JP2576809B2 - ディスクプレーヤのブレーキ制御装置 - Google Patents

ディスクプレーヤのブレーキ制御装置

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JP2576809B2
JP2576809B2 JP6333247A JP33324794A JP2576809B2 JP 2576809 B2 JP2576809 B2 JP 2576809B2 JP 6333247 A JP6333247 A JP 6333247A JP 33324794 A JP33324794 A JP 33324794A JP 2576809 B2 JP2576809 B2 JP 2576809B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CDプレーヤ等の線速
度一定で回転駆動されるディスクを再生するディスクプ
レーヤのブレーキ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CD(コンパクトディスク)プレーヤ等
では、ディスクを線速度一定で回転させながらピックア
ップで再生している。このためディスクを回転させるス
ピンドルモータの回転速度(以下単に速度と言う)は、
ディスクに対するピックアップの再生位置に応じて変化
するように制御している。
【0003】CDプレーヤにおけるモータの速度は、ピ
ックアップがディスクの最内周にある時に例えば500
rpmであり、ピックアップがディスクの最外周にある
時に例えば200rpmである。従って、モータには、
駆動回路から例えば正の可変電圧が供給されている。
【0004】従来の斯種プレーヤにおいて、再生の途中
でディスクを停止させる場合には、モータに負のブレー
キ電圧を供給してモータを減速させ、所定の低速になっ
た時にモータの駆動回路の出力電圧をゼロにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】従来の斯種プレーヤ
はピックアップの再生位置によってモータの速度が異な
るため、例えばピックアップがディスクの内周側にある
時には、モータの速度が外周側のそれより速くなってい
るので、ブレーキをかけてからディスクが停止するまで
に時間が外周側のそれよりかかる。
【0006】またブレーキ電圧は、例えばモータを可変
速度で正転させ得る可変正電圧と異なり、モータを逆転
させ得る一定の負電圧であるため、ブレーキ量を一義的
に定めてしまうと、ピックアップの再生位置によって
は、ブレーキ量が不足して停止まで長時間を要したり、
あるいはブレーキ量が過大となってモータが減速し過ぎ
て逆転することがあった。
【0007】このように、従来はブレーキをかけてから
ディスクが停止するまでの動作が円滑でなく、異常に時
間がかかったり、場合によってはディスクが逆転するこ
とがあった。このような現象は外見的にも見苦しいもの
であり、特に携帯型のプレーヤの場合は、ケースの透明
な窓から内部のディスクが見えるものがあるので、上記
の現象が起らないようにする必要があった。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本発明においては、線
速度一定で回転駆動されるディスクから再生信号を読取
るピックアップと、上記ディスクに対する上記ピックア
ップの再生位置情報を上記再生信号中に含まれる演奏経
過時間から検出する再生位置情報検出手段と、演奏停止
命令時に再生していた再生位置情報に対応した第1ブレ
ーキ量を所定の特性関係を有するように上記演奏経過時
間に基いて演算するブレーキ量演算手段と、上記ディス
クを駆動するモータに印加される第2ブレーキ量を計測
する計測手段と、上記第1ブレーキ量と上記第2ブレー
キ量とを比較する比較手段とを設け、上記第2ブレーキ
量が上記第1ブレーキ量に達した時に上記モータのブレ
ーキ動作を停止させるようにしている。
【0009】また、本発明の別の実施態様においては、
モータによって線速度一定で回転駆動されるディスクか
ら再生信号を読取るピックアップと、上記ディスクに対
する上記ピックアップの再生位置情報を上記再生信号中
に含まれる演奏経過時間から検出する再生位置情報検出
手段と、演奏停止命令時に再生していた上記再生位置情
報に対応した所定の特性関係を有するブレーキ量を選択
するブレーキ量選択手段と、このブレーキ量に対応した
時間ブレーキ電圧を上記モータに印加する手段と、上記
ブレーキ電圧を上記時間印加後上記モータにゼロ電圧を
印加する手段とを備える。上記所定の特性は、区分され
た再生領域に対応してプリセット値として予めデジタル
的に記憶され、再生領域に対応したプリセット値がタイ
マ用カウンタにプリセットされる。
【0010】
【作用】ディスクに対するピックアップの再生位置に応
じて常に最適なブレーキ量を与えることができるので、
回転中のディスクの停止動作を円滑に行うことができる
と共に、ディスクの逆転を防止することができる。
【0011】
【実施例】図4はディスクに対するピックアップの再生
位置に対する必要なブレーキ量を示すもので、ピックア
ップがディスクの最内周にある状態でブレーキをかけた
時に所定の低速度になるまでのブレーキ量が最も多く、
ピックアップが最外周にある状態でブレーキをかけた時
に所定の低速度になるまでのブレーキ量が最も小さいこ
とを示している。
【0012】尚、この図4及び後述する図2、図3にお
けるブレーキ量とは、例えば負のブレーキ電圧を時間で
積分した量であり、ブレーキ電圧が一定であれば、この
ブレーキ量が時間の関数である。上記図4の特性曲線は
理想的なものであり、この曲線に基いてマイクロコンピ
ュータを用いて制御する場合は、システムが複雑なもの
となる。
【0013】そこで、本実施例においては、図2に示す
ようにディスクを、最内周からa点まで、a点からb点
まで、b点からc点まで及びc点から最外周までの4つ
の領域に区分し、各領域に対して図4の特性曲線に基い
て近似的な必要なブレーキ量(ここではブレーキをかけ
る時間t1 、t2 、t3 、t4 )を予め算出して置く。
プレーヤの再生中に演奏停止命令がだされた時に、ピッ
クアップが上記4つの領域のうちのどの領域にあるかを
検出し、その検出された領域に応じたブレーキ量即ちブ
レーキ時間をモータに与えるようにしている。
【0014】図1は、上述した原理を実行する制御回路
の実施例を示している。
【0015】図1において、CD等のディスク1はドラ
イブ回路2で駆動されるスピンドルモータ3により直接
回転駆動されている。このディスク1はこのディスク1
に近接してその半径方向に移動自在に設けられた光学的
ピックアップ4により再生される。このモータ3は、ピ
ックアップ4の再生位置に拘らずディスク1が線速度一
定で回転するように制御されている。従って、モータ1
はピックアップ4がディスクの最内周のトラックを読取
る時に最も速く、最外周のトラックを読取る時に最も遅
くなるように印加される正の電圧を変化させて制御され
ている。
【0016】ピックアップ4の再生信号はRF増幅及び
信号処理回路5に供給されて所定の信号処理が行われ
る。この信号処理が成された再生信号は、D/A変換器
(図示略)によりアナログ信号に変換されてスピーカに
加えられると共に、その一部が再生位置情報読取り回路
6に供給されている。
【0017】プレーヤの再生状態において、停止釦が押
されると、停止命令信号STOPが再生位置情報読取り
回路6に加えられる。これによってこの再生位置情報読
取り回路6はRF増幅及び信号処理回路5から送られて
来る再生信号に含まれるピックアップ4の再生位置情報
を検出する。コンパクトディスク等の場合は、音楽情報
の他に演奏経過時間が記録されているので、この演奏経
過時間に基いてピックアップ4がディスク1のどの個所
を再生しているかを知ることができる。再生位置情報読
取り回路6は上記再生位置情報を検出したら、その再生
位置が図2の4つの領域のうちのどの領域に属するかを
求める。
【0018】次にブレーキ時間演算回路7は上記求めら
れた領域に対する必要なブレーキ時間(t1 〜t4 のう
ちの一つ)を選択する。この選択された時間をセットす
るセット信号SETをタイマ用カウンタ8に与えてこの
タイマ8をプリセットすると共に、カウントスタート信
号STRTを与えてこのカウンタ8のカウントを開始さ
せる。これと共に上記信号STRTをブレーキ信号BL
Kとしてドライブ回路2に印加する。これによってドラ
イブ回路2はモータ3に例えば正の可変駆動電圧から反
転して負のブレーキ電圧VB を供給する。従って、モー
タ3は減速される。
【0019】モータ3にブレーキがかかった状態で設定
された時間が経過した時には、モータ3が所定の低速度
以下となり、またカウンタ8がオーバーフローとなり、
モータ3をドライブ回路2を経て停止させるキャリー信
号OFFを出力する。これによって、負電圧であったブ
レーキ電圧VB がゼロとなる。この後、モータ1は慣性
で若干回転した後停止する。
【0020】以上によれば、ピックアップ4の再生位置
に応じて適切なブレーキ量が与えられるので、ピックア
ップ4がディスク1上のどの再生位置にあっても略最も
短い時間を以ってディスク1を停止させることができ
る。またディスク1が逆転することもない。
【0021】図2の例ではディスク1上を4つの領域に
区分しているが、より細かい領域に区分してもよいこと
は勿論であり、場合によっては図4の曲線に近似した図
3に示すような直線を用いるようにしてもよい。しかし
ながら実験によれば、本願実施例のように4つの領域に
区分することにより、実質的に円滑な停止動作が得られ
ることが確認されている。
【0022】また本実施例ではブレーキ電圧VB を一定
としてブレーキ時間t1 〜t4 を制御するようにしてい
るが、ブレーキ時間を一定としてブレーキ電圧VB を変
えるようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、ディスクに対するピッ
クアップの再生位置に応じて常に適正な所定の特性関係
を有するブレーキ量をモータに与えることができるの
で、停止までに長時間かかったりすることがなく、見た
目にも円滑な停止動作を得ることができる。またブレー
キのかけ過ぎによるモータの逆転が起ることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明を原理的に説明するための特性図であ
る。
【図3】他の実施例に用いられる特性図である。
【図4】ピックアップの再生位置に対するブレーキ量の
特性図である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 ドライブ回路 3 スピンドルモータ 4 ピックアップ 6 再生位置情報読取り回路 7 ブレーキ時間演算回路 8 タイマ用カウンタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】線速度一定で回転駆動されるディスクを再
    生するディスクプレーヤにおいて、 上記ディスクを回転駆動するモータと、 上記ディスクから再生信号を読取るピックアップと、 上記ディスクに対する上記ピックアップの再生位置情報
    を上記再生信号中に含まれる演奏経過時間から検出する
    再生位置情報検出手段と、 演奏停止命令時に再生していた再生位置情報に対応した
    ブレーキ量を所定の特性関係を有するように上記演奏経
    過時間に基いて演算するブレーキ量演算手段と、 上記ディスクを駆動するモータに印加されるブレーキ量
    を計測する計測手段と、 上記ブレーキ量演算手段によって設定された上記ブレー
    キ量と上記計測手段によって計測された上記ブレーキ量
    とを比較する比較手段と、 上記比較手段によって、上記計測手段によって計測され
    た上記ブレーキ量が上記ブレーキ量演算手段によって設
    定された上記ブレーキ量に達した時、上記モータのブレ
    ーキ動作を停止させる制御手段とを備えてなるディスク
    プレーヤのブレーキ制御装置。
  2. 【請求項2】モータによって線速度一定で回転駆動され
    るディスクから再生信号を読取るピックアップと、 上記ディスクに対する上記ピックアップの再生位置情報
    を上記再生信号中に含まれる演奏経過時間から検出する
    再生位置情報検出手段と、 演奏停止命令時に再生していた上記再生位置情報に対応
    した所定の特性関係を有するブレーキ量を選択するブレ
    ーキ量選択手段と、 このブレーキ量に対応した時間ブレーキ電圧を上記モー
    タに印加する手段と、 上記ブレーキ電圧を上記時間印加後上記モータにゼロ電
    圧を印加する手段とを備えてなるディスクプレーヤのブ
    レーキ制御装置。
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