形態3に係るケーブルトレイの吊設構造に用いられ
るケーブルトレイの端部周りを示す斜視図、図10はこ
の発明の実施の形態1に係るケーブルトレイの吊設状態
を示す断面図である。図において、20は支持板10の
長辺に所定間隔毎に複数設けられた係止部としての突起
体であり、この突起体20は支持板10から内方にほぼ
直角に突設された小径の円柱状の軸部21とこの軸部2
1の先端に同軸的に設けられた大径の円柱状の鍔部22
とから構成されている。23はケーブルトレイ13の側
板13aに穿設された被係止部としての開口部であり、
この開口部23は円形の大径開口24とこの大径開口2
4から上方に延設された長穴25とから構成されてい
る。ここで、軸部21、鍔部22の直径をそれぞれ
3,L4とし、大径開口24の直径をL6、長穴25の
幅をL5とすると、L3<L5<L4<L6となっている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されて
いる。
【0035】この実施の形態3では、ケーブルトレイ1
3は、開口部23の大径開口24内に突起体20の鍔部
22を挿入させた後下げることにより、長穴25の内端
面が突起体20の軸部21の外周面に当接して下降が阻
止され、長穴25の内側面が軸部21の外周面に当接し
て前後の移動が阻止されて、図10に示すように、支持
板10に取り付けられる。さらに、ケーブルトレイ13
の側板13aが鍔部22と支持板10との隙間に嵌装さ
れて、ケーブルトレイ13の左右の移動が阻止される。
そこで、この実施の形態3においても、上記実施の形態
1と同様の効果が得られる。
【0036】実施の形態4.上記実施の形態3では、小
径の軸部21とこの軸部21の先端に設けられた大径の
鍔部22とからなる突起体20が支持板10から内方に
突設され、大径開口24とこの大径開口24から上方に
延設された長穴25とからなる開口部23がケーブルト
レイ13の側板13aに穿設されているものとしている
が、この実施の形態4では、図11および図12に示す
ように、大径開口24とこの大径開口24から下方に延
設された長穴25とからなる開口部23が支持板10に
穿設され、小径の軸部21とこの軸部21の先端に設け
られた大径の鍔部22とからなる突起部20がケーブル
トレイ13の側板13aから外方に突設されているもの
としている。この場合、ケーブルトレイ13は、突起体
20の鍔部22を開口部23の大径開口24内に挿入さ
せた後下げることにより、突起体20の軸部21の外周
面が長穴25の内端面に当接して下降が阻止され、突起
体20の軸部21の外周面が長穴25の内側面に当接し
て前後の移動が阻止されて、図13に示すように、支持
板10に取り付けられる。なお、この実施の形態4で
は、突起体20が被係止部を構成し、開口部23が係止
部を構成している。そこで、この実施の形態4において
も、上記実施の形態3と同様の効果が得られる。
【0037】実施の形態5.図14はこの発明の実施の
形態3に係るケーブルトレイの吊設構造に用いられる支
持板を示す斜視図、図15はこの発明の実施の形態3に
係るケーブルトレイの吊設構造に用いられるケーブルト
レイの端部周りを示す斜視図、図16はこの発明の実施
の形態1に係るケーブルトレイの吊設状態を示す断面図
である。図において、30は支持板10の長辺の端部を
内方に折り返して形成された係止部としての折り返し
片、31はケーブルトレイ13の側板13aおよび底板
13bに連なって穿設された被係止部としてのスリット
である。ここで、折り返し片30の幅および突出量をそ
れぞれL7,L8とし、スリット31の幅および底板13
bへの食い込み量をそれぞれL9,L10とすると、L7
9、L8<L10となっている。なお、他の構成は上記実
施の形態1と同様に構成されている。
【0038】この実施の形態5では、ケーブルトレイ1
3は、折り返し片30とスリット31との位置を合わせ
た後下げることにより、折り返し片30がスリット31
の底板13aの部位を通って側板13aの部位に挿入さ
れ、スリット31の上縁部が折り返し片30に当接して
下降が阻止され、スリット31の前縁部および後縁部が
折り返し片30の前端部および後端部に当接して前後の
移動が阻止されて、図16に示すように、支持板10に
取り付けられる。また、ケーブルトレイ13の側板13
aが折り返し片30と支持板10との隙間に嵌着装され
て、ケーブルトレイ13の左右の移動が阻止される。
【0039】そこで、この実施の形態5においても、上
記実施の形態1と同様の効果が得られる。また、この実
施の形態5によれば、スリット31が側板13aから底
板13bに連なって形成され、さらにスリット31の底
板13bへの食い込み量が折り返し片30の突出量より
大きく形成されているので、折り返し片30とスリット
31との位置を合わせてケーブルトレイ13を下げるこ
とにより、ケーブルトレイ13が支持板10に取り付け
られる。そこで、上記実施の形態1のように、ケーブル
トレイ13を支持板10に取り付ける際に、対をなす支
持板10,10の間隙を広げる必要もなく、ケーブルト
レイ13の取り付け、取り外しが簡易にでき、作業性を
一層向上させることができる。さらに、上記実施の形態
1のように、支持板10から切り起こして係止片12を
形成することがなく、支持板10の端部を折り返して折
り返し片30を形成することができ、簡易に係止部を作
製することができる。
【0040】実施の形態6.上記実施の形態1では、ケ
ーブルトレイ13の側板13aに被係止部としてのスリ
ット14を穿設するものとしているが、この実施の形態
6では、図17に示すように、ケーブルトレイ13の側
板13aと底板13bとに連なって被係止部としてのス
リット32を穿設するものとしている。そして、このス
リット32の底板13bへの食い込み量を係止片12の
支持板10からの突出量より大きく形成している。
【0041】この実施の形態6では、ケーブルトレイ1
3は、係止片12とスリット32との位置を合わせた後
下げることにより、係止片12がスリット32の底板1
3bの部位を通って側板13aの部位に挿入され、つい
にはスリット32の上縁部が係止片12に当接して下降
が阻止され、スリット32の前縁部および後縁部が係止
片12の前端部および後端部に当接して前後の移動が阻
止されて、図18に示すように、支持板10に取り付け
られる。そこで、この実施の形態6においても、上記実
施の形態5と同様の効果が得られる。
【0042】実施の形態7.上記実施の形態3では、ケ
ーブルトレイ13の側板13aに開口部23を穿設する
ものとしているが、この実施の形態7では、ケーブルト
レイ13の側板13aと底板13bとに連なって開口部
を穿設するものとしている。そして、開口部の底板13
bへの食い込み量を突起部20の支持板10からの突出
量より大きく形成している。
【0043】この実施の形態7では、ケーブルトレイ1
3は、突起部20と開口部との位置を合わせた後下げる
ことにより、突起部20が底板13bの部位の開口部を
通って側板13aの部位の開口部に挿入され、開口部の
上縁部が突起体20の軸部21の外周面に当接して下降
が阻止され、支持板10に取り付けられる。そこで、こ
の実施の形態7においても、上記実施の形態5と同様の
効果が得られる。
【0044】実施の形態8.上記実施の形態4では、支
持板10に大径開口24と長穴25とからなる係止部と
しての開口部23が穿設されているものとしているが、
この実施の形態8では、開口部23に代えて、支持板1
0の側端面に開口する係止部としてのスリット33を支
持板10に設けるものとしている。そして、このスリッ
ト33は、図19に示すように、支持板10の側端面の
開口33aと、支持板10の内方にかつ該開口33aよ
り下方に設けられた受部33bと、開口33aと受部3
3bとを連通するように弧状に設けられた連通部33c
とから構成されている。ここで、開口33a、受部33
bおよび連通部33cの径は、ケーブルトレイ13の側
板13aから突設された軸部21の径より大きく、鍔部
22の径より小さく形成されている。
【0045】この実施の形態8では、ケーブルトレイ1
3は、軸部21をスリット33の開口33aに挿入し、
スリット33の形状に沿って移動させることにより、軸
部21が開口33aから連通部33cに案内されて受部
33bに至り、係止される。そこで、軸部21がスリッ
ト33の受部33bにより前後および下方の移動を阻止
されて、ケーブルトレイ13が支持板10に取り付けら
れる。したがって、この実施の形態7においても、ケー
ブルトレイ13を支持板10に取り付ける際に、対をな
す支持板10,10の間隙を広げる必要もなく、上記実
施の形態5と同様の効果が得られる。
【0046】実施の形態9.上記実施の形態8では、支
持板10の側端面の開口33aと支持板10の内方にか
つ該開口33aより下方に設けられた受部33bとを弧
状の連通部33cで連通するものとしているが、この実
施の形態9では、図20に示すように、開口33aと受
部33bとをL字状の連通部33bで連通するものと
し、同様の効果が得られる。
【0047】実施の形態10.上記実施の形態4では、
支持板10に大径開口24と長穴25とからなる係止部
としての開口部23が穿設されているものとしている
が、この実施の形態10では、図21に示すように、開
口部23に代えて、支持板10に上向きのL字状の支持
片34を内方に突設し、この支持片34に突起体20の
軸部21が挿入されるスリット35を設けて係止部を構
成している。このスリット35は、支持片34の上端面
の開口35aと、支持片34の内方にかつ該開口35a
より下方に設けられた受部35bと、開口35aと受部
35bとを連通する連通部35cとから構成されてい
る。ここで、開口35a、受部35bおよび連通部35
cの径は、ケーブルトレイ13の側板13aから突設さ
れた軸部21の径より大きく、鍔部22の径より小さく
形成されている。
【0048】この実施の形態10では、ケーブルトレイ
13は、軸部21をスリット35の開口35aに挿入
し、スリット35の形状に沿って下降させることによ
り、軸部21が開口35aから連通部35cに案内され
て受部35bに至り、係止される。そこで、軸部21が
スリット35の受部35bにより前後および下方の移動
を阻止されて、ケーブルトレイ13が支持板10に取り
付けられる。したがって、この実施の形態10において
も、ケーブルトレイ13を支持板10に取り付ける際
に、対をなす支持板10,10の間隙を広げる必要もな
く、上記実施の形態5と同様の効果が得られる。
【0049】なお、上記実施の形態10では、ケーブル
トレイ13の側板13aに突起体20を外方に突起し、
支持板10に上向きのL字状の支持片34を内方に突設
し、該支持片34にその上端面から下方にスリット35
を設けるものとしているが、ケーブルトレイ13の側板
13aに下向きのL字状の支持片34を突設し、該支持
片34にその下端面から上向きのスリット35を設け、
支持板10に突起体20を内方に突起するものとして
も、同様の効果が得られる。
【0050】また、上記各実施の形態では、ケーブルト
レイ13が1対の側板13a,13aと底板13bとで
断面コの字状に構成されているものとして説明している
が、ケーブルトレイ13はこの構成に限定されるもので
はなく、例えば1対の側板13a,13aの下端を所定
間隔毎に桁で連結する構成でもよい。
【0051】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0052】この発明の第1の発明によれば、ケーブル
の配線経路に沿って対をなして天井から吊下された複数
の支持板と、各対をなす支持板のそれぞれに相対して設
けられた係止部と、相対して平行に設けられた一対の側
板と一対の側板間を連結する底板とからなるケーブルト
レイと、一対の側板のそれぞれに設けられて係止部に係
止される被係止部とを備えているので、従来のケーブル
トレイの吊設構造に必要であったダクターチャンネル、
固定金具および振り止め金具が不要となり、構成部品を
削減でき、煩雑な高所でのボルトやネジの締着作業が低
減でき、ケーブルトレイを簡易に、かつ、低コストで吊
設できるケーブルトレイの吊設構造を得ることができ
る。
【0053】また、この発明の第2の発明によれば、上
記第1の発明において、係止部が支持板から内方に突設
された上向きのL字状の係止片で構成され、被係止部が
ケーブルトレイの側板に穿設された係止片を挿入可能な
スリットで構成されているので、支持板とケーブルトレ
イとの係止構造を簡易に構成することができる。
【0054】また、この発明の第3の発明によれば、上
記第2の発明において、スリットがケーブルトレイの側
板と底板とに連なって穿設され、該スリットの底板への
食い込み量が係止片の突出量より大きく形成されている
ので、支持板を天井に固定した後スリットと係止片とを
位置合わせしケーブルトレイを下げることによりスリッ
トを係止片に係止でき、ケーブルトレイの取り付け、取
り外しの作業性を向上させることができる。
【0055】また、この発明の第4の発明によれば、上
記第1の発明において、被係止部がケーブルトレイの側
板から外方に突設された下向きのL字状の係止片で構成
され、係止部が支持板に穿設された係止片を挿入可能な
スリットで構成されているので、支持板とケーブルトレ
イとの係止構造を簡易に構成することができる。
【0056】また、この発明の第5の発明によれば、上
記第1の発明において、係止部が支持板から内方に突設
された小径の軸部と該軸部の先端に設けられた大径の鍔
部とからなる突起体で構成され、被係止部がケーブルト
レイの側板に穿設された鍔部を挿入可能な大径開口と該
大径開口から上方に延設された軸部を挿入可能な長穴と
からなる開口部で構成されているので、支持板とケーブ
ルトレイとの係止構造を簡易に構成することができる。
【0057】また、この発明の第6の発明によれば、上
記第5の発明において、開口部がケーブルトレイの側板
と底板とに連なって穿設され、該開口部の底板への食い
込み量が突起体の突出量より大きく形成されているの
で、支持板を天井に固定した後開口部と突起体とを位置
合わせしケーブルトレイを下げることにより開口部を突
起体に係止でき、ケーブルトレイの取り付け、取り外し
の作業性を向上させることができる。
【0058】また、この発明の第7の発明によれば、上
記第1の発明において、被係止部がケーブルトレイの側
板から外方に突設された小径の軸部と該軸部の先端に設
けられた大径の鍔部とからなる突起体で構成され、係止
部が支持板に穿設された鍔部を挿入可能な大径開口と該
大径開口から下方に延設された軸部を挿入可能な長穴と
からなる開口部で構成されているので、支持板とケーブ
ルトレイとの係止構造を簡易に構成することができる。
【0059】また、この発明の第8の発明によれば、上
記第1の発明において、係止部が支持板の端部を内方に
折り返して形成された折り返し片で構成され、被係止部
がケーブルトレイの側板と底板とに連なって穿設され、
かつ、該底板への食い込み量が折り返し片の突出量より
大きく形成されて係止片を挿入可能なスリットで構成さ
れているので、支持板を天井に固定した後スリットと折
り返し片とを位置合わせしケーブルトレイを下げること
によりスリットを折り返し片に係止でき、ケーブルトレ
イの取り付け、取り外しの作業性を向上させることがで
きる。
【0060】また、この発明の第9の発明によれば、上
記第1の発明において、被係止部がケーブルトレイの側
板から外方に突設された小径の軸部と該軸部の先端に設
けられた大径の鍔部とからなる突起体で構成され、係止
部が支持板の側端面に設けられた開口、該支持板の内方
でかつ該開口より下方に設けられた受部および該開口と
受部とを連通する連通部からなるスリットで構成されて
いるので、支持板を天井に固定した後軸部を開口に合わ
せケーブルトレイをスリット形状に沿って移動させるこ
とにより軸部を受部に係止でき、ケーブルトレイの取り
付け、取り外しの作業性を向上させることができる。
【0061】また、この発明の第10の発明によれば、
上記第1の発明において、被係止部がケーブルトレイの
側板から外方に突設された小径の軸部と該軸部の先端に
設けられた大径の鍔部とからなる突起体で構成され、係
止部が支持板から内方に突設された上向きのL字状の支
持片と、該支持片の上端面に設けられた開口、該支持片
の内方でかつ該開口より下方に設けられた受部および該
開口と受部とを連通する連通部からなるスリットとで構
成されているので、支持板を天井に固定した後軸部を開
口に合わせケーブルトレイをスリット形状に沿って移動
させることにより軸部を受部に係止でき、ケーブルトレ
イの取り付け、取り外しの作業性を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るケーブルトレ
イの吊設構造に用いられる支持板を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るケーブルトレ
イの吊設構造に用いられるケーブルトレイの端部周りを
示す斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係るケーブルトレ
イの吊設状態を示す斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係るケーブルトレ
イの吊設状態を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態2に係るケーブルトレ
イの吊設構造に用いられる支持板を示す斜視図である。
【図6】 この発明の実施の形態2に係るケーブルトレ
イの吊設構造に用いられるケーブルトレイの端部周りを
示す斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態2に係るケーブルトレ
イの吊設状態を示す斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態3に係るケーブルトレ
イの吊設構造に用いられる支持板を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態3に係るケーブルトレ
イの吊設構造に用いられるケーブルトレイの端部周りを
示す斜視図である。
【図10】 この発明の実施の形態3に係るケーブルト
レイの吊設状態を示す断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態4に係るケーブルト
レイの吊設構造に用いられる支持板を示す斜視図であ
る。
【図12】 この発明の実施の形態4に係るケーブルト
レイの吊設構造に用いられるケーブルトレイの端部周り
を示す斜視図である。
【図13】 この発明の実施の形態4に係るケーブルト
レイの吊設状態を示す断面図である。
【図14】 この発明の実施の形態5に係るケーブルト
レイの吊設構造に用いられる支持板を示す斜視図であ
る。
【図15】 この発明の実施の形態5に係るケーブルト
レイの吊設構造に用いられるケーブルトレイの端部周り
を示す斜視図である。
【図16】 この発明の実施の形態5に係るケーブルト
レイの吊設状態を示す断面図である。
【図17】 この発明の実施の形態6に係るケーブルト
レイの吊設構造に用いられるケーブルトレイの端部周り
を示す斜視図である。
【図18】 この発明の実施の形態6に係るケーブルト
レイの吊設状態を示す斜視図である。
【図19】 この発明の実施の形態8に係るケーブルト
レイの吊設状態を説明する要部斜視図である。
【図20】 この発明の実施の形態9に係るケーブルト
レイの吊設状態を説明する要部斜視図である。
【図21】 この発明の実施の形態10に係るケーブル
トレイの吊設状態を説明する一部破断斜視図である。
【図22】 従来ケーブルトレイの吊設状態を示す斜視
図である。
【図23】 従来ケーブルトレイの連結治具を示す斜視
図である。
【符号の説明】
10 支持板、12 係止片、13 ケーブルトレイ、
13a 側板、13b底板、14 スリット、15 天
井、20 突起体、21 軸部、22 鍔部、23 開
口部、24 大径開口、25 長穴、30 折り返し
片、31、32、33 スリット、33a 開口、33
b 受部、33c 連通部、34 支持片、35 スリ
ット、35a 開口、35b 受部、35c 連通部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルの配線経路に沿って対をなして
    天井から吊下された複数の支持板と、各対をなす前記支
    持板のそれぞれに相対して設けられた係止部と、相対し
    て平行に設けられた一対の側板と一対の側板間を連結す
    る底板とからなるケーブルトレイと、前記一対の側板の
    それぞれに設けられて前記係止部に係止される被係止部
    とを備えたことを特徴とするケーブルトレイの吊設構
    造。
  2. 【請求項2】 係止部が支持板から内方に突設された上
    向きのL字状の係止片で構成され、被係止部がケーブル
    トレイの側板に穿設された前記係止片を挿入可能なスリ
    ットで構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    ケーブルトレイの吊設構造。
  3. 【請求項3】 スリットがケーブルトレイの側板と底板
    とに連なって穿設され、該スリットの底板への食い込み
    量が係止片の突出量より大きく形成されていることを特
    徴とする請求項2記載のケーブルトレイの吊設構造。
  4. 【請求項4】 被係止部がケーブルトレイの側板から外
    方に突設された下向きのL字状の係止片で構成され、係
    止部が支持板に穿設された前記係止片を挿入可能なスリ
    ットで構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    ケーブルトレイの吊設構造。
  5. 【請求項5】 係止部が支持板から内方に突設された小
    径の軸部と該軸部の先端に設けられた大径の鍔部とから
    なる突起体で構成され、被係止部がケーブルトレイの側
    板に穿設された前記鍔部を挿入可能な大径開口と該大径
    開口から上方に延設された前記軸部を挿入可能な長穴と
    からなる開口部で構成されていることを特徴とする請求
    項1記載のケーブルトレイの吊設構造。
  6. 【請求項6】 開口部がケーブルトレイの側板と底板と
    に連なって穿設され、該開口部の底板への食い込み量が
    突起体の突出量より大きく形成されていることを特徴と
    する請求項5記載のケーブルトレイの吊設構造。
  7. 【請求項7】 被係止部がケーブルトレイの側板から外
    方に突設された小径の軸部と該軸部の先端に設けられた
    大径の鍔部とからなる突起体で構成され、係止部が支持
    板に穿設された前記鍔部を挿入可能な大径開口と該大径
    開口から下方に延設された前記軸部を挿入可能な長穴と
    からなる開口部で構成されていることを特徴とする請求
    項1記載のケーブルトレイの吊設構造。
  8. 【請求項8】 係止部が支持板の端部を内方に折り返し
    て形成された折り返し片で構成され、被係止部がケーブ
    ルトレイの側板と底板とに連なって穿設され、かつ、該
    底板への食い込み量が前記折り返し片の突出量より大き
    く形成されて前記係止片を挿入可能なスリットで構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のケーブルトレ
    イの吊設構造。
  9. 【請求項9】 被係止部がケーブルトレイの側板から外
    方に突設された小径の軸部と該軸部の先端に設けられた
    大径の鍔部とからなる突起体で構成され、係止部が支持
    板の側端面に設けられた開口、該支持板の内方でかつ該
    開口より下方に設けられた受部および該開口と受部とを
    連通する連通部からなるスリットで構成されていること
    を特徴とする請求項1記載のケーブルトレイの吊設構
    造。
  10. 【請求項10】 被係止部がケーブルトレイの側板から
    外方に突設された小径の軸部と該軸部の先端に設けられ
    た大径の鍔部とからなる突起体で構成され、係止部が支
    持板から内方に突設された上向きのL字状の支持片と、
    該支持片の上端面に設けられた開口、該支持片の内方で
    かつ該開口より下方に設けられた受部および該開口と受
    部とを連通する連通部からなるスリットとで構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載のケーブルトレイの
    吊設構造。
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