JPH04112630A - バッテリー・バックアップ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的３ （産業上の利用分野） 本発明は半導体ディスク装置等の電源が落ちたときに電
力を供給するためのバッテリー・バックアップ装置に関
する。

（従来の技術） バッテリー・バックアップ装置は、メインの電源が落ち
たときにバックアップを受ける装置にバッテリーによっ
て電源を供給するために用いるものである。このバッテ
リーには寿命があるため、ある期間が過ぎたら交換しな
くてはならない、ここで第４図は従来のバッテリー・バ
ックアップ装置を示す図である。ここでは電力を供給す
るためにｎ個のバッテリー１が必要である事を示してい
る。しかしながらｎ個の内の１個のバッテリーが故障し
た場合、ユーザーがこれを新しいバッテリーに交換しな
ければならない、従って、このバッテリーの交換中はバ
ッテリー・バックアップを受ける装置に必要な電源を供
給できないという欠点があった。

そのためバッテリー・バックアップ装置を補助するため
に第５図のようにバッテリー１，２を並列につなぐ、バ
ッテリーの２重化が考えられる。

しかし単純にバッテリーを２重化した場合、特にバッテ
リーの数が多いときは、同数のバッテリーをつなぐと無
駄が多いという欠点があった。

つまり通常のバッテリーがｎ個から成るとすると補助バ
ッテリーのｎ個を加えて２ｎ個のバッテリーを設けなけ
ればならない。ところが主バッテリーは通常１側車位で
故障するものであり全てが同時に故障する事は起り得な
い。従って１個の主バッテリーが故障した場合、ｎ個全
てを補助バッテリーへ切り換えるのは無駄が多いという
欠点があった。

（発明が解決しようとする課題） この様に従来のバッテリー・バックアップ装置において
は、故障に備えてバッテリーを２重化した場合に、コス
ト上無駄が多いという欠点が有った。そこで本発明の目
的は、故障に備えて予備バッテリーを設ける場合に、コ
スト上無駄の少ないバッテリー・バックアップ装置を提
供することにある。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために本発明では、電源が落ちたと
きに電力を供給するための複数個の主バッテリーからな
るバッテリー・バックアップ装置において、１個の主バ
ッテリーに相当する補助バッテリーと、前記複数個の主
バッテリーの各々に対して故障時に信号を発生する故障
センサと、この故障センサからの信号に従って該当する
１個の主バッテリーと前記補助バッテリーとを切り換え
る切り換えスイッチとを具備したことを特徴とするもの
である。

（作　用） 本発明においては、主バッテリーの何れかが故障したと
き、故障センサがその故障を感知し、故障信号を制御装
置に伝える。制御装置は信号を受は取り、故障した主バ
ッテリーと補助バッテリーを切り替える信号を切り替え
スイッチに送る。

切り換えスイッチでは故障した主バッテリーと補助バッ
テリーとの接続を切り替える。

バッテリーの交換のときも、交換の対象となる１個ずつ
のバッテリーのスイッチを補助バッテリーに切り替える
ことができるようにする。このためバッテリー・バック
アップ装置は、停止すること無く電源を供給できる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１
図は本発明のバッテリー・バックアップ装置の一実施例
を示したブロック図である。バッテリー・バックアップ
装置３は、主バツテリ−１、切り換えスイッチ４、制御
装置５、故障センサ６、補助バッテリー７、電源故障信
号Ｉｔ８、電源供給線９とから構成されている。

次に上記第１図の装置の動作について説明する。

バッテリー・バックアップを受ける装置の電源が落ちた
とき、電源故障信号線８を伝わって、故障センサ６が感
知し、バックアップ要求の信号を制御装置５に送る。信
号を受けた制御装置５は切り替えスイッチ４に、バッテ
リー・バックアップを受ける装置と主バツテリ−１を接
続する信号を送る。切り替えスイッチ４によって接続さ
れた主バツテリ−１は、その電源を電源供給線９を通じ
てバッテリー・バックアップを受ける装置に供給する。

切り替えスイッチ４は、サイリスタなどの電気的なスイ
ッチである。主バツテリ−１には必要な電源を供給する
ために、複数個のバッテリーが用意されている。（この
場合ｎ個） もしこの主バツテリ−１のうちどれかひとつが故障した
場合、故障センサ６がこの故障を感知して故障信号を制
御装Ｗ５に送る。（この故障信号はどのバッテリーが故
障したかを特定したものである） 制御装置５はこの故障信号を受けて切り替え信号を切り
替えスイッチ４に送る。切り替えスイッチ４は、主バツ
テリ−１の故障したバッテリーと補助バッテリー７を切
り替えて、バッテリー・バックアップを受ける装置に必
要な電源を供給できるようにする。

ここで主バツテリ−１の各々の接続の仕方によって切り
替えスイッチ４の動作が異なるので、第２図、第３図を
使って詳しく説明する。

第２図のように主バツテリ−１が直列につながれている
場合、主バツテリ−１が正常なときは、切り替えスイッ
チ１０．１１は接点２０と２１を接続している。一方切
り替えスイッチ１２．１３はＯＦＦになっている。切り
替えスイッチ１０．１１は接点２ｏと２１．２１と２２
．２２と２０の３通りの接続ができるものである。ここ
で主バツテリ−１の２番目のバッテリーが故障したとす
ると、切り替えスイッチ１０．１１で接点２０と２２．
２１と２２を接続すると同時に切り替えスイッチ１２．
１３で接点３１と３５．３２と３６を接続する。

このときの切り替えスイッチ１０〜１３の制御を制御装
ｗ５が行う。このようにしてバッテリー・バックアップ
を受ける装置に必要な電源を供給できる。

同様に第３図のように主バツテリ−１が並列につながれ
ている場合、主バツテリ−１が正常なときは、切り替え
スイッチ１４．１５はＯＮで切り替えスイッチ１６．１
７はＯＦＦになっている。ここで主バツテリ−１の２番
目のバッテリーが故障したとすると、切り替えスイッチ
１４．１５をＯＦＦにすると同時に切り替えスイッチ１
６．１７をＯＮにする。

このときの切り替えスイッチ１４〜１７の制御を制御装
Ｗ５が行う。

また、第１図の主バツテリ−１を１個ずつ交換するとき
も同様に、制御装置５で交換するバッテリーと補助バッ
テリー７を１個ずつ順次切り替えて、バッテリーを交換
すれば良い。補助バッテリー７の交換のときは主バツテ
リ−１があるので、バッテリー・バックアップを受ける
装置への電源は保証されている。

〔発明の効果〕

本発明によれば、１個の補助バッテリーと共に、ｎ個の
主バッテリーの各れに対しても１個の補助バッテリーと
切り替え可能なスイッチを設ける事により、従来に比べ
てコスト上無駄の少ないバッテリー・バックアップ装置
を提供でき、保守・整備性等においてその実用的利点は
絶大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のバッテリー・バックアップ装置の一実
施例を示すブロック図、第２図は複数個の主バッテリー
が直列につながっているときの補助バッテリーとの配線
の一例を示す図、第３図は複数個の主バッテリーが並列
につながっているときの補助バッテリーとの配線の一例
を示す図、第４図は従来技術のバッテリー・バックアッ
プ装置の一例を示す図、第５図は従来技術のバッテリー
・バックアップ装置に単純に２重化した場合の一例を示
す図である。 ｌ・・・主バツテリ−（複数個） ２・・・補助バッテリー（複数個） ３・・・バッテリー・バックアップ装置４・・・切り替
えスイッチ ５・・・制御装置 ６・・・故障センサ ７・・・補助バッテリー ８・・・電源故障信号線 ９・・・電源供給線 １０〜１７・・・切り替えスイッチ ２０〜２２．３０〜３６・・・接点 第３図 代理人　弁理士　則　近　憲　佑

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電源が落ちたときに電力を供給するための複数個の主バ
   ッテリーからなるバッテリー・バックアップ装置におい
   て、１個の主バッテリーに相当する補助バッテリーと、
   前記複数個の主バッテリーの各々に対して故障時に信号
   を発生する故障センサと、この故障センサからの信号に
   従って該当する１個の主バッテリーと前記補助バッテリ
   ーとを切り換える切り換えスイッチとを具備したことを
   特徴とするバッテリー・バックアップ装置。