JPH04119229U - 車両用シートの沈込み防止機構 - Google Patents

車両用シートの沈込み防止機構

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JPH04119229U
JPH04119229U JP2946291U JP2946291U JPH04119229U JP H04119229 U JPH04119229 U JP H04119229U JP 2946291 U JP2946291 U JP 2946291U JP 2946291 U JP2946291 U JP 2946291U JP H04119229 U JPH04119229 U JP H04119229U
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JP
Japan
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prevention mechanism
cushion
seat
cushion frame
vehicle seat
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JP2946291U
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JP2534832Y2 (ja
Inventor
秀樹 木戸
励喜 河村
利和 荒木
Original Assignee
アラコ株式会社
トヨタ自動車株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】着座者に対して前方への慣性力が作用した場合
に同着座者の前方への滑りを阻止して前記シ−トクッシ
ョン内への沈込みを防止する沈込み防止機構を備えた車
両用シートにおいて、シ−トクッションのクッション性
を局部的に大きく損なうことなく、シートの座り心地の
低下を防止する。 【構成】沈込み防止機構10bを、上方へ突出する山形
状に形成されてクッションフレ−ム11に固着されクッ
ションフレ−ム11の左右方向に所定間隔を保持して並
列する細線状の複数の規制部材14と、各規制部材14
上に固着されて規制部材14を覆蓋しクッションフレ−
ム11の左右方向へ延びる所定幅でかつ所定厚みのフェ
ルト15にて構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用シートの沈込み防止機構に関する。
【0002】
【従来技術】
車両用シートのー形式として実開平1−114329号公報に示されているよ うに、シートの着座者の同シート内への沈込みを防止する沈込み防止機構を備え たものがある。当該沈込み防止機構は車両の衝突時等着座者に対して前方への慣 性が作用した場合に、同着座者がシ−トクッション上面を前方へ滑るのを規制し て、同着座者の前方への滑りに起因する沈込みを防止するものであり、クッショ ンフレ−ムに固着されて左右に延びるパイプ状のクロスメンバーにて構成されて いる。また、他の形式の沈込み防止機構としては、上記したクロスメンバーに換 えてプレスにて山形状に突出形成した所定幅の規制板を採用したものが知られて いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記した沈込み防止機構においては鉄パイプ、鉄板等いずれも剛体 を採用しているため、当該沈込み防止機構を配設した部位のクッション性が局部 的に大きく損なわれて座り心地を低下させるおそれがある。また、当該沈込み防 止機構を配設することにより、シート重量が増大するという問題もある。従って 、本考案の目的はこれらの問題を解決することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記した形式の車両用シートにおいて、前記沈込み防止機構を、上方 へ突出する山形状に形成されて前記クッションフレ−ムに固着され同クッション フレ−ムの左右方向に所定間隔を保持して並列する細線状の複数の規制部材と、 これら各規制部材上に固着されて同規制部材を覆蓋し前記クッションフレ−ムの 左右方向へ延びる所定幅でかつ所定厚みのフェルト状部材にて構成したことを特 徴とするものである。
【0005】
【考案の作用・効果】
かかる構成の沈込み防止機構においては、各規制部材がフェルト状部材により 連結された状態にて着座者の前方への滑りを規制するため同着座者のシ−トクッ ション内への沈込み現象が防止される。また、各規制部材は従来の鉄パイプ、鉄 板等剛性の極めて高い部材とは異なり弾撥的に可撓するため、フェルト状部材に より被覆されていることと相まってシ−トクッションのクッション性が局部的に 大きく損なわれることがなく、シートの座り心地が低下することはない。
【0006】
【実施例】
以下本考案のー実施例を図面に基づいて説明するに、図1には本考案に係る沈 込み防止機構が配設さた車両用シートのシ−トクッション10aが示されている 。当該シ−トクッション10aは図2および図3に示す車両用リヤシートのシ− トクッションであり、クッションフレ−ム11、クッションパッド12およびク ッションカバ−13を構成部材とするもので、本考案に係る沈込み防止機構10 bが配設されている。クッションフレ−ム11は多数のフレームワイヤを互いに 溶接して連結してなるもので、クッションパッド12の発泡成形時にー体的に埋 設されている。かかるクッションパッド12の外周面はクッションカバ−13に て被覆されていて、シ−トバック20とともに図3に示すリヤシートを構成して いる。
【0007】 しかして、沈込み防止機構10bは複数の規制部材14とシート状フェルト1 5とにより構成されている。各規制部材14はクッションフレ−ム11を構成す るフレームワイヤと同一の材料を屈曲して形成された上方へ突出する山形状のも ので、クッションフレ−ム11の略中央部のフレームワイヤ11aに溶接されて 左右方向に所定間隔を保持して並列している。フェルト15は所定幅のもので各 規制部材14の上方に接着されていて、各規制部材14を被覆している。沈込み 防止機構10bはかかる状態にてクッションパッド12の発泡成形時にー体的に 埋設されている。従って、沈込み防止機構10bを構成するフェルト15はクッ ションパッド12に固着されているとともに、発泡成形時の発泡樹脂原液の浸入 により硬度が所定量高くなっている。
【0008】 かかる構成の沈込み防止機構10bは図2に示すように、シ−トクッション1 0aの前後方向の略中央部にて左右方向に位置する。このため、車両の衝突時着 座者に前方への大きな慣性力が作用しても沈込み防止機構10bが着座者の前方 への滑りを規制し、前方への滑り現状に起因する着座者の沈込みを防止する。特 に当該沈込み防止機構10bにおいては、各規制部材14がフェルト15により 連結された状態にて着座者の前方への滑りを規制するため、同着座者の沈込み現 象が効果的に防止される。また、各規制部材14は従来の鉄パイプ、鉄板等剛性 の極めて高い部材とは異なり弾撥的に撓むため、フェルト15により被覆されて いることと相まってシ−トクッション10aのクッション性が局部的に大きく損 なわれることがなく、シートの座り心地が低下することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のー実施例に係る沈込み防止機構が配設
されたシ−トクッションのー部切欠き斜視図である。
【図2】同シ−トクッションを採用したリヤシートの縦
断面図である。
【図3】同リヤシートの斜視図である。
【符号の説明】
10a…シ−トクッション、11…クッションフレ−
ム、12…クッションパッド、13…クッションカバ
−、10b…沈込み防止機構、14…規制部材、15…
フェルト、20…シ−トバック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:58 4F (72)考案者 荒木 利和 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シ−トクッションを構成するクッションフ
    レ−ムに設けられて上方へ突出し、着座者に対して前方
    への慣性力が作用した場合に同着座者の前方への滑りを
    阻止して前記シ−トクッション内への沈込みを防止する
    沈込み防止機構を備えた車両用シートにおいて、前記沈
    込み防止機構を、上方へ突出する山形状に形成されて前
    記クッションフレ−ムに固着され同クッションフレ−ム
    の左右方向に所定間隔を保持して並列する細線状の複数
    の規制部材と、これら各規制部材上に固着されて同規制
    部材を覆蓋し前記クッションフレ−ムの左右方向へ延び
    る所定幅でかつ所定厚みのフェルト状部材にて構成した
    ことを特徴とする車両用シートの沈込み防止機構。
JP2946291U 1991-04-01 1991-04-01 車両用シートの沈込み防止機構 Expired - Fee Related JP2534832Y2 (ja)

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JP2534832Y2 JP2534832Y2 (ja) 1997-05-07

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009280051A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Mazda Motor Corp 車両のシート構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2534832Y2 (ja) 1997-05-07

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