JPH0412010A - 三弗化窒素ガスの精製方法 - Google Patents

三弗化窒素ガスの精製方法

Info

Publication number
JPH0412010A
JPH0412010A JP32550990A JP32550990A JPH0412010A JP H0412010 A JPH0412010 A JP H0412010A JP 32550990 A JP32550990 A JP 32550990A JP 32550990 A JP32550990 A JP 32550990A JP H0412010 A JPH0412010 A JP H0412010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluoride
tablet
solid fluoride
solid
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP32550990A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2848947B2 (ja
Inventor
Toshihiko Nishitsuji
西辻 俊彦
Makoto Aritsuka
眞 在塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP32550990A priority Critical patent/JP2848947B2/ja
Publication of JPH0412010A publication Critical patent/JPH0412010A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2848947B2 publication Critical patent/JP2848947B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は三弗化窒素ガスの精製方法に関する。
更に詳しくは、三弗化窒素ガス中の特に二弗化二窒素ま
たは/及び二弗化酸素の除去方法に関する。
〔従来技術及び発明が解決しようとする課題]三弗化窒
素(NF3)ガスは、半導体のドライエツチング剤やC
νD装置のクリーニングガスとして近年注目されている
が、これらの用途に使用される弗化窒素ガスは、可及的
高純度のものが要求されている。
三弗化窒素(NF3)ガスは、種々の方法で製造される
が何れの方法で得られたガスも殆どの場合、亜酸化窒素
(Neo) 、二酸化炭素(CO2) 、二弗化二窒素
(NzFt)、二弗化酸素(OFF)などの不純物を比
較的多量に含んでいるので、高純度のNFffガスを得
るためには精製が必要である。  NF、ガス中のこれ
らの不純物を除去する精製方法としては、ゼオライトな
どの吸着側を用いて不純物を1着除去する方法が、最も
効率がよく簡便な方法の一つとしてよく知られている(
ケミカル・エンジニアング(Ches、 Eng、) 
84.116. (1977)等〕。
しかしながら、この吸着による精製方法では、NF、ガ
ス中にN2F、あるいはOF、が存在すると次のような
弊害が生しる。即ち、I)NzFzあるいは叶2が存在
すると、他の不純物であるCO2やN、0などの吸着能
力が極端に小さくなる。2)N2F2が存在すると、N
Fiガスも吸着剤に吸着され易くなり、従ってNF3ガ
スの損失を招く。3)吸着剤に吸着し濃縮されたN、F
、あるいはOF2は、分解して熱を発し易く、著しい場
合には爆発を引き起こす。
従って、ゼオライト等の吸着剤を使用してNF3ガス中
の不純物を吸着除去する方法を採用する場合には、それ
に先立って予めN、F、及びOF2を除去しておく必要
がある。NF、ガス中のN2F!及びOF2の除去方法
としては、弗化物でコーティング或はライニングされた
管中に固体弗化物を充填し、該管中にN、F2及びOF
zを含有するNF、ガスを150〜600℃で通気する
方法(特願昭63−87208、特願昭63−8720
9)が、効率良< N2F!及びOF、を分解でき、か
つNF、ガスの損失が少ない点で優れている。
該方法では固体弗化物層の温度が最高600℃となるた
め、使用できる固体弗化物としては融点が600℃を超
えるものであるものが好ましい。このような固体弗化物
としては弗化リチウム(LiF) 、弗化ナトリウム(
NaF) 、弗化カリウム(XF)、弗化ルビジウム(
RbF) 、弗化セシウム(CsF)等の周期律表IA
族の金属弗化物;弗化マグネシウム(MgF2)、弗化
カルシウム(CaFz)、弗化ストロンチウム(SrF
z)、弗化バリウム(BaFz)等の周期律表IIA族
の金属弗化物;弗化アルミニウム(AlF2)、弗化ガ
リウム(GaFz)、弗化インジウム(InFz)等の
周期律表IuB族の金属弗化物;弗化アルミニウムナト
リウム(NasAIFJ の如き複塩が挙げられる。ま
た、これらの混合物を用いても差し支えない。さらに融
点が600℃以下である固体弗化物においても該固体弗
化物の融点以下の温度で該固体弗化物層の温度を調節す
る限り、その使用に支障はない。
これらの固体弗化物は天然に産出する一部の例外を除き
、人工的に合成され、微結晶粉末或は圧縮成形された錠
剤(ベレット)として市販されている。固体弗化物層を
形成するには、粉末をそのまま充填することは出来ない
ため、市販の錠剤(ペレット)或は市販の粉末を圧縮成
形し錠剤状としこれを使用する。しかし、圧縮成形し錠
剤状としただけでは、機械的な強度が小さいため使用中
に徐々に風化することは避けられず、N、F、及びOF
2の分解効率の低下、及び配管の閉塞を招くので好まし
くない。従って錠剤状に成形された固体弗化物を頻繁に
交換しなくてはならない問題がある。
一方、圧縮成形の際、成形助剤を添加すると錠剤状固体
弗化物の機械的な強度は向上する。しかし、錠剤は非常
に強いフッ素化雰囲気に曝されるため、成形助剤はフン
素化され、錠剤の強度が低下したり、不純物ガスを発生
するような成形助剤を使用することは好ましくない。
そこで、圧縮成形の際、揮発しやすい、しかもフッ素化
されない成形助剤を添加し、機械的な強度を向上し、な
おかつ、成形助剤が分解或いは気化するよう加熱処理を
行い、成形助剤が存在していた個所が空洞になり表面積
が増え、接触面積が増大するので好ましい。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は、錠剤状固体弗化物層に通気することでN
F3ガス中に含まれる不純物を除去する方法において、
問題となる固体弗化物の風化の防止方法について鋭意検
討を重ねた結果、錠剤状固体弗化物を予め所定の条件で
熱処理を行なっておけば、風化を長期間にわたり防止出
来ることを見い出した。さらに、成形助剤を添加し、熱
処理を行なえば成形助剤が分解或いは気化し、表面積が
増え、接触面積が増大するので処理効率が良くなること
を見出し、本発明を完成するに至ったものである。
即ち、本発明は少なくとも不純物として二弗化窒素また
は/及び二弗化酸素を含有する三弗化窒素ガスを、圧縮
成形された錠剤状固体弗化物に、温度が150〜600
℃の範囲で、通気・接触する精製方法において、該錠剤
状固体弗化物を予め600℃以上、融点以下で熱処理、
或いは成形助剤を添加せしむることを特徴とする三弗化
窒素ガスの精製方法に関する。
〔発明の詳細な開示〕
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明に於て使用する固体弗化物としては融点が600
℃以上であることが好ましい。さらに強いフン素化雰囲
気に曝されても反応しないことが必要であり、複数のフ
ッ素化状態をとり得る弗化物では最もフッ素化状態の高
い弗化物を選ぶ必要がある。このような固体弗化物の一
部を第1表に例示す−る。この他にも該条件を満たす固
体弗化物は挙げられるが、毒性、価格等を考慮し、注意
深く選択する必要がある。これらの固体弗化物は単独あ
るいは2種類以上を混合して使用しても差し支えない。
第1表 本発明では、これら固体弗化物粉末をまず圧縮成形し錠
剤状とする必要がある。錠剤に成形する方法としては一
般的な打錠機を使用する。この際、成形助剤を添加すれ
ば機械的な強度は上がり、成形後の錠剤の取り扱いが容
易になる。
しかし、成形助剤が熱処理後も錠剤中に残留していると
、通気の際に、非常に強いフン素化雰囲気に曝され、錠
剤の強度が低下したり、不純物ガスを発生する虞れがあ
るので熱処理の過程において、成形助剤が分解或は気化
放出され、錠剤中に残留しないような成形助剤であるな
らば、該成形助剤を使用することは差し支えない。
したがって、成形助剤は熱処理の過程において、分解又
は気化する成形助剤を使用することが好ましい。成形助
剤を分解又は気化することにより、成形助剤が存在して
いた個所が空洞になり表面積が増え、更に、接触面積が
増大するので接触効率が良くなり好ましい。
成形助剤として一般に用いられるのは、コールタールピ
ッチ、砂糖、パラフィン、ケイ酸ナトリウム、ポリビニ
ルアルコール(PVA) 、水溶性セルロース等である
が、組成の不明瞭な混合物や、酸化物が固体で、かつ弗
化物がガス状である元素を含むものは上記の理由により
避けるべきである。
成形助剤の添加量は2帽1%未満が好ましく、更に好ま
しくは10重量%未満が好適である。20重量%を超え
ると錠剤の強度が低下し、NF3ガス通気中に錠剤の粉
化が起こり好ましくない。
本発明を実施するに、錠剤の大きさ、形状には特に制約
は無いが、固体弗化物を充填する管あるいは塔の形状、
大きさ、通気するNF、ガスの流量により適宜選択され
るべきである。
成形の際の圧縮圧力は、固体弗化物粉末の粒度、粒子形
状によって左右されるが、概ね30〜100kg/cm
”が適当である。圧縮圧力が低いと、錠剤の機械的な強
度が小さくなり、熱処理までの取り扱い中に錠剤が破壊
する虞れがある。一方、圧縮圧力が高過ぎると打錠機か
ら錠剤が離脱し難くなり、打錠が円滑に行われない、或
は離脱時に破壊する等の問題が発生するので好ましくな
い。
錠剤に成形された固体弗化物は次に熱処理を行う。熱処
理温度は固体弗化物を単独で使用した場合、及び2種類
以上を混合して使用する場合にょり異なる。
固体弗化物を単独で使用する場合の熱処理温度は600
℃以上、該固体弗化物の融点以下で熱処理を行なうのが
好ましい。該熱処理時の温度は温度制御誤差を考慮すれ
ば融点より20゛C以上低い温度で行なうのが適当であ
る。融点付近でも蒸気圧が高い固体弗化物;弗化アルミ
ニウム(AlF2)、弗化鉄(FeF13)或は融点が
非常に高い固体弗化物;弗化バリウム(BaFz)、弗
化カルシウム(CaFz)、弗化マグネシウム(MgF
2)等を単独で錠剤とし、熱処理を行うことは不可能で
はないが、容易には実施できない。そこでこれらの弗化
物を使用する場合は、これら固体弗化物とは別に比較的
融点の低い固体弗化物;弗化ナトリウム(NaF) 、
弗化カリウム(KF)を添加混合して使用してもかまわ
ない。
前述のように固体弗化物を2種類以上を混合して使用す
る場合は、600”C以上で且つ固体弗化物のうち融点
の最も低い成分の融点以下、熱処理時の温度制御誤差を
考慮すれば該融点より20℃以上低い温度までが熱処理
温度として適当である。熱処理は高温はど速やかに行わ
れる。
固体弗化物の種類によって熱処理温度と熱処理時間は異
なるが、融点に対し融点マ付ス250℃で約25時間以
上、融点マ付ス150℃で約5時間以上、融点マイナス
50℃で約2時間が目安となる。弗化ナトリウム(融点
992℃)で例示すると、750℃で30時間、850
℃で10時間、950℃で2時間で熱処理は完了する。
完了する。
熱処理時の雰囲気には特に制約はなく、空気中あるいは
窒素(N2)、アルゴン(Ar)、ヘリウム(He)等
不活性ガス雰囲気のいずれで行なっても差し支えない。
尚、弗化物は一般に融剤として働くため、特に融点付近
で熱処理を行う場合は、シリカ(SiOz)製あるいは
アルミナ(AI□03)製もしくはこれらを成分として
含む容器に固体弗化物を入れて熱処理を行うことは避け
るべきである。熱処理温度で溶融しない金属、ニッケル
等を容器として使用するのが好ましい。
以上の方法で熱処理を行なった錠剤状固体弗化物の破壊
強度を第2表に示す。上記に示す所定の条件で熱処理を
行なうと錠剤の破壊強度は向上する。
第2表 第3表 一方、成型助剤を添加して錠剤状とし熱処理を行ったも
のは行わなかったものと比較しても、破壊強度は殆ど変
わらず、表面積は増加することが判明した。(第3表) なお、表面積はBET式表画表面積計って測定した。
本発明を実施するには、熱処理された錠剤状固体弗化物
を充填する容器が必要である。これにはガスの入口管、
出口管を備えた内面が弗化ニッケルでコーティングされ
た二、ケル製容器を使用する。弗化ニッケルのコーティ
ングはニッケル容器を100℃に加熱し、容器内に窒素
で25%に希釈したF2ガスを約1時間、次いでF、ガ
スの濃度を50%に上昇して約1時間、更に100%の
F2ガスを約1時間通気し、F、ガスとニッケルとを反
応させることにより、弗化ニッケルのコーティングが生
成し、容易に実施することができる。熱処理された錠剤
状固体弗化物はこの容器に充填する。
しかる後、不純物として少なくともN、F、及びOF。
を含有するNF、ガスを固体弗化物を充填した、容器中
で加熱し、Nzh及びOF2を分解する。加熱分解は固
体弗化物を充填した該容器を予め加熱しておき、そこに
NzFzおよびOF2を含有するNFffガスを通気す
る方法が好ましい。
加熱温度は150〜600℃1好ましくは250〜35
0℃で実施される。加熱温度が150℃未満ではN2F
2が殆ど分解されない。逆に600℃を超えるとN2F
2及びOF2は、はぼ完全に除去されるものの、コーテ
ィング層が熱膨張率の差によって剥離する虞れがあるの
で不都合であり、また熱エネルギーの損失にもつながる
ので好ましくない。
熱処理時の処理ガスの流量は、充填した容器の大きさ、
固体弗化物の種類、形、処理温度等によって一概には言
えないが、線速度でおよそ2m/win以下であればN
2FgおよびOF、はほぼ完全に除去される。
(実施例) 以下、実施例及び比較例により本発明を更に具体的に説
明する。尚、実施例、比較例中の%及びppmは特に記
さない限り容量基準を表す。
実施例I NaFの粉末約500gを打錠機にかけ、圧縮圧力約5
0kg/cm2にて打錠し、直径3II11、長さ4I
II11ノ円柱状錠剤に成形した。錠剤状NaFをニン
ケル製皿に入れ、該ニッケル製皿を電気炉に挿入し、空
気雰囲気で、熱処理温度850℃1処理時間10時間の
熱処理を行なった。熱処理の終了した錠剤状NaFはデ
シケータ内で保管した0次に、内径20mm、長さ30
0m5+のニンケル製容器(カラム)を100℃に加熱
し、容器内に窒素で25%に希釈したF2ガスを1時間
通気し、次いでC2ガスの濃度を50%に上昇して1時
間通気し、更に、100%のFtガスを1時間通気し、
カラムの内壁をフッ素化処理した弗化ニッケルの皮膜を
形成せしめた。しかる後、このカラムにさきに熱処理を
行なった錠剤状NaFを充填(充填高さ25011!l
) L、250℃に加熱した状態で乾燥窒素をfood
/sinの流量で1時間通気し、錠剤中の水分を除去し
た9次に、このカラムに第4表に示す条件でN2F2及
びOFzを含有するNP、ガスを延べ約1カ月通気した
。また、この間カラム出口のガスを採取し、ガスクロマ
トグラフィーにて分析を行った。その結果、1力月後に
おいても殆ど錠剤状NaFは風化が見られなかった。ま
た、N2F7、叶2も十分除去された。
実施例2〜3 KF、 LiFについても実施例1と同様に打錠し、第
4表に示す条件で熱処理を行ったのち、カラムに充填し
延べ約1カ月の通気試験を行なった。その結果、第4表
に示す如く、1力月後においても殆ど錠剤に風化が見ら
れなかった。また、N、F2、OF、も十分除去された
実施例4 実施例1で使用したNaFの代わりにCaFz粉末を4
00gおよびNaF粉末を100gをよく混合した粉末
を使用して、実施例1と同様に打錠し、熱処理を行った
のち、カラムに充填し延べ約1カ月の試験を行なった。
その結果、第4表に示す如く、1力月後においても殆ど
錠剤に風化が見られなかった。
また、N、F2、OF2も十分除去された。
実施例5 固体弗化物としてNaFを使用し、これに成形助剤とし
て5重量%のポリビニルアルコール(Pν^)を添加し
、混合したほかは実施例1と同様に行なった。なお、熱
処理後の錠剤中の残留炭素分は痕跡量以下であった。
その結果、第4表に示す如く、1力月後においても殆ど
錠剤に風化が見られず、N2F2、OF2も十分除去さ
れた。また他の不純物の増加も見られなかった。
実施例6 固体弗化物としてNaFを使用し、これに成型助剤とし
て5重量%のパラフィンを添加し、混合したほかは実施
例1と同様に行った。なお、熱処理後の錠剤中の残留炭
素分は痕跡量以下であった。
その結果、第4表に示す如く、1力月後においても殆ど
錠剤に風化が見られず、N2F2、OF2 も十分除去
された。また他の不純物の増加も見られなかった。
比較例1〜4 実施例1〜4において打錠した固体弗化物を熱処理は行
わず、直ちにデシケータで乾燥後、カラムに充填し、以
下実施例1〜4の方法と同様に約2週間の試験を行った
。その結果、第5表に示す如く錠剤は著しく風化した。
また、2週間後にはN、F、、OFiも十分除去されな
かった。
比較例5 固体弗化物としてNaFを使用し、これに成形助剤とし
てNaFに対して25重量%のPVAを添加し、混合し
た他は実施例1と同様に行った。
なお、熱処理後の錠剤中の残留炭素分は痕跡量以下であ
った。
以下、実施例1〜4の方法と同様に約2週間の試験を行
った。その結果、第5表に示す如く錠剤は著しく風化し
た。また、2週間後にはN2h、OF。
も十分除去されなかった。
〔発明の効果〕
本発明は上記に詳細に説明した如く、成形助剤を添加、
もしくは添加しないで錠荊状に成形された固体弗化物を
所定条件で熱処理を行なうだけの簡単な方法である。成
形助剤を所定量添加することにより、成形助剤が存在し
ていた個所が空洞化し、表面積が大きくなり接触面積か
増大するので接触効率が良くなった。
したがって、熱処理を行なうことにより、従来技術の問
題点であった錠荊状固体弗化物の風化を防止し、寿命を
延長するに絶大な効果が得られる。
また、低廉でありながら融点が高いため実施が難しい弗
化カルシウムにおいても、比較的融点の低い固体弗化物
を添加、混合して熱処理を行うことにより実施可能であ
り、経済的効果は大きい。
また、NzFz及びOFzの除去率は従来に劣ることは
なく、風化によりガスと固体弗化物の接触効率が低下す
ることがないため、高い除去率を長期にわたり維持する
ことが可能である。
特許出願人 三井東圧化学株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)少なくとも不純物として二弗化二窒素または/及び
    二弗化酸素を含有する三弗化窒素ガスを、圧縮成形され
    た錠剤状固体弗化物に、温度が150〜600℃の範囲
    で、通気・接触する精製方法において、該錠剤状固体弗
    化物を予め600℃以上、融点以下で熱処理せしむるこ
    とを特徴とする三弗化窒素ガスの精製方法。 2)少なくとも不純物として二弗化二窒素または/及び
    二弗化酸素を含有する三弗化窒素ガスを、圧縮成形され
    た錠剤状固体弗化物に、温度が150〜600℃の範囲
    で、通気・接触する精製方法において、該錠剤状固体弗
    化物を圧縮成形するに際し、成形助剤を添加し、該錠剤
    状固体弗化物を予め600℃以上、融点以下で熱処理せ
    しむることを特徴とする三弗化窒素ガスの精製方法。
JP32550990A 1990-04-25 1990-11-29 三弗化窒素ガスの精製方法 Expired - Lifetime JP2848947B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32550990A JP2848947B2 (ja) 1990-04-25 1990-11-29 三弗化窒素ガスの精製方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10737590 1990-04-25
JP2-107375 1990-04-25
JP32550990A JP2848947B2 (ja) 1990-04-25 1990-11-29 三弗化窒素ガスの精製方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0412010A true JPH0412010A (ja) 1992-01-16
JP2848947B2 JP2848947B2 (ja) 1999-01-20

Family

ID=26447417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32550990A Expired - Lifetime JP2848947B2 (ja) 1990-04-25 1990-11-29 三弗化窒素ガスの精製方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2848947B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1441043A3 (en) * 2002-10-18 2004-10-06 The Boc Group, Inc. Supply of gas to semiconductor process chamber

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1441043A3 (en) * 2002-10-18 2004-10-06 The Boc Group, Inc. Supply of gas to semiconductor process chamber

Also Published As

Publication number Publication date
JP2848947B2 (ja) 1999-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR940007091B1 (ko) 삼불화 질소가스의 정제방법
KR910004831B1 (ko) 삼불화질소 기체의 정제방법
JP2008505831A (ja) アルカリ土類金属でイオン交換および含浸されたゼオライトを用いた三フッ化窒素ガスの精製方法
JP2008505750A (ja) アルカリ土類金属でイオン交換されたゼオライトを用いた三フッ化窒素ガスの精製方法
JPH02188414A (ja) 三弗化窒素ガスの精製方法
JPH0412010A (ja) 三弗化窒素ガスの精製方法
JPS59107910A (ja) アルゴンガスの精製方法
JP2848948B2 (ja) 三弗化窒素ガスの精製方法
JPH04265213A (ja) 五フッ化リンの貯蔵方法
JP4498183B2 (ja) 塩化水素ガス吸収材および塩化水素ガスの除去方法
JPH01261207A (ja) 三弗化窒素ガスの精製方法
JPH01261210A (ja) 三弗化窒素ガスの精製方法
JPS63151608A (ja) 三弗化窒素ガスの精製方法
JPH0230609A (ja) 三弗化窒素ガスの精製方法
JPH0234506A (ja) 三弗化窒素ガスの精製方法
JPH02164707A (ja) 三弗化窒素ガスの精製方法
JP3090966B2 (ja) 三弗化窒素ガスの精製方法
KR100577956B1 (ko) 알칼리 토금속으로 이온교환된 제올라이트 4a를 이용한 삼불화질소 가스의 정제방법
JPH02164708A (ja) 三弗化窒素ガスの精製方法
JPH0218309A (ja) 三弗化窒素ガスの精製方法
KR100577957B1 (ko) 알칼리 토금속으로 함침된 제올라이트 4a를 이용한 삼불화질소 가스의 정제방법
JP3051185B2 (ja) 三弗化窒素ガスの精製方法
JP2931662B2 (ja) 三弗化窒素ガスの精製方法
KR100577961B1 (ko) 알칼리 토금속으로 이온교환 및/또는 함침된 제올라이트3a를 이용한 삼불화질소 가스의 정제방법
JPH01261206A (ja) 三弗化窒素ガスの精製方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081106

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091106

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101106

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111106

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111106

Year of fee payment: 13