JPH04129988A

JPH04129988A - エレベータ

Info

Publication number: JPH04129988A
Application number: JP2247184A
Authority: JP
Inventors: Toshiaki Nakagawa; 俊明中川
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1990-09-19
Filing date: 1990-09-19
Publication date: 1992-04-30
Also published as: KR920006218A; GB2250012A; GB9119760D0

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、とくにトラクション式のエレベータに関する
。

（従来の技術）エレベータの大部分を占めている従来のトラクション式
エレベータ（以下、エレベータという）の概略構成を示
す第３図において、昇降路の上端に設けられた機械室１
には、紙面直交方向にＩ形鋼の一対のはり１ａが架設さ
れ、これらのはり１ａの上面には同じ（■形鋼の一対の
はり１ｂが横に架設され、このはり１ｂの右側の上面に
は、巻上機４が配置されている。

この巻上機４は、車軸３ａに嵌合固定されてこの車軸３
ａとともに回転する駆動綱車３と、車軸３ａの外周を下
部の湾曲部で両側から挾み上端に電磁石９ａなどが取り
付けられたブレーキ９と、図示しない減速歯車機構など
を介して駆動綱車３と連結されてこの駆動綱車３を駆動
する電動機２と、駆動綱車３に巻き付けられて右側下端
にかご６が接続され、左側下端につり合いおもり７が接
続された主索５て構成されいる。

一方、はり１ｂの左寄り下側には、詳細省略した一対の
軸受８ａが取り付けられ、この軸受８ａにはそらせ車８
が回転自在に挿着され、このそらせ車８の左上面外周に
は上述の主索５が掛けられている。

さて、このように構成されたエレベータにおいては、電
動機２が駆動され、車軸３ａを介して駆動綱車３を回転
させることで、主索５は同図において時計方向と反時計
方向に巻き上げられて、かご６とつり合いおもり７がつ
るべ式に交互に昇降する。

なお、このときの主索５の索引力（」、駆動綱車３と主
索５との間の摩擦力によるもので、主索５はこの摩擦力
で駆動綱車５の外周との間ですべることなく送り出され
る。また、かご６が停止しているときには、ブレーキ９
の動作で駆動綱車３は固定されるが、このときにも駆動
綱車３との間の摩擦力で主索５はすべることなく、図示
しない制御盤からの指令に従いかご６を所定の位置に停
止させる。

一方、車軸３ａと車軸８ａの同図左右方向の間隔は、か
ご６とつり合いおもり７が上述のように昇降路内を昇降
しても、互いに接触しないように、かご６の奥行やつり
合いおもり７の直径から所要の値に決められていて、こ
の結果、駆動綱車８に巻き付けられた主索５の巻付角α
は、通常１２０゜〜１５０°の範囲となっている。

（発明が解決しようとする課題）ところが、このように構成されたエレベータにおいては
、高層の倉庫に設置されて、同図のように爪の上に搬送
物１０ａを載せたフォークリフト１０が、もし、かご６
のなかに乗り込んで来たときには、フォークリフト１０
の運転者の不注意から規定重量を超えて、主索５が駆動
綱車３との間ですべって、かご６がずれ落ちるおそれが
ある。

これは、例えばフォークリフト１０の運転者が、搬送物
１０ａの重量がかご６の許容積載量以内であればよい、
と錯覚して、フォークリフト１０の前輪が同図のように
かご６の内部に入ることによる荷重の増加を考慮しない
ときなどに発生する。

この結果、もし、主索５か滑ってかご６の位置もずれる
と、エレベータは稼働を一時停めて停止位置を再調整し
なければならない。

そのため、主索５を駆動綱車３に２回巻き付けて、巻付
角αを増やし、索引力を増やすいわゆるダブルラップ方
式や、駆動綱車３とそらせ車８との高低差を増やして、
巻付角αを増やす方法もあるが、このうち前者は、駆動
綱車３とそらせ車８の幅を広げなければならないだけで
なく、車軸３ａ、　　８ａの直径も増やさなければなら
ない。

また、後者は、機械室１の天井ＩＣの高さを増やさなけ
ればならないだけでなく、巻上機４の配置や据付作業が
やりにくくなる反面、巻付角αはそれほど増えないので
効果は薄い。

そこで、本発明の目的は、機械室の高さを増やすことな
く、索引力を容易に増やすことのできるトラクション式
のエレベータを得ることである。

［発明の構成］（課題を解決するための手段と作用）本発明は、機械室に巻上機とそらせ車が設けられたエレ
ベータにおいて、そらせ車に、巻上機の駆動綱車に取り
付けられたブレーキに連動する補助ブレーキを設けるこ
とで、主索の巻付角を増やして、機械室の高さを増やす
ことなく、索引力を容易に増やすことのできるエレベー
タである。

（実施例）以下、本発明のエレベータの一実施例を図面を参照して
説明する。但し、第３図と重複する部分は同符号を付し
て説明を省く。

第１−図は、本発明のエレベータの要部を示す図で、第
３図に対応する図である。

同図において、そらせ車８の車軸８ａには、駆動綱車３
側のブレーキ９と比べてやや小形のブレーキ１１−が取
り付けられ、このブレーキ１１の上端には、同じく電磁
石９ａの約２分の１の容量のブレーキｌｌａが取り付け
られている。

そして、このブレーキｌｌａの図示しない励磁コイルは
、ブレーキ９ａの図示しない励磁コイルと並列に接続さ
れていて、図示しないエレベータの制御盤からのＯＮ・
ＯＦＦ指令で入切される接触器で同時に励磁・消磁され
るようになっている。

さて、このように構成されたエレベータにおいでは、か
ご６を停めるときには、図示しないエレベータ制御盤か
らの指令による上述の接触器の投入により、電磁石９ａ
、ｌｌａの図示しない励磁コイルが同時に励磁されて、
駆動綱車３とそらせ車８は同時に停止される。

すると、このときの主索５と駆動綱車３およびそらぜ車
８との間の摩擦力は、そらせ車８と主索５との接触角β
の分だけ従来の駆動綱車３と主索５との間の摩擦力に比
べて増えるので、約１．２〜１．５倍となる。したがっ
て、従来のエレベータと比べて索引力を増やすことがで
きる。

また、増設となるブレーキ１１は、下側のそらせ車８の
」１方の従来から使われていない空間に取り付けられる
ので、機械室１の高さを増やさなくてもよく、部分的な
部品追加でできるので、既設品、新設品の如何を問わず
容易に取り付けることができる。

次に、第２図は、本発明のエレベータの他の実施例を示
す図である。

同図においては、そらせ車８の外周には、短い弧状の先
端が接離するブレーキ１２が取りイ」けられている。

これは、そらせ車８と主索５との接触角βが、駆動綱車
８と主索５との接触角αに比べて２分の１から５分の１
と小さくて、それだけ所要の制動力も減らすことができ
るので、簡単な構造のブレーキ１−２としたものである
。

なお、同図においても、駆動綱車８のブレーキ９と同じ
く、電磁石１−２ａが設けられていて、第１図の場合と
同様にそれぞれのコイルは並列に接続されて同時に励磁
・消磁されるが、ブレーキ１２の電磁石１２ａは省いて
、代りに、電磁石９ａのＯＮ・ＯＦＦで駆動される機構
部とリンクやレバーなどで連結して、そらせ車８を押圧
し停止させるようにしてもよい。

［発明の効果］以上、本発明によれば、機械室に巻上機とそらせ車が設
けられたエレベータにおいて、そらせ車に、巻上機の駆
動綱車に取り付けられたブレーキに連動する補助ブレー
キを設けることで、主索の接触角を増やしたので、機械
室の高さを増やすことなく、索引力を容易に増やすこと
のできるエレベータを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のエレベータの一実施例を示す図、第２
図は本発明のエレベータの他の実施例を示す図、第３図は従来のエレベータの一例を示す図である。１・・・機械室３・・・駆動綱車４・・・巻上機５・・・主索８・・・そらせ車９゜１１・・・ブレーキ

Claims

【特許請求の範囲】機械室に巻上機とそらせ車が設けられたエレベータにお
いて、前記それせ車に、前記巻上機の駆動綱車に取り付けられ
たブレーキに連動する補助ブレーキを設けたことを特徴
とするエレベータ。