JPH072427Y2 - 包装用容器 - Google Patents

包装用容器

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JPH072427Y2
JPH072427Y2 JP6152390U JP6152390U JPH072427Y2 JP H072427 Y2 JPH072427 Y2 JP H072427Y2 JP 6152390 U JP6152390 U JP 6152390U JP 6152390 U JP6152390 U JP 6152390U JP H072427 Y2 JPH072427 Y2 JP H072427Y2
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JP
Japan
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lid
container
container body
shoulder portion
packaging container
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JP6152390U
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JPH0421452U (ja
Inventor
靖朗 川相
Original Assignee
中国パール化成株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、蓋の被着状態を安定させると共に蓋の取り外
しを容易にした包装用容器に関する。
(従来の技術) 一般に、蓋は容器本体の上縁外側に被るように被着され
る構成が多いが、容器本体の内側上部に段肩部を形成
し、蓋の周縁下端部を該段肩部に嵌め込むようにし、蓋
の外周が容器内に収まるようにした構成(以下内側嵌合
構成と称する)が提示されている。例えば、実開昭58-1
30951、同61-153713等である。
前者は、容器本体の隅部において段肩部上方に内方への
突部を形成し、蓋の隅部を係合させると共に、係合を解
放させるために容器本体の隅部に外方に張り出した引っ
張り用の縁部を設けたものである。
後者は、蓋の隅部外側を外方へ突出させ、容器本体の対
応隅部内側を外方へ凹ませ、該凹凸を係合させるように
すると共に、蓋の側壁外面をつかんで蓋を変形させる
か、容器をねじるようにして係合を解放させるようにし
たものである。
(考案が解決しようとする課題) 前者の構成にあっては、隅部を外方に引っ張ることによ
り、係合が容易に外れるような変形しやすい硬さの容器
本体には有効であるが、容器本体が硬い場合には、係合
が外れ難かったり、容器本体に無理な力が加わって破損
してしまったり、強い力を加えた反動で被収納物が散ら
ばってしまう等の問題が起こりえた。
後者の構成にあっても同様であり、ねじり等の変形を生
じさせるものであるために、開蓋操作が面倒で不安定と
なりやすかった。
本考案は、内側嵌合構成の容器において上記の如き欠点
を解消し、安定した閉蓋状態と、簡便容易な開蓋操作に
よる簡単な蓋の解放とが同時に実現しえる包装用容器を
提供せんとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、本考案は、容器本体の内側
上部に段肩部を形成し、蓋の周縁下端部を該段肩部に嵌
め込む構成の包装用容器において、容器本体の少なくと
も一部分の段肩部上方に、適度な間隔をおいて内方へ突
出した蓋係合用突起を形成し、かつ該突起間に蓋の摘み
片が当接する傾斜面を凹設し、蓋の少なくとも一部分の
下部外側から外方に延出し上記傾斜面に当接可能な摘み
片を形成して包装用容器を構成したことを特徴とする。
また、上記嵌め込み構成の包装用容器において、容器本
体の段肩部上方に内方へ突出した蓋係合用突起を形成
し、かつ該突起の少なくとも一部に蓋の摘み片が当接す
る傾斜面を凹設し、蓋の少なくとも一部分の下部外側か
ら外方に延出し上記傾斜面に当接可能な摘み片を形成し
て包装用容器を構成したこともまた特徴とするものであ
る。
(作用) 蓋を容器本体に圧嵌すれば、蓋の周縁下端部は容器本体
の段肩部に嵌まり込み、蓋の周縁下端部は容器本体の突
起と段肩部間に係合し、蓋の摘み片は容器本体の突起間
の傾斜面に当接し、蓋の係合が安定し、被着状態が維持
される。摘み片を上方に引き上げれば、蓋の周縁の一部
が若干変形しつつ、上記係合が外れるので、開蓋が容易
に行われる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面によって説明する。
第1〜9図では容器を平面視矩形状のものとして、第1
0,11図では丸形のものとして説明するが、本考案容器
は、平面視多角形、円形その他任意形態でよいものであ
る。
容器本体1は、適宜合成樹脂シート乃至フィルムによっ
てサーモフォーミング成形例えば圧空真空成形され、第
1〜3図に示すように、周壁2の内側上部に若干幅の蓋
載置用段肩部3を形成すると共に、上縁を若干幅で外折
れした水平状の鍔部4としてあり、少なくとも対向二隅
にはそれぞれ、段肩部3上方に、後述する蓋の外周縁の
立ち上がり部を係合しえる上下間隔をおき、かつ水平方
向に若干の間隔をおいて、内方に突出した一対の蓋係合
用突起5,5を形成し、さらに該突起5,5間に蓋の摘み片が
当接する傾斜面6を形成し、該傾斜面6は、内方ほど突
起5よりも凹む傾斜としかつ比較的緩やかな例えば周壁
の立ち上がり線に対して60度程度の傾斜とし、鍔部4の
全幅に亘らず内側寄り部に形成してある。他の隅部に
は、第8,9図に示すように、上記突起5,5が連続した状態
の一個の突起7を形成しておけばよい。突起5,7はいず
れもその上下先端側が先細り状の傾斜面乃至は曲面とな
っているのが、蓋の着脱動作をスムーズにして好まし
い。
蓋8は、適宜合成樹脂シート乃至フィルム好ましくは容
器本体1よりも肉薄か或いは柔らかさのある素材によっ
てサーモフォーミング成形され、第1,4,5図に示すよう
に、上面9が上方に突出した面となり、周側面10の下端
を外側に折り返した周縁11として形成し、該周縁11が容
器本体1の段肩部3に載置し、周縁外周が該段肩部3外
側の立ち上がり内壁面にほぼ接触し、段肩部3と突起5
乃至7との間に係合する形態として形成してあり、その
一隅部の外側端から外横方に延出し、上記傾斜面6に当
接可能な幅を有し、かつ該傾斜面6の長さよりも長い形
態を有した摘み片12を形成してある。
包装用容器は、一般に容器本体よりも蓋の方が肉薄に乃
至柔らかさを持って形成されているものであり、上記構
成の容器による開閉は以下のように行われる。
閉蓋は、蓋8を容器本体1上に載せると隅部の突起5,7
に当たるので、若干強く下方に押圧すれば、第6,7図に
示すように、蓋8の外周端部が若干変形して突起5,7の
下側に嵌まり込み、段肩部3と突起5,7との間に周縁11
部分が係合し、外周全体は段肩部3上に載置して、安定
しかつ不測事態で外れてしまうことのない閉蓋状態が維
持される。
開蓋は、摘み片12を指先で摘んで上方に引っ張れば、係
合した蓋の周縁11部分が若干変形しつつ該摘み片の両側
に位置する突起5,5を簡単に乗り越えるので、当該隅部
の係合が容易に外れる。一隅部の係合が外れれば、他の
隅部の係合は、蓋8を引くだけで極めて簡単に外れ、蓋
8を簡単に開くことができる。
上記摘み片12は、外横方に張出形成され、傾斜の緩い傾
斜面6に当接するので、周囲の蓋の周縁11部分がさして
変形することもなく(内方に曲がり込むこともなく)、
従って突起5,5による係合を損なわせない。また摘み片1
2が傾斜面6よりも長く形成されていることにより、閉
蓋状態においては、この長い分の先端部分が鍔部4の水
平状部分よりも上方に若干突出して収まるので、摘み片
12が摘みやすくなり、開蓋操作が一層簡便になる。な
お、摘み片12又はその周囲の蓋8部分に開蓋の際に摘ん
で上方に引くことを示す目印乃至案内を設けておくのが
好ましい。
上記実施例は、容器本体の対向二隅部にそれぞれ傾斜面
6を介装した突起5,5を形成した構成を示したが、一隅
部にのみ形成したものであってもよい。前者の場合は、
蓋8を被着する際に方向性を考慮しなくてよい利点があ
る。また、平面正方形状の如き容器本体の場合は、上記
構成を四隅共に形成してもよい。
第10,11図は、上記とは異なる別の実施例を示してあ
り、容器自体の形態を平面視丸形として示したが、容器
本体1の段肩部3、鍔部4の構成は前記例と同様であ
る。本例の場合は、段肩部3上方に形成した突起5aは内
側全周に亘って形成されており、この突起5aの少なくと
も1箇所に前記同様の傾斜面6が形成されている。蓋は
該容器本体1の形態に合わせた平面視丸形であり、周縁
の少なくとも1箇所に摘み片が形成され、上記傾斜面6
に当接可能になっている。
この構成の場合も、蓋の摘み片を引き上げれば、摘み片
付近の蓋の周縁部が若干変形しつ突起5aから引き抜か
れ、摘み片を引き上げるにつれて蓋の周縁が順次全周に
亘って変形しつつ突起から容易に離脱する。
上記構成に準じた変形は、上記例以外にも可能である。
(考案の効果) 本考案は上記のように構成してなるので、蓋が簡単に容
器本体内に嵌合でき、突起によって係止されるので、安
定した閉蓋状態を維持しえると共に、容器本体を変形さ
せるような操作を行うことなく、蓋の摘み片を上方に引
くだけで開蓋することができ、開蓋時の蓋の変形抵抗も
周縁の一部だけできわめて少なく、閉蓋状態が安定して
いながら、開蓋を簡単容易に行うことができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したものであり、第1図は
一例容器全体の平面略図、第2図は要部を示す容器本体
の部分平面図、第3図は第2図のII-II線断面図、第4
図は要部を示す蓋の部分平面図、第5図は第4図のV−
V線断面図、第6図は要部を示す嵌合状態の容器の部分
平面図、第7図は第6図のVII-VII線断面図、第8図は
容器本端の他の隅部を示す部分平面図、第9図は第8図
のIX-IX線断面図、第10図は別の一例容器に係る容器本
体の平面図、第11図は第10図のXI-XI線断面図である。 1……容器本体、3……段肩部、5,7、5a……突起、6
……傾斜面、8……蓋、11……周縁、12……摘み片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体の内側上部に段肩部を形成し、蓋
    の周縁下端部を該段肩部に嵌め込む構成の包装用容器に
    おいて、容器本体の少なくとも一部分の段肩部上方に、
    適度な間隔をおいて内方へ突出した蓋係合用突起を形成
    し、かつ該突起間に蓋の摘み片が当接する傾斜面を凹設
    し、蓋の少なくとも一部分の下部外側から外方に延出し
    上記傾斜面に当接可能な摘み片を形成してなる構成を有
    することを特徴とする包装用容器。
  2. 【請求項2】容器本体の内側上部に段肩部を形成し、蓋
    の周縁下端部を該段肩部に嵌め込む構成の包装用容器に
    おいて、容器本体の段肩部上方に内方へ突出した蓋係合
    用突起を形成し、かつ該突起の少なくとも一部に蓋の摘
    み片が当接する傾斜面を凹設し、蓋の少なくとも一部分
    の下部外側から外方に延出し上記傾斜面に当接可能な摘
    み片を形成してなる構成を有することを特徴とする包装
    用容器。
JP6152390U 1990-06-11 1990-06-11 包装用容器 Expired - Lifetime JPH072427Y2 (ja)

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JPH0421452U JPH0421452U (ja) 1992-02-24
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JP5711806B2 (ja) * 2013-11-05 2015-05-07 株式会社エフピコ 包装用容器
JP5938505B1 (ja) * 2015-09-15 2016-06-22 シーピー化成株式会社 包装用容器

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