JPH04134392U - カーテンレールを備えたサツシ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カーテンレールの取付手間が省け、工事の省
力化が図れる。 【構成】 外壁１の開口部１４に配設するサッシ２にお
いて、外壁開口部内天面に沿うサッシの内側片２５を延
長し、内側片先端下面にカーテンレール４を一体に設け
る。このため、サッシを通常の方法で、外壁開口部に取
り付けるのみで、カーテンレールも同時に取り付けられ
る。飾り縁３の垂れ片にてカーテンボックス状となり、
カーテンレールが従来のように露出することがないの
で、開口部の外観をすっきり仕上げることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は外壁の開口部に配設するサッシの内天面に沿う内側片先端下面に、カ ーテンレールを一体に形成したカーテンレールを備えたサッシに関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

窓等の外壁開口部にサッシを取り付け、この外壁開口部で、かつ外壁厚内にカ ーテンを張設する場合、図２に示すように外壁にサッシＳと、このサッシＳの内 側で開口面に沿って配設される飾り縁Ｋとを取り付け、さらにこの飾り縁Ｋの内 天面にカーテンレールＲをビスにて取り付け、このカーテンレールＲにカーテン を吊垂支持している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

飾り縁にカーテンレールをビス止めにて取り付ける手数を要すると共に、確実 に固定されないとカーテンレールが抜け落ちる危険があり、かつ室内側よりカー テンレール全体が見える欠点がある。

【０００４】 本考案はカーテンレールをサッシに一体に設けてカーテンレールの取付手間を 省く、外観を美しく仕上げることを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記目的を達成するためになしたもので、外壁の開口部に配設するサ ッシにおいて、外壁開口部内天面に沿うサッシの内側片を延長し、内側片先端下 面にカーテンレールを一体に設けたことを要旨とする。

【０００６】

【作用】

外壁に取り付けるサッシの上部側で、かつ外壁開口部天面に沿う片の先端にカ ーテンレールを一体に構成しているため、サッシを通常の方法で、外壁開口部に 取り付けるのみで、カーテンレールも同時に取り付けられ、外観開口部内天面と サッシとの間に飾り縁を挿入するようにして取り付けると、この飾り縁の室内側 端面に垂れ片を一体に形成しているので、この垂れ片にてカーテンボックス状と なり、カーテンレールが従来のように露出することがないので、開口部の外観を すっきり仕上げることができる。

【０００７】

【実施例】

以下本考案を図示の実施例にもとづいて説明する。 図において１は所要の材質を用いて構成された外壁で、枠材１１に所望の外壁 材１２と内装材１３を一体にして外壁としての断熱遮音性を有する適当な厚さと し、この外壁１の開口部１４に、室外側にサッシ２を、室外側に飾り縁３をそれ ぞれ配設する。

【０００８】 サッシ２は今日一般に採用されているアルミまたはアルミニウム合金でもって 製したもので、図示のものは２枚の引戸を引違式に嵌合する外レール２１と内レ ール２２を平行にして配設すると共にこの内外両レール２１，２２に平行にして 室外側に外片２３，室内側に内片２４を一体に設け、この外片２３の上片を外壁 材１１の外面に密接するようになす。

【０００９】 さらにこの内片２４の内側片２５は延長して外壁開口部の内天面と飾り縁３を 挿入可能な隙間を開けて、ほぼ室内側面に達するようにし、この内側片２５の先 端下面に所望の断面形状をしたカーテンレール４を一体に形成する。このカーテ ンレール４はサッシ２と同材質にて構成される。例えばサッシ２が引抜工法で製 作されるならば、カーテンレール４もサッシと同時に引抜成形されるものである 。そしてこのカーテンレール４に所望のカーテン（図示せず）を吊垂支持する際 、カーテンの荷重がカーテンレール４にかかるが、この荷重に対しても内側片２ ５が垂れ下がる方向に変形しないように所望の強度を有するようにして板厚や形 状が定められ、必要に応じてこの内側片２５に補強用のリブ（図示せず）を設け ることもある。

【００１０】 飾り縁３は合成樹資材あるいはアルミニウム、その他所望の材質を用いて製作 され、外壁開口部内天面とサッシ２の内側片２５との隙間内に挿入固定される板 厚を有する挿入片３１と、この挿入片３１の室内側端に挿入片３１と交わる方向 に設けた垂片３２とよりなり、断面Ｔ字形となるようにする。そしてこの垂片３ ２の上部は内装材１３に沿い、下部は開口部下方に向き、かつカーテンレールの 側面と平行するようになす。この垂片３２は望ましくはカーテンレール４に近接 され、しかもカーテンボックス様になるよう下方に少し垂れ下がるようにしてそ の長さを定めるものとする。

【００１１】 なお飾り縁３は前記隙間に挿入するのみで取付可能であるが、接着剤を塗布し て接着することも、またビス止めすることも可能である。

【００１２】

【考案の効果】

本考案カーテンレールを備えたサッシは、外壁の開口部に配設するサッシにお いて、外壁開口部内天面に沿うサッシの内側片を延長し、内側片先端下面にカー テンレールを一体に設けるようになしているため、カーテンレールの取付手間が 省け、工事の省力化が図れると共にカーテンレールが脱落することがなく、かつ 外観をすっきり仕上げることができる等の利点を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案カーテンレールを備えたサッシの断面図
である。

【図２】従来の方法でカーテンレールを取り付けた状態
を示す断面図である。

【符号の説明】

１ 外壁 １４ 開口部 ２ サッシ ２５ 内側片 ３ 飾り縁 ３１ 挿入片 ３２ 垂片 ４ カーテンレール

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 外壁の開口部に配設するサッシにおい
   て、外壁開口部内天面に沿うサッシの内側片を延長し、
   内側片先端下面にカーテンレールを一体に設けたことを
   特徴とするカーテンレールを備えたサッシ。