JPH04116892U - 蛍光表示管用スイツチング電源 - Google Patents

蛍光表示管用スイツチング電源

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JPH04116892U
JPH04116892U JP2722391U JP2722391U JPH04116892U JP H04116892 U JPH04116892 U JP H04116892U JP 2722391 U JP2722391 U JP 2722391U JP 2722391 U JP2722391 U JP 2722391U JP H04116892 U JPH04116892 U JP H04116892U
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switching power
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徹志 大竹
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東光株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力電圧の変動に対して安定した交流電圧を
蛍光表示管のフィラメント用電圧として供給して蛍光表
示管の輝度を安定にする蛍光表示管用スイッチング電源
を提供するものである。 【構成】 スイッチング電源に於いて、トランスの所定
の巻線を介して蛍光表示管のフィラメント用電圧が供給
されており、入力電圧に依存する誘起起電圧を除去して
逆起電圧のみがフィラメント用電圧の交流電圧が導出さ
れるように該巻線に夫々第1と第2のダイオードが接続
されてなる半波整流回路が接続されているフライバック
型の蛍光表示管用スイッチング電源である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スイッチング電源の入力電圧の変動に対して蛍光表示管の輝度を安 定に保持し得る改良されたフライバック型の蛍光表示管用スイッチング電源に関 する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の蛍光表示管用スイッチング電源の一例を示す図である。入力端 子1を介して発振回路10に所定の入力電圧VINが印加されるようになされ、ト ランスTの一次側巻線から発生する起電圧を整流平滑回路8を介して直流出力− V01を得て、トランスTの二次側巻線を介して起電圧V02が出力される。出力端 子4,6から得られる電圧V02は、蛍光表示管3のフィラメント3k のフィラメ ント用電圧として用いられる。又、二次巻線の中間タップは、端子5に接続され て、抵抗R3 と蛍光表示管のカットオフ電圧を設定する為の定電圧ダイオードD 5 との接続点に接続されている。図6に示すようにフィラメント用電圧V02は、 定電圧ダイオードD5 で設定された基準電圧−VR に重畳されて出力端子4,6 を介してフィラメント3k に印加される。出力端子2から得られる出力電圧−V 01 は、駆動回路7を介してグリッド3G と蛍光体が塗布されたアノード電極3A に印加されるようになされており、グリッド3G とアノード電極3A に駆動回路 7を介して−V01の電圧より高い電圧、たとえば接地電圧が印加されると、フィ ラメント3k から放出されている電子がアノード電極3A に到達して蛍光体を刺 激して発光する。蛍光管の輝度は、出力端子4,6からフィラメント3K に印加 されるフィラメント用電圧に依存する。
【0003】 フィラメント用電圧V02は、交流電圧であって、基準電圧−VR に重畳されて 蛍光表示管3のフィラメント3k に印加される。フィラメント用電圧V02は、図 5に図示されるように入力電圧VINの変動に対して出力電圧V01が定電圧ダイオ ードD2 によって一定に設定されるのに対して、上昇する特性を有している。即 ち、図6に図示されるように基準電圧−VR に交流電圧V02が重畳されており、 入力電圧VINが上昇すると、点線に示すようにフィラメント用電圧V02は増大す る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
蛍光表示管用スイッチング電源の出力電圧V01,V02は、入力電圧VINに対し て図5に示すような特性を有しており、入力電圧VINの上昇に対してフィラメン ト用電圧V02は上昇し、入力電圧VINの降下に対して起電圧V02が低下する特性 がある。一方、蛍光表示管の輝度は、フィラメント用電圧に依存しており、入力 電圧VINが大きくなると、蛍光表示管の輝度も増大し、逆に入力電圧VINが小さ くなると、フィラメント用電圧V02も小さくなって、蛍光表示管の輝度も低下す る欠点を有している。たとえば車載用の蛍光表示管のように入力電圧が変動し易 い用途に使用された場合、蛍光表示管の輝度が不安定となる欠点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の蛍光表示管用スイッチング電源は、該スイッチング電源のトランスの 所定の巻線を介して該蛍光表示管のフィラメント用電圧が供給されており、逆起 電圧のみが交流電圧として出力されるように該巻線に第1と第2のダイオードか らなる半波整流回路が接続されたものである。
【0006】
【作用】
本考案の蛍光表示管用スイッチング電源は、蛍光表示管のフィラメント用電圧 として巻線から得られる起電圧のうち、半波整流回路によって誘導起電圧の正方 向の起電圧を除去して負方向の起電圧(逆起電圧)のみを導出してフィラメント に印加するようにしたものである。
【0007】
【実施例】
図1は、本考案に係る蛍光表示管用スイッチング電源の一実施例を示す回路図 であり、入力端子1に平滑用コンデンサC1 とスイッチング・トランジスタQ1 のエミッタと抵抗R1 が夫々接続され、トランジスタQ1 のコレクタがトランス Tの一次巻線N1 の一端が接続されている。トランジスタQ1 のベースには抵抗 R2 とコンデンサC3 が接続されている。抵抗R2 の他端はトランジスタQ2 の コレクタに接続され、そのベースが抵抗R1 の他端に接続されている。一方、コ ンデンサC3 の他端は、二次巻線N2 の一端に接続され、二次巻線N2 の他端が 入力端子1に接続されている。一次巻線N1 とトランジスタQ1 のコレクタとの 接続点には、ダイオードD1 とコンデンサC2 からなる整流平滑回路8が接続さ れている。ダイオードD1 とコンデンサC2 との接続点が出力端子2に接続され ると共に、その接続点とトランジスタQ2 のベース間に出力電圧を安定化する定 電圧ダイオードD2 が接続されている。トランスTの三次巻線N3 は、その一端 にダイオードD3 のアノードが接続され、他端にダイオードD4 のカソードが接 続され、半波整流回路が形成されており、ダイオードD3 のカソードが出力端子 4に接続され、ダイオードD4 のアノードが出力端子6に接続されている。コン デンサC1,2 とトランジスタQ2 のエミッタ及び一次巻線N1 の他端は共に接 地されている。又、三次巻線N3 の中間タップは、出力端子5に接続され、所定 の基準電圧−VR が印加されている。
【0008】 出力端子4と6は、蛍光表示管3のフィラメント3K に接続され、出力端子2 は、抵抗R3 に接続され、その他端が定電圧ダイオードD5 のアノードに接続さ れ、そのカソードが接地されており、定電圧ダイオードD5 と抵抗R3 との接続 点は、端子5に接続されている。出力端子2からの出力電圧−VR は、蛍光表示 管3の駆動回路7に印加され、制御信号に基づいて基準電圧−VR より高い電圧 、たとえば接地電圧が印加されるようになされることによって、フィラメント3 K から放出される電子がアノード電極3A に衝突して蛍光体が発光するようにな されている。
【0009】 本考案に係る蛍光表示管用スイッチング電源は、図2(a)に示されるような 入力電圧VINと逆起電圧による出力電圧V01が加算された電圧がトランスTの一 次巻線N1 から得られる。三次巻線N3 にダイオードD3 ,D4 が付加されてい ない場合は、一次巻線N1 から得られる電圧と相似した電圧が三次巻線N3 から 得られる。しかし、本考案の蛍光管表示管用スイッチング電源では、ダイオード D3,4 からなる半波整流回路が接続されている為に、定電圧ダイオードD2 に よって安定化された図2(b)の実線で示されるような波形に相似した波形が出 力端子4,6から出力される。即ち、誘起々電圧の正方向の起電圧は、ダイオー ドD3 ,D4 によって阻止されるので、負方向の起電圧(逆起電圧)のみがダイ オードD3 とD4 を介して出力されるようになされている。従って、入力電圧V IN に対して出力電圧V02は、図3に示されるように入力電圧VINが上昇しても、 出力電圧V01が定電圧化されるレベルに達した時点で、略一定になる。
【0010】 従って、本考案に係る蛍光表示管用スイッチング電源では入力電圧VINが変動 したとしても、出力電圧−V01が定電圧ダイオードD2 によって定電圧化されて いる範囲で使用している場合は、フィラメント用電圧V02は、入力電圧VINが上 昇、或いは降下したとしても、一定であるので、蛍光表示管の輝度が増したり、 低減したりする不具合は、発生することはない。
【0011】 蛍光表示管用スイッチング電源の一例として、出力電力1.2Wのスイッチン グ電源において、入力電圧VINを6Vから13Vまで変化させた時、従来の回路 では、フィラメント用電圧V02は44%まで増加したのに対して、本考案の蛍光 表示管用スイッチング電源では、出力電圧VINは、10%程度上昇した後は略安 定した電圧を保つ特性を得た。この上昇の範囲は、輝度の変化としては、全く問 題のない範囲であり、蛍光表示管の輝度を安定したものとすることができる。
【0012】
【考案の効果】
本考案の蛍光表示管用スイッチング電源は、トランスの三次巻線に半波整流回 路を設けて、逆起電圧のみをフィラメント用電圧として用いることにより安定し た交流電圧を得ることができるものであり、入力電圧の変動が頻繁に起き易い車 載用の蛍光表示管用スイッチング電源として用いられた場合、蛍光表示管の輝度 を一定に保つことができるので、極めて効果的なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の蛍光表示管用スイッチング電源の一実
施例を示す回路図である。
【図2】本考案の蛍光表示管用スイッチング電源を説明
する為の図である。
【図3】本考案の蛍光表示管用スイッチング電源の入出
力電圧特性を説明する為の図である。
【図4】従来の蛍光表示管用スイッチング電源の一例を
説明する為の図である。
【図5】従来の蛍光表示管用スイッチング電源の入出力
電圧特性を説明する為の図である。
【図6】従来の蛍光表示管用スイッチング電源の蛍光表
示管のフィラメント用電圧を示す図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 出力端子 3 蛍光表示管 3A アノード電極 3G グリッド 3K フィラメント 4,6 出力端子 7 駆動回路 8 整流平滑回路 T トランス Q1 ,Q2 トランジスタ C1 ,C2 ,C3 コンデンサ D1 ,D3 ,D4 ダイオード D2 ,D5 定電圧ダイオード R1 〜R3 抵抗

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛍光表示管用スイッチング電源に於い
    て、該スイッチング電源のトランスの所定の巻線に逆起
    電圧のみが交流電圧として出力されるように半波整流回
    路が接続され、該半波整流回路を介して蛍光表示管にフ
    ィラメント用電圧を供給することを特徴とする蛍光表示
    管用スイッチング電源。
  2. 【請求項2】 蛍光表示管用スイッチング電源に於い
    て、該スイッチング電源のトランスの所定の巻線を介し
    て該蛍光表示管のフィラメント用電圧が供給されてお
    り、逆起電圧のみが交流電圧として出力されるように該
    巻線に半波整流回路が接続され、該半波整流回路を介し
    てフィラメント用電圧が得られると共に、該巻線に中間
    タップを設けて基準電圧源に接続して所定の基準電圧に
    フィラメント用電圧を重畳してフィラメントに印加する
    ことを特徴とする蛍光表示管用スイッチング電源。
  3. 【請求項3】 前記半波整流回路が巻線に接続された第
    1と第2のダイオードからなることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の蛍光表示管用
    スイッチング電源。
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