JPH0486252A - ハニカム材 - Google Patents

ハニカム材

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JPH0486252A
JPH0486252A JP20124490A JP20124490A JPH0486252A JP H0486252 A JPH0486252 A JP H0486252A JP 20124490 A JP20124490 A JP 20124490A JP 20124490 A JP20124490 A JP 20124490A JP H0486252 A JPH0486252 A JP H0486252A
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honeycomb
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curved
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Kunihiko Hirosaki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、例えば、平面部と、この平面部の少なくとも
一部適宜部位に、曲面部を有するハニカムパネルの芯材
、構造材等を形成するのに適したハニカム材に関する。
「従来の技術」、「発明が解決しようとする課題」 ハニカム材は、一般に、形成容易、かつ重量対強度が最
も大となる等の特徴を有するため、例えば、金属箔、ア
ラミツドペーパ等を基材として展張成形手段により形成
された略正六角形の中空柱状のセルの平面的集合体より
なるハニカム材、すなわち、通常のハニカム材が多用さ
れている。
しかし2、係る通常のハニカム材によって曲面状のハニ
カム材を形成する場合、例えば、曲面型に沿い展張力向
(若しくは展張力向に直行する方向、いわゆるリボン方
向)に湾曲せしめると、この通常のハニカム材の展張力
向(若しくはリボン方向)に直交する方向、すなわち、
リボン方向(若しくは展張方向)は反対に上方に反り返
り、鞍形状に歪むため、曲面型にフィッl−Lない。し
たがって、これを無理な力を加えてフィツトさせようと
すれば、セル壁が折損したり、或いは、接着部に剥離等
が生じるため、高品質な曲面状のハニカム材を形成する
ことはできなかった。
故に、従来、曲面状のハニカム材を形成する場合には、
曲面状に加工することが容易に可能で、かつ、高品質な
曲面を形成することができ、しかも、その形成も容易な
曲面状のハニカム材を形成するためのハニカム材として
周知の、例えば、第2図に示す如く、通常のハニカム材
を、その展張方向にさらに所定量展張、すなわち、各セ
ル10を形成するセル壁1−1の折曲角が略900をな
し、展張力向Wに縦長な略長方形の中空柱状のセル10
の平面的集合体よりなるオーバ展張ハニカム材9o或い
は、このオーバ展張ハニカム材9を、例えば、そのリボ
ン方向I7に、所定の荷重を均一に除徐に加える等、リ
ボン方向りに圧縮することによって形成された展張力向
Wの中心に括れ部8を有する平面略鼓形をなすセル6の
平面的集合体よりなる曲面形成用ハニカム材5(第1図
参照)等の曲面状ハニカム形成用のハニカム材20が、
般に用いられていた。
ところで、係る曲面状ハニカム形成用のハニカム材は、
何れも略全体が曲面部よりなる曲面状のハニカム材を形
成するために開発され、提供されているため、略全体が
曲面部よりなる曲面状のハニカム材を形成する場合には
、係る曲面状ハニヵt1形成用のハニカム材は適するが
、このハニカム材によって、例えば、平面部と、この平
面部の少なくとも一部適宜部位に曲面部を有するハニカ
ム材を形成した場合、平面部におりる適宜部位に高品質
な曲面部を有するハニカム材を形成することはできるも
のの、曲面状ハニカム形成用のハニカム材は、通常のハ
ニカムHにおける平面略正六角をなすセルを形成するセ
ル壁を、所定方向に展張、圧縮等することにより変移せ
しめて形成されているので、元の通常のハニカム材に比
し2、例えば、そのせん断強さ等の強度が低く、もって
、特に、平面部の強度が低くなることににす、その剛性
が全面的に低くなる。
ところで、係る曲面状ハニカム形成用のハニカム材によ
って、全面的な剛性が高い、平面部と曲面部とからなる
ハニカム材を形成するには、セルの密度を高くするか、
或いは、用いる基材の厚さを厚くし、平面部の強度を高
めることによって可能であるが、反面、ハニカム材の全
体重けが増加し、ハニカム材の特性たる軽量性が損なわ
れるため、例えば、より重量の軽減が要望されている宇
宙機器、航空機等の構造材等としては適さないことがあ
った。
また、他の手段として、平面部に対応する部位を、所定
の強度を有する通常のハニカム材で構成し、かつ、曲面
部を形成すべき部位を、曲面状ハニカム形成用のハニカ
ム材で構成し、両者の接続部を、接着剤を介して互いに
接着することにより形成されたハニカム材によって、こ
のようなハニカム材を形成することも実施されていた。
しかし、係る手段によって形成されたハニカム材にあっ
ては、ハニカム材そのものの全体重量が増加することは
ないが、セル、すなわち、セル壁の形状が異なるハニカ
ム材を、接着剤を介して接着することによって形成され
るので、その形成が面倒で多くの工数を要するため、ハ
ニカム材が高価となるとともに、セル壁の形状が異なる
ハニカム材を互いに強固に接着するには、例えば、接続
部近傍の互いのセルを接着剤によって埋める等により接
着するため、可なりの量の接着剤が必要であり、したが
って、依然、ハニカム材が重くなるという難点があった
本発明は、上述の事情に鑑みなされたもので、その目的
とするところは、例えば、平面部と、この平面部の少な
くとも一部適宜部位に曲面部を有するハニカム材を形成
した際、平面部の強度を何ら損なうことなく、高品質な
曲面部を形成することができ、かつ、重量も軽量で、し
かも、その形成も容易な、平面部と曲面部とからなるハ
ニカム材を形成するのに適したハニカム材を提案するこ
とにある。
「課題を解決するだめの手段」 本発明は、上記目的を達成すべくなされたもので、その
技術的解決手段は、次のとおりである。
本発明に係るハニカム材は、展張成形手段により形成さ
れた略正六角形の中空柱状のセルの平面的集合体よりな
る通常のハニカム材によって形成されている部分と、こ
の通常のハニカム材における適宜部位に位置するセルを
形成するセル壁を、所定方向に展張、圧縮等することに
より変移せしめて形成された曲面状ハニカム形成用のハ
ニカム材よりなる部分とを有してなっている。
「作用」 本発明は、上記手段よりなるので、次の如く作用する。
すなわち、本発明に係るハニカム材は、展張成形手段に
より形成された通常のハニカム材よりなる部分と、この
通常のハニカム材における適宜部位に位置するセルのセ
ル壁を、所定方向に展張、圧縮等することにより変移せ
しめて形成された曲面状ハニカム形成用のハニカム材よ
りなる部分とが一体形成されている。したがって、例え
ば、平面部と、この平面部の少なくとも一部適宜部位に
、所定曲率の曲面部を有するハニカム材を形成する場合
、予め、平面部を形成するための通常のハニカムにおけ
る曲面部を形成すべき部位に対応する位置に、形成する
曲面部に適した曲面状ハニカム形成用のハニカム材を形
成して置き、次に、所定曲率の型面を備えた曲面型に沿
って、その部分を湾曲せしめることにより、平面部にお
ける適宜部位に、容易に高品質な所定曲率の曲面部を有
するハニカム材を形成することができる。
また、このハニカム材は、平面部を形成する部位に位置
するハニカム材が、予め、設定された所定強度を有する
通常のハニカム材によって形成されているので、何ら、
平面部の強度が損なわれることはない。もって、全体的
な剛性が低くなることはない。
また、このハニカム材における曲面部を形成するための
曲面状ハニカム形成用のハニカム材は、通常のハニカム
材のセルのセル壁を、所定方向に展張、圧縮等すること
により変移せしめて形成されており、したがって、形成
にあたって、特別に接着剤等を要しないため、ハニカム
材の重量が増加することはなく、かつ、その形成も容易
である。
「実施例」 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第1図は、ハニカム材の要部の平面図である。
図において、1はハニカム材であり、このハニカム材1
は、展張成形手段により形成された通常のハニカノ・材
2、すなわち、略正六角形の中空柱状のセル3の平面的
集合体よりなるハニカム材と、図示例においては、この
通常のハニカム材2の」二下の端部に、それぞれ通常の
ハニカム材2におけるセル3を形成するセル壁4を、所
定方向に展張、圧縮等し、変移せしめることにより形成
された略鼓形の中空柱状のセル6の平面的集合体よりな
る曲面状ハニカム形成用のハニカム材20たる曲面形成
用ハニカム材5が一体形成されてなっている。
なお、Wはハニカム材1の展張方向、Lはリボン方向で
ある。
これらについて詳述すると、先ず、実施例において中央
部に位置する通常のハニカム月2は、例えば、箔状のア
ルミ材、適宜厚さのアラミツドペーパ等を基材とし、こ
れら所定枚数の基材を、互いに所定の位置関係に接着す
ることにより重着し、これを重着方向に展張する周知の
展張成形手段によって形成されており、基材よりなるセ
ル壁4により形成された所定のセルサイズ、高さを備え
た略正六角形の中空柱状のセル3の平面的集合体よりな
り、所定の強度を有してなっている。
そして、この通常のハニカム+、! 2は、重量対強度
が最も大のため、軽量性に優れ、かつ、平面精度にも優
れている。
また、図において、通常のハニカム材2における上下の
端部、すなわち、リボン方向りの端部に、それぞれその
展張方向Wに沿い、通常のハニカム材2と一体形成され
ている曲面形成用ハニカム材5は、各セル6の平面形状
がそれぞれ展張方向Wの中心部に括れ部8を有する略鼓
形をなし、これら各セル6が展張方向Wに沿ってそれぞ
れ一直線状に配列されているとともに、リボン方向りに
隣接して位置するこれら一直線状に配列された各セル6
とは、展張方向Wに交互に半ピツチずつずれて位置する
位置関係に配列されてなっている。
そして、このような構成よりなる曲面形成用ハニカム材
5を、通常のハニカム材2におけるセル3を形成するセ
ル壁4を、所定方向に展張、圧縮等し、変移せしめるこ
とによって形成するには、先ず、通常のハニカム材2に
おけるリボン方向I。
の端部、すなわぢ、曲面部を形成するための曲面形成用
ハニカム材5を形成すべき部位に位置する各セル壁4を
、展張方向Wに、さらに所定量展張、すなわち、第2図
に示す如く、各セル3におけるリボン方向りに沿って位
置していた二枚の基材よりなる剛性の高いセル壁4が、
リボン方向りに沿い、かつ対向状態を維持しつつ、互い
の間隔が開くように変移するとともに、他の一枚の基材
よりなる剛性の低いセル壁4が、それぞれ展張力向Wに
沿い、略連続して一直線状態となるまで展張することに
より、このような状態に変移したセル壁4により形成さ
れたセル壁11によって形成された展張方向Wに縦長な
略長方形のセル10の平面的集合体よりなるオーバ展張
ハニカム材9を、旦形成し、次に、このオーバ展張ハニ
カム材9を、そのリボン方向りに、例えば、所定の荷重
を均一に除徐に加える等、リボン方向りに圧縮すること
により、それぞれリボン方向りに沿って位置していた二
枚の基材よりなる剛性の高いセル壁11は、特に、リボ
ン方向り間の間隔が大きく縮まるように変移する。
この剛性の高いセル壁1−1の変移に伴い、展張方向W
に沿い略−直線状に位置していた一枚の基材よりなる剛
性の低いセル壁1−1は、剛性の高いセル壁11との接
続端部でそれぞれ折曲され、各セル10における展張方
向Wの中心において互の間隔が縮まるように変移するこ
とにより、これら変移したセル壁11により形成された
セル壁7によって形成された展張方向Wの中心部に括れ
部8を有する略鼓形をなすセル6の平面的集合体よりな
る曲面形成用ハニカム材5が、通常のハニカム材2と連
続状態に一体形成される。
したがって、容易に、通常のハニカム材2おけるリボン
方向りの端部に、展張方向Wに沿い所定幅の曲面形成用
ハニカム材5からなる曲面状ハニカム形成用のハニカム
材20を形成することができる。
なお、第1図に示す実施例においては、通常のハニカム
材2におけるリボン方向りの両端部に曲面形成用ハニカ
ム材5が形成されているが、曲面形成用ハニカム材5を
形成する部位については、実施例に限定されるものでは
なく、例えば、通常のハニカム材2におけるリボン方向
りの一方の端部のみに、或いは、中央部に形成してもよ
い。
要するに、曲面形成用ハニカム材5を形成する部位、形
成する大きさ等については、係るハニカム材1によって
、例えば、平面部と、この平面部の少なくとも一部適宜
部位に、所定の曲面部を有するハニカム材を形成する場
合、平面部に対応する部位に通常のハニカム材2が位置
するとともに、所定の曲面部を形成すべき部位に、この
曲面部を形成することができる曲面形成用ハニカム材5
からなる曲面状ハニカム形成用のハニカム材20が位置
する位置関係にハニカム材]、を形成すればよい。
このように、通常のハニカム材2におけるリボン方向り
の適宜部位に、展張力向Wに沿って形成された曲面形成
用ハニカム材5によって、リボン方向りに湾曲する所定
の曲面部を形成するには、例えば、所定曲率の型面を備
えた、曲面型に沿って、曲面形成用ハニカム材5を、そ
のリボン方向りに湾曲せしめることにより、容易に高品
質な曲面部を形成することができる。
すなわち、この曲面形成用ハニカム材5は、リボン方向
りに湾曲せしめた際、リボン方向りに沿って位置する剛
性の高いセル壁7は、リボン方向りにおいて、その間隔
が、凹曲面側で縮まり、凸曲面側で開くように変移する
。このリボンの方向りに沿って位置する剛性の高いセル
壁7の変移に伴い、展張方向Wに沿ってジグザグ状に位
置する剛性の低いセル壁7は、特に、各セル6の括れ部
8において、その間隔が、凹曲面側で太き(縮まり、凸
曲面側で大きく開くようにねじれ変形を起こしつつ変移
する。しかし、この剛性の低いセル壁7のねじれ変形は
殆どセル壁7を形成する基材の変形によって吸収される
ので、剛性の低いセル壁7が折損したり、或いは、剛性
の高いセル壁7の接着部が剥離する等の事態が生ずるこ
とはなく、容易に型面にフィツトする。もって、例えば
、曲面部の曲率が大きい場合であっても、リボン方向り
に湾曲する高品質な曲面部を形成することができる。
また、この曲面形成用ハニカム材5は、展張方向Wに湾
曲せしめた際、各セル6におけるリボン方向りに沿って
位置する剛性の高いセル壁7は、展張方向Wにおいて、
その間隔が、凹面側で縮まり、凸曲面側で開くように変
移する。このリボン方向りに沿って位置する剛性の高い
セル壁7の変移−に伴い、展張力向Wに沿ってジグザグ
状に位置する剛性の低いセル壁7は、前記、リボン方向
りに湾曲せしめた場合と同様、特に、各セル6の括れ部
8において、その間隔が、凹曲面側で大きく縮まり、凸
曲面側で大きく開くようにねじれ変形を起しつつ変移し
、このねじれ変形は殆どセル壁7を形成する基材の変形
によって吸収される。もって、展張方向Wにも高品質な
曲面部を形成することができる。
したがって、この曲面形成用ハニカム材5を、通常のハ
ニカム材2における展張方向Wの適宜部位に、リボン方
向りに沿って形成することにより、平面部を形成するた
めの通常のハニカム材2に続いて、展張力向Wに湾曲す
る高品質な曲面部を形成することができる曲面形成用ハ
ニカム材5からなる曲面状ハニカム形成用のハニカム材
20が連続状態に一体形成されたハニカム材1が得られ
る。
なお、上述の実施例においては、展張方向W1リボン方
向り何れの方向に湾曲せしめた場合にも高品質な曲面部
を形成することができる曲面形成用ハニカム材5が、通
常のハニカム材2における適宜部位に連続状態に一体形
成されたハニカム材1について説明したが、通常のハニ
カム材2に、連続状態に一体形成されている曲面状ハニ
カム形成用のハニカム材20については、曲面形成用ハ
ニカム材5に限定されるものではなく、例えば、前述の
曲面形成用ハニカム材5を形成する過程で形成された第
2図に示す曲面状ハニカム形成用のハニカム材20たる
オーバ展張ハニカム材9を、通常のハニカム材2におけ
るリボン方向りの適宜部位に、展張力向Wに沿って形成
するようにしてもよい。
ところで、この展張方向Wに縦長な略長方形のセル10
の平面的集合体よりなるオーバ展張ハニカム材9は、そ
のセル10を形成するセル壁11の内、−枚の基材より
なる剛性の低いセル壁11は、展張方向Wに沿い略−直
線状に連続して位置しており、また、リボン方向りに沿
って位置する二枚の基材よりなる剛性の高いセル壁11
は、展張方向Wに交互に半ピツチずつずれて位置してい
る。
よって、係る構成よりなるオーバ展張ハニカム材9は、
リボン方向りに湾曲せしめた際、各セル10を形成する
リボン方向りに沿って位置する剛性の高いセル壁1−1
は、その間隔が、展張方向Wにおいては、凹曲面、凸曲
面側れの側においても変わらないが、リボン方向りにお
いては、凹曲面側で縮まり、凸曲面側で開くように変移
する。このリボン方向りに沿って位置する剛性の高いセ
ル壁11の変移に伴い、展張方向Wに沿い略−直線状に
連続して位置していた剛性の低いセル壁11は、特に、
セル10における展張方向Wの中心において、リボン方
向りの間隔が、凹曲面側で縮まり、凸曲面側で開くよう
にねじれ変形を起しつつ変移する。しかし、この剛性の
低いセル壁11のねじれ変形は、殆どセル壁1−1を形
成する基材の変形によって吸収されるので、剛性の低い
セル壁が折損したり、或いは、剛性の高いセル壁11の
接着部が剥離する等の事態が生ずることなく、例えば、
容易に型面にフィツトする。もって、リボン方向りに高
品質な曲面部を形成することができる。
したがって、このオーバ展張ハニカム材9を、通常のハ
ニカム材2におけるリボン方向りの適宜部位に、展張方
向Wに沿って形成することにより、平面部を形成するだ
めの通常のハニカム材2に続いて、リボン方向りに湾曲
する高品質な曲面部を形成することができるオーバ展張
ハニカム材9からなる曲面状ハニカム形成用のハニカム
材20が連続状態に一体形成されたハニカム材1が得ら
れる。
また、通常のハニカム材2を形成する際の最終段階、す
なわち、展張過程において、例えば、第3図に示す如く
、その展張を、各セル13がリボン方向りに縦長な六角
形をなす状態で中止することによって得られるアンダ展
張ハニカム材12を、通常のハニカム材2における展張
方向Wの適宜部位に、リボン方向りに沿って形成するよ
うにしてもよい。
ところで、このアンダ展張ハニカム材12は、一般には
、通常のハニカム材2を形成する過程において、その展
張量を少なくすることによって形成されるが、このアン
ダ展張ハニカム材]。2を通常のハニカム材2から形成
するには、通常のハニカム材2におけるセル3が展張方
向Wに押し潰されるように押圧力を加えて通常のハニカ
ム材2を展張方向Wに圧縮するか、或いは、通常のハニ
カム材2におけるリボン方向りに引張り力を加えて通常
のハニカム材2を、そのリボン方向に展張し、セル3を
形成するセル壁4を変移せしめることにより形成するこ
とができる。
このi常のハニカム材2のセル3を形成するセル壁4を
変移せしめることにより形成されたアンダ展張ハニカム
材12におけるリボン方向りに縦長な六角形をなすセル
13を形成するセル壁14の内、−枚の基材よりなる剛
性の低いセル壁14は、展張方向Wに沿いジグザグ状に
連続して位置しており、また、リボン方向りに沿って位
置する二枚の基材よりなる剛性の高いセル壁14は、展
張方向Wに交互に半ピツチずつずれて位置している。そ
して、剛性の高いセル壁14と剛性の低いセル壁14と
は、剛性の低いセル壁14どうしの折曲角より遥かに大
きな折曲角をもって接続されている。
よって、係る構成よりなるアンダ展張ハニカム材12は
、展張方向Wに湾曲せしめた際、各セル13をを形成す
るリボン方向りに沿って位置する剛性の高いセル壁14
は、展張方向Wにおいて、その間隔が、凹曲面側で縮ま
り、凸曲面側で開くように変移する。このリボン方向に
Lに沿って位置する剛性の高いセル壁14の変移に伴い
、展張方向Wに沿いジグザグ状に位置する剛性の低いセ
ル壁14はねじれ変形を起しつつ、主として、凸曲面側
において、剛性の低いセル壁14どうしのなす折曲角が
大きくなり、反対に、剛性の低いセル壁14と剛性の高
いセル壁14とのなす折曲角が小さくなるように変移す
る。しかし、この剛性の低いセル壁14のねじれ変形は
、上述の曲面形成用ハニカム材5、オーバ展張ハニカム
材9の場合と同様、殆どセル壁14を形成する基材の変
形によって吸収されるので、展張方向Wに高品質な曲面
部を形成することができる。
したがって、通常のハニカム材2における展張方向Wの
適宜部位に、リボン方向りに沿ってアンダ展張ハニカム
材12を形成することによって、平面部を形成するため
の通常のハニカム材2に続いて、展張力向Wに湾曲する
高品質な曲面部を形成することができるアンダ展張ハニ
カム材12からなる曲面状ハニカム形成用のハニカム材
20が連続状態に一体形成されたハニカム材1が得られ
2す る。
本発明に係るハニカム材1は、以上説明したようになっ
ている。
そこで、以下の如くなる。
すなわち、本発明に係るハニカム材1は、平面部を形成
するための略正六角形のセル3の平面的集合体よりなる
通常のハニカム材2における適宜部位に、そのセル3を
形成するセル壁4を、展張方向W1リボン方向り等所定
方向に、展張、圧縮等することにより変移せめて形成さ
れた曲面部を形成するための曲面形成用ハニカム材5、
オーバ展張ハニカム材9、アンダ展張ハニカム材12等
からなる曲面状ハニカム形成用のハニカム材20が、連
続状態に一体形成されている。したがって、このハニカ
ム材1によって平面部における適宜部位に曲面部を有す
るハニカム材を形成した場合、平面部の強度を何ら損う
ことなく、平面部の適宜部位に、高品質な曲面部を有す
るハニカム材を形成することができる。しかも、このハ
ニカム材1は、その重量が軽量であるとともに、その形
成も容易である。
「発明の効果」 以」二詳述した如く、本発明に係るハニカム材にあって
は、次の効果を発揮する。
すなわち、この発明のハニカム材は、展張成形手段によ
り形成された略正六角形の中空柱状のセルの平面的集合
体よりなる通常のハニカム材によって形成されている部
分と、この通常のハニカム材における適宜部位に位置す
るセルのセル壁を、所定方向に展張、圧縮等することに
より変移せしめて形成された曲面状ハニカム形成用のハ
ニカム材よりなる部分とを有してなっているので、例え
ば、平面部の少なくとも一部適宜部位に、曲面部を有す
るハニカム材を形成する場合、平面部を形成するための
通常のハニカム材における曲面部を形成すべき部位に対
応する部分に、形成する曲面部に適した曲面状ハニカム
形成用のハニカム材が位置するようにハニカム材を形成
することにより、容易に、平面部における適宜部位に高
品質な曲面部を有するハニカム材を形成することができ
る。
また、このハニカム材は、平面部を形成するための部位
が所定の強度を有する通常のハニカム材よりなっている
ので、何ら平面部の強度が損われることはない。さらに
、このハニカム材における曲面部を形成するための部位
に位置する曲面状ハニカム形成用のハニカム材は、通常
のハニカム材におけるセルを形成するセル壁を変移せし
めることによって形成されているので、その形成にあた
って、特別に接着剤等を要しないため、ハニカム材の重
量が増加することはなく、かつ、その形成も容易である
このように、この種従来例に存した問題点が一掃される
等、本発明の発揮する効果は、顕著に【。
て大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は、ハニカ
ム材の要部の平面図、第2図および第3図は、それぞれ
曲面状ハニカム形成用のハニカム材の他の実施例を示し
、第2図は、オーバ展張ハニカlい材の要部の平面図、
第3図は、アンダ展張ハニカム祠の要部の平面図である
。 1・・・・ハニカム材、2・・・・通常のハニカム材、
3・・・・セル(通常のハニカム材の)、4・・・・セ
ル壁(通常のハニカム材の)、5・・・・曲面形成用ハ
ニカム材、6・・・・セル(曲面形成用ハニカム材の)
7・・・・セル壁(曲面形成用ハニカム材の)、8・・
・・括れ部、9・・・・オーバ展張ハニカム材、10・
・・・セル(オーバ展張ハニカム材の)、11・・・・
セル壁(オーバ展張ハニカム材の)、12・・・・アン
ダ展張ハニカム材、13・・・・セル(アンダ展張ハニ
カム材の)、14・・・・セル壁(アンダ展張ハニカム
材の)、20・・・・曲面状ハニカム形成用のハニカム
材、L・・・・リボン方向、W・・・・展張方向。 特許出願人  昭和飛行機工業株式会社代  理  人
      鴨  下  正  己」

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  展張成形手段により形成された略正六角形の中空柱状
    のセルの平面的集合体よりなる通常のハニカム材によっ
    て形成されている部分と、該通常のハニカム材における
    適宜部位に位置するセルを形成するセル壁を、所定方向
    に展張、圧縮等することにより変移せしめて形成された
    曲面状ハニカム形成用のハニカム材よりなる部分とを有
    してなることを特徴とするハニカム材。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995018014A1 (fr) * 1993-12-28 1995-07-06 Hitachi, Ltd. Panneau a nid d'abeilles
JP2010000655A (ja) * 2008-06-19 2010-01-07 Mitsubishi Electric Corp ハニカムサンドイッチパネルおよびその製造方法
JP2014201102A (ja) * 2013-04-02 2014-10-27 三菱電機株式会社 ホームドア装置
JP2017132469A (ja) * 2017-04-27 2017-08-03 三菱電機株式会社 ホームドア装置

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