JP3417356B2 - 電気式フォークリフトの機台制御装置及び電気式フォークリフト - Google Patents

電気式フォークリフトの機台制御装置及び電気式フォークリフト

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JP3417356B2
JP3417356B2 JP23601899A JP23601899A JP3417356B2 JP 3417356 B2 JP3417356 B2 JP 3417356B2 JP 23601899 A JP23601899 A JP 23601899A JP 23601899 A JP23601899 A JP 23601899A JP 3417356 B2 JP3417356 B2 JP 3417356B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キーオフ時リフト
ロック機能を備えた電気式フォークリフトの機台制御装
置、及び、同機台制御装置を備えた電気式フォークリフ
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】フォークリフトにおけるフォークの上昇
動作は、上昇側に操作されたリフトレバーによって操作
されたオイルコントロールバルブを介して、油圧ポンプ
からオイルコントロールバルブに供給されている作動油
がリフトシリンダに供給されることで行われる。
【0003】図8に示す構成の電気式のフォークリフト
では、キースイッチ50がオンされた状態でリフトレバ
ー51が上昇側に操作されると、メインコントローラ5
2が荷役モータ53を運転する。すると、荷役モータ5
3によって駆動される荷役ポンプ54が供給する作動油
が、リフトレバー51によって操作されているオイルコ
ントロールバルブ55を介して、マスト56に設けられ
たリフトシリンダに対しリフトレバー51の操作量に応
じた流量で供給される。その結果、フォーク57がリフ
トレバー51の操作量に応じた作動速度で上昇する。
【0004】一方、リフトレバー51が下降側に操作さ
れると、リフトシリンダから作動油がオイルコントロー
ルバルブ55を介して油タンクに排出される。その結
果、フォーク57が下降する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、キースイッ
チ50をオンされている状態では、リフトレバー51等
の荷役レバー、あるいは、アクセルペダルが操作されな
くても、バッテリの電力が荷役モータ53等の電気機器
側に供給された状態となっている。従って、荷役モータ
53が運転されない状態であっても、バッテリの電力が
無駄に消費され続ける問題があった。
【0006】又、リフトレバー51が操作されず中立位
置にあるときには、フォーク57の自重等によってリフ
トシリンダの油圧が高くなっているので、リフトシリン
ダの作動油が、スプール弁で構成されたオイルコントロ
ールバルブ55から油タンクに徐々に漏出する。このた
め、荷役作業が長時間行なわれない状態が続くと、フォ
ーク57が僅かながら次第に自然降下する問題があっ
た。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、キースイッチがオン
されたままの状態で機台の運転操作が継続して行なわれ
なかったときに、電力が無駄に消費され続けないように
することができるとともにフォークが自然降下しないよ
うにすることができる電気式フォークリフトの機台制御
装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、リフトシリンダに対し、
荷役モータによって駆動される荷役ポンプからの作動油
の供給と、前記リフトシリンダからの作動油の排出と
を、リフトレバーによって操作されるオイルコントロー
ルバルブを介して行う電気式フォークリフトの機台制御
装置において、前記リフトシリンダから前記オイルコン
トロールバルブ側への作動油の排出を許容又は規制する
電磁制御弁と、フォークの下降動作を検出する下降動作
検出手段とを備え、キースイッチがオンのままで走行及
び荷役操作が行なわれない状態が、予め設定された待機
時間を越えて継続したときには、少なくとも前記荷役モ
ータに対するバッテリからの給電を停止するとともに、
前記リフトシリンダからオイルコントロールバルブ側へ
の作動油の排出を規制するように前記電磁制御弁を制御
し、前記走行及び荷役操作が行われない状態が継続して
いるときに、前記フォークの下降動作が検出されたとき
には、前記リフトシリンダから前記オイルコントロール
バルブ側への作動油の排出を許容するように前記電磁制
御弁を制御する電気式フォークリフトの機台制御装置で
ある。
【0009】請求項2に記載の発明は、作動油を供給す
る荷役ポンプと、前記荷役ポンプを駆動する荷役モータ
と、リフトレバーの上昇操作により、前記荷役ポンプか
ら供給される作動油をリフトシリンダに供給するととも
に、リフトレバーの下降操作により、該リフトシリンダ
から作動油を排出するオイルコントロールバルブとを備
えた電気式フォークリフトの機台制御装置において、前
記リフトシリンダから前記コントロールバルブ側への作
動油の排出を許容又は規制する電磁制御弁と、機台を走
行させるために操作される走行系操作手段が操作されて
いる状態であることを検出する走行系操作検出手段と、
荷役作業を行うために操作される荷役系操作手段が操作
されている状態であることを検出する荷役系操作検出手
段と、フォークの下降動作を検出する下降動作検出手段
と、キースイッチがオン状態のままで前記走行操作部及
び荷役系操作手段が操作されない状態が予め設定された
所定の待機時間を越えて継続したときには、少なくとも
前記荷役モータに対するバッテリからの給電を停止する
とともに、前記リフトシリンダからオイルコントロール
バルブ側への作動油の排出を規制するように前記電磁制
御弁を制御し、又、前記走行操作部及び荷役系操作手段
が操作されない状態が継続しているときに、前記フォー
クの下降動作が検出されたときには、前記リフトシリン
ダからオイルコントロールバルブ側への作動油の排出を
許容するように前記電磁制御弁を制御する作動制御手段
とを備えた電気式フォークリフトの機台制御装置であ
る。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の電気式フォークリフトの機台制御装置において、オペ
レータが運転席に座っている状態を検出するデッドマン
スイッチを備え、前記作動制御手段は、前記走行系操作
手段及び荷役系操作手段が操作されず、かつ、前記オペ
レータが運転席に座っていない状態が前記待機時間を越
えて継続したときに、少なくとも前記荷役モータに対す
るバッテリからの給電を停止し、又、前記リフトシリン
ダからオイルコントロールバルブ側への作動油の排出を
規制するように前記電磁制御弁を制御する。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項2又は請
求項3に記載の電気式フォークリフトの機台制御装置に
おいて、前記電磁制御弁は、前記リフトシリンダから前
記オイルコントロールバルブ側への作動油の排出を非給
電状態で規制するものであって、前記作動制御手段は、
前記走行系操作手段及び荷役系操作手段が操作されない
状態が前記待機時間を越えて継続したときには、前記電
磁制御弁を含む機台内部の各電気機器に対するバッテリ
からの給電を停止する。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求
項4のいずれか一項に記載の電気式フォークリフトの機
台制御装置において、前記下降動作検出手段は、前記フ
ォークの揚高位置を検出する揚高検出手段と、前記揚高
位置の変化を検出する揚高変化検出手段とからなる。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求
項4のいずれか一項に記載の電気式フォークリフトの機
台制御装置において、前記下降動作検出手段は、前記リ
フトレバーが下降操作されたことを検出するリフト下降
スイッチである。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求
項6のいずれか一項に記載の電気式フォークリフトの機
台制御装置を備えた電気式フォークリフトである。 (作用)請求項1又は請求項2に記載の発明によれば、
走行操作及び荷役操作が行なわれない状態が所定の待機
時間を越えて継続したときには、バッテリから少なくと
も荷役モータへの給電が停止されるので、キースイッチ
がオン状態のままで少なくとも荷役モータへの電力供給
が停止される。このとき、電磁制御弁がリフトシリンダ
からオイルコントロールバルブ側への作動油の排出を規
制するように制御されるので、フォークの自重によるリ
フトシリンダからの作動の排出が規制され、フォークの
自然降下が防止される。又、走行操作及び荷役操作が行
なわれない状態が継続しているときにフォークの下降動
作が検出されたときには、リフトシリンダからオイルコ
ントロールバルブ側への作動油の排出が許容されるの
で、リフトレバーの下降操作以外の荷役操作と走行操作
が行なわれない状態が待機時間を越えて継続しても、バ
ッテリから荷役モータへの電力の供給が停止されない。
このとき、電磁制御弁がリフトシリンダからオイルコン
トロールバルブ側への作動油の排出を許容するように制
御されるので、リフトレバーの下降操作によるリフトシ
リンダからの作動油の排出が許容され、フォークの下降
動作が許容される。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の作用に加えて、走行系操作手段及び荷役
系操作手段が操作されない状態が継続していても、オペ
レータが運転席に座っている状態であるときには、走行
系操作手段及び荷役系操作手段が直ぐに操作される可能
性が高い状態であるとして、少なくとも荷役モータへの
給電が停止されない。従って、オペレータが運転席に座
っている状態では、走行系及び荷役系の操作が行なわれ
ない状態が継続しても荷役モータへの給電が停止され
ず、荷役操作時に荷役機器が作動する。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、請求項2
又は請求項3に記載の発明の作用に加えて、走行操作及
び荷役操作が行なわれない状態が所定の待機時間を越え
て継続したときには、電磁制御弁を含む機台内の各電気
機器に対するバッテリからの給電が停止されるので、キ
ースイッチがオン状態のままでバッテリから各電気機器
への給電が停止される。このとき、非給電状態となった
電磁制御弁がリフトシリンダからオイルコントロールバ
ルブ側への作動油の排出を規制する。又、走行操作及び
荷役操作が行なわれない状態が継続しているときにフォ
ークの下降動作が検出されたときには、リフトシリンダ
からオイルコントロールバルブ側への作動油の排出が許
容されるので、リフトレバーの下降操作以外の荷役操作
と走行操作が行なわれない状態が待機時間を越えて継続
しても、バッテリから荷役モータへの電力の供給が停止
されない。このとき、給電されている電磁制御弁がリフ
トシリンダからオイルコントロールバルブ側への作動油
の排出を許容する。従って、バッテリから各電気機器に
対して給電されなくなったときに非給電状態となった電
磁制御弁によってリフトシリンダからオイルコントロー
ルバルブ側への作動油の排出が規制される。
【0017】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項4のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、レフトレバーの下降操作によってフォークが下降動
作していることが、フォークの揚高位置の変化によって
判断される。従って、フォークの揚高を検出するように
したフォークリフトにおいて、リフトレバーの下降操作
を検出することなくフォークの下降動作が確実に検出さ
れる。
【0018】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項4のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、フォークの下降動作がリフトレバーが下降操作され
たことによって検出される。
【0019】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項6のいずれか一項に記載の発明の作用を有する
機台制御装置によって、走行操作及び荷役操作が継続し
て行われなかったときのフォークの昇降動作が制御され
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図5に従って説明する。図2に示すよう
に、機台制御装置は油圧回路として、荷役モータ10、
荷役ポンプ11、オイルコントロールバルブ12及びリ
フトシリンダ13を備える。荷役モータ10は荷役ポン
プ11を駆動する。荷役ポンプ11は、油タンク14の
作動油をオイルコントロールバルブ12に供給する。オ
イルコントロールバルブ12は、リフトレバー15によ
って操作されるスプール弁である。オイルコントロール
バルブ12は、リフトレバー15が中立位置から上昇操
作されたときには、荷役ポンプ11から供給される作動
油をその操作量に応じた流量でリフトシリンダ13に供
給し、又、リフトレバー15が中立位置から下降操作さ
れたときには、リフトシリンダ13の作動油をその操作
量に応じた流量で油タンク14側に排出する。
【0021】オイルコントロールバルブ12には、リフ
トシリンダ13からオイルコントロールバルブ12側へ
の作動油の排出を許容又は規制する電磁制御弁16が設
けられている。電磁制御弁16はポペット弁であって、
オイルコントロールバルブ12とリフトシリンダ13と
を連通する油路上に設けられている。電磁制御弁16
は、給電されている状態では、上昇操作されたリフトレ
バー15によって操作されたオイルコントロールバルブ
12からリフトシリンダ13側への作動油の排出、及
び、リフトレバー15が下降操作された状態でのリフト
シリンダ13からオイルコントロールバルブ12を介し
ての油タンク14への作動油の排出を許容する。一方、
電磁制御弁16は、給電されていない状態では、リフト
レバー15が上昇操作されていない状態でのオイルコン
トロールバルブ12を介してリフトシリンダ13から油
タンク14への作動油の漏出を遮断する。
【0022】次に、上記のように構成された機台制御装
置の電気的構成を図1の電気ブロック図に従って説明す
る。機台制御装置は電気的構成として、コントローラ1
7と、コントローラ17の入力側に接続されたキースイ
ッチ18、デッドマンスイッチ19、アクセルスイッチ
20、ブレーキスイッチ21、ディレクションスイッチ
22、リフト上昇スイッチ23、ティルト前傾スイッチ
24、ティルト後傾スイッチ25、第1揚高スイッチ2
6及び第2揚高スイッチ27を備える。又、コントロー
ラ17の出力側には、荷役モータ10、電磁制御弁16
及びメインコンタクタ29がそれぞれ接続されている。
本実施の形態では、アクセルスイッチ20、ブレーキス
イッチ21及びディレクションスイッチ22がそれぞれ
走行系操作検出手段であり、リフト上昇スイッチ23、
ティルト前傾スイッチ24及びティルト後傾スイッチ2
5がそれぞれ荷役系操作検出手段である。
【0023】キースイッチ18は、バッテリ28をコン
トローラ17に接続する状態と接続しない状態とに切り
換えるためのスイッチであって、オン状態でコントロー
ラ17にバッテリ28を接続し、オフ状態では切断す
る。デッドマンスイッチ19は、フォークリフトのオペ
レータが運転席に座っているか否かを検出するために運
転席に設けられたスイッチであって、オペレータが運転
席に座っているときにオン状態となり、座っていないと
きにオフ状態となる。アクセルスイッチ20は、アクセ
ルペダルがアクセル操作されている状態であるか否かを
検出するためにスイッチであって、アクセル操作されて
いない状態でオフとなり、アクセル操作されている状態
でオンとなる。ブレーキスイッチ21は、ブレーキペダ
ルがブレーキ操作されているか否かを検出するためにス
イッチであって、ブレーキ操作されていない状態でオフ
となり、ブレーキ操作されている状態でオンとなる。デ
ィレクションスイッチ22は、車両の走行方向を設定す
るためのスイッチであって、前進及び後退でオンとな
り、停止位置でオフとなる。リフト上昇スイッチ23
は、リフトレバー15が上昇操作されているか否かを検
出するスイッチであって、リフトレバー15が上昇操作
されているときにオンとなり、上昇操作されていないと
きにオフとなる。又、ティルト前傾スイッチ24は、テ
ィルトレバーが前傾操作されているか否かを検出するス
イッチであって、前傾操作されているときにオンとな
り、前傾操作されていないときにオフとなる。ティルト
後傾スイッチ25は、ティルトレバーが後傾操作されて
いるか否かを検出するスイッチであって、後傾操作され
ているときにオンとなり、後傾操作されていないときに
オフとなる。
【0024】両揚高スイッチ26,27は、図4に示す
ように、アウタマスト30の外側において上下に離れた
所定の2位置にそれぞれ設けられている。第1揚高スイ
ッチ26は、フォーク31の最低揚高位置と最高揚高位
置との間に設定された第1揚高位置を境界位置としてフ
ォーク31がそれよりも高い揚高位置であるか低い揚高
位置であるかを検出する。第2揚高スイッチ27は、同
じく第1揚高位置よりも高い位置に設定された第2揚高
位置を境界位置としてフォーク31がそれよりも高い揚
高位置であるか低い揚高位置であるかを検出する。
【0025】第1揚高スイッチ26はリミットスイッチ
であって、図3に示すように、1つの共通接点26aと
2つの出力接点26b,26cとを備え、その取付位置
に相対する位置におけるインナマスト32(図4に図
示)の有無によって共通接点26aを2つの出力接点2
6b,26cのいずれかに切り換え接続する。同様に、
第2揚高スイッチ27は1つの共通接点27aと2つの
出力接点27b,27cとを備え、その取付位置に相対
する位置におけるインナマスト32の有無によって共通
接点27aを両出力接点27b,27cのいずれか一方
に切り換え接続する。
【0026】第1揚高スイッチ26は、その共通接点2
6aがコントローラ17を介して接地されるとともに、
一方の出力接点26bがコントローラ17に出力SW1
として接続されている。第2揚高スイッチ27は、その
共通接点27aに第1揚高スイッチ26の出力接点26
cが接続されるとともに、その各出力接点27b,27
cがコントローラ17にそれぞれ出力SW21,SW2
2として接続されている。
【0027】そして、最低揚高位置から第1揚高位置ま
での範囲では、第1揚高スイッチ26の共通接点26a
が出力接点26bに接続され、第2揚高スイッチ27の
共通接点27aが出力接点27bに接続される。その結
果、最低揚高位置から第1揚高位置までの範囲では、図
4に示すように、出力SW1がオンとなり両出力SW2
1,SW22がオフとなる。又、第1揚高位置から第2
揚高位置までの範囲では、第1揚高スイッチ26の共通
接点26aが出力接点26cに接続され、第2揚高スイ
ッチ27の共通接点27aが出力接点27bに接続され
る。その結果、第1揚高位置から第2揚高位置までの範
囲では、出力SW1がオフとなり、出力SW21がオン
となり、又、出力SW22がオフとなる。さらに、第2
揚高位置から最高揚高位置までの範囲では、第1揚高ス
イッチ26の共通接点26aが出力接点26cに接続さ
れ、第2揚高スイッチ27の共通接点27aが出力接点
27cに接続される。その結果、第2揚高位置から最高
揚高位置までの範囲では、出力SW1及び出力SW21
が共にオフで、出力SW22がオンとなる。
【0028】メインコンタクタ29は、バッテリ28か
ら荷役モータ10、電磁制御弁16等の各電気機器に電
力を供給する電力線上に設けられ、コントローラ17に
よってオフとオンとに切り換え制御される。そして、メ
インコンタクタ29は、オン状態のときにはバッテリ2
8を電力線を介して各電気機器に接続し、オフ状態のと
きにはバッテリ28を電力線を介して各電気機器に接続
しない。
【0029】コントローラ17は、マイクロコンピュー
タ(以下、マイコンという)33を備えている。本実施
の形態では、マイコン33が作動制御手段及び揚高変化
検出手段であり、又、第1揚高スイッチ26、第2揚高
スイッチ27及びマイコン33が下降動作検出手段を構
成する。
【0030】マイコン33はキースイッチ18がオフか
らオンとされると起動し、メインコンタクタ29をオフ
状態からオン状態とする。一方、マイコン33はキース
イッチ18がオンからオフとされると、メインコンタク
タ22をオン状態からオフ状態とした後に停止する。
又、マイコン33は、後述するオートパワーオフ処理に
おいては、キースイッチ18がオン状態のままでメイン
コンタクタ29をオン状態からオフ状態とするととも
に、一旦オン状態からオフ状態としたメインコンタクタ
29は、キースイッチ18が一旦オフされた後にオンと
されて再び起動されるまでオンとしない。
【0031】又、マイコン33は、リフト上昇スイッチ
23の検出信号に基づき、リフトレバー15が上昇側に
操作されていないときには荷役モータ10を運転せず、
リフトレバー15が上昇側に操作されているときには荷
役モータ10を所定の回転数で運転する。
【0032】又、マイコン33は、予め記憶されている
制御プログラムに従い、各スイッチ18〜25からの信
号と、内蔵するタイマ34によって計時する時間とに基
づいて、図示しない駆動回路を制御して荷役モータ10
及び電磁制御弁16を駆動制御するオートパワーオフ処
理を所定時間経過毎に繰り返し実行する。
【0033】マイコン33は、オートパワーオフ処理と
して、キースイッチ18がオン状態のときに、図5に示
すように、ステップ10で、デッドマンスイッチ19が
オフであるか否かを判断し、オフであったときには、S
20で走行系スイッチ、即ち、アクセルスイッチ20、
ブレーキスイッチ21及びディレクションスイッチ22
が全てオフであるか否かを判断する。マイコン33は、
S20で走行系スイッチが全てオフであったときには、
S30で、荷役系スイッチ、即ち、リフト上昇スイッチ
23、ティルト前傾スイッチ24及びティルト後傾スイ
ッチ25が全てオフであるか否かを判断する。
【0034】マイコン33は、S30で荷役系スイッチ
が全てオフであったときには、S40で、各揚高スイッ
チ26,72の出力状態が前回実行した処理での出力状
態から変化しているか否かを判断する。
【0035】尚、マイコン33は、S10でデッドマン
スイッチ19がオンであったとき、S20で走行系スイ
ッチのいずれかがオンであったとき、S30で荷役系ス
イッチのいずれかがオンであったとき、あるいは、S4
0で各揚高スイッチ26,27の出力状態が前回実行し
た処理での出力状態から変化しているときには、S50
で、タイマ34をクリアする。
【0036】マイコン33は、S40で各揚高スイッチ
26,27の出力状態が前回実行した処理での出力状態
から変化しているときには、S50で、タイマ34で計
時する時間が、予め設定された所定の待機時間T0を越
えたか否かを判断する。
【0037】マイコン33は、S50で計時時間が待機
時間T0を越えていたときには、S60で、メインコン
タクタ29をオン状態からオフ状態とした後に処理を終
了する。一方、マイコン33は、S50で計時時間が待
機時間T0以下であったときには、そのまま処理を終了
する。
【0038】次に、以上のように構成された機台制御装
置の作用について説明する。キースイッチ18がオンと
された状態で、リフトレバー15が上昇操作されると、
コントローラ17が荷役モータ10を運転し、荷役ポン
プ11がオイルコントロールバルブ12に作動油を供給
する。すると、オイルコントロールバルブ12からリフ
トシリンダ13に対し、リフトレバー15の操作量に応
じた流量で作動油が供給される。その結果、リフトシリ
ンダ13が伸長動作し、リフトレバー15の操作量に応
じた作動速度でフォーク31が上昇する。
【0039】リフトレバー15が中立位置に戻される
と、荷役モータ10の運転が停止されるとともに、オイ
ルコントロールバルブ12を介しての荷役ポンプ11か
らリフトシリンダ13への作動油の供給が停止される。
その結果、リフトシリンダ13内の作動油が密封され、
フォーク31がそのときの揚高位置に保持される。
【0040】又、リフトレバー15が下降操作される
と、リフトシリンダ13がオイルコントロールバルブ1
2を介して油タンク14に連通され、フォーク31の自
重によってリフトシリンダ13からオイルコントロール
バルブ12を介して油タンク14に作動油が排出され
る。その結果、リフトシリンダ13が短縮動作し、フォ
ーク31が下降する。
【0041】オペレータが運転席を離れ、走行系操作手
段であるアクセル、ブレーキ及びディレクションスイッ
チ22、及び、荷役系操作手段であるリフトレバー15
及びティルトレバーが操作されず、かつ、両揚高スイッ
チ26,27の出力SW1,SW21,SW22の出力
状態が変化しない状態が待機時間T0を越えて継続する
と、コントローラ17のマイコン33は、オートパワー
オフ処理において、メインコンタクタ29をオン状態か
らオフ状態に切り換える。その結果、キースイッチ18
がオン状態のままで、電磁制御弁16及び荷役モータ1
0を含む機台内の各電気機器に対するバッテリ28から
の給電が停止される。このとき、電磁制御弁16が非給
電状態となり、リフトシリンダ13からオイルコントロ
ールバルブ12を介しての油タンク14側への作動油の
漏出を規制する。その結果、フォーク31の自重による
リフトシリンダ13からの作動油の漏出が規制され、フ
ォーク31の自然降下が防止される。
【0042】一方、オペレータが運転席を離れ、走行系
操作手段であるアクセル、ブレーキ及びディレクション
スイッチ22、及び、荷役系操作手段であるリフトレバ
ー15及びティルトレバーが操作されない状態が継続し
ているときに、両揚高スイッチ26,27の出力SW
1,SW21,SW22の出力状態が変化したときに
は、コントローラ17のマイコン33は、オートパワー
オフ処理において、メインコンタクタ29をオン状態の
ままとする。その結果、リフトレバー15の下降操作以
外の走行系及び荷役系の操作が行なわれない状態が待機
時間T0を越えて継続しても、荷役モータ10を含む各
電気機器へのバッテリ28からの給電停止されない。こ
のとき、電磁制御弁16が給電状態のままとされるた
め、リフトシリンダ13からオイルコントロールバルブ
12を介して油タンク14側への作動油の排出が許容さ
れる。その結果、リフトレバー15の下降操作によるリ
フトシリンダ13からの作動油の排出が許容され、フォ
ーク31の下降動作が許容される。
【0043】以上詳述した本実施の形態の電気式フォー
クリフトの機台制御装置によれば、以下に記載する各効
果を得ることができる。 (1) キースイッチ18がオンのままで走行及び荷役
操作が行なわれない状態が、予め設定された待機時間T
0を越えて継続したときには、バッテリ28から機台内
部の各電気機器に給電するメインコンタクタ29をオン
からオフに切り換える。又、リフトシリンダ13からオ
イルコントロールバルブ12側への作動油の排出を規制
するように電磁制御弁16を制御する。さらに、走行及
び荷役操作が行われない状態が継続しているときに、フ
ォーク31の揚高位置の変化からその下降動作が検出さ
れたときには、リフトシリンダ13からオイルコントロ
ールバルブ12側への作動油の排出を許容するように電
磁制御弁16を制御するようにした。
【0044】従って、キースイッチ18がオンされたま
まの状態で走行及び荷役操作が継続して行なわれなかっ
たときに、電力が無駄に消費され続けないようにするこ
とができるとともにフォーク31が自然降下しないよう
にすることができる。しかも、走行及び荷役操作が継続
して行なわれないときであっても、リフトレバー15の
下降操作によってフォーク31を下降させることができ
る。
【0045】(2) オペレータが運転席に座っている
状態を検出するデッドマンスイッチ19を設け、走行及
び荷役操作が行なわれず、かつ、オペレータが運転席に
座っていない状態が待機時間T0を越えて継続したとき
に、メインコンタクタ29をオンからオフに切り換える
ようにした。このため、走行及び荷役操作が行なわれな
い状態が継続していても、オペレータが運転席に座って
いる状態であるときには、走行及び荷役操作が直ぐに操
作される可能性が高い状態であるとして、メインコンタ
クタ29がオフに切り換えられない。
【0046】従って、オペレータが運転席に座っている
状態ではバッテリ28からの給電が停止されず、走行又
は荷役操作時に走行モータ又は荷役モータ10が作動す
る。その結果、オペレータが運転席に座っている状態で
は走行モータ及び荷役モータ10への給電が停止され
ず、走行操作時に走行モータが、又、荷役操作時に荷役
モータ10が作動するので、作業性を損なうことなく電
力が無駄に消費され続けないようにすることができる。
【0047】(3) 電磁制御弁16を、非給電時にリ
フトシリンダ13からオイルコントロールバルブ12側
への作動油の排出を規制するものとし、走行及び荷役操
作が行なわれない状態が待機時間T0を越えて継続した
ときには、バッテリ28から各電気機器に給電を行うメ
インコンタクタ29をオンからオフとするようにした。
従って、バッテリ28からの給電が停止されたときに非
給電状態となった電磁制御弁16によってリフトシリン
ダ13からオイルコントロールバルブ12側への作動油
の排出が規制される。その結果、機台内の全ての電気機
器に対する給電を停止するので、バッテリ28の電力が
一層無駄に消費されないようすることができる。
【0048】(4) 走行及び荷役操作が行なわれてい
ない状態が継続しているときに、フォーク31が下降動
作したことを、揚高スイッチ26,27が検出するフォ
ーク31の揚高位置の変化から検出するようにした。そ
の結果、フォーク31の揚高位置が高揚高位置から中揚
高位置に変化するときと、中揚高位置から低揚高位置に
変化するときとで、フォーク31の下降動作を検出する
ことができ、それぞれの下降動作時にバッテリ28から
の給電を停止することができる。
【0049】従って、フォーク31の揚高位置を検出す
るようにしたフォークリフトにおいて、リフトレバー1
5の下降操作を検出することなくフォーク31の下降動
作が検出される。その結果、リフトレバー15の下降操
作を検出するためのセンサを新たに設けることなく、各
揚高スイッチを26,27が検出する揚高位置からフォ
ーク31の下降動作を検出して、リフトレバーの下降操
作によるフォーク31の下降が停止しないようにするこ
とができる。
【0050】以下、本発明を具体化した上記実施の形態
以外の実施の形態を別例として列挙する。 ○ フォーク31の下降動作を、2つの揚高スイッチを
用いて検出する場合に、各揚高スイッチ26,27は共
にリミットスイッチである必要はなく、図6に示すよう
に、リミットスイッチである第1揚高スイッチ26と、
超音波センサからなる第2揚高スイッチ40との組み合
せであってもよい。第2揚高スイッチ40、電源端子4
0a、接地端子40bを備えるとともに、互いに反転し
た出力となるとともに第1揚高スイッチ26の出力端子
26cからの出力によっても同時に出力が反転する出力
対40c,40dを備える。この場合にも、フォーク3
1の揚高位置が高揚高範囲から中揚高範囲に変化すると
きと、中揚高範囲から低揚高範囲に変化するときとで、
フォーク31の下降動作を検出することができ、それぞ
れの下降動作時に、荷役モータ10等の電気機器に対す
る給電が停止されないようにすることができる。
【0051】○ フォーク31の下降動作を、図7に示
すように、1つの揚高スイッチ26の出力SW1,SW
2で検出する揚高範囲の変化で検出する構成であっても
よい。この場合には、検出する揚高位置が高揚高範囲か
ら低揚高範囲に変化するときにフォーク31の下降動作
を検出し、荷役モータ10等の電気機器に対する給電が
停止されないようにすることができる。
【0052】○ フォーク31の下降動作を、フォーク
31の揚高位置を、揚高範囲でなく1点で検出すること
ができるリール式のポテンショメータによって検出する
揚高位置の変化に基づいて検出する構成としてもよい。
この場合には、フォーク31がどの揚高位置から下降し
てもその揚高位置の変化を検出することができるので、
荷役モータ10等の電気機器に対する給電が確実に停止
されないようにすることができる。
【0053】○ フォーク31の下降動作を、リフトレ
バー15が下降操作されたことを検出することで検出す
るようにしてもよい。この構成では、フォーク31の揚
高位置を検出しないフォークリフトにおいて、リフトレ
バー15の下降操作時にフォーク31を確実に下降させ
ることができる。
【0054】○ リフトレバー15の上昇操作量をポテ
ンショメータで検出し、マイコン33がその操作量に応
じた回転数で荷役モータ10を運転する構成としてもよ
い。この構成であっても、無駄な電力消費を抑制するこ
とができる。
【0055】○ 走行及び荷役操作が行なわれない状態
が待機時間T0を越えて継続したときに、メインコンタ
クタ29をオンからオフに切り換えてバッテリ28から
各電気機器への給電を停止する代りに、荷役モータ10
に設けられたコンタクタをオフとすることで荷役モータ
10への給電だけを停止する構成としてもよい。この場
合には、走行及び荷役操作が継続して行なわれないとき
に、荷役モータ10が無用に回転し続けないようにし
て、電力が無駄に消費されないようにすることができ
る。
【0056】○ 走行及び荷役操作が行なわれない状態
が待機時間T0を越えて継続したときに荷役モータ10
への給電を停止する構成において、リフトシリンダ13
からオイルコントロールバルブ12側への作動油の排出
を給電時に規制する電磁制御弁を使用してもよい。
【0057】○ 荷役系操作手段は、荷役作動を行うた
めに設けられたものであればよく、リフトレバー、ティ
ルトレバーに限らず、サイドシフトフォーク、全回転フ
ォーク、クランプ等の操作レバーであってもよい。
【0058】
【発明の効果】請求項1〜請求項7に記載の発明によれ
ば、キースイッチがオンされたままの状態で運転操作が
継続して行なわれなかったときに、バッテリの電力が無
駄に消費され続けないようにすることができるとともに
フォークが自然降下しないようすることができる。しか
も、運転操作が継続して行なわれないときであっても、
リフトレバーの下降操作によってフォークを下降させる
ことができる。
【0059】請求項3〜請求項7に記載の発明によれ
ば、運転操作が継続して行なわれなかったときでも、オ
ペレータが運転席に座っている状態では、荷役機器等を
作動させることができ、荷役作業性を低下させることな
く電力が無駄に消費されないようにすることができる。
【0060】請求項4〜請求項7に記載の発明によれ
ば、全ての電気機器に対する給電を停止するので、バッ
テリの電力が一層無駄に消費されないようにすることが
できる。
【0061】請求項5又は請求項7に記載の発明によれ
ば、リフトレバーの下降操作を検出するためのセンサを
新たに設けることなく、揚高センサが検出する揚高位置
からフォークの下降動作を検出して、リフトレバーの下
降操作によるフォークの下降が停止しないようにするこ
とができる。
【0062】請求項6又は請求項7に記載の発明によれ
ば、フォークの揚高を検出しないフォークリフトにおい
て、リフトレバーの下降操作を検出するだけで、リフト
レバーの下降操作によるフォークの下降が停止しないよ
うにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 機台制御装置の電気ブロック図。
【図2】 機台制御装置の油圧回路図。
【図3】 揚高スイッチの電気接続図。
【図4】 揚高位置に対する揚高スイッチの出力状態を
示す説明図。
【図5】 オートパワーオフ処理のフローチャート。
【図6】 別の実施の形態の揚高スイッチの電気接続
図。
【図7】 別の実施の形態の揚高スイッチの電気接続
図。
【図8】 従来の機台制御装置の模式構成図。
【符号の説明】
10…荷役モータ、11…荷役ポンプ、12…オイルコ
ントロールバルブ、13…リフトシリンダ、15…リフ
トレバー、16…電磁制御弁、18…キースイッチ、1
9…デッドマンスイッチ、20…走行系操作検出手段と
してのアクセルスイッチ、21…同じくブレーキスイッ
チ、22…同じくディレクションスイッチ、23…荷役
系操作検出手段としてのリフト上昇スイッチ、24…同
じくティルト前傾スイッチ、25…同じくティルト後傾
スイッチ、26…下降動作検出手段を構成する揚高検出
手段としての第1揚高スイッチ、27…同じく第2揚高
スイッチ、28…バッテリ、29…メインコンタクタ、
31…フォーク、33…下降動作検出手段を構成する作
動制御手段及び揚高変化検出手段としてのマイクロコン
ピュータ、T0…待機時間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−231398(JP,A) 特開 平1−192699(JP,A) 特開 平7−215694(JP,A) 特開 平7−76498(JP,A) 実開 平7−30295(JP,U) 実開 平2−51934(JP,U) 実開 昭59−83898(JP,U) 特公 平2−25811(JP,B2) 特許3173447(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66F 9/00 - 9/24

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフトシリンダに対し、荷役モータによ
    って駆動される荷役ポンプからの作動油の供給と、前記
    リフトシリンダからの作動油の排出とを、リフトレバー
    によって操作されるオイルコントロールバルブを介して
    行う電気式フォークリフトの機台制御装置において、 前記リフトシリンダから前記オイルコントロールバルブ
    への作動油の移動を許容又は規制する電磁制御弁と、 フォークの下降動作を検出する下降動作検出手段とを備
    え、 キースイッチがオンのままで走行及び荷役操作が行なわ
    れない状態が、予め設定された待機時間を越えて継続し
    たときには、少なくとも前記荷役モータに対するバッテ
    リからの給電を停止するとともに、前記リフトシリンダ
    からオイルコントロールバルブ側への作動油の排出を規
    制するように前記電磁制御弁を制御し、前記走行及び荷
    役操作が行われない状態が継続しているときに、前記フ
    ォークの下降動作が検出されたときには、前記リフトシ
    リンダから前記オイルコントロールバルブ側への作動油
    の排出を許容するように前記電磁制御弁を制御する電気
    式フォークリフトの機台制御装置。
  2. 【請求項2】 作動油を供給する荷役ポンプと、 前記荷役ポンプを駆動する荷役モータと、 リフトレバーの上昇操作により、前記荷役ポンプから供
    給される作動油をリフトシリンダに供給するとともに、
    リフトレバーの下降操作により、該リフトシリンダから
    作動油を排出するオイルコントロールバルブとを備えた
    電気式フォークリフトの機台制御装置において、 前記リフトシリンダから前記コントロールバルブへの作
    動油の移動を許容又は規制する電磁制御弁と、 機台を走行させるために操作される走行系操作手段が操
    作されている状態であることを検出する走行系操作検出
    手段と、 荷役作業を行うために操作される荷役系操作手段が操作
    されている状態であることを検出する荷役系操作検出手
    段と、 フォークの下降動作を検出する下降動作検出手段と、 キースイッチがオン状態のままで前記走行操作部及び荷
    役系操作手段が操作されない状態が予め設定された所定
    の待機時間を越えて継続したときには、少なくとも前記
    荷役モータに対するバッテリからの給電を停止するとと
    もに、前記リフトシリンダからオイルコントロールバル
    ブ側への作動油の排出を規制するように前記電磁制御弁
    を制御し、又、前記走行操作部及び荷役系操作手段が操
    作されない状態が継続しているときに、前記フォークの
    下降動作が検出されたときには、前記リフトシリンダか
    らオイルコントロールバルブ側への作動油の排出を許容
    するように前記電磁制御弁を制御する作動制御手段とを
    備えた電気式フォークリフトの機台制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電気式フォークリフト
    の機台制御装置において、 オペレータが運転席に座っている状態を検出するデッド
    マンスイッチを備え、 前記作動制御手段は、前記走行系操作手段及び荷役系操
    作手段が操作されず、かつ、前記オペレータが運転席に
    座っていない状態が前記待機時間を越えて継続したとき
    に、少なくとも前記荷役モータに対するバッテリからの
    給電を停止し、又、前記リフトシリンダからオイルコン
    トロールバルブ側への作動油の排出を規制するように前
    記電磁制御弁を制御する電気式フォークリフトの機台制
    御装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の電気式フ
    ォークリフトの機台制御装置において、 前記電磁制御弁は、前記リフトシリンダから前記オイル
    コントロールバルブ側への作動油の排出を非給電状態で
    規制するものであって、 前記作動制御手段は、前記走行系操作手段及び荷役系操
    作手段が操作されない状態が前記待機時間を越えて継続
    したときには、前記電磁制御弁を含む機台内部の各電気
    機器に対するバッテリからの給電を停止する電気式フォ
    ークリフトの機台制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記
    載の電気式フォークリフトの機台制御装置において、 前記下降動作検出手段は、前記フォークの揚高位置を検
    出する揚高検出手段と、 前記揚高位置の変化を検出する揚高変化検出手段とから
    なる電気式フォークリフトの機台制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記
    載の電気式フォークリフトの機台制御装置において、 前記下降動作検出手段は、前記リフトレバーが下降操作
    されたことを検出するリフト下降スイッチである電気式
    フォークリフトの機台制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記
    載の電気式フォークリフトの機台制御装置を備えた電気
    式フォークリフト。
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