JPH10310395A - フォークリフトの荷役装置 - Google Patents
フォークリフトの荷役装置Info
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- JPH10310395A JPH10310395A JP11967497A JP11967497A JPH10310395A JP H10310395 A JPH10310395 A JP H10310395A JP 11967497 A JP11967497 A JP 11967497A JP 11967497 A JP11967497 A JP 11967497A JP H10310395 A JPH10310395 A JP H10310395A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、熟練を要することなく荷役作業
停止時のショックを低減することができるフォークリフ
トの荷役装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 荷役動作の停止時に、まず作業者は荷役
レバー１を作動状態にしたまま押しボタンスイッチ１３
を押してコントローラ１１によりバッテリ４と荷役モー
タ５との間を切り離す。荷役モータ５は慣性により滑ら
かに減速停止し、このときコントロールバルブ８は開い
たままであるので、荷役モータ５の減速度に比例して油
圧シリンダ９への油の供給量が徐々に低下して０とな
り、ショックを発生することなく、荷役動作が停止され
る。
停止時のショックを低減することができるフォークリフ
トの荷役装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 荷役動作の停止時に、まず作業者は荷役
レバー１を作動状態にしたまま押しボタンスイッチ１３
を押してコントローラ１１によりバッテリ４と荷役モー
タ５との間を切り離す。荷役モータ５は慣性により滑ら
かに減速停止し、このときコントロールバルブ８は開い
たままであるので、荷役モータ５の減速度に比例して油
圧シリンダ９への油の供給量が徐々に低下して０とな
り、ショックを発生することなく、荷役動作が停止され
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、フォークリフト
の荷役装置に係り、特に荷役動作停止時のショックを低
減する装置に関する。
の荷役装置に係り、特に荷役動作停止時のショックを低
減する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のフォークリフトの荷役装置を図６
に示す。荷役レバー１を操作すると、荷役レバー１に連
動するリミットスイッチ２がオンしてコントローラ３に
指令信号Ｓ１が入力され、コントローラ３はバッテリ４
を荷役モータ５に接続して油圧ポンプ６を駆動させる。
これにより、タンク７内の油がコントロールバルブ８を
介して油圧シリンダ９に供給され、荷役動作が行われ
る。
に示す。荷役レバー１を操作すると、荷役レバー１に連
動するリミットスイッチ２がオンしてコントローラ３に
指令信号Ｓ１が入力され、コントローラ３はバッテリ４
を荷役モータ５に接続して油圧ポンプ６を駆動させる。
これにより、タンク７内の油がコントロールバルブ８を
介して油圧シリンダ９に供給され、荷役動作が行われ
る。
【０００３】荷役動作を停止しようとして、油圧シリン
ダ９の作動中に荷役レバー１を中立状態に戻すと、まず
荷役レバー１に機械的に連結されたコントロールバルブ
８が閉じ、その後リミットスイッチ２がオフとなってコ
ントローラ３により荷役モータ５が停止される。
ダ９の作動中に荷役レバー１を中立状態に戻すと、まず
荷役レバー１に機械的に連結されたコントロールバルブ
８が閉じ、その後リミットスイッチ２がオフとなってコ
ントローラ３により荷役モータ５が停止される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、油圧シ
リンダ９の作動中にコントロールバルブ８が閉じるた
め、油の供給が遮断されて油圧シリンダ９は急停止して
しまう。その結果、フォーク上の積載物やマスト等の慣
性によりショックが発生し、積載物によっては荷くずれ
を生じる惧れがあった。このような荷くずれを事前に防
止するためには、荷役レバー１の慎重な操作と熟練した
技能が必要であった。この発明はこのような問題点を解
消するためになされたもので、熟練を要することなく荷
役動作停止時のショックを低減することができるフォー
クリフトの荷役装置を提供することを目的とする。
リンダ９の作動中にコントロールバルブ８が閉じるた
め、油の供給が遮断されて油圧シリンダ９は急停止して
しまう。その結果、フォーク上の積載物やマスト等の慣
性によりショックが発生し、積載物によっては荷くずれ
を生じる惧れがあった。このような荷くずれを事前に防
止するためには、荷役レバー１の慎重な操作と熟練した
技能が必要であった。この発明はこのような問題点を解
消するためになされたもので、熟練を要することなく荷
役動作停止時のショックを低減することができるフォー
クリフトの荷役装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明に係るフォーク
リフトの荷役装置は、荷役レバーの操作に基づいてコン
トロールバルブが開閉すると共に油圧ポンプに連結され
た荷役モータが駆動／停止されて油圧シリンダへの油の
供給が制御されるフォークリフトの荷役装置において、
荷役動作の停止時に荷役レバーの操作に連動してコント
ロールバルブが閉じられる前に荷役モータを停止する荷
役モータ停止手段を備えたものである。
リフトの荷役装置は、荷役レバーの操作に基づいてコン
トロールバルブが開閉すると共に油圧ポンプに連結され
た荷役モータが駆動／停止されて油圧シリンダへの油の
供給が制御されるフォークリフトの荷役装置において、
荷役動作の停止時に荷役レバーの操作に連動してコント
ロールバルブが閉じられる前に荷役モータを停止する荷
役モータ停止手段を備えたものである。
【０００６】荷役モータ停止手段は、荷役モータ停止ス
イッチと、この荷役モータ停止スイッチの操作に応じて
荷役モータへの電源供給を制御するコントローラとから
構成することができる。荷役モータ停止スイッチとして
は、荷役レバーに取り付けられた押しボタンスイッチを
用いることができ、さらに、荷役動作時の油圧を検出す
る圧力センサを備えて、コントローラがこの圧力センサ
により検出された油圧に応じて荷役モータ停止時の回転
数減速度を制御するようにしてもよい。また、荷役モー
タ停止スイッチとして、荷役レバーの操作に応じてコン
トロールバルブが閉じられる前に荷役レバーの操作を検
知する荷役レバーセンサを用いることもできる。さら
に、荷役レバーセンサとして、荷役レバーの操作量を検
出するストロークセンサを用い、コントローラがこのス
トロークセンサにより検出された荷役レバーの操作量に
応じて荷役モータ停止時の回転数減速度を制御するよう
に構成してもよい。
イッチと、この荷役モータ停止スイッチの操作に応じて
荷役モータへの電源供給を制御するコントローラとから
構成することができる。荷役モータ停止スイッチとして
は、荷役レバーに取り付けられた押しボタンスイッチを
用いることができ、さらに、荷役動作時の油圧を検出す
る圧力センサを備えて、コントローラがこの圧力センサ
により検出された油圧に応じて荷役モータ停止時の回転
数減速度を制御するようにしてもよい。また、荷役モー
タ停止スイッチとして、荷役レバーの操作に応じてコン
トロールバルブが閉じられる前に荷役レバーの操作を検
知する荷役レバーセンサを用いることもできる。さら
に、荷役レバーセンサとして、荷役レバーの操作量を検
出するストロークセンサを用い、コントローラがこのス
トロークセンサにより検出された荷役レバーの操作量に
応じて荷役モータ停止時の回転数減速度を制御するよう
に構成してもよい。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。 実施の形態１．図１にこの発明の実施の形態１に係るフ
ォークリフトの荷役装置の油圧系を示す。荷役レバー１
にリンク１０を介してコントロールバルブ８が連結され
ている。リンク１０に近傍には、荷役レバー１の操作に
連動して作動するリミットスイッチ２が設けられてお
り、このリミットスイッチ２にコントローラ１１が電気
的に接続されている。さらにコントローラ１１には、バ
ッテリ４と荷役モータ５とが接続されており、荷役モー
タ５に油圧ポンプ６が連結されている。油圧ポンプ６に
は油圧配管によりタンク７が接続されると共にコントロ
ールバルブ８を介して油圧シリンダ９が接続されてい
る。油圧シリンダ９は、図示しないフォークを昇降させ
るためのものである。
付図面に基づいて説明する。 実施の形態１．図１にこの発明の実施の形態１に係るフ
ォークリフトの荷役装置の油圧系を示す。荷役レバー１
にリンク１０を介してコントロールバルブ８が連結され
ている。リンク１０に近傍には、荷役レバー１の操作に
連動して作動するリミットスイッチ２が設けられてお
り、このリミットスイッチ２にコントローラ１１が電気
的に接続されている。さらにコントローラ１１には、バ
ッテリ４と荷役モータ５とが接続されており、荷役モー
タ５に油圧ポンプ６が連結されている。油圧ポンプ６に
は油圧配管によりタンク７が接続されると共にコントロ
ールバルブ８を介して油圧シリンダ９が接続されてい
る。油圧シリンダ９は、図示しないフォークを昇降させ
るためのものである。
【０００８】また、荷役レバー１の先端には、作業者が
把持するための把持部１２が形成されると共にこの把持
部１２の近傍に押しボタンスイッチ１３が取り付けられ
ており、この押しボタンスイッチ１３がコントローラ１
１に電気的に接続されている。コントローラ１１は、リ
ミットスイッチ２からの指令信号Ｓ１と押しボタンスイ
ッチ１３からの荷役モータ停止信号Ｓ２とを入力し、リ
ミットスイッチ２がオンし且つ押しボタンスイッチ１３
が離されているときに限って荷役モータ５をバッテリ４
に接続して駆動させ、リミットスイッチ２がオフしたと
きあるいは押しボタンスイッチ１３が押されたときには
荷役モータ５をバッテリ４から切り離す。コントローラ
１１と押しボタンスイッチ１３とにより、この発明の荷
役モータ停止手段が形成されている。
把持するための把持部１２が形成されると共にこの把持
部１２の近傍に押しボタンスイッチ１３が取り付けられ
ており、この押しボタンスイッチ１３がコントローラ１
１に電気的に接続されている。コントローラ１１は、リ
ミットスイッチ２からの指令信号Ｓ１と押しボタンスイ
ッチ１３からの荷役モータ停止信号Ｓ２とを入力し、リ
ミットスイッチ２がオンし且つ押しボタンスイッチ１３
が離されているときに限って荷役モータ５をバッテリ４
に接続して駆動させ、リミットスイッチ２がオフしたと
きあるいは押しボタンスイッチ１３が押されたときには
荷役モータ５をバッテリ４から切り離す。コントローラ
１１と押しボタンスイッチ１３とにより、この発明の荷
役モータ停止手段が形成されている。
【０００９】すなわち、この実施の形態１に係るフォー
クリフトの荷役装置は、図６に示した従来の荷役装置に
おいて、荷役レバー１に押しボタンスイッチ１３を配設
すると共にコントローラ３の代わりにコントローラ１１
を用いて押しボタンスイッチ１３をコントローラ１１に
接続したものである。
クリフトの荷役装置は、図６に示した従来の荷役装置に
おいて、荷役レバー１に押しボタンスイッチ１３を配設
すると共にコントローラ３の代わりにコントローラ１１
を用いて押しボタンスイッチ１３をコントローラ１１に
接続したものである。
【００１０】次に、この実施の形態１に係る荷役装置の
動作について説明する。荷役動作を開始しようとして、
作業者がそれまで中立状態にあった荷役レバー１を傾け
て作動状態へと操作すると、まずリンク１０を介してコ
ントロールバルブ８が開き、油圧シリンダ９が油圧配管
を介して油圧ポンプ６及びタンク７に接続される。その
後、荷役レバー１の操作に応じてリンク１０の近傍に位
置するリミットスイッチ２がオンし、リミットスイッチ
２からコントローラ１１に指令信号Ｓ１が入力される。
この指令信号Ｓ１を入力したコントローラ１１は、バッ
テリ４を荷役モータ５に接続して油圧ポンプ６を駆動さ
せる。これにより、タンク７内の油が油圧シリンダ９に
供給され、荷役動作が行われる。
動作について説明する。荷役動作を開始しようとして、
作業者がそれまで中立状態にあった荷役レバー１を傾け
て作動状態へと操作すると、まずリンク１０を介してコ
ントロールバルブ８が開き、油圧シリンダ９が油圧配管
を介して油圧ポンプ６及びタンク７に接続される。その
後、荷役レバー１の操作に応じてリンク１０の近傍に位
置するリミットスイッチ２がオンし、リミットスイッチ
２からコントローラ１１に指令信号Ｓ１が入力される。
この指令信号Ｓ１を入力したコントローラ１１は、バッ
テリ４を荷役モータ５に接続して油圧ポンプ６を駆動さ
せる。これにより、タンク７内の油が油圧シリンダ９に
供給され、荷役動作が行われる。
【００１１】荷役動作の停止時には、まず作業者は荷役
レバー１を作動状態にしたまま荷役レバー１に設けられ
ている押しボタンスイッチ１３を押す。これにより、押
しボタンスイッチ１３からコントローラ１１に荷役モー
タ停止信号Ｓ２が入力され、コントローラ１１はバッテ
リ４と荷役モータ５との間を切り離して荷役モータ５へ
の電源供給を遮断する。その結果、荷役モータ５は慣性
により滑らかに減速停止する。このとき、荷役レバー１
は作動状態となったままであるので、コントロールバル
ブ８は開いており、荷役モータ５の減速度に比例して、
すなわち油圧ポンプ６の吐出量に比例して油圧シリンダ
９への油の供給量が徐々に低下して０となる。このた
め、従来のようなショックを発生することなく、荷役動
作を停止することができる。このようにして荷役動作を
停止した後、作業者は荷役レバー１を中立状態へ戻す。
これにより、コントロールバルブ８が閉じられると共に
リミットスイッチ２がオフとなり、押しボタンスイッチ
１３を離してもコントローラ１１によって荷役モータ５
がバッテリ４から切り離されたままとなる。
レバー１を作動状態にしたまま荷役レバー１に設けられ
ている押しボタンスイッチ１３を押す。これにより、押
しボタンスイッチ１３からコントローラ１１に荷役モー
タ停止信号Ｓ２が入力され、コントローラ１１はバッテ
リ４と荷役モータ５との間を切り離して荷役モータ５へ
の電源供給を遮断する。その結果、荷役モータ５は慣性
により滑らかに減速停止する。このとき、荷役レバー１
は作動状態となったままであるので、コントロールバル
ブ８は開いており、荷役モータ５の減速度に比例して、
すなわち油圧ポンプ６の吐出量に比例して油圧シリンダ
９への油の供給量が徐々に低下して０となる。このた
め、従来のようなショックを発生することなく、荷役動
作を停止することができる。このようにして荷役動作を
停止した後、作業者は荷役レバー１を中立状態へ戻す。
これにより、コントロールバルブ８が閉じられると共に
リミットスイッチ２がオフとなり、押しボタンスイッチ
１３を離してもコントローラ１１によって荷役モータ５
がバッテリ４から切り離されたままとなる。
【００１２】ここで、図６に示した従来の荷役装置とこ
の実施の形態１に係る荷役装置の双方を用いて行った荷
役動作停止時のショック確認試験の結果を図２に示す。
共に負荷５００Ｋｇとし、図示しないフォークを上昇す
べく油圧シリンダ９を作動させているときに荷役動作を
停止した。従来の荷役装置においては、荷役レバー１を
中立状態に戻すことにより、荷役モータ５の停止に先立
っていきなりコントロールバルブ８を閉じて荷役動作を
停止した。その結果、図２の（Ａ）に示されるように、
最大２０Ｇ程度ものショックが測定された。これに対し
て、実施の形態１に係る荷役装置においては、押しボタ
ンスイッチ１３を押して荷役モータ５を滑らかに減速停
止させた後に荷役レバー１を中立状態に戻してコントロ
ールバルブ８を閉じた。その結果、図２の（Ｂ）に示さ
れるように、ほとんどショックは観測されなかった。
の実施の形態１に係る荷役装置の双方を用いて行った荷
役動作停止時のショック確認試験の結果を図２に示す。
共に負荷５００Ｋｇとし、図示しないフォークを上昇す
べく油圧シリンダ９を作動させているときに荷役動作を
停止した。従来の荷役装置においては、荷役レバー１を
中立状態に戻すことにより、荷役モータ５の停止に先立
っていきなりコントロールバルブ８を閉じて荷役動作を
停止した。その結果、図２の（Ａ）に示されるように、
最大２０Ｇ程度ものショックが測定された。これに対し
て、実施の形態１に係る荷役装置においては、押しボタ
ンスイッチ１３を押して荷役モータ５を滑らかに減速停
止させた後に荷役レバー１を中立状態に戻してコントロ
ールバルブ８を閉じた。その結果、図２の（Ｂ）に示さ
れるように、ほとんどショックは観測されなかった。
【００１３】なお、押しボタンスイッチ１３は、荷役レ
バー１の先端において把持部１２の近傍に取り付けられ
ているため、作業者は把持部１２を把持したまま容易に
押しボタンスイッチ１３を操作することができる。ま
た、上記の実施の形態１では、押しボタンスイッチ１３
をＢ接点とした場合について述べたが、押しボタンスイ
ッチ１３をＡ接点とすることもでき、この場合には、荷
役レバー１を作動状態にする際に常時押しボタンスイッ
チ１３を押しておき、荷役動作停止時に押しボタンスイ
ッチ１３を離して荷役モータ５を停止させればよい。
バー１の先端において把持部１２の近傍に取り付けられ
ているため、作業者は把持部１２を把持したまま容易に
押しボタンスイッチ１３を操作することができる。ま
た、上記の実施の形態１では、押しボタンスイッチ１３
をＢ接点とした場合について述べたが、押しボタンスイ
ッチ１３をＡ接点とすることもでき、この場合には、荷
役レバー１を作動状態にする際に常時押しボタンスイッ
チ１３を押しておき、荷役動作停止時に押しボタンスイ
ッチ１３を離して荷役モータ５を停止させればよい。
【００１４】実施の形態２．図３に実施の形態２に係る
フォークリフトの荷役装置における荷役レバーの付近の
構成を示す。この荷役装置は、図１に示した実施の形態
１の荷役装置において、リミットスイッチ２と押しボタ
ンスイッチ１３とを互いに直列に接続し、一つの信号線
としてコントローラ１１に接続したものである。ここ
で、リミットスイッチ２をＡ接点、押しボタンスイッチ
１３をＢ接点とする。荷役レバー１が作動状態となって
リミットスイッチ２がオンすると、リミットスイッチ２
からの指令信号Ｓ１がオンとなる。このとき、押しボタ
ンスイッチ１３が離されていれば、押しボタンスイッチ
１３からの荷役モータ停止信号Ｓ２もオンとなり、オン
状態の信号がコントローラ１１に入力されて荷役モータ
５が駆動される。ここで、押しボタンスイッチ１３が押
されると、荷役モータ停止信号Ｓ２がオフとなり、コン
トローラ１１へ入力される信号がオフ状態となって荷役
モータ５の駆動が停止される。
フォークリフトの荷役装置における荷役レバーの付近の
構成を示す。この荷役装置は、図１に示した実施の形態
１の荷役装置において、リミットスイッチ２と押しボタ
ンスイッチ１３とを互いに直列に接続し、一つの信号線
としてコントローラ１１に接続したものである。ここ
で、リミットスイッチ２をＡ接点、押しボタンスイッチ
１３をＢ接点とする。荷役レバー１が作動状態となって
リミットスイッチ２がオンすると、リミットスイッチ２
からの指令信号Ｓ１がオンとなる。このとき、押しボタ
ンスイッチ１３が離されていれば、押しボタンスイッチ
１３からの荷役モータ停止信号Ｓ２もオンとなり、オン
状態の信号がコントローラ１１に入力されて荷役モータ
５が駆動される。ここで、押しボタンスイッチ１３が押
されると、荷役モータ停止信号Ｓ２がオフとなり、コン
トローラ１１へ入力される信号がオフ状態となって荷役
モータ５の駆動が停止される。
【００１５】なお、Ａ接点の押しボタンスイッチ１３を
用いることもでき、この場合には、荷役レバー１を作動
状態にする際に常時押しボタンスイッチ１３を押してお
き、荷役動作停止時に押しボタンスイッチ１３を離して
荷役モータ５を停止させればよい。この実施の形態２で
は、押しボタンスイッチ１３を設けたにも拘わらず、こ
の押しボタンスイッチ１３からの荷役モータ停止信号Ｓ
２とリミットスイッチ２からの指令信号Ｓ１とが一つの
信号となるので、図６に示した従来の荷役装置のコント
ローラ３を用いることもでき、さらにコントローラを搭
載しないタイプのバッテリ車に対しても、リレー等を用
いるだけで容易にこの発明を適用することが可能とな
る。
用いることもでき、この場合には、荷役レバー１を作動
状態にする際に常時押しボタンスイッチ１３を押してお
き、荷役動作停止時に押しボタンスイッチ１３を離して
荷役モータ５を停止させればよい。この実施の形態２で
は、押しボタンスイッチ１３を設けたにも拘わらず、こ
の押しボタンスイッチ１３からの荷役モータ停止信号Ｓ
２とリミットスイッチ２からの指令信号Ｓ１とが一つの
信号となるので、図６に示した従来の荷役装置のコント
ローラ３を用いることもでき、さらにコントローラを搭
載しないタイプのバッテリ車に対しても、リレー等を用
いるだけで容易にこの発明を適用することが可能とな
る。
【００１６】実施の形態３．図４に実施の形態３に係る
フォークリフトの荷役装置を示す。この荷役装置は、図
１に示した実施の形態１の荷役装置において、油圧配管
に圧力センサ１４を配設すると共にコントローラ１１の
代わりにコントローラ１５を用いて圧力センサ１４をコ
ントローラ１５に接続したものである。圧力センサ１４
は、荷役動作時の油圧を検出するもので、コントローラ
１５は、リミットスイッチ２からの指令信号Ｓ１及び押
しボタンスイッチ１３からの荷役モータ停止信号Ｓ２を
入力すると共に圧力センサ１４からの検出信号Ｓ３を入
力し、この検出信号Ｓ３により表される圧力値に基づい
て荷役動作中の負荷重量を推定し、押しボタンスイッチ
１３が押されたときの荷役モータ５の回転数減速度を制
御する。
フォークリフトの荷役装置を示す。この荷役装置は、図
１に示した実施の形態１の荷役装置において、油圧配管
に圧力センサ１４を配設すると共にコントローラ１１の
代わりにコントローラ１５を用いて圧力センサ１４をコ
ントローラ１５に接続したものである。圧力センサ１４
は、荷役動作時の油圧を検出するもので、コントローラ
１５は、リミットスイッチ２からの指令信号Ｓ１及び押
しボタンスイッチ１３からの荷役モータ停止信号Ｓ２を
入力すると共に圧力センサ１４からの検出信号Ｓ３を入
力し、この検出信号Ｓ３により表される圧力値に基づい
て荷役動作中の負荷重量を推定し、押しボタンスイッチ
１３が押されたときの荷役モータ５の回転数減速度を制
御する。
【００１７】このように、実施の形態３においては、圧
力センサ１４が設けられ、荷役動作停止時に押しボタン
スイッチ１３が押されると、圧力センサ１４で検出した
油圧の値に応じてコントローラ１５が荷役モータ５の回
転数減速度を制御するため、そのときの負荷重量に適し
た荷役モータ５の停止制御が可能となり、停止時のショ
ックをさらに少なくすることができる。
力センサ１４が設けられ、荷役動作停止時に押しボタン
スイッチ１３が押されると、圧力センサ１４で検出した
油圧の値に応じてコントローラ１５が荷役モータ５の回
転数減速度を制御するため、そのときの負荷重量に適し
た荷役モータ５の停止制御が可能となり、停止時のショ
ックをさらに少なくすることができる。
【００１８】実施の形態４．図５に実施の形態４に係る
フォークリフトの荷役装置における荷役レバー１の付近
の構成を示す。この荷役装置は、図１に示した実施の形
態１の荷役装置において、押しボタンスイッチ１３の代
わりに荷役レバー１の操作を検知する荷役レバーセンサ
１６を設け、この荷役レバーセンサ１６をコントローラ
１１に接続したものである。荷役レバー１に連結された
リンク１０に作動板１７を取り付け、作動状態にある荷
役レバー１を中立状態へ少し戻したときに、コントロー
ルバルブ８が閉じられる前に作動板１７を介して荷役レ
バー１の動きを荷役レバーセンサ１６が検知するように
構成されている。荷役レバー１の動きを検知した荷役レ
バーセンサ１６からコントローラ１１へ荷役モータ停止
信号Ｓ４が入力され、これにより荷役モータ５が停止さ
れる。なお、荷役レバーセンサ１６としては、リミット
スイッチ等を用いることができる。
フォークリフトの荷役装置における荷役レバー１の付近
の構成を示す。この荷役装置は、図１に示した実施の形
態１の荷役装置において、押しボタンスイッチ１３の代
わりに荷役レバー１の操作を検知する荷役レバーセンサ
１６を設け、この荷役レバーセンサ１６をコントローラ
１１に接続したものである。荷役レバー１に連結された
リンク１０に作動板１７を取り付け、作動状態にある荷
役レバー１を中立状態へ少し戻したときに、コントロー
ルバルブ８が閉じられる前に作動板１７を介して荷役レ
バー１の動きを荷役レバーセンサ１６が検知するように
構成されている。荷役レバー１の動きを検知した荷役レ
バーセンサ１６からコントローラ１１へ荷役モータ停止
信号Ｓ４が入力され、これにより荷役モータ５が停止さ
れる。なお、荷役レバーセンサ１６としては、リミット
スイッチ等を用いることができる。
【００１９】この実施の形態４によれば、作業者が押し
ボタンスイッチを押さなくても、荷役レバー１を中立状
態へ少し戻すだけで、コントロールバルブ８を開いたま
ま荷役モータ５を停止させることができ、荷役動作停止
時の作業者による操作が少なくて済む。
ボタンスイッチを押さなくても、荷役レバー１を中立状
態へ少し戻すだけで、コントロールバルブ８を開いたま
ま荷役モータ５を停止させることができ、荷役動作停止
時の作業者による操作が少なくて済む。
【００２０】なお、荷役レバーセンサ１６として、荷役
レバー１の操作量を検出するポテンショメータ等からな
るストロークセンサを用い、コントローラ１１がこのス
トロークセンサにより検出された荷役レバー１の操作量
に応じて荷役モータ１の回転数減速度を制御するように
することもできる。このようにすれば、荷役レバー１の
操作量を調整することにより作業者がそのときの状況に
応じて自由に荷役モータ５の停止制御を行うことができ
る。
レバー１の操作量を検出するポテンショメータ等からな
るストロークセンサを用い、コントローラ１１がこのス
トロークセンサにより検出された荷役レバー１の操作量
に応じて荷役モータ１の回転数減速度を制御するように
することもできる。このようにすれば、荷役レバー１の
操作量を調整することにより作業者がそのときの状況に
応じて自由に荷役モータ５の停止制御を行うことができ
る。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、荷役動作の停止時に荷役レバーの操作に連動してコ
ントロールバルブが閉じられる前に荷役モータ停止手段
が荷役モータを停止するので、荷役モータは慣性により
滑らかに減速停止し、油圧シリンダへの油の供給量が徐
々に低下して０となる。このため、作業者が熟練を要し
なくても荷役作業停止時のショックを低減することが可
能となる。従って、運転経験の少ない作業者であって
も、崩れやすい荷の積載、荷降ろし作業を確実且つ安全
に行うことができる。また、従来の荷役装置に押しボタ
ンスイッチを追加すると共にコントローラを変更するだ
けの極めて簡単な構成であるので、安価に製造すること
ができ、他の部品に対する悪影響もない。
ば、荷役動作の停止時に荷役レバーの操作に連動してコ
ントロールバルブが閉じられる前に荷役モータ停止手段
が荷役モータを停止するので、荷役モータは慣性により
滑らかに減速停止し、油圧シリンダへの油の供給量が徐
々に低下して０となる。このため、作業者が熟練を要し
なくても荷役作業停止時のショックを低減することが可
能となる。従って、運転経験の少ない作業者であって
も、崩れやすい荷の積載、荷降ろし作業を確実且つ安全
に行うことができる。また、従来の荷役装置に押しボタ
ンスイッチを追加すると共にコントローラを変更するだ
けの極めて簡単な構成であるので、安価に製造すること
ができ、他の部品に対する悪影響もない。
【００２２】荷役モータ停止手段を、荷役モータ停止ス
イッチと、この荷役モータ停止スイッチの操作に応じて
荷役モータへの電源供給を制御するコントローラとから
構成すれば、コントロールバルブが閉じられる前に荷役
モータ停止スイッチを操作して荷役モータへの電源供給
を遮断し、荷役モータを停止させることができる。
イッチと、この荷役モータ停止スイッチの操作に応じて
荷役モータへの電源供給を制御するコントローラとから
構成すれば、コントロールバルブが閉じられる前に荷役
モータ停止スイッチを操作して荷役モータへの電源供給
を遮断し、荷役モータを停止させることができる。
【００２３】また、荷役モータ停止スイッチとして、荷
役レバーに取り付けられた押しボタンスイッチを用いれ
ば、作業者が荷役レバーを操作しつつ容易に押しボタン
スイッチを作動させて荷役動作の停止を行うことができ
る。さらに、圧力センサによって荷役動作時の油圧を検
出し、コントローラがこの圧力センサにより検出された
油圧に応じて荷役モータ停止時の回転数減速度を制御す
るようにすれば、そのときの負荷重量に適した荷役モー
タの停止制御が可能となり、停止時のショックをさらに
少なくすることができる。
役レバーに取り付けられた押しボタンスイッチを用いれ
ば、作業者が荷役レバーを操作しつつ容易に押しボタン
スイッチを作動させて荷役動作の停止を行うことができ
る。さらに、圧力センサによって荷役動作時の油圧を検
出し、コントローラがこの圧力センサにより検出された
油圧に応じて荷役モータ停止時の回転数減速度を制御す
るようにすれば、そのときの負荷重量に適した荷役モー
タの停止制御が可能となり、停止時のショックをさらに
少なくすることができる。
【００２４】荷役モータ停止スイッチとして、荷役レバ
ーの操作を検知する荷役レバーセンサを用いれば、作業
者が荷役レバーを作動状態から中立状態へ少し戻すだけ
で、コントロールバルブを開いたまま荷役モータを停止
させることができ、荷役動作停止時の作業者による操作
が少なくて済む。さらに、荷役レバーセンサとして荷役
レバーの操作量を検出するストロークセンサを用い、コ
ントローラがこのストロークセンサにより検出された荷
役レバーの操作量に応じて荷役モータ停止時の回転数減
速度を制御するように構成すれば、作業者がそのときの
状況に応じて自由に荷役モータの停止制御を行うことが
可能となる。
ーの操作を検知する荷役レバーセンサを用いれば、作業
者が荷役レバーを作動状態から中立状態へ少し戻すだけ
で、コントロールバルブを開いたまま荷役モータを停止
させることができ、荷役動作停止時の作業者による操作
が少なくて済む。さらに、荷役レバーセンサとして荷役
レバーの操作量を検出するストロークセンサを用い、コ
ントローラがこのストロークセンサにより検出された荷
役レバーの操作量に応じて荷役モータ停止時の回転数減
速度を制御するように構成すれば、作業者がそのときの
状況に応じて自由に荷役モータの停止制御を行うことが
可能となる。
【図１】この発明の実施の形態１に係るフォークリフト
の荷役装置の油圧系を示すブロック図である。
の荷役装置の油圧系を示すブロック図である。
【図２】ショック確認試験結果を示し、（Ａ）は従来の
荷役装置における試験結果を示すグラフ、（Ｂ）は実施
の形態１の荷役装置における試験結果を示すグラフであ
る。
荷役装置における試験結果を示すグラフ、（Ｂ）は実施
の形態１の荷役装置における試験結果を示すグラフであ
る。
【図３】実施の形態２に係るフォークリフトの荷役装置
における荷役レバーの付近を示す側面図である。
における荷役レバーの付近を示す側面図である。
【図４】実施の形態３に係るフォークリフトの荷役装置
の油圧系を示すブロック図である。
の油圧系を示すブロック図である。
【図５】実施の形態４に係るフォークリフトの荷役装置
における荷役レバーの付近を示す側面図である。
における荷役レバーの付近を示す側面図である。
【図６】従来のフォークリフトの荷役装置の油圧系を示
すブロック図である。
すブロック図である。
１ 荷役レバー ２ リミットスイッチ ４ バッテリ ５ 荷役モータ ６ 油圧ポンプ ７ タンク ８ コントロールバルブ ９ 油圧シリンダ １０ リンク １１，１５ コントローラ １３ 押しボタンスイッチ １４ 圧力センサ １６ 荷役レバーセンサ
Claims (6)
- 【請求項１】 荷役レバーの操作に基づいてコントロー
ルバルブが開閉すると共に油圧ポンプに連結された荷役
モータが駆動／停止されて油圧シリンダへの油の供給が
制御されるフォークリフトの荷役装置において、 荷役動作の停止時に荷役レバーの操作に連動してコント
ロールバルブが閉じられる前に荷役モータを停止する荷
役モータ停止手段を備えたことを特徴とするフォークリ
フトの荷役装置。 - 【請求項２】 前記荷役モータ停止手段は、荷役モータ
停止スイッチと、この荷役モータ停止スイッチの操作に
応じて荷役モータへの電源供給を制御するコントローラ
とを有する請求項１に記載の荷役装置。 - 【請求項３】 前記荷役モータ停止スイッチは、荷役レ
バーに取り付けられた押しボタンスイッチである請求項
２に記載の荷役装置。 - 【請求項４】 さらに、荷役動作時の油圧を検出する圧
力センサを備え、前記コントローラは、この圧力センサ
により検出された油圧に応じて荷役モータ停止時の回転
数減速度を制御する請求項３に記載の荷役装置。 - 【請求項５】 前記荷役モータ停止スイッチは、荷役レ
バーの操作に応じてコントロールバルブが閉じられる前
に荷役レバーの操作を検知する荷役レバーセンサである
請求項２に記載の荷役装置。 - 【請求項６】 前記荷役レバーセンサは、荷役レバーの
操作量を検出するストロークセンサであり、前記コント
ローラは、このストロークセンサにより検出された荷役
レバーの操作量に応じて荷役モータ停止時の回転数減速
度を制御する請求項５に記載の荷役装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11967497A JPH10310395A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | フォークリフトの荷役装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11967497A JPH10310395A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | フォークリフトの荷役装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10310395A true JPH10310395A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=14767253
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11967497A Pending JPH10310395A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | フォークリフトの荷役装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10310395A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2784089A1 (fr) * | 1998-10-02 | 2000-04-07 | Nippon Yusoki Co Ltd | Appareil de manutention de charges pour chariot elevateur a fourche |
| JP2011046499A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | フォークリフトの荷役制御装置 |
-
1997
- 1997-05-09 JP JP11967497A patent/JPH10310395A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2784089A1 (fr) * | 1998-10-02 | 2000-04-07 | Nippon Yusoki Co Ltd | Appareil de manutention de charges pour chariot elevateur a fourche |
| JP2011046499A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | フォークリフトの荷役制御装置 |
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