JPH04110807U

JPH04110807U - 石貼りのエキスパンシヨンジヨイント

Info

Publication number: JPH04110807U
Application number: JP2139991U
Authority: JP
Inventors: 正堀田; 児玉一秀; 大田道広; 高田裕章; 玉蟲直哉; 市原卓也
Original assignee: 清水建設株式会社
Priority date: 1991-03-11
Filing date: 1991-03-11
Publication date: 1992-09-25
Anticipated expiration: 2006-03-11
Also published as: JP2510482Y2

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】石貼りの壁や床に設けられる隙間を体裁良く
隠蔽でき、かつ地震時等にも脱落や破壊が生じない石貼
りのエキスパンションジョイントを提供する。【構成】壁本体又は床本体に第１又は第２の取付部
１，２を固定し、保持用プレート３を止めボルト４とコ
イルスプリング６又はゴムキャップ８を介して取り付け
る。この保持用プレート３に隠蔽用石貼り板Ｓ_０を嵌着
固定し、更に背面側にスプリング１２を取り付けて第２
の取付部２に支持する。第１又は第２の取付部１，２に
目地用プレート１０を取り付けて、その端部と保持用プ
レート３の端部とで狭幅の目地を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、内壁又は床に石貼りを採用した場合のエキスパンションジョイントに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、内壁又は床を石貼り仕上げするには、図５に示すように壁本体ａに石貼り板ｂがアンカーボルトｃにより取り付けられる。この場合、地震等による構造の変位量を考慮して隙間ｄが設けられるが、この隙間を塞ぐのにホルダーｅ及びガスケットｆを介して金属製のカバーｇが取り付けられる。

【０００３】また、図６に示すように壁本体ＡにＬ型鋼を組み合わせたクランク状のアングルＢを固定し、このアングルＢにステンレス又はスチール製の型材Ｃ、Ｄを取り付けて隙間を隠蔽するようにしたものもある。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

前記のような従来のジョイント例によると、いずれも石貼りの表面に金属製のパネル（カバー又は型材）が露出して目障りとなるばかりか、地震時等に想定される構造の変位量が大きい場合にはパネルの幅が大きくなって石貼りの意匠上好ましくないことがある。更に、地震時にはジョイント部分の脱落や破壊が生じるおそれもある。

【０００５】本考案は、このような従来の問題点を解決するためになされ、石貼りの壁や床に設けられる隙間を体裁良く隠蔽でき、かつ地震時にも脱落や破壊等が生じないようにした石貼りのエキスパンションジョイントを提供することを課題としたものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この課題を技術的に解決するための手段として、本考案は、石貼りの壁又は床のコーナー部の取り合いにおいて、一方の壁又は床に固定する第１の取付部と、他方の壁又は床に固定する第２の取付部とを有し、隠蔽用石貼り板を嵌着する保持用プレートの一側が、前記第１の取付部に止めボルトとスプリングを介して取り付けられと共に、保持プレートの他側は前記第２の取付部に弾性片を介して取り付けられ、この保持用プレートと第２の取付部との間にスプリングが取り付けられ、更に第２の取付部には前記保持用プレートの端部と組み合わせて一定幅の目地を形成する目地用プレートが取り付けられたことを要旨とするものである。また、本考案は、石貼りの壁又は床の隣接部の取り合いにおいて、一方の壁又は床に固定する第１の取付部と、他方の壁又は床に固定する第２の取付部とを有し、隠蔽用石貼り板を嵌着する保持用プレートの一側が、前記第１の取付部に止めボルトとスプリングを介して取り付けられと共に、保持プレートの他側は前記第２の取付部に弾性片を介して取り付けられ、この保持用プレートと第２の取付部との間にスプリングが取り付けられ、更に前記保持用プレートの端部と組み合わせて一定幅の目地を形成する目地用プレートが、前記第１の取付部と第２の取付部にそれぞれ取り付けられたことを要旨とするものである。

【０００７】

【作用】

石貼りの壁や床の表面には、保持用プレートと目地用プレートとで形成される狭幅の目地だけが現れるので意匠的にすっきりしたものとなり、かつ地震時にはポップアップしてクッション性を発揮する構造なので、ジョイントの脱落や破壊を未然に防止することができる。

【０００８】

【実施例】

以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。図１は、本考案に係る第１の考案の第１実施例を示すもので、コーナー部における壁と壁との取り合いの場合であり、一方の壁本体Ｗ₁ にはＬ形鋼からなる第１の取付部１がアンカーボルトＡ₁ を介して固定され、他方の壁本体Ｗ₂ にはＣ形鋼を二つ合わせた方形の第２の取付部２がアンカーボルトＡ₂ を介して固定されている。

【０００９】３は溝型状の保持用プレートであり、一方の側壁に近い部分が前記第１の取付部１に止めボルト４により取り付けられ、この止めボルト４に螺合したナット５と第１の取付部１間にコイルスプリング６を設けることにより、一定以上の力が加わると保持プレート３が第１の取付部１に対して浮き上がるようにしてある。

【００１０】保持用プレート３の他方の側壁に近い部分は、前記第２の取付部２に止めボルト７で取り付けられ、中間にゴムキャップ８を介在させて保持プレート３が第２の取付部２に対して若干浮き上がるようにしてある。この保持プレート３の他方の側壁はほぼ45度に外側に開いた傾斜壁３ａになっている。

【００１１】また、保持プレート３の内部には補強と石貼り板の受止を兼ねた補助材９が前記止めボルト４、７を隠蔽するようにして取り付けられている。

【００１２】 10は目地用プレートであり、前記第２の取付部２に固定され、前記保持用プレート３の傾斜壁３ａと平行に位置する傾斜壁10ａを有し、これら二つの傾斜壁の先端で目地が形成されるようにしてある。

【００１３】 11は前記第２の取付部２に固定されたばね受け板であり、このばね受け板11と前記保持用プレート３との間にスプリング12が設けられている。

【００１４】前記保持用プレート３には、石貼り板Ｓ₀ を嵌着すると共に保持用プレート３との隙間にモルタルＭを充填して固定し、前記壁本体Ｗ₁ 側に取り付けられた石貼り壁板Ｓ₁ と、壁本体Ｗ₂ 側に取り付けられた石貼り壁板Ｓ₂ との間を塞ぐようにしてある。

【００１５】更に、前記目地用プレート３の傾斜壁３ａと目地用プレート10の傾斜壁10ａとで形成された目地には、ネオプレンゴム等の目地材13が嵌着され、石貼り板Ｓ₀ と石貼り壁板Ｓ₁ との間の隙間にはシーリング材14が嵌着されて閉塞される。

【００１６】このようにして、壁と壁とのコーナー部での取り合いがなされ、石貼り壁板Ｓ ₁ とＳ₂ との間の隙間は同じ材質の石貼り板Ｓ₀ によって閉塞され、狭幅の目地材13とシーリング材14とが外面に露出するだけであるから、内装の仕上がりが極めて体裁良くなる。

【００１７】地震時等には、石貼り板Ｓ₀ を固定した保持用プレート３が第１の取付部１及び第２の取付部２に対して弾性を有し浮き上がれる構造になっているので、衝撃等の外力を吸収若しくは緩和して石貼り内装の破壊を未然に防止することができる。また、スプリング12により保持プレート３が支持されて脱落を未然に防止できる。

【００１８】図２は、本考案に係る第１の考案の第２実施例を示すもので、床と壁との取り合いの場合であり、壁本体Ｗ₃ に第１の取付部21をアンカーボルトＡ₃ で固定し、床本体Ｆ₁ に第２の取付部22をアンカーボルトＡ₄ で固定してある。

【００１９】保持プレート23は、前記第１の取付部21に止めボルト24とナット25及びコイルスプリング26を介して取り付けると共に、第２の取付部22に止めボルト27及びゴムキャップ28を介して取り付けてある。

【００２０】更に、第２の取付部22には目地用プレート30が取り付けられてその傾斜壁30ａの先端と前記保持用プレート23の傾斜壁23ａとの先端で狭幅の目地が形成され、この目地用プレート30と第２の取付部22に固定されたばね受け板31との間にスプリング32が装着されている。

【００２２】前記保持用プレート23には床用の石貼り板ＦＳ₀ が嵌着される共に、隙間にモルタルＭが充填されて固定され、前記目地にはネオプレンゴム等の目地材33が嵌着され、石貼り板ＦＳ₀ と石貼り壁板Ｓ₃ との間の隙間にはシーリング材34が嵌着されて閉塞される。

【００２３】従って、石貼り壁板Ｓ₃ と床本体Ｆ₁ に取り付けた石貼り床板ＦＳ₁ との間の隙間は石貼り床板ＦＳ₁ と同じ材質の石貼り板ＦＳ₀ によって閉塞され、狭幅の目地材33とシーリング材34とが外面に露出するだけであるから、内装の仕上がりが極めて体裁良くなる。

【００２４】地震時等には、石貼り板ＦＳ₀ を固定した保持用プレート23が第１の取付部21 及び第２の取付部22に対して弾性を有し浮き上がれる構造になっているので、衝撃等の外力を吸収若しくは緩和して石貼り内装の破壊を未然に防止することができる。また、スプリング32により保持プレート23が支持されて位置ずれを未然に防止できる。

【００２５】図３は、本考案に係る第２の考案の第１実施例を示すもので、コーナー部ではなくて平面で隣接する壁と壁との取り合いの場合であり、地震時等の変位量を考慮して隙間をあけて設けられた壁本体Ｗ₄ 、Ｗ₅ のうち、一方の壁本体Ｗ₄ には第１の取付部41がアンカーボルトＡ₅ を介して取り付けられ、他方の壁本体Ｗ₅ には第２の取付部42がアンカーボルトＡ₆ を介して取り付けられている。

【００２６】 43は溝型状の保持用プレートであり、この場合には両側に傾斜壁43ａ、43ｂが対称的に形成され、傾斜壁43ａに近い部分は前記第１の取付部41に止めボルト44 により取り付けられ、この止めボルト44に螺合したナット45と第１の取付部41間にコイルスプリング46を設けることにより、一定以上の力が加わると保持用プレート43が第１の取付部41に対して浮き上がるようにしてある。

【００２７】保持用プレート43の他方の傾斜壁43ｂに近い部分は、前記第２の取付部42に止めボルト47で取り付けられ、中間にゴムキャップ48を介在させて保持プレート43 が第２の取付部42に対して若干浮き上がるようにしてある。

【００２８】また、保持プレート43の内部には補強と石貼り板の受止を兼ねた補助材49が前記止めボルト44、47を隠蔽するようにして取り付けられている。

【００２９】 50は目地用プレートであり、前記第１の取付部41にゴムキャップ51を介して取り付けられ、前記保持用プレート43の傾斜壁43ａと平行に位置する傾斜壁を有し、これら二つの傾斜壁の先端で第１の目地が形成されるようにしてある。

【００３０】 52も目地用プレートであり、前記第２の取付部42にゴムキャップ48を介して取り付けられ、前記保持用プレート43の傾斜壁43ｂと平行に位置する傾斜壁を有し、これら二つの傾斜壁の先端で第２の目地が形成されるようにしてある。つまり、この場合は保持プレート43の両側に目地が形成される。

【００３１】 53は前記第２の取付部42に固定されたばね受け板であり、このばね受け板53と前記保持用プレート43との間にスプリング54が設けられている。

【００３２】前記保持用プレート43には、石貼り板Ｓ₀ ′を嵌着すると共に保持用プレート 43との隙間にモルタルＭを充填して固定し、前記壁本体Ｗ₄ 側に取り付けられた石貼り壁板Ｓ₄ と、壁本体Ｗ₅ 側に取り付けられた石貼り壁板Ｓ₅ との間を塞ぐようにしてある。

【００３３】更に、前記第１、第２の目地には、ネオプレンゴム等の目地材55、56がそれぞれ嵌着されて閉塞される。

【００３４】このようにして、壁と壁との隣接部での取り合いがなされ、石貼り壁板Ｓ₄ とＳ₅ との間の隙間は同じ材質の石貼り板Ｓ₀ ′によって閉塞され、狭幅の目地材 55、56のみが外面に露出するだけであるから、内装の仕上がりが極めて体裁良くなる。

【００３５】地震時等には、石貼り板Ｓ₀ ′を固定した保持用プレート43が第１の取付部41 及び第２の取付部42に対して弾性を有し浮き上がれる構造になっているので、衝撃等の外力を吸収若しくは緩和して石貼り内装の破壊を未然に防止することができる。また、スプリング54により保持プレート43が支持されて脱落を未然に防止できる。

【００３６】図４は、本考案に係る第２の考案の第２実施例を示すもので、平面で隣接する床と床との取り合いの場合であり、地震時等の変位量を考慮して隙間をあけて設けられた床本体Ｆ₂ 、Ｆ₃ のうち、Ｆ₂ には第１の取付部61が取り付けられ、Ｆ ₃ には第２の取付部62がアンカーボルトＡ₇ を介して取り付けられている。

【００３７】 63は溝型状の保持用プレートであり、この場合も両側に傾斜壁63ａ、63ｂが対称的に形成され、傾斜壁63ａに近い部分は前記第１の取付部61に止めボルト64により取り付けられ、この止めボルト64に螺合したナット65と第１の取付部61間にコイルスプリング66を設けることにより、一定以上の力が加わると保持プレート 63が第１の取付部61に対して浮き上がるようにしてある。

【００３８】保持用プレート63の他方の傾斜壁63ｂに近い部分は、前記第２の取付部62に止めボルト67で取り付けられ、中間にゴムキャップ68を介在させて保持プレート63 が第２の取付部62に対して若干浮き上がるようにしてある。

【００３９】また、保持プレート63の内部には補強と石貼り板の受止を兼ねた補助材69が前記止めボルト64、67を隠蔽するようにして取り付けられている。

【００４０】 70は目地用プレートであり、前記第１の取付部61にゴムキャップ71を介して取り付けられ、前記保持用プレート63の傾斜壁63ａと平行に位置する傾斜壁を有し、これら二つの傾斜壁の先端で第１の目地が形成されるようにしてある。

【００４１】 72も目地用プレートであり、前記第２の取付部62にゴムキャップ68を介して取り付けられ、前記保持用プレート63の傾斜壁63ｂと平行に位置する傾斜壁を有し、これら二つの傾斜壁の先端で第２の目地が形成されるようにしてある。つまり、この場合も保持プレート63の両側に目地が形成される。

【００４２】 73は前記第２の取付部62に固定されたばね受け板であり、このばね受け板73と前記保持用プレート63との間にスプリング74が設けられている。

【００４３】更に、前記第１、第２の目地には、ネオプレンゴム等の目地材75、76がそれぞれ嵌着されて閉塞される。

【００４４】このようにして、床と床との隣接部での取り合いがなされ、石貼り床板ＦＳ₂ とＦＳ₃ との間の隙間は同じ材質の石貼り板ＦＳ₀ ′によって閉塞され、狭幅の目地材75、76のみが表面に露出するだけであるから、床面の仕上がりが極めて体裁良くなる。

【００４５】地震時等には、石貼り板ＦＳ₀ ′を固定した保持用プレート63が第１の取付部 61及び第２の取付部62に対して弾性を有し浮き上がれる構造になっているので、衝撃等の外力を吸収若しくは緩和して石貼り床の破壊を未然に防止することができる。また、スプリング74により保持プレート63が支持されて脱落や位置ずれを未然に防止できる。

【００４６】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案によれば、石貼りの内装材を取り付けるに当たり地震等の外力による変形を見込んであけられた間隔の部分にエキスパンションジョイントを取り付け、その保持用プレートに石貼り内装材と同じ材質の石貼り板を嵌着固定して隠蔽し、外面側には狭幅の目地部だけ現れるようにしたので、従来のように広幅の金属製プレートが表面に露出することはなく、体裁良く内装仕上げを行うことができ、かつ地震時にはいわゆるポップアップして衝撃や振動を吸収若しくは緩和し、ジョイント部の破壊や脱落を未然に防止することができる等の優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る第１の考案の第１実施例を示す
要部の断面図である。

【図２】同じく第１の考案の第２実施例を示す要部の
断面図である。

【図３】本考案に係る第２の考案の第１実施例を示す
要部の断面図である。

【図４】同じく第２の考案の第２実施例を示す要部の
断面図である。

【図５】従来例を示す要部の断面図である。

【図６】他の従来例を示す要部の断面図である。

【符号の説明】

１…第１の取付部、２…第２の取付部、３…保持用
プレート、３ａ…傾斜壁、４…止めボルト、５…
ナット、６…コイルスプリング、７…止めボルト、
８…ゴムキャップ、９…補助材、 10…目地用プレ
ート、 10ａ…傾斜壁、 11…ばね受け板、 12…スプ
リング、 13…目地材、 14…シーリング材、Ｗ₁ 、
Ｗ₂ …壁本体、Ａ₁ 、Ａ₂ …アンカーボルト、Ｓ₀
…石貼り板、Ｓ₁ 、Ｓ₂ …石貼り壁板、Ｍ…モルタ
ル、21…第１の取付部、 22…第２の取付部、 23…保
持用プレート、 23ａ…傾斜壁、 24…止めボルト、
25…ナット、 26…コイルスプリング、 27…止めボル
ト、 28…ゴムキャップ、 30…目地用プレート、 30
ａ…傾斜壁、 31…ばね受け板、 32…スプリング、
33…目地材、 34…シーリング材、Ｗ₃ …壁本体、
Ａ₃ 、Ａ₄ …アンカーボルト、Ｆ₁ …床本体、Ｓ₃
…石貼り壁板、ＦＳ₀ …石貼り板、ＦＳ₁ …石貼り
床板、Ｍ…モルタル、41…第１の取付部、 42…第２の
取付部、 43…保持用プレート、 43ａ…傾斜壁、 44
…止めボルト、 45…ナット、 46…コイルスプリン
グ、 47…止めボルト、 48…ゴムキャップ、 49…補
助材、 50…目地用プレート、 51…ゴムキャップ、
52…目地用プレート、 53…ばね受け板、 54…スプリ
ング、55、56…目地材、Ｗ₄ 、Ｗ₅ …壁本体、Ａ
₅ 、Ａ₆ …アンカーボルト、Ｓ₀ ′…石貼り板、Ｓ
₄ 、Ｓ₅ …石貼り壁板、Ｍ…モルタル、61…第１の取
付部、 62…第２の取付部、 63…保持用プレート、
63ａ…傾斜壁、 64…止めボルト、 65…ナット、 66
…コイルスプリング、 67…止めボルト、 68…ゴムキ
ャップ、 69…補助材、 70…目地用プレート、 71…
ゴムキャップ、 72…目地用プレート、 73…ばね受け
板、 74…スプリング、75、76…目地材、Ｆ₂ 、Ｆ₃
…床本体、Ａ₇ …アンカーボルト、ＦＳ₀ ′…石貼
り板、ＦＳ₂ 、ＦＳ₃ …石貼り床板、Ｍ…モルタ
ル。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者高田裕章東京都中央区京橋二丁目16番１号清水建設株式会社内 (72)考案者玉蟲直哉東京都中央区京橋二丁目16番１号清水建設株式会社内 (72)考案者市原卓也東京都中央区京橋二丁目16番１号清水建設株式会社内

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】石貼りの壁又は床のコーナー部の取り合
いにおいて、一方の壁又は床に固定する第１の取付部
と、他方の壁又は床に固定する第２の取付部とを有し、
隠蔽用石貼り板を嵌着する保持用プレートの一側が、前
記第１の取付部に止めボルトとスプリングを介して取り
付けられと共に、保持プレートの他側は前記第２の取付
部に弾性片を介して取り付けられ、この保持用プレート
と第２の取付部との間にスプリングが取り付けられ、更
に第２の取付部には前記保持用プレートの端部と組み合
わせて一定幅の目地を形成する目地用プレートが取り付
けられたことを特徴とする石貼りのエキスパンションジ
ョイント。
【請求項２】石貼りの壁又は床の隣接部の取り合いに
おいて、一方の壁又は床に固定する第１の取付部と、他
方の壁又は床に固定する第２の取付部とを有し、隠蔽用
石貼り板を嵌着する保持用プレートの一側が、前記第１
の取付部に止めボルトとスプリングを介して取り付けら
れと共に、保持プレートの他側は前記第２の取付部に弾
性片を介して取り付けられ、この保持用プレートと第２
の取付部との間にスプリングが取り付けられ、更に前記
保持用プレートの端部と組み合わせて一定幅の目地を形
成する目地用プレートが、前記第１の取付部と第２の取
付部にそれぞれ取り付けられたことを特徴とする石貼り
のエキスパンションジョイント。