JP2856954B2 - 磁気浮上車両用案内脚装置 - Google Patents

磁気浮上車両用案内脚装置

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JP2856954B2
JP2856954B2 JP3210334A JP21033491A JP2856954B2 JP 2856954 B2 JP2856954 B2 JP 2856954B2 JP 3210334 A JP3210334 A JP 3210334A JP 21033491 A JP21033491 A JP 21033491A JP 2856954 B2 JP2856954 B2 JP 2856954B2
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文雄 岩本
正道 山田
和裕 小田
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Railway Technical Research Institute
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気浮上車両ガイ
ドウエイ側壁に沿い機械的に案内するための案内脚装置
に係り、車輪をレバー状懸架部材のフォークアームで軸
支し、該懸架部材の他方アームに緩衝支持するためのダ
ンパーを同軸に内蔵配置した伸縮型のアクチュエーター
を設けて車輪の完全引き込みを可能にし、構造が簡単で
軽量、格納スペースが小さく、メンテナンスが容易な磁
気浮上車両用案内脚装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気浮上車両システムは、地上に浮上用
および推進用の地上コイルを配置し、推進用コイルを次
々と励磁して移動磁界を形成して、車両側の電磁石を移
動させるものであり、また、車両側の電磁石が移動する
ことにより、地上の浮上用コイルに誘導電流を発生させ
て、それにより磁気反発させて車両を浮上させるもので
ある。
【0003】また、超電導コイルとすることにより、誘
導反発式磁気浮上力はある程度の速度を有する場合には
じめて車両重量を支えるだけの十分な浮力を発生するた
め、低速度域では補助車輪で車両を支持する必要があ
る。
【0004】従って、補助車輪の支持脚装置は、停止時
や所要の低速度域では乗り心地よく作動し、高速走行時
には車両本体に格納され、また必要時には直ちに使用で
きかつ車輪を出した際の衝撃を吸収できる構造が求めら
れている。
【0005】上記の補助車輪の支持脚装置とは別個に設
けられる案内脚装置は、磁気浮上車両が停止中または低
速走行中の磁気による左右案内が十分でなく方向性が乱
される場合、これに代わって機械的に案内するためにガ
イドウェイ側壁に接触回転するもので、車両の両側に設
けてある。これも高速走行時には車両本体に格納され、
また必要時には直ちに使用できかつ車輪を出した際の衝
撃を吸収できる構造が求められている。
【0006】磁気浮上車両の補助車輪の支持脚装置とし
て、特開昭63−212165号公報には、補助車輪を
トレーリングアームにて支持し、このアームにダンパー
を設けて衝撃吸収する構造となし、さらにダンパーの支
点側に揚程シリンダを設けて、ダンパーとアームを引上
げて車輪を格納可能となしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の補助車輪用脚機
構は、揚程シリンダ、緩衝装置、トレーリングアームか
ら構成され、取り付けスペースは大きくなると同時に部
品点数及び取り付け箇所が多いため、メンテナンスに多
くの時間が必要であり、案内脚装置に適用できないもの
である
【0008】この発明は、磁気浮上車両のガイドウエイ
側壁に沿い機械的に案内するための案内脚適用可能な
脚装置の提供を目的とし、案内脚に求められる本来の機
能を十分発揮し、さらに乗り心地がすぐれかつ構造が簡
単で軽量、格納スペースが小さく、メンテナンスが容易
な構成からなる磁気浮上車両用案内脚装置の提供を目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、内部ロック
機構を備えかつバレルヘッドが車両に軸支された伸縮型
のアクチュエーターのピストンシリンダ内に圧空型のダ
ンパーを同軸に内蔵配置して該ピストンシリンダとダン
パーロッドを個別に同一軸方向に伸縮自在になし、前記
ダンパーロッド先端と、一方がフォークアームとなり案
内車輪を軸支しかつ枢軸を車両に軸支して水平方向に揺
動自在になしたレバーの他方アーム先端とを接続して、
アクチュエーターの伸縮で該車輪を脚出し収納可能にし
磁気浮上車両用案内脚装置である。
【0010】
【作用】この発明による磁気浮上車両用案内脚装置は、
一方が案内車輪を軸支するフォークアームからなるレバ
ーと、レバーの他方アームに軸支する揚降アクチュエー
ターのみで、懸架部材が極めて少なく簡単な構造からな
り、軽量化、メンテナンスが容易である
【0011】クチュエーターがレバーを押すことによ
り車輪が容易にかつ確実に引き込み格納されるため、車
両に設ける格納スペースが小さくできる利点があり、ま
た、クチュエーターが収縮しレバーを引くことにより
車輪が脚出しの際に内部ロック機構が作動し、その後、
これに同軸に内蔵配置したダンパーが作動してすぐれた
衝撃吸収能力を発揮する。また、ダンパーは引張り時に
衝撃吸収を行う方式を採用し、ピストンのこじれが発生
しない構成としている。
【0012】
【実施例】実施例1 図1と図2はこの発明による磁気浮上車両用案内脚装置
の構成を示す説明図であり、図1は車両面から見た説
明図、図2は車両後方から見た説明図である。図3は内
部ロック機構を有するアクチュエーターの縦断説明図で
ある。この発明による案内脚装置は、レバー10とダン
パー30を同軸に内蔵配置した内部ロック機構を有する
クチュエーター20から構成されている。案内脚装置
は、磁気浮上車両の磁気案内力が少ない場合に磁力に代
わって機械的に案内するため車両の台車両側に装着した
もので、立設されるガイドウェイ側壁4に対して案内車
輪1が水平方向に脚出して当接して、案内並びに衝撃吸
収を行い、不要時には台車内に収納格納される。
【0013】レバー10は水平に配置してその枢軸部1
3で図示しないブラケットを介して台車に軸支され、案
内車輪1の車軸2を軸支するためのフォークアーム11
と脚出し引き込み並びに案内車輪1の衝撃などを伝達す
るためのレバーアーム12とから構成されている。さら
に、レバーアーム12先端には、バレル21ヘッドを枢
軸部13とは反対側のブラケット3を介して車両台車に
軸支したアクチュエーター20のダンパーロッド31先
端が軸支されている。
【0014】クチュエーター20は、車両に軸支した
バレル21内にッド25を嵌入したピストンシリンダ
24の他方端がダンパーシリンダ30を形成して、ダン
パーロッド31が嵌入されている。
【0015】ピストンシリンダ24のッド25先端に
はロックセグメント27を内蔵したピストンヘッド26
が装着されて、バレル21内に嵌入されエンドキャップ
23で止着したスリーブ状のロックガイド22内に挿入
され、ロックガイド22端とバレル21内端で行程を規
制さればね29で付勢したロックピストン28と対向
し、前記ピストンヘッド26の前後に所要の圧油が導入
される構成である。
【0016】ピストンシリンダ24のダンパーシリンダ
30内には、先端にピストンヘッド32を装着しかつフ
リーのハイプレッシャーピストン34を外装したダンパ
ーロッド31が挿入されてエンドキャップ35で封止し
てあり、またダンパーロッド31内にはフリーピストン
33が挿入されている。
【0017】ハイプレッシャーピストン34とフリーピ
ストン33は圧空にて押圧されて、ピストンヘッド32
とハイプレッシャーピストン34間及びオリフィス36
で連通したダンパーロッド31の内側に封入された圧油
と対抗する構成である。
【0018】以上の構成からなるこの発明の案内脚装置
は、案内車輪1を格納するには、ッド25を伸長させ
ることにより、ダンパーロッド31がダンパーシリンダ
30内に進入し底突きしてレバーアーム12を押し、フ
ォークアーム11を格納させる。
【0019】また、ッド25を収縮させると、ダンパ
ーロッド31も併せて収縮しレバーアーム12が引っ張
られ、フォークアーム11が押し出されるとともに、ロ
ックセグメント27がロックガイド22の穴部に嵌まり
ロックピストン28で固定されてロック状態となり、続
いてダンパーロッド31が所要長さ伸長して案内車輪1
がガイドウェイ側壁4に接地し、車輪1の上下動などの
入力がレバー10を介してダンパーロッド31に伝達さ
れて緩衝支持し、すぐれた衝撃吸収能力を発揮する。
【0020】また、この発明の案内脚装置の懸架主体に
レバー10を使用しているので、その材質を、例えばア
ルミニウム合金やチタン合金などから選択することによ
り装置全体の軽量化を図ることができる。
【0021】この発明の案内脚装置に用いたクチュエ
ーター20のバレル21とダンパーシリンダ30間、ダ
ンパーシリンダ30とダンパーロッド31間には、機能
部であるピストンロッド等の保護ため、図3に示す如
く、ッド25、ダンパーロッド31の作動範囲間を密
封できる金属ベローズ37,38を装着し、従来の布製
ブーツの難点であった風雨による劣化、異物による機能
部の損傷を防止している。従って支持脚装置としての信
頼性が高くなる。
【0022】なお、図4には、前記枢軸部13を跨いで
車両に固着したブラケット40の先端のフォーク41に
防振材を介してストッパー輪42を回転自在に軸支した
ストッパー輪装置を配置した例を示し、ストッパー輪4
2の一部が常時台車より突出している。これは車両が高
速浮上走行中に磁石に異常を発生すると、磁石は一瞬に
して磁力を失うため、その部位は落下すると共に反対側
の磁石に押されガイドウェイ側壁に押し付けられる。
この時車両を守るためストッパー輪42が側壁と接触
し、回転して車両が停止するまで左右案内を行なうもの
である。
【0023】さらに、クチュエーター20のダンパー
シリンダ30の所要外周面に爪部61を突設し、またバ
レル21先端にはリミットスイッチ60を配置して、バ
レル21内にピストンシリンダ24のッド25が嵌入
して内部ロックが完了した際、爪部61がリミットスイ
ッチ60に当接し、内部ロックの完了を関知することが
できる。
【0024】
【発明の効果】この発明によるガイドウエイ側壁に接触
する案内脚は、車輪を軸支するフォークアームとクチ
ュエーターを軸支するレバーアームとからなるレバーの
みで、懸架部材が極めて少なく簡単な構造からなり、軽
量化、メンテナンスが容易であり、また、軸受部を全て
無潤滑軸構造とすればメンテナンスフリーとすることが
できる。
【0025】クチュエーターがレバーを押動するだけ
で車輪が格納されるため、車両に設ける格納スペースが
小さくできる利点があり、また、クチュエーターに
軸に内蔵配置したダンパーが作動してすぐれた衝撃吸収
能力を発揮する。さらに、車両側への取付け点が少なく
着脱が容易であり、クチュエーターおよびダンパーの
ピストンロッドの保護に金属ベローズを用いたことから
風雨による劣化、異物による機能部の損傷を防止して作
動信頼性が高くなる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による磁気浮上車両用案内脚装置を車
両上面から見た説明図である。
【図2】この発明による磁気浮上車両用案内脚装置を車
両後方から見た説明図である。
【図3】この発明による案内脚装置のダンパーを有する
アクチュエーターの縦断説明図である。 1 案内車輪 2 車軸 3 ブラケット 4 ガイドウェイ側壁 10 レバー 11 フォークアーム 12 レバーアーム 13 枢軸部 20 アクチュエーター 21 バレル 22 ロックガイド 23 エンドキャップ 24 ピストンシリンダ 25 ロッド 26 ピストンヘッド 27 ロックセグメント 28 ロックピストン 29 ばね 30 ダンパーシリンダ 31 ダンパーロッド 32 ピストンヘッド 33 フリーピストン 34 ハイプレッシャーピストン 35 エンドキャップ 36 オリフィス 37,38 金属ベローズ 40 ブラケット 41 フォーク 42 ストッパー輪60 リミットスイッチ 61 爪部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 正道 兵庫県尼崎市扶桑町1番10号 住友精密 工業株式会社内 (72)発明者 小田 和裕 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財 団法人 鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 滝澤 秀行 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財 団法人 鉄道総合技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−212165(JP,A) 特開 平2−136366(JP,A) 米国特許3904153(US,A) 米国特許3032297(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B61B 13/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部ロック機構を備えかつバレルヘッド
    が車両に軸支された伸縮型のアクチュエーターのピスト
    ンシリンダ内にダンパーを同軸に内蔵配置して該ピスト
    ンシリンダとダンパーロッドを個別に同一軸方向に伸縮
    自在になし、前記ダンパーロッド先端と、一方がフォー
    クアームとなり案内車輪を軸支しかつ枢軸を車両に軸支
    して水平方向に揺動自在になしたレバーの他方アーム先
    端とを接続して、アクチュエーターの伸縮で該車輪を脚
    出し収納可能にした磁気浮上車両用案内脚装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US3904153A (en) 1974-02-25 1975-09-09 Boeing Co Steerable and retractable aircraft nose landing gear assembly

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2568539B2 (ja) * 1987-02-27 1997-01-08 財団法人鉄道総合技術研究所 磁気浮上車の補助車輪支持装置

Patent Citations (2)

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