JPH0412186Y2 - - Google Patents

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JPH0412186Y2
JPH0412186Y2 JP1985118452U JP11845285U JPH0412186Y2 JP H0412186 Y2 JPH0412186 Y2 JP H0412186Y2 JP 1985118452 U JP1985118452 U JP 1985118452U JP 11845285 U JP11845285 U JP 11845285U JP H0412186 Y2 JPH0412186 Y2 JP H0412186Y2
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JP
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stone plate
metal fitting
bracket
exterior
face
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JP1985118452U
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JPS6227147U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、外装下地にブラケツトを取付け、こ
のブラケツトに、前記外装下地の外側に配設する
外装用石板をそれの端面において位置決め状態に
取付けてあるいわゆる、乾式の外装用石板取付け
構造に関する。
〔従来の技術〕
従来のかかる外装用石板取付け構造において
は、第4図に示すように、ブラケツト4の石板B
端面に当接する面にピン4a′を突設するととも
に、石板Bの端面に穴a′を穿設し、もつて、ピン
4a′と穴a′との係合により石板Bをブラケツト4
に対して位置規制していた。
しかしながら、前記の従来構造によるときは、
ピンと穴との係合により石板を位置規制するた
め、荷重が穴一点に集中し、その箇所において石
板が破壊し易いといつた欠点があつた。詳述する
と、石板では、穴の形成によつて、穴と表裏両面
との間の部分が薄くなつて弱くなることは不可避
である。従つて、石板に内外方向の荷重が作用し
たとき、ピンと穴との係合により、前記の薄く弱
い部分に荷重が局所的に作用することになり、そ
の部分が破壊し易い。
特に、ピンと穴との周面同士を全面において正
確に密着させることは製作上、ほとんど不可能に
近く、ピンと穴との間のガタツキがそのまま放置
されている場合には、前記の内外方向の荷重が作
用したとき、ピンと穴とがいわば線接触して係合
するから、前記の薄く弱い部分の局部に荷重が集
中作用し、一層、破壊し易い。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案の目的は、上記の欠点を解消する点にあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的達成のために講じた本考案による外装
用石板取付け構造の特徴構成は、前記ブラケツト
の石板端面に当接する面の全体またはほぼ全体に
石板の端面を接着剤で接着して、石板をブラケツ
トに対して位置決めしてある点にある。そして、
それによる作用・効果を次の通りである。
〔作用〕
ブラケツトの石板端面に当接する面の全体また
はほぼ全体に石板端面を接着させて石板をブラケ
ツトに対して位置規制するから、位置規制のため
に石板に穴を形成する必要がなくて、位置規制に
より石板の位置規制部の強度が低下することが全
くなく、しかも、ブラケツトの当接面を大きくし
ても石板の強度低下がないことにより、当接面を
大きくできて、荷重を、ブラケツトに接着する石
板端面部分に分散させて、石板に局所的に荷重を
作用させることがない。また、後述実施例で示す
ようにピンと穴とを併用しても、荷重を石板端面
部分に分散させることができることにより、穴形
成に伴い発生した弱い部分に荷重をかけることが
少ない。
〔考案の効果〕
したがつて、本考案によれば、石板の破壊がな
くて石板を確実に位置規制した状態に取付けるこ
とができる外装用石板取付け構造を提供し得るに
至つた。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図に示すように、コンクリート製の建物躯
体A(外装下地の一例)の外側に配設される外装
用石板Bを、それの上下両端の複数箇所で前記躯
体Aを下地として取付ける構造であつて、第2図
にも示すように、上下方向で隣接する石板Bの目
地部に対向する躯体A部分に、L字形の取付金物
1を、1本のアンカーボルト2と複数本のアジヤ
ストボルト3とを介してその一片1Aか水平姿勢
に位置する状態に他片1Bにおいて固着し、この
取付金物1の水平片1Aに、前記の目地部に挿入
する2つのブラケツト4を横方向に並べてボルト
5を介して固着し、一方のブラケツト4で上側石
板Bの下端面を載置状態で位置決め固定するとと
もに、他方のブラケツト4で下側石板Bを位置決
め固定するように構成されている。
前記ブラケツト4は、取付金物1に固着される
舌片状の第1金具4Aと、これに対して係脱自在
で、石板Bに取付けられた板状の第2金具4Bと
に分割構成されている。
前記第2金具4Bは、第3図にも示すように、
石板Bの端面に切削形成した凹部a内に石板端面
と面一に位置する状態に嵌入保持されており、か
つ、凹部aの底面に当接する面4aの全面を凹部
aの底面に接着剤6を介して接着するとともに、
前記第1金具4Aとの係合連結部の両側において
それに固着のピン4bを前記石板端面に形成した
穴bに係合させることにより石板Bに位置決め状
態に取付けられている。
前記第1金具4Aと第2金具4Bとの係合手段
は、第1金具4Aに固着したピン4cを、前記第
2金具4Bと石板端面とに一連の状態に形成した
孔4dと穴cとに挿入させる手段である。
なお、前記取付金物1を躯体Aに取付けるため
にアンカーボルト2に螺合するナツト2Aおよび
座金2Bは、締付け状態において弛まないように
溶接されており、かつ、前記取付金物1に第1金
具4Aを固定するボルト5およびこれに螺合する
ナツト5Aならびに座金5Bは、締付け状態にお
いて弛まないように溶接されている。
7は、前記取付金物1の立上片1Bと躯体Aと
の間に充填したモルタルである。
上記の構成によれば、ブラケツト4を第1金具
4Aと第2金具4Bとに分割してあるため、第2
金具4Bを石板端面に取付けたのち、石板Bを取
付金物1に取付けた第1金具4Aに係合させる作
業形態を採用することにより、第2金具4Bの石
板端面への取付けを石板端面の破損等を招来する
こと少なく、容易に、かつ、確実に行える。
なお、上記実施例ではブラケツト4を第1金具
4Aと第2金具4Bとに分割したが、本考案は、
ブラケツト4を一体物として構成して実施しても
良く、また、上記実施例では、第1金具4Aのピ
ン4cを、第2金具4Bの孔4dおよび石板端面
の穴cに挿入させて両者を係合させたが、本考案
は、特に、第2金具4Bの厚さが大きい場合に
は、第1金具4Aのピン4cを第2金具4Bの孔
4dにのみ挿入させて両者を係合させても良く、
加えて、第2金具4B側にピン4cを、第1金具
4A側に孔4dを形成して両者を係合させても良
い。
更に、上記実施例では、接着剤6による接着
と、ブラケツト4におけるピン4bの石板端面に
形成の穴bへの係合により位置決めしたが、接着
のみによつて位置決めしても良く、かつ、第2金
具4Bを第4図に示すようにアングル材から構成
しても良い。
加えて、外装下地Aとしては、建物躯体に下地
材を取付けて構成したものであつても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案に係る外装用石板
取付け構造の実施例を示し、第1図は縦断面図、
第2図は分解斜視図、第3図は要部の縦断面図で
ある。第4図は別実施例を示す要部の縦断面図で
ある。第5図は従来例を示す縦断面図である。 A……外装下地、4……ブラケツト、B……外
装用石板、4a……当接面、6……接着剤、4A
……第1金具、4B……第2金具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外装下地Aにブラケツト4を取付け、このブ
    ラケツト4に、前記外装下地Aの外側に配設す
    る外装用石板Bをそれの端面において位置決め
    状態に取付けてある外装用石板取付け構造にお
    いて、前記ブラケツト4の石板B端面に当接す
    る面4aの全体またはほぼ全体に石板Bの端面
    を接着剤6で接着して、石板Bをブラケツト4
    に対して位置決めしてある外装用石板取付け構
    造。 前記ブラケツト4が、外装下地Aに固着され
    る第1金具4Aと、これに対して係脱自在で石
    板Bの端面に接着される板状の第2金具4Bと
    に分割構成されている実用新案登録請求の範囲
    第項に記載の外装用石板取付け構造。
JP1985118452U 1985-07-31 1985-07-31 Expired JPH0412186Y2 (ja)

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JPS6227147U JPS6227147U (ja) 1987-02-19
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5851108A (ja) * 1981-09-21 1983-03-25 関ケ原石材株式会社 内外装石板取付ボルト埋込み方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5851108A (ja) * 1981-09-21 1983-03-25 関ケ原石材株式会社 内外装石板取付ボルト埋込み方法

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JPS6227147U (ja) 1987-02-19

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