JPS6175800A - 高所作業車における安全装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、高所作業車の安全装置に係り、詳しくは油圧
アクチュエータ制御用のコントローラの操作レバーが中
立位置に復帰していない場合の安全装置に関する。

（従来の技術） 従来の高所２「業車においては、リフト、旋回、走行等
の操作を、プラットフォームに設置されたコントローラ
の操作レバーによって行ない得るよう構成されている。

一方、エンジンは前記コントローラにおける操作レバー
の位置の如何に拘らず、始動できる構成となっているの
が一般的でる。

（発明が解決しようとする問題点） ところで、上述したような従来の高所作業車において、
コントローラの操作レバーはスプリングにより中立位置
に自動復帰する形式となっているのが言過であるが、何
らかの原因、たとえばスプリングの折損やごみの噛み込
み等によって中立位置に復帰しない場合がある。従って
、作業者がこの事実に気づくことなくプラットフォーム
上においてエンジンを始動した場合には、操作レバーの
中立復帰不良のコントローラに対応する油圧アクチュエ
ータが突然作動する、すなわちプラットフォームが作業
者の意志に反して不意に動き出してしまう欠点があった
。

そこで本発明は、上記問題点を解決するために、コント
ローラの操作レバーが中立位置に復帰していない場合に
は、エンジンを始動できないようにすることを、その解
決すべき技術的課題としたものである。

（問題点を解決するための手段） 上記課題解決のための技術的手段は、高所作業車におけ
る各油圧アクチュエータ制御用のバルブを操作するコン
トローラ内に、該コントローラにおける自動中立復帰形
の操作レバーの中立位置でＯＦＦ、作動位置でＯＮとさ
れるリミットスイッチを設けるととしに、該リミットス
イッチの負側側接点にエンジン始動用のスタータ停止手
段を接続し、該スタータ停止手段の作動時にはスタータ
の作動を不能化せしめたことである。

また、上記課題解決のための他の技術的手段は、高所作
業車における各油圧アクチュエータ制御用のバルブを操
作するコントローラ内に、該コントローラにおける自動
中立復帰形の操作レバーの操作によって切換えられるリ
ミットスイッチを設け、該リミットスイッチの負荷側接
点における常開側にはエンジン始動用のスタータ停止手
段を接続して該スタータ停止手段の作動時にはスタータ
の作動を不能化するよう構成する一方、常閉側には中立
位置表示手段を接続したことである。

（作用） 従って、１番目の技術的手段においては、各コントロー
ラにおける操作レバーの中立位置への自動復帰が正常に
作動している限り、リミットスイッチがＯＦＦとされる
ので、スタータの停止手段が作動されず、スタータはキ
ースイッチの操作によって作動可能であるが、操作レバ
ーが中立位置に復帰していない場合には、前記リミット
スイッチのＯＮによりスタータ停止手段が作動され、ス
タータの作動が不可能化されるため、エンジンは始動さ
れないこととなる。

また、２番目の技術的手段においては、各コントローラ
における操作レバーの中立位置への自動復帰が正常に作
動している状態では、リミットスイッチが中立位置表示
手段側に切換えられており、従って中立復帰の表示がな
されるとともに、キースイッチの操作によってエンジン
のスタータを作動し得るが、自動復帰の作動不良時には
リミットスイッチがスタータ停止手段側に切換えられる
ため、中立位置の表示が消去されるとともに、スタータ
停止手段の作動によってスタータの作動が不能化され、
エンジンは始動されないこととなる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を第１図に基いて具体的に説明す
る。図において１はバッテリー、２は電源スィッチであ
り、該電源スィッチ２には地上側Ｇとプラットフォーム
側Ｐとに切１条可能な切換スイッチ３の互いに＆勅する
２組の接点３−１．３−２が並列に接続されている。切
換スイッチ３における一方（図示左方）の接点３−１の
プラットフォーム側にはキースイッチ４の３組の接点、
すなわち電源用接点４Ｍと、スタート用接点４Ｓと、グ
ロー用接点４Ｇとが並列に接続され、そして電源用接点
４Ｍは池回路を制御するリレー（図示しない）と接続さ
れ、スタート用接点４Ｓはスタータモータを制御するス
タータリレー（図示しない）と１妄続され、グロー用接
点４Ｇはディーゼルエンジンの始動補助装置としてのグ
ロープラグをａ１制御するグローリレー（図示しない）
に接続されている。

また、切換スイッチ３における他方の接点３−２のプラ
ットフォーム側にはノートスイッチ５が接続されるとと
しに、該フートスイッチ５にはｄ０圧アクチュエータを
制つ０するための複数のコン１〜ローラ（バルブ制御回
路）、本実施例では旋回用とリフト用と走行用との３個
のコントローラ６．７゜８が並列に接続されており、各
コントローラ６゜７．８はそれぞれスプリングにより中
立位置に自動復帰されるよう構成された操作レバー６ａ
、７ａ、　８ａを備えている。そして、旋回用のコント
ローラ６は操作レバー６ａを操作することによって、旋
回フレーム駆動用の油圧モータを制御２Ｉ＋する電磁弁
のソレノイド５ＯＬＩ、５ＱＬ２をルリ１２ＩＩするよ
う構成され、またリフト用のコントローラ７は操作レバ
ー７ａを操作することによって、プラットフォームリフ
ト用のリフトシリンダを制御する電磁弁のソレノイド５
ＯＬ３，５ＯＬ４を制御するよう構成され、さらに走行
用のコントローラ８は操作レバー８ａを操作することに
よって、車両走行用の油圧モータを制御する電磁弁のソ
レノイド５ＱＬ５．３ＯＬ６を制１２１１するようｈＬ
成されている。

各コントローラ６ａ、７ａ、８ａの内部にはそれぞれ操
作レバー６ａ、７ａ、８ａによって切換操作されるリミ
ットスイッチ９，１０．１１が設けられており、それら
リミットスイッチ９．１０゜１１の常閉側、すなわち操
作レバー６ａ、７ａ。

８ａの中立位置でＯＮとなる側には、それぞれ中立位置
表示手段としての、たとえばランプ１２゜１３．１４が
それぞれ接続され、また各リミットスイッチ９．１０．
１１の常開側接点はスタータ停止手段としてのリレーＲ
に並列に接続されている。そして、該リレーＲの常閉接
点Ｒｂが前記キースイッチ４によって制御されるスター
タ用作仙回路に挿入されている。

なお、通電系統をブラットフＡムＰ側から地上側Ｇに切
換えるための前記切換スイッチ３の地上側接点には、図
示はしないがプラットフォーム側とほぼ同様の電気回路
が接続されており、プラットフォーム側の電気回路が故
障してプラットフォーム上での操作が不可能となった場
合に地上側で操作できるようになっている。

本実施例は上述のように構成したものであり、以下その
作用を説明する。

今、電源スィッチ２のＯＮ状態において、各コントロー
ラ６．７．８の操作レバー５ａ、７ａ。

８ａが全て中立位置に復帰している場合には、各コント
ローラ６．７．８のリミットスイッチ９゜１０．１１が
ランプ１２．１３．１４側に切換えられているため、フ
ートスイッチ５のＯＮ、ＯＦＦの如何に拘らずリレーＲ
が励磁されず、スタータ作動回路の常閉接点Ｒｂ　ｂ＜
　ＯＮ状態に保持されるものであり、従ってこの状態で
はキースイッチ４のスタート用接点４８＠ＯＮにしてス
タータモータを作動させることによりエンジンを始動す
ることが可能である。また、各操作レバー６ａ、７ａ、
８ａが中立位置に復帰している場合には、フートスイッ
チ５をＯＮにすると、中立位置表示用の各ランプ１２．
１３．１４がそれぞれ点灯することになるので、作業者
はこのことを確認した上でエンジンを始動することが可
能である。

しかるに、エンジンの始動に際し、操作レバー６ａ、７
ａ、　８ａのうちのいずれか１本でも、たとえば旋回用
の操作レバー６ａが中立位置に復帰していないと、それ
に対応するリミットスイッチ９が常開側、つまりリレー
Ｒ側に切換えられているため、フートスイッチ５をＯＮ
した時点において、該リレーＲが励磁されその常開接点
ＲｂがＯＦＦとなる。従って、この場合は旋回用に関す
る中立位置表示用のランプ１２が消灯しているので、作
業者はこれによって操作レバー６ａの復帰不良を確認で
きるので、該操作レバー６ａを中立位置に復帰すれば、
前述の如くエンジンを始動し得るが、作業者がそのこと
に気付かずにキースイッチ４のスタート用接点４ＳをＯ
Ｎに操作してもスタータが作動されず、エンジンは作動
されない。従って、レバーの復帰不良状態でのエンジン
始動に原因する不虞の事故、すなわちプラットフォーム
が作業者の息志に反して突然移動することを未然に防止
し１０るものである。

なお、第２図は中立位置表示用のランプに関り−る変更
例を示したしのであって１図示のように各コントローラ
６．７．８内のリミットスイッチ９゜１０．１１の常閉
側接点を相互に直列に接続するとともに、該直列回路に
設けられたリレーＲ１の常開接点Ｒ１ｂをランプ１５の
回路に直列に挿入したものである。従って、このような
構成とじたときは、ランプ１５の数を減少可能である。

（発明の効果） 以上述べたように、本発明によれば高所作業車のプラッ
トフォーム上でエンジンを始動するに際し、コントロー
ラの操作レバーが中立位置に復帰していない場合にはエ
ンジンが始動されないので、作業者が操作レバーの復帰
不良を気付かずにエンジンの始動操作をしてもプラット
フォームが不意に動き出すということがなくなり、その
ことに原因する事故を未然に防止し、安全性を向上する
ことができる。また、本発明は操作レバーの復帰不良時
には、エンジンの始動を不可とすることに加え、そのこ
とをランプ等の表示手段によって表示する構成としであ
るため、作業者はその表示を確認することで、危険状態
の有無を判断することができるものであり、また未確認
のままエンジンの始動操作をしてもプラットフォームが
不意に動き出すことはなく、安全装置としてきわめて有
効なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実ｈｉ！ｉ例を示す電気回路図、第２
図は中立位置表示用のランプに関する変更例を示す電気
回路図である。 ４・・・キースイッチ ５・・・フートスイッチ ６．７．８・・・コントローラ ５ａ、７ａ、　８ａ・・・操作レバー ９．１０．１１・・・リミットスイッチ１２．１３．１
４・・・ランプ Ｒ・・・リレー

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）高所作業車における各油圧アクチュエータ制御用
   のバルブを操作するコントローラ内に、該コントローラ
   における自動中立復帰形の操作レバーの中立位置でＯＦ
   Ｆ、作動位置でＯＮとされるリミットスイッチを設ける
   とともに、該リミットスイッチの負荷側接点にエンジン
   始動用のスタータ停止手段を接続し、該スタータ停止手
   段の作動時にはスタータの作動を不能化するよう構成し
   たことを特徴とする高所作業車における安全装置。
2. （２）、高所作業車における各油圧アクチュエータ制御
   用のバルブを操作するコントローラ内に、該コントロー
   ラにおける自動中立復帰形の操作レバーの操作によって
   切換えられるリミットスイッチを設け、該リミットスイ
   ッチの負荷側接点における常開側にはエンジン始動用の
   スタータ停止手段を接続して該スタータ停止手段の作動
   時にはスタータの作動を不能化するよう構成する一方、
   常閉側には中立位置表示手段を接続したことを特徴とす
   る高所作業車における安全装置。