JPH04113886A - コンパクトディスク対応またはコンパクトディスク―rom対応の追記型光ディスク - Google Patents

コンパクトディスク対応またはコンパクトディスク―rom対応の追記型光ディスク

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JPH04113886A
JPH04113886A JP2233967A JP23396790A JPH04113886A JP H04113886 A JPH04113886 A JP H04113886A JP 2233967 A JP2233967 A JP 2233967A JP 23396790 A JP23396790 A JP 23396790A JP H04113886 A JPH04113886 A JP H04113886A
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JP2233967A
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Inventor
Shuji Miyazaki
修次 宮崎
Munenori Andou
宗徳 安藤
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Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 (産業上の利用分野) 本発明は、レーザー光による情報の記録、再生を行う光
ディスクに関する。
さらに詳しくは、コンパクトディスク(CD)対応また
はコンパクトディスク−ROM (CDROM)対応の
追記型光ディスクに関する。
(従来の技術) 集光レーザー光による情報記録媒体の中で、オーディオ
等の音楽再生用としてコンパクトディスク(CD)、コ
ンピュータ用ROMとして(CDROM)が広く普及し
ている。
このようなCDまたはCD−ROMは、通常ポリカーボ
ネート等の透明基板表面にCDフォーマット信号または
CD−ROMフォーマット信号を有するピット列を射出
成形時に形成し、その上からアルミニウムまたは金等を
蒸着あるいはスパッタリングにより反射膜として設け、
さらに保護層をコートして作成する。
このようにして作成した光ディスクの基板の裏面から再
生レーザー光(780nm半導体レーザー光)を照射し
て、ピットの凹凸による反射率の変化から各信号を読取
り、情報を再生するものである。
しかし、このようなCDまたはCD−ROMは再生専用
であり記録かできないため、追記型光ディスクあるいは
書換え可能な光磁気ディスク等のような編集機能がない
という不都合さかあった。
一方、編集機能を有する追記型光ディスクあるいは光磁
気ディスクとしては、Te等カルコゲナイド系化合物、
希土類金属化合物もしくはシアニン、ナフタロシアニン
等の有機色素等を記録膜としたものが実用化されている
しかしながら、これらの光ディスクは、基板面からの反
射率が30〜40%であり、現在のCDの国際規格であ
るレッドブックに記載されている基板面からの反射率7
0%以上には到達しておらず、現状のままCDまたはC
D−ROMの再生装置により信号の再生を行うことはで
きないという問題点がある。
このような問題点を解決するために、シアニン等の記録
膜の上に金等の反射膜を設けて、基板面反射率で70%
以上を確保し、780nmてCDフォーマット信号ある
いはCD−ROMフォーマット信号を記録し、CDまた
はCD−ROMの再生装置で情報を読み出す光ディスク
および方法が提案されている。
しかしながら、一般にシアニン色素は、光安定性が悪い
ため、CDまたはCD−ROMのような単板構成て直接
太陽光にさらされるような使用条件下では、記録の信頼
性に問題が生ずる可能性がある。
また、シアニン色素に代えて、化学的、物理的安定性の
優れたフタロシアニン色素を記録膜材料に使用した場合
には、記録膜の光安定性はシアニン色素よりも向上する
が、逆に熱的にも安定なため、ヒートモードでの記録に
対して熱的な変化が起こりにく(、入力信号に対応した
きれいな再生信号が得にくいという欠点をもっている。
このように、安定性に優れ、さらに記録特性も良好なC
D対応またはCD−ROM対応の追記型光ディスクは提
供されていないのが現状である。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、従来の追記機能、編集機能を有するCDまた
はCD−ROMの持つ欠点を解決し、安定性に優れ、さ
らに記録特性も良好なCD対応またはCD−ROM対応
の追記型光ディスクを提供するために、化学的、物理的
安定性の優れた色素を記録膜材料として用いる場合に生
じやすい記録特性低下を防ぎ、良好な再生信号か得られ
る記録膜構成について鋭意検討を行った結果、本発明を
得るに至った。
〔発明の構成〕
(課題を解決する手段) 上記のような安定性に優れ、さらに記録特性も良好なC
D対応の追記型光ディスクは以下のようにして実現され
る。
まず、第一の発明は、透明基板/記録膜層/反射膜層の
3層構造からなり、コンパクトディスク対応またはコン
パクトディスク−ROM対応のCDフォーマット信号ま
たはコンパクトディスク−ROM信号の記録を行う追記
型光ディスクにおいて、記録膜層かレーザー光を吸収お
よび/または反射する1種以上の色素と1種以上のポリ
マーおよび/またはオリゴマーからなり、レーザー光に
よる記録において、光エネルギーが色素に吸収され発生
する熱エネルギーによりポリマーおよび/またはオリゴ
マーが変質および/または変形することにより透明基板
を変化させることなく記録ビットが形成されることを特
徴とするコンパクトディスク対応またはコンパクトディ
スク−ROM対応の追記型光ディスク。
第二の発明は、上記光ディスクにおいて、記録膜層が下
記一般式[1]で示されるフタロシアニン色素から選ば
れる少なくとも1種以上の色素とポリマーおよび/また
はオリゴマーとからなることを特徴とすコンパクトディ
スク対応またはコンパクトディスク−ROM対応の追記
型光ディスク。
(以下余白) 一般式[1コ 基、−OR’ R2 C0OR’ [式中、環へ1〜A4はそれぞれ独立にベンゼン環、ナ
フタレン環、ピリジン環、ピラジン環またはキノキサリ
ン環を表す。
Mは水素あるいは金属または金属酸化物を表す。
置換基x’−x’は、それぞれ独立に置換基を有しても
よいアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、置
換基を有してもよい複素環残基、ハロゲン原子、ニトロ
基、シアノ基、スルポン酸N=NR15−N=CHR”
を表す。
R’、R’ 、R’ 、R’ 、R’ 、R’ 、R7
R” 、R’ 、R10、Rl l、R12、R”、R
l 4R”およびR16は、互に同一であっても異なっ
ていてもよく、水素原子、置換基を有していてもよいア
ルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換
基を有していてもよいアシル基、置換基を有していても
よいシクロアルキル基またはポリエーテル基を表し、ま
たはR@とR7とて、R10とR11とで、あるいはR
12とR13とて、4〜7員環を形成していてもよく、
これらの4〜7員環は、さらに窒素原子なとのへテロ原
子を含む複素環てあってもよい。
Yは、置換基を有してもよいアルキル基、水素原子、ハ
ロゲン原子、水酸基、−OR”  −3R17を表す。
R”は、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有
してもよいアリール基、置換基を有してもよいシクロア
ルキル基、あるいはポリエーテル基を表す。
R”、R”およびR”は、互に同一であっても異なって
いてもよく、置換基を有してもよいアルキル基、置換基
を有してもよいシクロアルキル基、置換基を有してもよ
いアリール基、置換基を有してもよいアルコキシ基、置
換基を有してもよいアリーロキシ基、ポリエーテル基、
水酸基または水素原子を表す。
R”、R”は、互に同一であっても異なっていてもよく
、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有しても
よいシクロアルキル基、または置換基を有してもよいア
リール基を表す。k、1、m、nは、それぞれ独立にO
〜6の整数であり、それぞれ置換基X1、X2、X3、
XJの個数を表す。
Zは、O〜2の整数であり、直換基Yの個数を表す。コ 本発明は、記録膜層か、レーザー光を吸収する色素成分
と記録ピットを形成するポリマーまたは/およびオリゴ
マー成分が十分均一な混合膜として構成されているため
、色素によって発生した熱エネルギーがポリマーおよび
/またはオリゴマーに効率良く伝達されるため、記録感
度が向上すると共に、記録ビットの対称性も向上し良好
な再生信号が得られるようになる。
また、色素とポリマーおよび/またはオリゴマーの混合
膜により記録膜層を構成することにより、上記のような
記録特性の向上以外、さらに次のような効果を得ること
ができる。
第1に、色素単層膜により記録膜を形成した場合には、
色素面と反射膜として使用する金属膜面との密着性が悪
く、非常にはく離しやすいという欠点を有しており、デ
ィスクの寿命、信頼性において大きな問題であったか、
記録膜層に色素と共にポリマーもしくはオリゴマーを添
加することにより記録膜層の表面平滑性か向上するため
、記録膜と反射膜として使用される金属薄膜との密着性
が向上し、長寿命および高信頼性に対して効果かある。
第2に、一般に色素系の記録膜は、アモルファス状態で
均一に成膜されるか成膜時あるいは経時により記録膜上
て部分的に結晶化が起こりエラーの原因になるという欠
点を持っているが、本発明のように色素がポリマーもし
くはオリゴマー中に均一溶解あるいは分散した状態では
、色素同士の相互作用が抑制され会合、凝集あるいは結
晶化が起こりにくく、エラー発生の原因を抑えることが
できる。
(発明の具体的な構成) 本発明の具体的な構成について、以下、詳細に説明する
本発明の記録膜層に用いられる記録膜用色素としては、
770〜810nmの波長範囲に比較的高い反射率とわ
ずかな吸収とを合せ持つ単一色素あるいは770〜81
0nmの波長範囲に比較的高い反射率を有する色素と吸
収を有する色素との組合せ混合したものもてよく、具体
的にはシアニン色素、クロコニック色素、スクアリリウ
ム色素、ビリリウム色素、テトラヒドロコリン色素、ナ
フトコリン色素、ナフトキノン色素、アントラキノン色
素、ジチオール金属錯体等の使用も可能であるが、化学
的、物理的に安定であり近赤外領域に光学感度を有して
いるという面からフタロシアニン色素、ナフタロシアニ
ン色素または含窒素フタロシアニン同構体、含窒素ナフ
タロシアニン同構体の中から選ばれた色素により構成さ
れたものが最適である。
フタロシアニン色素、ナフタロシアニン色素または含窒
素フタロシアニン同構体、含窒素ナフタロシアニン同構
体には、置換基を有してもよいアルキル基、置換基を有
してもよいアリール基、置換基を有してもよい芳香族複
素環残基、置換基を有してもよいアルコキシ基、置換基
を有してもよい7/L4ルチオ基、置換基を有してもよ
い了り一ロキジ基、置換基を有してもよいアリールチオ
基、置換基を有してもよいアミノ基、置換基を有しても
よいアゾ基、置換基を有してもよいスルボン酸アミド基
、置換基を有してもよいカルボン酸アミド基等の有機置
換基が導入されていてもよい。また中心元素としてはフ
タロシアニンとキレートを形成する金属があげられる。
具体的にはH,Na、Li、CuSFe、Co、Ni、
Zn、Mn、Pb、S i、Ge%Sn5Mg、AI、
Ga、I n。
Ti=O,V=O等である。
また、A1、Ga、In、Si、GeまたはSnなどの
場合には、軸方向置換基として置換基を有してもよいシ
ロキシ基(例えば、トリメチルシロキシ基、トリエトキ
シシロキシ基、ジメチルtert−ブチルシロキシ基等
)、置換基を有してもよいゲルモキシ基(例えばトリメ
チルシロキシ基、トリエトキシシロキシ基等)、置換基
を有してもよいホスフィノキシ基(例えば、ジメチルホ
スフィノキシ基、ジフェニルホスフィノキシ基等)、置
換基を有してもよいフォスフイニルオキシ基(例えば、
ジフェニルフォスフイニルオキシ基)、置換基を有して
もよいアルコキシ基、置換基を有してもよいアリーロキ
シ基等の有機置換基を導入することができる。
これらのフタロシアニン化合物として、次の例を挙げる
ことができる。
フタロシアニン化合物(g) 記録膜材料として比較的高い反射率を有する色素と吸収
を有する色素との混合物を使用する場合には、これらの
色素から選ばれる半導体レーザー光に対して反射機能を
持つ素材と半導体レーザー光に対して吸収機能を持つ素
材との混合比率は(吸収機能成分)/(反射機能成分)
=0.01〜0゜5であり、さらに好ましくは0,05
〜0.2である。
本発明の記録膜用色素と混合して用いられるポリマーお
よび/またはオリゴマーとしてはポリエチレン、架橋ポ
リエチレン、塩素化ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニ
ル共重合、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレ
ン、ポリイソブチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリ
ビニルアルコール、フッ素樹脂、アクリル樹脂、ポリア
クリロニトリル、ポリスチレン、アセタール樹脂、ポリ
アミド、ポリカーボネート、セルロース系樹脂、スチレ
ン・アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリル・ブ
タジェン・スチレン三元共重合体、フェノール樹脂、尿
素樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アル
キド樹脂、メラミン樹脂、ケイ素樹脂、ポリウレタン、
ジアリルフタレート樹脂、アイオノマー、ポリフェニレ
ンオキサイド、ポリイミド、ポリスルホン、天然ゴム、
合成ゴム(イソプレン、ブタジェン、スチレン・ブタジ
ェンラバー、クロロブレン、ニトリルゴム、ブチルゴム
、クロロスルホン化ポリエチレン、多硫化ゴム、アクリ
ルゴム、エチレン・プロピレンゴム)を挙げることかで
きるか、これに限られるものではない。
記録膜材料として使用する色素とポリマーおよび/また
はオリゴマーの混合は(ポリマーおよび/またはオリゴ
マー)/色素=0.01〜2.0の範囲での混合比で行
うのか良く、さらに好ましくは0゜5〜1.0の比率で
ある。
このような記録膜の成膜方法としては、ウェットプロセ
ス、例えばスピンコード法、デイツプ法あるいはロール
コート法か適応可能である。記録膜材料(色素およびポ
リマーおよび/またはオリゴマー)が汎用の有機溶剤、
例えばアルコール系、ケトン系、セロソルブ系、ハロゲ
ン化炭化水素系、フロン系溶剤等に可溶な場合は、生産
性等からスピンコード法によって成膜する方法か望まし
い。
また、本発明の記録膜の厚さには、特に制限はなく、最
適な膜厚も化合物系によって異なるが500〜3000
人が好ましくさらに1000〜2500人か最適膜厚範
囲である。
反射膜素材としては、金、銀、銅、白金、アルミニウム
、コバルト、スズ等の金属、MgO1Zno、SnO等
の金属酸化物、5iN4、AIN、TiN等の窒化物等
か挙げられるが、絶対反射率か高く安定性に優れている
点から金が最適である。
また、場合によっては有機系の高反射膜を使用すること
もてきる。
このような反射膜の成膜方法としては、ドライプロセス
例えば真空蒸着法、スパッタリング法が最も好ましいが
これに限られるものではない。
さらに、反射膜の上に化学的劣化(例えば酸化、吸水等
)および物理的劣化(例えば傷、けずれ等)を防ぐ目的
で膜を保護するためのオーバーコート層を設けてもよい
オーバーコート材としては、紫外線(UV)硬化型樹脂
による方法が一般的であるが、これに限られるものでは
ない。
ディスク形態は、記録後CDあるいはCI)−ROMと
して機能する必要があるため、CDあるいはCD−RO
Mの規格(レッドブック)およびR−CDの規格(オレ
ンジブック)に準拠していることが好ましい。
また、本発明に用いられるディスク基板としては信号の
書込や読み出しを行うための光の透過率か好ましくは8
5%以上であり、かつ光学異方性の小さいものが望まし
い。
例えば、ガラス、またはアクリル樹脂、ポリカーボネー
ト樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニ
ル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポ
リオレフィン系樹脂(ポリ4−メチルペンテン等)、ポ
リエーテルスルホン樹脂などの熱可塑性樹脂やエポキシ
樹脂、アリル樹脂等の熱硬化性樹脂からなる基板が挙げ
られる。これらの中て、成形のしやすさ、案内溝等の信
号の付与のしやすさなどから熱可塑性樹脂からなるもの
が好ましく、さらに光学特性や機械特性およびコストか
らみてアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂からなるも
のが特に好ましい。
また、案内溝などの付与は熱可塑性樹脂を成形(射出成
形、圧縮成形)する際にスタンパ−なとを用いて付与す
るか、またはフォトポリマー樹脂を用いるいわゆる2P
法による方法か好ましい。
(実施例) 以下に、実施例により本発明を具体的に説明するか、本
発明は以下の実施例に限られるものではない。なお、%
は、重量%を表す。
(実施例1) 深さ800人、ピッチ1.6μmのらせん状案内溝を有
する厚さ1.2mm、外径120mm、内径15mmの
ポリカーボネート樹脂基板上にフタロシアニン化合物(
a)およびフタロシアニン化合物(b)とN含有量が1
0.5〜12.0%のニトロセルロース(NC)を、(
a):  (b):NC=10:1:10の比率で混合
したものをエトキシエタノールにsomg/mlの濃度
で溶解し0.2μmのメンブランフィルタ−によりろ過
をおこなった塗液を、スピンコーターを用いて膜厚22
00人に成膜した。
次に、このようにして得た塗布膜の上に金を膜厚800
人で真空蒸着により成膜した。さらに、この上にUV硬
化型樹脂により保護層を設けて光ディスクを作成した。
この光ディスクを用い、波長780nmの半導体レーザ
ーを使用して、線速1.3m/secで9mWの記録パ
ワーてEMF−CDフォーマット信号を記録したところ
記録が可能であった。
記録されたビット列は、長さ0.9〜3,3μm、間隔
0.9〜3.3μmであった。
次に、この信号をCDプレーヤーにより、線速1.3m
/sec、再生出力0.5mWで再生を行ったところ得
られた信号は良好であり、市販のCDプレーヤーに十分
かかるレベルであった。
(実施例2) 深さ800人、ピッチ1.6μmのらせん状案内溝を有
する厚さ1.2mm、外径120mm、内径15mmの
ポリオレフィン樹脂基板上にフタロシアニン化合物(C
)およびフタロシアニン化合物(d)とポリカーボネー
トを、(c):  (d):ポリカーボネート=20:
1:20の比率で混合したものを1.2−ジクロルエタ
ンに40mg/m1の濃度で溶解し0.2μmのメンブ
ランフィルタ−によりろ過をおこなった塗液をスピンコ
ーターを用いて膜厚1800人に成膜した。
次に、このようにして得た塗布膜の上に金を膜厚800
人で真空蒸着により成膜した。さらに、この上にUV硬
化型樹脂により保護層を設けて光ディスクを作成した。
この光ディスクを用い、波長780nmの半導体レーザ
ーを使用して、線速1.3m/secで9mWの記録パ
ワーでEMF−CDフォーマット信号を記録したところ
記録が可能であった。
記録されたビット列は、長さ0.9〜3.3μm、間隔
0.9〜3.3μmであった。
次に、この信号をCDプレーヤーにより、線速1.3m
/sec、再生出力0.5mWで再生を行ったところ得
られた信号は良好であり、市販のCDプレーヤーに十分
かかるレベルであった。
(実施例3) 深さ800人、ピッチ1.6μmのらせん状案内溝を有
する厚さ1.2mm、外径120mm、内径15mmの
ポリカーボネート樹脂基板上にフタロシアニン化合物(
e)およびフタロシアニン化合物(f)とポリビニルア
ルコール樹脂を、(e):  (f):ポリビニルアル
コール樹脂=10:1:lOの比率で混合したものをイ
ソプロピルアルコールに40mg/mlの濃度で溶解し
0.2μmのメンブランフィルタ−によりろ過をおこな
った塗液をスピンコーターを用いて膜厚2000人に成
膜した。
次に、このようにして得た塗布膜の上に金を膜厚800
人で真空蒸着により成膜した。さらに、この上にUV硬
化型樹脂により保護層を設けて光ディスクを作成した。
この光ディスクを用い、波長780nmの半導体レーザ
ーを使用して、線速1.3m/secで9mWの記録パ
ワーでEMF−CDフォーマット信号を記録したところ
記録が可能であった。
記録されたビット列は、長さ0.9〜3.3μm1間隔
0.9〜3.3μmであった。
次に、この信号をCDプレーヤーにより、線速1.3m
/see、再生出力0.5mWで再生を行ったところ得
られた信号は良好であり、市販のCDプレーヤーに十分
かかるレベルであった。
(実施例4) 深さ800人、ピッチ1.6μmのらせん状案内溝を有
する厚さ1.2mm、外径120mm、内径15mmの
ポリカーボネート樹脂基板上にフタロシアニン化合物(
g)およびフタロシアニン化合物(h)とポリビニルブ
チラール樹脂を、(g):(h):ポリビニルブチラー
ル樹脂=10:1:10の比率て混合したものをイソプ
ロピルアルコールに40mg/mlの濃度で溶解し0.
2μmのメンブランフィルタ−によりろ過をおこなった
塗液をスピンコーターを用いて膜厚2000人に成膜し
た。
次に、このようにして得た塗布膜の上に金を膜厚800
人で真空蒸着により成膜した。さらに、この上にUV硬
化型樹脂により保護層を設けて光ディスクを作成した。
この光ディスクを用い、波長780nmの半導体レーザ
ーを使用して、線速1.3m/secで9mWの記録パ
ワーてEMF−CDフォーマット信号を記録したところ
記録か可能であった。
記録されたビット列は、長さ0.9〜3.3μm、間隔
0.9〜3.3μmてあった。
次に、この信号をCDプレーヤーにより、線速1.3m
/sec、再生出力0.5mWで再生を行ったところ得
られた信号は良好であり、市販のCDプレーヤーに十分
かかるレベルてあった。
(比較例1) 深さ800人、ピッチ1.6μmのらせん状案内溝を有
する厚さ1.2mm、外径120mm、内径15mmの
ポリカーボネート樹脂基板上にフタロシアニン化合物(
a)およびフタロシアニン化合物(b)とを、(a):
  (b)=10 : 1の比率で混合したものをエト
キシエタノールに30mg/m1の濃度で溶解し0.2
μmのメンブランフィルタ−によりろ過をおこなった塗
液をスピンコーターを用いて膜厚2200人に成膜した
次に、このようにして得た塗布膜の上に金を膜厚800
人で真空蒸着により成膜した。さらに、この上にUV硬
化型樹脂により保護層を設けて光ディスクを作成した。
(実施例5) 実施例1で作成した光ディスクと比較例1て作成した光
ディスクについて、周波数200 kHzの信号を記録
した場合の再生信号の波形を観察した結果、実施例1の
光ディスクの場合は、第1図のように矩形波に近い良好
な再生信号波形であるのに対し、比較例1の光ディスク
は、第2図のように波形に歪みが生じており良好な信号
波形が得られていない。
次に、実施例1で作成した光ディスクと比較例1で作成
した光ディスクについて、反射膜と記録膜との密着性の
比較をテープはく離試験により比較を行った結果、実施
例1の光ディスクの方が明らかに密着性は良好であった
(実施例6) 深さ800人、ピッチ1.6μmのらせん状案内溝を有
する厚さ1.2mm、外径130mm、内径15mmの
ガラス基板上にフタロシアニン化合物(a)およびフタ
ロシアニン化合物(b)とニトロセルロース(N含有量
= 10.5〜12.0%)を用いて実施例1と同様な
方法により光ディスクを作成した。
この光ディスクを用い、波長780nmの半導体レーザ
ーを使用して、線速1.3m/secで9mWの記録パ
ワーでEMF−CDフォーマット信号を記録したところ
記録が可能であった。
記録されたピット列は、長さ0.9〜3.3μm、間隔
0.9〜363μmであった。
次に、この信号を光デイスク評価機(パルスチック社製
DDLI−1000)により、線速1.3m/sec、
再生出力0.5mWで再生を行ったところ得られた信号
は良好で、市販のCDプレーヤーに十分かかるレベルで
あった。
また、周波数200 kHzの信号を記録した場合の再
生信号の波形を観察した結果、第3図のように、実施例
1の光ディスクとほぼ同様の波形を示した。
この記録部分の表面状態を観察したところ、第4図を示
し、その後、保護膜、金膜を剥かし、さ4゜ らに色素/ポリマー混合膜を有機溶剤中で超音波処理す
ることにより除去し、基板の状態を観察したところ、第
6図のように未記録部分とまったく同じであり、レーザ
ー光の記録により基板の変質はまったく起こっていなか
った。
(発明の効果) 本発明の構成により光ディスクを作成することにより、
追記機能編集機能を有するCDまたはCD−ROM対応
の追記型光ディスクを提供することができる。
さらに、記録膜層を色素とポリマーおよび/またはオリ
ゴマーとの混合系にすることにより安定性および記録特
性共に良好な特性を有するCD対応またはCD−ROM
対応の追記型光ディスクが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実例例1により得られた光ディスクの再生信
号のオシロスコープの写真である。 第2図は、比較例1により得られた光ディスクの再生信
号のオシロスコープの写真である。 第3図は、実施例6により得られた光ディスクの再生信
号のオシロスコープの写真である。 第4図は、実施例6により得られた光ディスクの表面状
態を示す顕微鏡写真である。 第5図は、実施例6により得られた光ディスクの保護膜
、金膜を剥がし、さらに色素/ポリマー混合膜を有機溶
剤中で超音波処理することにより除去し、基板の状態を
示す顕微鏡写真である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、透明基板/記録膜層/反射膜層の3層構造からなり
    、コンパクトディスク対応またはコンパクトディスク−
    ROM対応のCDフォーマット信号またはコンパクトデ
    ィスク−ROM信号の記録を行う追記型光ディスクにお
    いて、記録膜層がレーザー光を吸収および/または反射
    する1種以上の色素と1種以上のポリマーおよび/また
    はオリゴマーからなり、レーザー光による記録において
    、光エネルギーが色素に吸収され発生する熱エネルギー
    によりポリマーおよび/またはオリゴマーが変質および
    /または変形することにより透明基板を変化させること
    なく記録ピットが形成されることを特徴とするコンパク
    トディスク対応またはコンパクトディスク−ROM対応
    の追記型光ディスク。 2、上記光ディスクにおいて、記録膜層が下記一般式[
    1]で示されるフタロシアニン色素から選ばれる少なく
    とも1種以上の色素とポリマーおよび/またはオリゴマ
    ーとからなることを特徴とする請求項1記載のコンパク
    トディスク対応またはコンパクトディスク−ROM対応
    の追記型光ディスク。 一般式[1] ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、環A^1〜A^3はそれぞれ独立にベンゼン環
    、ナフタレン環、ピリジン環、ピラジン環またはキノキ
    サリン環を表す。 Mは水素あるいは金属または金属酸化物を表す。 置換基X^1〜X^4は、それぞれ独立に置換基を有し
    てもよいアルキル基、置換基を有してもよいアリール基
    、置換基を有してもよい複素環残基、ハロゲン原子、ニ
    トロ基、シアノ基、スルホン酸基、−OR^1、−SR
    ^2、−COOR^3、▲数式、化学式、表等がありま
    す▼、▲数式、化学式、表等があります▼、−SO_3
    R^8、 −SO_2R^9、▲数式、化学式、表等があります▼
    、 ▲数式、化学式、表等があります▼、−NHCOR^1
    ^4、 −N=NR^1^5、−N=CHR^1^6を表す。 R^1、R^2、R^3、R^4、R^5、R^6、R
    ^7、R^8、R^9、R^1^0、R^1^1、R^
    1^2、R^1^3、R^1^4、R^1^5およびR
    ^1^6は、互に同一であっても異なっていてもよく、
    水素原子、置換基を有していてもよいアルキル基、置換
    基を有していてもよいアリール基、置換基を有していて
    もよいアシル基、置換基を有していてもよいシクロアル
    キル基またはポリエーテル基を表し、またはR^6とR
    ^7とで、R^1^0とR^1^1とで、あるいはR^
    1^2とR^1^3とで、4〜7員環を形成していても
    よく、これらの4〜7員環は、さらに窒素原子などのヘ
    テロ原子を含む複素環であってもよい。 Yは、置換基を有してもよいアルキル基、水素原子、ハ
    ロゲン原子、水酸基、−OR^1^7、−SR^1^7
    、−SeR^1^7、−TeR^1^7、▲数式、化学
    式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等がありま
    す▼、▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式
    、化学式、表等があります▼ を表す。 R^1^7は、置換基を有してもよいアルキル基、置換
    基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよいシ
    クロアルキル基、あるいはポリエーテル基を表す。 R^1^8、R^1^9およびR^2^0は、互に同一
    であっても異なっていてもよく、置換基を有してもよい
    アルキル基、置換基を有してもよいシクロアルキル基、
    置換基を有してもよいアリール基、置換基を有してもよ
    いアルコキシ基、置換基を有してもよいアリーロキシ基
    、ポリエーテル基、水酸基または水素原子を表す。 R^2^1、R^2^2は、互に同一であっても異なっ
    ていてもよく、置換基を有してもよいアルキル基、置換
    基を有してもよいシクロアルキル基、または置換基を有
    してもよいアリール基を表す。k、l、m、nは、それ
    ぞれ独立に0〜6の整数であり、それぞれ置換基X^1
    、X^2、X^3、X^4の個数を表す。 Zは、0〜2の整数であり、置換基Yの個数を表す。]
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6737143B2 (en) 2001-06-14 2004-05-18 Ricoh Company Ltd. Optical recording medium, optical recording method and optical recording device
US6936323B2 (en) 2003-04-30 2005-08-30 Ricoh Company, Ltd. Optical recording medium, and method and device using the same
US7378220B2 (en) 2001-06-28 2008-05-27 Fujifilm Corporation Optical information recording method and medium

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