JPH04120593A - 表示装置の表示データ処理方法 - Google Patents

表示装置の表示データ処理方法

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JPH04120593A
JPH04120593A JP2241600A JP24160090A JPH04120593A JP H04120593 A JPH04120593 A JP H04120593A JP 2241600 A JP2241600 A JP 2241600A JP 24160090 A JP24160090 A JP 24160090A JP H04120593 A JPH04120593 A JP H04120593A
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JP2241600A
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Haruki Ogawa
小川 治樹
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は表示装置の表示データ処理方法に関し、特に任
意形状領域の切出し及び任意形状の図形の表示、複数の
任意図形領域の重ね合わせ表示、重ね合わせ映像出力の
有効領域の制御、更に動画の表示及び制御に好適な表示
装置の表示データ処理方法に関するものである。
〔従来の技術〕
近年のマイクロコンピュータの高機能化に伴い、パーソ
ナルコンピュータやワークステーションにおける操作者
との接点である表示装置に要求される機能は、複雑且つ
高性能となっている。このような技術の発展と共に、表
示装置の1つの表示画面において複数の画像又は画面を
組み合わせて表示し且つ各々の画像等を独立に制御し、
これによりウィンドウ表示、重ね合わせ表示、更に重ね
合わせ表示を応用した動画表示等を作成するなど、多様
なマンマシンシステムを構築する各種の技術が考案され
ている。
先ず最初に、前記技術の1っであるマルチウィンドウ技
術について説明する。この技術では、表示装置の表示画
面上に複数の矩形の画面を設定し、優先される画面の情
報をあたかも他の画面に影響を与えることなく、自由に
変更することができる。
このマルチウィンドウの制御では、表示装置の表示画面
に対応するフレームメモリ上の一領域に、表示しようと
する各画面を構成する領域から必要なデータを複写して
表示装置の表示画面を構成する制御方式や、グラフィッ
クスコントロール部で表示領域を管理し、各画面を構成
する領域のデータを格納するアドレスを制御し、データ
複写等のデータ転送を行わないで画面を構成する制御方
式などにより処理の高速化を図っている。
上記のような制御を行う機能は、各メーカよりグラフィ
ックスコントロールLSIとして製品化されており、通
常、矩形のウィンド制御を実施している。また日経エレ
クトロニクス 1986 5.19(no、 395)
 pp 221〜231の記事に記載されるように、微
小の矩形領域の組み合わせにより円形や特殊形状のウィ
ンドウ制御を行える機能が組み込まれているものも存在
する。この円形等のウィンドウ制御を行える機能は、ス
トリップディスクリブタとタイルディスクリブタという
構成要素で実現される。
次に、表示装置の表示画面に複数の画面が表示される場
合において表示される個々の画面及び複数画面の関係に
ついて説明する。背景になる第1画面と、この背景画面
に対し独立に表示され、更に必要に応じて移動させるこ
とも可能な第2画面とを組み合わせて重ね合わせ画面を
構成し、マンマシン性を高めた表示機能が存在する。こ
の重ね合わせ画面を作成する表示機能において、第2画
面を移動させる場合、表示装置の画面は動画を表示する
。従来のグラフィックスコントローラLSIに基づく重
ね合わせ画面の生成は、第1画面(背景画面)の表示と
第2画面の表示とを時分割で制御し、各々の画面に関し
ハードウェア上で独立に画面表示可能なビデオ信号を生
成した後、画面の優先順位に従い、優先度の高い画面の
ビデオ信号で優先度の低いビデオ信号をゲートすること
により行われていた。
ここで第6図を参照して、重ね合わせ画面を生成するた
めの従来の表示装置における表示制御装置の基本的構成
を説明する。
表示装置2に重ね合わせ画面を生成するため、CPUI
と表示装置2との間に重ね合わせ画面を生成するための
表示制御回路が設けられる。この表示制御回路は、グラ
フィックデイスプレィ制御部3、アドレス・タイミング
制御部4、フレームメモリ5A、5B、ビデオデータシ
フタ6A、6B1ビデオドライバ7、重ね合わせ制御部
8によって構成されている。
上記の構成において、グラフィックデイスプレィ制御部
3は、市販のグラフィックスコントローラLSIで構成
されることが多い。フレームメモリ5A、5Bは、それ
ぞれフレームメモリの別の領域と考えて1つのフレーム
メモリから構成されるのが一般的である。また、重ね合
わせ制御部8における優先順位はCPUIから指定され
るのか一般的であるが、グラフィックデイスプレィ制御
部3が、制御信号を出力できるように構成されているも
のも存在する。更に、ビデオドライバ7は、接続される
表示装置2の仕様に合せて構成され、カラーデータを選
択するルックアップテーブルはこの部分に属している。
次に、表示装置2において例えば2つの画面を重ね合わ
せ表示するための制御方法を説明する。
以下において便宜上2つの画面をそれぞれ第1画面、第
2画面と呼ぶことにする。第1画面に対応するフレーム
メモリを5A、第2画面に対応するフレームメモリを5
Bとし、且つそれぞれに対応するビデオデータシフタを
6A、6Bとする。
先ずCPUIは、第1画面と第2画面の重ね合わせ表示
を行う場合に、第1の指定として、各フレームメモリ5
A、5Bのどの領域の画像データを、表示装置2の表示
画面のどの位置に示すかという情報(表示制御データ)
を、グラフィックデイスプレィ制御部3に与え、また第
2の指定として、第1画面と第2画面のうちどちらを優
先するかという優先順位の情報を、重ね合わせ制御部8
に与える。一方、グラフィックデイスプレィ制御部3は
CPUIからの表示制御データに関する第1の指定を受
けて、表示装置2の走査タイミングに従ってビデオ信号
を生成するように表示画面の表示データに対応するフレ
ームメモリ5A、5B上のデータ格納アドレスを出力す
る。
表示装置2の表示画面は、第1画面と第2画面に分かれ
、グラフィックデイスプレィ制御部3は、これらの2つ
の画面のデータを対応する各フレームメモリ5A、5B
から取出すため、1つのデータ表示期間に2つのフレー
ムメモリアクセスを実行できるように構成される。そし
てグラフィックデイスプレィ制御部3は、前半のフレー
ムメモリアクセスサイクルで第1画面に対応する表示デ
ータを格納するフレームメモリ5Aのアドレスを出力し
、後半のフレームメモリアクセスサイクルで第2画面に
対応する表示データを格納するフレームメモリ5Bのア
ドレスを出力する。このようにして出力されたアドレス
は、アドレス・タイミング制御部4に送られ、ピクセル
クロック信号やその他のタイミング制御信号により生成
される、フレームメモリ5A、5Bを構成するメモリ素
子に適合した制御及びアドレス信号に変換されて、フレ
ームメモリ5A、5Bに送られ、フレームメモリ5A、
5Bから対応する表示データを取出す。
フレームメモリ5A、5Bから取出された表示データは
、アドレス・タイミング制御部4で生成されたシフトロ
ード信号により、それぞれ、第1画面に対応するビデオ
データシフタ6A、第2画面に対応するビデオデータシ
フタ6Bに取り込まれ、各ビデオデータシフタ内で、ピ
クセルクロックのシフトタイミングに従ってシリアル化
されたビデオ信号が生成される。
ビデオデータシフタ6A、6Bのそれぞれで生成された
ビデオ信号は重ね合わせ制御部8に送られ、重ね合わせ
制御部8において、CPUIから指定された優先順位に
従って、ピクセル単位に優先順位の高い画面にビデオ信
号を優先して出力し、優先順位の低いビデオ信号は、優
先順位か高いビデオ信号が背景画面となる場合にのみ出
力されるという、合成されたビデオ信号が生成される。
上記の如くして重ね合わせ制御部8で合成されたビデオ
信号は、ビデオドライバ7により表示装置2の接続仕様
に適合したビデオ信号に変換され、表示装置2に出力さ
れ、その表示画面にて重ね合わされた映像として表示さ
れる。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述した複数画面の重ね合わせ表示は、極めて有効な表
示画面の構成方法である。1つの表示画面に複数の画面
を重ね合わせて表示するという制御を行う場合には、各
々の画面における必要な部分のみを表示画面に表示する
必要がある。従って各々の画面は、表示する画面領域と
表示しない画面領域とに分けて処理される。これを図面
で示すと第7図及び第8図の如くなる。第7図及び第8
図では、それぞれ、表示領域(○)と表示禁止領域(×
)を示すパターン図(A)と表示ベースデータ(B)と
選択表示データ(C)が示されている。本例では、第7
図及び第8図のそれぞれにおいて、表示ベースデータ(
B)から領域パターン(A)の○印で示した領域に対応
する画面部分を選択表示データ(C)として取出し、こ
れらの選択表示データを第9図に示す如く重ね合せて表
示画面2aを構成する。
ところで、第7図〜第9図で示される重ね合わせ画面表
示を、重ね合わせる各画面を矩形領域で形成して画面表
示する従来の重ね合わせ技術で行うと、第7図に示され
る領域制御でX印の領域に対応するデータを表示ベース
データから別のエリアに退避し、その後表示ベースデー
タにおける対応するデータを消去すると共に、一方で第
8図における領域制御においてもX印の領域に対応する
データを表示ベースデータから別のエリアに退避し、そ
の後表示ベースデータにおける対応するデータを消去し
、このような状態になって初めて2つの画面を重ね合わ
せる前述の制御を行うことができる。
また、前述した円形やその他の特殊形状によりウィンド
ウ制御を行うことができる従来技術によれば、表示する
形状を任意に設定し制御できるので、前記の重ね合わせ
表示を行うことは、比較的に容易である。しかしこの従
来技術によれば、重ね合わせ表示を行う場合において各
々の画面に表示したくないデータが存在するとき、これ
らのデータの制御は、マンマシンシステムのユーザの要
求に対応する必要があり、更に、ポインティングデバイ
ス等の入力装置と組み合わせた場合には任意形状図形の
切り出し、その図形内部のみを表示するという制御が必
要になる。特に矩形セルを組み合わせて制御図形を形成
するというウィンドウ制御方法では、外部CPUの負荷
が膨大になるということが予想される。
更に一般的な従来のグラフィックデイスプレィ装置では
、表示装置の表示画面領域よりも大きなフレームメモリ
領域を各画面単位に有しており、これによって任意方向
にスクロールできるという特徴を有している。そのため
、重ね合わせ表示を行う場合には表示したいオブジェク
ト領域の回りに多数のオブジェクトが存在するという画
面になっている。表示の目的とするオブジェクト以外の
オブジェクトを画面上に表示しないように制御を行うた
めには、画面上から目的とするオブジェクトを表示した
い任意図形に切り出して、その他のオブジェクトをマス
クする処理が必要となる。
しかしながら、従来技術による表示装置の表示制御装置
では、任意形状の図形の切出し・表示という機能を一般
的に有しておらず、そのため、前述の通り限定された図
形の中から不要なオブジェクトに対応するデータを退避
させ、その後該当データを消去し、該当データの表示が
終了した後に、退避させたデータを復帰させるという手
法で構成されていた。従って、非常に面倒で複雑な制御
を行っていた。
本発明の第1の目的は、表示装置の表示画面において例
えば少なくとも2つの画面の重ね合わせ表示などの制御
を行う場合に、表示対象領域外の表示データの退避、消
去、復帰というデータ転送処理を行うことなくマスク操
作を行うことができる基本となる表示データ処理方法で
あって、1つの画面を形成する全体領域から任意の形状
をした図形領域を切出し、表示することができる表示装
置の表示データ処理方法を提供することにある。
本発明の第2の目的は、表示装置の表示画面において任
意形状の少なくとも2つの画面を組み合わせて重ね合わ
せ表示の表示画面を作成する場合に、自身の表示領域に
基づいて互いに他方の画面の表示領域を制御し、表示領
域を選択的に指定できる表示装置の表示データ処理方法
を提供することにある。
本発明の第3の目的は、前記第1及び第2の目的を達成
し得る表示装置のデータ処理方法であって、更に、前記
の任意の形状で抽出された画面領域の中で、外部のCP
Uの負担を最小限として任意方向へのスクロール動作を
行うことができる表示装置の表示データ処理方法を提供
することにある。
本発明の第4の目的は、ポインティングデバイスと組み
合わされて非常に操作性が良く、且つ表示領域の設定を
容易に実行することができ、表示画面の任意形状領域に
画像を表示することのできる表示装置の表示データ処理
方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る第1の表示装置の表示データ処理方法は、
前記第1の目的を達成するもので、フレームメモリに格
納された画像データをビデオ信号に変換・処理し、表示
装置の表示画面に画像を表示する表示データ処理方法に
おいて、フレームメモリに格納された画像データにおけ
る各ピクセルごとのデータが画像表示データと表示制御
ビットからなり、各ピクセルごとの画像表示データの表
示又は表示禁止を表示制御ビットの状態に基づき選択し
、これによりフレームメモリ内に格納された画像データ
をピクセルごとに選択して、任意形状の領域に含まれる
画像データを抽出し、表示装置の表示画面に任意形状の
領域の画像を表示することを特徴とする。
本発明に係る第2の表示装置の表示データ処理方法は、
前記第2の目的を達成するもので、少なくとも2つのフ
レームメモリを有し、フレームメモリのそれぞれに格納
された画像データを、表示装置の表示画面に画像を表示
するためのビデオ信号に変換・処理し、複数の画像を重
ね合わせて表示画面に表示する表示データ処理方法にお
いて、フレームメモリのそれぞれについて、各フレーム
メモリに格納された画像データにおける各ピクセルごと
のデータが画像表示データと表示制御ビットからなり、
各ピクセルごとの画像表示データの表示又は表示禁止を
表示制御ビットの状態に基づき選択し、これによりフレ
ームメモリ内に格納された画像データをピクセルごとに
選択して、任意形状の領域に含まれる画像データを出力
し、表示制御ビットにより生成される表示制御信号の制
御に基づき或る画面と他の画面の間の重ね合わせ関係を
調整し、表示装置の表示画面に重ね合わせ画面を表示し
たことを特徴とする。
本発明に係る第3の表示装置の表示データ処理方法は、
前記第3の目的を達成するもので、前記の第1又は第2
の表示データ処理方法において、フレームメモリに格納
されている表示制御ビットのうち指定された任意形状の
領域に含まれる表示制御ビットを格納する表示制御ビッ
ト格納領域を設け、表示期間に、表示制御ビット格納領
域により生成される表示制御信号に基づき画像を表示す
るためのビデオ信号の出力を制御し、これにより表示制
御信号で指定される任意形状領域内で、表示画像をスク
ロールすることを特徴とする。
本発明に係る第4の表示装置の表示データ処理方法は、
前記第4の目的を達成するもので、前記第1〜第3のい
ずれか1つの表示データ処理方法において、任意形状領
域の境界を指定するポインティング手段を備え、このポ
インティング手段により指定される境界に従ってフレー
ムメモリの画像表示データを変更し、この変更された画
像表示データを境界として表示制御ビットの状態を定め
、その後フレームメモリの画像表示データを元の状態に
復帰させるように制御し、これによりポインティング手
段を用いて表示装置の表示画面から表示したい領域のみ
を抽出して画像を表示したことを特徴とする。
〔作用〕
本発明による第1の表示装置の表示データ処理方法では
、フレームメモリに格納される画像の各ピクセルの画像
データを、カラーデータ等の画像表示データに表示制御
ビットを付加した構成とし、グラフィックデイスプレィ
制御部に、指定された領域内の表示制御ビットのみにつ
いて表示又は表示禁止の各状態に書き換える処理を設け
、また新たにビデオデータシフタの後段に例えば表示デ
ータ制御部を設けることにより、表示制御ビットから生
成する表示制御信号でピクセル単位に画像表示データを
領域制御し、もって表示装置の表示画面に対応する1つ
の画面領域から任意形状の領域の表示データを抽出し、
この領域外に存する表示データをマスクし、もって表示
装置の表示画面に選択した任意形状領域のみを表示する
ものである。
上記において、フレームメモリの各ピクセルの画像表示
データに付加された表示制御ビットは、対応する画像表
示データの表示画面上の表示に関し有効又は無効を決定
する。こうして表示指定可能なフレームメモリのすべて
の領域をピクセル単位に制御することができる。
本発明による第2の表示装置の表示データ処理方法では
、複数の画面を組み合わせることにより表示装置の表示
画面を構成する場合に、複数の画面はそれぞれ前述の表
示データ処理方法により任意形状の領域で表示を行うこ
とを可能とし、且つ複数の画面のそれぞれにおいて自身
の表示領域に基づいて互いに他の画面の表示領域を制御
し、領域制御の仕方を選択的に指定できる作用を有する
重ね合わせ制御部を設けるものである。
本発明による第3の表示装置の表示データ処理方法は、
表示装置の表示画面上で抽出された任意形状領域の表示
画像について、外部CPUの付加を最小限にして任意の
方向にスクロールを実行できるものであり、表示データ
制御部に画面ごとに表示制御ビット格納領域を設け、こ
の格納領域は、表示装置の表示画面に表示するように指
定された領域の表示制御ビットを所定タイミングで格納
し、表示タイミングに従ってビデオ信号を制御するだめ
の表示制御信号として出力される。この表示制御信号は
前述の如くフレームメモリにおける指定された領域の各
ピクセルの表示制御ビットで生成されるが、表示制御ビ
ット格納領域はフレームメモリとは別個に独立に構成さ
れるため、−度決定された表示領域は次の変更指令が出
るまで固定され、これによりフレームメモリのどの領域
の画像表示データを表示するという画面のマツピングを
変更することにより、表示画面の任意形状の領域内で任
意方向にスクロールさせることが可能となる。
本発明による第4の表示装置の表示データ処理方法では
、例えばマウス等のポインティング手段と前述した本発
明による表示データ処理方法を備えた表示装置を組み合
わせ、表示画面に表示しようとする任意形状領域をポイ
ンティング手段で容易に設定できるようにするものであ
る。
〔実施例〕
以下に、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
第1図は本発明に係る表示装置の表示データ処理方法を
実行する装置構成を示すブロック図、第2図は表示デー
タ制御部の内部構造を示す構成図である。
第1図において、前記の第6図で示した要素と実質的に
同一の機能を有する要素には同一の符号を付している。
1はCPU、2は表示装置であり、CPUIと表示装置
2との間に表示装置2における表示動作を制御するため
の回路が配設される。
表示装置2を制御するための回路は、グラフィックデイ
スプレィ制御部11、アドレス・タイミング制御部4、
フレームメモリ5A、5B、ビデオデータシフタ6A、
6B、表示データ制御部12A、12B、重ね合わせ制
御部13とから構成される。第1図に示された実施例で
は、2個のフレームメモリを設けたが、これに限定され
ず、任意の個数のフレームメモリを設けることが可能で
ある。この場合には、各フレームメモリに対応してビデ
オデータシフタ等が設けられることになる。
本実施例では、2個のフレームメモリの構成例について
説明する。
グラフィックデイスプレィ制御部11は、ピクセルクロ
ック及びこれを分周して生成されるメモリアクセスクロ
ックに基づいて、初期設定時にCPUIから指定された
データを元に、表示装置2の仕様に合致した表示タイミ
ング信号及びフレームメモリアクセスのベース信号を生
成する。画面表示アクセス時には、CPU1から指定さ
れるフレームメモリの画面表示領域指定情報と表示画面
情報に基づき、表示すイクルのアドレス及びタイミング
信号を制御し、アドレス・タイミング制御回路4及びフ
レームメモリ5A、5Bに送出する。
また画面描画アクセス時には、CPUIから指定される
画面描画情報に基づき、描画サイクルのアドレス及びタ
イミング信号を制御し、アドレス・タイミング制御回路
4及びフレームメモリ5A。
5Bに送出する。
フレームメモリ5A、5Bは、それぞれ、表示装置2の
表示画面に独自の画面を表示するための画像データを格
納しており、各画像データにおける各ピクセルごとのデ
ータは、画像表示データであるカラー(階調)データP
O〜P6と表示制御ビットDから構成されている。この
実施例では、カラーデータは例えば7ビツトのビット、
データであり、表示制御ビットは例えば1ビツトのビッ
トデータである。フレームメモリ5A、5Bの画像デー
タの各ピクセルのデータ構造を、第2図において表示デ
ータ制御部12A、12Bの入力側におけるデータ構造
として示す。表示データ制御部12A、12Bの入力側
のデータ構造は、フレームメモリ5A、5Bの各ピクセ
ルにおける画像データのデータ構造と同一である。
前記のグラフィックデイスプレィ制御部11は、フレー
ムメモリ5A、5Bのそれぞれに格納される画像データ
におけるすべてのピクセルの表示制御ビットDを書き換
える機能を有している。またグラフィックデイスプレィ
制御部11は、指定された領域境界内の表示制御ビット
のみを表示状態、又は表示禁止状態に書き換える処理機
能を有する。
この処理機能では、CPUIが介在することなしに、フ
レームメモリに格納された画像データを読み出し、カラ
ーデータを変更することなく表示制御ビットのみを指定
された状態に変更してフレームメモリに書き込むという
処理を、指定された領域内の画像データに実行する。表
示制御ビットはフレームメモリのすべてのピクセルのデ
ータに付加されているので、どの部分が選択されても表
示制御を行うことができる。
前記のグラフィックデイスプレィ制御部11は、マウス
等のポインティングデバイス、又はその他の入力デバイ
スから与えられる指示を受け、CPU1が発行する領域
境界指定に基づき、下記の如き制御動作を行う。
グラフィックデイスプレィ制御部11は、先ずCPUI
により指定された領域境界箇所に対応するフレームメモ
リ5A又は5Bのカラーデータを、境界判定色に書き換
える処理を実行する。この際、フレームメモリ5A又は
5Bのカラーデータを書き換えるための、モディファラ
イト動作が行われる。すなわち、−旦フレームメモリ5
A又は5Bのデータを読み出し、読み出したデータのビ
ットPO−P6のカラーデータのみを境界判定色に置き
換えてフレームメモリに再書き込みを行う。この際、読
み出したデータはアト1/ス情報と共に内部のワーク領
域に格納される。
上記の処理を領域境界のすべてに実行することにより、
領域境界のカラーデータを境界判定色に書き換えると同
時に、フレームメモリの元のデータをワーク領域に格納
する。
次に、領域境界内の一点を始点として境界内のすべての
表示制御ビットDを、CPUIからの指定に基づき表示
状態又は表示禁止状態に書き換える。
最後に、ワーク領域に格納したフレームメモリのデータ
を、書き換えた領域境界の位置に戻すことにより、フレ
ームメモリ5A又は5Bに格納されるデータ状態を元の
画面状態に復帰させる。
次いでアドレス・タイミング制御部4は、グラフィック
デイスプレィ制御部11からのアドレス及びタイミング
信号を、フレームメモリ5A、5Bを構成するメモリ素
子の仕様に合致した読出し・書込みタイミング信号に変
換する。また、表示すイクルにフレームメモリ5A、5
Bから読み出したデータを、ビデオデータシフタ6A、
6Bにロードするタイミング信号を生成する。
ビデオデータシフタ6A、6Bは、表示すイクルで、そ
れぞれフレームメモリ5A、5Bから読み出された画像
表示データを、アドレス・タイミング制御部4から出力
されるロードタ・rミング信号発生時点で、内部に取り
込み、ピクセルクロックでシリアル化して個々の画面の
ビデオ信号を生成する。このとき、表示制御ビットも同
等のタイミングでシリアル化され、後段に設けられた表
示データ制御部12A、12Bに送出される。
表示データ制御部12A、12Bは、それぞれ、フレー
ムメモリ5A、5Bに対応する表示データ制御部である
。第2図に示すように、表示制御ビットとカラーデータ
とをシリアル化した信号において、カラーデータの各ビ
ットに対応してAND回路12aを設け、これらのAN
D回路12aてカラーデータの各ビットと表示制御ビッ
トとの間の論理積をとることによりビデオ信号データを
生成する。すなわち、ビデオ信号データでは、各ピクセ
ルの単位で、当該ピクセルの表示制御ビットDが“1”
の状態のときにはカラーデータPO〜P6の各ビットの
入力状態を維持して出力され、表示制御ビットDが“0
”の状態のときにはPO〜P6のすべてのビットを“0
”の状態(背景色の状態)に固定して出力し、このよう
に作成されたビデオ信号データは次段の重ね合わせ制御
部13に送出される。
重ね合わせ制御部13では、CPUIから指定された優
先順位に従って表示データ制御部12A。
12Bから出力された2つの画面のビデオ信号データの
いずれかを優先し、合成ビデオ信号を作成し、この合成
ビデオ信号をビデオドライバ7に出力する。ビデオドラ
イバ7は、入力された合成ビデオ信号を表示装置2の仕
様に適合した信号に変換し、変換した信号を表示装置2
に出力する。このようにして変換された信号は、表示装
置2の表示画面における画像信号として構成されている
重ね合わせ制御部13の詳細な構成及び作用は、第4図
を参照して後述される。
前述したCPU1、グラフィックデイスプレィ制御部1
1、アドレス・タイミング制御部4、フレームメモリ5
A、5B、ビデオデータシフタ6A、6B、表示データ
制御部12A、12Bの一連の動作により、フレームメ
モリ5A、5Bのそれぞれに格納されている画面の表示
ベースデータから、表示したい領域部分のみを切り出し
た選択表示データを作成することができる。すなわちフ
レームメモリ5A、5Bのそれぞれに格納されている画
面の表示ベースデータにおいて、各ピクセルごとの表示
制御ビットの状態を、CPUIの指定に基づき表示状態
(この実施例の場合“1”)又は表示禁止状態(この実
施例の場合“0”)に書き換えることにより、フレーム
メモリ5A、5Bの各画面で表示したい領域を任意に選
択して切り出し、当該領域に含まれるピクセルのカラー
データをビデオ信号として作成し、表示装置2の表示画
面に任意形状領域の図形として表示することが可能とな
る。
上記に述べたように、本実施例による表示装置の表示デ
ータ処理方法では、フレームメモリ5A。
5Bのそれぞれに格納される1つの画面から任意形状の
領域に含まれるピクセルの画像表示データ(カラーデー
タ)を抽出し、且つ当該任意形状の領域外の存するピク
セルの画像表示データをマスクし2、表示装置2の表示
画面に選択された領域のみを表示する。表示装置2の表
示画面に表示された選択領域は、任意形状の画面領域で
ある。
また表示データ制御部12A、12Bの回路構成の他の
実施例としては、第3図に示すような構成にすることも
可能である。この実施例では、カラーデータをPO〜P
7とし且つCPUIの指示に基づく表示制御切換を行う
機能を設けており、更にOR回路12bを設けてこれに
カラーデータP7と表示切換信号を入力し、OR回路1
2bの出力信号を、各AND回路12aの前述した表示
制御ビットとして使用している。かかる回路構成によれ
ば、CPUIから与えられた表示制御切換が“0”であ
るときには前述した実施例の回路構成と同様にカラーデ
ータP7が表示制御ビットとして機能して、前記実施例
と同様な作用が発揮される。また表示制御切換が“1”
の状態に切り換わると、フレームメモリ5A、5Bの各
ピクセルの表示制御ビットをカラーデータの1ビット分
として扱うことができる。本実施例の構成によれば、表
示装置2の表示においてカラー(階調)データを1ビッ
ト分増加することができるのであるから、より多くの表
示色を出力できるという効果が発揮され、多様な画面へ
の対応が可能となる。
次に、本発明に係る表示データ処理方法による重ね合わ
せ画面表示について詳述する。この重ね合わせの表示は
、前述した任意形状領域の切出し・表示のデータ処理方
法を基礎にして行われる。
第4図は重ね合わせ制御部13の構成例を示し、この重
ね合わせ制御部13では、選択的に重ね合わせ表示の制
御が行われる。
重ね合わせ制御部13は、第4図に示されるように、演
算・優先順位レジスタ13aSAND回路13b、OR
回路13c、EOR回路13d1ENOR回路13e1
データ選択回路13fとから構成される。この実施例に
よる構成では、AND、OR,FOR,ENORの4つ
の演算のための回路を設けているが、その構成はシステ
ム仕様に応じて任意に構成することができる。
重ね合わせ制御部13の上記の回路構成において、その
入力信号は、CPUIからの演算指定データ及び優先順
位指定データ、表示制御信号1゜2、ビデオ信号1.2
である。表示制御信号1とビデオ信号1は表示データ制
御部12Aから供給される信号であり、表示制御信号2
とビデオ信号2は表示データ制御部12Bから供給され
る信号である。ここで、ビデオ信号1は第2図における
出力側のビデオ信号データに対応し、ビデオ信号2は第
3図における出力側のビデオ信号データに対応するもの
とする。また上記表示制御信号1゜2はそれぞれフレー
ムメモリ5A、5Bのそれぞれで選択された任意形状の
領域に含まれる表示制御ビットで生成される制御信号で
ある。
ここで重ね合わせ表示を説明するにあたって、重ね合わ
される2つの画面が必要である。これらの2つの画面を
描く画像データは前記のフレームメモリ5Aと5Bに格
納されている。そこで説明の便宜上、2つの画像として
、従来技術の説明の箇所で使用した第7図〜第9図を再
度利用する。
フレームメモリ5Aに格納されている画面の画像を第7
図(B)に示し、これを表示ベースデータ1とし、フレ
ームメモリ5Bに格納されている画面の画像を第8図(
B)に示し、これを表示ベースデータ2とする。なお画
像として取り出される領域は、それぞれ変形した矩形の
形状をしているが、本発明による表示データ処理方法で
は前述の如く矩形形状に限定されず、円等の任意の形状
領域を取出し、表示することができるのは勿論である。
フレームメモリ5Aに格納されている表示ベースデータ
1は、各ピクセルの前記表示制御ピッt・で構成された
第7図(A )に示される表示制御データ1に基づ、き
○印の領域が選択され且つ当該領域以外のX印の領域が
マスクされ、その結果第7図(C)に示す選択表示デー
タ1の形状で取出され、ビデオデータシフタ6A、表示
データ制御部12Aを介してシリアル信号に変換された
ビデオ信号1として、重ね合わせ制御部13に供給され
る。なお本実施例では、上記の如く第7図(AJを表示
制御データ1と呼ぶこととし、画面における各ピクセル
の表示制御ビットの状態を示している。同様にして、フ
レームメモリ5Bに格納されている表示ベースデータ2
は、各ピクセルの前記表示制御ビットで構成された第8
図(A)に示される表示制御データ2に基づきO印の領
域が選択され且つ当該領域以外のx印の領域がマスクさ
れ、その結果第8図(C)に示す選択表示データ2の形
状で取出され、ビデオデータシフタ6B、表示データ制
御部12Bを介してシリアル信号に変換されたビデオ信
号2として、重ね合わせ制御部l3に供給される。
かかるビデオ信号1.2のそれぞれが入力されている状
態において、CPUIから例えばOR演算が指定される
と、重ね合わせ制御部13のOR回路13cが選択され
、表示制御信号1,2のOR演算の結果の信号でビデオ
信号1,2がゲートされる。更に、ビデオ信号1,2の
信号が同時に有効である場合(背景色ではない場合)、
優先順位に従って優先順位の高いビデオ信号が出力され
るように2つのビデオ信号1.2は合成される。
このようにして合成されたビデオ信号1,2は、データ
選択回路13fを介して合成ビデオ信号として出力され
る。第9図は、ビデオ信号1.2を合成してなるビデオ
信号を画面イメージで表現したものである。
上記の重ね合わせ表示において、表示領域の重ね合わせ
状態を示すと第10図の(A)〜(C)のようになる。
第10図(A)の斜線部21が第7図(C)の選択表示
データ1(ビデオ信号l)の表示領域を示し、第10図
(B)の斜線部22が第8図(C)の選択表示データ2
(ビデオ信号2)の表示領域を示す。従って、表示領域
21と22の重なり部分として第10図(C)に示され
る2箇所の領域23か生じる。これらの重なり領域23
にいずれの画像を表示するかについては、前述の通り優
先順位の信号に基づき優先順位の高いビデオ信号が表示
されることになる。ただし、優先順位の高いビデオ信号
の当該領域部分か背景色である場合には、優先順位の低
いビデオ信号の画像が表示される。
上記の如く重ね合わせの実施例においては、表示装置2
の表示画面に或る画面を構成するに当り、1つの画面か
ら任意の形状をした領域を抽出して選択表示データを形
成し、この選択表示データで部分画面を形成し、同様に
して形成された複数の部分画面を組み合わせて前記の或
る画面を構成する場合に、1つの部分画面の表示領域に
基づいて互いに他の部分画面を制御する。前記の重ね合
わせ表示の領域制御方法では、OR回路13cに基づ<
OR演算に関するものについて説明したが、CPUIの
指定によってAND回路13b、EOR回路13dSE
NOR回路13eのいずれかが選択されると、選択され
た演算に従って前記の場合と同様にして重ね合わせ表示
が行われる。こうして、用意された複数の画面のそれぞ
れにおいて任意の形状に選択された領域に含まれる画像
を表示装置2の1つの表示画面に重ね合わせて表示する
場合において、領域の制御方法を、AND、OR,FO
R等の演算に関してCPt1lによって選択的に指定す
ることができ、自由度の高い画面構築を行うことができ
る。
次に、表示装置2の表示画面におけるスクロール動作に
ついて説明する。本実施例では、画面をスクロールする
場合、表示データ制御部12A。
12Bにおいて表示制御ビットを格納する領域を設け、
各フレームメモリから出力される表示制御ビットでビデ
オ信号を直接に制御するのではなく、表示制御ビットを
前記の表示制御ビット格納領域に格納し、その後に表示
タイミングに従ってピクセル単位で表示制御ビット格納
領域からデータを取出して表示制御信号を生成し、この
表示制御信号でビデオ信号を制御するという構成を採用
する。
かかるスクロール動作を実行するための表示データ制御
部の回路構成を第5図に示す。
本実施例による表示データ制御部は、前記の表示制御ビ
ット格納領域112a、アドレス・R/W制御部112
b、CPU制御部112 c、表示制御信号切換部11
2 d、ビデオ信号制御部112eから構成される。
先ず、表示制御ビット格納領域112aは、表示領域に
対応するメモリ領域で且つ各アドレスにつき1ビツトの
メモリ領域として構成される。表示制御ビット格納領域
112aの入力データは、フレームメモリ5A、5Bか
らの表示制御ビットをピクセル単位にシリアル化してな
る表示制御信号である。この表示制御ビット格納領域は
112aは、アドレス・R/W制御部112bから与え
られるアドレス及びR/W信号に基づいて、書込み・読
出しの制御が行われる。
表示制御ビット格納領域112aへのデータ書込みは、
フレームメモリの表示制御ビット書込みが終了した時点
で、CPtJlからの指定に基づきCPU制御部112
cがアドレス・R/W制御部112bを起動することに
より開始される。アドレス・R/W制御部112bは、
垂直同期、水平同期、デイスプレィタイミング、ピクセ
ルクロックの各信号等の表示タイミングに従い、ピクセ
ル単位のアドレス及びR/W信号を生成する。このアド
レス・R/W信号及びビデオデータシフタ6A、6Bか
ら送られる表示制御信号により、表示領域に対応した表
示制御ビットデータが表示制御ビット格納領域112a
に取り込まれる。1つの表示領域骨のデータが取り込ま
れると、書込み動作が終了し、CPtJ制御部112C
は表示動作に切り換わり、且つ表示制御ビット格納領域
112aから生成される信号を表示制御信号として選択
するように動作する。表示制御信号切換部112dは、
CPU制御部112Cの制御に基づき表示制御ビット格
納領域112aから生成された表示制御信号を選択し、
ビデオ信号制御部112eに送出する。ビデオ信号制御
部112eでは表示制御信号が“1”の状態であるとき
ビデオ信号の状態を維持して、出力し、“0”の状態で
あるときビデオ信号を構成するすべてのビット″0”の
状態(背景色の状態)に固定して出力する。
表示制御ビット格納領域112aに格納されたデータは
、次にCPUIの指令制御を受けるまで、設定された状
態に保持される。CPUIは、フレームメモリ5A、5
Bの表示データ領域のマツピングを変更するだけで、最
初に設定した表示制御ビットが“1”である任意形状領
域に含まれる表示データをスクロール表示することが可
能となる。
以上の如く上記実施例のスクロール表示では、任意の形
状で抽出された領域内で、外部のCPU1の負荷をでき
る限り小さい状態にして任意の方向へのスクロールを実
行することが可能である。
そして、このスクロール制御を利用すれば、表示装置2
の画面において任意形状の図形を容易に移動させること
ができ、前述した重ね合わせ表示のデータ処理方法と併
せて構成することにより、動画を容易に作成することが
可能となる。
マウス等のポインティングデバイスやその他の入力装置
との組み合わせにより、境界領域を定めるようにしたシ
ステムにおいて、表示装置2の表示画面に表示したい任
意の領域のみを抽出し、映像出力を制御することができ
るので、極めて操作性の高いマンマシンシステムを構築
することができる。具体的には、上記のポインティング
デバイス等により指定される境界に従ってフレームメモ
リの画像表示データを変更し、この変更された画像表示
データを境界として表示制御ビットの状態を定め、その
後、フレームメモリの画像表示データを元の状態に復帰
させるように制御する。
前述した本発明による任意形状の表示領域の抽出とこの
表示領域を複数作成してこれらを重ね合わせ画面表示す
る方法とを組み合わせれば、動画作成に関しても容易に
データ処理を行うことができる。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように、 本発明によれば、 次のような効果が発揮される。
フレームメモリに格納された画面について、この画面の
各ピクセルの画像データを表示制御ビットとカラーデー
タで形成したため、当該表示制御ビットにより画面の各
ピクセルごとのデータに対応してピクセル表示を制御で
き、ピクセルごとに表示又は表示禁止を選択でき、その
ため表示装置の表示画面に表示される部分画面を任意形
状の領域で選択的に表示することができる。
フレームメモリを複数設け、これらのフレームメモリの
それぞれに画面を格納し、且つ各画面を前述の如く任意
形状の領域で切出し、表示できる構成において、複数の
画面のそれぞれから任意形状の領域を有する複数画面を
取出し、重ね合せて表示装置の表示画面に表示するとき
、複数画面のそれぞれの表示制御信号で互いに他の画面
表示を制御するように構成したため、簡易な制御構成で
複雑な重ね合わせ画面を構築することができ、また複雑
な画面構成に柔軟に対応することができる。
またフレームメモリに格納した画面の各ピクセルごとに
設けた表示制御ビットの処理に関し、フレームメモリと
は独立に動作することのできる領域を用意して当該領域
に格納し、これに基づいて表示制御信号を生成するよう
に構成したため、任意形状の表示領域を固定して表示デ
ータのマツピング変更を自由に行うことができ、これに
より任意形状の領域内での任意方向への画面スクロール
を行うことができる。
またマウス等のポインティングデバイスと組み合わせれ
ば、表示画面に抽出する領域を容易に指定することがで
き、マンマシン性の高いシステム構築を行うことができ
る。
更に、前述した任意形状の領域に含まれる表示データの
切出しによる任意形状の図形の表示、複数の任意形状の
図形の重ね合わせ表示、及びそれぞれの図形に関する画
面スクロールの制御に基づいて、動画を容易に作成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る表示データ処理方法を実行する装
置構成を示すブロック図、第2図は表示データ制御部の
一実施例を示す構成図、第3図は表示データ制御部の変
形例を示す構成図、第4図は選択的に重ね合わせ制御を
行う重ね合わせ制御部の構成図、第5図は画面スクロー
ルを行う表示データ制御部の構成図、第6図は従来の表
示データ処理方法を説明するための装置構成を示すブロ
ック図、第7図は切り出される第1の画像データを説明
するための図、第8図は切り出される第2の画像データ
を説明するための図、第9図は第1画像及び第2画像が
重ね合わされた画面イメージを示す図、第10図は2つ
の表示領域の重なり部分を説明するための図である。 〔符号の説明〕 1  ・  −φ  ・  ・  ・ CPU2・・・
・・・表示装置 4・・・・・・アドレス・タイミング制御部5A、5B
−ψフレームメモリ 6A、6B・・ビデオデータシフタ 7・・・・・・ビデオドライバ 12A、12B・・表示データ制御部 ・重ね合わせ制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フレームメモリに格納された画像データをビデオ
    信号に変換・処理し、表示装置の表示画面に画像を表示
    する表示データ処理方法において、前記フレームメモリ
    に格納された前記画像データにおける各ピクセルごとの
    データが画像表示データと表示制御ビットからなり、各
    ピクセルごとの前記画像表示データの表示又は表示禁止
    を前記表示制御ビットの状態に基づき選択し、これによ
    り前記フレームメモリ内に格納された前記画像データを
    前記ピクセルごとに選択して、任意形状の領域に含まれ
    る前記画像データを抽出し、前記表示装置の表示画面に
    前記任意形状の領域の画像を表示することを特徴とする
    表示装置の表示データ処理方法。
  2. (2)少なくとも2つのフレームメモリを有し、前記フ
    レームメモリのそれぞれに格納された画像データを、表
    示装置の表示画面に画像を表示するためのビデオ信号に
    変換・処理し、複数の画像を重ね合わせて前記表示画面
    に表示する表示データ処理方法において、前記フレーム
    メモリのそれぞれについて、各フレームメモリに格納さ
    れた前記画像データにおける各ピクセルごとのデータが
    画像表示データと表示制御ビットからなり、各ピクセル
    ごとの前記画像表示データの表示又は表示禁止を前記表
    示制御ビットの状態に基づき選択し、これにより前記フ
    レームメモリ内に格納された前記画像データを前記ピク
    セルごとに選択して、任意形状の領域に含まれる前記画
    像データを出力し、前記表示制御ビットにより生成され
    る表示制御信号の制御に基づき或る画面と他の画面の間
    の重ね合わせ関係を調整し、前記表示装置の表示画面に
    重ね合わせ画面を表示したことを特徴とする表示装置の
    表示データ処理方法。
  3. (3)請求項1又は2記載の表示装置の表示データ処理
    方法において、前記フレームメモリに格納されている前
    記表示制御ビットのうち指定された任意形状の領域に含
    まれる表示制御ビットを格納する表示制御ビット格納領
    域を設け、表示期間に、前記表示制御ビット格納領域に
    より生成される表示制御信号に基づき画像を表示するた
    めのビデオ信号の出力を制御し、これにより前記表示制
    御信号で指定される前記任意形状領域内で、前記表示画
    像をスクロールすることを特徴とする表示装置の表示デ
    ータ処理方法。
  4. (4)請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置の
    表示データ処理方法において、前記任意形状領域の境界
    を指定するポインティング手段を備え、このポインティ
    ング手段により指定される境界に従って前記フレームメ
    モリの前記画像表示データを変更し、この変更された画
    像表示データを境界として前記表示制御ビットの状態を
    定め、その後前記フレームメモリの前記画像表示データ
    を元の状態に復帰させるように制御し、これにより前記
    ポインティング手段を用いて前記表示装置の表示画面か
    ら表示したい領域のみを抽出して画像を表示したことを
    特徴とする表示装置の表示データ処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0605347A2 (en) * 1992-12-31 1994-07-06 International Business Machines Corporation Method and system for manipulating a full motion video presentation in a data processing system
CN110164237A (zh) * 2019-06-13 2019-08-23 无锡普丰教学仪器有限公司 一种带有显示功能的智能临摹台

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