JPH0411080Y2 - - Google Patents

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JPH0411080Y2
JPH0411080Y2 JP1985052910U JP5291085U JPH0411080Y2 JP H0411080 Y2 JPH0411080 Y2 JP H0411080Y2 JP 1985052910 U JP1985052910 U JP 1985052910U JP 5291085 U JP5291085 U JP 5291085U JP H0411080 Y2 JPH0411080 Y2 JP H0411080Y2
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JP
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resin
pressure tank
cylindrical jig
connection port
injection
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、コンクリート建築物に生じた空隙
に樹脂を注入するための工具に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
建築物において、コンクリートの亀裂やモルタ
ル及びタイル等の浮きによる空隙が生ずると、漏
水やモルタル及びタイル等の落下が発生して危険
であるため、これら亀裂や空隙を樹脂の注入によ
つて接着させる必要がある。
上記の亀裂や空隙に対する樹脂の注入方法とし
て、大量の樹脂を注入するにはガン方式が便利で
あるが、細い空隙の場合は時間をかけて徐々に樹
脂を注入しないと効果がない。
従来、時間をかけて樹脂を注入するために使用
されている注入工具としては、例えば第3図に示
すように、樹脂を充填した蛇腹状の伸縮容器1を
合成樹脂の透明なケース2内に収納し、伸縮容器
1をばね3で加圧すると共に、伸縮容器1の注出
筒4をケース2の先端に設けたノズル5に接続
し、ノズル5を壁面6に接着した取付座金7に接
続する構造であり、ばね3の圧力で伸縮容器1内
の樹脂を押出し、これを亀裂8に注入するもので
ある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上記のような注入工具は、構成部品
点数が多く、構造が複雑で高価であると共に、注
入する樹脂量が極めて少なく、先ず大量の樹脂で
空隙を埋め、次に残つた細い空隙に樹脂を徐々に
注入するというような使用が全く不可能であり、
空隙や亀裂の条件に応じた樹脂の注入が行なえな
いという問題がある。
この考案は、上記のような問題を解決するため
になされたものであり、構造が簡単でコスト的に
安く、大量の樹脂注入から徐々に樹脂を注入する
使いわけが自由に行なえる樹脂注入工具を提供す
るのが目的である。
〔問題点を解決するための手段〕
上記のような問題点を解決するため、この考案
は、一端側に逆止弁が組込まれ他端側外周面に取
付座が設けられた筒状治具と、前記筒状治具の途
中に分岐状となるよう連通接続した内部中空の圧
力タンクとからなり、前記圧力タンクは透明な合
成樹脂を用い、一方の端部に筒状治具との接続口
を設けた容器に形成され、この接続口は圧力タン
クよりも小径となり圧力タンクの長さ方向中心線
に対して偏心した位置に設けられている構成を採
用したものである。
〔作用〕
筒状治具の取付座を壁面に接着固定し、亀裂と
連通させると共に、治具の一端側にノズルを接続
したグリスポンプで樹脂を注入する。
樹脂は逆止弁を押開いて亀裂に流れ、亀裂空隙
部に沢山の樹脂が注入されると、圧力が高くな
り、治具内の樹脂は圧力タンク内に流れ、圧力タ
ンク内の樹脂量増加で空気が圧縮を受け、圧縮タ
ンク内に所定量の樹脂が流入した状態で放置する
と、圧縮された空気圧で樹脂が徐々に押出され、
亀裂の細い部分にまで樹脂を注入することができ
る。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面の第1図と
第2図に基づいて説明する。
図示のように、樹脂注入工具は、筒状治具11
と圧力タンク12の組合せによつて構成されてい
る。
筒状治具11は、一方の端部に逆止弁13を有
するニツプル14を接続し、他方の端部に円形や
角形の取付座15が設けられ、その途中には、圧
力タンク12を連結する螺筒16が分岐状に突設
されている。
上記筒状治具11は例ば合成樹脂を用い、一端
側に金属製のニツプル14を螺合連結して形成さ
れ、取付座15には、接着剤17による固定強度
を増大させるための透孔18や、亀裂19に対し
て位置決めするための目盛20が設けられてい
る。
圧力タンク12は透明な合成樹脂等を用いて断
面円筒状で内部中空の容器に形成し、内部樹脂量
を表示する目盛21が施されていると共に、一方
の端部に連成した小径の接続口22は圧力タンク
の長さ方向中心線に対して片寄つた偏心位置に互
の周壁が円滑に連なるように設けられている。
上記接続口22は筒状治具11に対して螺合連
結すると共に、圧力タンク12の接続口22を設
けた端壁23は、接続口22に向けて下り傾斜と
なり、圧力タンク12内の樹脂を全量注出させる
ことができるようにしている。
この考案の注入工具は上記のような構成であ
り、建築物の壁面24の亀裂19が生じた部分に
取付座15を重ね、樹脂接着剤17でこれを貼付
けることにより、壁面24に筒状治具11を螺筒
16が上向きとなるように固定する。
筒状治具11の螺筒16に圧力タンク12を連
結すると共に、亀裂の壁面で開口する部分をシー
ルしておく。
この状態で筒状治具11のニツプル14にグリ
スポンプ25のノズル26を接続し、グリスポン
プ25を操作して樹脂の注入を行なう。
樹脂は逆止弁13を押開き、筒状治具11内を
通つて亀裂19に注入される。亀裂空隙が大きな
場合筒状治具11内の樹脂圧力があまり上らず、
亀裂19に対して大量の樹脂が一次注入される。
亀裂19に対して所定量の樹脂が注入される
と、筒状治具11内における樹脂圧力が高くな
り、樹脂は圧力タンク12内に流入し、タンク1
2の空気を圧縮する。
圧力タンク12内に所定量の樹脂が流入すると
グリスポンプ25による注入を停止する。
圧力タンク12内の樹脂は圧縮した空気により
加圧されているため、徐々に押出され、亀裂に対
する不充分な注入箇所の目盛り量を補強する二次
注入を行ない亀裂の細い部分にまで樹脂を完全に
注入することができる。
なお、第2図は壁面に対する樹脂の注入状態を
示し、圧力タンク12を筒状治具11の上部に位
置させることにより、圧力タンク12内の樹脂を
残すことなく押出せるようにしているが、例えば
天井や床面に対して使用する場合、圧力タンク1
2は水平の位置になるため、接続口22が最低部
になるようセツトすればよい。
〔効果〕
以上のように、この考案によると、一端に逆止
弁と他端に取付座を備えた筒状治具に圧力タンク
を分岐状に取付けたので、コンクリート建築物の
亀裂やモルタル、タイル等の空隙に対する樹脂の
注入が、グリスポンプを用いた大量注入と、圧力
タンク内空気の圧力を利用した押出し注入との二
通りを連続して行なえ、大きな亀裂や空隙に対し
てもその細部にまで確実に樹脂を注入することが
できる。
また、筒状治具と圧力タンクの組合せで構成で
き、しかも圧力タンクは、合成樹脂を用いて内部
中空の容器に形成したので、樹脂の二次注入が空
気の圧力を利用して行なえ、二次注入の圧力を得
るためにばね等を組込む必要が全くなく、従つ
て、構造が簡単で製作コストが安く、多数個を同
時に使用する場合でも経済的な負担を軽減でき
る。
更に、圧力タンクは透明な合成樹脂で形成した
ので、圧力タンク内への樹脂の流入量が目視によ
つて外部から確認でき、亀裂に樹脂を注入すると
き樹脂が圧力タンクに流入するまで供給でき、圧
力タンク内の空気圧縮による樹脂の二次注入を確
実に発生させることができると共に、圧力タンク
の接続口は圧力タンクの長さ方向中心線に対して
偏心しているので、垂直の壁面に対する樹脂の注
入だけでなく、圧力タンクを水平に配置したとき
接続口が最低部になるようセツトすれば、流入樹
脂による空気の圧縮で二次注入が可能となるの
で、水平の天井や床面に対する樹脂の注入も可能
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る樹脂注入工具の分解斜
視図、第2図は同上の使用状態を示す一部縦断正
面図、第3図は従来の樹脂注入工具を示す縦断面
図である。 11は筒状治具、12は圧力タンク、13は逆
止弁、14はニツプル、15は取付座、16は螺
筒、18は透孔、22は接続口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端側に逆止弁が組込まれ他端側外周面に取付
    座が設けられた筒状治具と、前記筒状治具の途中
    に分岐状となるよう連通接続した内部中空の圧力
    タンクとからなり、前記圧力タンクは透明な合成
    樹脂を用い、一方の端部に筒状治具との接続口を
    設けた容器に形成され、この接続口は圧力タンク
    よりも小径となり圧力タンクの長さ方向中心線に
    対して偏心した位置に設けられている建築物空隙
    への樹脂注入工具。
JP1985052910U 1985-04-08 1985-04-08 Expired JPH0411080Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985052910U JPH0411080Y2 (ja) 1985-04-08 1985-04-08

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JPS61168247U JPS61168247U (ja) 1986-10-18
JPH0411080Y2 true JPH0411080Y2 (ja) 1992-03-18

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ID=30573282

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