JPH04110887U - 弯曲窓枠用型材 - Google Patents

弯曲窓枠用型材

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JPH04110887U
JPH04110887U JP8803191U JP8803191U JPH04110887U JP H04110887 U JPH04110887 U JP H04110887U JP 8803191 U JP8803191 U JP 8803191U JP 8803191 U JP8803191 U JP 8803191U JP H04110887 U JPH04110887 U JP H04110887U
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JP
Japan
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piece
pieces
hollow
curved
hollow part
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Application number
JP8803191U
Other languages
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Inventor
明 藤田
Original Assignee
株式会社マルハチ
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 上片部6aと、これに対向する直線状の下片
部6bと、上片部及び下片部のそれぞれの両端部を結ぶ
両側片部6c,6dとからなる中空型材6であって両側
片部のうち一方側の側片部6cが内周側となり、他方側
の側片部6dが外周側となるよう弯曲してなる弯曲窓枠
用型材において、中空部7の上下片部中央部間に中間片
部8を一体形成して中空部7を内周側中空部7aと外周
側中空部7bに区画形成してなる。 【効果】 中空型材の弯曲加工に伴う座屈及び膨出等の
悪現象を完全に払拭することがてき、また圧縮及び引張
応力が格段に小さくなるのでそれだけ肉薄の中空型材を
用いることがてき材料費を軽減することができる利点が
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、図6に示すように弯曲した窓枠1に用いられる中空型材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種窓枠としては、図3に示すように上片部2a、これに対向する直 線状の下片部2b、上下両片部を結ぶ内周側の側片部2c及び外周側の側片部2 dが用いられる。
【0003】 この中空型材2を所要の曲率、例えば半径500ミリメートルの曲率に弯曲す るために、図5に示すようなアングルベンダー3にかけられる。このアングルベ ンダー3は1個の上ロール3aと2個の下ロール3b,3cからなり、上下両ロ ール間に中空型材2をその内周側の側片部2bが上ロール3aに、また外周側の 側片部2dが下ロール3b,3cにそれぞれ接するよう挟み込み、上ロール3a を徐々に下降させることによって所要の曲率に弯曲するものであるが、この場合 、当然に内周側の側片部2cには圧縮応力が、また外周側の側片部2dには引張 応力が負荷することになる。この応力分布を図4で説明すると、変形の中立軸n は当然に両側片部2c,2d間の中央部に沿うことになり、圧縮応力α1 と引張 応力α2 は同等の大きさであり、これがために弯曲時の両側片部2c,2dの機 械的強さが上記応力α1 ,α2 に負けることによって図3に仮想線で示すように 両側片部2c,2dが中空部4側に座屈現象を生ぜしめる等の問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述のように中空型材の各片部が弯曲加工時に座屈したり膨出する現象を生じ るのは、各片部に負荷する弯曲時の圧縮及び引張応力が大きいからであり、した がって本考案は弯曲加工時の各片部への応力の小さい構成の弯曲窓枠用中空型材 を提供することうを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本考案は、図1に示すように、上片部6aと、 これに対向する直線状の下片部6bと、上片部及び下片部のそれぞれの両端部を 結ぶ両側片部6c,6dとからなる中空型材6であって両側片部のうち一方側の 側片部6cが内周側となり、他方側の側片部6dが外周側となるよう弯曲してな る弯曲窓枠用型材において、中空部7の上下片部中央部間に中間片部8を一体形 成して中空部7を内周側中空部7aと外周側中空部7bに区画形成してなる構成 を採用するものである。
【0006】
【作用】
図2は、本考案の応力分布図を示すものであるが、一方の側片部6cと他方の 側片部6dとの間に中間片部8を設けることによって両側片部6c,6dにそれ ぞれ変形中立軸m1 ,m2 を挟んで負荷する圧縮及び引張応力β1 ,β2 は図4 との比較において明らかなように従来構造のものに比べて半分以下に小さくなり 、また中間片部8には引張及び圧縮応力β3 ,β4 が均一で互に打ち消し合う作 用を有する。したがって両側片部6c,6dの機械的強さが従来構造と同一であ っても、弯曲加工時にこれらに負荷する圧縮および引張応力β1 ,β2 が充分に 小さいため座屈現象を生起することがなく、また上片部6aは中間片部8に補強 されるため膨出現象を生起することがない。
【0007】
【実施例】
図1に示すように横幅L1が60ミリメートル、縦幅L2が40ミリメートル 、肉厚Wが3ミリメートルのアルミニウム製押出中空型材6を曲率が半径500 ミリメートルでアングルベンダーによって弯曲加工するも、いずれの各片部6a 〜6dも座屈及び膨出現象を生起することなく外観が整正状態の弯曲窓枠用型材 を製造することができた。
【0008】 なお上記のように左右両側片部6c,6dのうち外側の側片部6dは引張応力 が、また内側の側片部6cは圧縮応力がそれぞれ作用し、これによって両側片部 6c,6dに凹みやしわが発生しようとするが、この場合に両側片部6c,6d のそれぞれ上下両端部に断面が半円状の凹溝9a,9b,10c,10dを長手 方向全域に形成して両側片部6c,6dの上下両端部を肉薄に形成することによ って、曲げ加工時に外側の側片部6dの両端部の肉薄部はごくわずかに伸びを生 じ、内側の側片部6cの両端部の肉薄部はごくわずかに収縮し、これによって両 側片部6c,6dに加わる応力が逃げて軽減され、凹みやしわがほとんど発生す ることがない。
【0009】
【考案の効果】
本考案によれば、中空型材の弯曲加工に伴う座屈及び膨出等の悪現象を完全に 払拭することがてき、また圧縮及び引張応力が格段に小さくなるのでそれだけ肉 薄の中空型材を用いることがてき材料費を軽減することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す正面斜視図である。
【図2】 同断面における応力分布図である。
【図3】 従来例の縦断面図である。
【図4】 同断面における応力分布図である。
【図5】 弯曲加工状態を示す図である。
【図6】 本考案の利用分野を示す斜視図である。
【符号の説明】
6 中空型材 6a 上片部 6b 下片部 6c 側片部 6d 側片部 7 中空部 7a 内周側中空部 7b 外周側中空部 8 中間片部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上片部と、これに対向する直線状の下片
    部と、上片部及び下片部のそれぞれの両端部を結ぶ両側
    片部とからなる中空型材であって両側片部のうち一方側
    の側片部が内周側となり、他方側の側片部が外周側とな
    るよう弯曲してなる弯曲窓枠用型材において、中空部の
    上下片部中央部間に中間片部を一体形成して中空部を内
    周側中空部と外周側中空部に区画形成してなる弯曲窓枠
    用型材。
JP8803191U 1991-09-30 1991-09-30 弯曲窓枠用型材 Pending JPH04110887U (ja)

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Legal Events

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020123