JPS6032899Y2 - 曲管成形装置 - Google Patents

曲管成形装置

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JPS6032899Y2
JPS6032899Y2 JP11388780U JP11388780U JPS6032899Y2 JP S6032899 Y2 JPS6032899 Y2 JP S6032899Y2 JP 11388780 U JP11388780 U JP 11388780U JP 11388780 U JP11388780 U JP 11388780U JP S6032899 Y2 JPS6032899 Y2 JP S6032899Y2
Authority
JP
Japan
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semicircular groove
pair
straight pipe
pipe material
upper mold
Prior art date
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Expired
Application number
JP11388780U
Other languages
English (en)
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JPS5737522U (ja
Inventor
龍雄 大森
Original Assignee
住友金属工業株式会社
住金機工株式会社
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Publication date
Application filed by 住友金属工業株式会社, 住金機工株式会社 filed Critical 住友金属工業株式会社
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は被加工材たとえば直管素材などを彎曲成形する
装置に関するものである。
一般にエルボ等は、彎曲坑道を内部に形成した金型と、
上記彎曲抗道内に彎曲間隙を形成すべく配備された彎曲
マンドレルとからなる成形手段あるいは一対の受金型と
上金型とからなる成形手段をもって直管素材より底形さ
れている。
ここで前者においては、数工程の加工および繰返し作業
を必要とする非能率的な作業であるとともに彎曲間隙で
の直管素材の焼付きを防止するための潤滑剤を使用しな
ければならないという問題があり、また後者においては
直接直管素材のベンディング部に外力を与えることから
その部位において座屈が生じて扁平な変形および背側肉
厚に大きな減肉現象を生皮せしめるという欠点を有して
いた。
すなわち上記後者の成形手段は通常第5図に示すように
受金型21を、所定間隙を存して回動可能で左右対象に
配置するとともにその各受金型21にはその上面が開口
して直管素材aの両端を面接触をもって保持せしめうる
半円加工溝22を形成している。
また上金型23は上記各受金型21間の中央上方に位置
するとともに、所要曲率半径をもって扇状に成形されか
つこの扇形状に沿って上記受金型21の半円加工溝22
に対向する下面が開口した半円加工溝24を形成してい
る。
そして上記左右一対の受金型21が有する各半円加工溝
22で直管素材aを両端保持するとともにこの直管素材
aに曲げ加工を施すべく上金型2°3を降下させ、外力
pをもって押圧せしめるものである。
ここにおいて、上金型23の半円加工溝24が直管素材
aの上部Sに当接した時点、換言すれば曲げ初期には、
一対の受金型21を回動させうるべき応力が働かず、そ
の半円加工溝22と直管素材aとの間で最大静荷重P/
2が発生するにとどまり、その後における上金型23の
外力pをもった押圧降下により直管素材aの彎曲が始ま
るとともに、その曲がり変化に伴なう内方接触点Cより
生ずる力で常時直管素材aの両端を面接触をもって保持
すべく一対の受金型21に回動が付与されることになる
そのため、直管素材aには、曲げ初期において上金型2
3によりその上部S当接部に座屈を生じせしめるととも
に、この状態でしかも直管素材aの曲がり変化に一対の
受金型21が同調回動せずに曲げ加工が施されることか
らその部位を大きく扁平させ、かつ一対の受金型21が
回動することに起因してその半円加工溝22と直管素材
a両端部の間には面接触による摩擦力が生じ、直管素材
aのテンション側すなわち背側には大きな引張力が働い
てその部位の肉厚を大きく減肉させていた。
このように得られた彎曲成形品のその曲げ部に大きな扁
平および減肉が生成される場合、真円に回復させるため
には、予め直管素材aの原管を製品外径よりかなり大き
なものを用いなければならないし、また原管肉厚特に引
張力が働く背側肉厚も厚くする必要があり、材料コスト
が嵩むという問題を生じせしめる結果を招くことになる
さらに近年、原子力や火力発電等の高温・高圧配管に安
全上の観点より高品質のパイプや配管部品が要求されて
いることから、特に配管曲げ部におけるエルボと配管直
管との溶接部をさせるべく直管一体エルボ等のごとき彎
曲成形品が望まれているとともにより小さな曲げ半径を
有するものが要求されている。
このような意味合いからしても上記前者のマンドレル等
を用いた成形手段は採用できず後者の成形手段に維存し
なければならないものであるが、上述のごとき問題点よ
り有効なる成形手段とは言えないものである。
このようなことから特開昭54−112371号(特願
昭53−10579−!−)として特に直管一体エルボ
等を対象とした成形方法及び装置が提案されているが、
この場合、矯正板により彎曲成形せんとする素材パイプ
(直管素材)の曲がり部を拘束しているところから扁平
生成は防止されるが、反面素材パイプ両端が一対の雌型
(受金型)により常時面接触をもって保持されているが
ため、その摩擦力が起因して曲げ部における背側には大
きな引張力が働き、余儀なく減肉を生じせしめるという
問題がある。
本考案は上述に鑑みなされたものであり、左右一対の受
金型と上金型とからなる成形手段で曲げ部における扁平
な変形および背側の減肉を生じせしめることなくエルボ
製造さらには原子力や火力発電等の配管としての直管一
体エルボ等が容易かつより小さな半径をもって彎曲加工
が施しえる成形装置を提供せんとするにあり、以下その
一実施例を示す添付図面に基づき詳細に説明する。
1は固定フレームであり、該固定フレーム1には彎曲加
工せんとする直管素材aをその長手方向全域にわたり載
置支持すべく長尺成形されかつこの長手方向に沿って上
面開口の半円加工溝2を有する左右一対の受金型3,3
′をそれぞれ枢軸4をもって回動自在でかつその回動に
際して支障をきたさぬ最小間隙りを存して隣接配備せし
めている。
5は上記一対の受金型3,3′の隣接間中央垂直線X上
でその上方に位置してたとえはプレス等のラム6下端に
取付けられた昇降自在な上金型であり、該上金型5には
第3図に示すように上記垂直中央線X上に有する軸点O
0より所定の曲率半径r1をもって成形された上記一対
の受金型3゜3′が有する半円加工溝2に対向する半円
加工溝7およびこの半円加工溝7に沿って形成される両
側縁部8に後述するごとき直管素材aの彎曲加工時にお
いて、その直管素材3両側を拘束すると同時に上記一対
の受金型3,3′に常時曲げ応力を発生させつるべく同
調回動を付与しえる偏倚突出部を成形せしめている。
すなわち軸点01より所定の曲率半径r、をもって成形
された半円加工溝7とともにこれに沿って曲率半径r2
で成形された一点鎖線Yで示すごとき両側縁部8に対し
、上記曲率半径r2でかつ垂直中央線X上に軸点01よ
り偏心量1をもって位置する偏心点02を軸として、中
央垂直線X上で最大偏倚量8を有し、かつ漸次減肉とな
る偏倚突出部9を成形してなるものである。
このように本考案の成形装置は構成してなるものであり
、次にその加工手順を示す第4図に基づき詳細に説明す
る。
まず同図イに示すように一対の受金型3,3′の半円加
工溝2に直管素材aを載置支持せしめたのち、その直管
素材aに彎曲加工を施すべく上金型5を降下させる。
ここでこの上金型5の降下に伴なうその半円加工溝7の
上記直管素材aへの嵌合直前において、偏倚突出部9に
より直管素材aの両側が拘束されると同時に一対の受金
型3,3′にはその対向面側で同図口のごとく発生する
それぞれの接触点Aをもって枢軸4を支点とした同調回
動が付与されしかもその半円加工溝2と直管素材aとに
は角度θをもって接触点Bが発生することになる。
このような状態のもとて直管素材aに彎曲加工を施すも
のであり、ここにおいて上金型5をさらに降下させて押
圧力Pをもって付与することでその半円加工溝7が直管
素材aの上部Sに当接し、それと同時に上記各接触点B
にP/2CO3θなる曲げ応力Fが働き、したがって中
央からの押圧力Pと両側からの曲げ応力Fとで同図への
ごとく直管素材aは製品へと彎曲加工されるものである
なお直管素材aの彎曲加工時において、その彎曲部は、
常に上金型5に成形された偏倚突出部9によってその両
側が拘束されていることからその部位に発生する扁平変
形応力は抑制され、扁平変形を防止するとともに、上金
型5の降下に伴なうその偏倚突出部9外周での接触点A
移動に追従した一対の受金型3,3′の回動付与により
、漸次角度θが大きくなるに起因して接触点Bに働く曲
げ応力Fが増強され、より彎曲加工を促進せしめるもの
である。
以上のように本考案の成形装置によれば、彎曲加工せん
とするその部位および側部がその加工中、上金型に成形
された偏倚突出部によって拘束され、かつ常時この偏倚
突出部による一対の受金型への同調回動付与で両側に曲
げ応力を働かせてなることから、扁平変形が無くかつ受
金型の半円加工溝での摩擦力の減少も伴ない小さな押圧
力でしかも小さな彎曲半径のもとでも積極的な彎曲加工
が施されて、直管素材より高品質なエルボさらには直管
一体エルボ等の製品を容易に得ることができるものであ
る。
ちなみに226.(F’ X 22.5’ X 350
R)’ri管エルホヲ製品として得るのに際し、従来成
形手段によれば原管寸法247.CPDX 22.0/
26.σのものを必要とするに対し本考案装置によれば
原管寸法が24.(7)DX 22.0/24.σで彎
曲加工が遠戚され、また従来において、背側の減肉率が
約15%であったものが本考案によれば8.4%の減肉
率へと好転し、しかもその成形時での疵発生もほとんど
なく、このことから彎曲加工に供される直管素材を小径
、薄肉とすることができて材料コストの低減および手入
費も95%という大幅な削減を計ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の彎曲成形装置の一実施例を
示すもので第1図はその正面図、第2図は第1図におけ
る■−■線矢視断面図、第3図は上金型の説明図、第4
図イ9口、ハは彎曲加工手順を示す説明図、第5図は従
来の成形手段を示す説明図である。 1は固定フレーム、2は半円加工溝、3,3′は一対の
受金型、5は上金型、7は半円加工溝、8は両側縁部、
9は偏倚突出部、aは被加工材、r□、r2は曲率半径
、Xは垂直中央線、Pは押圧力、Fは曲げ応力。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定フレームに回動自在に隣接配備されしかも上面に半
    円加工溝を有して被加工材を長手方向全域にわたり保持
    する左右一対の受金型と、該左右一対の受金型の隣接間
    中央垂直線上に位置し上記半円加工溝に対向して所定の
    曲率半径で底形された半円加工溝およびこの半円加工溝
    に沿って形成される両側縁部に、被加工材の彎曲加工時
    において上記左右一対の受金型に常時曲げ応力を発生さ
    せうるべく同調回動を付与しえる偏倚突出部を備えた昇
    降自在な上金型とを具備して構成したことを特徴とする
    曲管成形装置。
JP11388780U 1980-08-11 1980-08-11 曲管成形装置 Expired JPS6032899Y2 (ja)

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JP11388780U JPS6032899Y2 (ja) 1980-08-11 1980-08-11 曲管成形装置

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JP11388780U JPS6032899Y2 (ja) 1980-08-11 1980-08-11 曲管成形装置

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Publication Number Publication Date
JPS5737522U JPS5737522U (ja) 1982-02-27
JPS6032899Y2 true JPS6032899Y2 (ja) 1985-10-01

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ID=29474887

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JP5714847B2 (ja) * 2010-08-02 2015-05-07 レーリングパワー株式会社 手摺棒状部材とその加工方法及びこれに用いる曲げ加工治具

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JPS5737522U (ja) 1982-02-27

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