JP3059162U - 連結分離可能な容器 - Google Patents

連結分離可能な容器

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JP3059162U
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新太郎 上野
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有限会社中央化成
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の単位容器を分離可能且つ不用意に分離
しない様に連結する。 【解決する手段】 上面が開口した矩形の扁平容器の全
周に下向き片22、22aを有するフランジ2を設け、フラ
ンジ2の一側縁に受け溝3を形成し、他側縁の量側に外
向きに引掛り片4、4を突設し、連結すべき一方の容器
1の受け溝3に相手容器(1a)の下向き片22aを嵌めると
共に、該容器1aの引掛り片4、4を容器1のフランジ2
の下向き片22の下端に引掛かる引掛り片4が突設されて
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複数の単位容器を着脱可能に繋いで大皿とし、該大皿に小魚等を収 容して出荷及び輸送ができ、収容物の販売時には単位容器に分離できる容器に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
イカナゴ等の小魚は複数の浅底単位容器を連結して形成された大皿に詰め、そ のまま茹でて出荷され、小売店で単位容器に切り離されて販売されている。 上記単位容器は合成樹脂の射出成形によって形成され、図8、図9に示す如く 、上面が開口し外周縁にフランジ(2)を具えた扁平矩形体であって、該フランジ (2)は開口縁から延びた外向き水平片(21)を具え、該水平片の先端縁から下向き に延びた下向き片(22)を形成している。
【0003】 単位容器(1)のフランジの中、平行する側縁の一方には、前記下向き片(22)の 下端から、外向きに外向き片(23)を突設し、該外向き片の先端から上向きに上向 き片(24)を突設して、下向き片(22)と上向き片(24)との間に受け溝(3)を形成し ている。 下向き片(22)には、溝の内面側に容器の長手方向に突条(26)が形成され、平行 するフランジの他方の側縁の下向き片(22a)の外側面にも、同様の突条(25)が形 成され、受け溝(3)側の突条(26)は、他方の突条(25)よりも少し高位置に設けら れている。
【0004】 図9に示す如く、2つの単位容器(1)(1a)の内、一方の単位容器(1)の受け溝 (3)に他方の単位容器(1a)の下向き片(22a)を挿入すると、夫々の突条(25)(26) が係合し、2つの単位容器(1)(1a)を連結して大皿とすることができる。必要に 応じて同じ要領で、3個以上の単位容器を連結できる。
【0005】
【本考案が解決しようとする課題】
2つの単位容器(1)(1a)は、一方の容器(1)の受け溝(3)に他方の容器(1a)の 下向き片(22a)が嵌まると共に、該下向き片(22a)の突条(25)が受け溝(3)内面の 突条(26)の下側に潜り込んで両突条(25)(26)が係合し、両容器(1)(1a)が不用意 に分離することを防止しようとするものであるが、容器(1)(1a)は樹脂の射出成 形によって形成されており、幅狭受け溝(3)内の深いアンダーカットは成形不能 であるため、受け溝(3)内面の突条(26)の隆起高さを大きくすることはできない 。 受け溝(3)内の突条(26)の高さを大きくできないならば、相手突条(25)の高 さを大きくしても無意味である。又、該突条(25)の高さを大きくすれば、該突条 (25)が邪魔になって受け溝(3)への下向き片(22a)の嵌め込みが出来なくなる。 受け溝(3)側の突条(26)も、相手突条(25)も、突出高さは0.1〜0.15mm程 度であり、強い引掛かり力は得られない。
【0006】 従って、連結した2つの単位容器(1)(1a)の内、下向き片(22a)が受け溝(3) に嵌まっている方の容器(1a)を持ち上げると、相手容器(1)は収容物の重みで外 れ落ちることが起こった。 本考案は、容器に突設する引掛り片の位置に工夫を施すことにより、連結した 容器が不用意に外れることのない単位容器を明らかにするものである。
【0007】
【課題を解決する手段】
本考案の容器は、上面が開口し外周縁には、水平片(21)と該水平片の先端縁か ら下向きに延びた下向き片(22)とから成るフランジ(2)を全周に有する単位容器 の一方の側縁のフランジには、下向き片(22)の下端から外向きに外向き片(23)を 突設し、該外向き片の先端から上向きに上向き片(24)を突設して、下向き片(22) と上向き片(24)とによって受け溝(3)を形成し、連結すべき相手容器(1a)の下向 き片(22a)を該受け溝(3)に嵌めて隣り合う2つの単位容器(1)(1a)を着脱可能 に連結できる合成樹脂製の容器において、フランジの平行する側縁の中、受け溝 (3)側の側縁とは平行な他方の側縁の下向き片(22a)の下端に、引掛り片(4)が 外向きに突設され、該引掛り片(4)は接続すべき相手単位容器(1)の下向き片(2 2)の下端に引掛かり可能に形成されていることを特徴とする。
【0008】
【作用及び効果】
接続すべき2つの容器(1)(1a)の内、一方の単位容器(1)の受け溝(3)に他方 の単位容器(1a)の下向き片(22a)を嵌めると、該容器(1a)の引掛り片(4)が相手 容器(1)の下向き片(22)の下端に周り込んで引掛かる。 引掛り片(4)は、下向き片(22)の下端から外側に突出しているため、樹脂の射 出成形上、アンダーカットとはならず、引掛り片(4)の大きさは自由な高さに成 形できる。
【0009】 又、引掛り片(4)は、容器(1a)の一側縁の下端に設けられており、相手容器( 1)の受け溝(3)の外側から相手下向き片(22)の下端に引掛かる。このため、引 掛り片(4)の突出高さが下向き片(22a)の受け溝(3)への嵌込みに直接に影響す ることはなく、受け溝(3)に下向き片(22a)を嵌込む際に、受け溝(3)側の下向 き片(22)と相手容器の下向き片(22a)及び引掛り片(4)の弾性変形によって、受 け溝(3)への下向き片(22a)の嵌込み可能が範囲内で引掛り片(4)の突出高さを 大きくできる。
【0010】) 従って引掛かり(4)と相手下向き片(22)下端との引掛かり部分を大きくでき、 2つの容器(1)(1a)の係合力を高めることができる。 連結した2つの容器(1)(1a)の内、受け溝(3)に嵌まった側の容器(1a)を持ち 上げても、相手容器(1)の内容物の重さ程度では、相手容器(1)が外れ落ちるこ とはない。受け溝(3)側の容器(1)を持ち上げても、相手容器(1a)の下向き片(2 2a)が該受け溝(3)に嵌まっているから、該容器(1a)が外れ落ちることはないの は勿論である。
【0011】 2つの容器(1)(1a)を分離するには、両容器を水平方向に引き離す様に引っ張 って、引掛り片(4)と相手下向き片(22)の引掛かりを小さくしつつ、引掛り片( 4)側の容器(1a)を上側に持ち上げると、2つの容器(1)(1a)を容易に分離でき 、単位容器毎で商品を販売できる。
【0012】
【実施例】
単位容器(1)は、合成樹脂の射出成形によって、上面が開口した長さ約185 mm、幅約115mm、高さ約25mmの矩形の扁平筐体に形成され、開口縁には全周 に亘ってフランジ(2)を突設している。 フランジ(2)は容器の開口縁から水平に外向きに延びる水平片(21)と水平片の 外縁から下向きに延びた下向き片(22)(22)を具えている。
【0013】 各単位容器(1)の底面は小孔が多数開設された網目状に形成されている。 単位容器(1)の四方の各側壁(11)(12)(13)(14)は上方に向けて少し外側に傾斜 しており、湯通し用の窓孔(16)が開設される。 各側壁(11)(12)(13)(14)の外面には、補強リブ(5)が突設されている。
【0014】 単位容器(1)内の隅部には容器を積み重ねる際、上方の容器を支える受け片(1 5)が隣り合う側壁に跨がって単位容器と一体に形成され、受け片(15)の上端高さ は単位容器の上縁よりも少し低い。
【0015】 単位容器(1)の長手方向のフランジ(2a)(2b)の内、一方のフランジ(2a)の長手 方向に両端部を約20mmづつ余して受け溝(3)が形成されている。 受け溝(3)は、フランジ(2a)の下向き片(22)と、該下向き片(22)の下端縁に外 向きに突設した外向き片(23)と、該外向き片の先端に突設した上向き片(24)との 間に形成され、溝幅は受け溝(3)側とは反対側の側縁の下向き片(22a)が緊密に 嵌まる大きさである。
【0016】 上記下向き側縁(22a)の両側下端に接続すべき相手単位容器のフランジの下向 き片(22)の下端に引掛かる引掛り片(4)が突設されている。 実施例の引掛り片(4)の突出高さは約1mm、突出幅は約6mmであり、突起の上 面は下向き片(22)と直交する平面であり、下面は全体に丸底に形成されている。 引掛り片(4)(4)間の距離L1は、受け溝(3)の全長L2よりも長い。
【0017】 然して、単位容器(1)(1a)を接続するには、2つの単位容器の内、一方の単位 容器(1)の受け溝(3)に他方の単位容器(1a)の下向き片(22a)を上方から挿入す る。 下向き片(22a)が受け溝(3)の底まで嵌まると、該下向き片(22a)の両端の引掛 り片(4)(4)が相手容器(1)のフランジの下向き片(22)の下端に引掛かる。引掛 り片(4)は、下向き片(22)の下端から外側に突出しているため、樹脂の射出成形 金型の分割線上にて引掛り片(4)を形成でき、即ち、引掛り片(4)がアンダーカ ットとは成らず、容器の製法上、引掛り片(4)の突出量に制限を受けない。
【0018】 又、引掛り片(4)は、容器の一側縁の両端に設けられて相手容器の受け溝(3) の外側に位置するため、引掛り片(4)の高さが下向き片(22a)の受け溝(3)への 嵌込みに直接に影響することはなく、受け溝(3)に下向き片(22a)を嵌込む際に 、受け溝(3)側の下向き片(22)と相手容器(1a)の下向き片(22a)及び引掛り片(4 )の弾性変形によって嵌込み可能な範囲で引掛り片(4)の突出量を大きくして、 相手下向き片(22)下端との引掛かり部分を大きくでき、2つの容器(1)(1a)の係 合力を高めることができる。
【0019】 図6に示す如く、3つの単位容器(1)(1)(1a)を繋ぐこともでき、必要に応じ て同じ要領で3個以上の単位容器(1)(1a)を繋ぐことができる。 複数の単位容器を繋いだ大皿に小魚を容れて、大皿ごと魚を茹で、大皿のまま 出荷する。
【0020】 大皿を扱う際、受け溝(3)に嵌め込む側の容器(1a)を手で持ち上げても、容器 の内容物の重さ程度程度では、相手連結容器(1)が外れ落ちることはない。 受け溝(3)側の容器(1)を持ち上げても、相手容器(1a)の下向き片(22a)が該 受け溝(3)に嵌まっているから、該容器(1a)が外れ落ちることはないのは勿論で ある。
【0021】 ユニット皿を単位容器毎に分離するには、隣り合う容器を水平方向に離れる様 に引っ張って、引掛り片(4)と相手下向き片(22)の引掛かりを小さくしつつ、引 掛り片(4)側の容器(1a)を上側に持ち上げると、隣り合う容器(1)(1a)を容易に 分離でき、単位容器毎で商品を販売できる。
【0022】 尚、図1の実施例の如く、単位容器(1)(1a)の短手方向の両フランジ(2c)(2d) の一方のフランジ(2c)に受け溝(3a)、他方のフランジ(2d)の下向き片の下端に引 掛り片(4a)(4a)を突設し、図7に示す如く、前記同様にして単位容器(1)(1a)を その長手方向にも接続できる。
【0023】 本考案は上記実施例の構成に限定されることはなく、実用新案登録請求の範囲 に記載の範囲で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の斜面図である。
【図2】実施例の平面図である。
【図3】実施例の正面図である。
【図4】実施例の側面図である。
【図5】引掛り片(4)の引掛かり状態を示す断面図であ
る。
【図6】単位容器を3つ連結した平面図である。
【図7】単位容器を4つ連結した平面図である。
【図8】従来例の斜面図である。
【図9】従来例の2つの容器の係合状態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
(1) 単位容器 (2) フランジ (3) 受け溝 (22) 下向き片 (4) 引掛り片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が開口し外周縁には、水平片(21)と
    該水平片の先端縁から下向きに延びた下向き片(22)とか
    ら成るフランジ(2)を全周に有する単位容器の一方の側
    縁のフランジには、下向き片(22)の下端から外向きに外
    向き片(23)を突設し、該外向き片の先端から上向きに上
    向き片(24)を突設して、下向き片(22)と上向き片(24)と
    によって受け溝(3)を形成し、連結すべき相手容器(1a)
    の下向き片(22a)を該受け溝(3)に嵌めて隣り合う2つ
    の単位容器(1)(1a)を着脱可能に連結できる合成樹脂製
    の容器において、フランジの平行する側縁の中、受け溝
    (3)側の側縁とは平行な他方の側縁の下向き片(22a)の
    下端に引掛り片(4)が外向きに突設され、該引掛り片
    (4)は接続すべき相手単位容器(1)の下向き片(22)の下
    端に引掛かり可能に形成されていることを特徴とする連
    結分離可能な容器。
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