JPH0825449B2 - 磁気浮上車両用脚装置 - Google Patents

磁気浮上車両用脚装置

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JPH0825449B2
JPH0825449B2 JP2313585A JP31358590A JPH0825449B2 JP H0825449 B2 JPH0825449 B2 JP H0825449B2 JP 2313585 A JP2313585 A JP 2313585A JP 31358590 A JP31358590 A JP 31358590A JP H0825449 B2 JPH0825449 B2 JP H0825449B2
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leaf spring
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文雄 岩本
一三 西岡
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Railway Technical Research Institute
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、磁気浮上車両の低速用補助車輪を支持す
る脚装置の改良に係り、補助車輪を一方が板ばね、他方
がアームからなるベルクランク状懸架部材の板ばねとレ
バーアームで懸架してダンパーで緩衝支持し、該懸架部
材の他方アームにレバーを介して内部ロック付き揚降ア
クチュエーターを設けて補助車輪の引き込みを短ストロ
ークで可能にし、乗心地の向上を図った磁気浮上車両用
脚装置に関する。
従来の技術 磁気浮上車両システムは、地上に浮上用および推進用
の地上コイルを配置し、車両側の電磁石にて磁気反発さ
せて浮上させ、また、推進用コイルを次々と励磁して移
動磁界を形成して、車両側の電磁石を移動させるもので
あり、前記電磁石を超電導コイルとすることにより鉄心
をなくすことができる。
しかし、超電導コイルとすることにより、反発式磁気
浮上力はある程度の速度を有する場合に発生するため、
低速度域では補助車輪で車両を支持する必要がある。
従って、磁気浮上車両の補助車輪は、停止時や所要の
低速度域では乗り心地よく作動し、高速走行時には車両
本体に格納され、また必要時には直ちに使用できかつ車
輪を出した際の衝撃を吸収できる構造が求められてい
る。
磁気浮上車両の補助車輪として、特開昭63−212165号
公報には、補助車輪をトレーリングアームにて支持し、
このアームにダンパーを設けて衝撃吸収する構造とな
し、さらにダンパーの支点側に揚程シリンダを設けて、
ダンパーとアームを引上げて車輪を格納可能となしてい
る。
発明が解決しようとする課題 上記補助車輪の構成は、車輪を出した際の衝撃をトレ
ーリングアームのダンパーで吸収するが、このダンパー
は主にオイル・エアー式であり、ピストンにオイル又は
エアーの漏洩防止にパッキンシールを使用しているた
め、ピストン作動時にはシールによる摩擦が大きく作動
が渋く、乗り心地の向上がこれ以上望めないものであっ
た。
この発明は、磁気浮上車両の低速用補助車輪を支持す
る脚装置の改良を目的とし、補助車輪に求められる本来
の機能を十分発揮して乗り心地がすくれ、さらに、狭い
格納スペースでの車輪の揚降を行なわせるため、車輪を
出す際のトルクを大きくできかつ車輪の引上げ格納時に
アクチュエータが短ストロークで作動可能な構成からな
る磁気浮上車両用脚装置の提供を目的としている。
課題を解決するための手段 この発明は、 枢軸部で車両に軸支したレバーアームの途中に車軸部
を接続し、 一方が板ばね、他方がアームからなり、レバーアーム
と同軸に枢軸部で軸支したベルクランク状懸架部材の板
ばね先端をリンクを介してレバーアーム先端と接続し、 かつ懸架部材のアーム先端は車両に軸支したレバーの
長孔部に係合し、該レバー先端に内部ロック付き揚降ア
クチュエーターを接続して該懸架部材の固定及び車輪を
揚降可能となし、 シリンダ部を車両に枢着したダンパーのピストンロッ
ド先端を前記レバーアーム先端部に接続したことを特徴
とする磁気浮上車両用脚装置である。
作用 この発明による磁気浮上車両用脚装置は、一方が板ば
ね、他方がアームからなるベルクランク状懸架部材を枢
軸部で車両に軸支し、レバーアームを同軸配置してレバ
ーアーム途中に車軸部を接続し、また板ばね先端をリン
クを介して接続懸架しかつダンパーを装着したことによ
り、車両速度が高速から低速へと変化して車輪を出した
際の衝撃を、板ばね、ダンパーの順に吸収できることか
ら、ダンパーの動作時摩擦力を小さくできすぐれた衝撃
吸収能力を発揮して乗り心地が向上する。
また、ベルクランク状懸架部材の他方アーム先端は車
両に軸支したレバーの長孔部に係合し、該レバー先端に
内部ロック付き揚降アクチュエーターを装着しているた
め、レバーによる枢軸部回りのアーム長さを確保でき、
車輪を出す際のトルクを大きくできかつ車輪の引上げ格
納時にアクチェエータが短ストロークで作動可能で、狭
い格納スペースでの車輪の揚降を行なうことができ、板
ばね先端で懸架している車輪を容易にかつ確実に揚降、
固定できる。
また、板ばねをリンクを介して車軸に連結しているの
で、タイヤ接地点のオフセットによるねじり力及び走行
時の軸力等を脚装置内で除去し、車体側への影響を最少
限としている。
実 施 例 第1図と第2図はこの発明による磁気浮上車両用脚装
置の構成を示す説明図であり、第1図は車両側面から見
た説明図、第2図は車両後方から見た説明図である。
この発明による脚装置は、車輪軸支部(3)を装着す
るレバーアーム(15)、ベルクランク状懸架部材(1
0)、揚降アクチュエーター(20)及びダンパー(30)
から構成されている。
ベルクランク状懸架部材(10)は、板ばね(11)と揚
降アーム(12)とを枢軸部(13)で揚降アーム(12)の
揺動時のみ連動するよう枢着されており、枢軸部(13)
がブラケット(4)を介して車両に固着されている。
さらに、この枢軸部(13)にはレバーアーム(15)が
同軸に軸支されており、同レバーアーム(15)先端から
約1/3長さ位置に車輪(1)の車軸(2)を軸支するた
めの車輪軸支部(3)と接続されている。
また、板ばね(11)の先端部は、リンク(14)を介し
てレバーアーム(15)先端と接続してあり、車軸(2)
が板ばね(11)とレバーアーム(15)で懸架されてい
る。
揚降アクチュエーター(20)はここで油圧作動であ
り、そのシリンダ(21)端部がブラケット(5)を介し
て車両に軸支され、ロッド(22)先端は枢軸部(13)上
部の車両にブラケット(9)を介して軸支したレバー
(7)の先端に軸支してある。また、前記揚降アーム
(12)先端はこのレバー(7)の中央部に設けた長孔部
(8)に係合してある。
また、車軸(2)はダンパー(30)でも懸架され、車
輪軸支部(3)近傍のレバーアーム(15)にロッド(3
2)先端が軸支され、シリンダ(31)部はブラケット
(6)を介して車両に軸支されている。
以上の構成からなるこの発明の脚装置は、まず、揚降
アクチュエーター(20)を作動させることにより、板ば
ね(11)先端で懸架している車輪(1)は、レバー
(7)、揚降アーム(12)を介して枢軸部(13)を支点
に揺動可能となり、容易にかつ確実に揚降できる。
すなわち、揚降アーム(12)先端はレバー(7)の長
孔部(8)に係合し、該レバー先端に揚降アクチュエー
ター(20)を装着しているため、レバー(7)による枢
軸部(13)回りのアーム長さ(L)を長くでき、車輪
(1)を出す際のトルクを大きくできかつ車輪(1)の
引上げ格納時に揚降アクチュエーター(20)が短ストロ
ークで作動可能で、狭い格納スペースでの車輪の揚降を
行なうことができる。
また、揚降アクチュエーター(20)は車輪(1)を所
定位置まで下降させた際、内蔵する内部ロックが作動し
て揚降アーム(12)を固定することができ、板ばね(1
1)先端で車軸(2)を懸架できる。
また、板ばね(11)及びレバーアーム(15)で車軸
(2)を懸架しかつダンパー(30)を装着したことによ
り、車両速度が高速から低速へと変化して車輪を出した
際の衝撃を、板ばね(11)、ダンパー(30)の順に吸収
できることから、ダンパー(30)の動作時摩擦力を小さ
くでき、すぐれた衝撃吸収能力を発揮して乗り心地が向
上する。
さらに、板ばね(11)は先端はリンク(14)を介して
レバーアーム(15)先端に軸支してあり、車軸(2)の
位置決め、すなわち、支持中心である板バネ(11)と荷
重中心である車輪(1)接地点とのオフセットによるね
じり力及び走行時の軸力等を脚装置内で除去でき、車体
側への影響を小さくできる。
また、この発明の脚装置の懸架主体に板ばね(11)と
レバーアーム(15)を使用しているので、その材質を選
択することにより装置全体の軽量化が実現できる。
従来のオイル・エアー式の緩衝装置のみから構成され
る場合、ダンパーのピストンロッド等の摺動面に異物等
が当たって損傷すると、直ちに緩衝吸収性能に影響を及
ぼす恐れがあるが、この発明では板ばね(11)を用いて
おり、もし異物などが衝突しても衝撃吸収性能には何ら
影響がなく、装置全体の信頼性が向上する。
さらに、この発明の脚装置に用いた揚降アクチュエー
ター(20)とダンパー(30)には、機能部であるピスト
ンロッド等の保護ため、第1図に示す如く、ピストンロ
ード(22)(32)の先端部とシリンダ(21)(31)エン
ド間に、ピストンロッド(22)(32)の作動範囲間を密
封できる金属ベローズ(23)(33)を装着し、従来の布
製ブーツの難点であった風雨による劣化、異物による機
能部の損傷を防止している。従って脚装置としての信頼
性が高くなる。
発明の効果 この発明は、一方が板ばね、他方がアームからなるベ
ルクランク状懸架部材を車両に軸支して、この板ばねと
レバーアームを使用して車軸を懸架しかつダンパーを装
着したことにより、内部ロック付き揚降アクチュエータ
ーで板ばね先端で懸架している車輪を容易にかつ確実に
揚降、固定でき、板ばねを用いたことによりダンパーの
動作時摩擦力を小さくできることから、すぐれた衝撃吸
収能力を発揮して乗り心地が向上する。
揚降アーム先端はレバーの長孔部に係合し、該レバー
先端に揚降アクチュエーターを装着しているため、レバ
ーによる枢軸部回りのアーム長さを長くできるため、揚
降アクチュエーターが短ストロークで作動可能で、これ
を小径化、軽量化できる。
さらに、板ばねを脚装置の懸架主体とするため軽量化
が容易であり、揚降アクチュエーターおよびダンパーの
ピストンロッドの保護に金属ベローズを用いたことから
風雨による劣化、異物による機能部の損傷を防止して作
動信頼性が高くなる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図はこの発明による磁気浮上車両用脚装置
の構成を示す説明図であり、第1図は車両側面から見た
説明図、第2図は車両後方から見た説明図である。 1……車輪、2……車軸、3……車輪軸支部、 4,5,6,9……ブラケット、7……レバー、8……長孔
部、 10……ベルクランク状懸架部材、11……板ばね、 12……揚降アーム、13……枢軸部、14……リンク、 15……レバーアーム、20……揚降アクチュエーター、 21……シリンダ、22……ピストンロッド、 23,33……金属ベローズ、30……ダンパー、 31……シリンダ、32……ピストンロッド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】枢軸部で車両に軸支したレバーアームの途
    中に車軸部を接続し、一方が板ばね、他方がアームから
    なり、レバーアームと同軸に枢軸部で軸支したベルクラ
    ンク状懸架部材の板ばね先端をリンクを介してレバーア
    ーム先端と接続し、かつ懸架部材のアーム先端は車両に
    軸支したレバーの長孔部に係合し、該レバー先端に内部
    ロック付き揚降アクチュエーターを接続して該懸架部材
    の固定及び車輪を揚降可能となし、シリンダ部を車両に
    枢着したダンパーのピストンロッド先端を前記レバーア
    ーム先端部に接続したことを特徴とする磁気浮上車両用
    脚装置。
JP2313585A 1990-11-19 1990-11-19 磁気浮上車両用脚装置 Expired - Fee Related JPH0825449B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2922746B2 (ja) * 1993-03-26 1999-07-26 財団法人鉄道総合技術研究所 磁気浮上車両用脚装置
EP3897094A1 (en) * 2018-12-19 2021-10-27 CNH Industrial Belgium NV Arm assembly of an agricultural header

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