JPH04115900U - 高所作業車の省エネシステム - Google Patents
高所作業車の省エネシステムInfo
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- JPH04115900U JPH04115900U JP2717391U JP2717391U JPH04115900U JP H04115900 U JPH04115900 U JP H04115900U JP 2717391 U JP2717391 U JP 2717391U JP 2717391 U JP2717391 U JP 2717391U JP H04115900 U JPH04115900 U JP H04115900U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高所作業車において、作業終了後における作
業台側バッテリの浪費を抑えることができるようにす
る。 【構成】 車体21に対して作業台25を昇降その他移
動させる昇降移動装置23,24の作動を制御する車体
側制御装置11及び作業台側制御装置12に対して、そ
れぞれ車体側バッテリ15及び作業台側バッテリ16か
ら電力供給を行うようにした高所作業車20において、
作業台側バッテリ16からの作業台側制御装置12への
電力供給が行なわれている場合に、車体側制御装置11
に対する車体側バッテリ15からの電力供給の停止操作
が行なわれたときは、その作業台側制御装置12への電
力供給をも停止させる連動式電力供給停止手段を設けて
構成する。
業台側バッテリの浪費を抑えることができるようにす
る。 【構成】 車体21に対して作業台25を昇降その他移
動させる昇降移動装置23,24の作動を制御する車体
側制御装置11及び作業台側制御装置12に対して、そ
れぞれ車体側バッテリ15及び作業台側バッテリ16か
ら電力供給を行うようにした高所作業車20において、
作業台側バッテリ16からの作業台側制御装置12への
電力供給が行なわれている場合に、車体側制御装置11
に対する車体側バッテリ15からの電力供給の停止操作
が行なわれたときは、その作業台側制御装置12への電
力供給をも停止させる連動式電力供給停止手段を設けて
構成する。
Description
【0001】
本考案は、車体と作業台の双方に、作業台の昇降移動装置の制御装置を有する
高所作業車の省エネシステムに関する。
【0002】
高所における作業を行なう場合には、車体上に、この車体に対して作業者搭乗
用の作業台を、例えば、油圧等の流体圧を利用した起伏・伸縮作動によって昇降
させるブーム、及びそのブームの先端に対して首振移動させる首振装置からなる
昇降移動装置を備えた高所作業車が多く用いられる。
ところで、上記昇降移動装置の作動制御(ブームの起伏・伸縮及び旋回作動や
首振装置の作動のほか、車体の安定維持のための作動規制制御等を含む)、即ち
、上記流体圧の供給制御は、車体に取り付けられ、地上にいる作業者によって操
作される車体側制御装置、及び作業台に取り付けられ、作業台に搭乗した作業者
によって操作される作業台側制御装置の作動(流体圧バルブの切換え等)を通じ
て行なわれるようになっていることが多い。
ここで、高圧電力等を扱う電気工事用の高所作業車では、車体と作業台間を電
気的に絶縁状態とするため、ブームの一部を絶縁材料によって形成するとともに
、車体側制御装置には車体に搭載された車体側バッテリから作動用電力を供給す
る一方、作業台側制御装置には作業台に搭載された作業台側バッテリから作動用
電力を供給するようにしている。なお、各制御装置に対する各バッテリからの電
力供給とその停止は、通常、作業者による電力供給スイッチ(それぞれ車体、作
業台に取り付けられる)のオン・オフ操作(車体側については、車載エンジンの
出力の伝達先を流体圧ポンプから駆動輪に切換える等、高所作業車を走行可能な
状態とするための操作に連動していることが多い)によって行なわれる。
【0003】
ただし、作業台への搭載重量の制限等から作業台側バッテリは小型のもの、即
ち、蓄電容量の少ないものしか用いることができない。このため、作業台側制御
装置に対する作業台側バッテリからの電力供給が行なわれているにもかかわらず
、ブームが所定時間(例えば、30分)の間作動されなかった場合(作業台側制
御装置が操作されなかった場合)には、その作業台側制御装置に対する電力供給
を自動的に停止する非作動時自動電力供給停止手段を設け、作業台側バッテリの
無駄な電力消費を抑えるようにしている。
【0004】
しかしながら、そのような非作動時自動電力供給停止手段のみでは、作業終了
後(ブーム格納後等)に作業台側制御装置への電力供給を停止するための作業台
側の電力供給スイッチのオフ操作をし忘れた場合、その後も上記所定時間が経過
するまで作業台側バッテリからの作業台側制御装置に対する電力供給は続行され
ることになり、その分作業台側バッテリの畜電力を浪費してしまうことになると
いう問題がある。そして、このような蓄電力の浪費によって、頻繁に作業台側バ
ッテリの交換又は充電を行わなければならなくなり、作業者の負担の増加につな
がる。
【0005】
本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであり、作業終了後における
作業台側バッテリの浪費を抑えることができるようにした高所作業車の省エネシ
ステムを提供することを目的としている。
【0006】
上記の目的を達成するために、本考案の省エネシステムは、車体に対して作業
台を昇降その他移動させる昇降移動装置の作動を制御する車体側制御装置及び作
業台側制御装置に対して、それぞれ車体側バッテリ及び作業台側バッテリから電
力供給を行うようにした高所作業車において、作業台側バッテリからの作業台側
制御装置への電力供給が行なわれている場合に、車体側制御装置に対する車体側
バッテリからの電力供給の停止操作が行なわれたときは、その作業台側制御装置
への電力供給をも停止させる連動式電力供給停止手段を設けて構成している。
【0007】
このような省エネシステムでは、例えば、前述の非作動時自動電力供給停止手
段を備えた高所作業車において、作業終了後に車体側制御装置に対する車体側バ
ッテリからの電力供給の停止操作(又は高所作業車を走行可能な状態とするため
の操作)が行われることにより、それとほぼ同時に、つまりは上記非作動時自動
電力供給停止手段が作業台側バッテリからの作業台側制御装置への電力供給を停
止する前に、その作業台側制御装置への電力供給を停止し、作業台側バッテリの
浪費を防止する。
【0008】
以下、本考案の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
まず、図2を用いて、本考案に係る省エネシステムを備えた高所作業車につい
て説明する。
この高所作業車20は作業者搭乗用の作業台25を備えてなり、その作業台2
5を、起伏・伸縮及び旋回作動が自在なブーム23によって昇降及び旋回移動さ
せ、また、ブーム23の先端に取り付けられた首振装置24によって首振移動さ
せることができるようになっている。なお、以下、ブーム23及び首振装置24
をまとめて昇降移動装置といい、この昇降移動装置の各作動は、車体21に搭載
された油圧ポンプ26により発生される油圧を利用して行われる。また、その油
圧ポンプ26の駆動は、走行用エンジン27からパワーテイクオフ装置28によ
って取り出した出力を利用して行われる。このため、パワーテイクオフ装置28
による油圧ポンプ26の駆動が行われているときは、高所作業車20の駆動輪2
9には走行用エンジン27の出力が伝達されず、高所作業車20は走行不能とな
る。さらに、ブーム23の先端側は、車体21と作業台25間を電気的に絶縁状
態とするために絶縁材料によって構成されている。
【0009】
ここで、昇降移動装置の作動制御(旋回・起伏等及び首振制御のほか、車体2
1の安定維持のための作動規制制御等を含む)、即ち、油圧ポンプ26により発
生された油圧の昇降移動装置に対する供給制御は、車体21に取り付けられ、地
上にいる作業者によって操作される車体側制御装置11による油圧バルブ(図示
せず)の切換え作動、又は作業台25に取り付けられ、作業台25に搭乗した作
業者によって操作される作業台側制御装置12の同作動を通じて行われる。ただ
し、上記絶縁状態を維持するため、車体21から作業台側制御装置12に対する
電力供給は行わず、上記車体側制御装置11は、車体21に搭載された車体側バ
ッテリ15からの電力供給を受けて作動し、上記作業台側制御装置12は、作業
台25に搭載された作業台側バッテリ16からの電力供給を受けて作動するよう
にしている。これらのつながりを概略的に図示したのが図1である。なお、各制
御装置11,12に対する電力供給とその停止は、通常、作業者による車体側・
作業台側電力供給スイッチ17,18(それぞれ車体21、作業台25に取り付
けられている)のオン・オフ操作(車体側電力供給スイッチ17は、パワーテイ
クオフ装置28の作動スイッチ28aのオン・オフ操作に連動している)によっ
て行なわれる。また、両制御装置11,12は、上記絶縁状態維持のための光信
号伝送回路19(光ファイバ19aと電気/光信号変換器19b,19bとから
なる)を介して相手側における操作信号その他昇降移動装置の作動制御に必要な
信号の授受を行うことができるようになっている。
【0010】
ところで、作業台側バッテリ16の大きさ(つまりは蓄電容量)は、作業台2
5における搭載重量の制限等から小さなものに限られる。このため、作業台側バ
ッテリ16の電力消費の無駄をできるだけ少なくすることが望ましい。
そこで、この高所作業車20には、上記省エネシステムが備えられているので
ある。
その省エネシステム1は、図1に示すように、非作動時自動電力供給停止装置
2と、上下連動式電力供給停止装置3とから構成されている。
【0011】
非作動時自動電力供給停止装置2は、作業台25に取り付けられ、操作検出器
2aと、タイマ2bと、電源回路遮断器3cとから構成されている。
操作検出器2aは、昇降移動装置にいずれかの作動を行わせるべく作業台側制
御装置12が操作されたことを検出して操作検出信号を出力する。
タイマ2bは、作業台側バッテリ16から作業台側制御装置12に対する電力
供給が行われている場合において、上記操作検出信号の入力を受けると、その信
号入力時からの経過時間をカウントする(ただし、そのカウントは操作検出信号
が入力されるごとにリセットされる)とともに電源回路遮断器3cに対して遮断
阻止信号を出力する。そして、上記経過時間(即ち、昇降移動装置の非作動時間
)が、予め適当に設定された所定時間に達したときは、上記遮断阻止信号の出力
を停止する。
電源回路遮断器3cは、上記遮断阻止信号を受けている間は作業台側バッテリ
16と作業台側制御装置12とをつなぐ電源回路を導通させて作業台側制御装置
12に対する電力供給を行わせ、上記遮断阻止信号の入力がなくなったときは上
記電源回路を遮断し、作業台側制御装置12に対する電力供給を停止させる。
【0012】
上下連動式電力供給停止装置3は、作動信号発生器3aと、作動信号受信器3
bと、上記電源回路遮断器3c(非作動時自動電力供給停止装置2と兼用)とか
ら構成されている。
作動信号発生器3aは、車体21側に取り付けられ、車体側バッテリ15から
車体側制御装置11への電力供給が行われている間(即ち、車体側電力供給スイ
ッチ17がオン操作されている間)は、その旨、即ち、車体側制御装置11が作
動又は作動スタンバイ状態にあることを示す作動状態信号を発生する。
作動信号受信器3bは、作動信号発生器3aから作動状態信号が出力されてい
る間、上記光信号伝送回路19を介してその作動状態信号を受信するが、その作
動状態信号を受けている間は、前述の電源回路遮断機3cに対して遮断阻止信号
を出力する。そして、作動信号発生器3aからの作動状態信号の入力がなくなっ
たときは、上記遮断阻止信号の出力を停止し、電源回路遮断器3cに作業台側制
御装置12に対する電力供給を停止させる。
【0013】
このように構成された省エネシステム1では、作業中において、作業台25に
搭乗した作業者が、上記所定時間の間、なんら昇降移動装置を作動させるべく作
業台側制御装置12の操作を行わなかった場合は、作業台25の長時間静止状態
での作業であるとして、作業台側バッテリ16から作業台側制御装置12に対す
る電力供給を停止して、作業中における無駄な作業台側バッテリ16の電力消費
を抑える。
さらに、作業終了後において、作業台25に搭乗していた作業者が作業台側電
力供給スイッチ18をオフにし忘れた場合でも、その後早いうち(上記所定時間
の経過よりも前)に、高所作業車20を走行させるべくパワーテイクオフ装置2
8の作動スイッチ28aがオフ操作されることにより、車体側バッテリ15から
の車体側制御装置に対する電力供給を停止するとともに作業台側バッテリ16か
ら作業台側制御装置12に対する電力供給をも停止して、作業後における作業台
側バッテリ16の電力の浪費(上記作動スイッチ28aのオフ操作時から上記所
定時間経過時までに供給されるはずであった電力分の消費)を防止することがで
きる。
【0014】
以上のような省エネシステムを用いれば、作業終了後において、作業台に搭乗
していた作業者が作業台側バッテリからの作業台側制御装置に対する電力供給を
停止するための操作をし忘れた場合であっても、高所作業車を走行させる等のた
めに車体側バッテリからの車体側制御装置に対する電力供給を停止させる操作を
行うことにより、これに連動して上記作業台側制御装置に対する電力供給をも停
止させることができるので、作業後における作業台側バッテリの畜電力の浪費を
確実に防止し、作業台側バッテリの交換・充電頻度を少なくして作業者の負担を
軽減することができる。
【図1】本考案に係る省エネシステムのブロック図であ
る。
る。
【図2】上記省エネシステムを備えた高所作業車の側面
図である。 2 非作動時自動電力供給停止装置 3 上下連動式電力供給停止装置 11 車体側制御装置 12 作業台側制御装置 15 車体側バッテリ 16 作業台側バッテリ 23,24 昇降移動装置 25 作業台 26 油圧ポンプ 28 パワーテイクオフ装置
図である。 2 非作動時自動電力供給停止装置 3 上下連動式電力供給停止装置 11 車体側制御装置 12 作業台側制御装置 15 車体側バッテリ 16 作業台側バッテリ 23,24 昇降移動装置 25 作業台 26 油圧ポンプ 28 パワーテイクオフ装置
Claims (1)
- 【請求項1】 車体上に、この車体に対して作業台を昇
降その他移動させるべく作動する昇降移動装置を備えて
なり、前記車体及び前記作業台にはそれぞれ、前記昇降
移動装置の作動を制御する車体側制御装置及び作業台側
制御装置を備え、前記車体側制御装置は前記車体に搭載
された車体側バッテリからの電力供給を受けて作動し、
また、前記作業台側制御装置は前記作業台に搭載された
作業台側バッテリからの電力供給を受けて作動するよう
にした高所作業車の省エネシステムであって、前記作業
台側バッテリからの前記作業台側制御装置への電力供給
が行なわれている場合に、前記車体側制御装置に対する
前記車体側バッテリからの電力供給の停止操作が行なわ
れたときは、前記作業台側制御装置への電力供給をも停
止させるようにした連動式電力供給停止手段を備えてな
ることを特徴とする高所作業車の省エネシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2717391U JPH04115900U (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 高所作業車の省エネシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2717391U JPH04115900U (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 高所作業車の省エネシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04115900U true JPH04115900U (ja) | 1992-10-15 |
Family
ID=31911511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2717391U Pending JPH04115900U (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 高所作業車の省エネシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04115900U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004035212A (ja) * | 2002-07-05 | 2004-02-05 | Aichi Corp | 上部電源自動入切装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61282300A (ja) * | 1985-06-07 | 1986-12-12 | 株式会社タダノ | 高所作業車の電気回路 |
JP4105098B2 (ja) * | 2002-02-01 | 2008-06-18 | サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | ディスクカートリッジ |
-
1991
- 1991-03-28 JP JP2717391U patent/JPH04115900U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61282300A (ja) * | 1985-06-07 | 1986-12-12 | 株式会社タダノ | 高所作業車の電気回路 |
JP4105098B2 (ja) * | 2002-02-01 | 2008-06-18 | サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | ディスクカートリッジ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004035212A (ja) * | 2002-07-05 | 2004-02-05 | Aichi Corp | 上部電源自動入切装置 |
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