JPH04120091A - 10位に置換チオエチル基を含む新規なステロイド化合物、それらの製造法及びこの製造法の中間体、薬剤としての用途並びにそれらを含有する製薬組成物 - Google Patents

10位に置換チオエチル基を含む新規なステロイド化合物、それらの製造法及びこの製造法の中間体、薬剤としての用途並びにそれらを含有する製薬組成物

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JPH04120091A
JPH04120091A JP2412675A JP41267590A JPH04120091A JP H04120091 A JPH04120091 A JP H04120091A JP 2412675 A JP2412675 A JP 2412675A JP 41267590 A JP41267590 A JP 41267590A JP H04120091 A JPH04120091 A JP H04120091A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[0001]
【産業上の利用分野】
本発明は、新規なステロイド化合物、その製造法及び用
途に関する。 [00023
【発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、10位に置換チオエチル基を含む新規
なステロイド化合物、それらの製造法及びこの製造法の
中間体、薬剤としての用途並びにそれらを含有する製薬
組成物を提供することである。 [0003] 【課題を解決するための手段】 本発明の主題は、次の一般式(I):
【化30】 (ここで、Rは水素原子、多くとも6個の炭素原子を有
するアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル
若しくはアルキルチオ基、多くとも10個の炭素原子を
有する置換されていてもよいアリールチオ基、多くとも
12個の炭素原子を有するアリール若しくはアシル基、
CN基、  (CH2)mRe基(ここでReは○H,
SH又はS−アルキル基(1〜5個の炭素原子を有する
)を表わし、mは1〜3の数を表わす) 又は3〜6個
の炭素原子を有するシクロアルキル基を表わし、 Xは酸素原子又はN−0−R基(ここでR1は水素原子
又は1〜6個の炭素原子を有するアルキル基を表わす)
を表わすか、成るいはXは次の基:
【化31】 (ここでRA及びRBは同−又は異なっていてよく、水
素原子、ハロゲン原子又は1〜6個の炭素原子を有する
アルキル基を表わす)を表わすが、成るいは=Xは次の
残基:
【化32】 又は次の残基:
【化33】 (ここで、 0H基はα又はβ位にあり得る。 ヒドロキシル基はアシル化されてい てよい) を表わし、 Yは酸素原子又はN  OJ基(ここでR1は前記の定
義を有する)すか、成るいはYは次の基: を表わ
【化34】 (ここでRA及びRBは前記の定義を有する)を表わす
か、 成るいは=Yは次の 残基:
【化35】 又は次の残基:
【化36】 (ここでRCは水素原子又は多くとも6個の炭素原子を
有するアルキル、アルケニル若しくはアルキニル基を表
わし、ヒドロキシル基はアシル化されてX/)でもよい
) を表わすか、成るいは=Yは次の基:
【化37】 (ここでqは1〜3の数を表わす) を表わし、 Wは水素原子又は10個までの炭素原子を有する置換さ
れてν)でもよXJ)アルキル、アルキルチオ若しくは
アリールチオ基を表わし、Zは水素原子又は10個まで
の炭素原子を有するアルキル基を表わし、nはO〜2の
整数を表わし、1 (2)  4 (5)及び6(7)
位の点線はそれらを有する炭素の間で第二の結合が存在
し得ることを示す)の化合物並びにそれらの塩類にある
。 [0004] 一般式(I)において、アルキル基としては、メチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル
、5ec−ブチル、t−ブチル、ペンチル及びヘキシル
基があげられる。 [0005] アルケニル及びアルキニル基のうちでは、ビニル、アリ
ル、1−プロペニル、エチニル、1又は2−プロピニル
基をあげることができる。 [0006] ハロアルキル基とは、ふっ素、塩素、臭素及びよう素の
ようなハロゲン原子によって−又は多置換された前記し
たようなアルキル基を意味する。多置換されたとは、特
に二又は三置換されたアルキル基を意味する。特別の例
としては、モノ−フルオル、クロル、ブロム又は]−ド
メチル、ジフルオル、ジクロル又はジブロムメチル、ト
リフルオルメチル基があげられる。 [0007] アルキルチオ基は、前記したアルキル基に対応する。例
えば、メチルチオ及びエチルチオ基があげられる。 [0008] アリール基は、フェニル若しくはナフチルのような炭素
環式アリール又は好ましくは酸素、硫黄及び窒素のうち
から選ばれる1個以上の複素原子を含有する五若しくは
六員複素環式アリール基のうちから選ばれる。三員複素
環式アリールのうちでは、フリル、チエニル、ピロリル
、チアゾリル、オキサシリル、イミダゾリル、チアジア
ゾリル、ピラゾリル及びイソオキサシリルがあげられる
。 [0009] 六員複素環式アリール基のうちでは、ピリジル、ピリミ
ジル、ピリダジニル及びピラジニル基があげられる。 [0010] 縮合アリール基のうちでは、インドリル、ベンゾフラニ
ル、ベンゾチエニル及びキノリニル基があげられる。 [0011] アリールチオ基は、前記したアリール基に対応する。例
えば、非置換の又は1個以上のアミノ若しくはニトロ基
で置換されたフェニルチオ基があげられる。 [0012] ハロゲン原子のうちでは、特にふっ素、塩素、臭素又は
よう素原子があげられる。 [0013] 3〜6個の炭素原子を含有するシクロアルキル基として
は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又
はシクロヘキシル基があげられる。 [0014] アシル基としては、飽和又は不飽和の脂肪酸又はシクロ
脂肪酸の残基、特に、例えば酢酸、プロピオン酸、酪酸
若しくはイソ酪酸、吉草酸又はウンデシル酸のようなア
ルカン酸の残基;例えばヒドロキシ酢酸のようなヒドロ
キシアルカン酸の残基;例えばシクロプロピル−シクロ
ペンチル−若しくはシクロへキシル−カルボン酸、シク
ロペンチル−若しくはシクロヘキシル−酢酸、シクロペ
ンチル−若しくはシクロヘキシル−プロピオン酸のよう
なシクロアルキルカルボン酸又は(シクロアルキル)ア
ルカン酸の残基;安息香酸又はフェニル酢酸若しくはフ
ェニルプロピオン酸のようなフェニルアルカン酸の残基
;ジエチルアミノ酢酸又はアスパラギン酸のようなアミ
ノ酸の残基;ぎ酸の残基が好ましい。アセチル、プロピ
オニル又はベンゾイル基が好ましい。 [0015] アシル化されたヒドロキシル基とは、好ましくは、前記
のようなアルカン酸のここでpは2〜5の数を表わす)
の基を意味する。 [0016] 基Rの意味としては、メチル、エチル、アセチル、フル
オルメチル、ジフルオルメチル、メチルチオ、ビニル、
アリル又はエチニル基が好ましい。 [0017] 基R1の意味としては、水素又はメチル基が好ましい。 [0018] 一般式(I)の化合物のうちでも、Xがメチレン基を表
わさないときにRが水素原子を表わし得ない化合物が好
ましい。 [0019] さらに詳しくは、本発明の主題は、次式(I’  ):
【化38】 (ここで、R′ は、多くとも4個の炭素原子を有する
アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル若し
くはアルキルチオ基、CN基又は多くとも4個の炭素原
子を有するアシル基を表わし、 X′は酸素原子、CH2基又はN−0−R“1基(ここ
でR′1基は水素原子又は1〜4個の炭素原子を有する
アルキル基を表わす)を表わすか、成るいはXは次の残
基:
【化39】 を表わし、 Y′ は酸素原子を表わすか、又は=Y’  は次の残
基:
【化40】 (ここでヒドロキシル基はアルカノイルオキシ基又は−
〇−C(=0) (CH 2)、−C○2H基(pは前記の意味を表わす)の形で
アシル化されてし)でもよい) を表わし、 1 (2)  4 (5)及び6(7)位の点線はそれ
らを有する炭素の間で第二の結合が存在し得ることを示
す) の化合物並びにそれらの塩類にある。 [0020] 前記の式(1′)の化合物のうちでも、特に、R′が1
〜4個の炭素原子を有するアルキル、アルケニル、アル
キニル又はハロアルキル基のうちから選ばれかつX′が
酸素原子又は次の残基:
【化41】 を表わす化合物が好ましい。 [0021] さらに、式(I′)の化合物のうちでも、本発明の主題
は、特に、後記の実施例に記載の化合物、特に下記の化
合物にある。 10β−[2−(メチルチオ)エチル]−エストラ−4
,9(11)−ジエン−3,17−ジオン、 10β−[2−(エチルチオ)エチル]−エストラ−4
,9(11)−ジエン−3,17−ジオン、 10β−[2−(メチルチオ)エチル]−17β−ヒド
ロキシエストラ−4゜9(11)−ジエン−3−オン、 10β−[2−(エチニルチオ)エチル]−エストラ−
4,9(11)−ジエン−3,17−ジオン、 10β−[2−(エチニルチオ)エチル]−エストラ−
4,9(11)−ジエン−3,17−ジオン、 10β−[2−(フルオルメチルチオ)エチル]エスト
ラ−4,9(11)ジエン−3,17−ジオン、 ・ブタン二酸10β−[2−(メチルチオ)エチル]−
3−オキソエストラ−49(11)−ジエン−17β−
イルナトリウム、10β−[2−(メチルチオ)エチル
]エストラ−4,9(1,1)−ジエン−3β、17β
−ジオール、 10β−[2−(メチルチオ)エチル]エストラ−4,
9(11)−ジエン−3α、17β−ジオール、 10β−[2−(メチルチオ)エチル]エストラ−4,
9(11)−ジエン−3,17−ジオン。 [0022] また、本発明の主題は、前記の一般式(I)の化合物を
製造する方法であって次式(’II):
【化42】 (ここで、K及びに′ は同−又は異なっていてよく、
保護されたケト基を表わしAlkは1〜4個の炭素原子
を有するアルキル基を表わし、点線は4(5)又は5(
6)位の二重結合を表わす) の化合物を還元して次式(III):
【化43】 K を得、 この化合物を (a) ヒ ドロキシル基をチオール基に転化する薬剤で処理して次
式(IV)
【化44】 の化合物を得、 この化合物を基Rの反応性誘導体で処理して次式(V)
【化45】 の化合物を得るか、 成るいは
【化46】 (ここでBはスルホン酸の残基を表わす)の化合物を得
、式(V I )の化合物を式R3A (ここでAは1
価陽イオンを表わす)の塩で処理して前記の式(V)の
化合物を得、式(V)の化合物を保護されたケトン官能
基の脱保護剤で処理して次式(Ia):
【化47】 の化合物(この化合物は、Rが前記の意味を有し、X及
びYがそれぞれ酸素原子を表わし、nが数Oを表わし、
4(5)位の点線が二重結合を表わし、1 (2)及び
6(7)位の点線がそれらを有する炭素の間で第二の結
合を表わさない式(I)の化合物に相当する)を得、所
望ならば、式(Ia)の化合物に下記の反応1 (2)
位に二重結合の導入、 6(7)位に二重結合の導入、 一3R基の硫黄原子のスルホキシド又はスルホンへの酸
化、4(5)位の二重結合の選択的還元、 16位にアルキル基の導入、 7位に置換されていてよいアルキル、アルキルチオ又は
アリールチオ基の導入の一つ以上に任意の順序で付して
次式(Ib):
【化48】 (ここでn′ は1又は2の整数を表わし、1 (2)
  4 (5)及び6(7)位の点線はそれらを有する
炭素の間に二重結合が存在し得ることを示す)の化合物
(この化合物は、Rが前記の意味を有し、X及びYが酸
素原子を表わしW、Z及びn並びに1 (2)  4 
(5)及び6(7)位の点線が前記の意味を有する式(
I)の化合物に相当する)を得、所望ならば、式(I 
a)及び(Ib)の化合物を下記の反応口 ・3及び(又は)17位に次の基:
【化49】 の導入、 ・ヒドロキシルアミン又は式HN−0−R1の誘導体の
作用、・3及び(又は)17位のケトン官能基の還元並
びに随意としてのヒドロキシル官能基のアシル化、次い
で所望ならばエステル化された官能基の塩形成、17位
のケトン官能基の次の基:
【化50】 への転化、 の一つ以上に任意の順序で付して次式(Ic)
【化51
】 (ここでn、RSW、Z並びに1 (2)、4 (5)
及び6(7)位の点線は前記の意味を有し、X′及びY
′はX及びYについて前記した意味を表わす。ただしX
又はYの少なくとも一つは酸素原子を表わさないものと
する)の化合物を得ることを特徴とする一般式(I)の
化合物の製造法にある。 [0023] また、本発明の主題は、前記の一般式(I)の化合物の
製造法の別法であって次式(IV):
【化52】 ゛(ここでK及びに′ は前記の通りである)又は次式
(I’  a)  :
【化53】 の化合物にハロゲン化ジニトロフェニルスルフェニルを
作用させて次式(VII
【化54】 (ここでK 及びに2はケトン官能基又は保護されたケ
トン官能基を表わす)の化合物を得、式(VII)の化
合物に、1)適当ならば、 3又は17位のケトン官能基の脱保護剤を作用させて次
式(工d)
【化55】 の化合物を得るか、成るいは 2)式R” −Mg−Ha l  (ここでHalはハ
ロゲン原子を表わし、R11はアルキル、アルケニル、
アルキニル、ハロアルキル、アリール、CN又は−(C
H2)  Re基を表わす)の有機マグネシウム化合物
試剤を作用させ又は保護されな有機リチウム化合物誘導
体R”L、次いでR”基の脱保護剤を作用させ、次いで
適当ならば3及び(又は)17位のケトン官能基の脱保
護反応を行って次式(Ie):
【化56】 (ここでR1+は前記の意味を有する)の化合物を得る
か、成るいは 3)式R”’ SA (ここでAは前記の意味を有し、
R″′は多くとも6個の炭素原子を有するアルキル基又
は多くとも10個の炭素原子を有する置換されていてよ
いアリール基を表わす)の塩を作用させ、次いで適当な
らば3及び(又は)17位のケトン官能基の脱保護反応
を行って次式(If):
【化57】 の化合物を得、所望ならば、式(Id)   (Ie)
又は(I f)の化合物を、式(I a)又は(I b
)の化合物について上で記載した反応の一つ以上に任意
の順序で付すことを特徴とする式(I)の化合物の製造
法にある。 [0024] また、本発明の主題は、=X及び(又は)=Yが次の基
【化58】 を表わす式(I)の化合物を製造する方法であって、前
記の式(II)の化合物に保護されなケトン官能基の還
元剤を作用させて、=K及び(又は)=に′ が水素原
子を表わす式(I I I)の化合物を得、そして合成
を前記のように続けることを特徴とする製造法にある。 [0025] 前記の製造法の好ましい実施条件下では、操作は次の通
りである。 [0026] 、物、好マしくは水素化アルミニウムリチウムを使用し
て行われる。操作は、テトラヒドロフラン又はエチルエ
ーテルのような非プロトン溶媒中で例えば周囲温度で行
われる。式(II)の化合物において、それはエチル基
を表わす。 [0027] ヒドロキシル基のチオール基への転化用薬剤は、トリフ
ェニルホスフィン及びチオ酢酸の存在下でのアゾジカル
ボン酸ジエチルである。この方法では、11β位にアセ
チルチオエチル基を含有する中間体化合物が得られるカ
ミこれはヒドラジンの作用によりチオール基に転化され
る。この反応の二工程は、好ましくは、テトラヒドロフ
ラン又はジエチルエーテルのような非プロトン溶媒中で
行われる[0028] 使用するのが好ましいR基の反応性誘導体は、塩化物又
は臭化物のようなハロゲン化物である。また、メシレー
ト又はトシレートのような偽ハロゲン化物も使用するこ
とができる。操作は、アルカリ金属アルコラード、例え
ばカリウムt−ブチラード、アミド、例えばリチウムジ
イソプロピルアミド、又はリチウム若しくはカリウムへ
キサメチルジシリルアザネートのような強塩基の存在下
に行われる。操作は、テトラヒドロフランのような溶媒
中で低温で(例えばO℃〜−78℃)行うことができる
。 [0029] 式BS○3H(ここでBは好ましくはメチル又はトリル
基を表わす)のスルホン酸の反応性誘導体は、好ましく
は塩化物のようなハロゲン化物である。塩化メシルを使
用するのが好ましい。操作は、好ましくは、無機塩基又
はトリエチルアミンのような有機塩基の存在下に行われ
る。塩化メチレンのような反応溶媒が使用され、そして
反応はO℃径程度温度にもたらされる。 [00301 式RS A又はR”’ SA (ここでR及びR″′は
前記の意味を有する)の塩は好ましくはナトリウム又は
リチウムのようなアルカリ金属塩である。この塩の作用
は、テトラヒドロフラン、ヘキサメチルホスホルアミド
又はジメチルホルムアミドのような非プロトン溶媒中で
行うのが好ましい。操作は、使用した金属の特定のクラ
ウンエーテル、例えばリチウムについては12−クラウ
ン−4、ナトリウムについては15−クラウン−5又は
カリウムについては18−クラウンー6の存在下に行う
ことができる。式(VI)の化合物に対する式R3Aの
塩の作用は、3及び17位で保護されたケトン官能基の
一つ又は両方の部分的又は完全な脱ブロッキングを生じ
る場合がある。特に、次式(V” )  :
【化59】 の化合物を得ることができ、このものはもちろん式(V
)の化合物と同じ条件で式(Ia)の化合物を生じるこ
とができる。 [0031] 式(V)の化合物の式(I a)の化合物への加水分解
は、例えば、メタノールエタノール又はテトラヒドロフ
ランのような溶媒中で濃塩酸(2〜6N)又は酢酸を使
用する酸加水分解であるのが好ましい。 [0032] 場合により行う1 (2)位への二重結合の導入は、好
ましくはジオキサンのような溶媒中でDDQにより行わ
れる。 二重結合Δ4の場合により行う選択的還元は、液体アン
モニア中、ピリジン又はアルカリ金属(好ましくはリチ
ウム)の存在下にパラジウム触媒の存在で水素により行
われる。 場合により行う6(7)位への二重結合の導入は、例え
ば、エタノールのような標準的溶媒中でp−)ルエンス
ルホン酸の存在下にオルトぎ酸エチルのようなオルトぎ
酸エステルによって行われ、この反応に続いて含水アセ
トンのような溶媒中でクロラニルの反応が行われる。 [0033] 硫黄原子のスルホキシドへの場合により行う酸化は、例
えば、メタノールのような水性溶媒中で過よう素酸ナト
リウムのような過よう素酸塩の作用により、又はジクロ
ルメタンのような溶媒中でm−クロル過安息香酸のよう
な過酸の作用により行われる。 この硫黄原子のスルホンへの場合により行う酸化は、m
−クロル過安息香酸のような過酸により行われる。 [0034] 場合により行う3又は17位への次の基:
【化601 の導入は、いわゆるウィッチヒ反応を使用して行われる
。この場合、ハロゲン化(好ましくは臭化)トリフェニ
ルアルキル又はハロアルキルホスホニウムが使用される
。操作は、ブチルリチウム又はカリウムt−ブチラード
のような強塩基の存在下で行われる。 また、トリグリムの存在下にジブロムジフルオルメタン
及びヘキサメチルホスホトリアミドも使用することがで
きる。 [0035] 場合により行う17位への次の基: 【化61】 //RC の導入は、3位のケトン官能基をエノールエーテルの形
でブロックした後に、テトラヒドロフランのような溶媒
中でRc−Li試剤を使用して行われる。 [0036] ヒドロキシルアミン又はその誘導体の作用は、好ましく
は、ピリジンのような溶媒中で、又はメタソールのよう
な水性溶媒中で重炭酸ナトリウムのような無機塩基の存
在下に行われる。 3及び(又は)17位のケトン官能基の還元は、メタノ
ールのような溶媒中での水素化はう素ナトリウム又はテ
トラヒドロフランのような溶媒中での水素化アルミニウ
ムリチウムの如き水素化物を使用し、成るいはラネーニ
ッケルを使用し成るいは液体アンモニア中でリチウムの
ようなアルカリ金属を使用して行われる。 場合により行う3又は17位のヒドロキシル官能基のア
シル化は、酸無水物又は塩化物のような酸誘導体を使用
して行われる。この場合、操作は、ピリジンのようなハ
ロゲン化水素酸捕捉剤の存在下で行うのが好ましい。 場合により行うエステル官能基の塩形成は、通常の条件
に従って、例えば、炭酸ナトリウム又は酸性炭酸ナトリ
ウムのようなナトリウム塩によって行われる。 [0037] 16位へのアルキル基の導入は、テトラヒドロフランの
ような溶媒中でリチウムジイソプロピルアミド又はリチ
ウムへキサメチルジシリルアミドのような強塩基を使用
して16位にアニオンエノラートを形成し、次いでよう
化アルキルのようなハロゲン化アルキルで処理すること
によって行われる。 7位へのアルキル基の導入は、第一銅塩(好ましくはハ
ロゲン化物)の存在下に有機マグネシウム化合物試剤a
lk  Mg−Hal  (ここでalkは導入スべき
アルキル基を表わし、Halは塩素、臭素又はよう素の
ようなハロゲン原子を表わす)を使用して行われる。 7位へのアルキルチオ又はアリールチオ基の導入は、触
媒量のナトリウムの存在下にテトラヒドロフラン又はジ
オキサンのような溶媒中でアルキル又はアリールメルカ
プタンを使用して行われる。 [0038] 17位に次の基:
【化62】 を含有する化合物を導く環化反応は、3位のケトン官能
基を例えばエノールエーテルの形でブロックした後に、
ジメチルスルホキシド及び水素化ナトリウムの存在下に
例えばよう化トリメチルスルホニウムのような/)ロゲ
ン化物を使用して行われる。 [0039] 3又は17位のケトン官能基の保護は、通常の方法に従
って、p−)ルエンスルホン酸の存在下に例えばエチレ
ングリコールを使用することにより環状ケタールの形で
、p−トルエンスルホン酸又は三ふつ化はう素エーテラ
ートの存在下に例えば1,2−エタンジチオールを使用
することによりジチオケタールの形で、又はp−)ルエ
ンスルホン酸の存在下に例えばオルトぎ酸エチルのよう
なオルトぎ酸アルキルを使用することによりエノールエ
ーテルの形で行われる。 使用した保護のタイプに従って、炭素4と5又は炭素5
と6の間に二重結合が存在し得る。 エノールエーテルの形での3−ケト官能基の保護は、Δ
3,5結合系の取得を可能にさせる。 脱保護は、通常の方法により、特に、式(V)の化合物
について示したような酸加水分解によって行うことがで
きる。保護基がチオケタール基であるときは、好ましく
は、ラネーニッケルを使用し又は液体アンモニウム中で
リチウムのようなアルカリ金属を使用して還元が行われ
る。 [0040] 式(IV)又は(I’  a)の化合物に反応させる有
機金属試剤は、好ましくはマグネシウム化合物又はリチ
ウム化合物である。導入すべき基が反応性官能基を含有
する場合には、この官能基は通常の方法により、例えば
、トリメチルシリル残基により保護することができる。 反応は、′通常の方法で、好ましくは一100℃〜0℃
の温度で行われる。 [0041] R”基の脱保護は、ぶつ化テトラアルキルアンモニウム
により達成できる。 [0042] 乳癌のほぼ35%がエストロゲン依存性であるという観
察がエストロゲンの産生を制限させる方法を研究させる
に至った。 従来はエストロゲン源(卵巣)又はそれらの生合成的先
駆体であるアンドロゲン(副腎)源を抑制することから
なる外科的方法を使用していたが、それほど外傷性でな
い方法を開発することが求められてきた。 [ABUL−HAJJ  Y、J、○、 5teroi
d Biochem、 13 (1980)   19
35 :BRODIE  A、M、H,CancerR
es、42  (1982)、3312][0043] これに関して、3−ケトー△4−アンドロゲンからフェ
ノール性エストロゲンへの芳香族化の最後の酵素的工程
の特異的抑止が最も有効でしかも不安の最も少ない方法
であると思われる。この転化に関与する酵素は、チトク
ロームP450として知られているモノオキシゲナーゼ
であるアロマターゼ(aromatase )  [B
RODIE  A、 M、 H,J、 Endocri
nol、 Invest、  2 (1979)  4
45]であって、このものはアンドロゲンからエストロ
ゲンへの芳香族化をもたらすために酸素とNADPHに
コチンアミドアデニンジヌクレオチドホスフエートの還
元型)を要求する。 [0044] 他の機構を基にして、別の著者[例えば、MARCOT
TE他、Biochemistry21 (1982)
  2773 ;FLYNN他、Biochem、 B
iophys、 Res、 Com。 103 (1981)  713]は、アロマターゼの
ための自殺抑止剤を提案した。また、アミノグルセチミ
ドのような競争的抑止剤も転移性乳癌の治療用に提案さ
れた。しかしながら、この物質はアロマターゼに対して
特異的でないことが示された。事実、これは、アンドロ
ゲンがらエストロゲンを導く過程以外の酵素的、過程を
攻撃する。 [0045] これとは対照をなして、本発明の主題である化合物は、
アロマターゼ特異的活性を示す(チトクロームP450
アロマターゼ)。 このアロマターゼ抑止特性は、本発明の化合物をホルモ
ン依存性、特にエストロゲン依存性の病状、例えば、 ・乳房、子宮内膜、卵巣及びすい臓の癌、・女性型乳房
、 ・良性乳房障害、 ・子宮内膜症、 ・卵巣の多層性疾患、 ・前立腺過形成、さらに一般的には過エストロゲン血症
の治療、・ある形態の肥満症 の治療に使用するのに好適なものとする。 [0046] したがって、本発明の主題は、薬剤としての前記の一般
式(I)の化合物にある。 さらに詳しくは、本発明の主題は、薬剤としての一般式
(工′)の化合物、特にRoが1〜4個の炭素原子を有
するアルキル基のうちから選ばれがっXが酸素原子を表
わす化合物にある。 さらに特定すれば、本発明の主題は、薬剤としての下記
の化合物にある。 10β−[2−(メチルチオ)エチル]−エストラ−4
,9(11)−ジエン−3,17−ジオン、 10β−[2−(エチルチオ)エチル]−エストラ−4
,9(11)−ジエン−3,17−ジオン、 10β−[2−(メチルチオ)エチル]−17β−ヒド
ロキシエストラ−4゜9(11)−ジエン−3−オン、 10β−[2−(エチニルチオ)エチル]−エストラ−
4,9(11)−ジエン−3,17−ジオン、 10β−[2−(エチニルチオ)エチル]−エストラ−
4,9(11)−ジエン−3,17−ジオン、 10β−[2−(フルオルメチルチオ)エチル]エスト
ラ−4,9(11)ジエン−3,17−ジオン、 ・ブタン二酸10β−[2−(メチルチオ)エチル]−
3−オキソエストラ−49(11)−ジエン−17β−
イルナトリウム、10β−[2−(メチルチオ)エチル
]エストラ−4,9(11)−ジエン−3β、17β−
ジオール、 10β−[2−(メチルチオ)エチル]エストラ−4,
9(11)−ジエン−3α、17β−ジオール、 10β−[2−(メチルチオ)エチル]エストラ−4,
9(11)−ジエン−3,17−ジオン。 [0047] 薬用量は、治療すべき病気及び投与経路に従って変る。 これは、例えば、経口投与で成人の場合に、IB当たり
0.1〜50mg/kg、好ましくは0. 5〜10m
g/kgであってよい。 [0048] 式(I)の新規な化合物は、活性成分としてそれの少な
くとも1種を含有する製薬組成物を製造するのに使用す
ることができる。 式(I)の化合物は、消化器、直腸又は局所経路で、例
えば経皮投与することができる。これらは、人の医薬に
普通に使用される製薬形態、例えば錠剤又は糖衣錠、カ
プセル、顆粒、生薬、ペッサリー 注射用調合物、軟膏
、クリーム、ゲル及びパッチの形で提供できる。それら
は通常の方法により製造される。活性成分は、これらの
製薬組成物に一般に使用される補助剤、例えばタルク、
アラビアゴム、ラクトース、でん粉、ステアリン酸マグ
ネシウム、ココアバター 水性又は非水性ビヒクル、動
物又は植物起源の脂肪物質、パラフィン誘導体、グリコ
ール、各種の湿潤、分散若しくは乳化剤及び(又は)保
存剤中に配合することができる。 [0049] したがって、本発明の主題は、少なくとも1種の式(I
)の化合物、特に式(I’  )の化合物を活性成分と
して含有する製薬組成物にある。 また、本発明の主題は、新規な工業用化合物としての、
特Gコ、前言己の式(I)の化合物の製造に必要な新規
な工業用化合物としての、前記のような一月文式(工I
I)、(IV)   (V)及び(■■)の化合物にあ
る。 [0050] 本発明の方法の開始時で使用した式(1工)の化合物(
よ新規な化合物である。 それらは、式(I)の化合物と同じアロマターゼ抑止特
性を持ってし)る。 これらの化合物は、次の方法によって製造することがで
きる。 まず、次式(A):
【化63】 の化合物にクライゼン転位を行って次式(B):
【化6
4】 (ここでAlkは前記の意味を有する)の化合物を得、
次いで式(B)の化合物を一つ又は二つのケトン基の保
護反応(口付して所望の式(II)の化合物を得ること
からなる。 この方法を実施する好ましい方法において、クライゼン
転位は、例えば、プロピオン酸のような有機酸の存在下
に、そして場合によりキシレンのような溶媒中でオルト
ぎ酸アルキル(好ましくはエチル)を使用して行われる
。反応は好ましくは高温で行われる。 ケトン官能基の保護剤はアルコール又はジオールのうち
から選ばれる、エチレングリコールを使用するのが好ま
しい。反応は、好ましくは、p−)ルエンスルホン酸の
ような酸の存在下に行われる。反応は、ジクロエタンの
ような溶媒を加熱する(例えば還流下で)ことにより又
はエチレングリコール自体を溶媒として使用することに
よって行われる。 [0051] 本発明を例示する実施例に記載の化合物に加えて、下記
の表1に示す化合物は本発明の範囲内で得ることができ
る化合物をなす。ここで、置換基R,n、X及びYは式
(I)で示したものである。 [0052]
【表1】 [0053] 表現「12−クラウン−4」とは、1,4,7.10−
テトラオキサシクロドデカンを意味する。「15−クラ
ウン−5」は1,4,7,10.13−ペンタオキサシ
クロペンタデカンを表わし、「18−クラウン−6」は
1,4,7,10.13.16−へキザオキサシクロオ
クタデカンを表わす。 [0054]
【実施例】
下記の実施例は本発明を例示するものであって、これを
何ら制限しない。 伝上:10β−[2−(メチルチオ)エチル]エストラ
−4,9(11)−ジエン−3,17−ジオン エ程A:3,17−ビス(エチレンジオキシ)−10β
−(2−ヒドロキシエチル)エストラ−5,9(11)
−ジエン200ccの無水テトラヒドロフランに380
mgの水素化アルミニウムリチウムを加えてなる懸濁液
を一78℃に冷却する。50ccの無水テトラヒドロフ
ランに溶解した4、42gの3,17−ビス(エチレン
ジオキシ)アンドロスタ−5,9(11)−ジエン−1
9−カルボン酸エチルを添加する。この混合物を一78
℃で30分間、次いで周囲温度で1時間放置する。はぼ
10ccの酢酸エチルを滴下することによって過剰の水
素化物を分解する。はぼ50ccの2Mか性ソーダを添
加する。混合物を150ccづつの酢酸エチルで2回、
次いで200ccのジクロルメタンで1回抽出する。 有機抽出物を乾燥し、次いで濃縮して3.98gの粗生
成物を得た。これはそのまま次の反応に使用する。 NMR(300MHz 、 CD C13+ 1滴の0
5D5N)CH20H): 5.53 (m、H6及び
Hl 1); 2.33 (s、OH): 1.30〜
2.70(m、他のプロトン)。 工程B:3,17−ビス(エチレンジオキシ)−10β
−[2−(メチルホルホニルオキシ)エチル]エストラ
−5,9(11)−ジエン5.8gの工程Aで得な化合
物と2.21ccのトリエチルアミンを70ccのジク
ロルメタンに溶解してなる溶液を0℃に冷却し、1.2
3ccの塩化メシルを加える。次いで混合物を0℃で4
5分間がきまぜる。混合物を100ccの塩化アンモニ
ウム飽和溶液中に注ぐ。水性相をジクロメタンで抽出す
る。有機抽出物を一緒にし、硫酸マグネシウムで乾燥し
、濃縮して6gの粗メシレートを得た。これはそのまま
次の工程に使用する。 NMR(300MHz、CDCl  +1滴のC3D5
N)0、83 (s、18Me):2.97 (s、S
O2Me) : 3.85〜4.3 (m、ケタール及
びCH25o2): 5.57 (m)及び5.60 
(m)(H6及びHl 1): 1.2〜2.6  (
m、他のプロトン)1338及び1175cm  (S
O2Me)工程C:10β・−[2−(メチルチオ)エ
チル]エストラ−4,9(11)−ジエン−3,17−
ジオン 5.8gの工程Bで得たメシレート、1.81gのナト
リウムチオメトキシド及び0.26ccのクラウンエー
テル(15−クラウン−5)を50ccの無水ジメチル
ホルムアミドに溶解してなる溶液を周囲温度で12時間
かきまぜる。混合物をほぼ50ccの塩化アンモニウム
飽和溶液中に注ぎ、水性相をジクロルメタンで抽出する
。有機抽出物を一緒にし、硫酸マグネシウムで乾燥する
。濃縮した後、粗生成物を得、これはそのまま次の工程
に使用する。 上で得た粗混合物、20ccの6N塩酸水溶液及び20
0ccの99%エタノールを周囲温度で1時間かきまぜ
る。この混合物を水中に注ぎ、有機相をジクロルメタン
で抽出する。有機抽出物を一緒にし、IN塩酸溶液、重
炭酸カリウム飽和溶液及び塩化ナトリウム飽和溶液で順
次に洗浄する。乾燥し、濃縮した後、粗混合物をシリカ
でクロマトグラフィーする(溶離剤:酢酸エチル−シク
ロヘキサン混合物(3−7)  次いで(1−1) )
。3.1gの所期化合物を得た(Rf=0.45、酢酸
エチル−シクロヘキサン(1−1)。これをジエチルエ
ーテルより再結晶する。 NMR(CDC13,300MHz) 0.88 (s、18Me):2.10 (s、SMe
): 5.55 (m、Hll); 5.81  (s
、H4) 1735cm   (17−ケト)   1665cm
−11613cm−1(エノン)1633cm−1(C
=C9,11) d : C2、H2802S = 344 、52計算
: 0%73.21    H%8.19    S%
9.3実測:    73.0      8.3  
   9.2[0055] 製造1 例1の開始時で使用した3、17−ビス(エチレンジオ
キシ)アンドロスタ−5,9(11)−ジエン−19−
カルボン酸エチルは次のように製造した。 工程1:3.17−シオキソアンドロスター4.9 (
11)−ジエン−19−カルボン酸エチル 500mgの11β−ヒドロキシアンドロスタ−4,9
−ジエン−3,17−ジオン(米国特許第328278
5号に記載の物質)  5ccのオルト酢酸トリエチル
及び6.4mgのプロピオン酸の混合物を137℃の温
度にもたらす。4時間加熱した後、反応混合物を濃縮乾
固し、粗混合物をシリカでクロマトグラフィーする(溶
離剤:酢酸エチル−ヘキサン混合物(1−1))。50
3mgの所期化合物を得た。Rf=0.33゜ NMR(CDC13,250MHz) 0、94 (s、18Me):1.23 (t、C00
CH2CH3);3.94〜4、29 (m、 C○○
CHCH):5.61 (m、Hll)  5.84 
(広いs、 H4) 1732cm  (17−ケ)7)   1662.1
612cm’(共役ケトン)工程2:3,17−ビス(
エチレンジオキシ)アンドロスタ−5,9(11)ジエ
ン−19−カルボン酸エチル 503mgの工程1で得た化合物を30ccのジクロル
エタンに溶解してなる混合物に2ccのエチレングリコ
ール及び100mgのp−トルエンスルホン酸を添加す
る。この混合物を8時間還流させる。 lccのトリエチルアミンを加え、混合物を濃縮し、次
いでシリカでクロマトグラフィーする(溶離剤:酢酸エ
チル−ヘキサン(3−7))。450mgの所期化合物
を得た。Rf=0.47 (酢酸エチル−ヘキサン(1
−1) )。 [0056] 伝λ:10β−[2−(エチルチオ)エチル]エストラ
−4,9(11)−ジエン−3,17−ジオン 1gの例1の工程Bで得たメシレート、0.374gの
ナトリウムチオエトキシド及び0.044m1のクラウ
ンエーテル(15−クラウン−5)の混合物を20cc
の無水ジメチルホルムアミドに溶解してなる溶液を周囲
温度で12時間撹拌する。この混合物を約50ccの塩
化アンモニウム飽和溶液中に注ぎ、水性相をジクロルメ
タンで抽出する。有機抽出物を一緒にし、硫酸マグネシ
ウムで乾燥する。濃縮した後、粗生成物を得、これはそ
のまま次の工程に使用する。 上で得た粗混合物、2ccの6N塩酸水溶液及び20c
cの99%エタノールを周囲温度で1時間撹拌する。混
合物を水中に注ぎ、有機相をジクロルメタンで抽出する
。有機抽出物を一緒にし、IN塩酸溶液、重炭酸ナトリ
ウム飽和溶液及び塩化ナトリウム飽和溶液で順次に洗浄
する。乾燥し、濃縮した後、粗混合物をシリカでクロマ
トグラフィーする(溶離剤:酢酸エチル−シクロヘキサ
ン(3−7)、次いで(1−1))。このようにして、
430mgの所期化合物を得た。 Rf=0.45 (酢酸エチル−シクロヘキサン(1−
1)。 NMR(CDC13,300MHz) 0、8 (s、18Me) : 1.24 (t、 S
 CHCH3) ;5 、55 (rnHll)  5
.81 (s、H4) 1735cm   (17−ケト)   1665cm
〜11613cm−1(エノン)1633cm−1(C
=C9,11) 微量分析:C22H3oO2S分子量=358.55計
算: 0%73.70    N%8.43    S
%8.94実測:    73.8      8.5
       9.0[0057] 何重:10β−[2−(アセチルチオ)エチル]エスト
ラ−4,9(11)ジエン−3,17−ジオン 、工程A:3.17−ビス(エチレンジオキシ)−10
β−[2−(アセチルチオ)エチル]エストラ−5,9
(11)−ジエン及び17−(エチレンジオキシ)ン 3.38gの例1の工程Bで得た化合物、2.3gのチ
オ酢酸カリウム及び190mgのクラウンエーテル(1
8−クラウン−6)の混合物を60ccの無水テトラヒ
ドロフランに溶解したものを還流させる。 15時間還流させた後、混合物を約100ccの塩化ア
ンモニウム飽和溶液中に注ぐ。水性相をジクロルメタン
で抽出する。有機抽出物を一緒にし、硫酸マグネシウム
で乾燥し、減圧下に濃縮する。粗残留物をシリカでクロ
マトグラフィーする(溶離剤:酢酸エチル−シクロヘキ
サン混合物(2−8))。このようにして、ジ保護生成
物(I)からなる940mgの第一画分を得た(Rf=
0.74酢酸エチル−シクロヘキサン(1−1))。次
の画分は17位のモノ保護生成物(II)からなッテイ
た(500mg、Rf=0.44)。 (a)ジ保護生成物(I)の分析 NMR(CDC13,400MHz) 0.86 (s、18Me); 2.30 (s、5A
c): 3.80〜4.08 (ケタール);5.54
 (H6及びHll)1685 cm−1(SC=O) (b)モノ保護生成物(II)の分析 NMR(CDC13,400MHz) 0.88  (s、18Me);2.31  (s、5
Ac):3.80〜4.0 (ケタール);5.56(
Hll)  5.77(H4)=C) 工程B:10β−[2−(アセチルチオ)エチル]エス
トラ−4,9(11)−ジエン−3,17−ジオン 0.5gのモノ保護生成物(II)  2ccの6N塩
酸水溶液及び12ccの99%エタノールの混合物を周
囲温度で1時間かきまぜる。この混合物を約50CCの
塩化アンモニウム飽和溶液中に注ぎ、水性相をジクロル
メタンで抽出する。有機抽出物を一緒にし、硫酸マグネ
シウムで乾燥する。粗混合物をシリカでクロマトグラフ
ィーする(溶離剤:酢酸エチル−シクロヘキサン混合物
(1−1))。340mgの所期化合物を得た(Rf=
0.3、酢酸エチル−シクロヘキサン(1−1)。これ
をジクロルメタン中で活性炭で処理し、次いで酢酸エチ
ルで再結晶する。 NMR(CDC13,300MHz )0.96 (s
、18Me);2.33 (s、5Ac): 5.59
 (m、Hl 1):5.81  (s、H4); 1
.1〜2.8 (他のプロトン)1735cm   1
680cm  (SC=0)  1667及び1615
cm’(エノン) 明ト所:C2□H2803S 、 S ”” 372 
、53計算: 0%70.92    H%7.57 
   S%8.60実測:    71.2     
 7.6       8.9上記工程Aで得た3、1
7−ビス(エチレンジオキシ)−10β−(2−(アセ
チルチオ)エチル)エストラ−5,9(11)−ジエン
は、次のように製造することもできる。 8.6gの例1の工程Aで得た化合物、10.8gのト
リフェニルホスフィン及び3.6ccのアゾジカルボン
酸ジエチルの混合物を100ccの無水テトラヒドロフ
ランに溶解してなる溶液に1.65ccのチオ酢酸を添
加し、全体を2時間30分撹拌する。0.9ccのアゾ
ジカルボン酸ジエチル及び0.42ccのチオ酢酸を加
える。20分間撹拌した後、溶媒を蒸発させ、得られた
粗生成物をクロマトグラフィーする(溶離剤ニジクロヘ
キサン−酢酸エチル(8−2))。この方法で5.88
gの生成物(上記工程Aで得たものと同一)を得た。 [0058] 桝±:10β−[2−(メチルスルフィニル)エチル]
エストラ−4,9(1,1)−ジエン−3,17−ジオ
ン 500mgの例1で得た化合物を3.7ccのメタノー
ルに溶解したものと373mgの過よう素酸ナトリウム
を3.7ccの水で可溶化したものとの混合物を周囲温
度で30分間撹拌する。 この混合物を塩化メチレンで抽出し、抽出物を硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、乾固させる。この生成物をシリカで
クロマトグラフィーする(溶離剤:酢酸エチル−メタノ
ール(7−3))。276mgの所期化合物(50−5
0ジアステレオマー)を得た。 NMR(CDC13,300MHz) 0.86及び0.92 (18Me): 2.56及び
2. 58 (S−CH3); 559 (m、Hl 
1): 5.86  (s、H4)1736cm’(1
7−ケト)、1668cm−1(共役ケトン)   1
630cm’  1615cm’(C=C)  104
6cm−1(S−0)[0059] 氾:10β−[2−(メチルスルホニル)エチル]エス
トラ−4,9(11)−ジエン−3,17−ジオン 500mgの例1で得た化合物を10ccの塩化メチレ
ンに溶解したものと600 m gの80%m−クロル
過安息香酸との混合物を0℃で1時間撹拌する。 酸性炭酸ナトリウム飽和溶液を添加することにより媒質
を中和し、塩化メチレンで抽出する。抽出物を硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、次いで減圧下に乾固させるシリカで
クロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル−メタノール
混合物(7−3) 次いで純酢酸エチル)することによ
り精製を行う。450mgの所期化合物を得た。Rf=
0.36 (純酢酸エチル)。 NMR(CDC13,300MHz) 0、89 (s、18Me) ; 2.93 (s、 
SO2Me) : 5.59 (m、 Hll); 5
,87  (s、H4); 1.1〜3.0 (他のプ
ロトン)1737cm’ (17−ケト)   167
0cm  (共役ケトン)、1632cm[0060] l: 10β−[[2−(ジフルオルメチル)チオ]エ
チル]エストラ−4゜9(11)−ジエン−3,17−
ジオンエ程A:3.17−ビス(エチレンジオキシ)−
10β−(2−メルカプトエチル)エストラ−5,9(
11)−ジエン3gの3,17−ビス(エチレンジオキ
シ)−10β−[2−(アセチルチオ)エチル]エスト
ラ−5,9(11)−ジエン(例3の工程Aで得たジ保
護生成物(I))を150ccのテトラヒドロフランに
溶解してなる溶液に2.3ccの64%ヒドラジンを添
加し、この混合物を一30℃で72時間放置する。 反応媒質を水中に注ぎ、塩化メチレンで抽出し、抽出物
を硫酸マグネシウムで乾燥し、塩化メチレンを蒸発させ
る。 2.65gの所期化合物を得た。Rf=0.36 (シ
クロヘキサン−酢酸エチル(1−1))。この生成物は
そのまま次の工程に使用する。 NMR(CDC13,300MHz) 0.82 (s、18Me): 3.8〜4.0 (ケ
タール):5.49及び5.53 (mSH6及びHl
l) 1635cm″″″1及び1672cm−1(C=C)
工程B:3,17−ビス(エチレンジオキシ)−10β
−[2−(ジフルオルメチルチオ)エチル]エストラ−
5,9(11)−ジエン1gの工程Aで得た化合物を2
0ccの無水テトラヒドロフランに溶解してなる溶液を
0℃に冷却し、322mgのカリウムt−ブトキシドを
一度に添加する。この混合物をこの温度で30分間撹拌
し、フレオン22 (CICHF2)の急速な流れを通
じる。反応混合物を約100ccの塩化アンモニウム飽
和溶液中に注ぎ、有機相をジクロルメタンで抽出する。 有機抽出物を一緒にし、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃
縮する。シリカでクロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エ
チル−シクロヘキサン(2−8))した後、500mg
の所期化合物を得た。 NMR(CDC13,300MHz) 0.82 (s、18Me): 3.86〜4.0 (
ケタール);5.54(エチレン性); 6.76  
(tS 5CHF2、J=56.5Hz)弱い吸収(C
=C) 1615及び1638cm−1多分c−o−c
工程C:10β−[[2−(ジフルオルメチル)チオ]
エチル]エストラ−4゜9(11)−ジエン−3,17
−ジオン90mgの工程Bで得た化合物、lccの3N
塩酸水溶液及び5ccの99%エタノールの混合物を0
℃で10分間、次いで周囲温度で30分間撹拌する。 この混合物を重炭酸ナトリウム飽和溶液中に注ぎ、有機
相をジクロルメタンで抽出する。有機抽出物を一緒にし
、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に濃縮する。61
.7mgの粗生成物を得、これをシリカでクロマトグラ
フィーする(溶離剤:酢酸エチル−シクロヘキサン混合
物(1−1))。46.5mgの所期化合物を得た。 NMR(CDC13,300MHz) 0、66 (s、10Me) : 5 、02 (s、
 H4) ; 6 、 O(t、 CHF2、J=55
.5Hz) 1736cm  (17−ケト):1666及び161
4及び867cm’(エノン);強い吸収1060.1
030 cm−1(CHF  )[00613 例一:10β−[2−(メチルチオ)エチル]エストラ
−1,4,9(11)−トリエン−3,17−ジオン 500mgの例1で得た化合物、830mgのジクロル
ジシアノキノン及び20ccのジオキサンの混合物を1
時間還流させ、次いで周囲温度で一夜撹拌する。この混
合物を濃縮し、シリカでクロマトグラフィーする(溶離
剤:酢酸エチル−シクロヘキサン混合物(3−7)  
次いで(1−1))。所期化合物(Rf=0.43、酢
酸エチル−シクロヘキサン(1−1))を得、これを酢
酸エチルとシクロヘキサンとの溶離剤混合物(2−8)
を使用して再びクロマトグラフィーする。280mgの
純化合物を得た。 NMR(CDC13,300MHz) 0.95  (s、18Me):2.07 (s、SM
e);5.62 (m、Hll);6.19(s、H4
):6.39(dd、H2)ニア、10(d、Hl)1
736cm   (17−ケト)  ;1664cm−
11625cm−11607cm   891cm’(
Δ1,4:3−オン)[0062] N昼:10β−[2−(メチルチオ)エチル]エストラ
−4,6,9,(11)−トリエンー3,17−ジオン 1.15gの例1で得た化合物、4.17ccのオルト
ぎ酸エチル及び30mgのp−)ルエンスルホン酸の混
合物を周囲温度で1時間30分撹拌する。 次いで、5ccのトリエチルアミンを添加し、媒質を約
150ccの酸性炭酸ナトリウム飽和溶液中に注ぐ。塩
化メチレンで抽出した後、有機相を一緒にし、硫酸マグ
ネシウムで乾燥する。2ccのトリエチルアミンを加え
、次いで溶媒を3、蒸発させる。 1.2gの生成物を得、これを56ccのアセトン−水
混合物(95−5)中で1.5gのクロラニルと混合す
る。周囲温度で1時間30分撹拌した後、媒質を150
ccのチオ硫酸ナトリウム飽和溶液中に注ぎ、150c
cの酸性炭酸ナトリウム飽液を加える。周囲温度でさら
に1時間30分撹拌した後、水性相を塩化メチレン、次
いで酢酸エチルで抽出する。有機抽出物を硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、次いで乾固させる。 得られた粗生成物を加圧下にクロマトグラフィーする。 NMR(CDC13,300MHz) 0.96 (s、18Me);2.10 (s、SMe
):2.92 (広イd、H8);5.59 (n、H
ll):5.76 (s、H4);6.22 (AB、
H6及びH7) cm   877cm  (Δ4,6−3−オン)分析
: C21H2602S SS = 342 、5計算
:0%73.64H%7.65S%9.36実測:  
 73.5    7.7    9.2[0063] 9i19:10β−[2−(メチルチオ)エチルロー3
−メチレンエストラ−4,9(11)−ジエン−17−
オン 2.07gの臭化トリフェニルメチルホスホニウム、1
0ccのエーテル及び3.75ccのブチルリチウムの
混合物を周囲温度で20分間撹拌し、0.5gの例1で
得た化合物を10ccのエーテルに溶解してなる溶液を
加える。反応媒質を周囲温度で30分間撹拌し、30c
cの水中に注ぐ。酢酸エチルで抽出した後、有機抽出物
を一緒にし、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を蒸発さ
せる。 得られた粗生成物を加圧下にクロマトグラフィーするこ
とにより精製し、190mgの所期化合物を得た。Rf
=0.37 (シクロヘキサン−酢酸エチル(8−2)
)。 NMR(CDC13,300MHz) 0.86 (s、18Me);2.08 (s、SMe
):4.68 (s)及び473 (S)(CH2=C
)  ;5.47 (n、Hl 1): 5.9 (s
、H4)[0064] 例10:10β−[2−(アセチルチオ)エチルロー3
−メチレンエストラ−49(11)−ジエン−17−オ
ン 195.6mgの臭化トリフェニルメチルホスホニウム
を10ccの無水エチルエーテルに加えてなる懸濁液に
撹拌しながら0.34ccのn−ブチルリチウムを滴下
し、次いでこの混合物を周囲温度で20分間撹拌する。 51mgの例3で得た化合物を5ccの無水エーテルに
溶解してなる溶液をゆっくりと導入する。混合物を周囲
温度で12時間、次いでエーテル還流下に1時間撹拌す
る。粗混合物を約30ccの氷冷水中に注ぎ、有機相を
酢酸エチルで抽出する。有機抽出物を一緒にし、濃縮す
る。酢酸エチル−シクロヘキサン(2−8)の溶離剤混
合物を使用してシリカでクロマトグラフィーして7.3
mgの所期化合物(Rf=O1りを得た。 NMR(CDC13,300MH2) 0.93 (s、18Me);2.31 (s、CH3
−C=);4.68及び472 (CH2C) : 5
.51 (rn、 H11) ;5.89 (H4)[
0065] 例11:10β−[2−(メチルジチオ)エチル]エス
トラ−4,9(11)ジエン−3,17−ジオン エ程A:3,17−ビス(エチレンジオキシ)−10β
−[2−(メチルジチオ)エチル]エストラ−5,9(
11)−ジエン750mgの3.17−ビス(エチレン
ジオキシ)−10β−(2−メルカプトエチル)エスト
ラ−5,9(11)−ジエンを約50ccのテトラヒド
ロフランに溶解してなる混合物に、202mgのカリウ
ムt−ブチラードを0.17ccのメタンチオールスル
ホン酸メチルを加えてなる混合物を一71℃で添加する
生じた混合物を撹拌するとともに温度を周囲温度に2時
間で、次いで一30℃に48時間もたらす。20ccの
塩化アンモニウム水溶液を加え、次いで塩化メチレンで
抽出する。有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥し、溶
媒を蒸発させ、372.6mgの所期化合物を得た。R
f=0゜14(上記と同じ溶離剤)。 NMR(CDC13,400MHz) 0.85  (s、18Me)   2.36  (s
、 ○H3−3−); 3.82  (ケタール);5
.5及び5.53 (H6及びHll):2.52 (
t、5−CH2−CH2) 工程B: 10β−[2−(メチルジチオ)エチル]エ
ストラ−4,9(11)ジエン−3,17−ジオン IQOmgの工程Aで得た化合物、4ccの−r−タノ
ール及び1.2ccの6N塩酸の混合物を周囲温度で1
時間撹拌する。5ccの酸性炭酸ナトリウム飽和溶液を
加え、次いで塩化メチレンで抽出する。有機相を集め、
硫酸マグネシウムで乾燥する。 溶媒を蒸発させ、得られた生成物をクロマトグラフィー
する(溶離剤ニジクロヘキサン−酢酸エチル(1−1)
’)。35mgの黄色油状物を得た。Rf=0゜6(上
記の同じ溶離剤)。 NMR(CDC13,300MHz) 0.90 (18Me):2.38 (s、SMe);
5.54 (Hll):5゜82(H4) 1735cm  (17−ケ))   1655cm’
(共役ケ)ン)   1663−1614 cm−1(
C=C) [0066] 例12 : 10β−[2−(チオシアナト)エチル]
エストラ−4,9(11)−ジエン−3,17−ジオン 前記の例に記載のように実施することによって、所期の
化合物を製造した。 1736cm  (17−’l’))   1671c
m−1(共役ケ)ン)   1633及び1616cm
−1(C=C)  2158cm−1(S−C=N)N
MR(CDC13,250MHz) 0.88 (s、18Me):5.57 (m、Hll
):5.85  (d、H4)[0067] 例13:10β−[2−(メチルチオ)エチル]−1フ
β−ヒドロキシエストラ−4,9(11)−ジエン−3
−オン 2.38gの10β−[2−(メチルチオ)エチル]エ
ストラ−4,9(11)−ジエン−3,17−ジオン(
例1におけるように製造)と600ccのメタノール−
ジクロルメタン混合物(1−1)を含有する溶液を一7
8℃に冷却する。2.34gの水素化はう素ナトリウム
を添加し、−78℃で6時間がきまぜ、150ccのア
セトンを加え、生じた混合物を周囲温度に戻し、部分的
に濃縮し水素化はう素ナトリウムによる処理を再び行い
、さらに6時間撹拌する。さらに150ccのアセトン
を添加した後、減圧下に濃縮を行い、次いで2N塩酸を
用いて酸性化し、ジクロルメタンで抽出する。有機相を
乾燥し、濃縮し、シリカでクロマトグラフィーする(溶
離剤:酢酸エチル−シクロヘキサン3−7)。229m
gの所期化合物を得た。 NMR(CDC13,300MHz )0、75 (s
、 18Me)  ;2.11 (s、 S−Me) 
 ; 5.53 (m、 Hll); 5.79  (
d、H4): 8〜2.7  (m、他のプロトン)3
615cm  (OH)   1665及び1612c
m ’ (工/ン)[0068] 伝ヨ土: 10β−[2−[(2−ヒドロキシエチル)
チオ]エチル]エストラ−4,9(11)−ジエン−3
,17−ジオンエ程A:3,17−ビス(エチレンジオ
キシ)−10β−[2−[(2−ヒドロキシエチル)チ
オ]エチル]エストラ−5,9(11)−ジエン4.2
ccの2−メルカプトエタノールと150ccのジメチ
ルホルムアミドを含有する混合物に6.7gのカリウム
t−ブチラードを周囲温度で導入する。 1時間撹拌し、4gの3,17−ビス(エチレンジオキ
シ)−10β−[2−(アセチルチオ)エチル]エスト
ラ−5,9(11)−ジエン(例1の工程Bにして得た
)を50ccのジメチルホルムアミドに溶解してなる溶
液を添加する。得られた溶液を2時間撹拌し、ジメチル
ホルムアミドを減圧下に除去し、反応混合物を酢酸エチ
ル−水混合物(31)中に注ぐ。有機相をデカンテーシ
ョンし、乾燥し、溶媒を減圧下に除去する。2.4gの
所期化合物を得た。 NMR(CDC13,250MHz) 0.82 (s、18Me): 3.8〜4 (ケター
ル):5.52(エチレン):2.70 (t)2H及
び3.68 (t)2H(S−CH−CH2)工程B:
10β−[2−[(2−ヒドロキシエチル)チオ]エチ
ル]エストラ−4,9(11)−ジエン−3,17−ジ
オン1gの工程Aで得た化合物を50ccのメタノール
及び5ccの6N塩酸中で周囲温度で1時間撹拌し、溶
媒を蒸発させ、残留物を水、重炭酸ナトリウム及び酢酸
エチルの混合物で溶解する。デカンテーションした後、
有機相を乾燥する。 シリカでクロマトグラフィー(溶離剤ニジクロヘキサン
−酢酸エチル4O−60)した後、0.8gの所期化合
物を得た。 lR 3618cm’(CH);1736及び1665cm−
1(ケトン及び共役ケトン)  1634及び1613
cm−1(エチレン)NMR(CDC13,300MH
z) 0.81  (s、18Me): 5.49及び5.7
5(c−チレン);2.65 (t)2H及び3.66
 (t)2H(−3CH2CH2)[0069] 例15 : 10β−[2−[(2−クロルエチル)チ
オ]エチル]エストラ−4゜9(11)−ジエン−3,
17−ジオン553mgの例14で得た化合物を50c
cの塩化メチレン中で0.13ccの塩化メシル及び0
.23ccのトリエチルアミンとともに周囲温度で2時
間かきまぜる。反応媒質を水洗し、有機相を分離し、乾
燥し、溶媒を蒸発させ、残留物をシリカでクロマトグラ
フィーする(溶離剤ニジキロヘキサン−酢酸エチル7−
3)。160mgの所期化合物を得た。 R 1634及び1614cm−1(エチレン);1736
及び1666cm’(カルボニル) NMR(CDC13,300MHz) 0.88 (s、18Me);5.56 (m):5.
82 (d) エチレン;2゜85(dd)及び3.6
1 (t)2H(−3−CH2CH2)[0070] 例16:10β−[2−[(2,4−ジニトロフェニル
)ジチオ]エチル]エストラ−4,9(11)−ジエン
−3,17−ジオンエ程A:3.17−ビス(エチレン
ジオキシ)−10β−[2−[(2,4−ジニトロフェ
ニル)ジチオ]エチル]エストラ−4,9(11)−ジ
エン416mgの3.17−ビス(エチレンジオキシ)
−10β−(2−ジフルオルメチルチオ)エチル]エス
トラ−5,9(11)−ジエン及び81μmのピリジン
を15ccの塩化メチレンと不活性雰囲気中で混合し、
次いで235mgの塩化2.4−ジニトロベンゼンスル
フェニルを5ccの塩化メチレンに溶解してなる溶液を
添加する。30分間撹拌した後、反応混合物を100c
cの水と100ccの酢酸エチル中に注ぐ。有機相を分
離し、乾燥し、溶媒を減圧下に蒸発させ、残留物をシリ
カでクロマトグラフィーする(溶離剤ニジクロヘキサン
−酢酸エチル)。500mgの所期化合物を得た。 R 1594及び1526cm’(F)(芳香族及びニトロ
)NMR(CDC13,300MHz) 0.6 (s、18Me):5.46 (d)   5
.53 (d)(エチレン);38〜4(ケタール);
8.47 (s)2H及び9.11 (s)LH(7エ
=ル工程B:10β−[2−[(2,4−ジニトロフェ
ニル)ジチオ]エチル]エストラ−4,9(11)ジエ
ン−3,17−ジオン1.25gの工程Aに記載のよう
にして得た化合物と10ccの6N塩酸を150ccの
メタノール中で不活性雰囲気中で混合する。溶解した後
、溶媒を蒸発させ、残留物を水−水一重炭酸ナトリウム
ー酢酸エチル混合物で溶解し、有機相をデカンテーショ
ンし、乾燥し、溶媒を減圧下に除去し、残留物をシリカ
でクロマトグラフィーする(溶離剤:塩化メチレン−エ
ーテル100−0及び9O−10)。1gの所期化合物
を集めた。 R 1595(s)  1528cm−1(F)(芳香族及
びニドo);1737及び1668cm  (カルボニ
ル):1638及び1613cm’(エチレン)NMR
(CDC13,300MHz) 0.63 (s、18Me);5.51 (m)  5
.82 (s)(エチレン);8.48 (s)2H及
び9.10 (s)2H(7エ=ル)  :1. 1〜
2.8 (他のプロトン) [0071] 例17 : 10β−[2−(エチニルチオ)エチル]
エストラ−4,9(11)ジエン−3,17−ジオン 265mgの例16で得た化合物を50ccのテトラヒ
ドロフラン中で不活性、雰囲気下に一78℃に冷却し、
次いで1ccの臭化ビニルマグネシウムをゆっくりと添
加する。この混合物を一78℃で1時間撹拌し、次いで
周囲温度に戻す。 30分間撹拌し続けた後、塩化アンモニウム飽和水溶液
を加え、テトラヒドロフランを減圧下に除去し、酢酸エ
チルで抽出する。有機相を分離し、乾燥し、溶媒を減圧
下に除去し、残留物をイソプロピルエーテルから結晶化
する。40m′gの所期化合物を集めた。 R 1736cm’(カルボニル)  1736cm−1(
Δ4−3−オン) 1585及び956cm’(チオビ
ニル) NMR(CDC13,300MHz) 0.88 (s、18Me): 5.59 (m)及び
5.82 (d)(エチレン);5.12 (d=16
.5Hz)及び5.23 (d、J=10)(CH2−
CH−3);6.29 (dd、J=10及び16.5
)(S−CH−CH2);1゜1〜2.7 (他のプロ
トン) [0072] 例18:10β−[2−(メチルチオ)エチル]エスト
ラ]−4,9(11)−ジエン−3,17−ジオンジオ
キシム 200mgの例1の工程Cで得た化合物を10ccの塩
化メチレン及び40mgの塩化アンモニウムを少量の硫
酸マグネシウムの存在下に周囲温度で混合する。0.0
8ccのトリエチルアミンを滴下し、次いで30分間撹
拌し、1時間半加熱還流し、次いで周囲温度で48時間
撹拌し続ける。反応媒質をセライトでろ過し、クロマト
グラフィー(溶離剤ニジクロヘキサン−酢酸エチル8−
2)により精製する。145mgの粗生成物を得、これ
をエーテルより結晶化し、46゜5mgの所期化合物を
得な。 I R(CHC13) m−1(C=N) NMR(CDCI   300MHz)3ゝ 0.91 (s、18Me);2.08 (s、SMe
):5.50 (m、Hll):5.80 (s、H4
(E))ニア、54及び7.78 (OH)[0073
] 信よ旦:10β−[2−(フェニルチオ)エチル]エス
トラ−4,9(11)−ジエン−3,17−ジオン エ程A:3.17−ビス(エチレンジオキシ)−10β
−[2−(フェニルチオ)エチル]エストラ−4,9(
11)−ジエン0.510mgのナトリウムを40cc
のテトラヒドロフラン及び5.6ccのチオフェノール
中で周囲温度で混合することによりナトリウムチオフェ
ニルオキシドを調製する。12時間撹拌した後、沈殿を
ろ過し、ペンタンで洗い、次いで減圧乾燥する。300
mgの例1の工程Bで製造した化合物を20ccのジメ
チルホルムアミドと混合し、165mgのナトリウムチ
オフェニルオキシドを添加し、周囲温度で24時間撹拌
する。5滴の15−クラウン−5を添加し、次いで2時
間撹拌し、溶媒を減圧下に除去する。シリカでクロマト
グラフィー(溶離剤:ヘキサンー酢酸エチル8−2)し
た後、281mgの所期化合物を得た。 NMR(CDC13,300MHz) 0.80 (s、18Me): 3.85〜3.98 
(ケタール):5.57 (mH6及びHll)ニア、
14〜7.33 (S−C6H5): 1.25〜2.
90 (他のプロトン) 工程B: ioβ−[2−(フェニルチオ)エチル]エ
ストラ−4,9(11)−ジエン−3,17−ジオン 260mgの工程Aで得た化合物と20ccのエタノー
ル及び2cc6N塩酸との混合物を周囲温度で1時間撹
拌する。酸性炭酸ナトリウム飽和溶液で加水分解を行い
、次いで塩化メチレンで、抽出する。有機抽出物を一緒
にし、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を蒸発させ、
得られた生成物をクロマトグラフィーする(溶離剤ニジ
クロヘキサン−酢酸エチル8−2)。121mgの所期
化合物を得これをエーテルから結晶化する。Rf=0.
55 (溶離剤ニジクロヘキサン−酢酸エチル1−1)
。 NMR(CDC13,300MHz) 0.84 (18Me):2.38 (s、SMe);
5.57 (Hll);5゜特開平4−120091 
(5g) 78 (H4)ニア、20〜7.40(フェニル)17
36cm−1(17−ケ)); 1665cm ’ (
共役ケ):/):1630.1612.1577及び1
477cm−1(C=C+芳香族)[0074] 例20:10β−[2−(2−プロペニルチオ)エチル
]エストラ−4,9(11)−ジエン−3,17−ジオ
ン エ程A:3,17−ビス(エチレンジオキシ)−10β
−[2−(2−プロペニルチオ)エチル]エストラ−4
,9(11)−ジエン120mgのナトリウム及び0.
36ccのアリルメルカプタン、1.gの例1の工程B
で得たメシレート、20ccのジメチルホルムアミド及
び0.44ccの15−7ラウンー5より出発して例1
9の工程Aにおけるように実施する。282mgの所期
化合物を得た。 NMR(CDC13,300MHz) o、 83 (s 、 18Me) : 3 、11 
(rn、 S  CH2C=) : 3 、8〜40(
ケタール)  ;5 、 05〜5 、 20 (rn
、 CH2=)  : 5. 51  (rn、 H6
及びHl 1); 5.77 (m、CH=)工程B 
二10β−[2−(2−プロペニルチオ1)−ジエン−
3,17−ジオン 300mgの工程へのようにして得た化合物および5c
cの6N塩酸より出発して、例19の工程Bにおけるよ
うに実施する。230mgの粗生成物を得、これをペン
タンより結晶化する。 1736cm  (17ーケ))   1665cm’
(共役ケ):/)   1634及び1613cm  
(C=C)  921cm  (CH=CH2)NMR
(CDC13、300MHz) 0、88 (s,18Me); 3.13 (dd,J
=1及び7、S−CH2−C=) ;5. 0 5  
5. 1 1 (CH2 =CH) : 5. 5 4
 (rn, H 1 1 ) : 5. 73(rn,
 CH2 =CH) ; 5 、 8 1 (H 4 
)工程Aで得た3、17−ビス(エチレンジオキシ)−
10β−[2−(2−プロペニルチオ)エチル]エスト
ラ−4,9(11)−ジエンは、次のように得ることも
できる。 400mgの例6の工程Aにおけるように得た化合物を
10ccのテトラヒドロフランに溶解し、129mgの
カリウムt−ブチラードを加え、周囲温度で40分間か
きまぜ、0.16ccの臭化アリルを加え、全体をさら
に30分間かきまぜ続ける。次に、塩化アンモニウム飽
和水溶液を加え、塩化メチレンで抽出し、抽出物を乾燥
し、溶媒を蒸発させる。クロマトグラフィー(溶離剤ニ
ジクロヘキサン−酢酸エチル8−2)I、た後、325
mgの所期化合物を得た。 NMR(CDC13,300MHz) 0 、82 (s 、 18Me) ”、、 3 、1
1 (d、 S  CH2C=) ;3 、8〜4(ケ
タール)  ”、 5 、0〜5 、 15 (CH2
=CH)  : 5 、 50 (rn、 H6及びH
l 1 ) : 5 、76 (ITI、 CH2=C
H)[0075] 例21 : 10β−[2−(エチニルチオ)エチル]
エストラ−4,9(11)ジエン−3,17−ジオン 工程A:10β−[2−()リメチルシリルプロピニル
チオ)エチル]エストラ−4,9(11)−ジエン−3
,17−ジオン0.14ccのトリメチルシリルアセチ
レンを60ccのテトラヒドロフランに溶解してなる溶
液を不活性雰囲気中で一78℃に冷却し、0.91cc
のn−ブチルリチウムを加える。混合物を15分間かき
まぜ、次いで一78℃において528mgのジスルフィ
ド(例15の工程Bで得た)を同一温度に冷却した20
ccのテトラヒドロフランに溶解してなる溶液中に注ぐ
。生じた混合物を1時間かきまぜ、塩化アンモニウム飽
和水溶液で溶解し、溶媒を減圧下に除去し、酢酸エチル
で抽出する。有機相を乾燥し、溶媒を蒸発させ、残留物
をシリカでクロマトグラフィーする(溶離剤:塩化メチ
レン−エーテル9O−10)。180mgの所期化合物
を集めた。 R 2029cm’(7セチレン)  1636及び161
6 cm−1(エチレン)1736及び1666cm−
1(カルボニル)工程B:10β−[2−(エチニルチ
オ)エチル]エストラ−4,9(11)ジエン−3,1
7−ジオン 110mgの上で得た化合物と0.3ccのぶつ化テト
ラブチルアンモニウムを20ccのテトラヒドロフラン
中で不活性雰囲気下に周囲温度で混合する。15分間撹
拌した後に、反応媒質を水で溶解し、酢酸エチルで抽出
し、有機相を分離し、乾燥し、溶媒を蒸発させる。残留
物をシリカでクロマトグラフィー(溶離剤ニジクロヘキ
サン−酢酸エチル7−3)l、た後、60mgの所期化
合物を得た。Mp=174℃。 R 3301cm  (7セチレン):1667及び161
4 cm−1(工/ ン)  : 1736cm’(ケ
トン) NMR(CDC13,300MHz) 0.88  (s、18Me);5.57  (t) 
  5.83  (d)  (ジエン);280 (s
、アセチレン) [0076] 例22 : 10β−[2−(フルオルメチルチオ)エ
チル]エストラ−4,9(11)−ジエン−3,17−
ジオン 482mgの例4で得た化合物を1.34ccのクロロ
ホルムに溶解し、128mgのよう化亜鉛を加え、次い
で431mgの三ふっ化ジエチルアミノスルフィドを添
加する。混合物を周囲温度で3時間撹拌し、次いで50
℃で1時間加熱する。減圧下に濃縮した後、残留物をシ
リカでクロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル−シク
ロヘキサン)し、エーテルより結晶化した後、144m
gの所期化合物を得た。 1735cm  (17−ケト):1667及び161
4cm−1(エノン)NMR(CDCI   300M
Hz)3゛ 0、88 (s、 18Me) :5.58 (m、 
Hll) :5.82 (d、 H4):5 、49 
(d、 J HF =53 Hz 、 S CH2F)
[0077] 例23 : 10β−[2−フエニルジチオ)エチル]
エストラ−4,9(11)ジエン−3,17−ジオン エ程A:3,17−ビス(エチレンジオキシ)−10β
−[2−(フエニルジチオ)エチル]エストラ−4,9
(11)−ジエン617mgの例16におけるように得
た化合物と400mgのナトリウムチオフエナートを8
0ccのテトラヒドロフラン中で不活性雰囲気下に周囲
温度で混合する。この混合物を1時間撹拌し、塩化アン
モニウム飽和水溶液で溶解し、テトラヒドロフランを減
圧下に除去し、酢酸エチルで抽出する。有機相を濃縮し
、残留物をシリカでクロマトグラフィーする(溶離剤ニ
ジクロヘキサン−酢酸エチル75−25)。270mg
の所期化合物を得た。 R 1581及び1477cm’(チオフェノール)NMR
(CDCl2.300MHz) 0、7 (s、  18Me)  : 3.8〜4 (
ケタール):5.45及び5.50(ジエン)ニア、1
5〜7.35  (3H);7.50 (2H)(フェ
ニル)工程B:10β−[2−(フエニルジチオ)エチ
ル]エストラ−4,9(11)−ジエン−3,17−ジ
オン 270mgの工程Aで得た化合物、5ccの6N塩酸及
び50ccのメタノールを使用して例19の工程Bにお
けるように実施し、105mgの所期化合物を得た。 R 1630,1612,1580及び1477cm−1(
芳香族及びエチレン)〜1 1736及び1665cm  (カルボニル)NMR(
CDCl2.300MHz) 0.69  (s、18Me):5.48  (m);
5.78  (d)  (ジエン);723 (m) 
 7.32 (tm)  7.50 (dm)(フェニ
ル)[0078] 例24:10β−[2−(シクロプロピルチオ)エチル
]エストラ−4,9(11)−ジエン−3,17−ジオ
ン エ程A:3,17=ビス(エチレンジオキシ)−10β
−[2−(シクロプロピルチオ)エチル]エストラ−4
,9(11)−ジエン0.36ccのブロムシクロプロ
パン、0.65ccのt−ブチルリチウム、617mg
の例16におけるように製造した化合物及び30ccの
テトラヒドロフランより出発して例21におけるように
実施する。粗生成物をシリカでクロマトグラフィー(溶
離剤ニジクロヘキサン−塩化メチレン−エーテル5O−
50−5)した後、170mgの所期化合物を得た。 コl: 10 β−[2−(シクロプロピルチオ)エチ
ル]エストラ−4,9(11)−ジエン−3,17−ジ
オン 170mgの工程Aで得た化合物、3ccの6N塩酸及
び30ccのメタノールを使用して例19の工程Bにお
けるように実施し、75mgの所期化合物を得な。 R 1786及び1665cm’(カルボニル);1633
及び1613cm−1(エチレン) NMR(CDC13,300MHz) 0.90  (s、18Me);5.56  (m) 
  5.81  (s)  (ジエン);053 (m
)  0.84 、(m)(シクロプロピル):1.1
〜2.7(他のプロトン) [0079] 例25 : 10β−[2−[[(メチルチオ)メチル
]チオ]エチル]エストラ−4,9(11)−ジエン−
3,17−ジオンエ程A:3.17−ビス(エチレンジ
オキシ)−10β−[2−[[<メチルチオ)メチル]
チオ]エチル]エストラ−4,9(11)−ジエン1g
の例6の工程Aにおけるように得た化合物、322mg
のカリウムt−ブチラード及び0.4ccのメチルクロ
ルメチルスルフィドより出発して例20の工程A(第二
方法)におけるように実施する。850mgの所期化合
物を得た。 1尺(CHCL3) 1752cm−1(17−ケ))   1670及び1
634 c m−m−1(C=C)N (CDCI  
、1滴の05D5N、300MHz )0.85 (s
、18Me):2.13 (s、SMe):3.62 
(s、S−CH2−3)  ; 3. 8〜4 (ケタ
ール); 5,53 (m、H6及びHll)工程B:
10β−[2−[[<メチルチオ)メチル]チオ]エチ
ル]エストラ−4,9(11)−ジエン−3,17−ジ
オン350mgの工程Aで得た化合物、6ccの6N塩
酸及び12ccのエタノールを使用して例19の工程B
におけるように実施する。270mgの所期化合物を得
た。 1736cm  (17−ケト)  1664及び16
13cm’(Δ4−3−オン) NMR(CDC13,25−OMHz)0、91 (s
、 18Me) :2.18 (s、 S−CH2−3
) : 5.58 (mHll): 5.82  (d
、H4)[0080] 例26 : 10β−[2−(メチルチオ)エチル]エ
ストラ−4,9(11)−ジエン−3β、17β−ジオ
ール及び3α、17β−ジオール異性体1gの例1の工
程Cで得た化合物、110mgの水素化アルミニウムリ
チウムを25ccのテトラヒドロフランに溶解したもの
より出発して例17におけるように実施し、24時間撹
拌し続ける。塩化メチレンで抽出された後、溶媒を減圧
下に除去し、残留物をクロマトグラフィーする(溶離剤
ニジクロヘキサン−酢酸エチル1−1)。401mgの
3β、17β−異性体と281mgの3α、17β−異
性体とを得、エーテルから結晶化する。 3β、17β−ジオール異性体 ■R(CHc13) ケトンの不存在、3611cm’(強いOH)NMR(
CDC13) 0.72 (s、18Me):2.09 (s、SMe
):3.73 (t、H17); 4.18 (m、H
3): 5.39 (m、H4及びHll)3α、17
β−ジオ−・ル異性体 ケトンノ不存在、3608cm−1(強い○H)NMR
(CDC13) 0.72 (s、18Me):3.73 (t、H17
α):4.11 (m、H3)  ; 5.48 (m
、 H4及びHll)[0081] 例27:ブタン二酸10β−[2−(メチルチオ)エチ
ル]−3−オキソエストラ−4,9(11)−ジエン−
17β−イルナトリウム704mgの例13で得た化合
物を不活性雰囲気下に周囲温度で10ccのクロロホル
ムに溶解し、814mgのこはく酸を加え、次いで2.
8ccのトリエチルアミンを滴下し、最後に198mg
のジメチルアミノピリジンを加える。周囲温度で12時
間撹拌した後、100ccの2N塩酸を加え、クロロホ
ルムで抽出し、抽出物を乾燥し、溶媒を除去する。28
0mgの生成物を酸の形で得、これをlccのエタノー
ルに溶解し、lccの水、次いで34.5mgの重炭酸
ナトリウムを添加する。周囲温度で2時間撹拌した後、
溶媒を減圧下に除去し、残留物を10ccの水で溶解し
、セライトでろ過し、凍結乾燥する。199mgの所期
化合物を集めた。 1720cm  (17−ケ)); 1666cm ’
 (共役ケ):/):1611及び1587cm−1(
C=C及びco○)NMR(CDCI  、300MH
z)0、75 (s、 18Me)  ;2.09 (
s、 SMe)  ;4.62 (t、 H17);5
.46 (Hll);5.79 (H4)[0082] 例28:10β−[2−(メチルチオチ)エチル−16
α−メチルエストラ−49(11)−ジエン−3,17
−ジオン1.1gの例1の工程Cで得た化合物を不活性
雰囲気下に30ccのテトラヒドロフランに溶解し、こ
の溶液を一78℃に冷却し、3.52ccの1Mリチウ
ムへキサメチルジシリルアミドテトラヒドロフラン溶液
を添加する。20分間撹拌した後、0.2ccのよう化
メチルを加え、混合物を周囲温度に戻す。シリカでクロ
マトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル−シクロヘキサン
3−7)Lな後、590mgの所期化合物を得た。 NMR(CDC13,300MHz) 0、91 (s、 18Me) ;1.12 (d、 
CH3−CH) ;2.1 (s、 SMe):5.5
4 (Hll): 5.81  (H4)[0083] 例29ニアα−[(4−アミノフェニル)チオ][2−
(メチルチオ)エチル]エストラ−4,9(11)−ジ
エン−3,17−ジオン470mgの例8におけるよう
に得な化合物を10ccのテトラヒドロフランに溶解し
てなる溶液に1.2gの4−アミノチオフェノール及び
23mgのナトリウムを添加し、混合物を周囲温度で1
2時間撹拌し続ける。反応媒質を30ccの塩化アンモ
ニウム飽和水溶液中に注ぎ、塩化メチレンで抽出する。 有機相を分離し、乾燥し、溶媒を減圧下に除去する。シ
リカでクロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル−シク
ロヘキサン1−1)l、、た後、174mgの所期化合
物を得た。 〜1 1620.1595及び1495cm  (C=C芳香
族N H2d e f )N M R(CD Cl 3
.300MHz)0.88 (s、18Me);2.5
 (s、SMe):5.68 (m、Hll): 5.
77 (s、H4); 6.6〜6.8及び7.0〜7
. 4 (m、芳香族);3.91.3.65及び3.
46 (m、H7+他の吸収)  : 0.8〜3 (
m、他のプロトン) [0084] 例30:10β−[2−(メチルジチオ)エチル]エス
トラ−4,9(11)ジエン−3,17−ジオン 工程A:3,17−ビス(エチレンジオキシ)−10β
−[2−(メチルジチオ)エチル]エストラ−4,9(
11)−ジエン625mgの例16で得た化合物と30
0mgのナトリウムチオメトキシドを50ccのテトラ
ヒドロフラン中で0℃で混合することによって例23の
工程Aに記載のように実施する。227mgの所期化合
物を得た。 IRスペクトルは例11の工程Aで得たものと同一であ
る。 工程B:10β−[2−(メチルジチオ)エチル]エス
トラ−4,9(11)−ジエン−3,17−ジオン 100mgの工程Aで得た化合物を4ccのエタノール
に溶解したものと1゜2ccの6N塩酸を使用して例1
9の工程Bにおけるように実施する。例11の化合物と
同一の35mgの所期化合物を得た。 R 1735cm  (17−ケ))   1655cm’
(共役ケ)ン)   1633及び1614 cm−1
(C=C) NMR(CDC13,250MHz) 0.90 (s、18Me):2.38 (s、SMe
):5.56 (m、Hll);5.83 (d、H4
) [0085] 例31 : 10β−[2−(メチルチオ)エチル]エ
ストラ−9(11)−エン−3,17−ジオン ー78℃で136mgの粉末状リチウムを70ccの液
体アンモニアに導入し、次いで500mgの例1におけ
るようにして得た化合物を添加し、この混合物を一78
℃で3時間半撹拌する。アンモニアを周囲温度で蒸発さ
せ、塩化アンモニウム飽和水溶液を加え、酢酸エチルで
抽出する。抽出物を加圧下にクロマトグラフィー(溶離
剤ニジクロヘキサン−酢酸エチル8−2、次いで6−4
)L、138.5mgの所期化合物を回収した。 Δ4−3−オンの不存在、1734cm’(17位のケ
トン)   1710cm−1(3位のケトン) NMR(CDC13,300MHz) 0.86 (s、 18Me) :2.13 (s、 
SMe) ;5.42 (m、 Hll[0086] 例32 : 10β−[2−(メチルチオ)エチル]エ
ストラ]−5β−エストラ−9(11)−エン−3,1
7−ジオン 400mgの例1で得た化合物を8ccのメチルエチル
ピリジンを500mgの10%パラジウム担持硫酸バリ
ウムの存在下に1200ミリバールの存在下に2時間水
素化する。ろ過した後、200ccの塩化メチレンと1
00ccの濃塩酸を200ccの水に溶解したものとを
ろ液に添加する。有機相を分離し、乾燥し、溶媒を減圧
下に25℃で除去し、残留物をシリカでクロマトグラフ
ィー(溶離剤:酢酸エチル−シクロヘキサン3−7)L
、300mgの粗生成物を得、これをエーテルから結晶
化し、130mgの所期化合物を集めた。Mp=70℃
。 NMR(CDC13,300MHz) 0.86 (s、18Me);2.10 (s、SMe
):5.60 (m、Hll[0087] 例33:プロパン酸10β−[2−(メチルチオ)エチ
ル]−3−オキソエストラ−4,9(11)−ジエン−
17β−イル500mgの例13で得た化合物を5cc
のジクロルメタン中で不活性雰囲気下に約O℃に冷却し
、500μmのトリエチルアミンを添加し、次いで25
0μmの塩化プロピオニルを滴下する。1時間撹拌した
後、50ccの塩化アンモニウム飽和水溶液を添加し、
ジクロルメタンで抽出し、溶媒を減圧下に除去し、残留
物をシリカでクロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル
−シクロヘキサン3−7)し、48omgの所期化合物
を回収した。 NMR(CDC13,300MHz) 0.79 (s、18Me); 1.15及び2.34
 (を及びq、C0CH2CH5) ;2.10(s、
 SMe) ;4.72 (t、H17) :5.49
 (m、 Hll):5.79 (d、H4) [0088] 例34:ヘキサン酸10β−[2−(メチルチオ)エチ
ル]−3−オキソエストラ−4,9(11)−ジエン−
17β−イル350mgの例13で得た化合物、154
μmのトリエチルアミン及び154μmの塩化カプロイ
ルを使用して例33におけるように実施する。280m
gの所期化合物を得た。 NMR(CDC13,300MHz) o、 79 (s 、 1 SMe)  : o、 9
1 (CHCH2弱)  : 1.34 (m。 CH2) ; 2.10 (s 、 SMe) : 2
 、31 (t 、 COCH2) : 4 、70 
(m、H17);5.49 (m、Hll): 5.7
9 (d、H4)[0089] 例35 : 10β−[2−(2−プロピニルチオ)エ
チル]エストラ−4,9(11)−ジエン−3,17−
ジオン エ程A:3.17−ビス(エチレンジオキシ)−10β
−[2−(2−プロピニルチオ)エチル]エストラ−4
,9(11)−ジエン800mgの例6の工程りで得た
化合物を4ccのテトラヒドロフラン中で039ccの
テトラメチルエチレンジアミンの存在下に一78℃に冷
却する。225ccのブチルリチウムを添加し、次いで
30分間撹拌し、0.2ccの臭化プロピニルを添加し
、次いで一78℃で1時間半撹拌し、塩化アンモニウム
飽和水溶液を添加し、塩化メチレンで抽出し、抽出物を
乾燥し、溶媒を減圧下に除去する。シリカでクロマトグ
ラフィー(溶離剤ニジクロヘキサン−酢酸エチル8−2
)することにより精製した後、462mgの所期化合物
を回収した。 ■R(CFCl2) 3307及び2105cm−1(−C=CH)工程B:
10β−[2−(2−プロピニルチオ)エチル]エスト
ラ−4,9(11)−ジエン−3,17−ジオン 460mgの工程Aで得た化合物を10ccのエタノー
ルに溶解したものと2CCの6N塩酸を使用して例19
の工程Bにおけるように実施する。265mgの所期化
合物を得た。 3307cm−1(−C=CH)   1735cm−
1(17−ケト)   1665cm−1(共役ケトン
)   1630及び1608cm ’ (C=C)N
MR(CDC13,300MHz) 0.90 (s、18Me);2.23 (t、J=2
.5.C=CH):3.26 (rn、 S  CH2
C=) ;5 、58 (rn、 H11) ;5 、
82 (a、 H4)[0090] 例36 :17−メチレン−10β−[2−(メチルチ
オ)エチル]エストラ−49(11)−ジエン−3−オ
ン 工程A:3−エトキシー17−メチレン−10β−[2
−(メチルチオ)エチル]エストラ−4,9(11)−
ジエン 3gの例1で得た化合物を9ccのエタノールに溶解し
たものに不活性雰囲気下に6.5ccのオルトぎ酸エチ
ルを添加する。混合物を70℃に加熱し、4mgのp−
)ルエンスルホン酸をIOCのエタノールに溶解してな
る溶液を添加し、次いで数分間撹拌し、次いで500μ
mのトリニルアミンを添加する。冷却した後、100c
cの塩化メチレンを添加し、生じた混合物を塩化アンモ
ニウム飽和水溶液で洗浄し、有機相を乾燥し、溶媒を減
圧下に除去し、シリカでクロマトグラフィー(溶離剤ニ
ジクロヘキサン−酢酸エチル9−1と1%のトリエチル
アミン)した後、2.6gの所期化合物を得た。これは
そのまま次の工程に使用する。 工程B:17−メチレン−10β−[2−(メチルチオ
)エチル]エストラ−49(11)−ジエン−3−オン 不活性雰囲気下に1.5gの臭化トリフェニルメチルホ
スホニウムを50ccのジオキサンと混合し、227m
gのナトリウムメトキシドを添加する。周囲温度で1時
間半撹拌した後、500mgの工程Aで得た化合物を2
ccのジオキサンに溶解したものをゆっくりと添加し、
生じた混合物を70℃で3時間加熱する・100ccの
重炭酸ナトリウム飽和水溶液を添加し、塩化メチレンで
抽出し、抽出物を乾燥し、溶媒を減圧下に除去する。5
0ccの2N塩酸及び50ccのエタノールを添加し、
次いで1時間撹拌し、か性ソーダで中和し、塩化メチレ
ンで抽出する。抽出物を乾燥し、溶媒を減圧下に除去す
る。830mgの粗生成物を集め、これをシリカでクロ
マトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル−シクロヘキサン
3−7)することによって精製する。320mgの所期
化合物を得た。 R 17位ノケトンノ不存在、1663cm’(共役ケトン
)  1632及び1612cm−1(C=C) NMR(CDC13,300MHz) 0.80 (s、18Me); 2.10(s、SMe
); 4.70及び4.74(m及びrn、 C=CH
2)  ;5 、 56 (rn、 H11)  ;5
 、 80 (s 、 H4)[0091] 例37:17β−ヒドロキシ−17α−メチル−10β
−[2−(メチルチオ)エチル]エストラ−4,9(1
1)−ジエン−3−オン300mgの例36の工程Aで
得た化合物を不活性雰囲気下に10ccのテトラヒドロ
フランと混合し、混合物を一78℃に冷却する。lcc
のメチルリチウムエーテル溶液(1,6M)を加え、生
じた混合物を周囲温度に戻し、16時間撹拌し続ける。 50ccの2N塩酸を加え、2時間撹拌し、次いでか性
ソーダで中和した後、塩化メチレンで抽出する。有機相
を乾燥し、溶媒を蒸発させ、残留物をシリカでクロマト
グラフィー(溶離剤ニジクロヘキサン−酢酸エチル7−
3)し、100mgの所期化合物を得、これをエーテル
から再結晶する。 NMR(CDC13,300MHz) 0.85 (s、18Me);1.23 (s、17α
Me);2.10 (s、SMe):5.56 (m、
Hll): 5.79 (s、H4)[0092] 例38:10β−[2−(メチルチオ)エチル]スピロ
(エストラ−4,6,9(11)−)ツエン−1フβ、
2α−オキシラン)−3−オン480mgの水素化ナト
リウムを10ccのジメチルスルホキシド中で50℃に
1時間加熱する。10ccのテトラヒドロフランを添加
し、次いで0℃に冷却し、2.04gのよう化トリメチ
ルスルホニウムを添加し、全体を20分間撹拌する。次
いで、300mgの例36の工程Aで得た化合物を5c
cのテトラヒドロフランに溶解したものを添加する。こ
の混合物を周囲温度に戻し、3時間撹拌し続ける。重炭
酸ナトリウム飽和溶液を添加し、塩化メチレンで抽出し
、抽出物を乾燥し、溶媒を25℃で減圧下に除去し、残
留物をシリカでクロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチ
ル−シクロヘキサン3−7)L、380mgの中間体化
合物(17位のエポキシ官能基及びエノールエーテルの
形で保護された3−ケト官能基を含有する)を得た。4
50mgの上で得た化合物を7ccのアセトンと350
μmの水中で10分間撹拌する。640mgのクロラニ
ルを添加し、周囲温度で16時間撹拌し続け、100c
cの2Nか性ソーダを添加し、30分間撹拌し、次いで
ろ過し、塩化メチレンで抽出する。抽出物を乾燥し、溶
媒を25℃で減圧下に除去し、410mgの残留物を回
収した。クロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル−シ
クロヘキサン3−7、次いで2−8)した後、110m
gの所期化合物を得た。 ■R(CHC13) 1660.1622.1583及び877cm’(Δ4
. 6. 3−オン);855及び917 cm−1(
多分エポキシド)NMR(CDC13,300MHz) 0.95 (s、18Me):2.10 (s、SMe
);2.69及び2.93(d、J=5  CH2Oエ
ポキシド):2.83 (大きいH8): 5.83 
(mHll): 5.74 (s、H4): 6.18
 (H6及びHll)[0093] 例39:17−(フルオルメチレン)−10β−[2−
(メチルチオ)エチル]°エストラ−4,9(11)−
ジエン−3−オン3.2gのテトラフルオロはう酸フル
オルメチルトリフェニルホスホニウムを15ccのテト
ラヒドロフラン中で一78℃に冷却し、次いで7ccの
ブチルリチウム(1,2M)を滴下し、45分間撹拌す
る。750mgの例36の工程Aにおけるようにして得
た化合物を5ccのテトラヒドロフランに溶解してなる
溶液を添加し、−78℃で3時間、−20℃で16時間
撹拌する。反応媒質を100ccの重炭酸ナトリウム飽
和水溶液中に注ぎ、次いで塩化メチレンで抽出し、抽出
物を乾燥し、溶媒を周囲温度に減圧下に除去し、3.5
5gの中間体化合物を得た。この化合物を100ccの
2N塩酸溶液及び100ccのエタノールで溶解し、次
いで1時間撹拌し、か性ソーダで中和した後、塩化メチ
レンで抽出する。有機相を乾燥し、溶媒を減圧下に除去
し、残留物をシリカでクロマトグラフィー(溶離剤:酢
酸エチル−シクロヘキサン3−7)L、140mgの所
期化合物を得た。 NMR(CDC13,300MHz)  2個の異性体
の混合物(50−50)0.85 (d)  0.91
 (s、18Me);2.10及び2.09 (s、S
Me):5.53  (m、Hll):5.80  (
s、H4):6.10  (d、t。 J=85.H3,他のエチレン) [0094] 例40:3−(フルオルメチレン) −10β−[2−
(メチルチオ)エチル]エストラ−4,9(11)−ジ
エン−17−オン及び3,17−ビス(フルオルメチレ
ン)−10β−[2−(メチルチオ)エチル]エストラ
−4,9(11)−ジエン 出発物質として、5.55gのテトラフルオロはう酸フ
ルオルメチルトリフェニルホスホニウム、12.1ic
eのブチルリチウム(1,2M)及び500mgの例1
におけるようにして得た化合物を使用し、−78℃で1
時間半だけ保持することにより、例39におけるように
実施する。混合物を周囲温度に戻し、水を加え、塩化メ
チレンを抽出し、抽出物を乾燥し、溶媒を除去し、残留
物を加圧下にクロマトグラフィー(溶離剤ニジクロヘキ
サン−酢酸エチル9−1)L、165mgの化合物A(
3,17−ピスーフルオルメチレ:/)Rf=0.59
及び24.1mgの化合物B (3−フルオルメチレン
)Rf=0.16を得な。 1734cm  (17−ケト):1622.1629
及び1614cm−1(C=C) NMR(CDC13,300MHz) 0.86  (s、18Me):2.08 (s、SM
e);5.47 (m、Hll);5.66 (s、1
)  6.21 (s、1)(分解されたH4):6.
57及び6.35 (d、J=84.5.H3,他のエ
チレン)化金掬旦 R NMR(CDC13,300MHz) 0.83及び0.89 (s、18Me): 2.08
 (分解されたs、SMe);5.46 (m、Hll
);5.64及び6.31 (d、J=85.H31,
H3): 6.57 (d、J=84.5.H3,H1
7)[0095] 例41:3−(ジフルオルメチレン)−10β−[2−
(メチルチオ)エチル]エストラ−4,9(11)−ジ
エン−17−オン4gの例1におけるようにして得た化
合物を9ccのトリグリム中で0℃に冷却し、1.05
ccのジブロムジフルオルメタン、次いで6.3ccの
へキサメチルホスホトリアミドを添加する。0℃で1時
間撹拌した後、混合物を周囲温度に戻し、次いで20時
間撹拌し、ろ過する。ろ液を濃縮し、加圧下にクロマト
グラフィーする。残留トリグリムを減圧下に除去し、1
80mgの粗生成物を得、これをシリカでクロマトグラ
フィー(溶離剤ニジクロヘキサン−酢酸エチル9−1)
することによって精製する。Rf=0.77゜NMR(
CDC13,300MHz) 0.86  (s、18Me):2.09  (s、S
Me);5.47  (m、Hll); 5.84 (
s 1.H4) [0096] 製薬祖戒吻9購1 下記の処方に従う錠剤を調製した。 ・例1の化合物・・・・・・・・・・・・・・・50m
g・補助剤・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・1錠120mgとするに要する量(補助剤の詳
細:タルク、でんぷん、ステアリン酸マグネシウム)[
0097] 本り叩の 合 の=理必的石六 A)インビトロでの研究 濃度に依存する抑止率(IC3o=酵素活性を50%減
少させるように必要な抑止剤の濃度の測定) 分娩後1時間以内に洗浄し、へそのお静脈を通して生理
学的血清を潅流させ、次いで一40℃で深冷凍結したヒ
ト胎盤を使用する。 1)胎盤顆粒体の取得 胎盤を4℃で解凍し、次いで、100ミリモルの塩化カ
リウム(KCI)   10ミリモルのジチオトレイッ
ト(DTT)   10ミリモルのエチレンジアミン四
酢酸(EDTA)  40ミリモルのニコチンアミド及
び250ミリモルのしよ糖を含有する10mMりん酸塩
緩衝液(pH=7.0)中でホモジナイズする(1:3
)。 次いで、ホモジネートを、[9000GJ上澄液(シト
シル及び内質細網に相当する)が得られるまで、種々の
遠心分離段階に付す。次いで、この上澄液を超遠心分離
段階(1時間30分、105000G)に付して顆粒体
沈渣を得た。 次いで、この顆粒体を、100ミリモルのKCl、1ミ
リモルのEDTA、1ミリモルのDTT及びグリセリン
(10%)を含有する50mMりん酸塩緩衝液(pH=
7.4)中に再懸濁させる。次いで、この顆粒体懸濁液
を一定分量に分け、各分量を液体窒素の温度で深冷凍結
する。顆粒体懸濁液中のたん白質の濃度をブラッドホー
ド法[BRADFORD  M、 、 Anal、 B
iochem、、  72 (1976)、248]に
より決定する。 2)各抑止剤の■C5oの測定 2.5ミリモルのグルコース−6−ホスフェート及び0
.16国際単位のグルコース−6−ホスフェートデヒド
ロゲナーゼ(G−6−PDH)を含有する960μmの
りん酸塩緩衝液(50ミリモル、pH7,2)に、下記
の物質をこの順序で添加する。 1)10−5M〜10−10Mの最終濃度を与えるよう
にジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解した抑止剤
10μm。 2)基質10μm。この基質は、エタノールに溶解しか
つ既知の同位体希釈度(毎分的200,000の壊変数
)で1β、2β−(3H)−アンドロステンジオンを含
有する50nMのアンドロステンジオンである。 3)試験1回当り25μgのたん白質に等価の顆粒体懸
濁液10μm。 次いで、水に溶解した還元型ニコチンアミドアデニンジ
ヌクレオチドホスフェート(NADPH)10μmを添
加することにより酵素反応を迅速に開始させる。撹拌し
た後、各検体を37℃で10分間インキュベートする。 次いでクロロホルム(4ml)を添加することにより反
応を停止させる。 試験管を激しく撹拌した後、これらをデカンテーション
し、4℃で300Orpm、即ち600Gの速度で10
分間遠心分離する。遠心分離した後、各試験管について
100μlの上澄液を取出し、シンチレーション液体の
存在下にカウントする。 この方法は、リード他(J、Biol、chem、、2
51  (1976)、1625)及びトンプソン他(
J、Biol、chem、、245  (1974)5
364)により報告された方法から導いた。 酵素活性(アロマターゼ)は、反応の過程でトリチウム
化水(H2C)の形で塩析したトリチウムの割合(%)
に比例する。 本発明の各抑止性化合物の各濃度について得られた抑止
率を対照例(任意100%。抑止剤の不在下に得られる
)についての%として計算する。 ■C5oは酵素活性を50%だけ低下させるのに必要な
抑止剤の濃度に等しい。 本発明の抑止性化合物について得られたI C5oの値
を以下の表2に示す。 [0098]
【表2】 [0099] B)乙Z旦ボ又Ω研究 1、P、M、S、G(妊娠馬の血清ゴナトドロフィン)
により誘発させたラットにおける循環エストラジオール
の量 1)原理 (44150gc7)iiラッ)をP、M、S、G、 
 (100IU/ラツ)/5c)(7)注射により誘発
させる。90時間後に、動物を被検化合物により処理し
く皮下又は経口) 血液試料を処理の前後で採取して血
清エストラジオールの量を測定する。 (a)手順 ・−90h:100IU/ラツトのP、M、S、G、の
注射を行う。 ・Oh:脈絡叢からの血液試料採取、次いで被検化合物
で処理する。 ・+2h:血液試料採取。 ・+6h:動物を殺し、血液を収集する。 (b)定量 血液を凝固させ、遠心分離した後、血清を回収し、RI
A定量キツ) (BaxterER155)によりエス
トラジオール(E2)を定量する。 2)結果 結果は、時間O(各動物がそれ自体対照例である)にお
けるエストラジオールの量に対する変化率として表わさ
れる。使用した統計学的試験は、アン−ホワイトニーの
U試験である。 結果を下記の表3に示す(ここで、* : p<o、0
5 : ** : p(Q、Qlである)。 [0100]
【表3】 [0101] Il、赤毛マカクザルにおけるエストラジオールの量手
順 1)使用動物 この試験では、体重3〜5kgの雌の赤毛マカクザルを
使用する。 2)処理 動物を、月経周期の8日目と100日目の間に1回の注
射で1 m g / k gの割合の例1の化合物によ
り皮下経路で処理する。 3)実験 ・時間 0h:血液試料採取、次いで処理 0mi :血液試料採取 h30mi :血液試料採取 2h:血液試料採取 4)定量 回収された血液中のエストラジオールをEDTAにより
定量するが、その定量 は血漿(RI A) に対して行う。 結果 1 m g / k gの薬量での例1の化合物の皮下
注射は、エストラジオールの量を 2時間後に約42〜75%まで低下させる。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の一般式( I ): 【化1】 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) {ここで、Rは水素原子、多くとも6個の炭素原子を有
    するアルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル
    若しくはアルキルチオ基、多くとも10個の炭素原子を
    有する置換されていてもよいアリールチオ基、多くとも
    12個の炭素原子を有するアリール若しくはアシル基、
    CN基、−(CH_2)_mRe基(ここでReはOH
    、SH又はS−アルキル基(1〜5個の炭素原子を有す
    る)を表わし、mは1〜3の数を表わす)、又は3〜6
    個の炭素原子を有するシクロアルキル基を表わし、 Xは酸素原子又はN−O−R_1基(ここでR_1は水
    素原子又は1〜6個の炭素原子を有するアルキル基を表
    わす)を表わすか、或るいはXは次の基:【化2】 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ここでRA及びRBは同一又は異なっていてよく、水
    素原子、ハロゲン原子又は1〜6個の炭素原子を有する
    アルキル基を表わす)を表わすか、或るいは=Xは次の
    残基: 【化3】 ▲数式、化学式、表等があります▼ 又は次の残基: 【化4】 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ここで、OH基はα又はβ位にあり得る。ヒドロキシ
    ル基はアシル化されていてよい) を表わし、 Yは酸素原子又はN−O−R_1基(ここでR_1は前
    記の定義を有する)を表わすか、或るいはYは次の基: 【化5】 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ここでRA及びRBは前記の定義を有する)を表わす
    か、或るいは=Yは次の残基: 【化6】 ▲数式、化学式、表等があります▼ 又は次の残基: 【化7】 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ここでRCは水素原子又は多くとも6個の炭素原子を
    有するアルキル、アルケニル若しくはアルキニル基を表
    わし、ヒドロキシル基はアシル化されていてもよい) を表わすか、或るいは=Yは次の基: 【化8】 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ここでqは1〜3の数を表わす) を表わし、 Wは水素原子又は10個までの炭素原子を有する置換さ
    れていてもよいアルキル、アルキルチオ若しくはアリー
    ルチオ基を表わし、Zは水素原子又は10個までの炭素
    原子を有するアルキル基を表わし、nは0〜2の整数を
    表わし、1(2)、4(5)及び6(7)位の点線はそ
    れらを有する炭素の間で第二の結合が存在し得ることを
    示す}の化合物並びにそれらの塩類。
  2. 【請求項2】次式( I ’): 【化9】 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ’) {ここで、R’は、多くとも4個の炭素原子を有するア
    ルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル若しく
    はアルキルチオ基、CN基又は多くとも4個の炭素原子
    を有するアシル基を表わし、 X’は酸素原子、CH_2基又はN−O−R’_1基(
    ここでR’_1基は水素原子又は1〜4個の炭素原子を
    有するアルキル基を表わす)を表わすか、或るいはX’
    は次の残基: 【化10】 ▲数式、化学式、表等があります▼ を表わし、 Y’は酸素原子を表わすか、又は=Y’は次の残基:【
    化11】 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ここでヒドロキシル基はアルカノイルオキシ基又は−
    O−C(=O)−(CH_2)_p−CO_2H基(p
    は2〜5の数を表わす)の形でアシル化されていてもよ
    い) を表わし、 1(2)、4(5)及び6(7)位の点線はそれらを有
    する炭素の間で第二の結合が存在し得ることを示す} の化合物並びにそれらの塩類。
  3. 【請求項3】R’が1〜4個の炭素原子を有するアルキ
    ル、アルケニル、アルキニル又はハロアルキル基のうち
    から選ばれかつX’が酸素原子又は次の残基: 【化12】 ▲数式、化学式、表等があります▼ を表わす請求項2記載の式( I ’)の化合物。
  4. 【請求項4】下記の化合物名に相当する請求項2又は3
    記載の式( I ’)の化合物。 ・10β−[2−(メチルチオ)エチル]−エストラ−
    4,9(11)−ジエン−3,17−ジオン、 ・10β−[2−(エチルチオ)エチル]−エストラ−
    4,9(11)−ジエン−3,17−ジオン、 ・10β−[2−(メチルチオ)エチル]−17β−ヒ
    ドロキシエストラ−4,9(11)−ジエン−3−オン
    、 ・10β−[2−(エテニルチオ)エチル]−エストラ
    −4,9(11)−ジエン−3,17−ジオン、 ・10β−[2−(エチニルチオ)エチル]−エストラ
    −4,9(11)−ジエン−3,17−ジオン、 ・10β−[2−(フルオルメチルチオ)エチル]エス
    トラ−4,9(11)−ジエン−3,17−ジオン、 ・ブタン二酸10β−[2−(メチルチオ)エチル]−
    3−オキソエストラ−4,9(11)−ジエン−17β
    −イルナトリウム、・10β−[2−(メチルチオ)エ
    チル]エストラ−4,9(11)−ジエン−3β,17
    β−ジオール、 ・10β−[2−(メチルチオ)エチル]エストラ−4
    ,9(11)−ジエン−3α,17β−ジオール、 ・10β−[2−(メチルチオ)エチル]エストラ−4
    ,9(11)−ジエン−3,17−ジオン。
  5. 【請求項5】請求項1記載の一般式( I )の化合物を
    製造する方法であって、次式(II): 【化13】 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (ここで、K及びK’は同一又は異なっていてよく、保
    護されたケト基を表わし、Alkは1〜4個の炭素原子
    を有するアルキル基を表わし、点線は4(5)又は5(
    6)位の二重結合を表わす) の化合物を還元して次式(III): 【化14】 ▲数式、化学式、表等があります▼(III) を得、この化合物を (a)ヒドロキシル基をチオール基に転化する薬剤で処
    理して次式(IV):【化15】 ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) の化合物を得、この化合物を基Rの反応性誘導体で処理
    して次式(V):【化16】 ▲数式、化学式、表等があります▼(V) の化合物を得るか、或るいは (b)スルホン酸の反応性誘導体で処理して次式(VI)
    :【化17】 ▲数式、化学式、表等があります▼(VI) (ここでBはスルホン酸の残基を表わす) の化合物を得、式(VI)の化合物を式RSA(ここでA
    は1価陽イオンを表わす)の塩で処理して前記の式(V
    )の化合物を得、式(V)の化合物を保護されたケトン
    官能基の脱保護剤で処理して次式( I a):【化18
    】 ▲数式、化学式、表等があります▼( I a) の化合物(この化合物は、Rが前記の意味を有し、X及
    びYがそれぞれ酸素原子を表わし、nが数0を表わし、
    4(5)位の点線が二重結合を表わし、1(2)及び6
    (7)位の点線がそれらを有する炭素の間で第二の結合
    を表わさない式( I )の化合物に相当する)を得、所
    望ならば、式( I a)の化合物に下記の反応: ・1(2)位に二重結合の導入、 ・6(7)位に二重結合の導入、 ・−SR基の硫黄原子のスルホキシド又はスルホンへの
    酸化、・4(5)位の二重結合の選択的還元、 ・16位にアルキル基の導入、 ・7位に置換されていてよいアルキル、アルキルチオ又
    はアリールチオ基の導入、 の一つ以上に任意の順序で付して次式( I b):【化
    19】 ▲数式、化学式、表等があります▼( I b) (ここでn’は1又は2の整数を表わし、1(2)、4
    (5)及び6(7)位の点線はそれらを有する炭素の間
    に二重結合が存在し得ることを示す)の化合物(この化
    合物は、Rが前記の意味を有し、X及びYが酸素原子を
    表わし、W、Z及びn並びに1(2)、4(5)及び6
    (7)位の点線が前記の意味を有する式( I )の化合
    物に相当する)を得、所望ならば、式( I a)及び(
    I b)の化合物を下記の反応: ・3及び(又は)17位に次の基: 【化20】 ▲数式、化学式、表等があります▼ の導入、 ・ヒドロキシルアミン又は式H_2N−O−R_1の誘
    導体の作用、・3及び(又は)17位のケトン官能基の
    還元並びに随意としてのヒドロキシル官能基のアシル化
    、次いで所望ならばエステル化された官能基の塩形成、
    ・17位のケトン官能基の次の基: 【化21】 ▲数式、化学式、表等があります▼ への転化、 の一つ以上に任意の順序で付して次式( I c):【化
    22】 ▲数式、化学式、表等があります▼( I c) (ここでn、R、W、Z並びに1(2)、4(5)及び
    6(7)位の点線は前記の意味を有し、X’及びY’は
    X及びYについて前記した意味を表わす。ただし、X又
    はYの少なくとも一つは酸素原子を表わさないものとす
    る)の化合物を得ることを特徴とする一般式( I )の
    化合物の製造法。
  6. 【請求項6】請求項1記載の一般式( I )の化合物を
    製造する方法であって、次式(IV): 【化23】 ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (ここでK及びK’は前記の通りである) 又は次式( I ’a): 【化24】 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ’a) の化合物にハロゲン化ジニトロフェニルスルフェニルを
    作用させて次式(VII): 【化25】 ▲数式、化学式、表等があります▼(VII) (ここでK_1及びK_2はケトン官能基又は保護され
    たケトン官能基を表わす)の化合物を得、式(VII)の
    化合物に、 1)適当ならば、3又は17位のケトン官能基の脱保護
    剤を作用させて次式( I d): 【化26】 ▲数式、化学式、表等があります▼( I d) の化合物を得るか、或るいは 2)式R”−Mg−Hal(ここでHalはハロゲン原
    子を表わし、R”はアルキル、アルケニル、アルキニル
    、ハロアルキル、アリール、CN又は−(CH_2)_
    mRe基を表わす)の有機マグネシウム化合物試剤を作
    用させ又は保護された有機リチウム化合物誘導体R”L
    、次いでR”基の脱保護剤を作用させ、次いで適当なら
    ば3及び(又は)17位のケトン官能基の脱保護反応を
    行って次式( I e): 【化27】 ▲数式、化学式、表等があります▼( I e) (ここでR”は前記の意味を有する) の化合物を得るか、或るいは 3)式R″′SA(ここでAは前記の意味を有し、R″
    ′は多くとも6個の炭素原子を有するアルキル基又は多
    くとも10個の炭素原子を有する置換されていてよいア
    リール基を表わす)の塩を作用させ、次いで適当ならば
    3及び(又は)17位のケトン官能基の脱保護反応を行
    って次式( I f):【化28】 ▲数式、化学式、表等があります▼( I f) の化合物を得、所望ならば、式( I d)、( I e)又
    は( I f)の化合物を、式( I a)又は( I b)の
    化合物について上で記載した反応の一つ以上に任意の順
    序で付すことを特徴とする式( I )の化合物の製造法
  7. 【請求項7】=X及び(又は)=Yが次の基:【化29
    】 ▲数式、化学式、表等があります▼ を表わす式( I )の化合物を製造する方法であって、
    請求項5に記載のような式(II)の化合物に保護された
    ケトン官能基の還元剤を作用させて、=K及び(又は)
    =K’が水素原子を表わす式(III)の化合物を得、そ
    して合成を請求項5又は6に記載のように続けることを
    特徴とする請求項5又は6記載の製造法。
  8. 【請求項8】請求項1記載の一般式( I )の化合物よ
    りなる薬剤。
  9. 【請求項9】請求項2〜4のいずれかに記載の一般式(
    I )の化合物よりなる薬剤。
  10. 【請求項10】請求項8又は9記載の薬剤の少なくとも
    1種を活性成分として含有する製薬組成物。
  11. 【請求項11】新規な工業用化合物としての、請求項5
    記載のような一般式(III)、(IV)、(V)及び(VI
    )の化合物。
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