JP2007099226A - 荷受台昇降装置の駆動制御装置 - Google Patents

荷受台昇降装置の駆動制御装置 Download PDF

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達也 布原
Norihiro Matsumoto
典浩 松本
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Abstract

【課題】故障電流による焼損事故を未然に防止する荷受台昇降装置の駆動制御装置を提供する。
【解決手段】モータ駆動用にパワーユニット140内に設けられるFET173とは別に、バッテリ161に近接して設けられたコンタクタ171によりモータ駆動用給電電路L3を開閉する。操作スイッチ164からの操作によりモータ152が駆動されるときにコンタクタ171を閉路させ、また、モータ152が駆動されないときはコンタクタ171を開路させて、モータ駆動用給電電路L3の大部分を無電圧にする。
【選択図】図6

Description

本発明は、貨物自動車に搭載される荷受台昇降装置の駆動制御装置に関する。
貨物自動車に搭載される荷受台昇降装置には、ポンプ及びこれを駆動するモータ並びに電磁弁等の機器を有して成るパワーユニットが使用されている。このパワーユニットの電源は車載のバッテリから供給されるが、その供給電路の途中にコンタクタを設けた装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。そして、運転室内に設けられたメインスイッチの操作により、コンタクタをオン(閉)・オフ(開)することができるようになっている。荷受台昇降装置の使用時には作業者のスイッチ操作によりコンタクタがオンとなり、使用後にはオフとされる。通常、バッテリは車体の前方寄りの位置にあり、コンタクタはそのバッテリの近傍に設けられる。一方、パワーユニットは車体の後部に取り付けられる荷受台昇降装置に使用されるものであるため、車体の後方寄りの位置にある。従って、コンタクタからパワーユニットまでの距離は大型車になるほど長くなる。
実用新案登録第3057738号公報(図1)
上記のような従来の装置では、使用後に作業者がコンタクタのオフ操作をすることを忘れ、コンタクタが長時間オンのまま放置される場合がある。また、コンタクタの回路は独立した回路として設けられており、イグニッションキーを抜いても電路が遮断されない。従って、オフ操作をしない限り、コンタクタからパワーユニットに至る長い電路(+側)にはバッテリ電圧(DC24V)が印可され続ける。このような場合において、電路(+側)と車体(−側)との間に絶縁劣化を原因とする故障電流(漏電電流)が流れる場合がある。ここで、コンタクタとバッテリとの間にはヒューズが設けられているが、このヒューズの定格電流は、パワーユニット内のポンプ駆動用モータに流れる大電流に対応したものである。従って、比較的大きな故障電流が流れ続けてもヒューズは溶断しない場合があり、その場合には、電流によって発熱した部位が焼損することがある。
上記のような従来の問題点に鑑み、本発明は、故障電流による焼損事故を未然に防止する荷受台昇降装置の駆動制御装置を提供することを目的とする。
本発明の荷受台昇降装置の駆動制御装置は、荷受台昇降装置の駆動用の油圧を発生させるためのモータと、前記荷受台昇降装置への油圧の給排を制御する電磁弁と、前記荷受台昇降装置の操作手段と、車載のバッテリと前記操作手段とを常時接続する制御用給電電路と、前記バッテリから前記モータに給電するモータ駆動用給電電路と、前記モータ駆動用給電電路を開閉する第1開閉装置と、前記第1開閉装置よりも前記バッテリに近接して設けられ、前記モータ駆動用給電電路を開閉する第2開閉装置と、前記操作手段の操作に応じて前記電磁弁及び第1開閉装置を駆動制御するとともに、前記第1開閉装置の開閉に合わせて前記第2開閉装置を開閉させる制御装置とを備えたものである。
上記のように構成された荷受台昇降装置の駆動制御装置では、モータを駆動するときは制御装置により第1開閉装置及び第2開閉装置が閉路され、駆動しないときは両方とも開路される。ここで、第2開閉装置はバッテリに近接して設けられているので、第2開閉装置が開くとモータ駆動用給電電路の大部分を占める第2開閉装置からモータまでの電路は無電圧となる。従って、第2開閉装置からモータまでの電路において絶縁劣化が生じたとしても、故障電流(漏電電流)が流れない。
また、上記駆動制御装置において、第1開閉装置及び第2開閉装置はそれぞれ無接点開閉装置及び有接点開閉装置であり、制御装置は、第1開閉装置を開路した後に第2開閉装置を開路し、第2開閉装置を閉路した後に第1開閉装置を閉路するようにしてもよい。
この場合、第2開閉装置は通電のみの使用となり、電流開閉の負担がない。さらに、モータへの通電を遮断するときに生じる逆起電圧が第2開閉装置の接点に印加されない。従って、第2開閉装置における接点の劣化を抑制することができる。
一方、本発明の駆動制御装置は、荷受台昇降装置の駆動用の油圧を発生させるためのモータ及び、油圧の給排を制御する電磁弁を備え、操作手段からの操作指令に応じて前記モータの運転及び前記電磁弁の駆動を制御するパワーユニットと、車載のバッテリと前記操作手段とを常時接続する制御用給電電路と、前記バッテリから前記モータに給電するモータ駆動用給電電路と、前記パワーユニットよりも前記バッテリに近接して設けられ、前記操作手段の操作によって前記モータが駆動されるときにのみ前記モータ駆動用給電電路を閉路し、それ以外のときは開路する開閉手段とを備えたものであってもよい。
このように構成された荷受台昇降装置の駆動制御装置では、モータが駆動されるとき以外はモータ駆動用給電電路が開閉手段により開路され、開閉手段はバッテリに近接して設けられているので、開閉手段が開くとモータ駆動用給電電路の大部分を占める開閉手段からモータまでの電路は無電圧となる。従って、開閉手段からモータまでの電路において絶縁劣化が生じたとしても、故障電流(漏電電流)が流れない。
本発明の荷受台昇降装置の駆動制御装置によれば、モータが駆動されるとき以外はモータ駆動用給電電路が開路され、モータ駆動用給電電路の大部分を占める電路は無電圧となるので、当該電路において絶縁劣化が生じたとしても、故障電流(漏電電流)が流れることはなく、焼損事故を未然に防止することができる。
以下、本発明の第1の実施形態による荷受台昇降装置の駆動制御装置について図面を参照して説明する。まず、荷受台昇降装置の構成から説明する。
図1は、荷受台昇降装置の側面図である。この状態は、荷受台昇降装置1が車体2の床下に格納された状態すなわち、走行可能状態を表している。一方、図2は、図1の状態から荷受台昇降装置1全体を後方へスライドさせ、所定のスライド後端位置(張出位置)に到達させた後、荷受台を展開及び昇降させる使用状態を示す側面図である。
図2において、荷受台昇降装置1の車幅方向に左右一対設けられている固定側支持部材100は、各々、前後方向に水平に延びるスライドレール101と、これを車体2のフレーム2fに架装するための複数(本例では3個)のブラケット102とによって構成されている。支持板111はスライドレール101によって支持され、車体前後方向に移動可能である。
左右一対の支持板111には、車幅方向に水平に延びる角パイプからなる連結フレーム113が貫通し、これらは互いに一体に溶接されている。支持板111より車幅方向の外側には、他の支持板114,115が、連結フレーム113と一体に溶接されている。これらの支持板114,115も、左右一対設けられている。上記の支持板111、連結フレーム113及び支持板114,115は、固定側支持部材100に対して車体前後方向にスライド可能な可動側支持部材110を構成している。
上記支持板114には補助リンク121が一定範囲で回動可能に取り付けられており、この補助リンク121に、上アーム122及びリフトシリンダ123が回動可能に取り付けられている。リフトシリンダ123は上アーム122の長手方向に沿って設けられ、その先端は上アーム122の所定位置に接続されている。このリフトシリンダ123の伸縮動作により、上アーム122にトルクを付与することができる。また、支持板115には下アーム124が回動可能に取り付けられている。上アーム122及び下アーム124はそれらの支点及び作用点を結ぶ四角形が平行四辺形となる平行リンクを構成し、リフトシリンダ123の伸縮動作により、その先端側を昇降動作させる。上アーム122にはストッパボルト125が突出長可調節に取り付けられており、その先端が支持板114の上部に当接することをもって、平行リンク(上アーム122及び下アーム124)の上昇端とする。上記の補助リンク121、上アーム122、リフトシリンダ123、下アーム124及びストッパボルト125は、左右一対設けられ、アーム式の昇降装置120を構成している。
荷受台130は、上アーム122及び下アーム124の先端に水平に取り付けられ、基部荷受台131と、これに対して折り畳み・展開可能に接続された先部荷受台132とを備えている。格納時には基部荷受台131上に先部荷受台132が折り畳まれる。また、使用時には先部荷受台132が展開され、基部荷受台131から先部荷受台132へ連続した荷受面が構成される。
また、前述の左右一対の支持板111の各々には、後方へ突出するようにローラ取付板116が取り付けられ、その後端にガイドローラ117が回転自在に取り付けられている。このガイドローラ117に、先部荷受台132の先端を乗せることができる。
図3は、図1,図2では省略したスライド機構50の平面図である。スライド機構50は、車幅方向において左右のスライドレール101の間にあり、車体の前後方向に延びている。スライド機構50を構成する主要な部材は、スライドシリンダ51及びチェーン52であり、スライドシリンダ51の伸縮動作が、チェーン52を介して連結フレーム113に伝達されるように構成されている。連結フレーム113の片側の端部には、以下に述べるパワーユニット140のケースが取り付けられている。
図4は、上記荷受台昇降装置1の油圧回路図である。図において、パワーユニット140は、荷受台昇降装置1を駆動するための多くの機器を有している。スライドシリンダ51は、このパワーユニット140に接続されている。また、一対のリフトシリンダ123は、それぞれ電磁弁(切換弁)126を介して、パワーユニット140と接続されている。パワーユニット140は、タンク141、ポンプ142、電磁弁143,144,145,146、逆止弁147,148、絞り弁149,150、及び、圧力制御弁151を図示のように接続して構成されている。電磁弁143,144,146,126は逆止弁を内蔵し、また、電磁弁145は一対の逆止弁を相対向させたダブルチェック弁を内蔵している。上記ポンプ142は、これに直結されたモータ152によって回転駆動される。上記電磁弁126,143,144,145,146はそれぞれ、ソレノイド126s,143s,144s,145s,146sを備えている。
スライドシリンダ51を伸長動作させるときは、ポンプ142が運転され、電磁弁144が励磁される。他の電磁弁143,145,146,126は非励磁状態である。ポンプ142から圧送される作動油は、逆止弁147,148及び絞り弁149を経てスライドシリンダ51の収縮側ポート51bに供給される。また、作動油は、励磁された電磁弁144を通ってスライドシリンダ51の伸長側ポート51aにも供給される。この結果、ピストンヘッドの受圧面積差により、スライドシリンダ51は伸長動作する。
スライドシリンダ51を収縮動作させるときは、ポンプ142が運転され、電磁弁145が励磁される。他の電磁弁143,144,146,126は非励磁状態である。ポンプ142から圧送される作動油は、逆止弁147,148及び絞り弁149を経てスライドシリンダ51の収縮側ポート51bに供給される。また、伸長側ポート51aは、励磁された電磁弁145からタンク141に連通し、作動油の戻しが可能となる。従って、スライドシリンダ51は収縮動作する。
リフトシリンダ123を上昇させるときは、ポンプ142が運転され、電磁弁143,144が励磁される。他の電磁弁145,146,126は非励磁状態である。ポンプ142から圧送される作動油は、逆止弁147、励磁された電磁弁143、非励磁状態の電磁弁126を経て、リフトシリンダ123に供給され、リフトシリンダ123は伸長(上昇)動作する。また、このとき油圧は、逆止弁148、絞り弁149及び励磁された電磁弁144を介してスライドシリンダ51の伸長側ポート51aにも供給される。これにより、上昇動作中の負荷によってスライドシリンダ51が収縮方向に戻されることを防止する。
リフトシリンダ123を下降させるときは、ポンプ142が停止となり、電磁弁144,146,126が励磁される。他の電磁弁143,145は非励磁状態である。これにより、リフトシリンダ123内の作動油は、励磁された電磁弁126、非励磁状態の電磁弁143、励磁された電磁弁146、絞り弁150を経て、タンク141に戻される。従って、リフトシリンダ123は収縮(下降)動作する。
電磁弁126が非励磁状態のとき、リフトシリンダ123内の作動油は、電磁弁126内の逆止弁によって封止され、リフトシリンダ123のピストンはその位置に保持される。
次に、上記荷受台昇降装置の駆動制御装置について説明する。図5は、荷受台昇降装置を搭載した車両における、駆動制御装置160の概略配線図である。図において、車載のバッテリ161(電圧は例えばDC24V)はフレーム2fの前方(車体の前方寄り)に取り付けられている。バッテリ161に近接してその後方に、コンタクタ等を収容したコンタクタボックス162が取り付けられている。また、フレーム2fの後部にはパワーユニット140が取り付けられている。パワーユニット140には、ケーブル163を介して操作スイッチ164が接続されている。パワーユニット140は、コンタクタボックス162を介して、バッテリ161と電気的に接続されている。
一方、運転室内では、バッテリ161からの予備電源端子165に、メインスイッチ166が接続され、ヒューズ167を介してパワーユニット140に至る回路が形成されている。また、メインスイッチ166のオンを示すランプ168が運転室内に設けられている。
上記駆動制御装置について、図6の電気回路を参照してさらに詳細に説明する。図において、コンタクタボックス162内には2つのヒューズ169,170と、有接点開閉装置(第2開閉装置)であるコンタクタ171が収容され、図示のように接続されている。操作スイッチ164は、上げスイッチ164uと、下げスイッチ164dとによって構成され、図示のように接続されている。各スイッチ164u,164dは、操作している間だけその操作信号が出力され、手を離すと操作信号がなくなるタイプの非保持型スイッチである。
パワーユニット140内の電気回路要素としては、前述の各電磁弁143〜146のソレノイドやモータ152の他、制御装置172と、制御装置172によって制御される無接点開閉装置(第1開閉装置)としてのFET(MOS−FET)173とが設けられている。制御装置172には、電磁弁143,144,145,146,126の各ソレノイド143s,144s,145s,146s,126s(但し、ソレノイド126sはパワーユニット140の外部にある。)と、上げスイッチ164u及び下げスイッチ164dとが接続されている。また、制御装置172には2つの近接スイッチ174,175が接続されている。一方の近接スイッチ174は、昇降装置120がスライド後退端にあるか否かを検知することができるように取り付けられている。他方の近接スイッチ175は、先部荷受台132が基部荷受台131の上に折り畳まれた状態であるか否かを検知することができるように取り付けられている。
バッテリ161からヒューズ170を通って制御装置172に接続される制御用給電電路L1は、上げスイッチ164u及び下げスイッチ164dの信号入力用の電圧を供給すると共に、各ソレノイド143s,144s,145s,146s,126sを励磁するための電源を供給する。この電路L1におけるヒューズ170の定格は例えば10Aである。また、運転室内の予備電源端子165からの制御用給電電路L2は制御装置172に電源電圧を供給する。この電路L2におけるヒューズ167の定格は例えば5Aである。一方、バッテリ161からコンタクタ171及びFET173を介してモータ152に給電するモータ駆動用給電電路L3(太線で表示)におけるヒューズ169の定格は例えば100Aである。
次に、上記のように構成された荷受台昇降装置及びその駆動制御装置の動作について説明する。駆動制御装置160において、メインスイッチ166がオン操作されると制御装置172が動作可能となり、運転室内のランプ168が点灯する。また、操作スイッチ164のコモン側には、常時、バッテリ161からの電圧が付与されている。一方、コンタクタ171は開いている。コンタクタ171のコイルは制御装置172と接続されており、制御装置172によりコンタクタ171の開閉制御が行われる。
ここで、荷受台昇降装置1の格納状態(図1)から下げスイッチ164dが押されると、制御装置172は、先にコンタクタ171を閉路し、閉路動作に要する時間経過後にFET173をオンの状態にする。これにより、モータ152及びポンプ142(図4)が運転される。また、制御装置172はソレノイド144sを励磁する。この結果、スライドシリンダ51が伸長動作し、スライド機構50(図3)により後方スライド動作が行われる。昇降装置120が所定の後退端まで後退すると(近接スイッチ174により検知)、制御装置172は、先にFET173をオフの状態にしてからコンタクタ171を開路する。また、制御装置172はソレノイド144s,146s,126sを励磁して、リフトシリンダ123を収縮動作させる。これにより、上アーム122及び下アーム124が下降動作して、図2の実線に示すように着地する。このとき、基部荷受台131は水平であり、他方、先部荷受台132はその先端がガイドローラ117に乗っている。ここで操作者が下げスイッチ164dから手を離すと、制御装置172はソレノイド144s,146s,126sを非励磁とする。次に操作者は、先部荷受台132を手で起こして水平に倒伏させる。このようして荷受台130が水平に展開される。
この展開完了状態から上げスイッチ164uが押されると、制御装置172は、先にコンタクタ171を閉路し、閉路動作に要する時間経過後にFET173をオンの状態にする。これにより、モータ152及びポンプ142が運転される。また、制御装置172はソレノイド143s,144sを励磁する。この結果、リフトシリンダ123が伸長動作し、荷受台130を水平に維持したまま、ストッパボルト125が支持板114に当接する上昇端位置まで、荷受台130を上昇させることができる。ここで操作者が上げスイッチ164uから手を離すと、制御装置172は、FET173をオフの状態にしてからコンタクタ171を開路し、モータ152及びポンプ142を停止させる。また、制御装置172はソレノイド143s,144sを非励磁とする。
また、荷受台130が上昇端位置にある状態で下げスイッチ164dが押されると、制御装置172はソレノイド144s,146s,126sを励磁して、リフトシリンダ123を収縮動作させ、荷受台130を下降させることができる。なお、下アーム124が着地してからさらにリフトシリンダ123が収縮動作することで、補助リンク121の作用により荷受台130はその先端を下げるようにチルト動作して地面に沿い、荷物の積み下ろしが容易にできるようになる。
一方、荷受台130を格納するには、下アーム124が着地して荷受台130が水平である状態から先部荷受台132を起立させ、さらに、ガイドローラ117にもたせかける。ここで、上げスイッチ164uが押されると、制御装置172は、先にコンタクタ171を閉路し、閉路動作に要する時間経過後にFET173をオンの状態にする。これにより、モータ152及びポンプ142が運転される。また、制御装置172はソレノイド143s,144sを励磁する。この結果、リフトシリンダ123が伸長動作し、上アーム122及び下アーム124が上昇する。上昇により先部荷受台132が基部荷受台131上に折り畳まれると(近接スイッチ175により検知)、制御装置172はソレノイド143s,144sを非励磁として上昇を停止させるとともに、今度はソレノイド145sを励磁してスライドシリンダ51を収縮動作させる。これによりスライド機構50が動作して、可動側支持部材110、昇降装置120及び荷受台130が格納位置まで引き込まれ、図1の状態となる。ここで操作者が上げスイッチ164uから手を離すと、制御装置172は、FET173をオフの状態にしてからコンタクタ171を開路し、モータ152及びポンプ142を停止させる。また、制御装置172はソレノイド145sを非励磁とする。
以上の動作において、モータ152を駆動するときはコンタクタ171及びFET173が閉路され、駆動しないときはFET173のみならずコンタクタ171も開路される。ここで、コンタクタ171はバッテリ161に近接した位置にあるので、コンタクタ171が開くとモータ駆動用給電電路L3の大部分を占めるコンタクタ171からモータ152までの電路は無電圧となる。従って、コンタクタ171からモータ152までの電路において絶縁劣化が生じたとしても、故障電流(漏電電流)が流れることはなく、焼損事故を未然に防止することができる。
なお、制御用給電電路L1は常時通電状態であるが、過電流が流れるとヒューズ170が切れることにより、バッテリ161や当該電路L1の電線は保護される。
また、上述の動作において、モータ152を駆動するときは先にコンタクタ171を閉路してからFET173をオンの状態とし、逆に、モータ152を停止するときは先にFET173をオフの状態としてからコンタクタ171を開路するので、コンタクタ171は通電のみの使用となり、電流開閉の負担がない。さらに、モータ152への通電を遮断するときに生じる逆起電圧がコンタクタ171の接点に印加されない。従って、コンタクタ171の接点の劣化を抑制することができる。
なお、仮に、操作スイッチ164が故障して接点が常時オンの状態になった場合でも、メインスイッチ166を開くことにより昇降装置120を緊急停止させることができる。
図7は、駆動制御装置の回路構成の他の例を示す電気回路図である。図6との違いは、予備電源端子165を使用せず、バッテリ161からヒューズ170を介した制御用給電電路L1を分岐してメインスイッチ166へ接続した点である。予備電源端子の位置は車両によって異なるが、メインスイッチ166への電源を予備電源端子に依存しない図7の回路構成によれば、車両にかかわらず実体配線(例えばワイヤーハーネス)を共通化することができるという利点がある。
なお、上記の駆動制御装置160は、アーム回動式の荷受台昇降装置について適用したものであるが、油圧を発生させるためのモータ(電気モータ)を有する垂直昇降式や起立格納式の荷受台昇降装置についても同様に適用することができることはいうまでもない。
また、FET17は、他の半導体スイッチングデバイス(サイリスタ、バイポーラトランジスタ等)で代用することもできるし、有接点開閉装置を使用することも可能である。一方、コンタクタ171に代えて半導体スイッチングデバイスを使用することは可能であるが、開路することによって2次側(モータ側)を1次側(バッテリ側)から確実に絶縁するという観点からは、有接点開閉装置が好適である。
荷受台昇降装置の側面図である。 図1の状態から荷受台昇降装置全体を後方へスライドさせ、所定のスライド後端位置(張出位置)に到達させた後、荷受台を展開及び昇降させる使用状態を示す側面図である。 上記荷受台昇降装置におけるスライド機構の平面図である。 上記荷受台昇降装置の油圧回路図である。 荷受台昇降装置を搭載した車両における、駆動制御装置の概略配線図である。 駆動制御装置の電気回路図である。 駆動制御回路の電気回路についての、他の例である。
符号の説明
1 荷受台昇降装置
126 電磁弁
140 パワーユニット
143〜146 電磁弁
152 モータ
160 駆動制御装置
161 バッテリ
164 操作スイッチ(操作手段)
171 コンタクタ(第2開閉装置/開閉手段)
172 制御装置
173 FET(第1開閉装置)
L1 制御用給電電路
L3 モータ駆動用給電電路

Claims (3)

  1. 荷受台昇降装置の駆動用の油圧を発生させるためのモータと、
    前記荷受台昇降装置への油圧の給排を制御する電磁弁と、
    前記荷受台昇降装置の操作手段と、
    車載のバッテリと前記操作手段とを常時接続する制御用給電電路と、
    前記バッテリから前記モータに給電するモータ駆動用給電電路と、
    前記モータ駆動用給電電路を開閉する第1開閉装置と、
    前記第1開閉装置よりも前記バッテリに近接して設けられ、前記モータ駆動用給電電路を開閉する第2開閉装置と、
    前記操作手段の操作に応じて前記電磁弁及び第1開閉装置を駆動制御するとともに、前記第1開閉装置の開閉に合わせて前記第2開閉装置を開閉させる制御装置と
    を備えたことを特徴とする荷受台昇降装置の駆動制御装置。
  2. 前記第1開閉装置及び第2開閉装置はそれぞれ無接点開閉装置及び有接点開閉装置であり、前記制御装置は、前記第1開閉装置を開路した後に前記第2開閉装置を開路し、前記第2開閉装置を閉路した後に前記第1開閉装置を閉路する請求項1記載の荷受台昇降装置の駆動制御装置。
  3. 荷受台昇降装置の駆動用の油圧を発生させるためのモータ及び、油圧の給排を制御する電磁弁を備え、操作手段からの操作指令に応じて前記モータの運転及び前記電磁弁の駆動を制御するパワーユニットと、
    車載のバッテリと前記操作手段とを常時接続する制御用給電電路と、
    前記バッテリから前記モータに給電するモータ駆動用給電電路と、
    前記パワーユニットよりも前記バッテリに近接して設けられ、前記操作手段の操作によって前記モータが駆動されるときにのみ前記モータ駆動用給電電路を閉路し、それ以外のときは開路する開閉手段と
    を備えたことを特徴とする荷受台昇降装置の駆動制御装置。
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