JPH04130676A - 準平面型ジョセフソン接合素子を用いたdc―squid - Google Patents

準平面型ジョセフソン接合素子を用いたdc―squid

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JPH04130676A
JPH04130676A JP2253973A JP25397390A JPH04130676A JP H04130676 A JPH04130676 A JP H04130676A JP 2253973 A JP2253973 A JP 2253973A JP 25397390 A JP25397390 A JP 25397390A JP H04130676 A JPH04130676 A JP H04130676A
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JP
Japan
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electrode
squid
upper electrode
bridge
sides
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JP2253973A
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Inventor
Megumi Shinada
恵 品田
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、例えば生体磁気測定や磁気探知等の微小磁界
測定に用いられるDC−SQUIDに関する。
〈従来の技術〉 ジョセフソン接合の形態として、準平面型のものか知ら
れている。準平面型のジョセフソン接合では、下部電極
の上に絶縁層を介して上部電極か形成され、これらの下
部電極と上部電極の表面がブリッジによって互いにウィ
ークに接合された構造を持つ。このような準平面型のジ
ョセフソン接合では、そのウィークリンク長か上部電極
と下部電極の間に介在する絶縁層の厚さによって決まる
ため、平面上の微細加工を必要とする平面型のジョセフ
ソン接合に比して、比較的制御が容易な膜厚の調整によ
ってそのウィークリンク長か定まる点において有利であ
る。
従来、このような準平面型のジョセフソン接合を2か所
に有するDC−SQUIDはすでに実用化されている。
従来の準平面型ジョセフソン接合を有するDCSQUI
Dは、例えば第2図ないし第6図に平面図で示すような
手順で製造される。なお、これらの図においては、層間
絶縁層およびバリア層の図示は省略(透視)している。
すなわち、まず基板上にNb系等の超電導体薄膜を製膜
してモジュレーションコイル1とインプットコイル2を
パターニングする。この状態を第2図に示す。次に、層
間絶縁層およびコンタクトホールを形成した後、その上
方から同じく超電導体薄膜を製膜してグランドブレーン
3とインプットコイル引き出し電極2aをパターニング
する。
この状態を第3図に示す。
その後、層間絶縁層およびコンタクトホールを形成し、
超電導体薄膜を製膜して第4図に示すようにSQUID
リング4のパターニングを行う。
次いでこのSQUIDリング4を下部電極としてその表
面全面にバリア層(絶縁層)を形成する。
その後、バリア層の上に超電導体薄膜を製膜して上部電
極を兼ねるカウンタ電極5のパターニングを行う。この
状態を第5図に示す。
最後に、その上から超電導体薄膜を製膜して、第6図(
a)に全体平面図を、同図(b)にそのB部拡大図を示
すようなブリッジ6をパターニングする。
ブリッジ6を形成する手順を詳しく述へると、下記の通
りである。
■第5図の状態から、ブリッジとSQUIDリング4(
下部電極)およびカウンタ電極5との超電導コンタクト
をとるために、素子全面のスパッタエツチングを行う。
■次に、ブリッジを形成するための超電導体薄膜を製膜
するか、この製膜は、膜の自然酸化等の成長を抑えるた
め、上記したエツチングと同一の真空チャンバ内で行つ
■その後、レジストを塗布し、ブリッジパターンの電子
ビーム露光(以下、EB露光と称する)を行う。このと
き、ブリッジパターンはサブミクロン幅の均一なライン
を必要とするため、EB露光を行うことはは必須である
■その後、このレジスト膜をマスクとしてスパッタエツ
チングまたはりアクティブイオンエツチング(RIE)
によるブリッジのパターニングを行う。
以上により、カウンタ電極5の左右に1か所ずつジョセ
フソン接合部7a、7bが得られる。
〈発明が解決しようとする課題〉 以上のような従来の準平面型ジョセフソン接合を有する
DC−SQUIDの構造および製造方法によれば、■の
工程は前記したようにブリッジ6とSQUIDリング4
間、およびブリッジ6とカウンタ電極5間を超電導接続
するための工程で、しかも、ブリッジ部分を構成する超
電導体薄膜の製膜と同一のチャンバ内で行う必要がある
ため、そのエツチング方法はスパッタエツチングに限ら
れる。
ところで、一般にスパッタは電界によって加速された粒
子の衝突による物理的なプロセスであるため、エツチン
グの異方性が大きい。従って、特に準平面型のブリッジ
が形成されるような段差のある部分は、その段差の影に
なる部分のエツチングレートか遅くなる。このため、ブ
リッジが形成されるべき位置にごく薄い酸化膜が残るこ
とがあり、この場合、接合の臨界電流値か小さくなる。
このような残った酸化膜の厚さが2つのジョセフソン接
合部で全く同じであるならば問題はないか、実際にはカ
ウンタ電極5の左右に接合かできるため、スパッタ粒子
の方向性により、片側の酸化膜が少なく、他側は厚くな
って残る場合が殆どである。その結果、左右の接合の臨
界電流にアンバランスが生じ、SQUIDの特性を劣化
させるという問題がある。
なお、上記の場合において、酸化膜が完全に無くなるま
でエツチングを行えば良いのであるか、酸化膜とNb膜
等の超電導体薄膜のエツチングレートは極端に違うため
、酸化膜を完全に無くそうとすると、カウンタ電極5に
与えるダメージか大きくなってしまう。
以上のような問題を解決する手段として、第7図に示す
ように、2か所のジョセフソン接合部が形成されるカウ
ンタ電極5のエツジを同じ側となるようにブリッジ6a
、6bをパターニングする方法が考えられる。しかし、
この方法では、ノくタニングの際のEB露光の再現性が
問題となる。
すなわち、従来の方法ではブリッジ6のラインを1回の
描画で行うか、この方法では2回の描画が必要となり、
EB露光のライン幅の再現性に接合の臨界電流値が左右
されてしまうという新たな問題が生じる。
本発明は以上のような問題を解決するためになされたも
ので、1回のEB露先によるプリツジノ(ターンの描画
により、2つのジョセフソン接合の臨界電流値にアンバ
ランスを生じることかなく、容易に高性能化を達成する
ことのできる構造のDC−SQUIDを提供することに
ある。
く課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するため、本発明のDC−SQUID
は、実施例に対応する第1図に示すように、上部電極(
カウンタ電極)5の先端部の平面形状か、互いに180
度未満の角度で交差する2辺5a、5bを有する凸型を
なし、この先端部の両辺5a、5bを跨がる1本の直線
状のブリ・ソジ6によって、上部電極5と下部電極(S
QUIDリング)4の表面が2か所でウィークに接合さ
れていることによって特徴付けられる。
く作用〉 前記したようにスパッタエツチングの特性により、2つ
のジョセフソン接合部か上部電極5の同一のエツジ側に
あれば残った酸化膜の厚さにアンバランスか生じにくく
、また、EB露先の特性により、描画は1回であること
が望ましい。本発明はこの2つの条件を同時に満足しよ
うとするものである。
すなわち、上部電極5の先端部に、互いに180度未満
で交差する2辺5a、5bを形成し、この両辺5a、5
bを跨ぐような1本の直線状のブリッジ6を設けること
により、特に上記の角度か180度に近ければ近いほど
、2つのジョセフソン接合部直下におけるスパッタエツ
チング時のエツチングレートに差は生じず、そこに残る
酸化膜の厚さもほぼ同一となって、所期の目的が達成さ
れる。
〈実施例〉 第1図は本発明実施例の要部の拡大平面図で、他の部分
は第6図に示した構成と同等である。
下部電極を構成するSQUIDリング4の上方に、バリ
ア層(図示せず)を介して上部電極となるカウンタ電極
5か形成されている。このカウンタ電極5の先端部は、
その両側縁部を切り欠いたような凸型の形状を有してお
り、この例ではこの凸型を形成する両斜辺5a、5bは
、互いに約90度の角度で交差している。
そして、この両斜辺5a、5bの双方を跨ぐように、1
本の直線状のブリッジ6か形成されており、このブリッ
ジ6は、両斜辺5a、5b上のカウンタ電極5のエツジ
部において、バリア層を介してこのカウンタ電極5の表
面とSQUIDリング4の表面とをウィークに接合し、
ここに2か所の準平面型ジョセフソン接合部7a、7b
を形成している。
以上の本発明実施例の製造方法は、前記した従来の製造
方法において、カウンタ電極5のパターンを第1図のよ
うに変更するだけでよい。
そして、この構造によれば、バリア層のスパッタエツチ
ングの際に、ジョセフソン接合部7a。
7bが形成されるべき段差のあるカウンタ電極5のエツ
ジは、従来のように完全に反対側のエツジとはならず、
より同一の側に近い状態となって、酸化膜が残ってもそ
の膜厚はほぼ同等な厚さとなり、左右のジョセフソン接
合部7a、7bの臨界電流値にアンバランスか生じにく
い。
また、ブリッジ6をパターニングするためのEB露光は
、直線状の1回でよく、その再現性を考慮する必要はな
い。
ここで、カウンタ電極5の先端の角度は、180度未満
であればいいわけで、かつ、180度に近ければ近いほ
ど、スパッタエツチングの異方性の影響は少なくなるか
、あまり大きい角度にすると、ブリッジパターニング時
の位置合わせの問題や、実効的な接合の幅が増加するこ
ともあるのて、この点も併せて、使用するスパッタ装置
によって最適な角度が存在する。このようなことから考
慮すると、この角度は、30〜150度程度か望ましい
と言える。
なお、以上の実施例ては、下部電極としてSQUIDリ
ングを、上部電極としてカウンタ電極を採用した場合に
ついて述べたか、本発明は、カウンタ電極を下部電極と
し、SQUIDリングを上部電極とした構造にも全く等
価に適用できることは勿論である。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば、上部電極の先端
部の平面形状を、互いに180度未満の角度で交差する
2辺を有する凸形状にして、この2辺を跨ぐような1本
の直線状のブリッジによって上部電極と下部電極とを絶
縁層を介して2か所でウィークに接合してジョセフソン
接合部を形成したから、従来の製造方法に特に余分な工
程を付加することなく、ブリッジと各電極との超電導接
続のためのスパッタエツチング時におけるエツチングの
異方性があっても、2つのジョセフソン接合部の臨界電
流値を揃えることかでき、容易に高性能のDC−SQU
IDを得ることかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の要部構成を示す平面図、第2図
ないし第6図は従来のDC−SQUIDの製造方法を説
明する平面図、 第7図は従来の問題を解決するための一手法の説明図で
ある。 1・・・・モジュレーションコイル 2・・・・インプットコイル 3・・・・グランドプレーン 4・・・・SQUIDリング(下部電極)5・・・・カ
ウンタ電極(上部電極) 5a、5b・・・・斜辺 6・・・・ブリッジ 7a、7b・・・・ジョセフソン接合部特許出願人  
 株式会社島津製作所 代 理 人    弁理士 西1)新 第4図 第6図 (a) 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 下部電極の上方に絶縁層を介して上部電極が形成され、
    その下部電極と上部電極の表面か、これらに跨がって形
    成されたブリッジにより2か所において互いにウィーク
    に接合され、かつ、上記下部電極もしくは上部電極のい
    ずれか一方がSQUIDリングパターンを有してなるS
    QUIDにおいて、上記上部電極の先端部の平面形状が
    、互いに180度未満の角度で交差する2辺を有する凸
    型をなし、この先端部の両辺を跨がる1本の直線状のブ
    リッジによって上記上部電極と下部電極の表面が2か所
    でウィークに接合されていることを特徴とする、準平面
    形ジョセフソン接合素子を用いたDC−SQUID素子
JP2253973A 1990-09-20 1990-09-20 準平面型ジョセフソン接合素子を用いたdc―squid Pending JPH04130676A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5548130A (en) * 1992-08-11 1996-08-20 Seiko Instruments Inc. DC superconducting quantum interference device with shield layer
WO2006038706A1 (ja) * 2004-10-05 2006-04-13 National Institute Of Information And Communications Technology, Incorporated Administrative Agency 電磁波検出素子およびそれを用いた電磁波検出装置

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