JP2006188124A - 荷受台昇降装置の給電制御装置 - Google Patents

荷受台昇降装置の給電制御装置 Download PDF

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達也 布原
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典浩 松本
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Abstract

【課題】 荷受台昇降装置において故障電流による焼損事故を未然に防止する。
【解決手段】 バッテリ161からパワーユニット140に給電する電路Pにコンタクタ162cを挿入し、これを、第2制御装置163により開閉制御する。第2制御装置163はメインスイッチ164のオン操作によりコンタクタ162cを閉路するとともに、タイマ163tによって閉路からタイムカウントを行い、所定時間が経過するとメインスイッチ164の指令に関わりなくコンタクタ162cを強制開路させる。これにより、コンタクタ162cからパワーユニット140への電路は無電圧となる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、貨物自動車に搭載される荷受台昇降装置の給電制御装置に関する。
貨物自動車に搭載される荷受台昇降装置には、ポンプ及びこれを駆動するモータ並びに電磁弁等の機器を有して成るパワーユニットが使用されている。このパワーユニットの電源は車載のバッテリから供給されるが、その供給電路の途中にコンタクタを設けた装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。そして、運転室内に設けられたメインスイッチの操作により、コンタクタをオン(閉)・オフ(開)することができるようになっている。荷受台昇降装置の使用時には作業者のスイッチ操作によりコンタクタがオンとなり、使用後にはオフとされる。通常、バッテリは車体の前方寄りの位置にあり、コンタクタはそのバッテリの近傍に設けられる。一方、パワーユニットは車体の後部に取り付けられる荷受台昇降装置に使用されるものであるため、車体の後方寄りの位置にある。従って、コンタクタからパワーユニットまでの距離は大型車になるほど長くなる。
実用新案登録第3057738号公報(図1)
上記のような従来の装置では、使用後に作業者がコンタクタのオフ操作をすることを忘れ、コンタクタが長時間オンのまま放置される場合がある。また、コンタクタの回路は独立した回路として設けられており、イグニッションキーを抜いても電路が遮断されない。従って、オフ操作をしない限り、コンタクタからパワーユニットに至る長い電路(+側)にはバッテリ電圧(DC24V)が印可され続ける。このような場合において、電路(+側)と車体(−側)との間に絶縁劣化を原因とする故障電流(漏電電流)が流れる場合がある。ここで、コンタクタとバッテリとの間にはヒューズが設けられているが、このヒューズの定格電流は、パワーユニット内のポンプ駆動用モータに流れる大電流に対応したものである。従って、比較的大きな故障電流が流れ続けてもヒューズは溶断しない場合があり、その場合には、電流によって発熱した部位が焼損することがある。
上記のような従来の問題点に鑑み、本発明は、荷受台昇降装置において故障電流による焼損事故を未然に防止することを目的とする。
本発明の荷受台昇降装置の給電制御装置は、荷受台昇降装置を駆動するための機器を有するパワーユニットに対して車載のバッテリから給電する電路を開閉する開閉装置と、開閉指令に応じて前記開閉装置を開閉動作させるとともに、閉路後のある時点から所定時間が経過したとき前記開閉装置を強制開路させる制御装置とを備えたものである。
上記のように構成された荷受台昇降装置の給電制御装置では、開閉装置の閉路後のある時点から所定時間が経過すると、制御装置により開閉装置を強制開路させる。従って、開閉装置からパワーユニットまでの電路は当該所定時間経過後に常に無電圧となる。
また、上記給電制御装置において、荷受台昇降装置の操作手段がパワーユニットに接続され、制御装置は、開閉装置が閉路していて当該操作手段が操作されない状態が所定時間連続したとき開閉装置を強制開路させるものであってもよい。
この場合、開閉装置が閉路していて操作手段が操作されない状態が所定時間連続したとき、制御装置により開閉装置を強制開路させる。従って、荷受台昇降装置の不使用状態が所定時間連続すると自動的に給電停止となり、開閉装置からパワーユニットまでの電路は無電圧となるので、故障電流による焼損事故を未然に防止することができる。また、荷受台昇降装置の使用中にパワーユニットへの電源供給が失われることはないので、不意に給電停止となることによる不便を生じない。
また、上記給電制御装置において、開閉装置が強制開路させられたとき警報を発する警報手段を設けてもよい。
この場合、強制開路動作が行われたことを警報手段によって知らせることができるので、作業者は、その事実を容易に確認することができる。
本発明の荷受台昇降装置の給電制御装置によれば、開閉装置の閉路後のある時点から所定時間が経過すると、制御装置により開閉装置を強制開路させるので、開閉装置からパワーユニットまでの電路は当該所定時間経過後に常に無電圧となり、故障電流による焼損事故を未然に防止することができる。
以下、本発明の第1の実施形態による荷受台昇降装置の給電制御装置について図面を参照して説明する。まず、荷受台昇降装置の構成から説明する。
図1は、荷受台昇降装置の側面図である。この状態は、荷受台昇降装置1が車体2の床下に格納された状態すなわち、走行可能状態を表している。一方、図2は、図1の状態から荷受台昇降装置1全体を後方へスライドさせ、所定のスライド後端位置(張出位置)に到達させた後、荷受台を展開及び昇降させる使用状態を示す側面図である。
図2において、荷受台昇降装置1の車幅方向に左右一対設けられている固定側支持部材100は、各々、前後方向に水平に延びるスライドレール101と、これを車体2のフレーム2fに架装するための複数(本例では3個)のブラケット102とによって構成されている。支持板111はスライドレール101によって支持され、車体前後方向に移動可能である。
左右一対の支持板111には、車幅方向に水平に延びる角パイプからなる連結フレーム113が貫通し、これらは互いに一体に溶接されている。支持板111より車幅方向の外側には、他の支持板114,115が、連結フレーム113と一体に溶接されている。これらの支持板114,115も、左右一対設けられている。上記の支持板111、連結フレーム113及び支持板114,115は、固定側支持部材100に対して車体前後方向にスライド可能な可動側支持部材110を構成している。
上記支持板114には補助リンク121が一定範囲で回動可能に取り付けられており、この補助リンク121に、上アーム122及びリフトシリンダ123が回動可能に取り付けられている。リフトシリンダ123は上アーム122の長手方向に沿って設けられ、その先端は上アーム122の所定位置に接続されている。このリフトシリンダ123の伸縮動作により、上アーム122にトルクを付与することができる。また、支持板115には下アーム124が回動可能に取り付けられている。上アーム122及び下アーム124はそれらの支点及び作用点を結ぶ四角形が平行四辺形となる平行リンクを構成し、リフトシリンダ123の伸縮動作により、その先端側を昇降動作させる。上アーム122にはストッパボルト125が突出長可調節に取り付けられており、その先端が支持板114の上部に当接することをもって、平行リンク(上アーム122及び下アーム124)の上昇端とする。上記の補助リンク121、上アーム122、リフトシリンダ123、下アーム124及びストッパボルト125は、左右一対設けられ、アーム式の昇降装置120を構成している。
荷受台130は、上アーム122及び下アーム124の先端に水平に取り付けられ、基部荷受台131と、これに対して折り畳み・展開可能に接続された先部荷受台132とを備えている。格納時には基部荷受台131上に先部荷受台132が折り畳まれる。また、使用時には先部荷受台132が展開され、基部荷受台131から先部荷受台132へ連続した荷受面が構成される。
また、前述の左右一対の支持板111の各々には、後方へ突出するようにローラ取付板116が取り付けられ、その後端にガイドローラ117が回転自在に取り付けられている。このガイドローラ117に、先部荷受台132の先端を乗せることができる。
図3は、図1,図2では省略したスライド機構50の平面図である。スライド機構50は、車幅方向において左右のスライドレール101の間にあり、車体の前後方向に延びている。スライド機構50を構成する主要な部材は、スライドシリンダ51及びチェーン52であり、スライドシリンダ51の伸縮動作が、チェーン52を介して連結フレーム113に伝達されるように構成されている。連結フレーム113の片側の端部には、以下に述べるパワーユニット140のケースが取り付けられている。
図4は、上記荷受台昇降装置1の油圧回路図である。図において、パワーユニット140は、荷受台昇降装置1を駆動するための多くの機器を有している。スライドシリンダ51は、このパワーユニット140に接続されている。また、一対のリフトシリンダ123は、それぞれ電磁弁(切換弁)126を介して、パワーユニット140と接続されている。パワーユニット140は、タンク141、ポンプ142、電磁弁143,144,145,146、逆止弁147,148、絞り弁149,150、及び、圧力制御弁151を図示のように接続して構成されている。電磁弁143,144,146,126は逆止弁を内蔵し、また、電磁弁145は一対の逆止弁を相対向させたダブルチェック弁を内蔵している。上記ポンプ142は、これに直結されたモータ152によって回転駆動される。上記電磁弁126,143,144,145,146はそれぞれ、ソレノイド126s,143s,144s,145s,146sを備えている。
スライドシリンダ51を伸長動作させるときは、ポンプ142が運転され、電磁弁144が励磁される。他の電磁弁143,145,146,126は非励磁状態である。ポンプ142から圧送される作動油は、逆止弁147,148及び絞り弁149を経てスライドシリンダ51の収縮側ポート51bに供給される。また、作動油は、励磁された電磁弁144を通ってスライドシリンダ51の伸長側ポート51aにも供給される。この結果、ピストンヘッドの受圧面積差により、スライドシリンダ51は伸長動作する。
スライドシリンダ51を収縮動作させるときは、ポンプ142が運転され、電磁弁145が励磁される。他の電磁弁143,144,146,126は非励磁状態である。ポンプ142から圧送される作動油は、逆止弁147,148及び絞り弁149を経てスライドシリンダ51の収縮側ポート51bに供給される。また、伸長側ポート51aは、励磁された電磁弁145からタンク141に連通し、作動油の戻しが可能となる。従って、スライドシリンダ51は収縮動作する。
リフトシリンダ123を上昇させるときは、ポンプ142が運転され、電磁弁143,144が励磁される。他の電磁弁145,146,126は非励磁状態である。ポンプ142から圧送される作動油は、逆止弁147、励磁された電磁弁143、非励磁状態の電磁弁126を経て、リフトシリンダ123に供給され、リフトシリンダ123は伸長(上昇)動作する。また、このとき油圧は、逆止弁148、絞り弁149及び励磁された電磁弁144を介してスライドシリンダ51の伸長側ポート51aにも供給される。これにより、上昇動作中の負荷によってスライドシリンダ51が収縮方向に戻されることを防止する。
リフトシリンダ123を下降させるときは、ポンプ142が停止となり、電磁弁144,146,126が励磁される。他の電磁弁143,145は非励磁状態である。これにより、リフトシリンダ123内の作動油は、励磁された電磁弁126、非励磁状態の電磁弁143、励磁された電磁弁146、絞り弁150を経て、タンク141に戻される。従って、リフトシリンダ123は収縮(下降)動作する。
電磁弁126が非励磁状態のとき、リフトシリンダ123内の作動油は、電磁弁126内の逆止弁によって封止され、リフトシリンダ123のピストンはその位置に保持される。
次に、上記荷受台昇降装置及びその給電制御装置について、図5の電気回路を参照して説明する。図において、車載のバッテリ161(電圧は例えばDC24V)から、ヒューズ162fとコンタクタ162cとを有する開閉装置162を経て、パワーユニット140へ電源が供給されている。この開閉装置162はバッテリ161の近傍に配置されており、車体の前方寄りにある。パワーユニット140は、油圧機器の制御を司る第1制御装置166を内蔵し、前述の各電磁弁143,144,145,146,126のソレノイド143s,144s,145s,146s,126sと接続されている(ソレノイド126sはパワーユニット140の外部にある。)。また、第1制御装置166には、パワーユニット140外にある操作スイッチ167(操作手段)が接続されている。
上記操作スイッチ167は、例えば「上げボタン」と「下げボタン」とを備えており、操作している間だけその操作信号が出力され、手を離すと操作信号がなくなるタイプの非保持型スイッチである。
バッテリ161からの電路P(+側)は、第1制御装置166を介してモータ152に接続されている。なお、図中の接地記号は、−側電路としての車体への接続を意味する。一方、コンタクタ162cは、第2制御装置163により駆動される。第2制御装置163には入力としてメインスイッチ164が、出力として状態表示ランプ165(警報手段)が、それぞれ接続されている。また、第2制御装置163は、内部機能としてタイマ163tを有している。メインスイッチ164は、運転室内に設置され、オン・オフのいずれかの位置に選択操作される保持型のスイッチである。状態表示ランプ165も、運転室内に設けられている。
上記開閉装置162、第2制御装置163、メインスイッチ164及び状態表示ランプ165は、バッテリ161からパワーユニット140への給電を制御する給電制御装置160を構成している。
次に、上記のように構成された荷受台昇降装置及びその給電制御装置の動作について説明する。給電制御装置160において、メインスイッチ164がオン操作されると、第2制御装置163はコンタクタ162cを励磁し、閉路させる。これにより、バッテリ161からパワーユニット140に給電され、第1制御装置166によりモータ152の運転や、各ソレノイド126s,143s,144s,145s,146sの励磁が可能となる。従って、操作スイッチ167からの指令に応じて荷受台昇降装置の各動作が可能となる。また、第2制御装置163は状態表示ランプ165を点灯させる。この点灯は、パワーユニット140への給電が行われていることを表すものである。
まず、第1制御装置166によって実行される荷受台昇降装置の動作について説明する。荷受台昇降装置1の格納状態(図1)から操作スイッチ167の「下げボタン」が押されると、スライド機構50(図3)により後方スライド動作が行われ、昇降装置120は所定の後退端まで後退する。続いてリフトシリンダ123が収縮動作し、上アーム122及び下アーム124が下降動作して、図2の実線に示すように着地する。このとき、基部荷受台131は水平であり、他方、先部荷受台132はその先端がガイドローラ117に乗っている。次に先部荷受台132を手で起こして水平に倒伏させる。このようして荷受台130が水平に展開される。
この展開完了状態から操作スイッチ167の「上げボタン」を操作すると、リフトシリンダ123が伸長動作し、荷受台130を水平に維持したまま、ストッパボルト125が支持板114に当接する上昇端位置まで、荷受台130を上昇させることができる。また、この状態から操作スイッチ167の「下げボタン」を操作することにより、リフトシリンダ123が収縮動作して、荷受台130を下降させることができる。なお、下アーム124が着地してからさらにリフトシリンダ123が収縮動作することで、補助リンク121の作用により荷受台130はその先端を下げるようにチルト動作して地面に沿い、荷物の積み下ろしが容易にできるようになる。
また、荷受台130を格納するには、下アーム124が着地して荷受台130が水平である状態から先部荷受台132を起立させ、さらに、ガイドローラ117にもたせかける。ここで、操作スイッチ167の「上げボタン」を操作すると、上アーム122及び下アーム124が上昇して、先部荷受台132が基部荷受台131上に畳み込まれる。ここからスライド機構50が動作して、可動側支持部材110、昇降装置120及び荷受台130が格納位置まで引き込まれ、図1の状態となる。
なお、上記各動作において、「上げボタン」・「下げボタン」の操作が荷受台130の単なる上昇・下降を指示しているのか又は格納・展開を指示しているのかの識別は、昇降装置120や荷受台130の状態を検知するセンサ(図示せず。)の出力に基づいて第1制御装置166により行われる。
次に、第2制御装置163によって実行される給電制御装置の動作について説明する。第2制御装置163は、コンタクタ162cの閉路の瞬間からタイマ163tによりタイムカウントを開始し、設定時間(例えば1時間)が経過すると、コンタクタ162cを開路させる。ここで、通常の荷受台昇降作業は1時間も要することはなく、作業終了により作業者がメインスイッチ164をオフ操作すると、第2制御装置163はコンタクタ162cを開路させる。従って、パワーユニット140への給電は停止され、コンタクタ162cからモータ152までの電路は無電圧となる。また、第2制御装置163は、状態表示ランプ165を消灯させるとともに、タイマ163tをリセットする。
一方、作業が終了したにも関わらず作業者がメインスイッチ164をオフ操作するのを忘れた場合、又は、何らかの理由によりメインスイッチ164オンのままで放置した場合、第2制御装置163はコンタクタ162cを連続して励磁している。そして、タイマ163tの設定時間が経過すると、第2制御装置163は、メインスイッチ164の操作指示(オン)を無視してコンタクタ162cを強制開路させる。これにより、パワーユニット140への給電は停止され、コンタクタ162cからモータ152までの電路は無電圧となる。従って、その後、コンタクタ162cからモータ152までの電路において絶縁劣化が生じたとしても、故障電流(漏電電流)が流れることはなく、焼損の恐れがないので安全である。また、仮に、第1制御装置166内のモータ駆動用接点(図示せず。)が溶着して、モータ駆動指令がないのにモータ152が回転し続けている状態になったときでも、上記のようなコンタクタ162cの強制開路によりモータ152を停止させ、モータ152の過熱を防止することができる。
また、コンタクタ162cの強制開路と同時に第2制御装置163は、警報を発する意味で、状態表示ランプ165を点滅させる。これにより、作業者に注意を喚起し、強制開路が行われたことを作業者に了知させる。作業者はここでメインスイッチ164をオフ操作し、第2制御装置163をリセットの状態とする。これにより、タイマ163tもリセットされるが、メインスイッチ164がオフになったことによりコンタクタ162cはそのまま開路状態を維持し、状態表示ランプ165が消灯する。こうして、通常のメインスイッチ164オフの状態に戻る。
以上のように、メインスイッチ164の切り忘れ等によりコンタクタ162c投入から設定時間が経過すると、タイマ動作に基づいてコンタクタ162cを強制開路させるようにしたので、故障電流による焼損事故を未然に防止することができる。また、強制開路動作が行われたことを状態表示ランプ165の点滅で知らせるので、その事実を容易に確認することができる。
次に、本発明の第2の実施形態による荷受台昇降装置の給電制御装置について、図6の電気回路図を参照して説明する。第1の実施形態(図5)との違いは、第2制御装置163にはタイマを設けず、第1制御装置166にタイマ166tを設けた点と、第1制御装置166の出力で第2制御装置163を動作させる接続線Wが設けられている点とである。また、本実施形態では、開閉装置162、第2制御装置163、メインスイッチ164、状態表示ランプ165の他、第1制御装置166も給電制御装置160を構成している。その他は、第1の実施形態と同様であり、同一符合を付して説明を省略する。
図6において、メインスイッチ164がオン操作されると、第2制御装置163はコンタクタ162cを励磁し、閉路させる。これにより、バッテリ161からパワーユニット140に給電され、第1制御装置166によりモータ152の運転や、各ソレノイド126s,143s,144s,145s,146sの励磁が可能となる。従って、操作スイッチ167からの指令に応じて荷受台昇降装置の各動作が可能となる。また、第2制御装置163は状態表示ランプ165を点灯させる。この点灯は、パワーユニット140への給電が行われていることを表すものである。
一方、第1制御装置166は、コンタクタ162cの閉路による電圧入力を検知し、この電圧入力があって、操作スイッチ167からの操作信号がない、という状態が生じた瞬間からタイマ166tによりタイムカウントを開始する。最初にコンタクタ162cが閉路された瞬間には、通常は操作スイッチ167は非操作状態であり、従ってタイマ166tによりタイムカウントが開始される。その後、操作スイッチ167が操作され、操作信号が第1制御装置166に入力されると、第1制御装置166はタイマ166tをリセットする。こうして、操作スイッチ167が操作されればタイマ166tがリセットされ、操作されなくなったらタイムカウント開始、という動作が、操作に応じて繰り返される。そして、操作信号が入力されなくなった瞬間から設定時間(例えば30分)が経過すると、第1制御装置166は第2制御装置163に信号を送り、コンタクタ162cを開路させる。通常は、荷受台昇降作業が終了した段階で作業者がメインスイッチ164をオフ操作することにより、第1制御装置166はタイマ166tをリセットし、第2制御装置163はコンタクタ162cを開路させる。これにより、パワーユニット140への給電は停止され、コンタクタ162cからモータ152までの電路は無電圧となる。また、第2制御装置163は、状態表示ランプ165を消灯させる。
一方、作業が終了したにも関わらず作業者がメインスイッチ164をオフ操作するのを忘れた場合、又は、何らかの理由によりメインスイッチ164オンのままで放置した場合、操作スイッチ167からの操作信号入力がなくなった瞬間から第1制御装置166のタイマ166tはタイムカウントを持続し、設定時間が経過すると、第1制御装置166から第2制御装置163に信号が送られる。これを受けた第2制御装置163は、コンタクタ162cを強制開路させる。これにより、パワーユニット140への給電は停止され、コンタクタ162cからモータ152までの電路は無電圧となる。従って、その後、コンタクタ162cからモータ152までの電路において絶縁劣化が生じたとしても、故障電流(漏電電流)が流れることはなく、焼損の恐れがないので安全である。なお、電源喪失により、第1制御装置166のタイマ166tはリセットされる。また、仮に、第1制御装置166内のモータ駆動用接点(図示せず。)が溶着して、モータ駆動指令がないのにモータ152が回転し続けている状態になったときでも、上記のようなコンタクタ162cの強制開路によりモータ152を停止させ、モータ152の過熱を防止することができる。
一方、コンタクタ162cの強制開路と同時に第2制御装置163は、状態表示ランプ165を点滅させる。これにより、作業者に注意を喚起し、強制開路が行われたことを作業者に了知させる。作業者はここでメインスイッチ164をオフ操作し、第2制御装置163をオフの状態とする。これにより、状態表示ランプ165が消灯し、通常のメインスイッチ164オフの状態に戻る。
以上のように、コンタクタ162c投入後、操作スイッチ167の操作信号がなくなってから設定時間が経過すると、コンタクタ162cを強制開路させることにより、荷受台昇降装置の不使用状態が所定時間継続すると自動的に給電停止となる。従って、故障電流による焼損事故を未然に防止することができる。一方、操作スイッチ167を操作している限りは、作業者の意に反して自動的に給電停止となることはない。すなわち、荷受台昇降装置の使用中にパワーユニット140への電源供給が失われることはないので、不意に給電停止となることによる不便を生じない。また、強制開路動作を状態表示ランプ165の点滅で知らせるので、その事実を容易に確認することができる。
なお、上記第1の実施形態では第2制御装置163の内部機能としてタイマ163tを設け、第2の実施形態では第1制御装置166の内部機能としてタイマ166tを設けたが、各タイマは、各制御装置163,166とは別に外部に設けてもよい。
また、上記各実施形態では状態表示ランプ165をメインスイッチ164切り忘れの警報手段として用いたが、ランプに代えてブザーを用いてもよい。
また、上記各実施形態では開閉装置162内にコンタクタ162cを1個しか設けていないが、コンタクタ162cを2個直列に設け、第2制御装置163からそれぞれのコンタクタ162cに信号を送ることによりこれらを開閉動作させるようにしてもよい。この場合には、仮に1個のコンタクタ162cの接点が溶着しても、他のコンタクタ162cの接点が開くことにより自動給電停止となり、さらに安全性が向上する。
なお、上記各実施形態の給電制御装置160は、アーム回動式の荷受台昇降装置について適用したが、垂直昇降式の荷受台昇降装置についても同様に適用することができることはいうまでもない。また、荷受台の構造に関して、上記実施形態では基部荷受台131と先部荷受台132とによる2段折れ(格納時に2段重ね状態)の荷受台130を使用しているが、これに代えて、3段折れの構造であってもよい。また、床下格納式に限らず、起立格納式の荷受台であってもよい。
荷受台昇降装置の側面図である。 図1の状態から荷受台昇降装置全体を後方へスライドさせ、所定のスライド後端位置(張出位置)に到達させた後、荷受台を展開及び昇降させる使用状態を示す側面図である。 上記荷受台昇降装置におけるスライド機構の平面図である。 上記荷受台昇降装置の油圧回路図である。 上記荷受台昇降装置及び、本発明の第1の実施形態による荷受台昇降装置の給電制御装置の電気回路図である。 上記荷受台昇降装置及び、本発明の第2の実施形態による荷受台昇降装置の給電制御装置の電気回路図である。
符号の説明
1 荷受台昇降装置
140 パワーユニット
160 給電制御装置
161 バッテリ
162 開閉装置
163 第2制御装置
164 メインスイッチ
165 状態表示ランプ(警報手段)
166 第1制御装置
167 操作スイッチ(操作手段)

Claims (3)

  1. 荷受台昇降装置を駆動するための機器を有するパワーユニットに対して車載のバッテリから給電する電路を開閉する開閉装置と、
    開閉指令に応じて前記開閉装置を開閉動作させるとともに、閉路後のある時点から所定時間が経過したとき前記開閉装置を強制開路させる制御装置と
    を備えたことを特徴とする荷受台昇降装置の給電制御装置。
  2. 前記荷受台昇降装置の操作手段が前記パワーユニットに接続され、前記制御装置は、前記開閉装置が閉路していて当該操作手段が操作されない状態が所定時間連続したとき前記開閉装置を強制開路させる請求項1記載の荷受台昇降装置の給電制御装置。
  3. 前記開閉装置が強制開路させられたとき警報を発する警報手段を備えた請求項1又は2に記載の荷受台昇降装置の給電制御装置。
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