JP2541698Y2 - 高所作業車の作動停止装置 - Google Patents
高所作業車の作動停止装置Info
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- JP2541698Y2 JP2541698Y2 JP628392U JP628392U JP2541698Y2 JP 2541698 Y2 JP2541698 Y2 JP 2541698Y2 JP 628392 U JP628392 U JP 628392U JP 628392 U JP628392 U JP 628392U JP 2541698 Y2 JP2541698 Y2 JP 2541698Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、高所作業車における作
業台の昇降作動の緊急停止およびその解除を行うための
作動停止装置に関する。
業台の昇降作動の緊急停止およびその解除を行うための
作動停止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車体上に昇降移動が自在な作業台を備え
た高所作業車には、通常時において作業台の昇降制御を
行うための操作手段のほかに、作業台の昇降作動を緊急
停止させるための停止スイッチが車体側および作業台側
のそれぞれに設けられている。これら車体側停止スイッ
チおよび作業台側停止スイッチのいずれかを操作すれ
ば、操作手段の操作いかんにかかわらず、作業台の昇降
作動を停止させることができる。
た高所作業車には、通常時において作業台の昇降制御を
行うための操作手段のほかに、作業台の昇降作動を緊急
停止させるための停止スイッチが車体側および作業台側
のそれぞれに設けられている。これら車体側停止スイッ
チおよび作業台側停止スイッチのいずれかを操作すれ
ば、操作手段の操作いかんにかかわらず、作業台の昇降
作動を停止させることができる。
【0003】また、停止スイッチにより作業台の昇降作
動を停止させた後、その停止状態を解除するための停止
解除スイッチも車体側および作業台側のそれぞれに設け
られている。これら車体側停止解除スイッチおよび作業
台側停止解除スイッチのいずれかを操作すれば、再び上
記操作手段による作業台の昇降制御を可能とすることが
できる。
動を停止させた後、その停止状態を解除するための停止
解除スイッチも車体側および作業台側のそれぞれに設け
られている。これら車体側停止解除スイッチおよび作業
台側停止解除スイッチのいずれかを操作すれば、再び上
記操作手段による作業台の昇降制御を可能とすることが
できる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
高所作業車では、操作した停止スイッチと同じ側に設け
られた停止解除スイッチを操作しなければ、作業台の昇
降作動の停止状態を解除することができなかった。例え
ば、作業台側停止スイッチを操作して昇降作動を停止さ
せた場合は、車体側停止解除スイッチを操作しても停止
状態は解除できず、作業台側停止解除スイッチを操作し
てはじめて停止状態を解除できた。このため、いちいち
いずれの停止スイッチが操作されたのかを確認しなけれ
ばその停止状態を解除できず、また、何等かの故障が生
じていると誤認する場合もあり、扱いにくい高所作業車
となっていた。
高所作業車では、操作した停止スイッチと同じ側に設け
られた停止解除スイッチを操作しなければ、作業台の昇
降作動の停止状態を解除することができなかった。例え
ば、作業台側停止スイッチを操作して昇降作動を停止さ
せた場合は、車体側停止解除スイッチを操作しても停止
状態は解除できず、作業台側停止解除スイッチを操作し
てはじめて停止状態を解除できた。このため、いちいち
いずれの停止スイッチが操作されたのかを確認しなけれ
ばその停止状態を解除できず、また、何等かの故障が生
じていると誤認する場合もあり、扱いにくい高所作業車
となっていた。
【0005】本考案は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、簡単に停止状態を解除することができる
ようにした高所作業車の作動停止装置を提供することを
目的としている。
たものであり、簡単に停止状態を解除することができる
ようにした高所作業車の作動停止装置を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案の作動停止装置は、作業台の昇降作動を行
わせる昇降制御部に対する作動電源の接続・遮断切換え
を行うメインリレースイッチを備えており、車体側およ
び作業台側に、メインリレースイッチの遮断作動を指示
すべく操作される車体側停止スイッチおよび作業台側停
止スイッチをそれぞれ備えている。また、車体側および
作業台側に、メインリレースイッチの接続作動を指示す
べく操作される車体側停止解除スイッチおよび作業台側
停止解除スイッチもそれぞれ備えている。そして、両停
止スイッチのいずれが操作されてメインリレースイッチ
が遮断作動したにかかわらず、両停止解除スイッチのい
ずれが操作されてもメインリレースイッチを接続作動さ
せる停止解除回路を備えている。
めに、本考案の作動停止装置は、作業台の昇降作動を行
わせる昇降制御部に対する作動電源の接続・遮断切換え
を行うメインリレースイッチを備えており、車体側およ
び作業台側に、メインリレースイッチの遮断作動を指示
すべく操作される車体側停止スイッチおよび作業台側停
止スイッチをそれぞれ備えている。また、車体側および
作業台側に、メインリレースイッチの接続作動を指示す
べく操作される車体側停止解除スイッチおよび作業台側
停止解除スイッチもそれぞれ備えている。そして、両停
止スイッチのいずれが操作されてメインリレースイッチ
が遮断作動したにかかわらず、両停止解除スイッチのい
ずれが操作されてもメインリレースイッチを接続作動さ
せる停止解除回路を備えている。
【0007】
【作用】このような作動停止装置では、いずれかの停止
スイッチを操作することにより、メインリレースイッチ
を遮断作動させ、昇降制御部に対する作動電源の供給を
停止させることができる。そして、停止解除回路の働き
により、いずれの停止スイッチを操作したかにかかわら
ず、メインリレースイッチを、いずれの停止解除スイッ
チの操作によっても接続作動させることができる。これ
により、昇降制御部への電源電力の供給を容易に再開さ
せることができ、作業台の昇降作動を可能とすることが
できる。
スイッチを操作することにより、メインリレースイッチ
を遮断作動させ、昇降制御部に対する作動電源の供給を
停止させることができる。そして、停止解除回路の働き
により、いずれの停止スイッチを操作したかにかかわら
ず、メインリレースイッチを、いずれの停止解除スイッ
チの操作によっても接続作動させることができる。これ
により、昇降制御部への電源電力の供給を容易に再開さ
せることができ、作業台の昇降作動を可能とすることが
できる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の好ましい実施例について図面
を参照しながら説明する。まず、図2には、本考案に係
る作動停止装置を備えた高所作業車20を示している。
この高所作業車20の車体21の後部には、車体21に
対して水平旋回が自在な旋回台22が取り付けられてい
る。また、この旋回台22の上部には、伸縮自在に構成
されたブーム23が起伏自在に枢着されている。さら
に、ブーム23の先端には、作業台24が水平に取り付
けられている。
を参照しながら説明する。まず、図2には、本考案に係
る作動停止装置を備えた高所作業車20を示している。
この高所作業車20の車体21の後部には、車体21に
対して水平旋回が自在な旋回台22が取り付けられてい
る。また、この旋回台22の上部には、伸縮自在に構成
されたブーム23が起伏自在に枢着されている。さら
に、ブーム23の先端には、作業台24が水平に取り付
けられている。
【0009】このような高所作業車20では、作業台2
4に搭乗した作業者は、作業台24に取り付けられた作
業台側操作レバー25を操作して旋回台22やブーム2
3の作動を制御しながら任意の高所に昇降移動すること
ができる。また、地上にいる作業者は、旋回台22の側
面に取り付けられた車体側操作レバー26を操作してブ
ーム23等を作動制御し、作業台24を昇降移動させる
ことができる。なお、ブーム23等の作動は油圧力を用
いて行われ、その油圧は車体21の前部に搭載された油
圧パワーユニット27aにおいて発生される。そして、
旋回台22の側面に取り付けられた油圧コントローラ2
7bが上記各操作レバー25,26の操作に応じて、油
圧パワーユニット27aにより発生された油圧をブーム
23等に供給制御する。以下、油圧パワーユニット27
aおよび油圧コントローラ27bを昇降制御部27とい
う。
4に搭乗した作業者は、作業台24に取り付けられた作
業台側操作レバー25を操作して旋回台22やブーム2
3の作動を制御しながら任意の高所に昇降移動すること
ができる。また、地上にいる作業者は、旋回台22の側
面に取り付けられた車体側操作レバー26を操作してブ
ーム23等を作動制御し、作業台24を昇降移動させる
ことができる。なお、ブーム23等の作動は油圧力を用
いて行われ、その油圧は車体21の前部に搭載された油
圧パワーユニット27aにおいて発生される。そして、
旋回台22の側面に取り付けられた油圧コントローラ2
7bが上記各操作レバー25,26の操作に応じて、油
圧パワーユニット27aにより発生された油圧をブーム
23等に供給制御する。以下、油圧パワーユニット27
aおよび油圧コントローラ27bを昇降制御部27とい
う。
【0010】さらに、この高所作業車20には、作業中
における不慮の事態に対応してブーム23等の作動を緊
急停止させる上記作動停止装置が取り付けられている。
以下、図1を併せ用いてこの作動停止装置10について
説明する。
における不慮の事態に対応してブーム23等の作動を緊
急停止させる上記作動停止装置が取り付けられている。
以下、図1を併せ用いてこの作動停止装置10について
説明する。
【0011】この作動停止装置10には、キースイッチ
11を介してバッテリBから延び、メインコイルC1
(このメインコイルC1および後述のメイン開閉子K1
により請求項にいう「メインリレースイッチ」が構成さ
れる)につながるメインラインL1が設けられている。
このメインラインL1上には、ラッチングリレー12が
取り付けられており、このラッチングリレー12は、セ
ット側コイルCSと、リセット側コイルCRと、これら
コイルCS,CRの励磁力により切換え作動し、メイン
ラインL1の接続(セット側コイルCSの励磁時:S)
・遮断(リセット側コイルCRの励磁時:R)を行う切
換え子K12とから構成されている。なお、切換え子K
12は、一方のコイルが励磁状態から非励磁状態となっ
ても、他方のコイルが励磁されない限りその一方のコイ
ルの励磁時における切換え位置に保持される。
11を介してバッテリBから延び、メインコイルC1
(このメインコイルC1および後述のメイン開閉子K1
により請求項にいう「メインリレースイッチ」が構成さ
れる)につながるメインラインL1が設けられている。
このメインラインL1上には、ラッチングリレー12が
取り付けられており、このラッチングリレー12は、セ
ット側コイルCSと、リセット側コイルCRと、これら
コイルCS,CRの励磁力により切換え作動し、メイン
ラインL1の接続(セット側コイルCSの励磁時:S)
・遮断(リセット側コイルCRの励磁時:R)を行う切
換え子K12とから構成されている。なお、切換え子K
12は、一方のコイルが励磁状態から非励磁状態となっ
ても、他方のコイルが励磁されない限りその一方のコイ
ルの励磁時における切換え位置に保持される。
【0012】メインラインL1におけるラッチングリレ
ー12の下流側から分岐して延び、第2リレーコイルC
2につながる停止ラインL2上には、車体側停止スイッ
チ13および作業台側停止スイッチ14が取り付けられ
ている。車体側停止スイッチ13は、図2に示すよう
に、旋回台22の側面(車体側)に、車体側操作レバー
26に隣接して取り付けられており、作業台側停止スイ
ッチ14は作業台24に、作業台側操作レバー25に隣
接して取り付けられている。これら停止スイッチ13,
14は直列に接続されており、双方が未操作状態のとき
は停止ラインL2を接続し、いずれか一方でも操作され
たときは停止ラインL2を遮断する。
ー12の下流側から分岐して延び、第2リレーコイルC
2につながる停止ラインL2上には、車体側停止スイッ
チ13および作業台側停止スイッチ14が取り付けられ
ている。車体側停止スイッチ13は、図2に示すよう
に、旋回台22の側面(車体側)に、車体側操作レバー
26に隣接して取り付けられており、作業台側停止スイ
ッチ14は作業台24に、作業台側操作レバー25に隣
接して取り付けられている。これら停止スイッチ13,
14は直列に接続されており、双方が未操作状態のとき
は停止ラインL2を接続し、いずれか一方でも操作され
たときは停止ラインL2を遮断する。
【0013】メインラインL1におけるラッチングリレ
ー12の上流側(ただし、キースイッチ11の下流側)
から分岐して延び、ラッチングリレー12のセット側コ
イルCSにつながるタイマーラインL3上には、ディッ
プタイマーリレー15が取り付けられている。このディ
ップタイマーリレー15は、バッテリBからの電力が入
力されると、その入力開始時から所定時間(例えば、数
秒間)だけタイマーラインL3を接続し、所定時間経過
後はタイマーラインL3を遮断する。
ー12の上流側(ただし、キースイッチ11の下流側)
から分岐して延び、ラッチングリレー12のセット側コ
イルCSにつながるタイマーラインL3上には、ディッ
プタイマーリレー15が取り付けられている。このディ
ップタイマーリレー15は、バッテリBからの電力が入
力されると、その入力開始時から所定時間(例えば、数
秒間)だけタイマーラインL3を接続し、所定時間経過
後はタイマーラインL3を遮断する。
【0014】メインラインL1におけるラッチングリレ
ー12の下流側から分岐して延び、ラッチングリレー1
2のリセット側コイルCRにつながるリセットラインL
4上には、第2開閉子K2および第6開閉子K6が取り
付けられている。第2開閉子K2は、前述の第2リレー
コイルC2が非励磁状態のときはリセットラインL4を
接続する閉位置に位置し、第2リレーコイルC2が励磁
状態のときはリセットラインL4を遮断する開位置に位
置する。第6開閉子K6は、後述する第6リレーコイル
C6が非励磁状態のときはリセットラインL4を接続す
る閉位置に位置し、第6リレーコイルC6が励磁状態の
ときはリセットラインL4を遮断する開位置に位置す
る。
ー12の下流側から分岐して延び、ラッチングリレー1
2のリセット側コイルCRにつながるリセットラインL
4上には、第2開閉子K2および第6開閉子K6が取り
付けられている。第2開閉子K2は、前述の第2リレー
コイルC2が非励磁状態のときはリセットラインL4を
接続する閉位置に位置し、第2リレーコイルC2が励磁
状態のときはリセットラインL4を遮断する開位置に位
置する。第6開閉子K6は、後述する第6リレーコイル
C6が非励磁状態のときはリセットラインL4を接続す
る閉位置に位置し、第6リレーコイルC6が励磁状態の
ときはリセットラインL4を遮断する開位置に位置す
る。
【0015】バッテリBから直接延びてラッチングリレ
ー12のセット側コイルCSに直接つながる停止解除ラ
イン(停止解除回路)L5上には、車体側停止解除スイ
ッチ17および作業台側停止スイッチ18が取り付けら
れている。なお、これら停止解除スイッチ17,18は
それぞれ、図2に示すように、各停止スイッチ13,1
4に隣接して取り付けられている。これら両停止解除ス
イッチ17,18は並列に接続されており、双方が未操
作状態のときは停止解除ラインL5を遮断し、いずれか
一方でも操作されたときは停止解除ラインL5を接続す
る。
ー12のセット側コイルCSに直接つながる停止解除ラ
イン(停止解除回路)L5上には、車体側停止解除スイ
ッチ17および作業台側停止スイッチ18が取り付けら
れている。なお、これら停止解除スイッチ17,18は
それぞれ、図2に示すように、各停止スイッチ13,1
4に隣接して取り付けられている。これら両停止解除ス
イッチ17,18は並列に接続されており、双方が未操
作状態のときは停止解除ラインL5を遮断し、いずれか
一方でも操作されたときは停止解除ラインL5を接続す
る。
【0016】なお、停止解除ラインL5における両停止
解除スイッチ17,18の下流側から分岐した第6励磁
ラインL6は、第6リレーコイルC6につながってい
る。
解除スイッチ17,18の下流側から分岐した第6励磁
ラインL6は、第6リレーコイルC6につながってい
る。
【0017】さらに、バッテリBから直接延びて昇降制
御部27につながる電源電力供給ラインL7上には、メ
イン開閉子K1が取り付けられている。このメイン開閉
子K1は、前述のメインコイルC1が非励磁状態のとき
は電源電力供給ラインL7を遮断する開位置に位置し、
メインコイルC1が励磁状態のときは電源電力供給ライ
ンL7を接続する閉位置に位置する。
御部27につながる電源電力供給ラインL7上には、メ
イン開閉子K1が取り付けられている。このメイン開閉
子K1は、前述のメインコイルC1が非励磁状態のとき
は電源電力供給ラインL7を遮断する開位置に位置し、
メインコイルC1が励磁状態のときは電源電力供給ライ
ンL7を接続する閉位置に位置する。
【0018】以上のように構成された作動停止装置10
では、まず、キースイッチ11がオン(ON)操作され
ると、タイマーラインL3にバッテリBの電力が供給さ
れ、ラッチングリレー12のセット側コイルCSが励磁
される。このため、ラッチングリレー12の切換え子K
12が接続側Sに切り換わり、メインラインL1が接続
され、メインコイルC1が励磁される。これにより、メ
イン開閉子K1が閉位置に位置して電源電力供給ライン
L7が接続され、昇降制御部27にバッテリBの電力
(電源電力)が供給される。したがって、作業台側操作
レバー25または車体側操作レバー26の操作を通じ
て、作業台24を昇降移動させることができる。
では、まず、キースイッチ11がオン(ON)操作され
ると、タイマーラインL3にバッテリBの電力が供給さ
れ、ラッチングリレー12のセット側コイルCSが励磁
される。このため、ラッチングリレー12の切換え子K
12が接続側Sに切り換わり、メインラインL1が接続
され、メインコイルC1が励磁される。これにより、メ
イン開閉子K1が閉位置に位置して電源電力供給ライン
L7が接続され、昇降制御部27にバッテリBの電力
(電源電力)が供給される。したがって、作業台側操作
レバー25または車体側操作レバー26の操作を通じ
て、作業台24を昇降移動させることができる。
【0019】なお、この際、停止ラインL2を通じて供
給される電力により第2リレーコイルC2が励磁される
ため、第6開閉子K6が閉位置に位置しているにもかか
わらず、第2開閉子K2が開位置に位置し、リセットラ
インL4は遮断される。これにより、ラッチングリレー
12の切換え子K12は接続側Sに保持される。また、
デッイプタイマーリレー15の働きにより、セット側コ
イルCSの励磁開始後、所定時間経過後にそのセット側
コイルCSは非励磁状態に戻るが、切換え子K12はそ
のまま接続側Sに保持され続ける。
給される電力により第2リレーコイルC2が励磁される
ため、第6開閉子K6が閉位置に位置しているにもかか
わらず、第2開閉子K2が開位置に位置し、リセットラ
インL4は遮断される。これにより、ラッチングリレー
12の切換え子K12は接続側Sに保持される。また、
デッイプタイマーリレー15の働きにより、セット側コ
イルCSの励磁開始後、所定時間経過後にそのセット側
コイルCSは非励磁状態に戻るが、切換え子K12はそ
のまま接続側Sに保持され続ける。
【0020】ここで、例えば、作業台24に搭乗した作
業者により作業台側停止スイッチ14が操作され停止ラ
インL2が遮断されると、第2リレーコイルC2が非励
磁状態となるため、第6開閉子K6と同様に第2開閉子
K2が閉位置に位置してリセットラインL4が接続さ
れ、ラッチングリレー12のリセット側コイルCRが励
磁される。このため、ラッチングリレー12の切換え子
K12は遮断側Rに切り換わり、その後もそこに保持さ
れる。これにより、メインコイルC1が非励磁状態とな
ってメイン開閉子K1が開位置に位置し、電源電力供給
ラインL7が遮断される。したがって、昇降制御部27
への電力供給が停止し、作業台側操作レバー25または
車体側操作レバー26が操作されていても、作業台24
の昇降移動が停止する。
業者により作業台側停止スイッチ14が操作され停止ラ
インL2が遮断されると、第2リレーコイルC2が非励
磁状態となるため、第6開閉子K6と同様に第2開閉子
K2が閉位置に位置してリセットラインL4が接続さ
れ、ラッチングリレー12のリセット側コイルCRが励
磁される。このため、ラッチングリレー12の切換え子
K12は遮断側Rに切り換わり、その後もそこに保持さ
れる。これにより、メインコイルC1が非励磁状態とな
ってメイン開閉子K1が開位置に位置し、電源電力供給
ラインL7が遮断される。したがって、昇降制御部27
への電力供給が停止し、作業台側操作レバー25または
車体側操作レバー26が操作されていても、作業台24
の昇降移動が停止する。
【0021】なお、車体側停止スイッチ13を操作して
も、同様にして昇降制御部27への電力供給を停止さ
せ、作業台24の昇降移動を停止させることができる。
も、同様にして昇降制御部27への電力供給を停止さ
せ、作業台24の昇降移動を停止させることができる。
【0022】その後、例えば、地上にいる作業者により
車体側停止解除スイッチ17が操作されると、停止解除
ラインL5を通じてラッチングリレー12のセット側コ
イルCSに電力が供給され、これが励磁される。これと
ともに、第6励磁ラインL6を通じて第6リレーコイル
C6に電力が供給されてこれが励磁される。これによ
り、第2リレーコイルC2が励磁されて第2開閉子K2
が閉位置となるにもかかわらず、第6開閉子K6が開位
置に位置してリセットラインL4が遮断される。このた
め、ラッチングリレー12の切換え子K12が接続側S
に切り換わり、メインラインL1が接続され、メインコ
イルC1が励磁される。これにより、電源電力供給ライ
ンL7が接続されて昇降制御部27に対する電力供給が
再開され、再び、作業台側操作レバー25または車体側
操作レバー26による作業台24の昇降制御が可能とな
る。
車体側停止解除スイッチ17が操作されると、停止解除
ラインL5を通じてラッチングリレー12のセット側コ
イルCSに電力が供給され、これが励磁される。これと
ともに、第6励磁ラインL6を通じて第6リレーコイル
C6に電力が供給されてこれが励磁される。これによ
り、第2リレーコイルC2が励磁されて第2開閉子K2
が閉位置となるにもかかわらず、第6開閉子K6が開位
置に位置してリセットラインL4が遮断される。このた
め、ラッチングリレー12の切換え子K12が接続側S
に切り換わり、メインラインL1が接続され、メインコ
イルC1が励磁される。これにより、電源電力供給ライ
ンL7が接続されて昇降制御部27に対する電力供給が
再開され、再び、作業台側操作レバー25または車体側
操作レバー26による作業台24の昇降制御が可能とな
る。
【0023】なお、作業台側停止解除スイッチ18が操
作されても同様に昇降制御部27に対する電力供給を再
開させることができる。
作されても同様に昇降制御部27に対する電力供給を再
開させることができる。
【0024】このように、本作動停止装置10によれ
ば、車体側停止スイッチ13および作業台側停止スイッ
チ14のいずれが操作されて電源電力供給ラインL7が
遮断状態となったにもかかわらず、車体側停止解除スイ
ッチ17を操作しても作業台側停止解除スイッチ18を
操作しても電源電力供給ラインL7を接続状態に戻すこ
とができる。このため、上記両停止スイッチ13,14
の操作により、作業台24の昇降作動を停止させた後、
容易に昇降作動を再開させることができる。
ば、車体側停止スイッチ13および作業台側停止スイッ
チ14のいずれが操作されて電源電力供給ラインL7が
遮断状態となったにもかかわらず、車体側停止解除スイ
ッチ17を操作しても作業台側停止解除スイッチ18を
操作しても電源電力供給ラインL7を接続状態に戻すこ
とができる。このため、上記両停止スイッチ13,14
の操作により、作業台24の昇降作動を停止させた後、
容易に昇降作動を再開させることができる。
【0025】
【考案の効果】以上のように、本考案の作動停止装置を
用いれば、車体側停止スイッチおよび作業台側停止スイ
ッチのいずれの操作により作業台の昇降作動を停止させ
たかにかかわらず、車体側停止解除スイッチおよび作業
台側停止解除スイッチのいずれを操作してもその停止状
態を解除して、再び作業台の昇降作動を可能とすること
ができる。このため、高所作業車の扱いを容易とするこ
とができる。
用いれば、車体側停止スイッチおよび作業台側停止スイ
ッチのいずれの操作により作業台の昇降作動を停止させ
たかにかかわらず、車体側停止解除スイッチおよび作業
台側停止解除スイッチのいずれを操作してもその停止状
態を解除して、再び作業台の昇降作動を可能とすること
ができる。このため、高所作業車の扱いを容易とするこ
とができる。
【図1】本考案に係る作動停止装置の電気回路図であ
る。
る。
【図2】上記作動停止装置を備えた高所作業車の側面図
である。
である。
10 作動停止装置 11 キースイッチ 12 ラッチングリレー 13 車体側停止スイッチ 14 作業台側停止スイッチ 15 ディップタイマーリレー 17 車体側停止解除スイッチ 18 作業台側停止解除スイッチ 27 昇降制御部 25,26 操作レバー C1,K1 メインリレースイッチ L5 停止解除ライン
Claims (1)
- 【請求項1】 車体上に昇降作動が自在に作業台を取り
付けてなる高所作業車の作動停止装置であって、 前記作業台の昇降作動を行わせる昇降制御部に対する作
動電源の接続・遮断切換えを行うメインリレースイッチ
と、 前記車体側および前記作業台側にそれぞれ取り付けら
れ、前記メインリレースイッチの遮断作動を指示すべく
操作される車体側停止スイッチおよび作業台側停止スイ
ッチと、 前記車体側および前記作業台側にそれぞれ取り付けら
れ、前記メインリレースイッチの接続作動を指示すべく
操作される車体側停止解除スイッチおよび作業台側停止
解除スイッチと、 前記両停止スイッチのいずれが操作されて前記メインリ
レースイッチが遮断作動したにかかわらず、前記両停止
解除スイッチのいずれが操作されても前記メインリレー
スイッチを接続作動させる停止解除回路とから構成され
ることを特徴とする高所作業車の作動停止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP628392U JP2541698Y2 (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | 高所作業車の作動停止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP628392U JP2541698Y2 (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | 高所作業車の作動停止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0561198U JPH0561198U (ja) | 1993-08-10 |
JP2541698Y2 true JP2541698Y2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=11634070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP628392U Expired - Fee Related JP2541698Y2 (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | 高所作業車の作動停止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541698Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-21 JP JP628392U patent/JP2541698Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0561198U (ja) | 1993-08-10 |
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