JPH04115358U - マルチデイスクプレーヤ - Google Patents

マルチデイスクプレーヤ

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JPH04115358U
JPH04115358U JP1683891U JP1683891U JPH04115358U JP H04115358 U JPH04115358 U JP H04115358U JP 1683891 U JP1683891 U JP 1683891U JP 1683891 U JP1683891 U JP 1683891U JP H04115358 U JPH04115358 U JP H04115358U
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馬島勲
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アイワ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】マルチディスクプレーヤにおけるディスク回転
の立ち上げを迅速化して待ち時間を短縮する。 【構成】カウンタ13はディスクをディスク交換位置か
らチャッキング開始位置まで移動するに要する時間、即
ちローディング時間Tを検出する。MPU14はローデ
ィング時間Tに基づいてディスク質量を算出し、ディス
クの種類を判定して指令値を出力する。ディスクの回転
開始時(時点t2)以降、サーボ制御回路15はこの指
令値に基づいてモータドライバ16を介してスピンドル
モータの回転を制御する。従って、ディスクの回転は迅
速に立ち上げられ、時点t5において所定の回転数また
は線速度に安定制御される。この考案の立ち上げ時間t
2〜t5は従来例より著しく短縮されたものとなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、コンパクトディスク(CD)、ビデオディスク(LD)等の複数 種類のディスクを再生することが可能なマルチディスクプレーヤに関し、特にデ ィスク再生開始までの待ち時間を短縮するようにしたマルチディスクプレーヤに 関する。
【0002】
【従来の技術】
ディスクにはCDシングル、CD、CDV、LDシングル、LD等があり、マ ルチディスクプレーヤはこれら複数種類のディスクを再生するための装置である 。任意のディスクをディスクトレイに装着した後、再生開始までの従来のマルチ ディスクプレーヤの動作を図3に示す波形図によって説明する。まず、ディスク を載せたディスクトレイはディスクロード信号Slによってディスク交換可能な 開位置から所定のチャッキング位置までローディング機構により移動する(ロー ディング時間t0〜t1)。所定のチャッキング位置に到達したディスクは、チ ャッキング信号Scによってディスクトレイからスピンドルモータへ取り付けら れる(チャッキング時間t1〜t2)。この時、スピンドルモータの回転軸に対 して、ディスク面が垂直になるように、かつディスクのトラックが偏心しないよ う同軸に取り付けられる。
【0003】 チャッキング完了後、時点t2においてスピンドルモータはディスクと一体に 回転し始め、その回転数はディスク回転数Rdとして示されるように上昇する。 時点t3、例えば時点t2から3秒後にディスク回転数検出信号Sdによってデ ィスクの回転数を検出して、ディスクの種類を判定する。この判定結果に基づい てディスクを規定回転数または規定線速度(以下、単に「規定回転数」と略称す る)にするために、時点t4でサーボ開始信号Ssによってスピンドルモータの サーボ制御が開始され、ディスクが規定回転数に達した時点t5で、音声または 画像の再生処理に移行する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述のように、従来のマルチディスクプレーヤにおいては、スピンドルモータ にチャッキングされたディスクに一定トルクを与え一定時間t2〜t3、この例 では3秒間駆動した後、時点t3におけるディスクの回転数を検出してディスク の種類を判定していた。従って、スピンドルモータが回転を開始する時点t2か ら再生処理の開始が可能となる時点t5までの所要時間はこの例では3秒間とい う一定時間以下に短縮することはできなかった。
【0005】 従って、この考案は、スピンドルモータの回転開始時点t2以前にディスクの 種類を判定することにより、ディスク回転数の立ち上がり時間t2〜t5を短縮 してオーディオ再生開始またはビデオ再生出画までの待ち時間を短縮しようとす るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
従って、この考案に係るマルチディスクプレーヤは、ディスクをスピンドルモ ータに同軸一体に取り付けるチャッキング機構と、ディスク交換可能な開位置よ りディスクを載置し前記チャッキング機構によるディスクのチャッキング位置ま でディスクを持ち来すためのローディング機構と、このローディング機構により ディスクが前記開位置よりチャッキング位置まで持ち来たされるローディング時 間を検出する検出手段と、このローディング時間に基づいて載置されているディ スクの質量を算出してディスクの種類を判別し指令値を出力する演算手段と、こ の指令値に基づいて前記スピンドルモータの回転を制御するサーボ制御回路とを 備え、ディスクの回転始動後、規定回転数または規定線速度へ立ち上げるに要す る時間を短縮したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
この考案に係るマルチディスクプレーヤにおいて、図1(A)に示すカウンタ 13はディスク交換可能な開位置よりディスクを載置し前記チャッキング機構に よるディスクのチャッキング位置までディスクを持ち来すためのローディングに 要するローディング時間T(図1(B))を検出する。マイクロプロセッサユニ ット14はローディング時間Tに基づいて載置されたディスクの質量を算出し、 ディスクの種類を判定して指令値を出力する。この指令値に基づいてサーボ制御 回路15は、スピンドルモータ17の回転開始時点t2(図1(B))からモー タドライバ16を介してスピンドルモータ17と同軸に回転するディスクの回転 制御を行なう。従って、ディスクの回転数は迅速に立ち上げられ、時点t5(図 1(B))において所定回転数または所定線速度に安定制御される結果、時点t 2からt5までの立ち上げ時間は従来例に較べて著しく短縮される。
【0008】
【実施例】
続いて、この考案に係るマルチディスクプレーヤの実施例について図面を参照 して詳細に説明する。
【0009】 図1(A)はこの考案に係るマルチディスクプレーヤの要部を示すブロック図 であり、図1(B)はその動作を示す波形図である。図において、11はローデ ィング開始パルスによってセットされ、ローディング完了パルスによってリセッ トされるフリップフロップである。このローディング開始パルスは時点t0にお いて発生し、またローディング完了パルスは時点t1において発生するので、フ リップフロップ11の出力信号は図1(B)に示すディスクロード信号Slとし て表わされる。アンドゲート12は、このディスクロード信号Slとクロックパ ルスCpとの論理積をカウンタ13に出力する。この論理積は図1(B)に示す カウンタ入力信号Cgとして表わされる。カウンタ13はこの入力信号Cgのパ ルス数をカウントし、そのカウント数をマイクロプロセッサユニット(MPU) 14に出力する。MPU14はこのカウント数に基づいて指令値をサーボ制御回 路15へ出力し、モータドライバ16を介してスピンドルモータ17を制御する 。
【0010】 このようにして、スピンドルモータ17と一体に回転するディスクの回転数は 、図1(B)のディスク回転数Rdに示すようにチャッキング完了(時点t2) 後、迅速に立ち上げられ(立ち上げ時間t2〜t5)、時点t5において所要の 一定回転数(又は一定線速度)にサーボ制御される。
【0011】 図2は、この考案におけるローディング機構を示す図である。ディスクローデ ィング開始時点t0で発生するローディング開始パルスによりフリップフロップ 11はセットされ、フリップフロップ11のセット出力Slによりモータドライ バ18を介してローディングモータ19は始動する。ローディングモータ19の 回転によりピニオン20、ラック21を介してトレイ2を本体3に対して移動可 能となされている。ディスク1がローディング機構によりトレイ2を介してロー ディング開始位置P1からローディング完了位置P2に達した時間、即ちスピン ドルモータ17へのチャッキングを行なう時点t1において、ローディング完了 パルスがフリップフロップ11に与えられローディングモータ19は停止する。
【0012】 マルチディスクプレーヤにおいてディスク1の質量Mは、CDシングルの10 グラム程度からLDの200グラム程度までディスクの種類によって大幅に異な るので、ローディング開始位置P1からローディング完了位置P2までディスク 1を距離lだけ水平方向に移動させるのに要するローディング時間T(=t1− t0)は次式で与えられる。
【0013】 T=(m+M)gl×μ/P ここで、mはローディングモータ19によりディスクを水平方向に移動させる ために必要とするトレイからなるローディング機構の有効質量、gは重力加速度 、Pはローディングモータ19のパワーおよびμは動摩擦係数である。従って、 ディスク1の質量Mはローディング時間Tの一次式で与えられる。即ち、 M=(P/glμ)T−m ここで、ローディング時間Tはカウンタ13の計数値として測定されるので、 MPU14によってディスク1の質量Mが算出でき、ディスクの種類が判明する 。
【0014】 ディスク1の形状は中空円板であり、その極慣性モーメントIgは次式で与え られる。
【0015】
【数1】
【0016】
【0017】 ここで、ρはディスク1の平均面密度、r1はディスク1の半径、r2はディス ク1のセンタホールの半径である。r1およびr2はディスク1の種類に応じて 規定されているので、ディスク1の極慣性モーメントIgはディスク1の質量M と半径r1,r2とからMPU14によって算出される。また、ディスク1の再 生に必要な回転数または線速度はディスク1の種類に対応して設定される。
【0018】 判明したディスク1の種類に応じて算出された極慣性モーメントIgおよび所 要回転数(または線速度)は、MPU14からサーボ制御回路15へ指令値とし て与えられる。サーボ制御回路15は与えられた指令値に基づいてモータドライ バ16を介してディスク1と一体に回転するスピンドルモータ17の回転数(ま たは線速度)を最適制御し、ディスク1の回転数Rdは図1(B)に示すように 迅速に立ち上げられ、時点t5において所要回転数(または線速度)に安定制御 される。
【0019】
【考案の効果】
上述のように、この考案に係るマルチディスクプレーヤにおいては、ディスク をディスク交換可能な開位置からチャッキング位置まで持ち来すためのローディ ング時間を測定してディスクの種類を判別する。スピンドルモータの回転開始時 には、ディスクの種類に対応したサーボ制御指令値をスピンドルモータのサーボ 制御回路に与えることができるので、最適なディスク回転の立ち上げが可能とな る。
【0020】 従って、一定時間、例えば3秒間スピンドルモータを回転させた後にディスク の回転数からディスクの種類を判別してスピンドルモータのサーボ制御を開始す る従来例に比較して、ディスクの再生に必要な回転数または線速度への到達時間 、即ち待ち時間を著しく短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るマルチディスクプレーヤの要部
の構成と動作を示す図である。
【図2】この考案に係るマルチディスクプレーヤの原理
を説明するための説明図である。
【図3】従来のマルチディスクプレーヤの動作を示す波
形図である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 ディスクトレイ 11 フリップフロップ 12 アンドゲート 13 カウンタ 14 マイクロプロセッサユニット(MPU) 15 サーボ制御回路 16 モータドライバ 17 スピンドルモータ 18 モータドライバ 19 ローディングモータ 20 ピニオン 21 ラック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクをスピンドルモータに同軸一体
    に取り付けるチャッキング機構と、ディスク交換可能な
    開位置よりディスクを載置し前記チャッキング機構によ
    るディスクのチャッキング位置までディスクを持ち来す
    ためのローディング機構と、このローディング機構によ
    りディスクが前記開位置よりチャッキング位置まで持ち
    来たされるローディング時間を検出する検出手段と、こ
    のローディング時間に基づいて載置されているディスク
    の質量を算出してディスクの種類を判別し指令値を出力
    する演算手段と、この指令値に基づいて前記スピンドル
    モータの回転を制御するサーボ制御回路とを備え、ディ
    スクの回転始動後、規定回転数または規定線速度へ立ち
    上げるに要する時間を短縮したことを特徴とするマルチ
    ディスクプレーヤ。
JP1991016838U 1991-03-20 1991-03-20 マルチディスクプレーヤ Expired - Fee Related JP2516515Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01243267A (ja) * 1988-03-23 1989-09-27 Pioneer Electron Corp ディスク識別装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01243267A (ja) * 1988-03-23 1989-09-27 Pioneer Electron Corp ディスク識別装置

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