JPH04137336U - カメラ - Google Patents

カメラ

Info

Publication number
JPH04137336U
JPH04137336U JP7550091U JP7550091U JPH04137336U JP H04137336 U JPH04137336 U JP H04137336U JP 7550091 U JP7550091 U JP 7550091U JP 7550091 U JP7550091 U JP 7550091U JP H04137336 U JPH04137336 U JP H04137336U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
size
hole
mirror
camera body
full
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7550091U
Other languages
English (en)
Inventor
潔 川野
勇 平井
英文 金子
Original Assignee
旭光学工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 旭光学工業株式会社 filed Critical 旭光学工業株式会社
Priority to JP7550091U priority Critical patent/JPH04137336U/ja
Publication of JPH04137336U publication Critical patent/JPH04137336U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルム面におけるデータの写込み位置を変
更可能とする。 【構成】 ドットLED72から発せられた光が、可動
ミラー73または固定ミラー74により反射され、結像
レンズ75または76に入射される。そして、結像レン
ズ75または76から、カメラ本体10の写込み孔18
または19を介して、フィルム1面における所定の位置
に結像される。ドットLED72からの光を、可動ミラ
ー73で反射するか、固定ミラー74で反射するかは、
可動ミラー73を傾動させることにより切り替える。可
動ミラー73は、パノラマサイズ撮影用ピント板がカメ
ラ本体10に嵌合された際、係合部83にパノラマサイ
ズ撮影用ピント板の突起部が係合することにより、傾動
される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フィルム面における所定の位置に、日付等の各種の情報を写込み可 能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、フィルム面における所定の位置に、数字・文字等により各種のデータを 写込み可能なカメラとして、多数のドットLED(発光ダイオード)と、これら ドットLEDと約45度の角度で対向する位置に固定された反射鏡と、反射鏡と 約45度の角度で対向する位置に固定された結像レンズと、カメラ本体における 結像レンズと対応する位置に穿設された貫通孔とを備えるものが知られている。 このようなカメラにおいては、ドットLEDを選択的に点灯することにより、デ ータを表す数字・文字等の形状を光により表示し、フィルム面に写込む。すなわ ち、ドットLEDから発せられた光が、反射鏡を介して結像レンズに入射され、 この結像レンズからカメラ本体の貫通孔を介してフィルム面の所定位置に感光さ れる。これにより、フィルム面には、ドットLEDにより表示された数字・文字 等が写込まれる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来のカメラにおいては、フィルム面におけるデータ写込み位置は、 反射鏡、結像レンズおよびカメラ本体の貫通孔の位置関係によって決定される。 このため、例えば撮影する画面サイズを変更した場合であっても、フィルム面に おけるデータ写込み位置は変更することができないという問題がある。したがっ て、例えば35mmフルサイズ撮影時において画面の右上端部にデータを写込む ように設定すると、画面サイズをパノラマサイズへ切り替えた場合に、画面の縦 方向寸法の違いにより画面内にデータの写込みが不可能となるという問題があっ た。 本考案は、フィルム面における情報の写込み位置を変更可能なカメラを提供す ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るカメラは、各種の情報をフィルム面における所定の位置に写込む 情報写込み手段と、この情報写込み手段による情報の写込み位置を変更する情報 写込み位置変更手段とを備えることを特徴としている。
【0005】
【実施例】
以下図示実施例により、本考案を説明する。 一眼レフカメラのカメラ本体10の前面には、図1に示すように、マウント1 1を介して撮影レンズ12が着脱自在に嵌合され、カメラ本体10の一側端には 、裏蓋20が開閉自在に支持される。カメラ本体10の内方には、メインミラー 13が、撮影レンズ12の光軸上に進退可能に支持される。カメラ本体10の内 方におけるメインミラー13と裏蓋20とに挟まれた部分には、シャッターユニ ット17が設けられる。カメラ本体10の内方におけるメインミラー13の上方 には、ピント板60が水平に固定される。ピント板60の上方には、ペンタプリ ズム16が設けられる。ピント板60の右方(図2中左方)のカメラ本体10背 面には、データ写込み装置70が設けられる(図2)。カメラ本体10の背面に は、データ写込み装置70とフィルム面1とを連通するように、フルサイズ用写 込み孔18およびパノラマサイズ用写込み孔19が、上下方向に所定の間隔をお いて穿設される(図5、図6および図7)。フルサイズ用写込み孔18は、カメ ラ本体10の背面における35mmフルサイズ画面の上端部にほぼ合致する位置 に設けられる。パノラマサイズ用写込み孔19は、カメラ本体10の背面におけ るフルサイズ用写込み孔18の下部で、パノラマサイズ画面の上端部にほぼ合致 する位置に設けられる。
【0006】 ピント板60として、図3に示す35mmフルサイズ撮影用ピント板61およ び図4に示すパノラマサイズ撮影用ピント板62のうち、いずれか一方が適宜交 換して使用される。
【0007】 35mmフルサイズ撮影用のピント板61は、図3に示すように、縦方向寸法 が35mmフルサイズ画面の縦方向寸法Bとほぼ一致するように、全体としてほ ぼ長方形状に形成される。
【0008】 パノラマサイズ撮影用のピント板62は、図4に示すように、全体として35 mmフルサイズ撮影用のピント板61とほぼ同一の形状および大きさに形成され る。このピント板62の図4中左端部の中央よりやや上部には、突起部63が設 けられる。突起部63は、ピント板62がカメラ本体に嵌合された際、データ写 込み装置70の可動ミラー73に係合する。パノラマサイズ画面の縦方向寸法C とほぼ一致する間隔で、左右方向に渡って2本の指示線64が設けられる。指示 線64は、ファインダー内において、パノラマサイズ画面の上下端を示すための ものである。
【0009】 データ写込み装置70においては、図2、図5および図6に示すように、ケー ス71の上面に設けたドットLED72から発せられた光が、可動ミラー73ま たは固定ミラー74により反射され、結像レンズ75または76に入射される。 そして、結像レンズ75または76から、カメラ本体10の写込み孔18または 19を介して、フィルム面1における所定の位置に結像される。ドットLED7 2からの光を、可動ミラー73で反射するか、固定ミラー74で反射するかは、 可動ミラー73を傾動させることにより切り替える。可動ミラー73の傾動は、 ピント板60の交換に伴って行われる。
【0010】 ケース71は、カメラ本体10の前面における右上端部(図2中左上端部)に 固定される。このケース71のカメラ本体10側の側面下部には、上側レンズ取 付け孔77および下側レンズ取付け孔78が、カメラ本体10のフルサイズ用写 込み孔18およびパノラマサイズ用写込み孔19とほぼ合致する位置に、穿設さ れる。上側レンズ取付け孔77には、フルサイズ用結像レンズ75が嵌合され、 レンズ押え部材79との間で挟持される。レンズ押え部材79は、カメラ本体1 0側からケース71に嵌合される。下側レンズ取付け孔78には、パノラマサイ ズ用結像レンズ76が嵌合され、レンズ押え部材80との間で挟持される。パノ ラマサイズ用結像レンズ76は、フルサイズ用結像レンズ75よりもドットLE D72から遠いことによる明るさ確保のため、フルサイズ用結像レンズ75より もやや大きな有効口径を有する。レンズ押え部材80は、カメラ本体10側から ケース71に嵌合される。ケース71におけるレンズ取付け孔と反対側の側面ほ ぼ中央には、ミラー用孔81が穿設される。ミラー用孔81には、可動ミラー7 3の係合部83が挿入されて貫通する。これにより、可動ミラー73の係合部8 3は、ミラー用孔81から外方に向けて突出される。
【0011】 ドットLED72は、ケース71の上面内側に、下方に向けて固定される。こ のドットLED72は、多数のLEDから構成され、写し込もうとするデータを 表す文字、数字、符号等を表示するように、適宜選択して発光される。
【0012】 固定ミラー74は、ケース71におけるドットLED72と対向する底面内側 に、ドットLED72およびパノラマサイズ用結像レンズ76とそれぞれ約45 度の角度で対向するように固定される。この固定ミラー74は、ドットLED7 2から入射した光をパノラマサイズ用結像レンズ76に向けて反射する。
【0013】 可動ミラー73は、ミラー部82と係合部83とを一体として、ほぼくの字状 に形成される。この可動ミラー73は、係合部83をミラー用孔81からケース 71外方に突出し、かつ、ミラー部82をケース71内方に突出した状態で、ケ ース71に傾動可能に支持される。可動ミラー73の係合部83とカメラ本体1 0との間には、スプリング84が張設される。スプリング84は、可動ミラー7 3を常時反時計方向に付勢する。
【0014】 可動ミラー73は、カメラ本体10に35mmフルサイズ用ピント板61が嵌 合された際、図5に示すように、ミラー部82の基端および先端がケース71に 係止されるまで、スプリング84の付勢力により反時計方向に回転され、ミラー 部82がドットLED72およびフルサイズ用結像レンズ75とそれぞれ約45 度の角度で対向する位置となる。この状態では、ドットLED72からの光は、 可動ミラー73のミラー部82により反射されてフルサイズ用結像レンズ75に 入射し、カメラ本体10のフルサイズ用写込み孔18を介して、フィルム面1に おけるフルサイズ画面の右上端部に結像される。
【0015】 可動ミラー73には、カメラ本体10にパノラマサイズ撮影用のピント板62 が嵌合された際、図6に示すように、係合部83にピント板62の突起部63が 係合される。これにより、可動ミラー73は、ミラー部82がケース71内側面 に係合するまで、スプリング84の付勢力に抗して時計方向に回転され、ミラー 部82がフィルム面1にほぼ平行をなす位置となる。この状態では、ドットLE D72からの光は、固定ミラー74により反射されてパノラマサイズ用結像レン ズ76に入射し、カメラ本体10のパノラマサイズ用写込み孔19を介して、フ ィルム面1におけるパノラマサイズ画面の右上端部に結像される。
【0016】 35mmフルサイズ撮影を行う際、撮影者は、35mmフルサイズ撮影用のピ ント板61をカメラ本体10に嵌合させる。この35mmフルサイズ撮影用のピ ント板61は、可動ミラー73の係止部に係合することはない。したがって、可 動ミラー73は、図5に示すように、ミラー部82の基端および先端がケース7 1に係止されるまで、スプリング84の付勢力により反時計方向に回転され、ミ ラー部82がドットLED72およびフルサイズ用結像レンズ75に対してそれ ぞれ約45度の角度で対向した状態となる。この状態では、ドットLED72か ら発せられた光が、可動ミラー73のミラー部82により反射され、フルサイズ 用結像レンズ75に入射される。フルサイズ用結像レンズ75に入射した光は、 カメラ本体10の上側写込み孔を介して、フィルム面1における35mmフルサ イズ画面の右上端部に結像される。
【0017】 35mmフルサイズ撮影からパノラマサイズ撮影に切り替える際、撮影者は、 35mmフルサイズ撮影用のピント板61を、パノラマサイズ撮影用のピント板 62に取り替える。
【0018】 パノラマサイズ撮影用のピント板62をカメラ本体10に嵌合させると、係止レ バー57が可動ミラー73の係止部に係合する。これにより、可動ミラー73は 、図6に示すように、ミラー部82がケース71に係止されるまで時計方向に回 転され、ミラー部82がフィルム面1とほぼ平行をなす状態となる。この状態で は、ドットLED72から発せられた光が、可動ミラー73に遮られることなく 固定ミラー74により反射され、パノラマサイズ用結像レンズ76に入射される 。パノラマサイズ用結像レンズ76に入射した光は、カメラ本体10の下側写込 み孔を介して、フィルム面1におけるパノラマサイズ画面の右上端部に結像され る。
【0019】 パノラマサイズ撮影から再び35mmフルサイズ撮影に切り替える際、撮影者 は、パノラマサイズ撮影用のピント板62を、35mmフルサイズ撮影用のピン ト板61に取り替える。
【0020】 35mmフルサイズ撮影用のピント板61をカメラ本体10に嵌合させると、 可動ミラー73は、図5に示すように、ミラー部82の基端および先端がケース 71に係止されるまで、スプリング84の付勢力により反時計方向に回転され、 ミラー部82がドットLED72およびフルサイズ用結像レンズ75に対してそ れぞれ約45度の角度で対向した状態となる。この状態では、ドットLED72 から発せられた光が、可動ミラー73のミラー部82により反射され、フルサイ ズ用結像レンズ75に入射される。フルサイズ用結像レンズ75に入射した光は 、カメラ本体10の上側写込み孔を介して、フィルム面1における35mmフル サイズ画面の右上端部に結像される。
【0021】 以上のように上記実施例によれば、例えば35mmフルサイズ画面からパノラ マサイズ画面に切替える際、35mmフルサイズ用ピント板61からパノラマサ イズ用ピント板62に交換するだけで、可動ミラー73が連動して傾動し、デー タの写込み位置が変更される。これにより、データの写込み位置を、迅速かつ容 易に画面サイズに合った位置に変更することができる。
【0022】 つぎに、本考案の他の実施例に係るカメラについて、図8〜図10を参照して 説明する。
【0023】 一眼レフカメラのカメラ本体10の内方におけるシャッターユニット17と裏 蓋20とに挟まれた部分には、画面サイズ切替機構30が設けられる。カメラ本 体10の背面には、データ写込み装置70が設けられる。
【0024】 裏蓋20は、一側端を支点として、カメラ本体10に開閉自在に支持される。 この裏蓋20の下端部には、レバー孔が穿設される。このレバー孔には、画面サ イズ切替機構30の操作レバー50が遊挿される。
【0025】 データ写込み装置70は、図2、図5および図6に示すものと同一である。
【0026】 画面サイズ切替機構30は、切替マスク31、32を有する。これらの切替マ スク31、32は、リンク機構33により連結された2枚の駆動板34、35に より、カメラ本体10の上下方向にスライドしてアパーチャ内に進退し、画面サ イズの上下方向寸法を35mmフルサイズの上下方向寸法Bとパノラマサイズの 上下方向寸法Cとの間で切り替える。
【0027】 切替マスク31、32は、ほぼ長方形状に形成される。この切替マスク31、 32は、シャッターユニット17の裏面におけるアパーチャの上側および下側に 、それぞれ1枚ずつ計2枚設けられる。これら上下の切替マスク31、32は、 それぞれ上側および下側からアパーチャ内に所定量突出可能となるように、カメ ラ本体10に上下方向スライド可能に支持される。
【0028】 上側の切替マスク31には、2個の長孔36が、約45度の角度で図9中右上 がりに、所定の間隔をあけて穿設される。長孔36には、上側駆動板34の連動 孔46との間に渡って固定ピン37が遊嵌される。この上側切替マスク31の上 端部中央よりやや右側には、半円状の突起38が形成される。この突起38の裏 蓋20側には、従動ピン39が突設される。従動ピン39は、上側駆動板34の 駆動孔44に遊嵌される。固定ピン37を長孔36の左下端部に位置させ、かつ 、従動ピン39を上側駆動板34の駆動孔44の左上端部に位置させた状態(図 9)で、上側切替マスク31の下端部は35mmフルサイズの画面上端にほぼ一 致する。また、固定ピン37を長孔36の右上端部に位置させ、かつ、従動ピン 39を上側駆動板34の駆動孔44の右下端部に位置させた状態(図10)で、 上側切替マスク31の下端部はパノラマサイズの画面上端にほぼ一致する。
【0029】 下側の切替マスク32には、2個の長孔40が、約45度の角度で図9中右上 がりに、所定の間隔をあけて穿設される。長孔40には、下側駆動板35の連動 孔49との間に渡って固定ピン41が遊嵌される。この下側の切替マスク32に は、下端部中央よりやや左側に、半円状の突起42が形成される。この突起42 には、裏蓋20側に従動ピン43が突設される。従動ピン43は、下側駆動板3 5の駆動孔47に遊嵌される。固定ピン41を長孔40の右上端部に位置させ、 かつ、従動ピン43を下側駆動板35の駆動孔47の右下端部に位置させた状態 (図9)で、下側切替マスク32の上端部は35mmフルサイズの画面下端にほ ぼ一致する。また、固定ピン41を長孔40の左下端部に位置させ、かつ、従動 ピン43を下側駆動板35の駆動孔47の左上端部に位置させた状態(図10) で、下側切替マスク32の上端部はパノラマサイズの画面下端にほぼ一致する。 なお、長孔36および40は、切替マスク31および32を貫通することなく溝 状に形成することが、遮光上好ましい。
【0030】 駆動板34、35は、全体として切替マスク31、32よりやや大きくほぼ長 方形状に形成され、カメラ本体10に幅方向移動可能に支持される。駆動板34 、35は、それぞれ切替マスク31、32のカメラ本体10前方に2枚設けられ る。
【0031】 上側の駆動板34の中央よりやや右側には、細長い楕円状の駆動孔44が、約 45度の角度で図9中左上がりに穿設される。上側の駆動板34の右上端部には 、リンク用孔45が、上下方向に渡って穿設される。さらに、上側駆動板34の 中央よりやや左側の下端部左右には、2個の連動孔46が、所定の間隔をあけて 図9中左右方向に穿設される。これら連動孔46には、上側切替マスク31の長 孔36との間に渡って、固定ピン37がそれぞれ遊嵌される。
【0032】 下側の駆動板35の左側には、細長い楕円状の駆動孔47が、約45度の角度 で図9中左上がりに穿設される。下側の駆動板35の右下端部には、リンク用孔 48が、上下方向に穿設される。さらに、下側駆動板35の左上端部には、所定 の間隔をあけて左右に、2個の連動孔49が、図9中左右方向に渡って穿設され る。連動孔49には、下側切替マスク32の長孔40との間に渡って、固定ピン 41が遊嵌される。下側駆動板35の裏蓋20側における下端部中央には、操作 レバー50が固定される。操作レバー50は、裏蓋20を閉じた状態で、裏蓋2 0のレバー孔(図示せず)を貫通して外部に突出され、外部から切替可能に構成 される。
【0033】 リンク機構33においては、くの字状に形成された上下2本のリンク51、5 2が、直線状に形成された1本のリンク53にて連結される。上下のリンク51 、52は、それぞれ支点56を中心としてカメラ本体10に回動自在に支持され る。上側リンク51の下端部と下側リンク52の上端部との間には、それぞれピ ン54を介して直線状のリンク53が揺動可能に連結される。上側リンク51の 上端部および下側リンク52の下端部には、それぞれ裏蓋20側にリンクピン5 5が突設される。これらのリンクピン55は、上下の駆動板34、35のリンク 用孔45、48に遊嵌される。リンク53の図9中左側面における中央よりやや 下部には、L字状の係止レバー57が設けられる。この係止レバー57は、画面 サイズがパノラマサイズに切替えられた際、図9中上方に移動して可動ミラー7 3の係止部に係合する。そして、ミラー部82がフィルム面1とほぼ平行をなす 位置まで、可動ミラー73をスプリング84の付勢力に抗して図6中時計方向に 回転させる。
【0034】 35mmフルサイズ撮影の状態からパノラマサイズ撮影の状態に切替える場合 、撮影者は、操作レバー50を図9中右方に向けて動かし、下側駆動板35を図 9中右方に向かって移動させる。
【0035】 この下側駆動板35の右方への移動により、リンク用孔48に遊嵌されたリン クピン55が図9中右方に向かって移動され、下側リンク52が反時計方向に回 転する。下側リンク52の回転により、リンク53が上方に押し上げられる。リ ンク53が上方に押し上げられると、係止レバー57が可動ミラー73の係止部 に係合する。そして、可動ミラー73は、図6に示すように、ミラー部82がフ ィルム面1とほぼ平行をなす位置まで、図6中時計方向に回転される。これによ り、ドットLED72からの光は、固定ミラー74に反射され、パノラマサイズ 用結像レンズ76に入射される。そして、パノラマサイズ用結像レンズ76から 、パノラマサイズ用写込み孔19を介して、フィルム面1におけるパノラマサイ ズ画面の右上端部に露光される。同時に、上側リンク51が反時計方向に回転し 、上側駆動板34のリンク用孔48に嵌合された上側リンク51のリンクピン5 5が左方に移動する。このリンクピン55の移動に伴って、上側駆動板34が左 方に移動する。
【0036】 また、下側駆動板35の右方への移動により、下側切替マスク32の従動ピン 43が、下側駆動板35の駆動孔47に沿って左上端部まで移動される。同時に 、固定ピン41が、下側切替マスク32の長孔40に沿って長孔40の左下端部 まで移動されるとともに、下側駆動板35の連動孔49に沿って連動孔49の左 端部まで移動される。下側切替マスク32は上下方向にのみスライド可能に支持 されるため、従動ピン43および固定ピン41の移動により、下側切替マスク3 2は、上端部がパノラマサイズの画面下端にほぼ一致する位置まで、上方にスラ イドされる。
【0037】 一方、上側駆動板34の左方への移動により、上側切替マスク31の従動ピン 39が、上側駆動板34の駆動孔44に沿って右下端部まで移動される。同時に 、固定ピン37が、長孔36に沿って長孔36の右上端部まで移動されるととも に、上側駆動板34の連動孔46に沿って連動孔46の右端部まで移動される。 上側切替マスク31は上下方向にのみスライド可能に支持されるため、従動ピン 39および固定ピン37の移動により、上側切替マスク31は、下端部がパノラ マサイズの画面上端にほぼ一致する位置まで、下方にスライドされる。
【0038】 以上のように上記実施例によれば、例えば35mmフルサイズ画面からパノラ マサイズ画面に切替える際、操作レバー50を図9中右方に移動させるだけで、 画面サイズ切替機構30が作動して35mmフルサイズ画面からパノラマサイズ 画面に切替られるとともに、係止レバー57を介して可動ミラー73が連動して 傾動され、データの写込み位置が変更される。これにより、データの写込み位置 を、迅速かつ容易に画面サイズに合った位置に変更することができる。
【0039】 なお、上記各実施例では、データの写込み位置をフィルムの給送方向と垂直方 向に切替え可能とし、35mmフルサイズ撮影時とパノラマサイズ撮影時とでデ ータの写込み位置を変更するように構成したが、データの写込み位置をフィルム の給送方向に切替え可能とし、35mmフルサイズ撮影時とハーフサイズ撮影時 とでデータの写込み位置を変更するように構成してもよい。
【0040】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、フィルム面における情報の写込み位置を変更す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るカメラを示す全体断面
図である。
【図2】図1のカメラのカメラ本体を示す斜視図であ
る。
【図3】35mmフルサイズ撮影に用いられるピント板
を示す平面図である。
【図4】パノラマサイズ撮影に用いられるピント板を示
す平面図である。
【図5】データ写込み装置の35mmフルサイズ撮影時
の状態を示す断面図である。
【図6】データ写込み装置のパノラマサイズ撮影時の状
態を示す断面図である。
【図7】写真フィルムの一部を示す平面図である。
【図8】本考案の他の実施例に係るカメラのカメラ本体
を示す斜視図である。
【図9】図8のカメラの画面サイズ切替機構の35mm
フルサイズ撮影時の状態を示す図である。
【図10】図8のカメラの画面サイズ切替機構のパノラ
マサイズ撮影時の状態を示す図である。
【符号の説明】
1 フィルム面 30 画面サイズ切替機構(画面サイズ変更手段) 62 パノラマサイズ撮影用ピント板(ピント板) 70 データ写込み装置(情報写込み手段) 73 可動ミラー(情報写込み位置変更手段)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の情報をフィルム面における所定の
    位置に写込む情報写込み手段と、この情報写込み手段に
    よる情報の写込み位置を変更する情報写込み位置変更手
    段とを備えることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 画面サイズを変更する画面サイズ変更手
    段を備えることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 カメラ本体に着脱可能なピント板を備
    え、上記情報写込み位置変更手段が、このピント板に連
    動して情報の写込み位置を変更することを特徴とする請
    求項1記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 上記情報写込み位置変更手段が、上記画
    面サイズ変更手段に連動して情報の写込み位置を変更す
    ることを特徴とする請求項2記載のカメラ。
JP7550091U 1991-06-14 1991-06-14 カメラ Pending JPH04137336U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7550091U JPH04137336U (ja) 1991-06-14 1991-06-14 カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7550091U JPH04137336U (ja) 1991-06-14 1991-06-14 カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04137336U true JPH04137336U (ja) 1992-12-21

Family

ID=31930776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7550091U Pending JPH04137336U (ja) 1991-06-14 1991-06-14 カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04137336U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5086311A (en) Panoramic camera
JPH04137336U (ja) カメラ
JP2866296B2 (ja) パノラマ撮影機能付カメラのスイッチ部構造
JP3566539B2 (ja) 視野範囲切り替え装置
JPH04328537A (ja) カメラ
JPH0725790Y2 (ja) パノラマ撮影装置付きカメラ
US5610676A (en) Camera permitting change-over of photographic image plane frame
JP3777512B2 (ja) カメラ
JP2803815B2 (ja) カメラのファインダー装置
JPH1031249A (ja) ファインダー装置及びトグルバネ機構
JPH0729542U (ja) パノラマ撮影が可能なカメラ
JP2003078795A (ja) デジタルカメラ
JPH0725791Y2 (ja) パノラマ撮影装置付きカメラ
JP3130951B2 (ja) パノラマ撮影可能なカメラ
JPH0548186Y2 (ja)
JPH05232573A (ja) パノラマ撮影機能付きカメラの撮影情報写し込み装置
JPH0743822A (ja) データ写し込み装置
JPH06160963A (ja) 画面サイズ切換え可能なカメラ
JPH05107631A (ja) データ写し込み装置付きカメラ
JPH0615054U (ja) カメラの露光範囲切り換え機構
JPH04135753U (ja) カメラ
JPH06160966A (ja) パノラマ撮影機能付きカメラの撮影情報写し込み装置
JPH0736102A (ja) 画面サイズ切換カメラ
JPH06332057A (ja) カメラ
JPH05232572A (ja) パノラマ撮影機能付きカメラの撮影情報写し込み装置