JPH04124016U - 田植機 - Google Patents

田植機

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JPH04124016U
JPH04124016U JP2138192U JP2138192U JPH04124016U JP H04124016 U JPH04124016 U JP H04124016U JP 2138192 U JP2138192 U JP 2138192U JP 2138192 U JP2138192 U JP 2138192U JP H04124016 U JPH04124016 U JP H04124016U
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JP
Japan
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rolling
switching valve
sensors
sensor
planting
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JP2138192U
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English (en)
Inventor
藤 忠 司 近
沢 明 星
陽 一 朗 西
橋 宏 之 高
Original Assignee
ヤンマー農機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】略機体中央のフロート(18)の左右両側方に
接地型の左右ローリングセンサ(22)(22)を設け
る田植機において、左右ローリングセンサ(22)(2
2)を互に独立して作動自在に取付けると共に、左右ロ
ーリングセンサ(22)(22)を機体中央部の差動出
力機構である受筒(46)及び芯軸(47)などを介し
てローリング油圧切換弁に連結させたものである。 【効果】植深調節など機体が昇降してもローリングセン
サ(22)接地圧を適正に維持でき、左右傾斜検出機能
を容易に向上させることができると共に、左右ローリン
グセンサ(22)(22)出力を差動出力機構(46)
(47)により単一の変位力に変換するから、油圧操作
構造の簡略化などを容易に行うことができるものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は例えば田植機体を昇降させる上下用油圧シリンダと、田植機体を左右 に傾斜させる水平用油圧シリンダとを備えた田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開昭52-131823 号公報に示す如く、左右一対のローリングセンサによ り田植機体の左右傾斜を検出し、植付け田面に対して田植機体を水平支持する技 術があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来技術は、左右ローリングセンサを一体的に連結させていたから、機体 の昇降などによってローリングセンサの接地圧が変化し、左右傾斜の検出を適正 に行い得ない等の機能上の問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
然るに、本考案は、略機体中央のフロートの左右両側方に接地型の左右ローリ ングセンサを設ける田植機において、左右ローリングセンサを互に独立して作動 自在に取付けると共に、左右ローリングセンサを機体中央部の差動出力機構を介 してローリング油圧切換弁に連結させたもので、植深調節など機体が昇降しても ローリングセンサ接地圧を適正に維持し得、左右傾斜検出機能を容易に向上させ 得ると共に、左右ローリングセンサ出力を差動出力機構により単一の変位力に変 換するから、油圧操作構造の簡略化などを容易に行い得るものである。
【0005】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は要部の説明図、図2は 歩行型田植機の側面図、図3は同平面図であり、図中(1)はエンジン、(2) はミッションケース、(3)は前記ミッションケース(2)に伝動ケース(4) を介して連設する植付ケース、(5)は前記エンジン(1)及び各ケース(2) (3)(4)によって構成する田植機体上側を覆うボンネット、(6)は前記ボ ンネット(5)の後部上面に設ける予備苗載台、(7)は前記植付ケース(3) に連設する操向ハンドル、(8)は前記ハンドル(7)の上側にガイドレール( 9)(10)を介して左右に往復摺動自在に取付ける前低後高の苗載台、(11 )は前記植付ケース(3)に取付けて苗載台(8)を横送り駆動する横送り軸、 (12)は前記植付ケース(3)に植付アーム(13)を介して取付けて苗載台 (8)から一株分の苗を取出して植付ける植付爪、(14)は前記ミッションケ ース(2)にスイングケース(15)を介して昇降自在に支持する左右一対の水 田車輪、(16)は前記スイングケース(15)(15)に左右スイングロッド (17)(17)を介して連結して左右の水田車輪(14)(14)を同時に出 入制御して田植機体を昇降させる上下用油圧シリンダ、(18)は前記エンジン (1)及び各ケース(2)(3)(4)下側に前部リンク(19)及び植付深さ レバー(20)を介して支持する植付田面整地用の均平フロート、(21)は前 記植付爪(12)の苗の植付深さ変化に伴う前記フロート(18)前部の昇降を 検出するピッチングセンサ、(22)は前記フロート(18)の後部両側で水田 車輪(14)後方に配設して田植機体の左右方向の傾斜検出並びに轍の整地(車 輪跡消し)を行う偏平橇板形のローリングセンサである。
【0006】 図4及び図5に示す如く、前記ミッションケース(2)に車体フレーム(23 )を介してエンジン(1)を連設支持し、その車体フレーム(23)に前記上下 用油圧シリンダ(16)を取付けると共に、前記シリンダ(16)のピストンロ ッド(24)先端にピッチング調節筒軸(25)中間を連結固定する。そして前 記筒軸(25)にローリング調節軸(26)中間を回転自在に内挿させ、前記ロ ーリング調節軸(26)の回転により左右のスイングロッド(17)(17)の 押引方向が逆になるように、その軸(26)両端にアーム(27)(27)を介 して各スイングロッド(17)(17)先端を連結すると共に、田植機体の左右 傾斜を補正して略水平に保つ水平用油圧シリンダ(28)を備え、そのシリンダ (28)を前記筒軸(25)にブラケット(29)を介して取付け、前記シリン ダ(28)のピストンロッド(30)をローリング調節軸(26)にアーム(3 1)を介して連結させるもので、上下用油圧シリンダ(16)制御により前記各 軸(25)(26)を機体前後方向に摺動変位させ、左右スイングロッド(17 )(17)を同一方向に押引して田植機体を昇降させ、苗植付深さを略一定に保 つ一方、水平用油圧シリンダ(28)制御によりローリング調節軸(26)を回 転させ、左右スイングロッド(17)(17)を異なる方向に押引して左右車輪 (14)(14)の支持高さを異ならせ、田植機体を略水平に支持するように構 成している。
【0007】 さらに前記上下用油圧シリンダ(16)を駆動制御する油圧ユニットケース( 34)を備え、そのユニットケース(34)を前記ミッションケース(2)の一 側に固設すると共に、設定以上の押圧力で縮小する連接ロッド(35)及びリン ク(36)(37)を介してそのユニットケース(34)に前記ピッチングセン サ(21)を連結させ、前記ピッチングセンサ(21)により均平フロート(1 8)前部の昇降動作を検出して上下用油圧シリンダ(16)を自動的に作動させ る一方、前記操向ハンドル(7)に設けた昇降レバー(38)にアーム(39) を介して前記ピッチングセンサ(21)を連結させ、前記昇降レバー(38)の 手動操作により上下用油圧シリンダ(16)を作動させるように構成している。
【0008】 次に図6に示す如く、下降規制ストッパ(40)により下降最低位置を設定す るローリングセンサアーム(41)を備え、前記の左右ローリングセンサアーム (41)(41)に後端左右のローリングセンサ(22)(22)を夫々連設固 定すると共に、前記伝動ケース(4)の後部上側に設けた軸受体(42)に左右 ローリングセンサアーム(41)(41)前端を夫々独立して回転可能に支持す る。また前記水平用油圧シリンダ(28)を作動制御するローリング油圧切換弁 (43)を備え、その切換弁(43)を前記ミッションケース(2)の後部上側 に台フレーム(44)を介して固設すると共に、前記台フレーム(44)にロー リング支点軸(45)を介して受筒(46)中間を支持し、揺動自在に機体左右 方向に前記受筒(46)を横架させ、この受筒(46)に回転自在に内挿させる 芯軸(47)両端に入力リンク(48)(48)基端を固設し、前記ローリング センサアーム(41)に一体連設したリンク(49)と前記入力リンク(48) とをロッド(50)によって連結し、各部材(22)(41)(46)(47) (48)(49)を支点軸(45)を中心に左右対称に形成するもので、前記ア ーム(49)と植付ケース(3)との間に接地保持バネ(51)を張設し、左右 対称に設けるバネ(51)(51)によって左右のローリングセンサ(22)( 22)を植付け田面に夫々圧接させると共に、左右のローリングセンサ(22) が略同時に同一方向に昇降したとき、左右の入力リンク(48)(48)が芯軸 (47)を中心に揺動して前記ローリング油圧切換弁(43)を中立保持する一 方、左右ローリングセンサ(22)(22)が異なる方向にまたはいずれか一方 だけが昇降したとき、前記左右リンク(49)(49)の揺動量の差によりロー リング支点軸(45)を中心に受筒(46)を揺動させ、ローリング油圧切換弁 (43)を作動させて水平用油圧シリンダ(28)を駆動制御するように構成し ている。
【0009】 上記から明らかなように、略機体中央のフロート(18)の左右両側方に接地 型の左右ローリングセンサ(22)(22)を設ける田植機において、左右ロー リングセンサ(22)(22)を互に独立して作動自在に取付けると共に、左右 ローリングセンサ(22)(22)を機体中央部の差動出力機構である受筒(4 6)及び芯軸(47)などを介してローリング油圧切換弁(43)に連結させて いる。
【0010】 また前記下降規制ストッパ(40)をU字形に形成し、上記ガイドレール(9 )を支持する苗取出板(52)下面にブラケット(53)を介して前記ストッパ (40)のU字形両端を固設し、前記ストッパ(40)にローリングセンサアー ム(41)中間を上下動自在に挿通させ、そのローリングセンサアーム(41) の下降をストッパ(40)によって規制し、前記左右一対のローリングセンサ( 22)を植付ケース(3)の後側方で夫々独立して上下動自在に軸受体(42) に支持させると共に、その軸受体(42)を伝動ケース(4)上側にブラケット(5 4)を介して固設し、植付ケース(3)より前側に軸受体(42)を設けて伝動 ケース(4)と略平行にセンサアーム(41)を延出させるもので、前記ローリ ングセンサ(22)の下面を均平フロート(18)下面と略同一高さに位置させ るべく、前記バネ(51)により下動保持するセンサアーム(41)をストッパ (40)により下降規制すると共に、前記ストッパ(40)によりセンサアーム (41)の左右揺動を阻止し、前記ローリングセンサ(22)の左右移動を規制 するように構成している。
【0011】 図1及び図6に示す如く、前記ローリング油圧切換弁(43)のスプールアー ム(55)下端と前記受筒(46)中間とをロッド(56)で連結し、ローリン グ支点軸(45)を中心としたその受筒(46)の揺動を前記ロッド(56)を 介して連動させるスプールアーム(55)の揺動でもって切換弁(43)のスプ ール(57)を回動させ、前記切換弁(43)を作動させる一方、ローリングロ ック機構(58)を前記切換弁(43)に備え、切換弁(43)の作動を中止さ せるもので、前記切換弁(43)を作動させるローリング検出回動軸であるスプ ール(57)に前記ローリングロック機構(58)を可及的に近接させて設けて いる。
【0012】 前記ローリングロック機構(58)は、扇形切欠(59)を備えるローリング ロック板(60)と、該ロック板(60)を上下操作するローリングロックレバ ー(61)からなり、固定筒(62)に上下動自在に挿入するローリングロッド (63)下端を前記ロック板(60)に連結固定し、そのローリングロッド(6 3)上端の固定ピン(64)を前記レバー(61)先端の摺動溝(65)に係止 させ、ロック板(60)とロックレバー(61)を連動連結し、常時即ち田植機 体の水平制御を行う時は前記切欠(59)上部の円弧面(59a)が前記切換弁 (43)のスプールアーム(55)上端に固設する係止ピン(66)上方に位置 するように前記ロック板(60)を吊下げ支持させ、円弧面(59a)内方側で 前記係止ピン(66)をスプールアーム(55)と共に揺動させてスプール(5 5)を回動させ、切換弁(43)を作動させる一方、田植機体が水平制御によっ て傾くと不都合な時は前記レバー(61)をリターンバネ(67)に抗して支点 軸(68)を中心に揺動させてロック板(60)を引上げ、切欠(59)両側の 摺動面(59c)(59c)を介して前記切欠(59)下部の係止溝(59d) に前記係止ピン(66)を係合させ、スプールアーム(55)を強制的に垂直状 態で保持して、そのスプール(57)の回動動作を阻止させ、前記切換弁(43 )を中立位置で保持するように構成している。
【0013】 また、前記レバー(61)を多段的に係止するレバー支持板(61a)を備え 、前記レバー(61)の操作量を調節して前記ロック板(60)の引上げ量を調 節自在に位置保持し、スプールアーム(55)の揺動に共う前記扇形切欠(59 )内での係止ピン(66)の揺動範囲を規制するように構成している。
【0014】 また前記ロックレバー(61)にワイヤ(69)を介して図2に示す植付クラ ッチレバー(70)を連結させ、前記レバー(70)の植付クラッチ切操作でも って前記ローリングロック機構(58)を介して切換弁(43)を中立位置で保 持すると共に、前記レバー(70)の植付クラッチ入操作でもってローリングロ ック機構を解除して前記切換弁(43)を作動させるように構成している。
【0015】 図7に示す如く、上下用油圧シリンダ(16)及び水平用油圧シリンダ(28 )にミッションケース(2)内の作動油を圧送する油圧ポンプ(71)と、上下 用及び水平用の各油圧シリンダ(16)(28)に夫々必要な油圧ポンプ(71 )からの圧油を2つの絞り弁(72)(73)を介して分流供給するフローデバ イダ(74)と、上下用油圧シリンダ(16)を作動制御するピッチング油圧切 換弁(75)と、ローリング及びピッチングの各油圧切換弁(43)(75)と 前記フローデバイダ(74)の間に接続させて設定以上の回路油圧の上昇により フローデバイダ(74)吐出側をミッションケース(2)内に短絡させるピッチ ング及びローリング用の各リリーフ弁(76)(77)とを、前記油圧ユニット ケース(34)に夫々内設させるものであり、フローデバイダ(74)の絞り弁 (72)(73)によって設定した最適油量の高圧油を各切換弁(75)(43 )を介して各シリンダ(16)(28)に印加させ、ピッチングセンサ(21) 及び昇降レバー(38)によりピッチング油圧切換弁(75)を作動させ、上下 用油圧シリンダ(16)を作動制御すると共にローリングセンサ(22)(22 )によりローリング油圧切換弁(43)を作動させ、水平用油圧シリンダ(28 )を作動制御する一方、前記ローリング油圧切換弁(43)と水平用油圧シリン ダ(28)間に高圧に対して確実にシールすることができるパイロットチェック 弁(78)(79)を組込み、前記ローリングロック機構(58)によってロー リング油圧切換弁(43)を中立位置で保持したとき、中立位置での油漏れを防 止して確実にロックするように構成している。
【0016】 図8及び図9に示す如く、ローリング制御用の油圧ホース(80)(81)を 、前記エンジン(1)からミッション(2)へ出力伝達する駆動ベルト(82) と該ベルト(82)を覆うベルトカバー(83)の間に挿入し、前記ホース(8 0)(81)を泥水並びに障害物から保護するように配置している。
【0017】 なお図6に示す如く、前記左右リンク(49)(49)にこの上方から圧接さ せてバネ(51)(51)に抗して左右ローリングセンサ(22)(22)を持 上げ支持するローリング制御規制アーム(84)を備え、伝動ケース(4)上側 にブラケット(85)を介して前記規制アーム(84)を上下方向に揺動自在に 軸支させると共に、前記ローリング制御規制アーム(84)にワイヤ(86)を 介して前記ロックレバー(61)を連結させ、前記レバー(61)の油圧切換弁 (43)の作動操作と連動して規制アーム(84)を上動させて該アーム(84)を 左右リンク(49)(49)から離反させ、左右ローリングセンサ(22)(2 2)を昇降自在に支持し、また前記レバー(61)の油圧切換弁(43)のロッ ク操作と連動して規制アーム(84)を下動させて該アーム(84)を左右リン ク(49)(49)に圧接させ、左右ローリングセンサ(22)(22)を均平 フロート(18)よりも高い位置に持上げ支持するように構成している。
【0018】 本実施例は上記の如く構成しており、苗載台(8)を左右に往復移動させ、そ の苗載台(8)から植付爪(12)により一株分の苗を順次取出して植付けるも ので、昇降レバー(38)操作により上下用油圧シリンダ(16)を作動させ、 田植機体を昇降させて畦際での方向転換などを行うと共に、耕盤の凹凸変化など により均平フロート(18)前部が昇降することにより、ピッチングセンサ(2 1)が昇降して上下用油圧シリンダ(16)が作動し、苗載台(8)及び植付爪 (12)などを備える植付部が昇降して均平フロート(18)の接地圧を略一定 に保ち、植付爪(12)の苗植付深さを略一定に保つ植付部の植深制御を自動的 に行わせる。また耕盤の凹凸変化などにより田植機体が左右に傾斜することによ り、左右のローリングセンサ(22)(22)が異なる方向にまたはそれらのい ずれか一方だけが昇降し、水平用油圧シリンダ(28)が作動し、苗載台(8) 及び植付爪(12)などを備える植付部を左右に傾斜させ、植付け田面に対して 田植機体を略水平に保つ植付部の水平制御を自動的に行わせるものである。
【0019】 上記のように田植機体の水平制御中においては、図1の実線に示す如く、ロッ クレバー(61)を水平状態にしてスプールアーム(55)の係止ピン(66) が円弧面(59a)内方側で揺動可能にロック板(60)を垂下支持して、ロー リングセンサ(22)(22)による耕盤の凹凸検出動作と連動させるようにス プールアーム(55)をフリー状態にし、その検出動作信号に基づいてローリン グ油圧切換弁(43)をスプール(57)の回動でもって作動させて水平用油圧 シリンダ(28)を自動的に作動制御する。
【0020】 また田植機体を上昇させての畦際での方向転換時並びに路上走行時など田植機 体が水平制御によって傾くと不都合なときには、図1の仮想線に示す如く、ロッ クレバー(61)を下降させてロック板(60)を引上げ、スプールアーム(5 5)が垂直状態即ち切換弁(43)が中立位置にあるときはそのまま係止ピン( 66)を係止溝(59b)に係合させると共に、スプールアーム(55)が傾斜 状態即ち切換弁(43)が中立位置以外にあるときは何れか一側の摺動面(59 c)に前記係止ピン(66)を摺接させてスプールアーム(55)を垂直に戻し ながら係止ピン(66)を係止溝(59b)に係合させ、ローリング油圧切換弁 (43)を強制的に中立位置で係保持して、たとえローリングセンサ(22)が 旋回時の遠心力或いは障害物に衝突して傾きの検出動作を行ってもローリングロ ック機構(58)でもってスプール(57)の回動を阻止してローリング油圧切 換弁(43)の作動を阻止し、水平用油圧シリンダ(28)の作動を規制して田 植機体の水平制御を中止できるものである。
【0021】 また上記の水平制御中止操作は植付クラッチレバー(70)でも行えるもので 、畦際での方向転換並び路上走行などにおける植付クラッチレバー(70)の「 切」操作時、自動的にローリングロック機構(58)を作動させて、そのロック 機構(58)の操作忘れをなくすと共に、操作の省略化を図って苗植付作業能率 を従来よりも向上できるものである。
【0022】
【考案の効果】
以上実施例から明らかなように本考案は、略機体中央のフロート(18)の左 右両側方に接地型の左右ローリングセンサ(22)(22)を設ける田植機にお いて、左右ローリングセンサ(22)(22)を互に独立して作動自在に取付け ると共に、左右ローリングセンサ(22)(22)を機体中央部の差動出力機構 である受筒(46)及び芯軸(47)などを介してローリング油圧切換弁(43 )に連結させたもので、植深調節など機体が昇降してもローリングセンサ(22 )接地圧を適正に維持でき、左右傾斜検出機能を容易に向上させることができる と共に、左右ローリングセンサ(22)(22)出力を差動出力機構(46)( 47)により単一の変位力に変換するから、油圧操作構造の簡略化などを容易に 行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部の拡大説明図。
【図2】全体の側面図。
【図3】同平面図。
【図4】部分拡大平面図。
【図5】同側面図。
【図6】同背面図。
【図7】油圧回路図。
【図8】部分側面図。
【図9】同平面図。
【符号の説明】
(18) 均平フロート (22) ローリングセンサ (43) ローリング油圧切換弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高 橋 宏 之 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略機体中央のフロートの左右両側方に接
    地型の左右ローリングセンサを設ける田植機において、
    左右ローリングセンサを互に独立して作動自在に取付け
    ると共に、左右ローリングセンサを機体中央部の差動出
    力機構を介してローリング油圧切換弁に連結させたこと
    を特徴とする田植機。
JP2138192U 1992-03-09 1992-03-09 田植機 Pending JPH04124016U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60251810A (ja) * 1984-05-28 1985-12-12 井関農機株式会社 歩行型水田用農作業機の走行装置

Patent Citations (1)

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