JPH04131955U - 光結合装置 - Google Patents

光結合装置

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JPH04131955U
JPH04131955U JP1991069524U JP6952491U JPH04131955U JP H04131955 U JPH04131955 U JP H04131955U JP 1991069524 U JP1991069524 U JP 1991069524U JP 6952491 U JP6952491 U JP 6952491U JP H04131955 U JPH04131955 U JP H04131955U
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    • H01L31/12Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof structurally associated with, e.g. formed in or on a common substrate with, one or more electric light sources, e.g. electroluminescent light sources, and electrically or optically coupled thereto
    • H01L31/16Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof structurally associated with, e.g. formed in or on a common substrate with, one or more electric light sources, e.g. electroluminescent light sources, and electrically or optically coupled thereto the semiconductor device sensitive to radiation being controlled by the light source or sources

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光結合装置の遮光板や発光部または受光部を
接着剤を用いずにケースに固定する。 【構成】 絞り窓5を有する遮光板6をホルダー10に
固定し、ホルダー10の凹部62に発光部1または受光
部2を嵌合し、フツク61にてホルダー10をケース3
内に固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、通過路上を通過する被検出物体の有無を無接点で検出することので きる光結合装置(フオトインタラプタ)の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の被検出物体の通過路を挟んで発光素子と受光素子を対向配置してなる透 過型光結合装置(フオトインタラプタ)の構造を図30,31に示す。図30は 平面図、図31は分解斜視図である。
【0003】 図30,31において、1は発光素子(発光ダイオード)を透光性樹脂にてモ ールドして成る発光部、2は受光素子(フオトトランジスタ)を透光性樹脂にて モールドして成る受光部で、これら発光部1および受光部2を通過路Xを挟んで 対向するよう遮光性材料からなるケース3に組み込み固定している。
【0004】 また、ケース3の対向面(通光部)3a,3bには、投光窓4aおよび採光窓 4bが形成されており、採光窓4bのある対向面3bに、光結合装置の検出位置 精度(分解能)を高めるため、エツチングもしくはパンチング加工により形成さ れた絞り窓5をもつ遮光板6が接着剤7により貼り付け固定されている。
【0005】 よつて、図30,31の構造の光結合装置においては、発光部1より発せられ た光がケース3の投光窓4aを通過し、被検出物体Yに照射される。そして、被 検出物体Yの状態により信号となつた光が、遮光板6の絞り窓5およびケース3 の採光窓4bを介して受光部2へ入射し、電気信号として変換されることになる 。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来構造の光結合装置においては、図30,31に示した絞り窓 を持つ遮光板がケースに接着剤にて貼り付けられているだけであり、衝撃等の外 力によりケースからの剥離が生じやすく、また、接着剤量の管理等、作業が困難 であり、各々の製品において接着強度取り付け状態の差が生じやすい。さらに、 作業時間がかかることにより製品コストが高くなる。
【0007】 本考案は、上記に鑑み、高分解能で位置精度の高い絞り窓を作業性が良く、安 価に構成できる光結合装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)本考案請求項1による課題解決手段は、図1ないし図5の如く、通過路X 上を通過する被検出物体の有無を無接点で検出するもので、発光素子を有する発 光部1と、受光素子を有する受光部2と、該発光部1および受光部2が通過路X を挟んで対向配置されて収納されるケース3とを備え、前記ケース3の対向面3 a,3bに投光窓4aおよび採光窓4bが形成された光結合装置において、前記 発光部1と投光窓4a、および受光部2と採光窓4bとの少なくとも一方の間隙 に、発光部1または受光部2を保持するためのホルダー10が配置され、該ホル ダー10に絞り窓5を有する遮光板6が固定され、前記ケース3に、ホルダー1 0との当たりによりホルダー10を位置決めする位置決め手段20が設けられた ものである。
【0009】 (2)請求項2による課題解決手段は、図6〜12の如く、請求項1記載の遮光 板6は、インサート成形あるいは熱圧着等により、その一端6aが請求項1記載 のホルダー10内に固定され、他端6bが自由状態とされたものである。
【0010】 (3)請求項3による課題解決手段は、請求項1記載のホルダー10は、機種に 応じてその色調が変更されたものである。
【0011】 (4)請求項4による課題解決手段は、図17〜27の如く、ホルダー10に、 ケース3と係合してケース3からの抜けを防止する係合手段61が設けられ、ホ ルダー10の発光部1または受光部2と接触する接触面に、発光部1または受光 部2に嵌合してそのホルダー10からの抜けを防止する凹部62が設けられたも のである。
【0012】
【作用】
上記請求項1による課題解決手段において、ケース3に絞り窓5を有する遮光 板6を具備したホルダー10を挿入する。このとき、ケース3に位置決め手段2 0を設けており、ホルダー10は、ケース3との当たりにより位置決めがなされ る。しかる後、発光部1または受光部2を挿入する。そうすると、発光部1また は受光部2は、ホルダー10に突き当てられた形でケース3と接着されるため、 ホルダー10は、ケース3と受光部2を介して固定されることになる。
【0013】 このように、発光部1または受光部2と採光窓4bとの間隙に、絞り窓5を有 する遮光板6を具備したホルダー10を配置し、ケース3に、ホルダー10との 当たりによりホルダー10を位置決めする位置決め手段20を設けているので、 従来のように、高分解能で位置精度の高い絞り窓を持つ遮光板を接着剤によりケ ースに貼付する必要がなくなり、作業時間の短縮および製品ごとの遮光板の取り 付け状態の均一性が図れる。
【0014】 請求項2において、絞り窓5を有する絞り窓5は、インサート成形あるいは熱 圧着により、ホルダー10内に一端6aを固定しているため、衝撃等、外力によ る遮光板の剥離の問題もなくなる。さらに、遮光板6の他端6bは、ケース3と ホルダー10間の隙間Zに自由端として収納しているため、周囲温度の変動によ り生じる樹脂と金属の膨張、収縮等の熱的変動量の逃げとなり、変動量の差によ り生じる応力がかからず遮光板の反りが発生しにくい。
【0015】 請求項3では、ホルダー10の色調を変更させることで、製品の仕様の識別が 容易となる。
【0016】 請求項4では、ホルダー10の凹部62に発光部1または受光部2を嵌合し、 フツク61にてホルダー10をケース3内に固定する。そうすると、接着剤を用 いずに発光部1または受光部2をケース3内に固定できる。
【0017】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。なお、図30,31に示し た従来技術と同一機能部品については同一符号を付している。
【0018】 〔第一実施例〕 図1ないし図5は本考案第一実施例に係る光結合装置を示しており、図1は本 考案第一実施例に係る光結合装置の平面図、図2は同じくその底面図、図3は図 1のA−A断面図、図4は図1のB−B断面図、図5は図1のC−C断面図であ る。
【0019】 また、図6は同じくホルダーの斜視図、図7は同じくホルダーを背面から視た 斜視図、図8は同じくホルダーを背面から視た図、図9は図8のD−D断面図、 図10は同じくホルダーを正面から視た図、図11は同じくホルダーの平面図、 図12は同じく底面図である。
【0020】 図13は同じく絞り窓を有する遮光板を示す正面図、図14は同じく曲げ加工 を施した遮光板を示す正面図、図15は同じくその側面図、図16は同じくその 底面図である。
【0021】 図示の如く、本実施例の光結合装置(フオトインタラプタ)は、請求項1,2 に対応するもので、通過路X上を通過する被検出物体の有無を無接点で検出する もので、発光素子を有する発光部1と、受光素子を有する受光部2と、該発光部 1および受光部2が通過路Xを挟んで対向配置されて収納されるケース3とを備 え、前記ケース3の対向面3a,3bに投光窓4aおよび採光窓4bが形成され ている。
【0022】 そして、前記受光部2と採光窓4bとの間隙に、受光部2を保持するための絞 り窓5を有する金属製の遮光板6を具備したホルダー10が配置され、前記ケー ス3に、ホルダー10との当たりによりホルダー10を位置決めする位置決め手 段20が設けられている。
【0023】 前記発光部1および受光部2は、図3の如く、個別のリードフレーム31,3 2に搭載された発光素子および受光素子を透光性樹脂にてモールドして成る。
【0024】 前記ケース3は、遮光性材料にて、発光部1が収納される発光側収納室33と 、受光部2が収納される受光側収納室34と、該収納室33,34間に介設され 収納室33,34と共に通過路Xを形成する連結部35とから成る下面開放コ字 形に形成されている。なお、受光側収納室34の上面には、図4の如く、採光窓 4bと連通する開口34aが設けられている。
【0025】 前記投光窓4aおよび採光窓4bは、図1,2の如く、ケース3の対向面3a ,3bの上部から縦長に形成されており、採光窓3bの幅は、採光窓4bの幅よ りも大きく設定されている。なお、採光窓4bの壁面50は、内側に突出形成さ れている。
【0026】 前記ホルダー10は、図6〜12に示すような形状を有しており、遮光板6を 支持し、採光部4bおよび受光側収納室34の開口34aに嵌合する縦断面L字 形のホルダー本体41と、該ホルダー本体41の両側面に一体的に設けられた張 り出しガイド42とから構成されている。そして、ホルダー本体41には、絞り 窓5で絞り込まれた発光部1からの光を受光部2に導く導光孔41bが貫通して 形成されており、裏面には、受光部2を収納するための凹部41aが形成されて いる。
【0027】 前記遮光板6は、図13〜16の如く、所定位置にエツチングまたはプレス加 工にて形成された微小幅の絞り窓5が形成されており、その上端に一体的に形成 されたくさび形の折曲片6aが設けられている。また、遮光板6は、図14の如 く、折曲片6aをプレス加工等により折り曲げL字形とされ、その後、インサー ト成形により、図6,9の如く、一端(折曲片)6aを埋設してホルダー10内 に固定し、他端6bを自由状態としている。なお、図10,13中、6cはホル ダー10の成形樹脂がまわり込むことにより遮光板6の抜けを防止する孔、6d は遮光板6をホルダー成形用金型にセツトする際に位置決め用ピンが挿入される ピン孔である。
【0028】 前記位置決め手段20は、図2,3の如く、ホルダー本体41の上部を嵌合保 持する前記受光側収納室34の開口34aと、ホルダー10のガイド42を支持 するため、このガイド42に当接する位置まで突出させた採光窓4bの壁面50 とから構成されている。
【0029】 上記光結合装置は、以下のようにして製造される。
【0030】 図3の如く、ケース3の発光側収納室33に発光部1を挿入し、接着剤7にて 固定する。一方、ケース3の受光側収納室34の壁面50に対して絞り窓5を有 する遮光板6を具備したホルダー10のガイド42を沿わせるかたちでホルダー 10を下方から挿入する。
【0031】 このとき、ケース3に、図2,4の如く、ホルダー本体41の上部と、ホルダ ー10のガイド42とを支持する位置決め手段20を設けており、ホルダー10 は、ケース3との当たりにより位置決めがなされる。
【0032】 すなわち、ホルダー本体41の上部がケース3の開口34aに嵌合保持される ことにより、ホルダー10の前後および上下方向の位置決めがなされ、またホル ダー41のガイド42がケース3の壁面50に当接することにより、ホルダー1 0の左右方向の位置決めがなされる。
【0033】 しかる後、受光部2をホルダー10の凹部41aに挿入し、接着剤7により固 定する。そうすると、受光部2は、ホルダー10に突き当てられた形でケース3 と接着されるため、ホルダー10は、ケース3と受光部2を介して固定されるこ とになる。
【0034】 このように、受光部2と採光窓4bとの間隙に、絞り窓5を有する遮光板6を 具備したホルダー10を配置し、ケース3に、ホルダー10との当たりによりホ ルダー10を位置決めするよう位置決め手段20を設けているので、従来のよう に、高分解能で位置精度の高い絞り窓を持つ遮光板を接着剤によりケースに貼付 する必要がなくなり、作業時間の短縮および製品ごとの遮光板の取り付け状態の 均一性が図れる。
【0035】 また、絞り窓5が形成された遮光板6は、インサート成形により、その一端6 aをホルダー10内に埋設して固定しているが、他端6bはケース3とホルダー 10の嵌合によりできる隙間Zに自動的に支持される形となり、衝撃等、外力に よる遮光板の剥離の問題はなくなる。
【0036】 この隙間Z(図3参照)に支持される遮光板6の他端6bは、隙間Z内では接 着も圧入もされておらず、自由状態であり、周囲温度の変化によつて樹脂と金属 の膨張、収縮等熱的変動量の差により生じる応力がかからないので、遮光板の反 りが発生しにくい。
【0037】 さらに、遮光板6をホルダー成形用金型内にセツトしてインサート成形を行う ことによりホルダー10が形成されるが、この際、金型内に、遮光板6に設けら れた位置決め用ピン孔6dに対するピンを具備することにより、ホルダー10と 遮光板6に形成された絞り窓5の取り付け精度を向上させ、均一化を図ることが 可能となる。
【0038】 したがつて、高分能の絞り窓を精度よく安価に光結合装置に組み込むことが可 能となり、かつ絞り窓を有する遮光板の取り付け強度の高い光結合装置が提供で きる。
【0039】 〔第二実施例〕 第一実施例の光結合装置においては、分解能(スリツト幅)を変更する際、ホ ルダー10に具備される遮光板6の絞り窓5の幅を変更すれば良いという利点が あるがゆえに、完成品形状は分解能が変わつても類似したものとなる。例えば、 スリツト幅が少し違う(分解能の異なる)製品が発生した場合、完成品及びホル ダーは酷似しており、識別は困難となる。このことは、光結合装置の生産工程に おいて、異機種部品の混入という問題につながる可能性もある。
【0040】 そこで、本実施例は、請求項3に対応しており、第一実施例の光結合装置の利 点を生かしつつ、識別の容易な光結合装置及びその部品を提供可能とするため、 絞り窓5を有する遮光板6が具備されたホルダー10の成形材料の色調を、黒色 以外にも変更させる(例えば、赤色、青色等の材料を使用する)ものであり、そ の他の構成は第一実施例と同様である。
【0041】 このように、ホルダー10の材料の色調を変更することにより、光結合装置を 組み立てた際には、ケース3の正面にホルダー10の先端部が現れ、色調の違い が容易に確認できる。
【0042】 このため、完成品及びホルダー10の識別を容易にすることが可能となる。ま た、ホルダー10の色調を機種別に設定すれば、完成品の機種名の印字等を省く こともできる。
【0043】 なお、色調を変更させる為に、ホルダー10の材料に遮光性材料が使えなくて も、絞り窓5をもつ遮光板6により発光素子、受光素子の遮光作業が得られるの で、多様な色調を使える構造上の利便さもある。
【0044】 〔第三実施例〕 図17は本考案第三実施例に係る光結合装置の平面図、図18は同じくその底 面図、図19は図17のE−E断面図、図20は図17のF−F断面図、図21 は同じくホルダーの斜視図、図22は同じくホルダーを背面から視た斜視図、図 23は同じくホルダーを背面から視た図、図24は図23のG−G断面図、図2 5は同じくホルダーを正面から視た図、図26は同じくホルダーの平面図、図2 7は同じくホルダーの底面図である。
【0045】 前述の第一、第二実施例の光結合装置においては、構成部材の最終的な固定に は、接着剤が必要となり、生産工程上、接着剤の塗布量の管理作業や注入作業を 必要とする。本実施例はこれらの作業の省略を目的としたものであつて、図示の 如く、ホルダー10に、ケース3と係合してケース3からの背面方向Mへの抜け を防止する係合手段61が設けられ、ホルダー10の発光部1または受光部2と 接触する接触面に、発光部1または受光部2に嵌合してそのホルダー10からの リードフレーム32の引き出し方向Mへの抜けを防止する凹部62が設けられた ものである。
【0046】 前記係合手段61は、図17〜21の如く、ホルダー10の光対向面(底面) 側に突出形成されたフツクと、ケース3の連結部35の通路側面に形成された弾 性変形可能な当接部35aとからなる。
【0047】 前記フツク61は、ホルダー10をケース3の背面から挿入する際の容易さを 考慮し、挿入方向側の面のみが傾斜して三角形状に形成されている。
【0048】 前記連結部35のフツク61が当接する当接部35aは、ホルダー10の挿入 時にフツク61の挿入方向への進行を阻害しないよう、連結部35の周囲より薄 くされ、かつスリツト35bが切欠かれており、これにより、該当接部35aは 、フツク61の進行方向に対して弾性変形可能とされている。また、遮光板6は 、図21,25の如く、フツク61に対応する位置に切欠部6aが形成されてい る。
【0049】 前記凹部62は、図23〜24の如く、受光部2の受光面が埋没するよう、該 受光部2の受光面と同形状に形成されている。
【0050】 上記構成において、まず、受光部2をホルダー10の凹部62に嵌合する。そ うすると、受光部2と遮光板6との位置関係が固定される。
【0051】 次に、受光部2を嵌合したホルダー10をケース3の背面から受光側収納室3 4に挿入する。そして、ホルダー10のフツク61の傾斜面が連結部35の当接 部35aに当接し、当接部35aをフツク61の押圧力によりフツク61の進行 方向に強制的に倒す。倒された当接部35aは、フツク61の通過後、弾性復元 して元の状態に戻る。そして、この当接部35aにより、フツク61のケース3 の背面方向への抜けを防止する。
【0052】 このように、ケース3に対してホルダー10を係合する係合手段61と、ホル ダー10に対して受光部を嵌合する凹部62とを設けているので、受光部2を固 定するための接着剤を省略しても、ケース3、ホルダー10および受光部2を互 いに固定でき、接着材料の削除、接着作業の簡易化により安価なフオトインタラ プタが提供できる。
【0053】 なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではなく、本考案の範囲内で上 記実施例に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。
【0054】 例えば、本考案のホルダーを発光側に配置してもよい。
【0055】 また、上記実施例では、絞り窓5が1つの基本的な光結合装置について説明し たが、図28の様に、複数の絞り窓を持つ光結合装置にも応用できる。また、図 29の様に、絞り窓を有する遮光板をフレーム状に形成し、曲げ加工後、ホルダ ーにインサート成形を行い、継手部6eをカツトすれば、さらに作業性の向上が 図れる。
【0056】 さらに、インサート成形で遮光板をホルダーに固定したが、遮光板を熱圧着に より固定しても同様な効果が得られる。
【0057】 さらにまた、第三実施例において、係合手段61をホルダー10の光対向面に 突出形成していたが、ホルダー10の側面に設けてもよいし、形状についても、 断面円弧状や凹状に形成してもよい。
【0058】
【考案の効果】
以上の説明から明らかな通り、 (1)本考案請求項1によると、受光部と採光窓との間隙に、絞り窓を有する遮 光板を具備したホルダーを配置し、ケースに、ホルダーとの当たりによりホルダ ーを位置決めする位置決め手段を設けているので、従来のように、高分解能で位 置精度の高い絞り窓を持つ遮光板を接着剤によりケースに貼付する必要がなくな り、作業時間の短縮および製品ごとの遮光板の取り付け状態の均一性が図れる。
【0059】 (2)請求項2によると、インサート成形あるいは熱圧着等により、遮光板の一 端をホルダー内に固定し、他端を自由状態としているので、衝撃等、外力による 遮光板の剥離の問題もなくなり、周囲温度の変動により生じる樹脂と金属の膨張 、収縮等の熱的変動量の逃げとなり、変動量の差により生じる応力がかからず遮 光板の反りが発生しにくい。
【0060】 以上(1)(2)から、高分能の絞り窓を精度よく安価に光結合装置に組み込 むことが可能となり、かつ絞り窓を有する遮光板の取り付け強度の高い光結合装 置が提供できる。
【0061】 (3)請求項3では、ホルダーの色調を変更させることで、製品の仕様の識別が 容易となる。
【0062】 (4)請求項4では、受光部または発光部を固定するための接着剤を省略でき、 接着材料の削除および接着作業を省略を図り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案第一実施例に係る光結合装置の平
面図である。
【図2】図2は同じくその底面図である。
【図3】図3は図1のA−A断面図である。
【図4】図4は図1のB−B断面図である。
【図5】図5は図1のC−C断面図である。
【図6】図6は同じくホルダーの斜視図である。
【図7】図7は同じくホルダーを背面から視た斜視図で
ある。
【図8】図8は同じくホルダーを背面から視た図であ
る。
【図9】図9は図8のD−D断面図である。
【図10】図10は同じくホルダーを正面から視た図で
ある。
【図11】図11は同じくホルダーの平面図である。
【図12】図12は同じく底面図である。
【図13】図13は同じく絞り窓を有する遮光板を示す
正面図である。
【図14】図14は同じく曲げ加工を施した遮光板を示
す正面図である。
【図15】図15は同じくその側面図である。
【図16】図16は同じくその底面図である。
【図17】図17は本考案第三実施例に係る光結合装置
の平面図である。
【図18】図18は同じくその底面図である。
【図19】図19は図17のE−E断面図である。
【図20】図20は図17のF−F断面図である。
【図21】図21は同じくホルダーの斜視図である。
【図22】図22は同じくホルダーを背面から視た斜視
図である。
【図23】図23は同じくホルダーを背面から視た図で
ある。
【図24】図24は図23のG−G断面図である。
【図25】図25は同じくホルダーを正面から視た図で
ある。
【図26】図26は同じくホルダーの平面図である。
【図27】図27は同じくホルダーの底面図である。
【図28】図28は他の実施例に係る複数の絞り窓を有
する遮光板の正面図である。
【図29】図29は同じく絞り窓を有する遮光板をフレ
ーム状に形成した例を示す正面図である。
【図30】図30は従来の光結合装置の平面図である。
【図31】図31は同じくその分解斜視図である。
【符号の説明】
1 発光部 2 受光部 3 ケース 3a,3b 対向面 4a 投光窓 4b 採光窓 5 絞り窓 6 遮光板 6a 一端 6b 他端 10 ホルダー 20 位置決め手段 61 係合手段 62 段部 X 通過路

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通過路上を通過する被検出物体の有無を
    無接点で検出するもので、発光素子を有する発光部と、
    受光素子を有する受光部と、該発光部および受光部が通
    過路を挟んで対向配置されて収納されるケースとを備
    え、前記ケースの対向面に投光窓および採光窓が形成さ
    れた光結合装置において、前記発光部と投光窓、および
    受光部と採光窓との少なくとも一方の間隙に、発光部ま
    たは受光部を保持するためのホルダーが配置され、該ホ
    ルダーに絞り窓を有する遮光板が固定され、前記ケース
    に、ホルダーとの当たりによりホルダーを位置決めする
    位置決め手段が設けられたことを特徴とする光結合装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の遮光板は、インサート成
    形あるいは熱圧着等により、その一端が請求項1記載の
    ホルダー内に固定され、他端が自由状態とされたことを
    特徴とする光結合装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のホルダーは、機種に応じ
    てその色調が変更されたことを特徴とする光結合装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の光結合装置において、ホ
    ルダーに、ケースと係合してケースからの抜けを防止す
    る係合手段が設けられ、ホルダーの発光部または受光部
    と接触する接触面に、発光部または受光部に嵌合してそ
    のホルダーからの抜けを防止する凹部が設けられたこと
    を特徴とする光結合装置。
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