JP5753025B2 - 接着剤注入器 - Google Patents

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本発明は、先端部を吐出部とした管本体に接着剤を充填するための膨縮自在な袋体を取り付け、袋体内に充填した接着剤を袋体の収縮力によって吐出させるようにした接着剤注入器に関するもので、コンクリート構造物におけるクラックや鋼板接着補強部への接着剤の注入、アンカーボルトの接着固定などを行う場合に利用される。
この種の接着剤注入器としては、特許文献1に開示のものが知られている。
ここに開示されている注入器は、逆止弁を設けた接続口にゴム製チューブの一端を取り付け、チューブの他端を半球状に閉塞させたインジェクターであって、その接続口からチューブ内に接着剤を充填させた後、接続口をクラック上に固定した座金の注入口に連接させると逆止弁が後退して開状態となり、チューブの収縮力によって接着剤がクラックへ注入される構成となっている。
しかしながら、この注入器では、インジェクターの接続口側に逆止弁が設けられているため、接着剤を充填したチューブから接着剤が漏洩することはないが、追加注入をする際にインジェクターを外すと、クラック内に充填されて加圧状態となっている接着剤が逆流し、座金側から流出することになる。
また、ゴム製のチューブ内に充填された接着剤は、チューブ内で棒状の状態となっているため、接着剤が硬化時に発熱すると、チューブがゴム製であることも手伝って、熱がチューブ内に籠もってしまい、チューブ内で硬化が促進されることになる。そうすると、接着剤はクラックの表面側や座金内で早期に硬化してしまい、追加注入ができなくなる場合がある。
特開昭63−241270号公報
本発明は、先端部を吐出部とした管本体に接着剤を充填するための膨縮自在な袋体を取り付け、袋体内に充填した接着剤を袋体の収縮力によって吐出させるようにした接着剤注入器において、注入器内の接着剤の硬化時に生じる熱を効率よく放散させられるようにすることを課題としたものである。
この課題を解決するための技術的手段は、イ)先端を吐出部とし後端を接着剤充填装置との連結部とした管本体の中間部に膨縮自在な袋体を突設するための取付け部を設け、ロ)袋体を装填した取付け部の外側に偏平な密閉容器を配設し、ハ)前記連結部の下流側に逆止弁を内設したこと、である。
本発明に係る接着剤注入器は、先端を吐出部とし、後端を接着剤充填装置との連結部とした管本体の中間部に膨縮自在な袋体を突設するための取付け部を設ける構成を採用している。
接着剤注入部位に固着させた座金、パイプ、ホースなどの注入補助具に管本体を連結させ、管本体の後端部に連結させた接着剤充填装置を用いて接着剤を充填していくと、接着剤は管本体を通過して注入部位に到達し、注入された接着剤の内圧が高まるにしたがって袋体への充填が開始する。
袋体を装填した取付け部の外側には偏平な密閉容器が配設されているから、接着剤が充填される袋体は偏平な密閉容器内で膨らみ、同時に容器内の空気を圧縮することになる。このとき、袋体は、密閉容器の側壁に沿いながら膨らんで、空気は容器の反対側へ圧縮滞留させられることになる。
なお、密閉容易の全部又は一部を透明又は半透明にしておくと、袋体の膨らみ状態を視認することがきる。
注入器への接着剤の充填を停止して接着剤充填装置を外すと、接着剤充填装置の連結部の下流側で管本体に内設されている逆止弁が作動して管本体の後端部を閉塞し、次いで袋体の収縮力によって接着剤が接着剤注入部位へ注入されていく。このとき、密閉容器内で圧縮されていた空気が接着剤の吐出を促進することになる。つまり、袋内の接着剤は、袋体の収縮力と圧縮された空気の共同作業によって吐出されることになる。
密閉容器は偏平であるから外気との接触面積が大きく、袋体に充填された接着剤は、接着剤の硬化時に発生する熱を効率よく放熱させることができる。
膨縮自在な袋体としては、ゴムや樹脂からなる伸縮材料を素材としたものを好適に使用することができる。この袋体は、密閉容器に保護されながら膨縮するため、前記公知技術において用いられているゴムチューブに比べて薄肉のもの、例えばゴム風船を使用することができ、それだけ保温性も小さくなるから、一層放熱効果を大きくすることができる。
接着剤注入部位に配置固定する座金、パイプ、チューブなどの注入補助具と管本体とを一体に構成しておくと、接着剤注入器を直接接着剤注入部位に取り付けることができるから、作業性を高めることができる。
注入器内の接着剤の硬化熱を効率よく放散させられる結果、接着剤注入部位への接着剤の注入を円滑に行なえると共に接着剤の硬化を遅らせることができるから、追加注入の頻度を高めて確実な注入作業を期待することができる。
本発明に係る注入器の正面図 本発明に係る注入器を座金に連結した状態の左側面図 本発明に係る注入器の袋体の押圧力の比較試験の概略図
後端部に図示しない接着剤充填装置との連結部を設けた管本体1の中間部から、外側に向って分岐状に取付け管2を突出させている。その先端部には伸縮性を有する袋体としての小さなゴム風船5の開口部を嵌着するための取付け部3が形成してあり、ゴム風船5の取付け部の外側には図1、2で示したような偏平な容器6が取り付けてあって、ゴム風船5の外側は密閉状態となっている。
管本体1の後端部には、図示しない接着剤充填装置の連結部11を設けている。接着剤充填装置としては、公知の接着剤注入具や吐出ガンを使用することができる。
連結部11の下流側の通路には逆止弁12が配置してあって、接着剤充填装置を外すと逆止弁12が作動して通路を閉塞するようにしている。この逆止弁は、公知の逆止弁を使用することができ、その動作は、充填された接着剤の圧力を利用するものであってもよいし、バネなどの弾性体を利用したものであってもよい。
この実施形態では、弁体として前後方向に移動する球体13を用いていて、接着剤充填装置を外すと充填されている接着剤の圧力によって球体13が後退させられて通路を閉塞するようにしている。球体13の前方には連通気泡のウレタンフォーム14を配置してい留。ウレタンフォーム14は、充填された接着剤を通過させる一方で球体13がそれ以上前方へ移動することを規制している。なお、ウレタンフォームに代えて小突起や網体を設けるなど他の手段によって、接着剤の通過と球体13の移動規制を行うようにしてもよい。
図2は、接着剤注入部位に固着させる注入補助具としての座金15を管本体1の先端部に取り付けた状態を示している。
座金15を図示しない構築物の注入部位の外側に固着させ、管本体の後端側の連結部11に接着剤充填装置を連結し或いは押し当てて管本体1内に接着剤を供給すると、接着剤はそのまま前進して座金15から構築物内に注入されていく。接着剤の圧力が大きくなると、接着剤は取付け管2側へ進入し、そのままゴム風船5を膨らませながらその中に充填されていく。このとき、容器6内の空気は上部側へ押しやられて圧縮されることになる。
ゴム風船5が膨らんだ段階で接着剤充填装置による接着剤の供給を停止すると、管本体1及びゴム風船5内の接着剤は内圧を高めた状態に置かれるから、風船5の収縮力及び容器6内で圧縮させられている空気によってゴム風船5内の接着剤は管本体1の先端から継続して吐出する。
ゴム風船5が収縮すると、再び管本体1の連結部11に接着剤充填装置を臨ませて接着剤を供給し、以後同じ作業を繰り返すことになる。
なお、接着剤の供給停止のタイミングは、接着剤充填時の圧力や密閉容器6の透明部を利用した目視によって推し量ることになる。
図3は、接着剤充填装置として注射器状の接着剤充填具17を用い、シリンダー部とピストン部との間に加圧用の輪ゴム16、16を架け渡して接着剤をゴム風船5内に充填した場合におけるゴム風船の押圧力の実験装置を示したものである。(a)は充填具17のノズルにゴム風船5を直接取り付けたもの、(b)は上記管本体1の先端部を閉塞すると共に容器6の頂部を開放して取付け部に充填具17を接続したもの、(c)は上記管本体1の先端部を閉塞すると共に容器6を密閉状態に維持して取付け部に充填具17を接続したもの、である。
いずれの試験体も、1本の圧力を1Kgとした輪ゴム16を図示のように接着剤を吸引させた充填具17のシリンダー部とピストン部との間に2本架け渡して接着剤をゴム風船5に充填し、イ)加圧ゴムを2本のままにした場合、ロ)加圧ゴムを1本外した場合、ハ)加圧ゴム全部を外した場合、について、ピストンの戻り具合によって風船の押圧力を観察したものである。
表1は、上記の観察結果の一覧である。この実験から、密閉容器内にゴム風船を配置した形態の注入器におけるゴム風船の押圧力が最も大きいことが確認された。
(表1)
Figure 0005753025
1管本体、 2分岐状取付け管、 3(ゴム風船)取付け部、 5ゴム風船、 6密閉容器、 11接着剤充填装置連結部、 12逆止弁、 13球体、 14連通気泡のウレタンフォーム、 15座金、 16加圧用の輪ゴム、 17注射器状接着剤充填具

Claims (2)

  1. 先端部を吐出部とした管本体に接着剤を充填するための膨縮自在な袋体を取り付け、袋体内に充填した接着剤を袋体の収縮力によって吐出させるようにした接着剤注入器において、先端を吐出部とし後端を接着剤充填装置との連結部とした管本体の中間部に袋体を突設するための取付け部を設け、袋体を装填した取付け部の外側に偏平な密閉容器を配設し、前記連結部の下流側に逆止弁を内設した接着剤注入器。
  2. 接着剤注入部位に配置固定する注入補助具と管本体とを一体とした請求項1に記載の接着剤注入器。
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