JPH0230629Y2 - - Google Patents
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- JPH0230629Y2 JPH0230629Y2 JP5311385U JP5311385U JPH0230629Y2 JP H0230629 Y2 JPH0230629 Y2 JP H0230629Y2 JP 5311385 U JP5311385 U JP 5311385U JP 5311385 U JP5311385 U JP 5311385U JP H0230629 Y2 JPH0230629 Y2 JP H0230629Y2
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 11
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 7
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 6
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 2
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- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000003462 Bender reaction Methods 0.000 description 1
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- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
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Landscapes
- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は弯曲用型材に関し、例えば建築物のア
ーチ型窓や丸窓等の窓枠部材として利用される。
ーチ型窓や丸窓等の窓枠部材として利用される。
(従来技術)
アーチ型窓や丸窓等のようにアール状部を有す
る窓枠部材は、所要断面形状の直線状の型材を所
要の曲率に弯曲させて成形する。型材を弯曲させ
るには、弯曲する曲率と同一の半径の金型及び芯
金を用いるパイプベンダー、又は3個のロールを
用いるロールベンダーが使用されている。パイプ
ベンダーは、曲げ加工後の精度や表面の仕上がり
状態が比較的良好ではあるが、曲率を変えること
ができない専用金型となるので、金型費が高く少
量生産には不向きであるとともに、曲率半径が数
メートル以上になると大型化しすぎて実用的では
なくなる。ロールベンダーは、3個のロールの位
置を変えて曲率半径を変えることができるので、
パイプベンダーの上述の問題は解消されるのであ
るが、型材にしわ、へこみ又はふくれ等が発生し
やすく曲げ加工後の仕上がり状態が悪いという欠
点がある。
る窓枠部材は、所要断面形状の直線状の型材を所
要の曲率に弯曲させて成形する。型材を弯曲させ
るには、弯曲する曲率と同一の半径の金型及び芯
金を用いるパイプベンダー、又は3個のロールを
用いるロールベンダーが使用されている。パイプ
ベンダーは、曲げ加工後の精度や表面の仕上がり
状態が比較的良好ではあるが、曲率を変えること
ができない専用金型となるので、金型費が高く少
量生産には不向きであるとともに、曲率半径が数
メートル以上になると大型化しすぎて実用的では
なくなる。ロールベンダーは、3個のロールの位
置を変えて曲率半径を変えることができるので、
パイプベンダーの上述の問題は解消されるのであ
るが、型材にしわ、へこみ又はふくれ等が発生し
やすく曲げ加工後の仕上がり状態が悪いという欠
点がある。
例えば、アルミニウム又はその合金材料を押出
し成型してなる第3図のように断面が中空方形状
の型材21をロールベンダーによつて弯曲させる
と、内側に弯曲する内側部片22には圧縮応力
が、外側に弯曲する外側部片23には引張応力
が、またその両側の側壁部片24,24にはその
両方がそれぞれ作用し、例えば第4図に示すよう
に、内側部片22及び両側壁部片24,24が内
方へ凹んで凹み25が生じ、内側部片22が幅方
向にふくれて幅寸法Aが元の寸法よりも大とな
り、外側部片23が幅方向に縮んで幅寸法Bが元
の寸法よりも小となつて寸法形状ともに歪み、又
は第5図に示すように内側部片22にしわ26が
発生し、いずれの場合も商品価値が著しく低下
し、場合によつては成形不可能となる。
し成型してなる第3図のように断面が中空方形状
の型材21をロールベンダーによつて弯曲させる
と、内側に弯曲する内側部片22には圧縮応力
が、外側に弯曲する外側部片23には引張応力
が、またその両側の側壁部片24,24にはその
両方がそれぞれ作用し、例えば第4図に示すよう
に、内側部片22及び両側壁部片24,24が内
方へ凹んで凹み25が生じ、内側部片22が幅方
向にふくれて幅寸法Aが元の寸法よりも大とな
り、外側部片23が幅方向に縮んで幅寸法Bが元
の寸法よりも小となつて寸法形状ともに歪み、又
は第5図に示すように内側部片22にしわ26が
発生し、いずれの場合も商品価値が著しく低下
し、場合によつては成形不可能となる。
(考案が解決しようとする問題点)
本考案は上述の問題に鑑みて成されたもので、
断面が中空方形状の型材をロールベンダーで弯曲
させても、しわ、へこみ又はふくれ等が発生し難
く、曲げ加工後の仕上がり状態の悪化を可及的に
防止することを目的としたものである。
断面が中空方形状の型材をロールベンダーで弯曲
させても、しわ、へこみ又はふくれ等が発生し難
く、曲げ加工後の仕上がり状態の悪化を可及的に
防止することを目的としたものである。
(問題点を解決するための手段)
本考案の技術的手段は、内側に弯曲されるべき
内側部片、外側に弯曲されるべき外側部片、及び
これら内側部片と外側部片とを連結する両側の側
壁部片を有する断面中空方形状の型材であつて、
少なくとも前記内側部材の内面側両端部に凹部を
設けて肉薄部を形成したことを特徴とするもので
ある。
内側部片、外側に弯曲されるべき外側部片、及び
これら内側部片と外側部片とを連結する両側の側
壁部片を有する断面中空方形状の型材であつて、
少なくとも前記内側部材の内面側両端部に凹部を
設けて肉薄部を形成したことを特徴とするもので
ある。
(実施例)
以下本考案を実施例により説明する。
第1図はアルミニウム合金を押出し成型してな
る型材1の断面を示すもので、内側に弯曲される
べき内側部片2、外側に弯曲されるべき外側部片
3、及びこれら内側部片2と外側部片3とを連結
する両側の側壁部片4,4からなる中空長方形を
呈している。内側部片2及び外側部片3は互に同
一肉厚であり、また両側壁部片4,4は互に同一
肉厚であつて、内側部片2及び外側部片3は両側
壁部片4,4よりも肉厚となつている。
る型材1の断面を示すもので、内側に弯曲される
べき内側部片2、外側に弯曲されるべき外側部片
3、及びこれら内側部片2と外側部片3とを連結
する両側の側壁部片4,4からなる中空長方形を
呈している。内側部片2及び外側部片3は互に同
一肉厚であり、また両側壁部片4,4は互に同一
肉厚であつて、内側部片2及び外側部片3は両側
壁部片4,4よりも肉厚となつている。
内側部片2及び外側部片3の内面側両端部に
は、断面が半円状の凹部5,5,6,6が型材1
の長手方向全域に設けられており、内側部片2及
び外側部片3は凹部5,6の部分において他の部
分よりも肉薄の肉薄部7,7,8,8が形成され
ている。
は、断面が半円状の凹部5,5,6,6が型材1
の長手方向全域に設けられており、内側部片2及
び外側部片3は凹部5,6の部分において他の部
分よりも肉薄の肉薄部7,7,8,8が形成され
ている。
上述の構成の型材1を内側部片2が内側になる
ようにロールベンダーで弯曲させた場合について
説明する。型材1を弯曲させると、内側部片2は
圧縮応力を受け、外側部片3は引張応力を受け
て、いずれも第2図の中央線Cの方へ移動しよう
とする。仮に凹部5,6が無い場合は、内側部片
2及び外側部片3は、その各両側で側壁部片4,
4により移動が行われ難いように支持されている
ため、各中央部分D,E、特に圧縮応力受ける内
側部片2の中央部分Dのみが移動して変形し、へ
こみやしわが発生するのであるが、本実施例の型
材1では、凹部5,6が設けられてこの部分が他
の部分よりも強度的に弱い肉薄部7,8が形成さ
れているため、肉薄部7,8が僅かではあるが伸
びて変形し、これによつて内側部片2及び外側部
片3に加わる応力が逃げて軽減され、内側部片2
及び外側部片3は、それらが全体的に中央線Cの
方へ移動するもへこみやしわがほとんど発生しな
い。また、内側部片2は長さ方向の圧縮応力によ
り幅方向(矢印F方向)にふくれようとするが、
上述のように内側部片2が中央線C側に僅かに移
動し、肉薄部7が伸びることによつてふくれを吸
収し、したがつて両側壁部片4に作用する矢印F
方向の応力が軽減され、これにより第4図に示す
ようなへこみ25がほとんど発生しなくなる。
ようにロールベンダーで弯曲させた場合について
説明する。型材1を弯曲させると、内側部片2は
圧縮応力を受け、外側部片3は引張応力を受け
て、いずれも第2図の中央線Cの方へ移動しよう
とする。仮に凹部5,6が無い場合は、内側部片
2及び外側部片3は、その各両側で側壁部片4,
4により移動が行われ難いように支持されている
ため、各中央部分D,E、特に圧縮応力受ける内
側部片2の中央部分Dのみが移動して変形し、へ
こみやしわが発生するのであるが、本実施例の型
材1では、凹部5,6が設けられてこの部分が他
の部分よりも強度的に弱い肉薄部7,8が形成さ
れているため、肉薄部7,8が僅かではあるが伸
びて変形し、これによつて内側部片2及び外側部
片3に加わる応力が逃げて軽減され、内側部片2
及び外側部片3は、それらが全体的に中央線Cの
方へ移動するもへこみやしわがほとんど発生しな
い。また、内側部片2は長さ方向の圧縮応力によ
り幅方向(矢印F方向)にふくれようとするが、
上述のように内側部片2が中央線C側に僅かに移
動し、肉薄部7が伸びることによつてふくれを吸
収し、したがつて両側壁部片4に作用する矢印F
方向の応力が軽減され、これにより第4図に示す
ようなへこみ25がほとんど発生しなくなる。
したがつて、この型材1を弯曲させても、し
わ、へこみ、又はふくれ等が発生し難く、仕上が
りの外観状態は良好なものとなる。実際、第1図
における外形の縦40mm、横60mm、内側部片2及び
外側部片3の厚さ4.5mm、両側壁部片4の厚さ3.5
mm、肉薄部7,8の最小寸法2mmの型材を曲率半
径約1.6mの円弧状に弯曲させたが、内側部片2
及び外側部片3の外面両端部が僅か凸状になるも
のの、しわ、へこみ及びふくれはほとんど発生せ
ず目視による外観状態は良好なものであつた。
わ、へこみ、又はふくれ等が発生し難く、仕上が
りの外観状態は良好なものとなる。実際、第1図
における外形の縦40mm、横60mm、内側部片2及び
外側部片3の厚さ4.5mm、両側壁部片4の厚さ3.5
mm、肉薄部7,8の最小寸法2mmの型材を曲率半
径約1.6mの円弧状に弯曲させたが、内側部片2
及び外側部片3の外面両端部が僅か凸状になるも
のの、しわ、へこみ及びふくれはほとんど発生せ
ず目視による外観状態は良好なものであつた。
上述の実施例においては、内側部片2及び外側
部片3に凹部5,6に設けているが、引張応力が
作用する外側部片3の方については凹部6を省略
することも可能である。しかし、これら両方に凹
部5,6を設けることによつて、いずれの側へも
弯曲させることができるので都合が良い。断面が
長方形の型材1について説明したが、長方形でな
くとも方形状であればよく、また断面の一部が方
形状となつている型材についても本考案を適用す
ることが可能である。
部片3に凹部5,6に設けているが、引張応力が
作用する外側部片3の方については凹部6を省略
することも可能である。しかし、これら両方に凹
部5,6を設けることによつて、いずれの側へも
弯曲させることができるので都合が良い。断面が
長方形の型材1について説明したが、長方形でな
くとも方形状であればよく、また断面の一部が方
形状となつている型材についても本考案を適用す
ることが可能である。
(考案の効果)
本考案によると、断面が中空方形状の型材をロ
ールベンダーで弯曲させても、肉薄部によつて応
力が逃げ、しわ、へこみ、又はふくれ等が発生し
難く、曲げ加工後の仕上がり状態の悪化を可及的
に防止することができる。したがつて、従来は専
用のパイプベンダーを用いて弯曲加工していたも
のを、汎用性のあるロールベンダーで加工できる
ことになり、金型費が大幅に削減されるととも
に、曲率半径の大きな加工も容易に行うことが可
能となるものである。
ールベンダーで弯曲させても、肉薄部によつて応
力が逃げ、しわ、へこみ、又はふくれ等が発生し
難く、曲げ加工後の仕上がり状態の悪化を可及的
に防止することができる。したがつて、従来は専
用のパイプベンダーを用いて弯曲加工していたも
のを、汎用性のあるロールベンダーで加工できる
ことになり、金型費が大幅に削減されるととも
に、曲率半径の大きな加工も容易に行うことが可
能となるものである。
第1図は本考案の実施例の型材の断面図、第2
図は第1図の型材を弯曲するときに作用する力を
説明するための図、第3図は従来の型材の断面
図、第4図及び第5図は第3図の型材をロールベ
ンダーで弯曲加工した場合の状態を示す斜視図で
ある。 1……型材(弯曲用型材)、2……内側部片、
3……外側部片、4……側壁部片、5,6……凹
部、7,8……肉薄部。
図は第1図の型材を弯曲するときに作用する力を
説明するための図、第3図は従来の型材の断面
図、第4図及び第5図は第3図の型材をロールベ
ンダーで弯曲加工した場合の状態を示す斜視図で
ある。 1……型材(弯曲用型材)、2……内側部片、
3……外側部片、4……側壁部片、5,6……凹
部、7,8……肉薄部。
Claims (1)
- 内側に弯曲されるべき内側部片、外側に弯曲さ
れるべき外側部片、及びこれら内側部片と外側部
片とを連結する両側の側壁部片を有する断面中空
方形状の型材であつて、少なくとも前記内側部材
の内面側両端部に凹部を設けて肉薄部を形成した
ことを特徴とする弯曲用型材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5311385U JPH0230629Y2 (ja) | 1985-04-09 | 1985-04-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5311385U JPH0230629Y2 (ja) | 1985-04-09 | 1985-04-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61168287U JPS61168287U (ja) | 1986-10-18 |
JPH0230629Y2 true JPH0230629Y2 (ja) | 1990-08-17 |
Family
ID=30573668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5311385U Expired JPH0230629Y2 (ja) | 1985-04-09 | 1985-04-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0230629Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-04-09 JP JP5311385U patent/JPH0230629Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61168287U (ja) | 1986-10-18 |
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