JPH04110947A - 感光性組成物 - Google Patents

感光性組成物

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JPH04110947A
JPH04110947A JP23007090A JP23007090A JPH04110947A JP H04110947 A JPH04110947 A JP H04110947A JP 23007090 A JP23007090 A JP 23007090A JP 23007090 A JP23007090 A JP 23007090A JP H04110947 A JPH04110947 A JP H04110947A
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JP
Japan
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meth
acrylate
hydrogen atom
denotes
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JP23007090A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Nakai
英之 中井
Koji Tomita
富田 康二
Nobuyuki Ishii
信行 石井
Mitsuru Sasaki
充 佐々木
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Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は感光性平版印刷版に用いられる感光性組成物に
関し、更に詳しくは、0−ナフトキノンジアジド化合物
及びマクロマー及びアミノスルホニルフェニルメタクリ
ルアミド類を構成成分とする共重合体を含有する感光性
組成物に関するものである。
[従来の技術] 通常、ポジ型の感光性平版印刷版の感光層には、感光性
物質としてキノンジアジド化合物が、また皮膜強度とア
ルカリ溶解性とを高めるための成分としてアルカリ可溶
性樹脂がそれぞれ含有されている。特にアルカリ可溶性
樹脂としては画線部の強度、感脂性及び耐摩耗性等の点
からノボラック樹脂が一般に用いられている。しかしな
がら、ノボラック樹脂は通常フェノール類とホルムアル
デヒドを酸触媒の存在下で縮合して得られるものである
ため、必然的に樹脂中にクレゾール等のフェノール類の
残留成分を有しており、この結果、塗布液調製、感光性
平版印刷版の塗布、乾燥等の各工程においてはその残留
成分による臭気等による環境上の問題が生じていた。
この問題を解決するためにノボラック樹脂に残留するフ
ェノール類を除去する試みがなされているが、これによ
れば臭気の問題は改善されるが、得られる感光性平版印
刷版に印刷時において地汚れが発生し、この結果耐刷力
に劣るという結果か生じていた。ここで地汚れとは印刷
前に不要画線の消去等の版面修正を行なった場合に印刷
時に消去部分周辺の非画像部に汚れか発生するような現
象をいう。
上記問題点を解決するものとして、アルカリ可溶性樹脂
としてノボラック樹脂を用いた感光性組成物において、
得られる平版印刷版に地汚れを発生させることなくノボ
ラック樹脂に起因する臭気を改良することのできる感光
性組成物が例えば特願平2−20930号に提案されて
いる。
しかしながら、従来は主流であったノボラック樹脂は耐
刷力、耐薬品性が不十分であったため、ポリウレタン樹
脂(特開昭63−124047号公報)及び、アクリル
系樹脂(特公昭52−28401号公報)がアルカリ可
溶性樹脂として用いられる様になった。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のポリウレタン樹脂やアクリル系樹
脂では耐刷力や耐薬品性はノボラック樹脂よりは改良さ
れるものの、インク着肉性、ボールペン適性が不十分で
あり、従ってこれらすべての点が改良された感光性平版
印刷版に適した感光性組成物が望まれていた。
従って、本発明の目的はインク着肉性、ボールペン適性
に優れ、且つ、耐刷力及び耐薬品性が改良された感光性
平版印刷版に適した感光性組成物を提供することにある
[課題を解決するための手段] 本発明者等は前記課題に鑑みて鋭意研究の結果、本発明
の前記目的は、(a)o−ナフトキノンジアジド化合物
、(b)下記一般式(1)で表される構造単位と下記一
般式(2)で表される構造単位、を構成成分とする共重
合体を含有する感光性組成物によって達成される。
一般式(1) (式中、R工は水素原子又はメチル基を表し、Zは側鎖
の炭素数が2以上の置換基を有していてもよいアルキル
基であるアルキル(メタ)アクリレートを含み、且つ数
平均分子量が100以上の重合体成分を表し、Xはnが
1のときは酸素原子とZとを連結する2価の基を表し、
nは0又は1の整数を表す。) 一般式(2) (式中、R2及びR3はそれぞれ水素原子1、アルキル
基又はカルボン酸基を表し、R4は水素原子、ハロゲン
原子又はアルキル基を表し、R5は水素原子、アルキル
基、フェニル基又はアラルキル基を表し、R8及びR7
はそれぞれ水素原子、アルキル基、アリール基又はアラ
ルキル基を表し、Lは窒素原子と芳香族環炭素原子とを
連結する2価の有機基を表し、mは0〜5の整数を表し
、Tは置換基を有してもよいフェニレン基または置換基
を有してもよいナフチレン基を表す。) 以下に本発明の詳細な説明する。
本発明の感光性物質として用いられる0−ナフトキノン
ジアジド化合物としては、例えば、〇−ナフトキノンシ
アシトスルホン酸とフェノール類、アルデヒド又はケト
ンの重縮合樹脂とのエステル化合物が好ましく用いられ
る。
前記フェノール類としては、例えば、フェノール、O−
クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾール、3.5
−キシレノール、カルバクロール、チモール等の一価フ
エノール、カテコール、レゾルシン、ヒドロキノン等の
二価フェノール、ピロガロール、フロログルシン等の三
価フェノール等が挙げられる。前記アルデヒドとしては
ホルムアルデヒド、ベンズアルデヒド、アセトアルデヒ
ド、クロトンアルデヒド、フルフラール等が挙げられる
。これらのうち好ましいものはホルムアルデヒド及びベ
ンズアルデヒドである。また、前記ケトンとしてはアセ
トン、メチルエチルケトン等が挙げられる。
前記重縮合樹脂の具体的な例としては、フェノール・ホ
ルムアルデヒド樹脂、p−クレゾール・ホルムアルデヒ
ド樹脂、m−クレゾール・ホルムアルデヒド樹脂、m−
、p=混合クレゾール・ホルムアルデヒド樹脂、レゾル
シン・ベンズアルデヒド樹脂、ピロガロール・アセトン
樹脂等が挙げられる。
前記0−ナフトキノンジアジド化合物のフェノール類の
OH基に対する0−ナフトキノンジアジドスルホン酸の
縮合率(OH基1個に対する反応率)は、15〜80%
が好ましく、より好ましくは20〜60%である。
更に本発明に用いられる0−ナフトキノンジアジド化合
物としては特開昭58−43451号公報に記載されて
いる下記の化合物も使用できる。すなわち例えば1.2
−ナフトキノンジアジドスルホン酸エステル、1,2−
ナフトキノンジアジドスルホン酸アミドなどの公知の1
,2−キノンジアジド化合物、さらに具体的にはジエイ
・コサール(JKosar)著「ライト・センシティブ
システムズ」(“Light−Sensitive S
ystems″)第339〜352頁(1965年)、
ジョン・ウィリーアンドサンズ(John Wiley
 & 5ons)社にューヨーク)やダブリュー・ニス
・デイ−・フォレスト(W、S、DeForest)著
「フォトレジストJ (”Photoresist” 
)第50巻、(1975年)、マグロ−ヒル(Me G
raw−Hill)社にューヨーク)に記載されている
1、2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸シクロ
ヘキシルエステル、1− (1,2−ナフトキノンジア
ジド−5−スルホニル)−3,5−ジメチルピラゾール
、1.2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸−4
′−ヒドロキシジフェニル−4′アブ−β−ナフトール
エステル、N、N−ジー(1,2−ナフトキノンジアジ
ド−5−スルホニル)−アニリン、2’ −(1,2−
ナフトキノンジアジド−5−スルホニルオキシ)−1−
ヒドロキシ−アントラキノン、1.2−ナフトキノンジ
アジド−5−スルホン酸−2,4−ジヒドロキシベンゾ
フェノンエステル、1,2−ナフトキノンジアジド−5
−スルホン酸−2,3,4−トリヒドロキシベンゾフェ
ノンエステル、1,2−ナフトキノンジアジド−5−ス
ルホン酸クロリド2モルと4.4′ −ジアミノベンゾ
フェノン1モルの縮合物、1,2−ナフトキノンジアジ
ド−5−スルホン酸クロリド2モルと4.4′ −ジヒ
ドロキシ−1,1′−ジフェニルスルホン1モルの縮合
物、1.2−ナフトキノンシアシト−5−スルホン酸ク
ロリド1モルとプルブロガリン1モルの縮合物、1.2
−ナフトキノンジアジド−5−(N−ジヒドロアビエチ
ル)−スルホンアミドなどの1.2−キノンジアジド化
合物を例示することができる。また特公昭37−195
3号、同37−3627号、同37−13109号、同
40−26126号、同40−3801号、同45−5
604号、同45−27345号、同51−13013
号、特開昭4896575号、同48−63802号、
同48−63802号各公報に記載された1、2−キノ
ンジアジド化合物をも挙げることができる。
更に本発明に用いられる0−ナフトキノンジアジド化合
物としては、例えば、1,2−ナフトキノンジアジド−
4−スルホン酸ンクロヘキシルエステル、1− (1,
2−ナフトキノンンアノトー4−スルホニル)−3,5
−ジメチルピラゾール、12−ナフトキノンンアジトー
4−スルホン酸4′−ヒドロキンジフェニル−41−ア
ゾ−βナフトールエステル、2’ −(1,2−ナフト
キノンジアジド−4−スルホニルオキン)−1−ヒドロ
キシ−アントラキノン、1,2−ナフトキノンジアジド
−4−スルホン酸−2,4−ジヒドロキシベンゾフェノ
ンエステル、1,2−ナフトキノンンアジトー4−スル
ホン酸−2,3,4−トリヒドロキシヘンシフエノンエ
ステル、1.2−ナフトキノノンアジド−4−スルホン
酸−2゜3.4’ 、4’ −テトラヒドロキンベンゾ
フェノンエステル、1,2−ナフトキノンシアシト−4
−スルホン酸クロリド2モルと4,4′−ジヒドロキシ
−11′−ジフェニルスルホン1モルの縮合物、1,2
−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸クロリド1モ
ルとプルプロガリン1モルの縮合物等のポリヒドロキシ
化合物の1,2−ナフトキノン−2−ジアントー4−ス
ルホン酸エステル化合物が挙げられる。
また、更に下記のようなポリウレタン樹脂の0−ナフト
キノンシアシトスルホン酸エステル化合物も使用しうる
以下余白 本発明に用いられる0−ナフトキノンシアシト化合物と
しては上記化合物を各々単独で用いてもよいし、2種以
上組合わせて用いてもよい。本発明に用いられる0−ナ
フトキノンジアジド化合物の感光性組成物中に占める割
合は、5〜60重量%か好ましく、特に好ましくは、1
0〜50重量%である。
本発明の(b)共重合体としては、上記一般式(1)で
表わされる構造単位を有する。
上記一般式(1)で表される構造単位を与える七ツマ−
は、下記一般式(3)で表わされ、一般にマクロマーと
呼ばれる化合物の一種である。
一般式(3) %式%) (式中、R,、X、Z及びnは前記一般式(1)のR□
、X、Z及びnと同義。) このマクロマーの合成法は特に限定されないが、次に代
表的な合成法を示す。
マクロマー合成のもっとも一般的な方法はラジ(但し、
nは2〜300の整数を表わす。)カル重合により連鎖
移動剤を用いて末端カルボン酸、アルコール等のプレポ
リマーを合成し、末端基変換により二重結合を導入する
方法である。特に、アクリル系モノマーとメルカプタン
系連鎖移動剤の組合せによりマクロマーは容易に合成さ
れる。
上記の合成法により末端に重合基を導入する方法を停止
法、またはエンドキャップ法などと呼ぶ。
また逆に、開始剤にカルボキシル基を有するものを用い
ることにより末端重合基を導入する方法もあり、このよ
うな方法を通常開始法という。
以上の合成法以外にもリビング重合などによりマクロマ
ーを合成する方法なともある。これらマクロマーの合成
法は、例えば、米国特許第3.842050号;同3,
842,057号; P、F、Rempp、 E、Fr
anta。
Advances in Polymer 5cien
ce、 58.1 (1984) ; JPolyme
r Letters Edition、 19.629
 (1981) ;Polymer、 J、、 14.
255 (1982) ;高分子加工34゜439 (
1985) ;高分子31.988 (1982)など
に記載されている。
なお、一般式(1)中の、Xは、通常、上記合成法で示
した末端重合基導入時に、末端重合基とプレポリマーと
の間に不可避的に導入されてくる原子又は分子を示して
おり、硫黄原子を含むことが多い。
また、R工は水素原子又はメチル基を示し、Zは側鎖の
炭素数か2以上の置換基を有していてもよいアルキル基
であるアルキル(メタ)アクリレトを少なくとも1個含
み、数平均分子量か100以上の重合体成分である。該
アルキル(メタ)アクリレートを誘導し得るモノマーは
通常次の一般式(4) 一般式(4) CH,=C C0OR? (式中、R6は水素原子又はメチル基、R7は置換基を
有していてもよい炭素数2以上のアルキル基を示す。) で表わされる(メタ)アクリル酸エステル類(本明細書
中、アクリル系とメタクリル系の同化合物を総称して(
メタ)アクリルと表示する。)であり、例えば、エチル
(メタ)アクリレート、n −プロピル(メタ)アクリ
レート、1−プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチ
ル(メタ)アクリレート、i−ブチル(メタ)アクリレ
ート、t−ブチル(メタ)アクリレート、S−ブチル(
メタ)アクリレート、n−ペンチル(メタ)アクリレー
ト、i−ペンチル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル
(メタ)アクリレート、i−ヘキシル(メタ)アクリレ
ート、ヘプチル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ
)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、デシル
(メタ)アクリレート、ウンデシル(メタ)アクリレー
ト、ドデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ
)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート
、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、4−ヒ
ドロキシブチル(メタ)アクリレート、グルシジルメタ
クリレート、N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリ
レート等が挙げられる。好ましくはエチル(メタ)アク
リレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、1−プ
ロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アク
リレート、i−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチ
ル(メタ)アクリレート、S−ブチル(メタ)アクリレ
ート、n−ペンチル(メタ)アクリレート、i−ペンチ
ル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリ
レート、i−ヘキシル(メタ)アクリレート、ヘプチル
(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート
、ノニル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリ
レート、ウンデシル(メタ)アクリレート、ドデシル(
メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート
である。更に好ましくはエチル(メタ)アクリレート、
ブチル(メタ)アクリレートである。
これら側鎖の炭素数か2以上の置換基を有していてもよ
いアルキル基であるアルキル(メタ)アクリレートから
の誘導単位はZ中に実質量(例えば40モル%)以上含
まれていることか好ましいか、他の構成単位をZ中に含
んでもよい。この場合、他の構成単位は、上記モノマー
と重合可能なモノマーであればよく、例えば、 (1) 水酸基を有するモノマー類二N−メチロル(メ
タ)アクリルアミド、N−ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリルアミド、N−(ヒドロキンフェニル)−(メタ)
アクリルアミド、N−(ヒドロキシ−ブチル)−(メタ
)アクリルアミド等の(メタ)アクリルアミドモノマー
類、o−lm−又はp−ヒドロキシスチレンモノマー類
等(2)   (1)以外の(メタ)アクリル酸系エス
テル又はアミドモノマー類:α−エチルアクリル酸メチ
ル、α−エチルアクリル酸エチル、(メタ)アクリルア
ミド等 (3) 側鎖にシアノ基を有するモノマー類:2−ペン
テニルトリル、2−メチル−3−ブテンニトリル、2−
シアノエチルアクリレート、〇−m−又はp−シアノス
チレン等 (4) 側鎖にカルボン酸を有するモノマー類:(メタ
)アクリル酸、イタコン酸及びその無水物、マレイン酸
及びその無水物、クロトン酸等(5)  ビニルエーテ
ル類°プロピルビニルエテル、ブチルビニルエーテル、
オクチルビニルエチル、フェニルビニルエーテル等 (6) スチレン類:α−メチルスチレン、メチルスチ
レン、クロロメチルスチレン、スチレン等(7)  ビ
ニルケトン類:メチルビニルケトン、エチルビニルケト
ン、プロピルビニルケトン等(8)   (1)〜(7
)以外のモノマー類:エチレン、プロピレン、インブチ
レン、ブタジェン、塩化ビニル等のオレフィン類、N−
ビニルピロリドン、N−ビニルカルバゾール、4−ビニ
ルピリジン等が挙げられるが、その他これらモノマー類
と重合をおこしうるモノマーであればよい。
これらの一般式(1)のZで示される重合体の重合度は
数平均分子量で100以上であり、好ましくは20,0
00以下であるが、特に好ましくは、500〜15.0
00である。
上記一般式(1)で示される単位の共重合体中に含有さ
れる割合は、01重量%から80重量%が好ましく、特
には、0.5重量%から70重量%が好ましい。
本発明の共重合体を構成する他の構造単位は前記一般式
(2)で表される。
式中、R2およびR8はそれぞれ水素原子、メチル基や
エチル基等のアルキル基、またはカルボン酸基が好まし
く、より好ましくは水素原子である。
R4は水素原子、臭素や塩素等のハロゲン原子、または
メチル基やエチル基等のアルキル基が好ましく、より好
ましくは水素原子またはメチル基である。R6は水素原
子、メチル基、エチル基等のアルキル基、フェニル基ま
たは、ベンジル基等のアラルキル基である。R,、R,
は水素原子、アルキル基、アリール基又はアラルキル基
である。Tは、置換基を有してもよいフェニレン基また
はナフチレン基であり、置換基としてはメチル基やエチ
ル基等のアルキル等、臭素や塩素等のハロゲン原子、カ
ルボン酸基、メトキシ基やエトキシ基等のアルコキシ基
、水酸基、スルホン酸基、シアノ基、ニトロ基、アシル
基等がある。より好ましくはTは無置換か、またはメチ
ル基を有するフェニレン基、またはナフチレン基である
。Lは窒素原子と芳香族炭素とを連結する2価の有機基
であるが、アルキレン基か好ましく、またmはO〜5で
あり、好ましくは0〜3、より好ましくはOである。
一般式(2)で表わされる構造単位を与えるモノマーは
具体的には、例えば、特開平2−866号公報に記載の
化合物が挙げられる。
このような化合物としては、例えばN−(o−アミノス
ルホニルフェニル)メタクリルアミド、N −(m−ア
ミノスルホニルフェニル)メタクリルアミド、N−(p
−アミノスルホニルフエニノリメタクリルアミド、N−
(o−メチルアミノスルホニルフェニル)メタクリルア
ミド、N −(m −メチルアミノスルホニルフェニル
)メタクリルアミド、N−(p−メチルアミノスルホニ
ルフェニル)メタクリルアミド、N−(o−エチルアミ
ノスルホニルフェニル)メタクリルアミド、N−(m−
エチルアミノスルホニルフェニル)メタクリルアミド、
N−(p−エチルアミノスルホニルフェニル)メタクリ
ルアミド、N−(o−n−フロビルアミノスルホニルフ
ェニル)メタクリルアミド、N−(m−n−プロピルア
ミノスルホニルフェニル)メタクリルアミド、N−(p
−n−フロビルアミノスルホニルフェニル)メタクリル
アミド、N−(o−i−プロピルアミノスルホニルフェ
ニル)メタクリルアミド、N−(m−i−フロビルアミ
ノスルホニルフェニル)メタクリルアミド、N−(p−
i−プロピルアミノスルホニルフェニル)メタクリルア
ミド、N−(o−n−ブチルアミノスルホニルフェニル
)メタクリルアミド、N−(m−n−ブチルアミノスル
ホニルフェニル)メタクリルアミド、N−(p−n−ブ
チルアミノスルホニルフェニル)メタクリルアミド、N
−(o−i−ブチルアミノスルホニルフェニル)メタク
リルアミド、N −(m −i−ブチルアミノスルホニ
ルフェニル)メタクリルアミド、N−(p−i−ブチル
アミノスルホニルフェニル)メタクリルアミド、N−(
o−sec−ブチルアミノスルホニルフェニル)メタク
リルアミド、N(m −5ee−ブチルアミノスルホニ
ルフェニル)メタクリルアミド、N−(p−sec−ブ
チルアミノスルホニルフェニル)メタクリルアミド、N
−(0−t−ブチルアミノスルホニルフェニル〕メタク
リルアミド、N−(m−t−ブチルアミノスルホニルフ
ェニル)メタクリルアミド、N−(p−t−ブチルアミ
ノスルホニルフェニル)メタクリルアミド、N  (o
−フェニルアミノスルホニルフェニル)メタクリルアミ
ド、N−(m−フェニルアミノスルホニルフェニル)メ
タクリルアミド、N−(p−フェニルアミノスルホニル
フェニル)メタクリルアミド、N−(o−(α−ナフチ
ルアミノスルホニル)フェニル)メタクリルアミド、N
 −(m −(α−ナフチル゛、“ミノスルホニノリフ
ェニル)メタクリルアミド、N−(p−(α−ナフチル
アミノスルホニル)フェニル)メタクリルアミド、N−
(o−(β−ナフチルアミノスルホニル)フェニル)メ
タクリルアミド、N −(m−(β−ナフチルアミノス
ルホニル)フェニル)メタクリルアミド、N−(p−(
β−ナフチルアミノスルホニル)フェニル)メタクリル
アミド、N−(1−(3−アミノスルホニル)ナフチル
)メタクリルアミド、N−(1−(3−メチルアミノス
ルホニル)ナフチル)メタクリルアミド、N−(1−(
3−エチルアミノスルホニル)ナフチル)メタクリルア
ミド、N−(p−ジメチルアミノスルホニルフェニル)
メタクリルアミド、N−(p−ジエチルアミノスルホニ
ルフェニル)メタクリルアミド、上記と同様の置換基を
有するアクリルアミド類、また0−アミノスルホニルフ
ェニルメタクリレート、m−アミノスルホニルフェニル
メタクリレート、p−アミノスルホニルフェニルメタク
リレート、0−メチルアミノスルホニルフェニルメタク
リレート、m−メチルアミノスルホニルフェニルメタク
リレート、p−メチルアミノスルホニルフェニルメタク
リレート、0−エチルアミノスルホニルフェニルメタク
リレート、m−エチルアミノスルホニルフェニルメタク
リレート、p−エチルアミノスルホニルフェニルメタク
リレ−)−1o−n−プロピルアミノスルホニルフェニ
ルメタクリレート、m−n−プロピルアミノスルホニル
フェニルメタクリレート、p−n−フロビルアミノスル
ホニルフェニルメタクリレート、o−i−プロピルアミ
ノスルホニルフェニルメタクリレート、m−1−プロピ
ルアミノスルホニルフェニルメタクリレート、o−n−
ブチルアミノスルホニルフェニルメタクリレート、m−
n−ブチルアミノスルホニルフェニルメタクリレート、
p−n−ブチルアミノスルホニルフェニルメタクリレー
ト、m−1−ブチルアミノスルホニルフェニルメタクリ
レート、p−i−ブチルアミノスルホニルフェニルメタ
クリレート、m−5ec−ブチルアミノスルホニルフェ
ニルメタクリレート、p−5ec−ブチルアミノスルホ
ニルフェニルメタクリレート、m−t−ブチルアミノス
ルホニルフェニルメタクリレート、p−t−ブチルアミ
ノスルホニルフェニルメタクリレート、0−フェニルア
ミノスルホニルフェニルメタクリレート、m−フェニル
アミノスルホニルフェニルメタクリレート、p−フェニ
ルアミノスルホニルフェニルメタクリレート、m  (
α−ナフチルアミノスルホニルフェニル)メタクリレー
ト、p −(α−ナフチルアミノスルホニルフェニル)
メタクリレート、m−(β−ナフチルアミノスルホニル
)フェニルメタクリレート、p −(β−ナフチルアミ
ノスルホニル)フェニルメタクリレート、1−(3−ア
ミノスルホニル)ナフチルメタクリレート、1− (3
−メチルアミノスルホニル)ナフチルメタクリレート、
1− (3−エチルアミノスルホニル)ナフチルメタク
リレート等のメタクリル酸エステル類、上記と同様の置
換基を有するアクリル酸エステル類などが挙げられる。
上記一般式(2)で表される構造単位の共重合体中に含
有される割合は、少くとも5wt%、好ましくは、5〜
70wt%である。
本発明の共重合体は、更に他の共重合単体を含んでいて
もよい。かかる単量体単位としては、例えばエチレン、
プロピレン、イソブチレン、ブタジェン、イソプレン等
のエチレン系不飽和オレフィン類、例えば、スチレン、
α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−クロロ
スチレン等のスチレン類、例えば、アクリル酸、メタク
リル酸等のアクリル酸類、例えば、イタコン酸、マレイ
ン酸、無水マレイン酸等の不飽和脂肪族ジカルボン酸類
、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリ
ル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)
アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸ドデシル、
(メタ)アクリル酸2−クロロエチル、(メタ)アクリ
ル酸フェニル、α−クロロ(メタ)アクリル酸メチル、
エタクリル酸エチル等のα−メチレン脂肪族モノカルボ
ン酸のエステル類、例えば、(メタ)アクリロニトリル
等のニトリル類、例えば、(メタ)アクリルアミド等の
アミド類、例えば、(メタ)アクリルアニリド、p−ク
ロロ(メタ)アクリルアニリド、mニトロ(メタ)アク
リルアニリド、m−メトキシ(メタ)アクリルアニリド
等のアニリド類、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、ベンジェ酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル
類、例えば、メチルビニルエーテル、エチルビニルエー
テル、イソブチルビニルエーテル、β−クロロエチルビ
ニルエーテル等のビニルエーテル類、塩化ビニル、ビニ
リデンクロライド、ビニリデンシアナイド、例えば、1
−メチル−1′−メトキシエチレン、1.1′−ジメト
キシエチレン、1,2−ジメトキシエチレン、11′ 
−ジメトキシカルボニルエチレン、1−メチル−1′−
二トロエチレン等のエチレン誘導体類、例えば、N−ビ
ニルピロール、N−ビニルカルバゾール、N−ビニルイ
ンドール、N−ビニルピロールン、N−ビニルピロリド
ン等のN−ビニル化合物、等のビニル系単量体がある。
これらのビニル系単量体は不飽和二重結合が開裂した構
造で共重合体中に存在する。
上記の単量体のうち、(メタ)アクリル酸類、脂肪族モ
ノカルボン酸のエステル類、ニトリル類が総合的にみて
優れた性能を示し、好ましい。より好ましくは、メタク
リル酸、メタクリル酸メチル、アクリロニトリル、アク
リル酸エチル等である。
これらの単量体は共重合体中にブロック又はランダムの
いずれの状態で結合していてもよい。
本発明の共重合体の分子量としては、一般に公知のゲル
パーミェーションクロマトグラフ法(以下、GPC法と
略す)による標準ポリスチレン比較分子量にして、重量
平均分子jL(以下M、wと略す)が、2X10”から
2X10’が好ましく、更に好ましくは、3 X 10
”から1.5X 10’、特に好ましくは、5X10”
からlXl0’である。
また、本発明の高分子化合物は感光性組成物中50〜9
5wt%、好ましくは、60〜90wt%の範囲で使用
する。
本発明の感光層を形成する感光性組成物中には、公知の
アルカリ可溶性の高分子化合物を含有させることができ
る。アルカリ可溶性の高分子化合物としてノボラック樹
脂、例えば、フェノール・ホルムアルデヒド樹脂、クレ
ゾール・ホルムアルデヒド樹脂やフェノール変性キシレ
ン樹脂、ポリヒドロキシスチレン等があげられるが、こ
のようなアルカリ可溶性の高分子化合物は全組成物の6
0重量%以下の添加量で用いられる。60重量%を超え
ると感光層においてUVインキやプレートクリカー類に
画線がやられ易くなり、UVインキを適用し難くなる。
ポジ型感光性平版印刷版は一般にそのほかに露光可視画
付与剤、及び、色素を含有する。露光可視画付与剤とし
ては、露光により酸を発生する物質、色素としてはこの
酸と塩を形成する化合物を用いるのが一般的である。
本発明のポジ型感光性平版印刷版用感光層組成物中には
、その他に目的に応じて各種の添加剤を加えることがで
きる。例えば塗布性を向上させるために界面活性剤、感
度向上のために各種増感剤、塗膜の物性改良のために可
塑剤等を添加することができる。これらの添加剤の含有
量はその種類と目的によって異なるが、概して感光性組
成物に対して001〜20重量%、好ましくは005〜
10重量%である。
上記感光層組成物は、各種溶媒、例えばメチル(エチル
)セロソルブ、メチル(エチル)セロソルブアセテート
等のセロソルブ類、ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド、ンオキサン、アセトン、シクロヘキサノン
、トリクロロエチレン等の塗布溶媒に溶解して支持体上
に塗布し、乾燥することにより形成される。
本発明の感光性組成物を用いて形成されるポジ型感光性
平版印刷版の感光層は、用途によっても異なるか、−船
釣に固形分として05〜3.0g/mとなるように形成
するのが好ましい。
本発明の感光性組成物を用いて形成されるボン型感光性
平版印刷版の支持体としては、アルミニウム板が好まし
い。アルミニウム板に対しては、砂目立て処理、陽極酸
化処理及び必要に応して封孔処理等の表面処理を施すの
か好ましい。これらの処理は公知の方法により行なうこ
とができる。
砂目立て処理の方法としては、機械的方法及び電解によ
りエツチングする方法か挙げられる。機械的方法として
は、例えば、ボール研磨法、ブラシ研磨法、液体ホーニ
ングによる研磨法、ハフ研磨法等が挙げられる。アルミ
ニウム材の組成等に応じて、上記の方法を単独または組
合わせて用いることができる。好ましいのは電解エツチ
ング法である。
電解エツチングは、リン酸、硫酸、塩酸、硝酸等の無機
酸を1種または2種以上含有する浴中にアルミニウム板
を浸漬することにより行なう。砂目立て処理の後、必要
に応じてアルカリあるいは酸の水溶液によってデスマッ
ト処理を行なって中和し、水洗する。
陽極酸化処理は、電解液として硫酸、クロム酸、シュウ
酸、リン酸、マロン酸等を1種または2種以上含む溶解
を用い、アルミニウム板を陽極にして電解することによ
り行なう。形成された陽極酸化皮膜量は1〜50mg/
dmが適当であり、好ましくは10〜40mg/drr
?である。ここで陽極酸化皮膜量は、例えば、アルミニ
ウム液をリン酸クロム酸溶解(85%リン酸水溶液35
1gと、酸化クロム(Vl)20gとをIZの水に溶解
して生成)に浸漬して酸化皮膜を溶解し、板の皮膜溶解
前後の重量変化を測定することにより求めることができ
る。
封孔処理としては、沸騰水処理、水蒸気処理、ケイ酸ソ
ーダ処理、重クロム酸塩水溶液処理等がある。この他に
アルミニウム支持体に対して、水溶性高分子化合物や、
フッ化ジルコン酸等の金属塩の水溶液により下引処理を
施すこともてきる。
このようにして得られたポジ型感光性平板印刷版は公知
の方法により使用することかできる。典型的には、感光
性印刷版にポジ型フィルムを密着させ、超高圧水銀灯、
メタルハライドランプ等で露光し、メタケイ酸ソーダ、
メタケイ酸カリ、リン酸ソーダ、カセイソーダ等のアル
カリ水溶液により現像し、印刷版とする。
このようにして作製された平版印刷版は枚葉において、
又、オフセット輪転用印刷機において使用することがで
きる。
[実施例] 以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらの実施例により限定されるものではない
マクロマー1の八J゛ 窒素気流下で、アセトンとメタノール同重量の混合溶媒
に、エチルアクリレート(EA)(80モル%)、チオ
グリコール酸(166モル%)、アゾビスイソブチロニ
トリル(0,4モル%)を溶解し、この混合液を攪拌し
ながら、60’Cで3時間反応させ、末端酸プレポリマ
ーを得た。反応終了後、反応液を水中に投じ、末端酸プ
レポリマーを沈殿させ、50℃で一昼夜真空乾燥させた
。さらに、この末端酸プレポリマーをキシレン溶媒中に
溶がし、これにグリシジルメタクリレート(前記チオグ
リコール酸と等モル)、少量のヒドロキノンとN。
N−ジメチルラウリルアミンを加え140 ’Cで1時
間反応させた。この反応終了後、反応液を水中に投じ、
沈殿物を50℃で一昼夜真空乾燥させマクロマー1を得
た。
マクロマー2のAJ エチルアクリレートの代わりに、ブチルアクリレート(
BA)を使用した以外は、マクロマー1と同様にして合
成し、マクロマー2を得た。
マクロマー3のム エチルアクリレートの代わりに、2−エチルへキシルア
クリレート(2EHA)を使用した以外は、マクロマー
1と同様にして合成し、マクロマー3を得た。
マクロマー4のA エチルアクリレートの代わりに、スチレン(40モル%
)及びエチルメタクリレート(HMA)(40モル%)
を使用した以外は、マクロマー1と同様にして合成し、
マクロマー4を得た。
ポリマー1 N−(p−アミノスルホニルフェニル)メタクリルアミ
ド96g1アクリロニトリル(AN) 15.9g。
メタアクリル酸メチル(MMA) 30g、及びマクロ
マー1 10gを常法によりラジカル重合して得られた
分子量(M、w、)2,5万のポリマーポリマー2 N−(p−アミノスルホニルフェニル)メタクリルアミ
ド72g1アクリロニトリル(AN) 15.9g。
メタアクリル酸メチル(M M A ) 40g、及び
マクロマー2 5gを常法によりラジカル重合して得ら
れた分子Jl (M、w、)3,0万のポリマーポリマ
ー3 N−(o−エチルアミノスルホニルフェニル)メタクリ
ルアミド67g1アクリロニトリル(AN)18.6g
、 及びメタアクリル酸メfル(MMA)40g。
マクロマー310gを常法によりラジカル重合して得ら
れた分子量(M、w、)2万のポリマーポリマー4 N−(p−ジメチルアミノスルホニルフェニル)メタク
リルアミド93.8g、アクリロニトリル(AN) 1
5.9g、メタアクリル酸メチル(MMA) 35g。
及びマクロマー4 5gを常法によりラジカル重合して
得られた分子量(M、w、)2,2万のポリマーポリマ
ー5 p−アミノスルホニルフェニルメタクリレート72 、
3g、アクリロニトリル(AN) 21.2g、メタア
クリル酸メチル(MMA) 30g、及びマクロマー1
 5gを常法によりラジカル重合して得られた分子量(
M、w、)2,8万のポリマー 感光性平版印刷版の作製 厚さ0.24mmのアルミニウム板を5%水酸化ナトリ
ウム水溶液中で脱脂処理を行った後、0.3モル硝酸水
溶液中で温度:30℃、電流密度:50A/di、処理
時間二30秒間の条件の電解エツチング処理を行った。
次いで、5%水酸化ナトリウム水溶液でデスマット処理
を施した後、硫酸溶液中で陽極酸化処理を行った。陽極
酸化皮膜量を前述の方法で測定したところ、20mg/
drr?であった。次に、90℃の熱水溶液に浸漬し封
孔処理を行った。
続いて、かかるアルミニウム支持体に下記の組成の感光
性塗布液を回転塗布機を用いて塗布し、100℃で4分
間乾燥し、膜厚24mg/drrfの感光性平版印刷版
を得た。
(感光性組成物塗布液組成1) キノンジアジド化合物(、QD−1)   2.0gポ
リマー1            6.0 gビクトリ
アピュアブルーBOH (保土ケ谷化学■製)         0.08g1
.2−ナフトキノン−2−ジアジド−4−スルホニルク
ロリド         006gメチルセロソルブ 
         100d(感光性組成物塗布液組成
2) キノンジアジド化合物(QD−2)   2.5gポリ
マー2             6gビクトリアピュ
アブルーBOH (採土ケ谷化学■製)         0 、08g
2.4−ビス(トリクロロメチル)−6−(4−メトキ
シナフチル)−S−トリアジン06g メチルセロソルブ          100mp(g
光性組成物塗布液組成3) キノンジアジド化合物(QD−3)   2.0gポリ
マー3             6.O’gビクトリ
アピュアブルーBOH (採土ケ谷化学■製)          0.08g
2−トリクロロメチル−5−(p−メトキシスチリル)
−1,3,4−オキサジアゾール0.06g メチルセロソルブ          100d(感光
性組成物塗布液組成4) キノンジアジド化合物(QD−1)   2.0gポリ
マー4             s、o gノボラッ
ク樹脂           1.0 gビクトリアピ
ュアブルーB OH (採土ケ谷化学■製)         0.08g2
−トリクロロメチル−5−(β−ベンゾフリルビニル)
−1,3,4−オキサシアソール06g メチルセロソルブ          100d(感光
性組成物塗布液組成5) キノンジアジド化合物(QD−3)   2.0gポリ
マー5           50gノボラック樹脂 
          1.0 gビクトリアピュアブル
ーBOH (採土ケ谷化学■製)         o 、 08
g2−トリクロロメチル−5−(p−ブトキシスチリル
)−1,3,4−オキサジアゾール06g メチルセロソルブ          10100lキ
ノンジアンド化合物) QD−1 Qを反応させる前の樹脂の分子量(M、w、)=900
)QD−2 (Q’を反応させる前の樹脂の分子量(M、w、)=1
.400) QD−3 UI (ノボラック樹脂) m−クレゾールとp−クレゾールとホルムアルデヒドと
の共重縮合樹脂、m−クレゾール及びp−クレゾールの
モル比が6:4、分子Jt(M、W、)=6.000、
Mw/ Mn= 5.0 (比較試料1) 実施例のポリマー1のN−(p−アミノスルホニルフェ
ニル)メタアクリルアミドを2−ヒドロキシエチルメタ
アクリレートに代え、マクロマー1を使用しない以外は
ポリマー1と同様にして比較ポリマー1を合成した。
この比較ポリマー1をポリマー1の代わりに用いる以外
は感光性組成物塗布液組成1と同様の塗布液を用いて、
実施例と同じように比較用感光性平版印刷版1を作製し
た。使用した比較ポリマー1の分子量(M、w、)は2
.5万であった。
(比較試料2) ポリマー2においてマクロマー2を使用しない以外はポ
リマー2と同様の合成を行なって比較ポリマー2をつく
り、これをポリマー2の代わりに用いる以外は感光性組
成物妨布液組成2と同様の組成の塗布液を用いて比較用
感光性平版印刷版2を作製した。たたし、使用した比較
ポリマー2の分子量(M、w、)は25万であった。
かくして得られた本発明及び比較の感光性平版印刷版試
料上に感度測定用ステップタブレット(イーストマン・
コダック社製No、 2、濃度差015ずつで21段階
のグレースケール)及びポジ原稿フィルムを密着して2
KWメタルハライドランプ(告時電気■社製)アイドル
フィン2000)を光源として8.0mW/crr?の
条件で70秒間露光し、次にこれらの試料をポジ型PS
版用現像液“5DR−1”(コニカ■製)を水で6倍希
釈した現像液を用いて、27°Cで20秒間現像処理を
行ったところ、非画像部が完全に除去された平版印刷版
を得た。
そこで、これらの版の画線部分の接触角を調べた。又、
これらの版の全面にガム引きを行ない60°Cで10分
ガムを乾燥させた後、印刷を行ない、印刷開始から画像
部に均一にインキが着肉するまでの枚数(ガム除去性)
と、良好な印刷物が得られる枚数(耐刷力)を一般油性
インキとUVインキについて調べ、その結果を第1表に
示した。
下記にテスト条件を示す。
1 接触角の測定: 協和接触角計CA−D型(協和科学側型)を用い25℃
における水に対する接触角を測定。
2 ガム除去性ニ ブレートガム液5GU−3(コニカ■製)を2倍に希釈
しスポンジで塗布し、60°Cて10分間乾燥し、下記
耐刷力(一般インキ)と同し条件で印刷して調べた。
3 耐刷力; ハイデルGTO印刷機を用い、6000枚/時で上質紙
に印刷した。使用したインキは、一般インキは、マーク
ファイブ紅インキ(東洋インキ■製)、UVインキは、
東洋フラッシュドライ−0L=紅AP(東洋インキ社製
)であった。
UVインキによる印刷においては、東洋フラッシュドラ
イブレートクリーナー(東洋インキ社製)を用いて、1
回1500枚の割合で版面を拭くという操作を行った。
4 ボールペン適性: トンボ描画様用パイロット製ボールペンで未露光部に描
画を行ない、その後、標準現像液にて25℃、40秒間
現像処理し、描画部のやられ(侵食度)を判定した。結
果を第1表に示す。尚、表中のボールペン適性は次の通
りである。
○:画像部の侵食がほとんど認められない△:画像部の
侵食が認められる ×:画像部の侵食が著しく認められる 以下系臼〜ニ 第1表 第1表から本発明の感光性組成物から作成された感光性
平版印刷版は比較試料に比べて、接触角、耐刷力、耐薬
品性が大きく、インク着肉性が良くまた、ボールペン適
性にも優れていた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)o−ナフトキノンジアジド化合物、 (b)下記一般式(1)で示される構造単位と下記一般
    式(2)で示される構造単位、を構成成分とする共重合
    体を含有することを特徴とする感光性組成物。 一般式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1は水素原子又はメチル基を表し、Zは側
    鎖の炭素数が2以上の置換基を有していてもよいアルキ
    ル基であるアルキル(メタ)アクリレートを含み、且つ
    数平均分子量が100以上の重合体成分を表し、Xはn
    が1のときは酸素原子とZとを連結する2価の基を表し
    、nは0又は1の整数を表す。) 一般式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_2及びR_3はそれぞれ水素原子、アルキ
    ル基又はカルボン酸基を表し、R_4は水素原子、ハロ
    ゲン原子又はアルキル基を表し、R_5は水素原子、ア
    ルキル基、フェニル基又はアラルキル基を表し、R_6
    及びR_7は、それぞれ水素原子、アルキル基、アリー
    ル基又はアラルキル基を表し、Lは窒素原子と芳香族環
    炭素原子とを連結する2価の有機基を表し、mは0〜5
    の整数を表し、Tは置換基を有してもよいフェニレン基
    または置換基を有してもよいナフチレン基を表す。)
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008099727A1 (ja) * 2007-02-15 2008-08-21 Kuraray.Co., Ltd. α-置換アクリル酸エステル誘導体及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008099727A1 (ja) * 2007-02-15 2008-08-21 Kuraray.Co., Ltd. α-置換アクリル酸エステル誘導体及びその製造方法

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