JPH0411073Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0411073Y2 JPH0411073Y2 JP1986033639U JP3363986U JPH0411073Y2 JP H0411073 Y2 JPH0411073 Y2 JP H0411073Y2 JP 1986033639 U JP1986033639 U JP 1986033639U JP 3363986 U JP3363986 U JP 3363986U JP H0411073 Y2 JPH0411073 Y2 JP H0411073Y2
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- hollow
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- Expired
Links
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
(考案の利用分野)
本考案は、第6図に示すように弯曲したベラン
ダや階段などの手摺1に用いられる中空型材に関
する。
ダや階段などの手摺1に用いられる中空型材に関
する。
(従来技術)
従来のこの種手摺としては、第3図aに示すよ
うに扁平略U字状の上片部2a、これに対向する
直線状の下片部2b、上下両片部を結ぶ内周側の
側片部2c及び外周側の側片部2dからなる中空
型材2が用いられている。
うに扁平略U字状の上片部2a、これに対向する
直線状の下片部2b、上下両片部を結ぶ内周側の
側片部2c及び外周側の側片部2dからなる中空
型材2が用いられている。
この中空型材2を所要の曲率、例えば半径500
mmの曲率に弯曲するために、第5図に示すような
アングルベンダー3にかけられる、このアングル
ベンダー3は1個の上ロール3aと2個の下ロー
ル3b,3cからなり、上下両ロール間に中空型
材2をその内周側の側片部2cが上ロール3a
に、また外周側の側片部2dが下ロール3b,3
cにそれぞれ接するよう挟み込み、上ロール3a
を徐々に下降させることによつて所要の曲率に弯
曲するものであるが、この場合、当然に内周側の
側片部2cには圧縮応力が、また外周側の側片部
2dには引張応力が負荷することになる。この応
力分布を第4図で説明すると、変形の中立軸nは
当然に両側片部2c,2d間の中央部に沿うこと
になり、圧縮応力α1と引張応力α2は同等の大きさ
であり、これがために弯曲時の両側片部2c,2
dの機械的強さが上記応力α1,α2に負けることに
よつて第3図aに仮想線で示すように両側片部2
c,2dが中空部4側に座屈現象を生ぜしめる等
の問題があつた。
mmの曲率に弯曲するために、第5図に示すような
アングルベンダー3にかけられる、このアングル
ベンダー3は1個の上ロール3aと2個の下ロー
ル3b,3cからなり、上下両ロール間に中空型
材2をその内周側の側片部2cが上ロール3a
に、また外周側の側片部2dが下ロール3b,3
cにそれぞれ接するよう挟み込み、上ロール3a
を徐々に下降させることによつて所要の曲率に弯
曲するものであるが、この場合、当然に内周側の
側片部2cには圧縮応力が、また外周側の側片部
2dには引張応力が負荷することになる。この応
力分布を第4図で説明すると、変形の中立軸nは
当然に両側片部2c,2d間の中央部に沿うこと
になり、圧縮応力α1と引張応力α2は同等の大きさ
であり、これがために弯曲時の両側片部2c,2
dの機械的強さが上記応力α1,α2に負けることに
よつて第3図aに仮想線で示すように両側片部2
c,2dが中空部4側に座屈現象を生ぜしめる等
の問題があつた。
これを防止するためには第3図bに示すように
両側片部2c,2d間に弯曲面に沿う補強リブ5
を連結した中空型材2Aが用いられるが、この場
合には両側片部2c,2dの機械的強さが補強さ
れるため、上記圧縮及び引張応力が、弯曲した上
片部2a側に波及し、該上片部2aを仮想線で示
すように外部側に膨出せしめる難点があつた。
両側片部2c,2d間に弯曲面に沿う補強リブ5
を連結した中空型材2Aが用いられるが、この場
合には両側片部2c,2dの機械的強さが補強さ
れるため、上記圧縮及び引張応力が、弯曲した上
片部2a側に波及し、該上片部2aを仮想線で示
すように外部側に膨出せしめる難点があつた。
(考案が解決しようとする問題点)
上述のように中空型材の各片部が弯曲加工時に座
屈したり膨出する現象を生じるのは、各片部に負
荷する弯曲時の圧縮及び引張応力が大きいからで
あり、したがつて本考案は弯曲加工時の各片部へ
の応力の小さい構成の弯曲手摺中空型材を提供す
ることを目的とする。
屈したり膨出する現象を生じるのは、各片部に負
荷する弯曲時の圧縮及び引張応力が大きいからで
あり、したがつて本考案は弯曲加工時の各片部へ
の応力の小さい構成の弯曲手摺中空型材を提供す
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
上記問題点を解決するために、本考案は、第1
図に示すように、略逆U字状に扁平に弯曲した上
片部6aと、これに対向する直線状の下片部6b
と、上片部及び下片部のそれぞれの両端部を結び
両側片部6c,6dとからなる中空型材6であつ
て両側片部のうち一方側の側片部6cが内周側と
なり、他方側の側片部6dが外周側となるよう弯
曲してなる弯曲手摺用型材において、中空部7の
上下片部中央部間に弯曲面に対し直交する中間片
部8を一体形成して中空部7を内周側中空部7a
と外周側中空部7bに区画形成してなる構成を採
用するものである。
図に示すように、略逆U字状に扁平に弯曲した上
片部6aと、これに対向する直線状の下片部6b
と、上片部及び下片部のそれぞれの両端部を結び
両側片部6c,6dとからなる中空型材6であつ
て両側片部のうち一方側の側片部6cが内周側と
なり、他方側の側片部6dが外周側となるよう弯
曲してなる弯曲手摺用型材において、中空部7の
上下片部中央部間に弯曲面に対し直交する中間片
部8を一体形成して中空部7を内周側中空部7a
と外周側中空部7bに区画形成してなる構成を採
用するものである。
(作用)
第2図は、本考案の応力分布図を示すものであ
るが、一方の側片部6cと他方の側片部6dとの
間に弯曲面に対し直交する中間片部8を設けるこ
とによつて両側片部6c,6dにそれぞ変形中立
軸m1,m2を挟んで負荷する圧縮及び引張応力β1,
β2は第4図との比較において明らかなように従来
構造のものに比べて半分以下に小さくなり、また
中間片部8には引張及び圧縮応力β3,β4が均一で
互に打ち消し合う作用を有する。したがつて両側
片部6c,6dの機械的強さが従来構造と同一で
あつても、弯曲加工時にこれらに負荷する圧縮及
び引張応力β1,β2が充分に小さいため座屈現象を
生起することがなく、また上片部6aは中間片部
8に補強されるため膨出現象を生起することがな
い。
るが、一方の側片部6cと他方の側片部6dとの
間に弯曲面に対し直交する中間片部8を設けるこ
とによつて両側片部6c,6dにそれぞ変形中立
軸m1,m2を挟んで負荷する圧縮及び引張応力β1,
β2は第4図との比較において明らかなように従来
構造のものに比べて半分以下に小さくなり、また
中間片部8には引張及び圧縮応力β3,β4が均一で
互に打ち消し合う作用を有する。したがつて両側
片部6c,6dの機械的強さが従来構造と同一で
あつても、弯曲加工時にこれらに負荷する圧縮及
び引張応力β1,β2が充分に小さいため座屈現象を
生起することがなく、また上片部6aは中間片部
8に補強されるため膨出現象を生起することがな
い。
(実施例)
第1図に示すように横幅1が60mm、縦幅2が
40mm、肉厚Wが3mm、上片部6aから両側片部6
c,6dにかけての弯曲部6a1,6a2の曲率が半
径100mmのアルミニウム製押出中空型材6を曲率
が半径500mmでアングルベンダーによつて弯曲加
工するも、いずれの各片部6a〜6dも座屈及び
膨出現象を生起することなく外観が整正状態の弯
曲手摺用型材を製造することができた。
40mm、肉厚Wが3mm、上片部6aから両側片部6
c,6dにかけての弯曲部6a1,6a2の曲率が半
径100mmのアルミニウム製押出中空型材6を曲率
が半径500mmでアングルベンダーによつて弯曲加
工するも、いずれの各片部6a〜6dも座屈及び
膨出現象を生起することなく外観が整正状態の弯
曲手摺用型材を製造することができた。
(効果)
以上のように本考案によれば、中空型材の弯曲
加工に伴う座屈及び膨出等の悪現象を完全に払拭
することができ、また圧縮及び引張応力が格段に
小さくなるのでそれだけ肉薄の中空型材を用いる
ことができ材料費を軽減することができる利点が
ある。
加工に伴う座屈及び膨出等の悪現象を完全に払拭
することができ、また圧縮及び引張応力が格段に
小さくなるのでそれだけ肉薄の中空型材を用いる
ことができ材料費を軽減することができる利点が
ある。
第1図は本考案の一実施例を示す正面斜視図、
第2図は同断面における応力分布図、第3図a及
び第3図bは従来例の縦断面図、第4図は同断面
における応力分布図、第5図は弯曲加工状態を示
す図、第6図は本考案の利用分野を示す斜視図で
ある。 6……中空型材、6a……上片部、6b……下
片部、6c,6d……側片部、7……中空部、7
a……内周側中空部、7b……外周側中空部、8
……中間片部。
第2図は同断面における応力分布図、第3図a及
び第3図bは従来例の縦断面図、第4図は同断面
における応力分布図、第5図は弯曲加工状態を示
す図、第6図は本考案の利用分野を示す斜視図で
ある。 6……中空型材、6a……上片部、6b……下
片部、6c,6d……側片部、7……中空部、7
a……内周側中空部、7b……外周側中空部、8
……中間片部。
Claims (1)
- 略逆U字状に扁平に弯曲した上片部と、これに
対向する直線状の下片部と、上片部及び下片部の
それぞれの両端部を結ぶ両側片部とからなる中空
型材であつて両側片部のうち一方側の側片部が内
周側となり、他方側の側片部が外周側となるよう
弯曲してなる弯曲手摺用型材において、中空部の
上下片部中央部間に弯曲面に対し直交する中間片
部を一体形成して中空部を内周側中空部と外周側
中空部に区画形成してなる弯曲手摺用型材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986033639U JPH0411073Y2 (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986033639U JPH0411073Y2 (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62144333U JPS62144333U (ja) | 1987-09-11 |
JPH0411073Y2 true JPH0411073Y2 (ja) | 1992-03-18 |
Family
ID=30841432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986033639U Expired JPH0411073Y2 (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0411073Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10710962B2 (en) | 2010-05-21 | 2020-07-14 | Siemens Healthcare Diagnostics Inc. | Zwitterionic reagents |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5065207U (ja) * | 1973-10-17 | 1975-06-12 | ||
JPS609315Y2 (ja) * | 1981-04-17 | 1985-04-03 | 株式会社川口技研 | 階段等の手摺棒 |
JPS5860721U (ja) * | 1982-03-25 | 1983-04-23 | 山崎 慶市郎 | 手摺用笠木 |
-
1986
- 1986-03-07 JP JP1986033639U patent/JPH0411073Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10710962B2 (en) | 2010-05-21 | 2020-07-14 | Siemens Healthcare Diagnostics Inc. | Zwitterionic reagents |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62144333U (ja) | 1987-09-11 |
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