JPH04117382A - 1―メチルカルバペネム誘導体及びその製法 - Google Patents

1―メチルカルバペネム誘導体及びその製法

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JPH04117382A
JPH04117382A JP2238426A JP23842690A JPH04117382A JP H04117382 A JPH04117382 A JP H04117382A JP 2238426 A JP2238426 A JP 2238426A JP 23842690 A JP23842690 A JP 23842690A JP H04117382 A JPH04117382 A JP H04117382A
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JP
Japan
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protecting group
hydrogen atom
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salt
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Application number
JP2238426A
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English (en)
Inventor
Tameo Iwasaki
岩崎 為雄
Kazuhiko Kondo
近藤 一彦
Kouji Horikawa
堀川 袷志
Totaro Yamaguchi
山口 東太郎
Tadahiro Matsushita
松下 忠弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanabe Seiyaku Co Ltd
Original Assignee
Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は1−メチルカルバペネム誘導体及びその製法に
関する。
(従来の技術) チェナマイシンは、ダラム陽性、ダラム陰性菌を含む広
範囲の病原菌に対して優れた抗菌作用を示し、特にセフ
ェム耐性菌に対しても強い抗菌力を示すことから注目さ
れている。しかしながら、チェナマイシンは、人体内に
存在するデヒドロペプチターゼIにより分解されて活性
を失うため、デヒドロベプチターゼIに対し安定な誘導
体の開発が望まれている。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、幅広い抗菌スペクトルと強い抗菌力を有し、
デヒドロペブチターゼエに対して優れた安定性を示す新
規1−メチルカルバペネム誘導体を提供するものである
(課題を解決するための手段) 本発明は一般式 (但し、Rは低級アルキル基、R1は水素原子または水
酸基の保護基、R2は水素原子またはイミノ基(7) 
保護i、R3は水素原子またはカルボキシル基の保護基
を表す。) で示される1−メチルカルバペネム誘導体またはその薬
理的に許容しうる塩に関する。
本発明の目的化合物(1)のうち、R1,R2及びR3
が水素原子である化合物は、幅広い抗菌スペクトルと強
い抗菌力を有し、医薬として有用な化合物であり、また
、R1、R2及びR3のうち、少なくともいずれか一つ
が保護基である化合物は、上記抗菌性化合物の重要な合
成中間体である。
Rl、、 R’1がともに水素原子である本発明の目的
化合物(1)は医薬として使用する場合、遊離化合物と
しても、またその薬理的に許容しうる塩としても使用す
ることができる。これらの化合物の薬理的に許容しうる
塩としては、例えばナトリウム塩、カリウム塩、カルシ
ウム塩、マグネシウム塩、アルミニウム塩の如き非毒性
金属塩:例えば、トリエチルアミンの如きトリ低級アル
キルアミン、ピリジン、エタノールアミン、トリエタノ
ールアミン、ジシクロヘキシルアミンの如き非毒性アミ
ンとの塩;塩酸、硫酸、臭化水素酸の如き無機酸との塩
;シュウ酸、酒石酸の如き有機酸との塩;グリシン、リ
ジン、アルギニン、アスパラギン酸、グルタミン酸の如
きアミノ酸との付加塩などがあげられる。更にまた、鉄
、銅などの金属あるいは塩化アンモニウムなどのアンモ
ニウム塩との錯体であってもよい。従って、R1−R3
がともに水素原子である本発明の目的化合物(1)及び
その薬理的に許容しうる塩は、その分子内塩、付加物、
錯体、溶媒和物あるいは水和物などをいずれも含むもの
と解釈されるべきである。
R′〜R3がともに水素原子である目的化合物(I)も
しくはその薬理的に許容しうる塩は経口的にも非経口的
(例えば、静脈内、筋肉内、皮下)にも投与することが
できる。これらの化合物の1日当りの投与量は、患者の
年令、体重、状態および疾患の種類によっても異なるが
、通常、1日当りの投与量は体重1kg当り約0.00
2〜約0゜04g、好ましくは0.01〜0.02gが
適当である。投与する場合、経口もしくは非経口投与に
適した医薬賦形剤と結合または混合した医薬製剤、例え
ば、錠剤、顆粒剤、カプセルの如き固型剤、溶液、懸濁
液、乳液の如き液剤として使用することができる。更に
非経口的に投与する場合には、注射剤の形でも用いるこ
とができる。
また本発明の目的化合物(I)には、水酸基、イミノ基
及びカルボキシル基の少なくともいずれかひとつが、カ
ルバペネム化合物またはペプチドの合成に際し通常使用
される保護基で保護された化合物が含まれる。例えば、
このような目的化合物(1)としては、水酸基及び/ま
たはイミノ基が低級アルコキシカルボニル基、ハロゲノ
低級アルコキシカルボニル基、置換もしくは非置換フェ
ニル低級アルキル基(例えば、ニトロ基または低級アル
コキシ基で置換されていてもよいベンジル基)、トリ低
級アルキルシリル基、置換もしくは非置換フェニル低級
アルコキシカルボニル基(例えば、ニトロ基または低級
アルコキシ基で置換されていてもよいベンジルオキシカ
ルボニル基)で保護され、或いはまた、カルボキシル基
が例えば、低級アルキル基、ハロゲノ低級アルキル基、
置換もしくは非置換フェニル低級アルキル基(例えば、
ニトロ基または低級アルコキシ基で置換されていてもよ
いベンジル基)、ベンズヒドリル基等で保護された化合
物があげられる。
本発明の目的化合物(1)には、その不斉炭素原子にも
とづく種々の異性体が存在する。本発明は、これらの異
性体のひとつまたは混合物のいずれをも含むものである
が、医薬として使用する場合、カルバペネム骨格の1.
5及び6位がそれぞれR,S及びS配位であり、6位置
換基の1位がR配位であり、かつピロリジン環の2位及
び4位が共にS配位である化合物が好ましい。
本発明によれば、目的化合物(1)は、(八)−線式 (但し、R1及びR3は前記と同一意味を有する。)で
示されるアルコール化合物の反応性エステル又はその塩
と一般式 (但し、R及びR2は前記と同一意味を有する。)で示
されるメルカプタン化合物とを反応させて製造すること
ができる。
目的化合物(1)は、また (B)−線式 (但し、R,R’、R2及びR3は前記と同一意味を有
する。) で示されるアゼチジノン化合物またはその塩と一般式 %式%() (但し、R4はアルコキシ基、アリールオキシ基または
ジアルキルアミノ基を表す。) で示されるリン化合物とを反応させて一般式(但し、R
,R’、 R”、 R’及びR4は前記と同一意味を有
する。) で示される化合物とした後、該化合物(Vl)を閉環さ
せて製造することもできる。
アルコール化合物(It)の反応性エステルとメルカプ
タン化合物(n[)との反応は、適当な塩基の存在下に
実施することができる。塩基としては、例えば、炭酸ア
ルカリ金属、炭酸水素アルカリ金属、ジーまたはトリ低
級アルキルアミン等を適宜用いることができる。アルコ
ール化合物(II)の反応性エステルとしては、例えば
、置換もしくは非置換アリールスルホン酸エステル(例
えば、ベンゼンスルホン酸エステル)、低級アルカンス
ルホン酸エステル、トリハロゲノ低級アルカンスルホン
酸エステルまたはジアリールホスホリックアシッドエス
テル(例えば、ジフェニルホスホリックアシッドエステ
ル)などを好適に用いることができる。本反応は、不活
性溶媒(例えばジオキサン、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド、アセトニトリル)中冷却〜加温下
、とりわけ、−40〜40゛Cで実施するのが好ましい
また、アゼチジノン化合物(IV)とリン化合物(V)
との反応、及び化合物(Vl)の閉環反応は、適当な溶
媒中で実施することができる。溶媒としては、ヘキサン
、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロホルム、塩化
メチレン等の非プロトン性溶媒を好適に用いることがで
きる。本反応は加温〜加熱下で実施するのが好ましい。
これらの反応は、生成する中間体(VI)をいったん単
離し、ついでこれを閉環させて実施することもできるが
、加温〜加熱を継続すれば、中間体(Vl)を途中で単
離することなく2工程の反応を一挙に実施して目的化合
物(1)を得ることもできる。
上記各製法において、本発明の原料化合物(■)及び(
IV)の塩としては、慣用の無機塩及び有機アミン塩を
いずれも好適に用いることができる。
かくして得た目的化合物(1)においてR1−R3の少
なくとも一つが保護基である場合、当該保護基を除去す
ることにより、R1−R3がともに水素原子である目的
化合物(1)を得ることができ、当該保護基の除去は、
常法に従って容易に実施することができる。
なお、本発明の原料化合物であるメルカプタン化合物(
I[[)は、新規化合物であり、例えば特開昭60−1
04088号記載方法に準じて、−線式(但し、R及び
R2は前記と同一意味を有する。)で示される化合物を
得、ついでチオカルボニル化した後、脱アセチル化して
製造することができる。
また、アルコール化合物(II)の反応性エステルは特
開昭62−103084号記載方法に準じて、アゼチジ
ノン化合物(IV)は特公昭62−54427号記載方
法に準じて、製造することができる。
(実施例) 実施例1 (1)   (3S、4S)−3−〔(1R)−1−t
−ブチルジメチルシリルオキシエチル)−4−〔(1R
)−(4−クロロフェニル)チオカルボニルエチルツー
2−アゼチジノン811■及びブロモ酢酸アリルエステ
ル536■のテトラヒドロフラン10m2溶液に、窒素
気流下、ナトリウムビストリメチルシリルアミド522
■を一60°Cで加える。同温で1時間かくはん後、反
応液を水に加え、酢酸エチル抽出する。酢酸エチル層を
洗浄、乾燥後、溶媒を留去し、残香をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(f容媒;n−ヘキサン:酢酸エチ
ル=20:1〜7:1)で精製して、(3S、4S)−
3−〔(1R)−it−ブチルジメチルシリルオキシエ
チル)−4−〔(1R)−1−(4−クロロフェニル)
チオカルボニルエチル)−1−アリルオキシカルボニル
メチル−2アゼチジノン549■を得る。
Mass(m/z):510(M  ”  −15)(
2) 本島6.38gのテトラヒドロフラン60di液
に窒素気流下、−43°Cでナトリウムビストリメチル
シリルアミド4.46gを加える30°Cで30分間か
くはん後、同温でヨウ化メチル1.73gを加え、30
分間かけて一10°Cまで昇温する。同温でジフェニル
ホスホロクロリデート3.28g及びN、N−ジイソプ
ロピルエチルアミン1.58gを加え、1.5時間かく
はんする。反応終了後、反応液をリン酸緩衝液200m
2(pH7,0,0,1Mリン酸二ナトリウム)に加え
、酢酸エチル抽出する。酢酸エチル層を洗浄、乾燥後、
溶媒を留去し、残香をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(溶媒;n−ヘキサン:酢酸エチル=10:1〜4
:1)で精製して(1R,5S、6S)−2−ジフェニ
ルホスホリルオキシ−6−〔(1R)−1−t−ブチル
ジメチルシリルオキシエチル〕−1−メチルカルバペン
−2−エム−3−カルボン酸アリルエステル495gを
得る。
(3)   (23,43) −1−アリルオキシカル
ボニル−2−ジメチルチオカルバモイル−4−アセチル
チオピロリジン2.95gを16%アンモニア−メタノ
ール50d溶液に溶解後、溶媒を留去する。残香をアセ
トニトリル25dに懸濁し、N、N−シイプロピルエチ
ルアミン1.20gを加える。該溶液を(1R,5S、
63)−2−ジフェニルホスホリルオキシ−6−〔(1
R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル)1
−メチルカルバペン−2−エム−3−カルボン酸アリル
エステル4.95gのアセトニトリル25Id溶液に一
5°Cで加え、同温で1.5時間かくはんする。反応終
了後、溶媒を留去し、残金を酢酸エチル100dに溶解
し、洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残金をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(溶媒;n−ヘキサン:酢酸
エチル=3=1〜1:1)で精製して(1R,5S、6
S)−2−〔(2S,4S)−1−アリルオキシカルボ
ニル−2−(ジメチルチオカルバモイル)ピロリジン−
4−イルチオ) −6−〔(1R)−1−t−ブチルジ
メチルシリルオキシエチル]−1−メチルカルバペン−
2−エム−3−カルボン酸アリルエステル3.0gを得
る。
Mass(m/z):63B(M  ”+1)NMR(
CDC13)δ:0.10(611,s)、0.80(
911,s)、1.10−1.25(611,m) 、
 1.90−2.12 (IH、m) 、 2.50−
2.75 (ltl、 m) 、 3.053.65 
(Loll、 +n) 、 3.85−4.20 (3
11,m) 、 4.40−4.75 (4H,m) 
4.82−4.95+(LH,m) 、 5.00−5
.41 (411,m) 、 5.65−6 、00 
(211+m) (4) 本島2.71gのテトラヒドロフラン25m1
溶液に酢酸255■を加え、さらに該溶液にIMのテト
ラブチルアンモニウムフロリド−テトラヒドロフラン溶
液14.9dを加え、25゛Cで1時間かくはんする。
反応後、溶媒を留去し、残金を酢酸エチル50rall
に溶解後、洗浄、乾燥する。溶媒留去後、残金をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;n−ヘキサン:
酢酸エチル=1:2〜クロロホルム:メタノール=XO
O:1)で精製して(1R,53,6S)−2−〔(2
S,4S)−1−アリルオキシカルボニル−2−(ジメ
チルチオカルバモイル)ピロリジン−4−イルチオ)−
6−〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕−1−メチル
カルバペン−2−エム−3カルボン酸アリルエステル1
.0gを得る。
1 Rν   (cm−’):3400.  l’77
0.l’/UυNMR(CDCI+)δ:1.20−1
.40(611,m) 、 1.45−2.25(II
I艷)、 2.60−2.80 (III、 m) 、
 2.90−3.80 (10■、 m) 、 3.9
5−4.32 (311、m) 、 4.40−4.9
0 (4H,m) 、 4.90−5.10 ([1,
m) 、 5.10−5.50411.m) 、5.7
0−6.05(2H,+a)(5) 本島720■の酢
酸エチル36−溶液にジメドン835■を加え、アルゴ
ンガスを5分間吹き込む。テトラキストリフェニルホス
フィンパラジウム(0)144■の塩化メチレン15成
溶液をアルゴン気流下に加え、30°Cで4時間かくは
んする0反応後、水を加えて分液し、水層を濃縮後、残
金を非イオン性吸着樹脂(CHP−20P;三菱化成社
製)充填カラムクロマト(溶媒;水〜10%メタノール
水溶液)で精製して、(1R,53,63)−2−〔(
2S,4S)−2−(ジメチルチオカルバモイル)ピロ
リジン−4−イルチオ) −6−〔(1R)−1−ヒド
ロキシエチルツー1−メチルカルバベン−2−エム−3
−カルボン酸220■を得る。
Mass(m/z):400(M  ”  +1)NM
R(020)δ:1.20(3H,d)、 1.28(
311,d)、 1.65−1.90(IH,m) 、
 2.95−3.25 (III、 m) 、 3.2
5−3.60 (3)1. m) 、 3.39 (3
11、s) 、 3.49 (311,s) 、 3.
70−3.85 (ltl、 m) 、 3.90−4
.10 (III。
m)、4.15−4.30(2t1.m) 、4.80
−4.90(ill、m)実施例2 (1)   (3S、4S)−3−〔(1R)−1−t
−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(1R
)−カルボキシエチルツー2−アゼチジノン22.5g
のアセトニトリル225成懸濁液に、カルボニルジイミ
ダゾール14.5gを加え、室温で30分間かくはんす
る。ついで、(2S、4S)−1−アリルオキシカルボ
ニル−2ジメチルチオカルバモイル−4−メルカプトピ
ロリジン23.6gのアセトニトリル10046”液を
室温で滴下し、終夜かくはんする。溶媒留去後、残金を
酢酸エチルに溶解し、洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。
残金をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;n
−ヘキサン:酢酸エチル=2:3)で精製して(3S、
43)−3−〔(1R)−1−t−ブチルジメチルシリ
ルオキシエチル)−4−〔(1R)−1−(〔(2S,
4S)1−アリルオキシカルボニル−2−(ジメチルチ
オカルバモイル)ピロリジン−4−イルチオ]カルボニ
ル〕エチル]−2−アゼチジノン25゜9gをシロップ
として得る。
NMR(CDC13)δ:0.08(61Ls)、0.
88(911,s)、1.14(2)1.d) 、 1
.25 (311,d) 、 1.99−2.15 (
III、 m) 、 2.66−3.02 (311,
m)、 3.36−3.69 (71[、m) 、 3
.84−4.22 (411,m) 、 4.51−4
.61 (2)1.+n)、4.95−5.37(34
1,+n)、5.78−6.03(211,m)(2)
 本島25.9gのクロロホルム260rtdl ?W
液にトリエチルアミン20dを加え、アリルオキシオキ
ザリルクロリド21.2gを10°C以下で滴下する。
同温で1時間か(はん後、反応液をリン酸緩衝液200
++1(pH7,0,O,1Mリン酸二ナトリウム)に
加え、有機層を分取する。洗浄、乾燥後、溶媒を留去し
、残金をシリカゲルカラムクロマトグラフィー曽容媒;
n−ヘキサン:酢酸エチル=372)で精製し、イソプ
ロピルエーテルで結晶化して(3S、4S)−3−〔(
1R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル)
−4−〔(1R)−1−1: C(23,4S)−1−
アリルオキシカルボニル−2−(ジメチルチオカルバモ
イル)ピロリジン−4−イルチオ〕カルボニル〕エチル
]−1−アリルオキシオキザリル−2−アゼチジノン1
9.2gを無色針状晶として得る。
NMR(CDCI z)δ:0.02(311,s) 
、0.06(311,s) 、0.85(9tl、s)
、 1.21 (3H,d) 、 1.29(311,
d) 、 1.97−2.11 (ill、 m) 、
 2.65−2.89 (1[1,m) 、 2.98
−3.17 (III、 m) 、 3.42−3.6
4 (81i、 m) 。
3.88−5.45(13f1.m)、5.84−6.
03(2)1.m)(3) 本島8g、亜リン酸トリエ
チルエステル15.9g及びハイドロキノン560mg
のキシレン640d溶液を130°Cで48時間力U熱
する。溶媒を留去し、残金をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶媒;n−ヘキサン:酢酸エチル=1 :
 1)で精製して(1R,55,6S)−2−〔(2S
,4S)−1−アリルオキシカルボニル−2−(ジメチ
ルチオカルバモイル)ピロリジン−4−イルチオ)、−
6−〔(1R) −1−t −ブチルジメチルシリルオ
キシエチル〕−1−メチルカルバペン−2−エム−3−
カルボン酸アリルエステル3.7gを得る。
NMR(CDCl z)δ:0.09(611,s)、
0.89(911,s)、1.17−1.25(611
,m) 、 2.03−2.17 (ill、 m) 
、 2.65−2.72 (Itl、 m) 、 3.
203.69(911,m) 、 4.14−4.27
 (41L m) 、 4.50−5.48(9t(、
m) 、 5.86−6.02(2)1.m) (4) 本島を実施例1−(4)及び(5)と同様に処
理して(1R,53,6S)−2−〔(2S,4S)−
2−(ジメチルチオカルバモイル)ピロリジン−4−イ
ルチオ)−6−〔(1R)−1−ヒドロキシエチル)−
1−メチルカルバペン−2−エム−3−カルボン酸を得
る。
参考例 (1)   (2S、4R)−2−カルボキシ−4−ヒ
ドロキシピロリジン13.1gの水130 mft溶液
に、炭酸水素ナトリウム19.3g及びテトラヒドロフ
ラン26dを加え、さらにクロロ炭酸アリルエステル1
1.71dを10゛C以下で滴下する。同温で30分間
、さらに室温で30分間かくはん後、エーテル洗浄し、
10%塩酸で中和後、酢酸エチル抽出する。酢酸エチル
層を乾燥後、溶媒を留去して(2S、4R)−1−アリ
ルオキシカルボニル−2−カルボキシ−4−ヒドロキシ
ピロリジン21.5gを無色油状物として得る。
(2) 本島53.8gのテトラヒドロフラン625成
溶液に、N−ヒドロキシスクシンイミド29gを加え、
さらに10°Cでジシクロへキシルカルボジイミド51
.3gを加え、同温で30分間かくはんする。ついで、
ジメチルアミン塩酸塩61.3gを加え、さらに同温で
トリエチルアミン105dを滴下する。室温で終夜かく
はん後、不溶物をろ別し、溶媒を留去する。残渣を飽和
食塩水に加え、クロロホルム抽出し、乾燥後、溶媒を留
去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精
製して(2S、4R)−1−アリルオキシカルボニル−
2−ジメチルカルバモイル−4−ヒドロキシピロリジン
58gを無色油状物として得る。
(3) 本島29.4gのテトラヒドロフラン150I
rfl溶液にトリフェニルホスフィン39.8gを加え
、10分間かくはんする。アゾジカルボン酸ジエチルエ
ステル23.9dを−10’C以下で滴下し、1o分間
かくはんする。ついで、チオ酢酸9.6mff1を一1
0°C以下で滴下し、同温で2時間かくはんする。溶媒
留去後、残渣をイソプロピルエーテルで結晶化し、結晶
をろ去する。ろ液を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで精製して(2S、4S) −1−ア
リルオキシカルボニル−2−ジメチルカルバモイル−4
アセチルチオピロリジン30.6gを無色針状晶として
得る。
m、p、64−5°C (4) 本品5.7gのトルエン50m1溶液に2.4
−ビス(4−メトキシフェニル)−1,3ジチア−2,
4−ジホスフェタン−24−ジスルフィド3.8gを加
え、30分間加熱還流する。溶媒留去後、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーで精製して(2S、4S
)−1−アリルオキシカルボニル−2−ジメチルチオカ
ルバモイル−4−アセチルチオピロリジン4.4gを油
状物として得る。
NMR(CDC13)δ:1.96−2.11(IH,
m)、2.67−2.88(ill、m)、 3.35
−3.62 (7t1. m) 、 3.86−4.2
4 (211,m) 、 4.49−4.61 (2I
f、m) 、4.94−5.36(311,m) 、5
.76−6.02(ill、m)(5) 本孔23.6
gに水冷下に16%アンモニア−メタノール236 m
l溶液を加え、同温で30分間かくはんする。溶媒留去
後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製
して(2S、4S)−1−アリルオキシカルボニル−2
ジメチルチオカルバモイル−4−メルカプトピロリジン
11.5gを油状物として得る。
NMR(CDC13)δ:L84(111,d)、1.
98−2.2H111,m)、2.69−2.83 (
IH,m) 、 3.16−3.62 (811,m)
 、 4.06−4.18 (III、 m) 。
4、44−4.61 (2H,m) 、 4.90−5
.37 (31L m) 、 5.73−6.02 (
III+m) (発明の効果) R1、R2及びR3が水素原子である本発明の目的化合
物(1)もしくはその薬理的に許容しうる塩は、ストレ
プトコッカス(鉦匹H匹匹製と)属(例エバ、ストレプ
トコッカス・ニューモニエ(」ユ□) )、エンテロコ
ツカス(En terococcus)属(例えば、エ
ンテロコツカス・フエカーリス(E、  faecal
is))、スタフィロコッカス(71ococcus)
属(例えば、スタフィロコッカス・アウレウス(S、 
aureus) 、スタフィロコッカス・エビデルミゾ
イス(」ユ肚旦ermidis ) )及びシュードモ
ナス(Pseudomonas)属(例えば、シュード
モナス・アエルギノーザ(P、 aeru 1nosa
)などに属する広範囲の種々の細菌に対し優れた抗菌活
性を示し、ダラム陽性菌及びダラム陰性菌の両方に対し
優れた抗菌活性を示す。また、R1,R2及びR3が水
素原子である目的化合物(1)もしくはその薬理的に許
容しうる塩は、バシラス(Baci旦旦)属(例えば、
バシラス・サブチリス(」工5ubti l is) 
)、エシェリキア(Escherichia)属(例え
ば、エシェリキア・コリ(E、 colt))、クレブ
シェラ(Klebsiella)属(例えば、クレブシ
ェラ・ニューモニエ(K、  neumoniae))
、エンテロバクタ−(Enterobacter)属(
例えば、エンテロバクタ−・アエロゲネス(」ユgμy
es)、エンテロバクタ−・クロアカニ(E、 clo
acae ) )、セレイシア(Serratia )
属(例えば、セレイシア・マルセッセンス(S、 ma
rcescens))などに属する細菌に対しても、あ
るいはシトロバクタ−(Citrobacter )属
、プロテウス(Proteus )属、シケラ(Sh釦
虹1a) 属、ヘ−Eフィルス(ル埠シ臣加ユ凰シ)属
、サルモネラ(Salmonella)属に属する細菌
に対しても優れた抗菌活性を示す。また、当該目的化合
物は、デヒドロペプチターゼIに対し安定性が良く、更
に、低毒性であり、医薬として高い安全性を示す。
従って、R1、R2及びR3が水素原子である本発明の
目的化合物(1)もしくはその薬理的に許容しうる塩は
、前記ダラム陽性菌やダラム陰性菌により惹起される各
種感染症治療剤として、人間を含む哺乳動物の化学療法
剤として、あるいは動物飼料の添加剤として用いること
ができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (但し、Rは低級アルキル基、R^1は水素原子または
    水酸基の保護基、R^2は水素原子またはイミノ基の保
    護基、R^3は水素原子またはカルボキシル基の保護基
    を表す。)で示される1−メチルカルバペネム誘導体ま
    たはその塩。
  2. (2)Rがメチル基、R^1、R^2及びR^3が水素
    原子である請求項(1)記載の化合物またはその薬理的
    に許容しうる塩。
  3. (3)(1R,5S,6S)−2−〔(2S,4S)−
    2−(ジメチルチオカルバモイル)ピロリジン−4−イ
    ルチオ〕−6−〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕−
    1−メチルカルバペン−2−エム−3−カルボン酸また
    はその薬理的に許容しうる塩。
  4. (4)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (但し、R^1は水素原子または水酸基の保護基、R^
    3は水素原子またはカルボキシル基の保護基を表す。) で示されるアルコール化合物の反応性エステル又はその
    塩と一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (但し、Rは低級アルキル基、R^2は水素原子または
    イミノ基の保護基を表す、) で示されるメルカプタン化合物とを反応させ、要すれば
    、生成物をその塩とすることを特徴とする一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (但し、R、R^1、R^2及びR^3は前記と同一意
    味を有する。) で示される1−メチルカルバペネム誘導体またはその塩
    の製法。
  5. (5)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (但し、Rは低級アルキル基、R^1は水素原子または
    水酸基の保護基、R^2は水素原子またはイミノ基の保
    護基、R^3は水素原子またはカルボキシル基の保護基
    を表す。)で示されるアゼチジノン化合物またはその塩
    と一般式 P(R^4)_3(V) (但し、R^4はアルコキシ基、アリールオキシ基また
    はジアルキルアミノ基を表す。)で示されるリン化合物
    とを反応させて一般式▲数式、化学式、表等があります
    ▼(IV) (但し、R、R^1、R^2、R^3及びR^4は前記
    と同一意味を有する。) で示される化合物とした後、該化合物(IV)を閉環させ
    、要すれば、生成物をその塩とすることを特徴とする一
    般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (但し、R、R^1、R^2及びR^3は前記と同一意
    味を有する。) で示される1−メチルカルバペネム誘導体またはその塩
    の製法。
  6. (6)請求項(4)または(5)の製法において、R^
    1、R^2及びR^3の少なくともひとつが保護基であ
    る場合、一般式( I )で示される1−メチルカルバペ
    ネム誘導体からさらに当該保護基を除去し、要すれば、
    生成物をその薬理的に許容しうる塩とすることを特徴と
    する2−〔2−(ジ低級アルキルチオカルバモイル)ピ
    ロリジン−4−イルチオ〕−6−(1−ヒドロキシエチ
    ル)−1−メチルカルバペン−2−エム−3−カルボン
    酸またはその薬理的に許容しうる塩の製法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002326985A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Sumitomo Pharmaceut Co Ltd アゼチジノン誘導体およびその製造方法
WO2011048583A1 (en) 2009-10-23 2011-04-28 Ranbaxy Laboratories Limited Process for the preparation of carbapenem compounds
US8841444B2 (en) 2008-07-30 2014-09-23 Ranbaxy Laboratories Limited Process for the preparation of carbapenem compounds

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