JPH04118535U - スイツチ機構の係止構成 - Google Patents

スイツチ機構の係止構成

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JPH04118535U
JPH04118535U JP3154391U JP3154391U JPH04118535U JP H04118535 U JPH04118535 U JP H04118535U JP 3154391 U JP3154391 U JP 3154391U JP 3154391 U JP3154391 U JP 3154391U JP H04118535 U JPH04118535 U JP H04118535U
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和久 熊谷
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ナイルス部品株式会社
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  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチ機構の組付け過程において、組付け
途中の部品の保持治具を不要にし、組付性を向上させ
る。 【構成】 第1固定部材1と第2固定部材2は、組合せ
て空間3を形成する。可動部材4は、空間3内でスライ
ド移動する。押釦9は、空間3内において可動部材4を
スライド駆動する。コイルバネ5は、第1固定部材1の
奥壁1cに形成した突部1gと可動部材4間に介在し、
可動部材4にバネ力を与える。可動部材4は、コイルバ
ネ5を収納する収納部4cを備えている。収納部4c
は、突部1gを挿入する切欠き部4dを形成している。
可動部材4の各係合突部4a,4aは、第1固定部材1
の鉤部1f,1fと係り、組付け過程において抜け止め
となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ケースと基盤など、2つの固定部材の組合せにより形成した空間内 に、可動部材をスライド移動自在に挿装し、この可動部材の移動に応じてスイッ チ作用をするスイッチ機構に関し、特に、組付性の向上を図るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のスイッチ機構としては、例えば、実開昭64―40134号公 報に係る技術などがある。これは、一方の固定部材が略コ字状の断面のケース本 体、他方の固定部材が該ケース本体の開放面を覆う平面状の基板として構成し、 双方の固定部材の組合せにより形成した空間内で、接点切換用スライダーが移動 してスイッチ作用をするものである。また、このようなスイッチ機構の組付けは 、一般には先ず、第1工程でケース本体に接点切換用スライダーやこれに付属す る各種部品を挿装して中間組立体とし、次に、第2工程で基板とケース本体とを 固着する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術においては、第1工程の終了後から第2工程ま で、中間組立体が分解しないように組立作業者が手で保持したり、保持治具で仮 固定する必要がある。従って、スイッチ機構の組付性が悪く、自動組付けも困難 である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記問題点に鑑み考案したものであり、第1固定部材と第2固定部 材の組合せにより形成した空間内に、可動部材がスライド移動自在に挿装し、前 記可動部材の移動に応じてスイッチ作用をするスイッチ機構において、 前記可動部材がスライド移動自在かつ前記第2固定部材側への移動を規制する 規制部を、前記第1固定部材に配設し、 前記第1固定部材の奥壁に形成した突部と前記可動部材間に、当該可動部材を スライド移動方向に付勢するコイルバネを介在し、 前記可動部材は、前記突部が挿入する切欠き部を形成した収納部に、前記コイ ルバネを収納したことを特徴とするスイッチ機構の係止構成を構成し、上記問題 点を解消するものである。
【0005】
【実施例】
本考案に係る好適な一実施例を、添付図面に基づき詳述する。 1は第1固定部材であり、例えば、ケースとしての役割を果たす。第1固定部 材1は図1で示すように、樹脂材料によって底壁1aと両側の側壁1bで略コ字 状の断面形状に形成している。また、第1固定部材1の一端には奥壁1cを一体 形成している。各側壁1b,1bの上端には、2つの係止穴1dと2つの係止突 起2aの嵌合により、第2固定部材2を固着している。而して、双方の第1及び 第2固定部材1及び2の組合せにより空間3を形成する。
【0006】 上記第1及び第2固定部材1及び2で形成した空間3内には、可動部材4をス ライド移動自在に挿装している。可動部材4は、スライド移動方向に延びる係合 突部4a,4aを、各側壁4b,4bに突設している。第1固定部材1の底壁1 aには、可動部材4の各係止突部4a,4a方向に、弾性を有して延出した2つ の腕部1e,1eを立設している。この腕部1e,1eは基端が固定され、先端 に図3で示すような鉤部1f,1fを突設し、各係止部4a,4aと係合してい る。 而して、鉤部1f,1fは、可動部材4をスライド移動自在かつ第2固定部材 2側への移動を規制する規制部を構成する。
【0007】 可動部材4は下面が開口した収納部4cを形成し、当該可動部材4のスライド 移動方向に伸縮するコイルバネ5を、若干圧縮して収納している。収納部4cは 、第1固定部材1における奥壁1cに形成した板状の突部1gを挿入する、切欠 き部4dを形成している。これにより、コイルバネ5は可動部材4を奥壁1cと 反対側に付勢する。尚、切欠き部4dは貫通穴などで構成してもよい。
【0008】 可動部材4は、第2固定部材2に配設した固定接点6と対向して、可動接片7 をスナップフィットにより係止している。 第1固定部材1における底壁1aには、図2で示すように可動部材4と対向し てハートカム溝1hを刻設し、この可動部材4に進退自在かつ首振り自在に挿通 されたロックピン8との係合により、プッシュロック機構を構成している。ロッ クピン8の他端は、可動接片7の押圧部7aによってハートカム溝1h側に付勢 されている。
【0009】 9は押釦であり、樹脂材料で略コ字状の断面形状の脚部9aを一体形成してい る。脚部9aにおいて、第1固定部材1の各側壁1b,1bと対向する側壁9b ,9bには、当該脚部9aの移動方向に延び、端面に開口した係合溝9c,9c を刻設している。また、第1固定部材1の側壁1b,1bの内面には、係合溝9 c,9cを嵌入する規制突部1i,1iを突設している。而して、規制突部9i ,9iは、押釦9をスライド移動自在かつ第2固定部材2側への移動を規制する 規制部を構成する。
【0010】 また、脚部9aにおいて、第1固定部材1の底壁1aと対向する底壁9dには 、弾性を有し、押釦9の移動方向に延びる腕部9eを一体形成している。この腕 部9は一端が固定され、他端に図2で示すような鉤部9fを突設している。第1 固定部材1の底壁1aの内面には、スイッチ組立時に一時的に鉤部9fと係合す るために、図2で示すような係止突部1jを突設している。 脚部9aの各側壁9b,9bの上端には、第2固定部材2側に突出する突部9 g,9gを相対向し形成している。第2固定部材2の内面には、図4で示す規制 溝2b,2bを相対向して形成し、突部9g,9gと係合することにより、押釦 9の移動範囲を規制する。 脚部9aの底壁9dには切欠き面9hを形成し、可動部材4の背面4eと当接 している。また、押釦9は第1固定部材1との間に介在した2つのコイルバネ1 0、10によって、外方に付勢されている。
【0011】 次に、上記構成について本考案に係るスイッチ機構の組付け手順について説明 する。第1工程において、図4で示すように第1固定部材1を、開口側を上方と して載置する。 その後、第2工程において、可動部材4における収納部4c内にコイルバネ5 を収納すると共に、ロックピン8及び可動接片7をスナップフィットにより係止 させる。そして、上記可動部材4を第1固定部材1の上方から底壁1aに向かっ て下降させる。この時、可動部材4の係合突部4a,4aが鉤部1f,1fに当 接する。可動部材4を更に押し込むと、腕部1e,1eが外方に弾性変形するの で鉤部1f,1fを乗り越えて、底壁1a面に載置される。而して、可動部材4 は図3で示すように、鉤部1f,1fによって係止される。従って可動部材4は 、第1固定部材1の上方からの脱出を阻止される。而して、このように組立られ た中間組立体は、組立状態を自己保持する。
【0012】 次に第3工程において、第1固定部材1にコイルバネ10、10を挿入し、押 釦9を該第1固定部材1に挿入かつスライド移動させる。この時、切欠き面9h が可動部材4の背面4eを押圧し、コイルバネ5を若干押圧した状態において、 鉤部9fが第1固定部材1の係止突部1jと係合する。従って押釦9は、第1固 定部材1に対し上方及び移動方向からの脱出を阻止される。而して、このように 組立てられた中間組立体は、組立状態を自己保持する。
【0013】 次に第4工程において、第2固定部材2を第1固定部材1上に載置すると共に 押圧して、係止突起2aが係止穴1dに嵌着する。而して、スイッチ機構の組付 け作業が完了する。 従って、上記中間組立体は分解しないように組立作業者が手で保持する必要が なく、保持治具も不要である。
【0014】 次に、本考案に係るスイッチ機構の一実施例についての作動を説明する。 可動部材4が図2で示す状態においては、可動接片7と固定接点6間が離間し ており、而して、スイッチはOFFである。 この状態から押釦9を押圧操作すると、可動部材4はコイルバネ5の付勢力に 抗してスライド移動する。而して、可動接片7と固定接点6間が摺接により導通 するので、スイッチはONになる。また、ロックピン8がカム1hと係止状態に なるので、可動部材4は、この押込まれた状態を保持する。 その後、押釦9を再度押圧操作すると、ロックピン8とカム溝1hの係止状態 が解除されるので、可動部材4はコイルバネ5の付勢力により図2で示す状態に 自動復帰する。この時、スイッチは再びOFFになる。
【0015】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案の構成によれば、スイッチ機構を組付ける過程にお いて、可動部材やこの可動部材を付勢するコイルバネは、第1固定部材に挿入し た時点で抜け止めされて、この組立状態を自己保持する。而して、スイッチ機構 の最終組付けが完了するまで保持治具が不要となり、また、組立作業者が手で保 持する必要もない。 従って、スイッチ機構の組付性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第2固定部材を外した状態における本考案に係
る一実施例の組立断面図である。
【図2】図1における矢視A―A線方向の断面図であ
る。
【図3】図1における矢視B―B線方向の断面図であ
る。
【図4】図1の構成における分解斜視図である。
【符号の説明】
1 第1固定部材 1c 奥壁 1f 鉤部(規制部) 1g 突部 2 第2固定部材 3 空間 4 可動部材 4a 係合突部 4c 収納部 4d 切欠き部 5 コイルバネ 9 押釦

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1固定部材と第2固定部材の組合せに
    より形成した空間内に、可動部材がスライド移動自在に
    挿装し、前記可動部材の移動に応じてスイッチ作用をす
    るスイッチ機構において、前記可動部材がスライド移動
    自在かつ前記第2固定部材側への移動を規制する規制部
    を、前記第1固定部材に配設し、前記第1固定部材の奥
    壁に形成した突部と前記可動部材間に、当該可動部材を
    スライド移動方向に付勢するコイルバネを介在し、前記
    可動部材は、前記突部が挿入する切欠き部を形成した収
    納部に、前記コイルバネを収納したことを特徴とするス
    イッチ機構の係止構成。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61136429U (ja) * 1985-02-15 1986-08-25
JPS63131043U (ja) * 1987-02-20 1988-08-26
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JP3030333U (ja) * 1996-04-18 1996-10-22 株式会社日野製作所 合成樹脂製のペン保持クリップ

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