JPH0412037Y2 - - Google Patents

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JPH0412037Y2
JPH0412037Y2 JP1985139320U JP13932085U JPH0412037Y2 JP H0412037 Y2 JPH0412037 Y2 JP H0412037Y2 JP 1985139320 U JP1985139320 U JP 1985139320U JP 13932085 U JP13932085 U JP 13932085U JP H0412037 Y2 JPH0412037 Y2 JP H0412037Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (A) 産業上の利用分野 本考案は、複写機、プリンター等の給紙装置に
関する。
(B) 従来の技術 複写機やプリンター等の画像形成装置内へ用紙
を一枚ずつ供給する給紙装置としては、従来より
重送防止用の爪を紙葉類供給カセツトの先端部に
設けたものを使用する場合が多かつたが、爪によ
る用紙の折れ曲がり等の問題もあり、近年給紙ロ
ーラに摩擦部材を圧接させ、用紙と摩擦部材との
摩擦力により2枚目以降の用紙を同時に給紙させ
ないようにした、いわゆる爪なし給紙装置が多く
提供されている。かかる爪なし給紙装置におい
て、従来は1つの給紙コロ乃至給紙ベルトに摩擦
部材を圧接させているのみであつた。
(C) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、従来技術によれば、次ぎの如き
問題点を有する。即ち、通常複写機やプリンター
で使用される用紙類であれば、その給紙に何ら支
障は生じないが、例えば厚い用紙や、第2原図紙
乃至OHP用紙等の、比較的摩擦係数の高い種類
の紙葉類であれば、それらの紙葉類間に生じる摩
擦力、又は一枚目の用紙と摩擦部材との間に生じ
る摩擦力の方が、給紙ローラによる搬送力よりも
しばしば大きいときがあり、そのため、給紙不良
が生じる等の問題点があつた。
そこで本考案は、如何なる種類の用紙であつて
も、常に良好に搬送しうる給紙装置を提供するこ
とを目的とする。
(D) 問題点を解決するための手段 而して、本考案に係る給紙装置は、紙葉類を機
体内へと供給する給紙コロと、該給紙コロに対し
て用紙搬送路をはさんで配置された案内部材と、
該案内部材より突出して該給紙コロに圧接し紙葉
類の重送を防止するための摩擦部材と、該給紙コ
ロと同軸上に設けられた給紙補助用のコロとを有
する給紙装置であつて、上記案内部材には、上記
軸方向において給紙補助用コロよりもやや大きい
幅であつて、給紙補助用コロ周表面が非接触で嵌
まり込む凹部が形成されていることを特徴とする
ものである。
(E) 作用 通常複写機等で使用される用紙類や、摩擦係数
のそれほど高くない用紙であれば、摩擦部材と2
枚目以降の用紙との間に摩擦力が生じ、1枚目の
用紙だけが搬送されるため、重送が防止されると
ともに、厚い用紙や第2原図紙等の摩擦係数の比
較的高い紙葉類であつても、摩擦部材に接しない
給紙補助用のコロによつて、搬送力が若干付加さ
れるため、給紙を良好に行うことができる。さら
に、給紙コロに対して用紙搬送路をはさんで配置
された案内部材の凹部と給紙補助用コロとの間で
紙葉類を食い込むような状態で搬送されるため、
搬送力が一枚目の紙葉類に確実に伝わると共に、
二枚目の紙葉類の通過を確実に防止することがで
きる。また給紙補助用コロ周表面が凹部に非接触
で嵌まり込むため負荷も少ない。
(F) 実施例 次ぎに本考案の具体的実施例を図面を参照しつ
つ説明する。
第2図は、給紙装置を装着した複写機の概略図
であり、全体を番号1で示すスタツクバイパス機
構が複写機の、図面において右方に設けられてお
り、通常多数枚の複写紙Pを載置するための用紙
受け台2と、その用紙搬送方向に沿つて順に、用
紙受け台2の下部に設けられたリミツトスイツチ
3、用紙受け台2の上部に設けられ、複写紙Pが
当接することによつて、複写紙押圧方向と逆方向
(図において時計方向)に回動するガイド部材4
と、給紙部の側板に設けられた長孔6の方向に沿
つて上下動可能であつて、上記ガイド部材の回動
に従いその軸が上方へと持ち上げられ、またリミ
ツトスイツチ3が複写紙Pの先端を検知すること
により回転し始めて複写紙Pを用紙受け台2の先
端部へと搬送する前送りローラ5、及び用紙受け
台2の先端部に設けられた給紙ローラ7から成
る。該給紙ローラ7は、複写開始ボタン(図示さ
れず)を押圧操作することにより複写が開始され
るまで、複写紙Pは給紙ローラ7に当接して待機
している。給紙ローラ7の下部には、重送防止用
の摩擦パツド8がばね等の付勢手段9によつて、
給紙ローラ7に押圧接触されるよう構成されてい
る。スタツクバイパス機構1より給紙ローラ7に
より複写機内へと搬送された複写紙Pは、上下案
内板10,10より形成される搬送路を通り、レ
ジストローラ12の複写紙搬送方向上流側に設け
られた複写紙先端検出用のリミツトスイツチ11
に当たり所定時間経過後、複写紙Pの搬送がレジ
ストローラ12において一時停止され、その後搬
送されることによつて、複写紙Pの斜め送りを補
正し、且つ露光系とのタイミングをとつている。
レジストローラ12より搬送された複写紙は、上
下案内板13より形成される搬送路を通り、感光
ドラム14に形成されたトナー像を複写紙P上に
転写するために転写部Tへと搬送される。
また複写機機体の下方部には、複写紙供給カセ
ツト15がカセツト受け部16に装着されてい
る。複写紙供給カセツト15には用紙乗載板17
及び用紙乗載板17を下方より付勢して、複写紙
の上端が給紙ローラ18に当接せしめる押し上げ
板19が設けられている。給紙ローラ18には、
その下方に摩擦パツド20が当接し、複写紙を一
枚ずつ搬送路へと供給するようになつている。複
写紙供給カセツト15より供給された複写紙は一
点鎖線で示された如く転写部Tへと搬送される。
即ち、搬送方向に沿つて順に搬送路21、搬送ロ
ーラ22及びそれに板ばね24により押圧接触せ
しめられている下ローラ23、搬送路25が設け
られ、搬送路25は上下案内板10によつて形成
される搬送路へと合流している。
次ぎに第1図、第2図を用いて、スタツクバイ
パス機構1について詳細に説明する。用紙受け台
2の略中央部に搬送方向と直角方向に切欠き28
を設け、該切欠き28に側端規制板26の凸部3
0を係合せしめ、ストツプリング29で締めつけ
ている。従つて側端規制板26は切欠き28に沿
つて摺動自在であり、切込み26aとサイズ表示
とを合致させることにより、側端規制板26より
垂直に立脚した垂直部26bによつて複写紙Pの
一端を規制している。そして該側端規制板26を
所望のサイズに合わせることにより、所望サイズ
の複写紙を送ることができるようになつている。
例えばA6のときは切込み26aをA6の位置に
合わせ、A4であれば、2点鎖線の位置まで側端
規制板26を移動せしめて、切込み26aをA4
の位置に合わせる。また複写紙の他端は用紙受け
台2より垂直に立脚する規制部31によつて規制
される。このスタツクバイパス機構1では基準が
規制部31側、即ち一端基準なので、先ず複写紙
Pを規制部31に当接させてから側端規制板26
を摺動して、複写紙Pの側端を規制している。ま
た、用紙受け台2には折り畳み自在の張り出し部
2aが設けられていて、軸27,27を中心にし
て回動自在である。従つて大サイズのときは張り
出し部2aを開き、複写紙Pの後端を支持するよ
うになつている。小サイズのときは折り畳まれ
て、その上を側端規制板26が摺動するよう構成
されている。また用紙受け台2は側板35,35
に支点65を中心として回動自在に取り付けられ
ている。用紙受け台2の搬送方向下流部の形状に
ついては後で詳しく説明する。
次ぎにガイド部材4及び前送りローラ5につい
て説明する。ガイド部材4は搬送方向直角方向に
張架され、側板35,35に回転自在に配設され
ている軸部34、及び軸34に設けられ、用紙受
け台2との間に複写紙挿入路を形成するととも
に、複写紙Pが多数枚挿入されたときは、軸部3
4を中心として回動する複写紙案内部36、軸部
34の端部より張り出し、、前送りローラ5の軸
37の駆動側の一端を上方より押さえる押さえ部
32、及び前送りローラ5の軸37の他端を下方
より支持する受け部33から成る。そしてガイド
部材4よりも複写紙搬送方向下流側にガイド部材
4と平行に設けられた前送りローラ5は、側板3
5,35に設けられた長孔6に嵌装されている軸
37、軸37の所定位置に設けられたローラ3
8、及び軸37の一端に設けられ、メインモータ
(図示されず)と連結されているアイドルギヤ4
0に噛合するギヤ39とから成る。ギヤ39は常
にアイドルギヤ40と接するように、長孔6の形
状は第4図の如く構成されている。この前送りロ
ーラ5は複写紙Pの挿入に従い上方へ上がり、そ
の自重で複写紙Pを上から押さえつけている。そ
してガイド部材4よりも搬送方向下流側に設けら
れているリミツトスイツチ3(第2図)により複
写紙Pの先端を検知したときにメインモータが回
転し、メインモータの回転駆動力が伝達されて、
その結果アイドルギヤ40がR1の方向に回転し
それにつれてギヤ39も従動し、複写紙Pの挿入
を助けている。またギヤ39がR2の方向に従動
回転するとき、その回転力によつてギヤ39全体
が上方へ持ち上がろうとするため、軸37の駆動
側の一端が上昇するが、ガイド部材4の押さえ部
32が上方より押さえ付けているため、上昇が妨
げられる。またこのとき押さえ部32に作用する
上昇力は、ガイド部材4を軸部34を中心にして
回動せしめ、その回動力によつて受け部33も上
向きに回転しようとするため、前押さえローラ5
の軸37の駆動側と反対側の他端に上昇力を作用
し、これによつて前送りローラ5は水平状態を維
持しつつ上方へと持ち上がることになる。而して
前送りローラ5は、ガイド部材4の押さえ部32
と受け部33との働きによつて、どのようなサイ
ズの複写紙Pであつても左右均等に持ち上がり、
その結果左右均等に圧がかかるため、複写紙Pを
用紙受け台2の所定位置にてセツトする際、また
は/及び複写紙Pが用紙受け台2より複写機内部
へと給紙されるときに斜め送りが防止される。
次に給紙ローラ7について説明する。給紙ロー
ラ7はその軸42が側板35,35に回転自在に
装着され、側板35より張り出したその一端部に
前述したアイドルギヤ40が軸受け46を介して
軸42に装着されている。さらに軸42にはクラ
ツチ手段47を介して駆動ギヤ48が設けられて
いて、複写開始ボタンを押圧操作したとき一定時
間クラツチ手段47が接続状態となり、給紙ロー
ラ7が回転するようになつている。駆動ギヤ48
はアイドルギヤ40とは逆方向即ちR3の方向に
回転している。給紙ローラ7にはそれぞれ第1給
紙コロ43、第2給紙コロ44、第3給紙コロ4
5が設けられている。あわせて第5図をも参照し
て、第2給紙コロ44は、第2給紙コロ44に対
して用紙搬送路をはさんで配置された用紙受け台
2の先端部(案内部材を構成する)の凹所より付
勢手段9によつて突出して配置される摩擦パツド
8に当接しており、複写紙Pの重送を防止してい
る。一方第1、第3給紙コロ43,45は給紙の
際の給紙補助用コロとしての役割を果たしてい
る。即ち通常の複写紙であれば第2給紙コロ44
の回転のみで給紙をすることが可能であるが、厚
い複写紙、第2原図紙やOHP紙のように摩擦係
数の高い用紙を使用したときは、用紙と摩擦パツ
ド8との間の摩擦力の方が第2給紙コロ44の搬
送力よりもしばしば大きいことがあり、そのため
給紙不良を生じることがある。そこで、第2給紙
コロ44の両端に第1、第3給紙コロ43,45
を設けることにより補助的な搬送力を加え、搬送
性を良くしている。また、用紙受け台2の先端部
には、給紙ローラ7の軸42における軸方向にお
いて第1、第3給紙コロ43,45よりもやや大
きい幅であつて、第1、第3給紙コロ43,45
の周表面が非接触で嵌まり込む凹部60、61が
形成されており、第1、第3給紙コロ43,45
は該凹部60,61に接しない程度に嵌まり込ん
でいて、複写紙Pは一点鎖線の如く給紙コロ4
3,44,45と用紙受け台2との間で食い込む
ような状態で搬送される。そのため、搬送力が複
写紙Pに確実に伝わるとともに、第1、第3給紙
コロ43,45は、用紙受け台2の凹部60,6
1において接しないため、その搬送力は、直接給
紙コロ43,45が用紙受け台2と接する場合に
比べ、若干搬送力が弱められ、重送を防止するこ
とができる。
第3a,b図を参照して、用紙受け台2の先端
部の形状について詳細に説明する。用紙受け台2
の先端部は、複写紙Pが挿入しやすいように搬送
方向下流部に向かつて下がる方向に傾斜している
が、略前送りローラ5の下部を境に上方へと向か
い、なおも下流側に向かうと、順に第1山形部5
0、谷間部51、第2山形部52が続き搬送性を
良くするため徐々に勾配が上がる方向に傾斜し
て、給紙ローラ7と摩擦パツド8が接触する部位
に至つている。そして第4図より明らかな如く第
1山形部50の傾斜は緩やかであり、また高さも
さほど高くはないのに対し、谷間部51から第2
山形部52に至る傾斜は急であり、且つ前送りロ
ーラ5の略直下にあたる点A1と第1山形部50
の点A2とを結んで延長した位置に第2山形部5
2の頂点がくるように構成されている。しかるに
スタツクバイパス機構1より給紙される複写紙P
が少ないときは、第3a図のように、前送りロー
ラ5の回転につれ複写紙P1が搬送され、その腰
により点A2を通過後も谷間部51に落ち込まず
に一点鎖線の如くそのまま第2山形部52の頂点
へと進み、第1、第2山形部50、52に支えら
れて、給紙ローラ7の所定位置に接しめられ、搬
送が停止される。ここで第1山形部50が無けれ
ば、複写紙Pは谷間部51に落ち込み、給紙ロー
ラ7に接しえない虞れがある。一方給紙したい複
写紙P2が多数枚であるときは、第3b図のよう
に、複写紙P2は前送りローラ5の搬送に伴い、
その自重で谷間部51に落ち込み、そこで最下層
の複写紙が停止せしめられ、上層にいくに従い、
給紙ローラ7の方向に傾斜してその最上層部が、
給紙ローラ7と摩擦パツド8とが接する部位から
それほど上方に離れない位置において給紙ローラ
7に当接した状態になつたとき、搬送が停止され
る。またこのとき複写紙Pの先端部は下方に向か
つて傾斜している。従つて複写紙のスタツク量が
少数枚であろうと多数枚であろうと、給紙ローラ
7のほぼ同位置に複写紙が接した状態で複写紙が
待機状態に入ることになるため、給紙を良好に行
うことができる。因に本出願人の実験によれば、
第4図において、用紙受け台2の搬送方向上流側
から前送りローラ5の略直下にあたる点A1に至
るまでの角度θ1を約10°、点A1より第1山形部5
0の点A2に至るまでの角度θ2を約10°、点A2より
谷間部51の最下端に至るまでの角度θ3を約7°、
そして谷間部51の最下端から第2山形部5にの
最上端に至るまでの角度θ4を25°にとつたとき、
複写紙Pの給紙が最もスムーズに行えた。
上記した構成における給紙装置の作用は以下の
通りである。先ずスタツクバイパス機構1より給
紙するときは、側端規制板26の切込み26aを
用紙受け板2に印されている所望のサイズ表示に
合うように切欠き28に沿つて側端規制板26を
摺動せしめ、複写紙をセツトする。特に大サイズ
の複写紙をセツトしたいときは、張り出し部2a
を軸27,27を中心に回動して開き、複写紙の
後端の支持を補助せしめる。そして複写紙のセツ
トについては複写紙がガイド部材4に到達する前
にリミツトスイツチ3に当たり、メインモータが
回転し始めてアイドルギヤ40に伝動され、さら
に駆動ギヤ39に伝動されて、前送りローラ5が
回転するため、ガイド部材4の複写紙案内部36
と用紙受け台2との間に形成される複写紙供給路
より前送りローラ5に当接した複写紙は、スムー
ズに所定位置まで複写紙を搬送することができ
る。またこのとき駆動ギヤ39に伝達される回転
駆動力により駆動ギヤ39は矢印R2の方向に回
転され、上昇しようとする力が働くために、前送
りローラ5の軸37の駆動側の端部が上昇しよう
とし、それをガイド部材4の押さえ部32が押さ
えようとするため、上昇がある程度押さえられ、
一方押さえ部32にかかる作用力によつて、ガイ
ド部材4が軸34を中心として回動するため、軸
34の他端に設けられている受け部33が上昇し
ようとし、結局前送りローラ5は略水平状態に保
ちつつ上方へ移動せしめられるため、複写紙の所
定位置へのセツトが容易になる。また、複写紙を
少数枚セツトするときは、用紙受け大2の第1、
第2山形部50,52に接した状態で、給紙ロー
ラ7の搬送しやすい所定位置に当接せしめられる
し、複写紙を多数枚セツトするときは、複写紙の
下層部が谷間部51に当接しそれ以上進まず、複
写紙の上層部のみ搬送されるため、複写紙の上層
部にいくにしたがつて複写紙が傾斜し、最上層部
が、給紙ローラ7による複写紙Pの搬送を比較的
行いやすい、給紙ローラ7と摩擦パツド8とが接
する部位よりもそれほど上方に離れていない位置
に当接せしめられた状態で、メインモータが停止
し、その結果前送りローラ5も停止せしめられ
る。
次ぎに複写開始ボタンが押されると、メインモ
ータが回転しはじめ、それに伴い、給紙ローラ7
の駆動ギヤ48は矢印R3の方向に回転し、クラ
ツチ手段47が接続状態になるに従い、第1、第
2、第3給紙コロ43,44,45に回転駆動力
が伝達され、給紙状態になるとともに、前送りロ
ーラ5の駆動ギヤ39はアイドルギヤ40がR1
の方向に回転するのに従いR2の方向に回転し、
複写紙を用紙受け台2より複写機内部へと給紙す
るのを補助する。またこのとき第2給紙コロ44
は下からばね付勢されている摩擦パツド8に当接
しており、重送が防止されるとともに、第1、第
3給紙コロ43,45により搬送が補助されて、
摩擦係数の高い種類の用紙の搬送を補助してい
る。
なおも複写紙が給紙され、上下案内板10によ
り形成される複写紙搬送路を通り、リミツトスイ
ツチ11に複写紙の先端が当接して所定時間経過
すると、クラツチ手段47が断状態となり、駆動
ギヤ48の回転駆動力が給紙ローラ7に伝動され
なくなり、給紙ローラ7が停止する。この間複写
紙はレジストローラ12によつて先端がレジスト
され、斜め送りが防止されるとともに、露光動作
とのタイミングがとられる。給紙ローラ7の停止
と同時にレジストローラ12が回転しはじめ、上
下案内板13により形成される搬送路を通つて感
光ドラムにおける転写部Tへと至る。
一方、複写紙供給セツト15を使用して複写紙
を供給する場合は以下の通りである。即ち用紙乗
載板17上に載置された複写紙は、押し上げ板1
9によつて給紙ローラ18に当接せしめられてい
る。複写開始ボタンの押圧操作により給紙ローラ
18を回転させ、給紙状態に入る。複写紙供給カ
セツト15より一枚ずつ搬送路21へと繰り出さ
れた複写紙は、搬送ローラ22及び下ローラ23
のニツプ位置を通り、さらに搬送路25を通つて
上下案内板10によつて形成される搬送路へと合
流し、リミツトスイツチ11をONせしめて所定
時間経過後、給紙動作を停止せしめる。そして、
レジストローラ12及び上下案内板13を介して
転写部Tへと搬送される。
尚、ガイド部材4の形状は軸部34の一端に押
さえ部32を設け、他端に受け部33を設ける構
成としたが、軸部34の両端にそれぞれ押さえ部
と受け部とを有する構成であつてもよい。
また用紙受け台2の先端部が上記形状のもの、
即ち第1、第2山形部、及びその間に谷間部を有
するものであれば、第1山形部50より上流部に
かけていかなる形状であつても構わない。また第
1山形部50の頂点から谷間部51にかけて急傾
斜で落ち込んでいてもよい。
さらに上記実施例では摩擦パツド8と接する第
2給紙コロ44の両側に給紙補助用の第1、第3
給紙コロ43,45を配設したが、特にそれに限
定されるものではなく、給紙ローラ7と同軸上で
あれば、どの位置に給紙補助用のコロを配設して
もよいし、またその数も問わない。
その他方向の趣旨を離れない限り、種々変更可
能である。
(G) 考案の効果 上記考案よれば次ぎのような優れた効果を奏す
る。即ち通常複写機やプリンターにおいて使用さ
れる用紙類や、摩擦係数のそれほど高くない用紙
であれば、給紙補助用のコロによる搬送力は重送
を起こすほど大きくないため、摩擦部材と用紙と
の間の摩擦力によつて十分重送を防止することが
できる。また厚い用紙や、第2原図紙乃至OHP
用紙のように、比較的摩擦係数の高い紙葉類であ
れば、給紙補助用のコロの搬送力が若干付加され
るため、給紙力の方が、用紙間に生じる摩擦力、
又は一枚目の用紙と摩擦部材との間に生じる摩擦
力とに打ち勝つため、給紙を良好に行うことがで
き、結局如何なる種類の紙葉類であつても、常に
良好な給紙を行うことができるものである。
さらに、給紙コロに対して用紙搬送路をはさん
で配置された案内部材の凹部と給紙補助用コロと
の間で紙葉類を食い込むような状態で搬送される
ため、搬送力が一枚目の紙葉類に確実に伝わると
共に、二枚目の紙葉類の通過を確実に防止するこ
とができ、また、給紙補助用コロ周表面が凹部に
非接触で嵌まり込むため負荷も少ない。さらにま
た、紙葉類が給紙コロと摩擦部材だけでなく給紙
補助用コロと凹部とによつても案内されるため斜
め給紙を防止できるといつた格別の作用効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はスタツクバイパス機構の斜視図、第2
図は給紙部を示す簡略化された複写機の縦断面
図、第3a,b図、第4図は、用紙受け台の先端
部周辺における簡略化された縦断面図、第5図は
給紙ローラ7の部分断面図である。 P……紙葉類、7……給紙ローラ、8……摩擦
部材、43……第1給紙コロ(給紙補助用コロ)、
44……第2給紙コロ、45……第3給紙コロ
(給紙補助用コロ)、60,61……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 紙葉類を機体内へと供給する給紙コロと、該給
    紙コロに対して用紙搬送路をはさんで配置された
    案内部材と、該案内部材より突出して該給紙コロ
    に圧接し紙葉類の重送を防止するための摩擦部材
    と、該給紙コロと同軸上に設けられた給紙補助用
    のコロとを有する給紙装置であつて、上記案内部
    材には、上記軸方向において給紙補助用コロより
    もやや大きい幅であつて、給紙補助用コロ周表面
    が非接触で嵌まり込む凹部が形成されていること
    を特徴とする給紙装置。
JP1985139320U 1985-09-10 1985-09-10 Expired JPH0412037Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985139320U JPH0412037Y2 (ja) 1985-09-10 1985-09-10

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985139320U JPH0412037Y2 (ja) 1985-09-10 1985-09-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6247543U JPS6247543U (ja) 1987-03-24
JPH0412037Y2 true JPH0412037Y2 (ja) 1992-03-25

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ID=31045116

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JPH0718656Y2 (ja) * 1988-10-29 1995-05-01 三田工業株式会社 画像形成装置の重送防止給紙装置

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5713032A (en) * 1980-06-30 1982-01-23 Ricoh Co Ltd Automatic sheet feeder
JPS6012432A (ja) * 1983-06-29 1985-01-22 Fuji Xerox Co Ltd 給紙装置

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JPS6247543U (ja) 1987-03-24

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