JPH04126655A

JPH04126655A - 磁気浮上車両用脚装置

Info

Publication number: JPH04126655A
Application number: JP24959590A
Authority: JP
Inventors: Fumio Iwamoto; 岩本　文雄; Shoji Iwai; 岩井　昭二
Original assignee: Sumitomo Precision Products Co Ltd
Current assignee: Sumitomo Precision Products Co Ltd
Priority date: 1990-09-18
Filing date: 1990-09-18
Publication date: 1992-04-27
Anticipated expiration: 2011-10-02
Also published as: JP2539702B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は、磁気浮上車両の低速用補助車輪を支持する
脚装置の改良に係り、補助車輪をレバー状懸架部材のフ
ォークアームで軸支し、該懸架部材の他方アームに緩衝
支持するための圧空型のダンパーを直列配置した伸縮型
の揚降アクチュエーターを設けて補助車輪の引き込みを
可能にし、構造が簡単で軽量、格納スペースが小さく、
メンテナンスが容易な磁気浮上車両用脚装置に関する。

従来の技術磁気浮上車両システムは、地上に浮上用および推進用の
地上コイルを配置し、車両側の電磁石にて磁気反発させ
て浮上させ、また、推進用コイルを次々と励磁して移動
磁界を形成して、車両側の電磁石を移動させるものであ
り、前記電磁石を超電導コイルとすることにより鉄心を
なくすことができる。

しかし、超電導コイルとすることにより、反発式磁気浮
上刃はある程度の速度を有する場合に発生するため、低
速度域では補助車輪で車両を支持する必要がある。

従って、磁気浮上車両の補助車輪は、停止時や所要の低
速度域では乗り心地よく作動し、高速走行時には車両本
体に格納され、また必要時には直ちに使用できかつ車輪
を出した際の衝撃を吸収できる構造が求められている。

磁気浮上車両の補助車輪として、特開昭６３−２ｉ２１
６５号公報には、補助車輪をトレーリングアームにて支
持し、このアームにダンパーを設けて衝撃吸収する構造
となし、さらにダンパーの支点側に揚程シリンダを設け
て、ダンパーとアームを引上げて車輪を格納可能となし
ている。

発明が解決しようとする課題上述の補助車輪用脚機構は、揚程シリンダ、緩衝装置、
トレーリングアームから構成され、取り付はスペースは
大きくなると同時に部品点数及び取り付は箇所が多いた
め、メンテナンスに多くの時間が必要であった。

この発明は、磁気浮上車両の低速用補助車輪を支持する
脚装置の改良を目的とし、補助車輪に求められる本来の
機能を十分発揮し、さらに乗り心地がすぐれかつ構造が
簡単で軽量、格納スペースが小さく、メンテナンスが容
易な構成からなる磁気浮上車両用脚装置の提供を目的と
している。

課題を解決するための手段この発明は、枢軸を車両に軸支したレバーの一方がフォークアームと
なり車輪を軸支し、他方アーム先端に、圧空型のダンパーを直列配置し内部
ロック機構を備えた伸縮型の揚降アクチュエーターを接
続して車両に軸支したことを特徴とする磁気浮上車両用
脚装置である。

作　　用この発明による磁気浮上車両用脚装置は、一方が車輪を
軸支するフォークアームからなるレバーと、レバーの他
方アームに軸支する揚降アクチュエーターのみで、懸架
部材が極めて少なく簡単な構造からなり、軽量化、メン
テナンスが容易である。

揚降アクチュエーターがレバーを押すことにより車輪が
容易にかつ確実に上昇し格納されるため、車両１こ設け
る格納スペースが小さくできる利点があり、また、揚降
アクチュエーターが収縮しレバーを引くことにより車輪
が降下した際に内部ロック機構が作動し、その後、これ
に直列配置したダンパーが作動してすぐれた衝撃吸収能
力を発揮する。また、圧空型のダンパーは引張り時に衝
撃吸収を行う方式を採用し、ピストンのこじれが発生し
ない構成としている。

実施例第１図と第２図はこの発明による磁気浮上車両用脚装置
の構成を示す説明図であり、第１図は車両側面から見た
説明図、第２図は車両後方がら見た説明図である。

第３図はダンパーを内蔵した内部ロック機構を有する揚
降アクチュエーターの縦断説明図である。

コ（７）発明による脚装置は、レバー（１ｏ）トタンパ
ーを直列配置した内部ロック機構を有する揚降アクチュ
エーター（２ｏ）がら構成されている。

レバー（１０）は枢軸部（１３）でブラケット（３）を
介して車両に軸支され、車輪（１）の車軸（２）を軸支
するためのフォークアーム（１１）と揚降並びに車輪（
１）への衝撃などを伝達するためのレバーアーム（１２
）とから構成されている。

さらに、レバーアーム（１２）先端には、バレル（２１
）を車両に軸支した揚降アクチュエーター（２０）のダ
ンパーロッド（３１）が軸支されている。

揚降アクチュエーター（２０）は、車両に軸支したバレ
ル（２１）内に、−左端の揚降ロッド（２５）を嵌入し
たピストンシリンダ（２４）の他方端がダンパーシリン
ダ（３０）を形成して、ダンパーロッド（３１）が嵌入
されている。

ピストンシリンダ（２４）の揚降ロッド（２５）先端に
はロックセグメント（２７）を内蔵したピストンヘッド
（２６）が装着されて、バレル（２１）内に嵌入されエ
ンドキャップ（２３）で止着したスリーブ状のロックガ
イド（２２）内に挿入され、ロックガイド（２２）端と
バレル（２１）内端で行程を規制さればね（２９）で付
勢したロックピストン（２８）の段付き部と対向し、前
記ピストンヘッド（２６）の前後に所要の圧油が導入さ
れる構成である。

ロックピストン（２８）は、バレル（２１）内端のばね
（２９）で図の左方向に付勢されるが、ロックピストン
（２８）の左端内部が圧油室（２８ａ）を形成して、ピ
ストンヘッド（２６）の中央部を貫通して揚陸ロッド（
２５）内に挿入してあり、圧油室（２８ａ）がらの圧油
がオリフィス（２８ｂ）を通してロックピストン（２８
）の段付き部とピストンヘッド（２６）間に流入出する
構成からなる。

ピストンシリンダ（２４）のダンパーシリンダ（３ｏ）
内には、先端にピストンヘッド（３２）を装着したダン
パーロッド（３１）が挿入されてエンドキャップ（３５
）で封止してあり、ダンパーシリンダ（３ｏ）内にエン
ドキャップ（３５）とピストンヘッド（３２）間に空気
室（３３）を形成し、かつダンパーロッド（３１）内に
形成した空気室（３４）とオリフィス（３６）を介して
連通し、雨空気室（３３Ｘ３４）内に所要の空気が封入
された構成からなる。

以上の構成からなるこの発明の脚装置は、車輪（１）を
上昇格納するには、バレル（２１）の車両側のボートを
経て圧油室（２８ａ）へ圧油を供給すると、圧油はオリ
フィス（２８ｂ）を通してロックピストン（２８）の段
付き部とピストンヘッド（２６）間に流入スルが、ピス
トンヘッド（２６）がロックされているため、ロックピ
ストン（２８）かばね（２９）に抗して右行することに
より、ロックセグメント（２７）力４τロックガイド（
２２）の穴部より外れてロック状態が解除されて揚陸ロ
ッド（２５）が伸長し、ダンパーロッド（３１）がダン
パーシリンダ（３０）内に進入し底突きしてレバーアー
ム（１２）を押し、フォークアーム（１１）を上昇させ
る。

また、揚陸ロッド（２５）を収縮させると、ダンパーロ
ッド（３１）も併せて収縮しレバーアーム（１２）が引
っ張られ、フォークアーム（１１）が下降するとともに
、ロックセグメント（２７）がロックガイド（２２）の
穴部に嵌まりロックピストン（２８）で固定されてロッ
ク状態となり、続いてダンパーロッド（３１）が所要長
さ伸長して車輪（１）が接地し、車輪（１）の上下動な
どの入力がレバー（１０）を介してダンパーロッド（３
１）に伝達されて、空気室（３３）（３４）間の圧縮空
気がオリフィス（３６）を介して移動することにより緩
衝支持し、すぐれた衝撃吸収能力を発揮する。

また、この発明の脚装置の懸架主体にレバー（１０）を
使用しているので、その材質を選択することにより装置
全体の軽量化が実現できる。

揚陸アクチュエーター（２０）のピストンヘッド（２６
）の前後に所要の圧油が導入されるが、受圧面積が小さ
く使用油量を少なくすることができる。

また、ダンパーシリンダ（３０）に圧空型を用いたこと
がら揚陸アクチュエーター（２０）の軽量化、メンテナ
ンスが容易である。

さらに、この発明の脚装置に用いた揚陸アクチュエータ
ー（２０）のバレル（２１）とダンパーシリンダ（３０
）間、ダンパーシリンダ（３０）とダンパーロッド（３
１）間には、機能部であるピストンロッド等の保護ため
、第３図に示す如く、揚陸ロッド（２５）、ダンパーロ
ッド（３１）の作動範囲間を密封できる金属ベローズ（
３７Ｘ３８）を装着し、従来の布製ブーツの難点であっ
た風雨による劣化、異物による機能部の損傷を防止して
いる。従って脚装置としての信頼性が高くなる。

発明の効果この発明は、車輪を軸支するフォークアームと揚陸アク
チュエーターを軸支するレバーアームとからなるレバー
のみで、懸架部材が極めて少なく簡単な構造からなり、
軽量化、メンテナンスが容易であり、軸受は部を全て無
潤滑軸構造とすればメンテナンスフリーとすることがで
きる。

揚陸アクチュエーターがレバーを押動するだけで車輪が
格納されるため、車両に設ける格納スペースが／ｈさく
できる利点があり、また、揚陸アクチュエーターに直列
配置した圧空型のダンパーが作動してすぐれた衝撃吸収
能力を発揮する。

さらに、車両側への取付は点が少なく着脱が容易であり
、揚陸アクチュエーターおよびダンパーのピストンロッ
ドの保護に金属ベローズを用いたことから風雨による劣
化、異物による機能部の損傷を防止して作動信頼性が高
くなる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図と第２図はこの発明による磁気浮上車両用脚装置
の構成を示す説明図であり、第１図は車両側面から見た
説明図、第２図は車両後方から見た説明図である。第３図はダンパーを内蔵した内部ロック機構を有する揚
陸アクチュエーターの縦断説明図である。１・・・車輪、２・・・車軸、３・・・ブラケット、１
０・・・レバー、１１・・・フォークアーム、１２・・
・バーアーム、１３・・・枢軸部、２０・・・揚陸アク
チュエーター、２１・・・バレル、２２・・・ロックガ
イド、２３・・・エンドキャップ、２４・・・ピストン
シリンダ、２５・・・揚陸ロッド、２６・・・ピストン
ヘッド、２７・・・ロックセグメント、２８・・・ロッ
クピストン、２８ａ・・・圧油室、２８ｂ・・・オリフ
ィス、２９・・・ばね、３０・・・ダンパーシリンダ、
３１・・・ダンパーロッド、３２・・・ピストンヘッド
、３３．３４・・・空気室、３５・・・エンドキャップ
、３６・・・オリフィス、３７．３８・・・金属ベロー
ズ。

Claims

【特許請求の範囲】１枢軸を車両に軸支したレバーの一方がフォークアームと
なり車輪を軸支し、他方アーム先端に、圧空型のダンパ
ーを直列配置し内部ロック機構を備えた伸縮型の揚降ア
クチュエーターを接続して車両に軸支したことを特徴と
する磁気浮上車両用脚装置。