JPH10292620A - 変形断面を有するパイプ - Google Patents

変形断面を有するパイプ

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JPH10292620A
JPH10292620A JP11035497A JP11035497A JPH10292620A JP H10292620 A JPH10292620 A JP H10292620A JP 11035497 A JP11035497 A JP 11035497A JP 11035497 A JP11035497 A JP 11035497A JP H10292620 A JPH10292620 A JP H10292620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
section
cross
bent
deformed cross
Prior art date
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Pending
Application number
JP11035497A
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English (en)
Inventor
Kyo Yoshida
吉田  京
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KIYANPETSUKUSU KOGYO KK
Original Assignee
KIYANPETSUKUSU KOGYO KK
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Publication date
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 肉厚をできるだけ薄くし、かつ耐荷重強度を
向上させ得る形状に成形した。 【解決手段】 断面が円形をなすパイプをロール成形機
に通過させて、矩形断面における短手側の対向し合う2
つの面12A,12Bは、その対向離間距離を一定に保
持した状態で何れもクランク状に折曲成形される。また
長手側の対向し合う2つの面14A,14Bは、折曲成
形することなく平行に保持して変形断面になっている。
これにより肉厚が薄い状態でパイプ自体の耐荷重強度を
向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はパイプに関し、更
に詳細には、各種枠体を構成する支持部材として使用さ
れるものであって、耐荷重性を向上させ得るようにした
パイプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガラスドアの枠材や脚立等の足掛け部を
形成する枠材として変形断面に成形されたパイプが使用
されている。このパイプとしては、スチール材等に比べ
て展延性の大きいアルミニウム合金を、所定の形状に型
抜きしたダイスに通して引抜くことにより、例えば矩形
状やその他の複雑な断面形状に成形することが一般的に
行なわれている。これらのうち、アルミサッシのように
複雑な形状に成形する必要がない場合には、スチール材
を成形する際に行なうのと同様に、アルミニウム合金を
所定の厚みにまで圧延した後、これを成形ラインに沿っ
て複数のローラを配設したロール成形機(図示せず)に通
すことにより所要の形状に押圧成形される。これによ
り、例えば図6に示す如く、長手方向に対する断面が矩
形状に成形された変形断面を有するパイプ24が得られ
ることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、前記
変形断面を有するパイプ24は薄く圧延された後に所定
の形状に成形されるが、その部材自体としては、図に示
す如く、屈曲端部となる部分が所定位置において相互に
当接されることになる。これを換言すれば、長手方向に
沿って該パイプ24の周断面に切れ目が生じている状態
であるために、殊に長手方向と直交する方向に掛かる荷
重に対しては、それに充分に耐えるだけの強度を確保し
難くなると共に、経時的に屈曲変形してしまうと云った
ことが懸念される。従ってこの場合における強度向上の
手段としては、パイプ24自体の肉厚を持たせることが
その解決策として考えられるが、これによって一回の成
形に使用されるべき材料もその分だけ必然的に多く必要
となり、結果的に製造コストの上昇を招来することにな
る。
【0004】
【発明の目的】この発明は、前述した欠点に鑑み、これ
を好適に解決するべく提案されたものであって、肉厚を
できるだけ薄くし、かつ耐荷重強度を向上させ得る形状
に成形した変形断面を有するパイプを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を好適に達成するため本発明は、断面が円形をな
すパイプをロール成形機に通過させて、矩形断面におけ
る短手側の対向し合う2つの面は、その対向離間距離を
一定に保持した状態で何れもクランク状に折曲成形する
と共に、長手側の対向し合う2つの面は、折曲成形する
ことなく平行に保持して変形断面に構成したことを特徴
とする。
【0006】また前記課題を克服し、所期の目的を好適
に達成するため本願の別の発明は、断面が円形をなすパ
イプをロール成形機に通過させて、矩形断面における短
手側の対向し合う2つの面は、その対向離間距離を一定
に保持した状態で何れもクランク状に折曲成形すると共
に、長手側の対向し合う2つの面は、折曲成形すること
なく平行に保持して変形断面のパイプを構成し、この変
形断面に係るパイプを足場等の各種枠体の枠材として使
用するようにしたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明に係る変形断面を有す
るパイプにつき、好適な実施例を挙げて添付図面を参照
しながら以下説明する。この変形断面を有するパイプ
(以下 単に「パイプ」と云う)10は、予め断面円形に成
形されたパイプフレームをロール成形機等を介して矩形
断面状に押圧成形したものであって、図1に示すよう
に、短手側の対向し合う2つの面12A,12Bは、そ
の対向離間距離を一定に保持した状態で何れもクランク
状に折曲成形すると共に、長手側の対向し合う2つの面
14A,14Bは、折曲成形することなく平行に保持し
て変形断面になっている。このうちパイプ10の両短手
面12A,12Bに形成されるクランクは、一方の短手
面12Aが、その短手方向に延在する部分の略中央に設
けられており、これによって一方の短手面12Aに、第
1段部12aおよび第2段部12bが所要の高低差でも
って夫々形成される。
【0008】また前記一方の短手面12Aと対向する前
記他方の短手面12Bには、前述した如く、その短手方
向に延在する部分の略中間においてクランク状に折曲成
形され、これによって他方の短手面12Bに第3段部1
2cおよび第4段部12dが形成されることとなる。な
お第1段部12aと第2段部12bとの高低差は、両段
部12a,12bがパイプ断面の短手方向に延在する長
さと同一あるいは若干小さい寸法に設定される。また第
3段部12cと第4段部12dは、この第1段部12a
と第2段部12bとの高低差と一致される。更に一方の
短手面12Aと他方の短手面12Bは、一方の長手面1
4Aから他方の長手面14Bに向って同一の方向に段差
が付されており、これにより該パイプ10は、その中心
位置を基点として一方の短手面12Aと他方の短手面1
2Bが点対称に位置する形状となる。
【0009】前記パイプ10を成形するに際しては、図
2に示すように、一般的に使用されるロール成形機16
が好適に使用される。この成形機自体は従来から使用さ
れている機構であって、成形ラインに沿って一定方向に
整列された成形ロール18が複数配設されている。この
各成形ロール18はそのライン上流側から下流側に向け
て径寸法が次第に大きくなっており、図に示す如く、下
流側に行くに従って該ロール18に挿通されたパイプ材
等の被成形材11を、順次所定の形状に成形するよう構
成されている。なおこの被成形材11としては、例えば
引抜きによって断面円形に成形されたパイプフレームが
挿通され、この被成形材11の周面部が押圧されること
になる。
【0010】図3は、前記ロール成形機16で押圧成形
されたパイプ10の好適な使用例を示すもので、該パイ
プ10が、建物の建築現場で使用される組立て式の足場
における外枠を構成している。この場合、前記ロール成
形機16で成形された長尺なパイプ10が同一長さでも
って2本裁断成形される。そして該パイプ10を、図4
に示す如く、前記両長手面14A,14Bを垂直方向に
位置させた状態で所定間隔離間して並列に配置すると共
に前記一方の短手面12Aを上方に位置させ、第1段部
12aよりも相対的に低い位置にある第2段部12bを
相互に向き合うよう配置する。この状態で該パイプ10
の長手方向両端部に、各パイプ10の離間幅と略同一の
長さに寸法設定された断面コ字状の受け金具20を取付
けることにより、図に示す如く、組立て式の足場を構成
する枠体が基本的に形成される。この足場の外枠が組付
けられた際に、一方の短手面12Aの第1段部12aお
よび両受け金具20,20とで画成される部分には、そ
の区画の大きさに適合する寸法に設定されたメッシュ状
の防護体22が、図4の想像線で示すように、両第1段
部12a,12aの上面と、各パイプ10,10の中間位
置に配設される別の支持部材23の上面に当接する状態
で取付けられることになる。なおパイプ10の使用例と
してはこの組立て式の足場に限定されるものではなく、
パイプが使用される器材全搬に亘って好適に採用できる
ことは勿論である。
【0011】更に前記パイプ10は、前記段差を、前記
一方の短手面12Aおよび他方の短手面12Bを複数に
分割し得る位置に設定することもできる。この場合に
は、図5(a)に示すように、前記一方の短手面12Aを
三分割すると共に、中央に位置する第5段部12eをそ
の両側に位置する第6段部12fよりも突出させて凸状
に成形する。また一方の短手面12Aに対する他方の短
手面12Bも三分割し、その中央に位置する第7段部1
2gをその両側に位置する第8段部12hよりもパイプ
10の外方に突出させて凸状としている。更に図5(b)
は、凸状に成形した各短手面12A,12Bを凹状にし
たものである。すなわち中央に位置する第5段部12e
をその両側に位置する第6段部12fよりもパイプ10
の内方に位置させて凹状とする。また一方の短手面12
Aに対する他方の短手面12Bも三分割し、その中央に
位置する第7段部12gをその両側に位置する第8段部
12hよりもパイプ10の内方に押圧して同じく凹状と
する。なおパイプ10の形状としてはこれらに限定され
ることはなく、耐荷重性が向上するものであればその他
の形状であってもよいことは勿論である。
【0012】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明の変形断面
を有するパイプでは、予め断面円形に引抜き成形したパ
イプをロール成形機に通して短手面と長手面を押圧成形
すると共に、一方の短手面および他方の短手面の所要位
置にクランクを形成することにより、必要以上に肉厚を
設けることなく、パイプ自体の耐荷重強度を格段に向上
させ得ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る変形断面を有する
パイプを示す正面図および一部側面図である。
【図2】実施例に係るパイプの成形過程を、概略的なロ
ール成形機と共に示す正面図である。
【図3】実施例に係るパイプの使用状態を示す斜視図で
ある。
【図4】図3における4−4線断面図である。
【図5】本発明の別実施例に係るパイプを示す正面図で
ある。
【図6】従来技術に係るパイプを示す正面図および一部
側面図である。
【符号の説明】
12A 一方の短手面 12B 他方の短手面 14A 一方の長手面 14B 他方の長手面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が円形をなすパイプをロール成形機
    に通過させて、矩形断面における短手側の対向し合う2
    つの面(12A,12B)は、その対向離間距離を一定に保持し
    た状態で何れもクランク状に折曲成形すると共に、 長手側の対向し合う2つの面(14A,14B)は折曲成形する
    ことなく平行に保持したことを特徴とする変形断面を有
    するパイプ。
  2. 【請求項2】 断面が円形をなすパイプをロール成形機
    に通過させて、矩形断面における短手側の対向し合う2
    つの面(12A,12B)は、その対向離間距離を一定に保持し
    た状態で何れもクランク状に折曲成形すると共に、 長手側の対向し合う2つの面(14A,14B)は、折曲成形す
    ることなく平行に保持して変形断面のパイプを構成し、
    この変形断面に係るパイプを足場等の各種枠体の枠材と
    して使用するようにしたことを特徴とする変形断面を有
    するパイプ。
JP11035497A 1997-04-11 1997-04-11 変形断面を有するパイプ Pending JPH10292620A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4729217B2 (ja) * 1999-10-29 2011-07-20 株式会社シーデーエスニュースチールホームズインターナショナル 構造部材
KR101679623B1 (ko) * 2015-10-13 2016-12-13 주식회사 윤성스틸 고강도 주름관
KR200486454Y1 (ko) * 2017-09-22 2018-05-21 승주건설 주식회사 Rc보용 거푸집 보강대

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4729217B2 (ja) * 1999-10-29 2011-07-20 株式会社シーデーエスニュースチールホームズインターナショナル 構造部材
KR101679623B1 (ko) * 2015-10-13 2016-12-13 주식회사 윤성스틸 고강도 주름관
KR200486454Y1 (ko) * 2017-09-22 2018-05-21 승주건설 주식회사 Rc보용 거푸집 보강대

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