JPH0223125B2 - - Google Patents
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- JPH0223125B2 JPH0223125B2 JP8507981A JP8507981A JPH0223125B2 JP H0223125 B2 JPH0223125 B2 JP H0223125B2 JP 8507981 A JP8507981 A JP 8507981A JP 8507981 A JP8507981 A JP 8507981A JP H0223125 B2 JPH0223125 B2 JP H0223125B2
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- hydraulic cylinder
- seedling
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- 241000209094 Oryza Species 0.000 claims description 12
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、機体に支架した補給用の苗を載架し
ておく苗載せ台を変動さす油圧シリンダの制御弁
が、機体に支した苗植装置の機枠を昇降作動さす
油圧シリンダの油圧回路の途中に、その苗植装置
の昇降用の油圧シリンダの作動を自動制御する制
御弁と直列に接続してある田植機において、前記
苗植装置の昇降用の油圧シリンダ及び苗載せ台の
変動作動用の油圧シリンダを制御する油圧制御装
置についての改良に関するものである。
ておく苗載せ台を変動さす油圧シリンダの制御弁
が、機体に支した苗植装置の機枠を昇降作動さす
油圧シリンダの油圧回路の途中に、その苗植装置
の昇降用の油圧シリンダの作動を自動制御する制
御弁と直列に接続してある田植機において、前記
苗植装置の昇降用の油圧シリンダ及び苗載せ台の
変動作動用の油圧シリンダを制御する油圧制御装
置についての改良に関するものである。
機体に、苗植装置の機枠と補給用の苗を載置し
ておく苗載せ台とを、油圧シリンダの制御により
機体に対し自在に動くよう装架した田植機におい
て、苗植装置の機枠を昇降さす油圧シリンダ及び
苗載せ台を変位または回動さす油圧シリンダを制
御する油圧回路を簡略化するために、苗載せ台を
作動さす油圧シリンダの制御弁を、苗植装置の昇
降用の油圧シリンダの油圧回路の途中に、その油
圧シリンダの制御弁と直列に接続する手段が試み
られている。しかし、このようにすると、苗植装
置の昇降用の制御弁を、苗植機枠の下面側に吊設
するそり体の接地圧により自動制御せしめて、そ
のそり体の接地状態が一定の状態に保持せしめて
植付作業を行なつている際において、例えば、田
植機を畦畔に寄せ、畦畔から苗載せ台の上に苗を
積込もうとするときに、その苗載せ台を畦畔側に
変位作動させようとしても、苗載せ台が円滑に作
動しない状態が生ずる場合がある。
ておく苗載せ台とを、油圧シリンダの制御により
機体に対し自在に動くよう装架した田植機におい
て、苗植装置の機枠を昇降さす油圧シリンダ及び
苗載せ台を変位または回動さす油圧シリンダを制
御する油圧回路を簡略化するために、苗載せ台を
作動さす油圧シリンダの制御弁を、苗植装置の昇
降用の油圧シリンダの油圧回路の途中に、その油
圧シリンダの制御弁と直列に接続する手段が試み
られている。しかし、このようにすると、苗植装
置の昇降用の制御弁を、苗植機枠の下面側に吊設
するそり体の接地圧により自動制御せしめて、そ
のそり体の接地状態が一定の状態に保持せしめて
植付作業を行なつている際において、例えば、田
植機を畦畔に寄せ、畦畔から苗載せ台の上に苗を
積込もうとするときに、その苗載せ台を畦畔側に
変位作動させようとしても、苗載せ台が円滑に作
動しない状態が生ずる場合がある。
本発明は、このような問題が生じないようにす
ることを目的とするものである。
ることを目的とするものである。
次に、この目的を達成するための本発明による
田植機における油圧制御装置を図面に従い具体的
に説明する。
田植機における油圧制御装置を図面に従い具体的
に説明する。
第1図において、1は搭載したエンジンEの作
動により車輪10を駆動して走行する田植機Aの
機体で、座乗する座席11と、ハンドル12の操
作によりステアリング機構を介して左右に旋回す
る操向輪13と、前記エンジンEによりポンプP
が駆動される油圧装置を具備する。
動により車輪10を駆動して走行する田植機Aの
機体で、座乗する座席11と、ハンドル12の操
作によりステアリング機構を介して左右に旋回す
る操向輪13と、前記エンジンEによりポンプP
が駆動される油圧装置を具備する。
2は前記機体1の後方に平行リンク20,20
を介して昇降自在に装架せる苗植装置aの機枠
で、後端部に植込爪21により植付作動を行う植
付機構22を具備し、その植付機構22の前方で
上面側に苗タンク23が装架され、また、下面側
には植付床を均らす均平板を兼ねたフロート24
が、支点軸25中心に上下に回動して昇降するよ
う吊設してある。そして、該機枠2を支持する前
記平行リンク20,20には、前述の油圧装置に
より作動するよう機体1に設けた油圧シリンダ3
0の出入作動するロツド31が連繋してあつて、
この油圧シリンダ30を、機体1の適宜位置に設
けられる操作レバーの操作で切換弁を制御するこ
とにより作動せしめることで、該機枠2は所望の
高さに昇降する。
を介して昇降自在に装架せる苗植装置aの機枠
で、後端部に植込爪21により植付作動を行う植
付機構22を具備し、その植付機構22の前方で
上面側に苗タンク23が装架され、また、下面側
には植付床を均らす均平板を兼ねたフロート24
が、支点軸25中心に上下に回動して昇降するよ
う吊設してある。そして、該機枠2を支持する前
記平行リンク20,20には、前述の油圧装置に
より作動するよう機体1に設けた油圧シリンダ3
0の出入作動するロツド31が連繋してあつて、
この油圧シリンダ30を、機体1の適宜位置に設
けられる操作レバーの操作で切換弁を制御するこ
とにより作動せしめることで、該機枠2は所望の
高さに昇降する。
bは、苗植作業中に、苗植装置aの苗タンク2
3に対して補給する苗を載架しておくよう機体1
に設けた苗載せ台で、支点軸W中心に前後に回動
する支柱40と、伸縮作動する油圧シリンダ50
とにより機体1に支架されていて、その油圧シリ
ンダ50を、機体1の適宜個所に設けてある操作
レバーの操作により切換弁を制御して作動ロツド
51が引込むよう作動させることで、第1図にお
いて鎖線Iに示している如く前述の支点軸W中心
に後方に傾斜回動した姿勢になり、座席11にか
けた運転者が後を向いた姿勢で苗載せ台b上の苗
を苗タンク23に移し換える操作が楽に行なえる
ようにしてある。
3に対して補給する苗を載架しておくよう機体1
に設けた苗載せ台で、支点軸W中心に前後に回動
する支柱40と、伸縮作動する油圧シリンダ50
とにより機体1に支架されていて、その油圧シリ
ンダ50を、機体1の適宜個所に設けてある操作
レバーの操作により切換弁を制御して作動ロツド
51が引込むよう作動させることで、第1図にお
いて鎖線Iに示している如く前述の支点軸W中心
に後方に傾斜回動した姿勢になり、座席11にか
けた運転者が後を向いた姿勢で苗載せ台b上の苗
を苗タンク23に移し換える操作が楽に行なえる
ようにしてある。
6は、前記苗植装置aを昇降作動さす油圧シリ
ンダ50を自動制御せしめて、苗植装置aの接地
状態を一定に保持するよう設けた制御弁で、苗植
装置aの機枠2とフロート24の前端部との間に
渡架するように設けてあつて、フロート24の前
端部が接地圧により上昇すると作動杆6aが押上
げられることで、油圧シリンダ50を上げとする
状態位置に切換つて、苗植装置aの機枠2と、作
動杆6aの押上げが解放されるまで上昇させると
ともに、作動杆6aの復元で中立の状態位置に戻
り、また、フロート24の前端が泥土面から浮き
上つて接地圧が減することでフロート24前端部
が下降して作動杆6aが引き出されることによ
り、油圧シリンダ50を下げとする状態に切換つ
て、苗植装置aの機枠2を、前記作動杆6aの引
き下げが解放されるまで上昇させるとともに作動
杆6aの復元で中立の状態位置に戻るように作動
し、これにより、苗植装置aの接地状態を一定の
状態に保持する。
ンダ50を自動制御せしめて、苗植装置aの接地
状態を一定に保持するよう設けた制御弁で、苗植
装置aの機枠2とフロート24の前端部との間に
渡架するように設けてあつて、フロート24の前
端部が接地圧により上昇すると作動杆6aが押上
げられることで、油圧シリンダ50を上げとする
状態位置に切換つて、苗植装置aの機枠2と、作
動杆6aの押上げが解放されるまで上昇させると
ともに、作動杆6aの復元で中立の状態位置に戻
り、また、フロート24の前端が泥土面から浮き
上つて接地圧が減することでフロート24前端部
が下降して作動杆6aが引き出されることによ
り、油圧シリンダ50を下げとする状態に切換つ
て、苗植装置aの機枠2を、前記作動杆6aの引
き下げが解放されるまで上昇させるとともに作動
杆6aの復元で中立の状態位置に戻るように作動
し、これにより、苗植装置aの接地状態を一定の
状態に保持する。
70は、前述の苗載せ台bの上に補給用の苗を
積込む際に、該苗載せ台bを機体1後方に変位さ
すための油圧シリンダで、機体1と苗載せ台bの
支柱40下端を支点軸Wを介して支持している支
持機枠41との間に渡架するように設け、かつ、
前記支持機枠41はそれの基端を機体1に支軸Y
により回動自在に軸支し、また、苗載せ台bを傾
斜回動さす前述の油圧シリンダ50の基端部なら
びに作動ロツド51の先端部を夫々支軸52,5
3により回動自在に軸支しておくことで、油圧シ
リンダ70を伸長作動させたときに、支持機枠4
1と前述の油圧シリンダ50とが平行リンクとな
つて苗載せ台bを、第1図において鎖線に示し
ている如く後方に変位せしめるよう作動する。そ
して、該油圧シリンダ70は、機体1に設けた操
作杆80の操作により、前述の作動を行なうよう
前述した油圧装置の油圧回路に接続せしめてある
が、前記操作杆80の操作により制御作動するそ
れの制御弁8は、第4図の回路図に示している如
く、苗植装置aの昇降用の油圧シリンダ30を自
動制御する制御弁6の油圧回路の途中に、その制
御弁6と直列に並ぶ状態に接続せしめてある。
積込む際に、該苗載せ台bを機体1後方に変位さ
すための油圧シリンダで、機体1と苗載せ台bの
支柱40下端を支点軸Wを介して支持している支
持機枠41との間に渡架するように設け、かつ、
前記支持機枠41はそれの基端を機体1に支軸Y
により回動自在に軸支し、また、苗載せ台bを傾
斜回動さす前述の油圧シリンダ50の基端部なら
びに作動ロツド51の先端部を夫々支軸52,5
3により回動自在に軸支しておくことで、油圧シ
リンダ70を伸長作動させたときに、支持機枠4
1と前述の油圧シリンダ50とが平行リンクとな
つて苗載せ台bを、第1図において鎖線に示し
ている如く後方に変位せしめるよう作動する。そ
して、該油圧シリンダ70は、機体1に設けた操
作杆80の操作により、前述の作動を行なうよう
前述した油圧装置の油圧回路に接続せしめてある
が、前記操作杆80の操作により制御作動するそ
れの制御弁8は、第4図の回路図に示している如
く、苗植装置aの昇降用の油圧シリンダ30を自
動制御する制御弁6の油圧回路の途中に、その制
御弁6と直列に並ぶ状態に接続せしめてある。
ところで、この油圧シリンダ70は、苗載せ台
bの上に苗を積込むときに、その苗載せ台bを変
位させるよう作用させるものであつて、その苗載
せ台bに苗を積込む状態は、田植機Aの機体1は
停止させてあり、また、苗植装置aは田面に接地
して安定した状態にあるので、苗植装置aの昇降
用の油圧シリンダ30を自動制御する制御弁6は
第8図の説明図にあるように中立の状態位置に保
持されている筈であることから、操作杆80を操
作して制御弁8を動かせば、苗載せ台bが所定の
作動を行なう筈であるが、この所定の作動が円滑
に行なわれない場合がある。
bの上に苗を積込むときに、その苗載せ台bを変
位させるよう作用させるものであつて、その苗載
せ台bに苗を積込む状態は、田植機Aの機体1は
停止させてあり、また、苗植装置aは田面に接地
して安定した状態にあるので、苗植装置aの昇降
用の油圧シリンダ30を自動制御する制御弁6は
第8図の説明図にあるように中立の状態位置に保
持されている筈であることから、操作杆80を操
作して制御弁8を動かせば、苗載せ台bが所定の
作動を行なう筈であるが、この所定の作動が円滑
に行なわれない場合がある。
この点について、検討を加えたところ、苗植装
置aの昇降用の油圧シリンダ30を自動制御する
制御弁6は、前述した如く苗植装置aのフロート
24が苗植装置aの機枠2に対して昇降する作動
により、自動的に切換え作動を行なうものである
ところから、例えば、フロート24が接地圧で押
圧げられて苗植装置aを上げに作動させた状態か
ら、苗植装置aの上昇により、第7図に示してい
る如く、油圧シリンダ30と通ずるポート61が
弁体64の弁部65に遮断されて、ポンプP側か
らポート62を介して弁箱60内に送込まれてく
るオイルが、弁体64の端部側の弁部66と弁箱
60の端面に設けた透孔63との間に形成される
隙間67(またはポート)を介してタンクTに戻
る状態、即ち、前記第8図の説明図に示している
中立の状態態位置に戻るときに、前述の第7図で
鎖線に示している如く、弁体64の弁部65の端
縁が油圧シリンダ30と通ずるポート61を塞ぐ
ように僅かに引き掛り弁体64の端部側の弁部6
6が弁箱60の端面の透孔63を塞ぐよう僅かに
引き掛つた状態、即ち、第9図に示す状態でバラ
ンスされるときがあること。いいかえるならば、
制御弁6に、第10図の説明図に示している如
く、中立の状態位置の手前に、油圧シリンダ30
への連通とタンクTへの連通の両方を遮断した完
全なロツクの状態位置Xが存在するようになつて
いること。そして、このことが、苗載せ台bを変
位作動させるべく操作杆80を操作して油圧シリ
ンダ8を作動させようとしたときに、前記第10
図の説明図にあるように、ポンプPから油圧シリ
ンダ70に流れるオイルが行き場のない状態とな
つて油圧シリンダ70の作動を不調にしている原
因となつていることが判つた。
置aの昇降用の油圧シリンダ30を自動制御する
制御弁6は、前述した如く苗植装置aのフロート
24が苗植装置aの機枠2に対して昇降する作動
により、自動的に切換え作動を行なうものである
ところから、例えば、フロート24が接地圧で押
圧げられて苗植装置aを上げに作動させた状態か
ら、苗植装置aの上昇により、第7図に示してい
る如く、油圧シリンダ30と通ずるポート61が
弁体64の弁部65に遮断されて、ポンプP側か
らポート62を介して弁箱60内に送込まれてく
るオイルが、弁体64の端部側の弁部66と弁箱
60の端面に設けた透孔63との間に形成される
隙間67(またはポート)を介してタンクTに戻
る状態、即ち、前記第8図の説明図に示している
中立の状態態位置に戻るときに、前述の第7図で
鎖線に示している如く、弁体64の弁部65の端
縁が油圧シリンダ30と通ずるポート61を塞ぐ
ように僅かに引き掛り弁体64の端部側の弁部6
6が弁箱60の端面の透孔63を塞ぐよう僅かに
引き掛つた状態、即ち、第9図に示す状態でバラ
ンスされるときがあること。いいかえるならば、
制御弁6に、第10図の説明図に示している如
く、中立の状態位置の手前に、油圧シリンダ30
への連通とタンクTへの連通の両方を遮断した完
全なロツクの状態位置Xが存在するようになつて
いること。そして、このことが、苗載せ台bを変
位作動させるべく操作杆80を操作して油圧シリ
ンダ8を作動させようとしたときに、前記第10
図の説明図にあるように、ポンプPから油圧シリ
ンダ70に流れるオイルが行き場のない状態とな
つて油圧シリンダ70の作動を不調にしている原
因となつていることが判つた。
このことから、本発明においては、機体1に支
架した苗載せ台bを変動せしめる油圧シリンダ7
0の制御弁8を、機体1に支架せる苗植装置aの
機枠2を昇降作動さす油圧シリンダ30の油圧回
路の途中に、その油圧シリンダ30を自動制御す
る制御弁6と直列に並ぶよう接続せしめて、苗載
せ台bと苗植装置aの機枠2とを簡略な油圧回路
により制御作動せしめるようにするに際し、苗植
装置aの昇降用の油圧シリンダ30を自動制御す
る前記制御弁6を、第5図に示している如く、弁
体64の弁部65が弁箱60の油圧シリンダ30
と通ずるポート61を遮断し、ポンプP側からポ
ート62を介し弁箱60内に送り込まれるオイル
をタンクT側に戻す間隙67(またはポート)が
開放した中立状態となるときに、その弁体64の
弁部65が弁箱60の油圧シリンダ30と通ずる
ポート61を遮断する前に、弁箱60内に送り込
まれるオイルをタンクT側に戻す間隙67(また
はポート)が開放する状態、即ち、第3図及び第
4図に示す如く、タンクTに通ずる間隙67(ま
たはポート)と油圧シリンダ30と通ずるポート
61の両方が開放した状態を経て、中立の位置に
移行するように構成してある。
架した苗載せ台bを変動せしめる油圧シリンダ7
0の制御弁8を、機体1に支架せる苗植装置aの
機枠2を昇降作動さす油圧シリンダ30の油圧回
路の途中に、その油圧シリンダ30を自動制御す
る制御弁6と直列に並ぶよう接続せしめて、苗載
せ台bと苗植装置aの機枠2とを簡略な油圧回路
により制御作動せしめるようにするに際し、苗植
装置aの昇降用の油圧シリンダ30を自動制御す
る前記制御弁6を、第5図に示している如く、弁
体64の弁部65が弁箱60の油圧シリンダ30
と通ずるポート61を遮断し、ポンプP側からポ
ート62を介し弁箱60内に送り込まれるオイル
をタンクT側に戻す間隙67(またはポート)が
開放した中立状態となるときに、その弁体64の
弁部65が弁箱60の油圧シリンダ30と通ずる
ポート61を遮断する前に、弁箱60内に送り込
まれるオイルをタンクT側に戻す間隙67(また
はポート)が開放する状態、即ち、第3図及び第
4図に示す如く、タンクTに通ずる間隙67(ま
たはポート)と油圧シリンダ30と通ずるポート
61の両方が開放した状態を経て、中立の位置に
移行するように構成してある。
次に作用効果について説明すると、上述の如く
構成した本発明による田植機における油圧制御装
置は、苗植装置aの昇降用の油圧シリンダ30を
自動制御する制御弁6が、ポンプP側から弁箱6
0内に供給されるオイルをタンクT側に戻す中立
の状態位置に戻るときに、タンクTと通ずる間隙
67(またはポート)と油圧シリンダ30と通ず
るポート61との両方を開放せしめた状態を経
て、油圧シリンダ30と通ずるポート61を遮断
する中立の位置に移行するようになつていて、中
立位置の手前に、第4図に示している如く油圧シ
リンダ30とタンクTの両方に通ずる状態位置Z
があるようになつているのだから、苗載せ台bの
上に補給用の苗を積み込む際に、苗植装置aの昇
降用の油圧シリンダ30を自動制御する制御弁6
が正しく中立位置に戻つていなかつたり、また、
畦畔から苗を苗載せ台bの上に積み換える作業の
ために苗植装置aの機枠2に設けてあるステツプ
26の上に片足をかけることによる負荷で制御弁
6が動くことで、正しい中立位置からずれた状態
となつていても、その制御弁6の油圧シリンダ3
0に通ずるポート61とタンクTを通ずる間隙6
7(またはポート)との何れかが必らず開放した
状態となるので、苗載せ台bを変位さすべく操作
杆80を操作して油圧シリンダ70を作動させる
ときに、第10図に示しているように、油圧シリ
ンダ70の回路が行き詰まりの状態となつて、油
圧シリンダ70の作動を不調にすることがなくな
り、油圧回路を簡略化しながら常に苗載せ台bに
所定の作動を行なわせるようになる。
構成した本発明による田植機における油圧制御装
置は、苗植装置aの昇降用の油圧シリンダ30を
自動制御する制御弁6が、ポンプP側から弁箱6
0内に供給されるオイルをタンクT側に戻す中立
の状態位置に戻るときに、タンクTと通ずる間隙
67(またはポート)と油圧シリンダ30と通ず
るポート61との両方を開放せしめた状態を経
て、油圧シリンダ30と通ずるポート61を遮断
する中立の位置に移行するようになつていて、中
立位置の手前に、第4図に示している如く油圧シ
リンダ30とタンクTの両方に通ずる状態位置Z
があるようになつているのだから、苗載せ台bの
上に補給用の苗を積み込む際に、苗植装置aの昇
降用の油圧シリンダ30を自動制御する制御弁6
が正しく中立位置に戻つていなかつたり、また、
畦畔から苗を苗載せ台bの上に積み換える作業の
ために苗植装置aの機枠2に設けてあるステツプ
26の上に片足をかけることによる負荷で制御弁
6が動くことで、正しい中立位置からずれた状態
となつていても、その制御弁6の油圧シリンダ3
0に通ずるポート61とタンクTを通ずる間隙6
7(またはポート)との何れかが必らず開放した
状態となるので、苗載せ台bを変位さすべく操作
杆80を操作して油圧シリンダ70を作動させる
ときに、第10図に示しているように、油圧シリ
ンダ70の回路が行き詰まりの状態となつて、油
圧シリンダ70の作動を不調にすることがなくな
り、油圧回路を簡略化しながら常に苗載せ台bに
所定の作動を行なわせるようになる。
なお、本発明手段は、実施例では苗載せ台bを
変位作動させる油圧シリンダ70の制御について
説明したが、操作杆80の操作により作動する制
御弁8は、苗載せ台bを傾斜回動させる油圧シリ
ンダ50の制御弁に換える場合があり、また、他
の適宜の油圧シリンダの制御弁に換えて実施する
場合がある。
変位作動させる油圧シリンダ70の制御について
説明したが、操作杆80の操作により作動する制
御弁8は、苗載せ台bを傾斜回動させる油圧シリ
ンダ50の制御弁に換える場合があり、また、他
の適宜の油圧シリンダの制御弁に換えて実施する
場合がある。
第1図は本発明を実施せる田植機の一部破断し
た側面図、第2図は同上の一部破断した平面図、
第3図は同上の苗植装置の昇降用の油圧シリンダ
の制御弁の一部省略した縦断面図、第4図は同上
制御弁の油圧回路の説明図、第5図は同上制御弁
の中立状態時の一部省略した縦断面図、第6図は
同上状態の油圧回路の説明図、第7図は従前の制
御弁の一部省略した縦断面図、第8図は同上制御
弁の油圧回路の説明図、第9図及び第10図は同
上制御弁の作用の説明図である。 図面符号の説明 A…田植機、1…機体、10
…車輪、11…座席、12…ハンドル、13…操
向輪、2…機枠、20…平行リンク、21…植込
爪、22…植付機構、23…苗タンク、24…フ
ロート、25…支点軸、26…ステツプ、30…
油圧シンダ、31…作動ロツド、40…支柱、4
1…支持機枠、50…油圧シリンダ、51作動ロ
ツド、52,53…支軸、6…制御弁、6a…作
動杆、60…弁箱、61,62…ポート、63…
透孔、64…弁体、65…弁部、66…端部側の
弁部、67…隙間(ポート)、70…油圧シリン
ダ、8…制御弁、80…操作杆、E…エンジン、
P…ポンプ、a…苗植装置、b…苗載せ台、W…
支点軸、Y…支軸、T…タンク、X,Z…制御弁
の状態位置。
た側面図、第2図は同上の一部破断した平面図、
第3図は同上の苗植装置の昇降用の油圧シリンダ
の制御弁の一部省略した縦断面図、第4図は同上
制御弁の油圧回路の説明図、第5図は同上制御弁
の中立状態時の一部省略した縦断面図、第6図は
同上状態の油圧回路の説明図、第7図は従前の制
御弁の一部省略した縦断面図、第8図は同上制御
弁の油圧回路の説明図、第9図及び第10図は同
上制御弁の作用の説明図である。 図面符号の説明 A…田植機、1…機体、10
…車輪、11…座席、12…ハンドル、13…操
向輪、2…機枠、20…平行リンク、21…植込
爪、22…植付機構、23…苗タンク、24…フ
ロート、25…支点軸、26…ステツプ、30…
油圧シンダ、31…作動ロツド、40…支柱、4
1…支持機枠、50…油圧シリンダ、51作動ロ
ツド、52,53…支軸、6…制御弁、6a…作
動杆、60…弁箱、61,62…ポート、63…
透孔、64…弁体、65…弁部、66…端部側の
弁部、67…隙間(ポート)、70…油圧シリン
ダ、8…制御弁、80…操作杆、E…エンジン、
P…ポンプ、a…苗植装置、b…苗載せ台、W…
支点軸、Y…支軸、T…タンク、X,Z…制御弁
の状態位置。
Claims (1)
- 1 機体に支架した補給用の苗を載架しておく苗
載せ台を変動さす油圧シリンダの制御弁を、機体
に支架せる苗植装置の機枠を昇降作動さす油圧シ
リンダの油圧回路の途中に、その苗植装置の昇降
用の油圧シリンダを自動制御する制御弁と直列に
並ぶよう接続せしめた田植機の油圧制御装置にお
いて、前記苗植装置の昇降用の油圧シリンダの制
御弁を、タンクに通ずる間隙(またはポート)と
油圧シリンダに通ずるポートとの両方を開放せし
めた状態を経て、油圧シリンダと通ずるポートを
遮断してタンクと通ずる間隙(またはポート)を
開放した中立の状態に移行するよう構成したこと
を特長とする田植機における油圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8507981A JPS57202215A (en) | 1981-06-03 | 1981-06-03 | Oil pressure controller in rice planting machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8507981A JPS57202215A (en) | 1981-06-03 | 1981-06-03 | Oil pressure controller in rice planting machine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57202215A JPS57202215A (en) | 1982-12-11 |
JPH0223125B2 true JPH0223125B2 (ja) | 1990-05-23 |
Family
ID=13848606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8507981A Granted JPS57202215A (en) | 1981-06-03 | 1981-06-03 | Oil pressure controller in rice planting machine |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57202215A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6375114U (ja) * | 1986-11-04 | 1988-05-19 | ||
JP2540780B2 (ja) * | 1994-05-19 | 1996-10-09 | 井関農機株式会社 | 施肥装置付き苗植機 |
-
1981
- 1981-06-03 JP JP8507981A patent/JPS57202215A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57202215A (en) | 1982-12-11 |
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