JPH11117384A - ベランダ手摺壁の連結部材の取付け方法 - Google Patents
ベランダ手摺壁の連結部材の取付け方法Info
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- JPH11117384A JPH11117384A JP29621797A JP29621797A JPH11117384A JP H11117384 A JPH11117384 A JP H11117384A JP 29621797 A JP29621797 A JP 29621797A JP 29621797 A JP29621797 A JP 29621797A JP H11117384 A JPH11117384 A JP H11117384A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ベランダ手摺壁として垂直に並列したパネル
の頂部小口面を連結する場合に手数が掛からず、容易に
取付けることができるベランダ手摺壁の連結部材の取付
け方法を提供する。 【解決手段】幅が600mmを超え、パネル裏面および
一方の小口面に開口するアンカーナットを埋設している
大型ALCパネルを、前記小口面が頂部を向くよう垂直
に並列し、前記パネル裏面に開口するアンカーナットに
螺着された取付け金具により建築物のベランダの床用梁
に取着されているベランダ手摺壁構造において、前記並
列したパネルの頂部小口面に開口するアンカーナットに
頭部が平坦なボルトを螺着し、ついで少くとも隣接する
パネルの該ボルトの頭部に跨がるように連結部材を固着
するか、あるいは前記並列したパネルの頂部小口面に開
口するアンカーナットと、隣接するパネルの頂部小口面
に開口するアンカーナットとの間隔よりも僅かに短い寸
法の連結部材を前記両パネルに跨がるよう載置し、つい
で該連結部材の相対する両端部と前記アンカーナットに
螺着したボルトの頭部とを固着することを特徴とする。
の頂部小口面を連結する場合に手数が掛からず、容易に
取付けることができるベランダ手摺壁の連結部材の取付
け方法を提供する。 【解決手段】幅が600mmを超え、パネル裏面および
一方の小口面に開口するアンカーナットを埋設している
大型ALCパネルを、前記小口面が頂部を向くよう垂直
に並列し、前記パネル裏面に開口するアンカーナットに
螺着された取付け金具により建築物のベランダの床用梁
に取着されているベランダ手摺壁構造において、前記並
列したパネルの頂部小口面に開口するアンカーナットに
頭部が平坦なボルトを螺着し、ついで少くとも隣接する
パネルの該ボルトの頭部に跨がるように連結部材を固着
するか、あるいは前記並列したパネルの頂部小口面に開
口するアンカーナットと、隣接するパネルの頂部小口面
に開口するアンカーナットとの間隔よりも僅かに短い寸
法の連結部材を前記両パネルに跨がるよう載置し、つい
で該連結部材の相対する両端部と前記アンカーナットに
螺着したボルトの頭部とを固着することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築物の外壁よりも
外側に張り出した、ベランダやバルコニーに並列して取
着されている手摺壁を構成するために幅が600mmを
超える大型ALC(軽量気泡コンクリート)パネルの頂
部小口面に連結部材を取付ける方法に関するものであ
る。
外側に張り出した、ベランダやバルコニーに並列して取
着されている手摺壁を構成するために幅が600mmを
超える大型ALC(軽量気泡コンクリート)パネルの頂
部小口面に連結部材を取付ける方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来例えば図4に示すように建築物の外
壁よりも外側に張り出したベランダやバルコニーの手摺
壁としては、幅が600mmを超える大型ALCパネル
1を垂直に並列し、該パネル裏面に開口して埋設されて
いるアンカーナット(図示せず)に取付け金具を螺着
し、この取付け金具を建築物のベランダの床用梁2に取
着し、さらにパネル頂「部には笠木(図示せず)を取着
して、ベランダ手摺壁を構成することが一般的である。
そしてこのパネル1には、その頂部小口面に開口する一
対のアンカーナット1aが埋設されており、該アンカー
ナット1aはパネル1をレッカー(図示せず)で吊り上
げ取付け位置に釣り込んで、前記床用梁2に取付けると
きに使用する吊具を取着するために設けられているもの
である。
壁よりも外側に張り出したベランダやバルコニーの手摺
壁としては、幅が600mmを超える大型ALCパネル
1を垂直に並列し、該パネル裏面に開口して埋設されて
いるアンカーナット(図示せず)に取付け金具を螺着
し、この取付け金具を建築物のベランダの床用梁2に取
着し、さらにパネル頂「部には笠木(図示せず)を取着
して、ベランダ手摺壁を構成することが一般的である。
そしてこのパネル1には、その頂部小口面に開口する一
対のアンカーナット1aが埋設されており、該アンカー
ナット1aはパネル1をレッカー(図示せず)で吊り上
げ取付け位置に釣り込んで、前記床用梁2に取付けると
きに使用する吊具を取着するために設けられているもの
である。
【0003】そこでこのようなアンカーナットlaを利
用して、パネル1の頂部小口面に条材3をその透孔を貫
通するボルト4により螺着し、かつこの条材3を連結部
材3aの両端部に溶接して隣接するパネル相互を連結
し、さらに前記条材3に笠木の取付け部材(図示せず)
を固着し、該部材に笠木を取着している。また前記条材
3や連結部材3aの代わりに、笠木の取付け部材を隣接
するパネル間に跨がるようにして螺着して隣接するパネ
ル相互を連結する例もある(特願平8−132596号
参照)。
用して、パネル1の頂部小口面に条材3をその透孔を貫
通するボルト4により螺着し、かつこの条材3を連結部
材3aの両端部に溶接して隣接するパネル相互を連結
し、さらに前記条材3に笠木の取付け部材(図示せず)
を固着し、該部材に笠木を取着している。また前記条材
3や連結部材3aの代わりに、笠木の取付け部材を隣接
するパネル間に跨がるようにして螺着して隣接するパネ
ル相互を連結する例もある(特願平8−132596号
参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際の
ALCパネル1のアンカーナットlaはその埋設位置が
必ずしも一定でなく、また建築現場でパネル1の頂部水
準も若干ずれる場合がある。そのため前記連結部材3a
や笠木の取付け部材を取付ける際に、現場でアンカーナ
ットlaの位置に合わせてボルト孔を穿孔したり、ライ
ナーを挿入して水平を保持するなど手数が掛かる問題が
あった。
ALCパネル1のアンカーナットlaはその埋設位置が
必ずしも一定でなく、また建築現場でパネル1の頂部水
準も若干ずれる場合がある。そのため前記連結部材3a
や笠木の取付け部材を取付ける際に、現場でアンカーナ
ットlaの位置に合わせてボルト孔を穿孔したり、ライ
ナーを挿入して水平を保持するなど手数が掛かる問題が
あった。
【0005】本発明はベランダ手摺壁として垂直に並列
したパネルの頂部小口面を連結する場合に手数が掛から
ず、容易に取付けることができるベランダ手摺壁の連結
部材の取付け方法を提供することを目的とする。
したパネルの頂部小口面を連結する場合に手数が掛から
ず、容易に取付けることができるベランダ手摺壁の連結
部材の取付け方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の第1の実施態様は、幅が600mmを超え、パ
ネル裏面および一方の小口面に開口するアンカーナット
を埋設している大型ALCパネルを、前記小口面が頂部
を向くよう垂直に並列し、前記パネル裏面に開口するア
ンカーナットに螺着された取付け金具により建築物のベ
ランダの床用梁に取着されているベランダ手摺壁構造に
おいて、前記並列したパネルの頂部小口面に開口するア
ンカーナットに頭部が平坦なボルトを螺着し、ついで少
くとも隣接するパネルの該ボルトの頭部に跨がるように
連結部材を固着するベランダ手摺壁の連結部材の取付け
方法を特徴とするものである。
本発明の第1の実施態様は、幅が600mmを超え、パ
ネル裏面および一方の小口面に開口するアンカーナット
を埋設している大型ALCパネルを、前記小口面が頂部
を向くよう垂直に並列し、前記パネル裏面に開口するア
ンカーナットに螺着された取付け金具により建築物のベ
ランダの床用梁に取着されているベランダ手摺壁構造に
おいて、前記並列したパネルの頂部小口面に開口するア
ンカーナットに頭部が平坦なボルトを螺着し、ついで少
くとも隣接するパネルの該ボルトの頭部に跨がるように
連結部材を固着するベランダ手摺壁の連結部材の取付け
方法を特徴とするものである。
【0007】また本発明の第2の実施態様は、幅が60
0mmを超え、パネル裏面および一方の小口面に開口す
るアンカーナットを埋設している大型ALCパネルを、
前記小口面が頂部を向くよう垂直に並列し、前記パネル
裏面に開口するアンカーナットに螺着された取付け金具
により建築物のベランダの床用梁に取着されているベラ
ンダ手摺壁構造において、前記並列したパネルの頂部小
口面に開口するアンカーナットと、隣接するパネルの頂
部小口面に開口するアンカーナットとの間隔よりも僅か
に短い寸法の連結部材を前記両パネルに跨がるよう載置
し、ついで該連結部材の相対する両端部と前記アンカー
ナットに螺着したボルトの頭部とを固着するベランダ手
摺壁の連結部材の取付け方法を特徴とするものである。
0mmを超え、パネル裏面および一方の小口面に開口す
るアンカーナットを埋設している大型ALCパネルを、
前記小口面が頂部を向くよう垂直に並列し、前記パネル
裏面に開口するアンカーナットに螺着された取付け金具
により建築物のベランダの床用梁に取着されているベラ
ンダ手摺壁構造において、前記並列したパネルの頂部小
口面に開口するアンカーナットと、隣接するパネルの頂
部小口面に開口するアンカーナットとの間隔よりも僅か
に短い寸法の連結部材を前記両パネルに跨がるよう載置
し、ついで該連結部材の相対する両端部と前記アンカー
ナットに螺着したボルトの頭部とを固着するベランダ手
摺壁の連結部材の取付け方法を特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付図面に基づいて
説明する。図1は本発明の一実施例を示す図で、(A)
は平面図、(B)は(A)の(イ)−(イ)矢視図、図
2は本発明の他の実施例を示す図で、(A)は平面図、
(B)は(A)の(ロ)一(ロ)矢視図、図3は本発明
のさらに他の実施例を示す図で、(A)は平面図、
(B)は(A)の(ハ)一(ハ)矢視図である。
説明する。図1は本発明の一実施例を示す図で、(A)
は平面図、(B)は(A)の(イ)−(イ)矢視図、図
2は本発明の他の実施例を示す図で、(A)は平面図、
(B)は(A)の(ロ)一(ロ)矢視図、図3は本発明
のさらに他の実施例を示す図で、(A)は平面図、
(B)は(A)の(ハ)一(ハ)矢視図である。
【0009】まず図1に示す実施例について説明する
と、手摺壁用として使用される各ALCパネル1は例え
ば、幅1660mm、高さ2400mm、厚さ125m
mで、その頂部小口面に一対のアンカーナットlaが埋
設されている。また図示してないが前記従来の技術と同
様にパネル1の裏面に開口する二対のアンカーナットも
埋設されている。
と、手摺壁用として使用される各ALCパネル1は例え
ば、幅1660mm、高さ2400mm、厚さ125m
mで、その頂部小口面に一対のアンカーナットlaが埋
設されている。また図示してないが前記従来の技術と同
様にパネル1の裏面に開口する二対のアンカーナットも
埋設されている。
【0010】そしてこのパネル1は前記した図4と同様
にベランダ床用の梁に並列して各取付け金具で固着され
手摺壁が構成されている。並列して設けられた隣接する
パネル1の頂部小口面を連結する場合には、前記各アン
カーナットlaにそれぞれボルト5を螺合させるが、こ
のボルト5の頭部は例えば直径70mm、厚さ10mm
のような寸法の円盤状で頂面が平坦になっており、かつ
頂面に直線状の溝5aが設けられていて、ドライバーな
どの工具で回転させてアンカーナット1aに螺合するよ
うになっている。そしてこのボルト5を螺合させる前に
各アンカーナット1aの開口部を、前記ボルト5の頭部
が格納可能な寸法に座グリしておく。
にベランダ床用の梁に並列して各取付け金具で固着され
手摺壁が構成されている。並列して設けられた隣接する
パネル1の頂部小口面を連結する場合には、前記各アン
カーナットlaにそれぞれボルト5を螺合させるが、こ
のボルト5の頭部は例えば直径70mm、厚さ10mm
のような寸法の円盤状で頂面が平坦になっており、かつ
頂面に直線状の溝5aが設けられていて、ドライバーな
どの工具で回転させてアンカーナット1aに螺合するよ
うになっている。そしてこのボルト5を螺合させる前に
各アンカーナット1aの開口部を、前記ボルト5の頭部
が格納可能な寸法に座グリしておく。
【0011】その後並列した各パネル1にこのボルト5
を螺合させ、高さを同水準に調整してから、例えば幅5
0mm、厚さ6mmの連結部材としての条材6を少くと
も隣接するパネルを跨がるように、好ましくは手摺壁を
構成する全パネルの全長に亘って跨がるように載置して
各ボルト5の頂面に溶接すれば、各パネル1は頂部小口
面において一体に連結される。その際ベランダの出隅部
はL字状の条材を使用して連結するのが望ましい。また
必要に応じこの条材6に笠木を取付け金具により取付け
ることもできる。なおこの例では各アンカーナットla
の開口部を、前記ボルト5の頭部が格納可能な寸法に座
グリしたが、もし座グリしなければ条材6はパネル頂部
小口面より浮いた状態で固着されることになる。
を螺合させ、高さを同水準に調整してから、例えば幅5
0mm、厚さ6mmの連結部材としての条材6を少くと
も隣接するパネルを跨がるように、好ましくは手摺壁を
構成する全パネルの全長に亘って跨がるように載置して
各ボルト5の頂面に溶接すれば、各パネル1は頂部小口
面において一体に連結される。その際ベランダの出隅部
はL字状の条材を使用して連結するのが望ましい。また
必要に応じこの条材6に笠木を取付け金具により取付け
ることもできる。なおこの例では各アンカーナットla
の開口部を、前記ボルト5の頭部が格納可能な寸法に座
グリしたが、もし座グリしなければ条材6はパネル頂部
小口面より浮いた状態で固着されることになる。
【0012】つぎに本発明の他の実施例を図2について
説明すると、各ALCパネル1の寸法やベランダへの取
付け構造は図1に示した実施例と同様である。また各パ
ネル1の連結方法も同様であるが、アンカーナット1a
に螺合させるボルト7の頭部は平坦であるが、例えば7
0mm角で厚さ10mmの寸法に形成されて、頂面に十
文字の溝7aが設けられドライバーなどの工具で回転さ
せてアンカーナット1aに螺合させるようになってい
る。
説明すると、各ALCパネル1の寸法やベランダへの取
付け構造は図1に示した実施例と同様である。また各パ
ネル1の連結方法も同様であるが、アンカーナット1a
に螺合させるボルト7の頭部は平坦であるが、例えば7
0mm角で厚さ10mmの寸法に形成されて、頂面に十
文字の溝7aが設けられドライバーなどの工具で回転さ
せてアンカーナット1aに螺合させるようになってい
る。
【0013】そして並列した各パネル1にこのボルト5
を螺合させ、頂部水準を一定とし頭部を一定方向に調整
してから、例えば幅50mm、厚さ9mmで、隣接する
パネル1に螺合された各ボルト5間の長さに等しい連結
部材としての条材8を、各ボルト7の頭部側面に溶接
し、さらに手摺壁を構成する並列した各パネル1の各ボ
ルト5の頭部を順次連結していけば、各パネル1は頂部
小口面において一体に連結されて手摺壁が構成される。
を螺合させ、頂部水準を一定とし頭部を一定方向に調整
してから、例えば幅50mm、厚さ9mmで、隣接する
パネル1に螺合された各ボルト5間の長さに等しい連結
部材としての条材8を、各ボルト7の頭部側面に溶接
し、さらに手摺壁を構成する並列した各パネル1の各ボ
ルト5の頭部を順次連結していけば、各パネル1は頂部
小口面において一体に連結されて手摺壁が構成される。
【0014】その際図1に示した実施例と同様にベラン
ダの出隅部はL字状の条材を使用して連結するのが望ま
しい。その後必要に応じこの条材8に取付け金具により
笠木を取付けることもできる。なお図2の実施例では条
材8を各ボルト7の頭部側面に溶接するものであるの
で、予め条材8とボルト7のレベルは同一水準にする必
要があり、また各アンカーナットlaの開口部を座グリ
する必要はない。
ダの出隅部はL字状の条材を使用して連結するのが望ま
しい。その後必要に応じこの条材8に取付け金具により
笠木を取付けることもできる。なお図2の実施例では条
材8を各ボルト7の頭部側面に溶接するものであるの
で、予め条材8とボルト7のレベルは同一水準にする必
要があり、また各アンカーナットlaの開口部を座グリ
する必要はない。
【0015】上記した図1および図2の実施例によれ
ば、ベランダ用手摺壁を構成するよう垂直に並列したA
LCパネルの頂部小口面に開口するアンカーナットに、
頭部の頂面が平坦な円盤状あるいは角状のボルトを螺着
してから、このボルトの頭部の頂面あるいは側面に連結
部材を溶接などにより固着するようにすれば、例えアン
カーナットの埋設位置や、各パネルの頂部水準がずれて
いても、前記ボルトを前記アンカーナットに螺合すると
きに、その頭部の高さを一定の水準に揃え、このボルト
頭部に連結部材としての条材を固着し、さらに必要に応
じ笠木の取付け部材を取着すればよいため、ALCパネ
ルの連結作業が容易で、手摺壁の全般的な施工性が向上
する。
ば、ベランダ用手摺壁を構成するよう垂直に並列したA
LCパネルの頂部小口面に開口するアンカーナットに、
頭部の頂面が平坦な円盤状あるいは角状のボルトを螺着
してから、このボルトの頭部の頂面あるいは側面に連結
部材を溶接などにより固着するようにすれば、例えアン
カーナットの埋設位置や、各パネルの頂部水準がずれて
いても、前記ボルトを前記アンカーナットに螺合すると
きに、その頭部の高さを一定の水準に揃え、このボルト
頭部に連結部材としての条材を固着し、さらに必要に応
じ笠木の取付け部材を取着すればよいため、ALCパネ
ルの連結作業が容易で、手摺壁の全般的な施工性が向上
する。
【0016】つぎに本発明のさらに他の実施例を図3に
ついて説明すると、このALCパネル1の寸法やベラン
ダへの取付け構造は図1および図2と同様であるが、使
用する連結部材は、例えば幅50mm、厚さ6mmの寸
法の条材9であって、隣接するパネル1の頂部小口面に
開口するアンカーナットlaの間隔より僅かに短く切断
されている。この条材9を隣接するパネルの頂部小口面
に跨がるようアンカーナットla間に載置し、前記ボル
ト7をアンカーナットlaに螺合すれば、条材9の相対
する両端部をボルト7の頭部の下面で上方から押圧する
ように固定できる。
ついて説明すると、このALCパネル1の寸法やベラン
ダへの取付け構造は図1および図2と同様であるが、使
用する連結部材は、例えば幅50mm、厚さ6mmの寸
法の条材9であって、隣接するパネル1の頂部小口面に
開口するアンカーナットlaの間隔より僅かに短く切断
されている。この条材9を隣接するパネルの頂部小口面
に跨がるようアンカーナットla間に載置し、前記ボル
ト7をアンカーナットlaに螺合すれば、条材9の相対
する両端部をボルト7の頭部の下面で上方から押圧する
ように固定できる。
【0017】その後このボルト7の頭部側面および下面
を条材9に溶接し、さらに手摺壁を構成する並列した各
パネルの各ボルト7の頭部を条材9に溶接して順次連結
していけば、各パネル1は頂部小口面において一体に連
結される。なおボルト7の頭部は四角の方が溶接が容易
であるが、頭部が円盤状のボルト、または角座金を使用
することもできる。いずれにしても図3の実施例ではボ
ルト7の頭部が条材9の上に突出するが、この連結部材
としての条材9の上に笠木の取付け部材などを取着する
場合には障害にならない。
を条材9に溶接し、さらに手摺壁を構成する並列した各
パネルの各ボルト7の頭部を条材9に溶接して順次連結
していけば、各パネル1は頂部小口面において一体に連
結される。なおボルト7の頭部は四角の方が溶接が容易
であるが、頭部が円盤状のボルト、または角座金を使用
することもできる。いずれにしても図3の実施例ではボ
ルト7の頭部が条材9の上に突出するが、この連結部材
としての条材9の上に笠木の取付け部材などを取着する
場合には障害にならない。
【0018】上記した図3の実施例によれば、手摺壁を
構成するよう垂直に並列したパネルの頂部小口面に開口
するアンカーナットの間に、隣接するパネルのアンカー
ナットの間隔よりも僅かに短い寸法の連結部材を、前記
パネルの頂部小口面に載置し、この状態でアンカーナッ
トに螺着したボルトの頭部と前記連結部材の両端部とを
固着すれば、例えアンカーナット位置精度が低く、隣合
うアンカーナットの間隔が多少異なっていても、予め切
断してある連結部材の相対する両端部を、アンカーナッ
トに螺着するボルトの頭部の下面で上方から押圧固定
し、ついで溶接すればアンカーナットの周辺を座グリを
しなくても、連結部材がパネル頂部小口面に密着した状
態で隣接するパネルを相互に連結して手摺壁を構成する
ことができる。
構成するよう垂直に並列したパネルの頂部小口面に開口
するアンカーナットの間に、隣接するパネルのアンカー
ナットの間隔よりも僅かに短い寸法の連結部材を、前記
パネルの頂部小口面に載置し、この状態でアンカーナッ
トに螺着したボルトの頭部と前記連結部材の両端部とを
固着すれば、例えアンカーナット位置精度が低く、隣合
うアンカーナットの間隔が多少異なっていても、予め切
断してある連結部材の相対する両端部を、アンカーナッ
トに螺着するボルトの頭部の下面で上方から押圧固定
し、ついで溶接すればアンカーナットの周辺を座グリを
しなくても、連結部材がパネル頂部小口面に密着した状
態で隣接するパネルを相互に連結して手摺壁を構成する
ことができる。
【0019】
【発明の効果】以上述べた通り本発明によれば、並列し
た手摺壁パネルの頂部小口面に開口するアンカーナット
に、頭部の頂面が平坦なボルトを螺着してから、このボ
ルトの頭部に連結部材を固着し、さらに笠木の取付け部
材を取着するか、あるいは予めアンカーナットの間隔で
切断してある連結部材の相対する端部を、アンカーナッ
トに螺着したボルトの頭部に固着するようにしたので、
例えアンカーナットの埋設位置や、パネルの頂部水準が
ずれていても、前記ボルトを螺着するときに、その頭部
の高さを一定の水準に揃え、このボルト頭部に連結部材
を固着し、さらに必要に応じ笠木の取付け部材を取着す
ればよいため、パネルの連結作業が容易で、手摺壁の全
般の施工性が向上する。
た手摺壁パネルの頂部小口面に開口するアンカーナット
に、頭部の頂面が平坦なボルトを螺着してから、このボ
ルトの頭部に連結部材を固着し、さらに笠木の取付け部
材を取着するか、あるいは予めアンカーナットの間隔で
切断してある連結部材の相対する端部を、アンカーナッ
トに螺着したボルトの頭部に固着するようにしたので、
例えアンカーナットの埋設位置や、パネルの頂部水準が
ずれていても、前記ボルトを螺着するときに、その頭部
の高さを一定の水準に揃え、このボルト頭部に連結部材
を固着し、さらに必要に応じ笠木の取付け部材を取着す
ればよいため、パネルの連結作業が容易で、手摺壁の全
般の施工性が向上する。
【図1】本発明の一実施例を示す図で、(A)は平面
図、(B)は(A)の(イ)一(イ)矢視図である。
図、(B)は(A)の(イ)一(イ)矢視図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す図で、(A)は平面
図、(B)は(A)の(ロ)一(ロ)矢視図である。
図、(B)は(A)の(ロ)一(ロ)矢視図である。
【図3】本発明のさらに他の実施例を示す図で、(A)
は平面図、(B)は(A)の(ハ)一(ハ)矢視図であ
る。
は平面図、(B)は(A)の(ハ)一(ハ)矢視図であ
る。
【図4】従来の手摺壁の連結部分の斜視図である。
1 ALCパネル 1a アンカーナット 2 床用梁 3、6、8、9 条材 3a 連結部材 4、5、7 ボルト 5a、7a 溝
Claims (2)
- 【請求項1】 幅が600mmを超え、パネル裏面およ
び一方の小口面に開口するアンカーナットを埋設してい
る大型ALCパネルを、前記小口面が頂部を向くよう垂
直に並列し、前記パネル裏面に開口するアンカーナット
に螺着された取付け金具により建築物のベランダの床用
梁に取着されているベランダ手摺壁構造において、前記
並列したパネルの頂部小口面に開口するアンカーナット
に頭部が平坦なボルトを螺着し、ついで少くとも隣接す
るパネルの該ボルトの頭部に跨がるように連結部材を固
着することを特徴とするベランダ手摺壁の連結部材の取
付け方法。 - 【請求項2】 幅が600mmを超え、パネル裏面およ
び一方の小口面に開口するアンカーナットを埋設してい
る大型ALCパネルを、前記小口面が頂部を向くよう垂
直に並列し、前記パネル裏面に開口するアンカーナット
に螺着された取付け金具により建築物のベランダの床用
梁に取着されているベランダ手摺壁構造において、前記
並列したパネルの頂部小口面に開口するアンカーナット
と、隣接するパネルの頂部小口面に開口するアンカーナ
ットとの間隔よりも僅かに短い寸法の連結部材を前記両
パネルに跨がるよう載置し、ついで該連結部材の相対す
る両端部と前記アンカーナットに螺着したボルトの頭部
とを固着することを特徴とするベランダ手摺壁の連結部
材の取付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29621797A JPH11117384A (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | ベランダ手摺壁の連結部材の取付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29621797A JPH11117384A (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | ベランダ手摺壁の連結部材の取付け方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11117384A true JPH11117384A (ja) | 1999-04-27 |
Family
ID=17830701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29621797A Pending JPH11117384A (ja) | 1997-10-14 | 1997-10-14 | ベランダ手摺壁の連結部材の取付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11117384A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002206275A (ja) * | 2001-01-11 | 2002-07-26 | Misawa Homes Co Ltd | バルコニー構造 |
JP2008285941A (ja) * | 2007-05-18 | 2008-11-27 | Sumitomo Kinzoku Kozan Siporex Kk | 下地鋼材の固定構造 |
CN104234267A (zh) * | 2014-09-04 | 2014-12-24 | 中国建筑股份有限公司 | 可调节高度的预制装配钢筋混凝土剪力墙板及其安装方法 |
CN110905117A (zh) * | 2019-12-06 | 2020-03-24 | 山东平安建筑工业化科技有限公司 | 一种预制混凝土墙板 |
-
1997
- 1997-10-14 JP JP29621797A patent/JPH11117384A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002206275A (ja) * | 2001-01-11 | 2002-07-26 | Misawa Homes Co Ltd | バルコニー構造 |
JP2008285941A (ja) * | 2007-05-18 | 2008-11-27 | Sumitomo Kinzoku Kozan Siporex Kk | 下地鋼材の固定構造 |
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