JPH04125841U - 液体容器のハンドル取付け構造 - Google Patents

液体容器のハンドル取付け構造

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JPH04125841U
JPH04125841U JP3096691U JP3096691U JPH04125841U JP H04125841 U JPH04125841 U JP H04125841U JP 3096691 U JP3096691 U JP 3096691U JP 3096691 U JP3096691 U JP 3096691U JP H04125841 U JPH04125841 U JP H04125841U
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宏 辻田
良一 阪口
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象印マホービン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器本体1の側面に取付けたハンドル6を外
方へ撓めた変形状態に保持するハンドル取付け構造を簡
単化することにある。 【構造】 ハンドル6の端部に設けたスライド孔27に
容器本体1の取付部のピン16を挿通してハンドル6を
取付け、ハンドル6の端部が最大にスライドした状態で
スライド規制が解除され、ピン16を支点としてハンド
ル6の弾力で回動することにより、ハンドル6を変形保
持するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はポットなどの液体容器のハンドルの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ポットなどの液体容器を携帯したり内部の液体を注いだりする場合の便宜のた めに、容器本体の外側面に帯板状のハンドルを取付けることが従来から行なわれ ている。
【0003】 このハンドルは、不使用状態では容器本体に平行に沿わせておき、使用時には 外方へひき出して撓めた状態に変形させることができるようになっている。
【0004】 この場合、ハンドルから手を離しても、ハンドルの変形状態を維持させるよう に保形性を付与することも従来から知られている(例えば、実開平1−1415 16号公報)。
【0005】 上記公報に示された従来のハンドル取付け構造の一つは、ハンドルの一部に保 形性ある可撓部を設けた構造であり、他の一つはゴム等の弾力性のあるハンドル の両端取付部に浮上がり防止カバーを設け、そのカバーによって変形したハンド ルを突張ることにより保形する構造になっている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようにハンドル自体に保形性ある可撓部を設ける構造に よると、ハンドルの内部構造が複雑となってコストが著しく高くなる欠点がある 。また、浮上がり防止カバーを用いるものは、そのカバーが部品増加の原因とな り、これもコスト高の原因となる問題がある。
【0007】 そこで、この考案はハンドルの取付構造に工夫を加えることにより、コストの 上昇をもたらすことなくハンドルの外方に撓めた変形状態を保持できるようにす ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案は可撓性を有するハンドルの両端部を 容器本体の側面に設けた2個所の取付部に取付けた液体容器において、上記ハン ドルの少なくとも一方の端部と対向した容器本体の取付部にスライド面を設け、 上記のハンドル端部に設けたスライド孔に取付部のピンを挿通してそのハンドル 端部を取付部にスライド自在に結合し、上記ハンドル端部が最大にスライドした 状態でスライド規制が解除され、前記ピンを支点にハンドルの弾力で回動するこ とにより、ハンドルを変形保持する構成としたものである。
【0009】
【作用】
上記のハンドルは、通常状態においては容器本体に平行な状態にある。ハンド ルの取付け構造として両端部とも同様の構造を採用した場合は、ハンドルを外方 へ引張るか或いは両端部を内方に向かって押し込むことにより最大にスライドさ せた際に、ハンドルの両端部においてスライド孔の内側辺がそれぞれピンに接触 し、両端部はスライド規制が解除されて、ハンドル自体の弾力で回動することに より変形保持される。この状態からハンドルを元の平坦状態に戻す場合は、上記 弾力に打勝つ力をハンドルに加えることにより、ハンドル両端部はスライド面に 押しつけられ、徐々に平行な状態に規制されることになり、最終的にはハンドル 自体の元に戻ろうとする力で元の状態に復元する。
【0010】 また、ハンドルの一端を上記の構成により取付け、他端を単に回転自在に取付 けた構造を採用した場合は、ハンドルの変形状態の保持は一方の端部においての み行われ、他方の回転自在に取付けた端部においては変形したハンドルの弾力を 支える。
【0011】
【実施例】 添付の図面に示した携帯式液体容器は、図1に示すように、容器本体1を胴部 材2とその上下に取付けた肩部材3と底部材4とにより構成し、その容器本体1 の内部に内容器を収納し、外蓋5を被せるようにしたものである。
【0012】 肩部材3と底部材4には、上下に対向した位置にハンドル6を取付けるための 上下の取付部7、8が設けられる。
【0013】 これらの各取付部7、8は、それぞれ上下方向の平行な一対の取付片9、9を 有する。上部の取付部7においては、その底に両方の取付片9、9間にわたるリ ブ10(図2参照)が設けられ、また両方の取付片9、9の内側に沿って上下方 向のスライド溝11、11が設けられる(図2及び図4参照)。スライド溝11 、11の下端に小リブ12(図2参照)が設けられる。これらの小リブ12及び 上記のリブ10は、取付片9、9間に嵌められるハンドル6の上スライド部材1 3の内面に合致し、上スライド部材13と取付部7間のすき間を無くする。また 、上記のリブ10より上において両方の取付片9、9の間にピン14が挿通され 、このピン14に吊紐15(図5参照)の一端が係止される。
【0014】 上記のリブ10の下方においても取付片9、9間にピン16が挿通される。こ のピン16にハンドル6の上スライド部材13が挿通される。
【0015】 底部材4に設けられた取付部8は各取付片9、9間にピン17を挿通し、この ピン17によりハンドル6の下スライド部材18を回転自在に支持する。
【0016】 ハンドル6は、弾力性のある鋼帯19に内カバー21を被せ、これを外カバー 22内に挿入し、外カバー22の両端から所要長さ露出させ、その露出部分に取 付孔20を設けたものであり、全体として可撓性を有し、鋼帯19の弾力により 復元性を示す。
【0017】 なお、ハンドル6全体を可撓性ある材料で一体に形成してもよく、またハンド ル6と各スライド部材13、18とを可撓性ある材料で一体に形成してもよい。
【0018】 上記の露出部分に上スライド部材13と下スライド部材18が挿入される。上 スライド部材13は、図3に示すように、内面が開放された小ケース形のもので あり、その上下の端壁23、24は前記の取付部7のリブ10及び小リブ12上 に載る。下端壁24にはハンドル6の幅方向に長い孔25が設けられ、その孔2 5に外カバー22から露出した部分が挿入される。
【0019】 また、上スライド部材13の両側壁26、26は、取付片9、9の内側に嵌る 幅を有し、その両側壁26、26には上下方向に長いスライド孔27、27が設 けられる。各スライド孔27を設けた側壁26の内側面は内方に突出し、スライ ド面28になっている。このスライド面28は、前述の取付部7のスライド溝1 1に嵌合され、その溝底のスライド面と対向する。
【0020】 なお、スライド孔27は必ずしも直線的である必要はなく、一部或いは全部を わん曲状に形成してもよい。
【0021】 上スライド部材13の内面には突起29が設けられる。この突起29の高さは 、図4及び図6に示すように、内カバー21の部分の厚さより高く、スライド孔 27の外側の内側辺31aとほぼ等しい高さに形成される。
【0022】 上記の突起29にハンドル6の取付孔20を挿入した状態で、上スライド部材 13を取付片9、9間に嵌入し、ピン16をスライド孔27、27を介して取付 孔36、36に挿通することにより、ハンドル6と上スライド部材13の取付け を行うと共に、ハンドル6の上端部を取付部7に対しスライド自在に取付ける。
【0023】 上記のスライド孔27の内側の内側辺31b(図6参照)と、上スライド部材 13のスライド面28間の寸法をAとし、またピン16とスライド溝11の溝底 スライド面間の寸法をBとすると、BはAに可及的に近づけた大きさに形成され 、これにより上スライド部材13はピン16とスライド溝11の溝底スライド面 と実質的に平行にスライドする。
【0024】 また、スライド孔27とピン16との位置関係は、ハンドル6が図5(a)の ように胴部材2に平行な状態においては、ピン16はスライド孔27の下部にあ り、また図5(b)のように変形保持した状態においては、ピン16はスライド 孔27の上部にある。
【0025】 図5(b)の状態を拡大して示すと図6のようになり、図7は図6を簡略化し て示したものである。
【0026】 図6及び図7からわかるように、ハンドル6が変形保持した状態ではピン16 とスライド孔27の内側辺31bと点aで接触する。このとき、上スライド部材 13の先端部は、スライド溝11の溝底のスライド面11’と点bで接触する。
【0027】 なお、ピン16とスライド孔27の上端との間に距離dの間隔があいていても よい。
【0028】 変形保持する際の力関係は、図7に示すとおり、ハンドル6を外方に引張りス ライド規制が解除する時点で一点鎖線から実線の形状へハンドル6自体の弾力F1 により回動する。その後ハンドル6はピン16をガイドにスライド孔27に沿 って移動しようとする力F2 が発生するが、点a、点b間にハンドル端部が入り 込むことにより移動できなくなり、上記F1 の作用力によりハンドルが変形保持 される。
【0029】 尚、上記F2 はスライド面11’に対する抗力F3 とスライド面11’に平行 な力F4 の力成分を有し、F4 により点b接触時すべる方向に作用するため、ス ライド部材13の先端部を平坦面に形成して接触面積を大きくしたり接触面を荒 すことにより摩擦力F3 ’を増して移動しにくくしても良い。
【0030】 一方、下スライド部材18は、ほぼ上スライド部材13と同様の構造であるが 、スライド孔27を有しない点で異なっている。また、その下スライド部材18 に挿入されたハンドル6の露出端部の抜け止めを図るため、下スライド部材18 の内面に押さえ部材32(図5参照)を当て、その押さえ部材32をビス33に より下スライド部材18の突起34にねじ止めするようにしている。
【0031】 実施例のハンドル取付け構造は以上のごときものであり、通常の状態では、図 5(a)のようにハンドル6は容器本体1の側面に沿って平行な状態にあり、上 スライド部材13及び下スライド部材18は、それぞれ肩部材3の取付部7と底 部材4の取付部8に嵌っている。
【0032】 この状態からハンドル6の中程を把持して外方に引張ると、図5(b)に示す ように、ハンドル6の上端部は上スライド部材13が取付部7のスライド溝11 に対し平行状態を保持したまま下方にスライドし、ハンドル6の中程が次第に外 方へ撓む。
【0033】 下スライド部材18は、ハンドル6の撓みに従ってピン17のまわりで所要角 度だけ回転する。
【0034】 このようにして、スライド溝11の上端にピン16が達すると、ハンドル6の 撓みが最大になり、上スライド部材13がピン16のまわりで回転する。ここで ハンドル6から手を離すと、ハンドル6の弾力によりスライド孔27の内側辺3 1bが点aにおいてピン16に押圧され、更に上スライド部材13の先端部が点 bにおいてスライド面11’に押圧される。そうすると、前述の力関係により、 ハンドル6は変形状態を保持したまま停止する。
【0035】 上記のハンドル6に内向きの外力を加えると、摩擦力F3 ’より復元方向の力 F4 が大きくなるため、ハンドル6は元の状態に戻る。
【0036】 なお、上記の実施例では、下スライド部材18はピン17によって単に回転自 在に支持された構造であるが、下スライド部材18についても上述の上スライド 部材13と同じ取付け構造を採用してもよい。
【0037】
【考案の効果】
以上のように、この考案はハンドルが撓んだ際に発生する弾力によって復元し ようとする力と、スライド面に及ぼす摩擦力との力関係を利用してハンドルを変 形状態に保持するようにしたものであるから、特別な部品を用いる必要がなく、 簡単な構造でハンドルを変形状態に保持できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】液体容器の吊下紐を外した状態の斜視図
【図2】ハンドル取付部分の分解斜視図
【図3】上スライド部材の斜視図
【図4】上スライド部材の取付部分の断面図
【図5】(a)はハンドルの非変形状態の一部切欠断面
図、(b)はハンドルの変形状態の一部切欠断面図
【図6】ハンドルの変形状態の一部拡大断面図
【図7】力関係の説明図
【符号の説明】
1 容器本体 2 胴部材 3 肩部材 4 底部材 5 外蓋 6 ハンドル 7、8 取付部 9 取付片 10 リブ 11 スライド溝 11’スライド面 12 小リブ 13 上スライド部材 14 ピン 15 吊紐 16 ピン 17 ピン 18 下スライド部材 19 鋼帯 20 取付孔 21 内カバー 22 外カバー 23、24 端壁 25 孔 26 側壁 27 スライド孔 28 スライド面 29 突起 31 内側辺b 32 押さえ部材 33 ビス 34 突起 35 規制部 36 取付孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有するハンドルの両端部を容器
    本体の側面に設けた2個所の取付部に取付けた液体容器
    において、上記ハンドルの少なくとも一方の端部と対向
    した容器本体の取付部にスライド面を設け、上記のハン
    ドル端部に設けたスライド孔に取付部のピンを挿通して
    そのハンドル端部を取付部にスライド自在に結合し、上
    記ハンドル端部が最大にスライドした状態でスライド規
    制が解除され、前記ピンを支点にハンドルの弾力で回動
    することにより、ハンドルを変形保持することを特徴と
    する液体容器のハンドル取付け構造。
JP1991030966U 1991-05-07 1991-05-07 液体容器のハンドル取付け構造 Expired - Lifetime JPH088749Y2 (ja)

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JP1991030966U JPH088749Y2 (ja) 1991-05-07 1991-05-07 液体容器のハンドル取付け構造

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JPH088749Y2 JPH088749Y2 (ja) 1996-03-13

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6121439A (ja) * 1984-07-10 1986-01-30 Taiho Kogyo Co Ltd シヨツクアブソ−バ
JPS6141150A (ja) * 1984-08-02 1986-02-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 露光装置

Patent Citations (2)

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JPS6121439A (ja) * 1984-07-10 1986-01-30 Taiho Kogyo Co Ltd シヨツクアブソ−バ
JPS6141150A (ja) * 1984-08-02 1986-02-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 露光装置

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